JPH0884453A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH0884453A
JPH0884453A JP24190994A JP24190994A JPH0884453A JP H0884453 A JPH0884453 A JP H0884453A JP 24190994 A JP24190994 A JP 24190994A JP 24190994 A JP24190994 A JP 24190994A JP H0884453 A JPH0884453 A JP H0884453A
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dynamic pressure
pressure bearing
rotor hub
thrust plate
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Yoshito Oku
義人 奥
Hirokazu Fukuoka
裕和 福岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐ショック性を高め、回転精度を所定確保で
きると共に長寿命を維持できる超薄型化が可能なスピン
ドルモータを提供する。 【構成】 シャフト54と、このシャフト54に設けら
れその軸線に対し実質上垂直状をなす円盤状スラスト板
55と、このスラスト板55が僅かな間隙を介して嵌合
される円筒面形状内周部62を有しこの内周部62とス
ラスト板55の外周部との間でラジアル動圧軸受部Aを
構成するロータハブ61と、このロータハブ61にスラ
スト板55の軸線方向両面に対向するように取り付けら
れこの両面との間でそれぞれスラスト動圧軸受部B1,
B2を構成する一対の円環状スラストブッシュ66、6
7とを備え、ラジアル動圧軸受部A及び両スラスト動圧
軸受部B1,B2に潤滑剤63を介在し、スラスト板5
5に対しロータハブ61を自在に相対回転支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動圧軸受を用いたスピ
ンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スピンドルモータに用いる軸受と
しては、玉軸受が用いられているが、スピンドルモータ
の小型化、特に小外径化が進行すると、それに見合う小
外径の玉軸受を用いていたのでは、モータの組立時に内
外輪の変形が生じ易く、十分な回転精度を得ることが困
難であり、騒音や振動の問題も起こる難点がある。特に
記録媒体駆動用のスピンドルモータの場合、小外径化に
伴い高速回転が要求されるので、これらの問題が一層助
長される。
【0003】そのため、主として小形のスピンドルモー
タとして、ロータハブ部の基部の内周側に回転スリーブ
部を有し、この回転スリーブ部が軸体に外嵌されて回転
自在に支持されることにより動圧ラジアル軸受が構成さ
れたスピンドルモータが提案されている。
【0004】この種動圧軸受を採用した磁気ディスク駆
動用のスピンドルモータは、例えば図5に示すように構
成されている。即ち、図5において、磁気ディスク駆動
装置の一部をなすベース部材1は例えばアルミ合金によ
り形成されており、ベース部材1の中央部には環状に突
出したボス部2が一体に形成されている。このボス部2
には孔部3が穿設され、これにシャフト(固定軸体)4
の下端部4aが嵌め込まれて固定されている。シャフト
4は、鉄系合金材等から形成されている。
【0005】ベース部材1のボス部2の上端部外周には
ステータ5が外嵌して固定されている。ステータ5は、
電磁鋼板を複数枚積層してなるステータコア6と、ステ
ータコア6に巻回されたコイル7とから構成されてい
る。ベース部材1の下部には、フレキシブル回路基板8
が貼り付けて固定されており、この回路基板8の端部が
モータ外部へ延設されている。コイル7から引き出され
たコイル線9は、ベース部材1に穿設されたコイル線挿
通孔10を通して回路基板8に接続され、モータ外部へ
導出される。
【0006】ベース部材1に固定されたシャフト4の上
端部4bは、縮径して形成されており、その軸心部には
孔部(図示せず)が穿設され、図外の磁気ディスク駆動
装置の上側蓋体にねじ止めされ固定される。シャフト4
の上端部4b側には、半径方向外方へ全周にわたり張り
出して形成されたスラスト板11がシャフト4に一体か
つ同軸状に設けられている。
【0007】スラスト板11の上下両面には、シャフト
4の軸心に対して直交するスラスト軸受面12、13が
実質上平行に形成されており、この両スラスト軸受面1
2、13に、図示省略するが、所定の間隔で設けられた
ヘリングボーン状の動圧グルーブが周方向に形成されて
いる。スラスト板11の外周端周面には、全周にわたり
断面略V字状をなす溝14が形成されている。
【0008】シャフト4に対して回転支持されるロータ
ハブ15は、スリーブ体16、ハブ17、ロータマグネ
ット18及びスラストブッシュ19から構成されてい
る。スリーブ体16は、銅系合金等を用いて形成され、
筒状の垂下部20と、この垂下部20よりも大径でこれ
と同軸状に設けられた筒状の大径周壁21と、垂下部2
0と大径周壁21とを連結した環状基部22とから構成
される。垂下部20の内周面には、周方向に配列された
ヘリングボーン状の動圧グルーブが上下二段に設けられ
ている。
【0009】スリーブ体16の垂下部20の内周面とシ
ャフト4の外周面とは、僅かな隙間をもって軸方向に沿
って対向配置されており、この隙間にオイル等の潤滑剤
が充填されている。これにより、ロータハブ15はシャ
フト4に対して半径(ラジアル)方向に動圧軸受支持さ
れる。図5では、ラジアル動圧軸受として、動圧グルー
ブがスリーブ体16側に設けられているが、これとは逆
にシャフト4側に設けてもよい。
【0010】シャフト4に形成された環状の中間溝部4
cは、垂下部20に形成された上下二段の動圧グルーブ
間に対向し、また、シャフト4の下端部側に形成された
潤滑剤流出防止用の環状溝4dは、垂下部20の下端近
傍に対応し、その内表面が撥油処理され、潤滑剤の漏れ
を防止するように作用する。
【0011】スラストブッシュ19は略円盤状をなし、
中央部にシャフト4の縮径した上端部4aが挿通する孔
部23が穿設されている。スラストブッシュ19は、そ
の外周側においてスリーブ体16に固定されている。す
なわち、スラストブッシュ19の外周側下面がスリーブ
体16の環状基部22上に載置され、またスラストブッ
シュ19の外周面と大径周壁21の上部内周面とが当接
されて保持され、この状態で大径周壁21の上壁が軸側
へ塑性変形加工等により加締められ、スラストブッシュ
19がスリーブ体16にきつく固定される。
【0012】この時、スラストブッシュ19の下面の上
側スラスト受け面と、スリーブ体16の垂下部20の上
面の下側スラスト受け面とは、それぞれ僅かな隙間をも
ってスラスト板11の上下のスラスト軸受面12、13
に対向配置されており、このそれぞれの隙間にはオイル
等の潤滑剤が充填されている。
【0013】従って、スラストブッシュ19の上側スラ
スト受け面とスラスト板11のスラスト軸受面12、及
びスラスト板11のスラスト軸受面13と垂下部20の
下側スラスト受け面によりスラスト動圧軸受手段が構成
され、これにより、ロータハブ15を軸方向に位置規制
すると共に、動圧軸受による軸方向の回転支持を行な
う。なお、スラスト動圧軸受として、動圧グルーブがス
ラスト板11に設けられたものとは別に、スラストブッ
シュ19の下面の上側スラスト受け面及び垂下部20の
上面の下側スラスト受け面側に設けられていてもよい。
【0014】スリーブ体16の大径周壁21の外周部に
はアルミ合金等により形成されるハブ17が固定されて
おり、このハブ17の下部内周に環状のロータマグネッ
ト18が配設されている。ロータマグネット18は、大
径周壁21の下面に当接して軸方向の位置決めがなされ
ており、ステータ5に対応した高さでハブ17に固定さ
れている。なお、図示省略の磁気ディスクは、ハブ17
の外周部に嵌め込まれて装着され、下方に形成された鍔
部24にて受け止められ、図外のクランプ手段により固
定される。
【0015】ところで、近年では、パーソナルコンピュ
ータ等の機器の一層の小型化、高容量化が望まれ、それ
らに組み込まれる記録媒体(例えばハードディスク)駆
動用のスピンドルモータについても一層の小型化、高精
度化が要請されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述したスピンドルモ
ータにおいて、これをより一層小型、薄型化しようとし
た場合、シャフト4のベース部材1に対する圧入長さを
確保できなくなる。例えば、モータ高さ9mmのものを
(PCMCIAのタイプ3)、モータ高さ5mmに薄型
化する場合(PCMCIAのタイプ2)、シャフト4の
ベース部材1に対する圧入長さが3mmであったもの
が、ラジアル動圧軸受部を1つに制限したとしてもシャ
フト4の圧入長さが0.6mmとなり、耐ショック性が
極端に低下する問題が生じる。
【0017】また、モータの高さ寸法が小さくなると、
ラジアル動圧軸受部の高さ寸法も制限されるため、この
ラジアル動圧軸受部の溝加工が困難となり、回転精度が
低下すると共に、動圧軸受部の寿命低下を招く結果とな
る。さらに、モータの薄型化に伴ない、ステータ5との
兼ね合いからスラスト板とステータとを軸線方向に配置
することが困難になり、スラスト板をステータの内径部
分に配置せざるをえず、スラスト板が極端に小径化し、
スラスト方向の負荷容量が低下し、寿命低下につながる
ことになる。
【0018】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、耐ショック性を高め、回転精度を所定確保で
きると共に長寿命を維持できる超薄型化が可能なスピン
ドルモータを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るスピンドルモータにおいては、固定軸
体と、この固定軸体に設けられその軸線に対し実質上垂
直状をなす円盤状スラスト板と、このスラスト板が僅か
な間隙を介して嵌合される円筒面形状内周部を有しこの
内周部とスラスト板の外周部との間でラジアル動圧軸受
部を構成するロータハブと、このロータハブにスラスト
板の軸線方向両面に対向するように取り付けられこの両
面との間でそれぞれスラスト動圧軸受部を構成する一対
の円環状スラストブッシュとを備え、ラジアル動圧軸受
部及び両スラスト動圧軸受部に潤滑剤を介在し、スラス
ト板に対しロータハブを自在に相対回転支持したことを
特徴としている。
【0020】この場合、ラジアル動圧軸受部及び両スラ
スト動圧軸受部を互いに連通し、潤滑剤をラジアル動圧
軸受部及び両スラスト動圧軸受部に連続して介在させて
もよく、また、固定軸体をベースまたはブラケットに設
けられた環状ボス部の内周部に圧入固定し、環状ボス部
の外周にステータを外嵌し、ロータハブにステータの外
周面に対向するようにロータマグネットを設けるように
するのがよい。
【0021】さらに、ラジアル動圧軸受部と両スラスト
動圧軸受部とのそれぞれの間に各動圧軸受部における隙
間より大きい空間を形成し、ラジアル動圧軸受部及び両
スラスト動圧軸受部にそれぞれ独立して潤滑剤を介在す
るようにしてもよい。特にこの場合、一対のスラストブ
ッシュの外周部に、両空間を動圧軸受部外に開放する切
り欠き部を形成するのがよい。
【0022】
【作用】固定軸体に設けられた円盤状スラスト板の軸線
方向両面においてスラスト動圧軸受部を構成する一方、
このスラスト板の外周部を利用してロータハブの円筒面
形状内周部との間でラジアル動圧軸受部を構成するた
め、固定軸体に直接ラジアル動圧軸受部を構成する必要
がなく、固定軸体の軸方向長さを縮小化できるだけでな
く、この固定軸体のベース部材等に対する固定代つまり
圧入長さを所定確保できる。
【0023】同時に、スラスト板の軸線方向の幅を所定
確保してラジアル動圧軸受部の長さ寸法を比較的長くす
ることが可能であるため、ラジアル動圧軸受部の溝加工
の精度を高めることができ、回転精度向上並びに長寿命
化が図れる。
【0024】また、ラジアル動圧軸受部及び両スラスト
動圧軸受部を互いに連通し、潤滑剤をラジアル動圧軸受
部及び両スラスト動圧軸受部に連続して介在させれば、
両スラスト動圧軸受部を半径方向に広くとることがで
き、より安定したスラスト支持が行える。さらに、固定
軸体をベースまたはブラケットに設けられた環状ボス部
の内周部に圧入固定し、環状ボス部の外周にステータを
外嵌する構成にすれば、ステータは大径かつ偏平構成に
することで所定磁気回路を構成することが可能になり、
スラスト板とステータとを軸線方向に配置でき、従っ
て、スラスト板を比較的大径化でき、スラスト負荷容量
を増加することができる。
【0025】一方、ラジアル動圧軸受部と両スラスト動
圧軸受部とのそれぞれの間に各動圧軸受部における隙間
より大きい空間を形成した場合、一対のスラストブッシ
ュの外周部に切り欠き部を形成するようにすれば、スラ
ストブッシュに微小径の孔加工を施すことなくこの両空
間を動圧軸受部外に容易に開放することができ、この切
り欠き部はスラストブッシュのプレス加工時に同時に形
成でき、高精度の孔明け加工を不要にでき、製作が容易
になる。
【0026】
【実施例】本発明の実施例につき、図1〜図4を参照し
て説明する。図1及び図2は、第1の実施例のディスク
回転用スピンドルモータを示したものである。
【0027】磁気ディスク駆動装置のベース部材に取り
付けられるブラケット51には、その環状凹部52の中
央に環状ボス部53が固定され、この環状ボス部53の
内周部に固定軸体となるシャフト54のほぼ下半部が圧
入固定されている。なお、ブラケット51はベース部材
それ自身であってもよい。
【0028】シャフト54の上半部のほぼ中央部には、
その軸線に対し実質上垂直状をなす円盤状のスラスト板
55が圧入等により一体に設けられている。シャフト5
4及びスラスト板5は例えばステンレス鋼からなる。こ
のスラスト板55の上下両面には、内周部寄りに外周か
ら内周にいくに従い深くなる環状のテーパ溝部56、5
7が同心状に形成され、スラスト板55の上下両面のテ
ーパ溝部56、57より外側に図2に示すように上側ス
ラスト軸受面58、下側スラスト軸受面59がそれぞれ
形成されると共に、スラスト板55の外周面にラジアル
軸受面60が形成されている。
【0029】スラスト板55の外周側には、このスラス
ト板55に対してスラスト方向及びラジアル方向に動圧
軸受支持されたロータハブ61が配置されている。この
ロータハブ61は、鉄系金属等からなり後述するステー
タを覆う逆皿状に形成され、この内周部分にスラスト板
55が僅かな間隙を介して嵌合される円筒面形状内周部
62を有し、この内周部62の内周面にヘリングボーン
状の動圧発生溝が形成されている。そして、この内周部
62の内周面とスラスト板55のラジアル軸受面60と
の間に流体潤滑剤63が充填され、ラジアル動圧軸受部
Aが構成されている。
【0030】ロータハブ61の内周部62の上下外周寄
りにはかしめ用の環状壁64、65が一体に設けられ、
この両環状壁64、65の内周部にそれぞれ円環板状の
スラストブッシュ66、67が、それぞれの外周部を前
記内周部62の上下面に当接させて内嵌され、環状壁6
4、65を周方向複数箇所スラストブッシュ66、67
側にかしめることにより両スラストブッシュ66、67
がロータハブ61に固定されている。
【0031】これらスラストブッシュ66、67は、例
えば銅合金により構成され、同一部品からなり、部品の
共通化が図られており、これらがスラスト板55の軸線
方向両面に対向するように配置されている。スラスト板
55の上側スラスト軸受面58及び下側スラスト軸受面
59に対向するスラストブッシュ66、67の面にはポ
ンプアウト作用をなすスパイラル状の動圧発生溝が形成
され、スラスト板55とスラストブッシュ66、67と
の間にそれぞれ流体潤滑剤63が充填され、スラスト動
圧軸受部B1、B2が構成されている。なお、両スラス
トブッシュ66、67は同一部品からなっているが、そ
の動圧発生溝の方向は逆向きにであり、両スラストブッ
シュ66、67を向かい合わせたときに同一方向にな
る。
【0032】ラジアル動圧軸受部A及び両スラスト動圧
軸受部B1、B2は相互に連通され、これに連続的に潤
滑剤63が充填され、スラスト板55に対しロータハブ
61が自在に相対回転支持される。すなわち、シャフト
54に対してロータハブ61が回転されると、両スラス
ト動圧軸受部B1、B2に充填されている潤滑剤63は
スラストブッシュ66、67の動圧発生溝つまりスパイ
ラル状溝に従って外周方向に移送され、動圧発生部Aの
潤滑剤63と共に動圧軸受部B1、B2の潤滑剤63に
圧力が加わり、スラスト板55に対してロータハブ61
が、両スラストブッシュ66、67を介してスラスト方
向に支持される。さらに、ラジアル動圧軸受部Aに充填
されている潤滑剤63は内周部62の動圧発生溝つまり
ヘリングボーン状溝に従ってその中心部に移送され、こ
の部分の圧力が高まり、スラスト板55に対してロータ
ハブ61がラジアル方向に支持される。
【0033】ここで、両スラスト動圧軸受部B1、B2
に充填されている潤滑剤63は、ロータハブ61の回転
時は前述したポンプアウト作用により外周方向に移送さ
れるため、問題はないが、モータ停止時は、潤滑剤63
にポンプアウト作用が働かないため、潤滑剤63の漏出
の危険が生じる。しかしながら、前述の構成では、スラ
スト板55の上下両面における動圧軸受部B1、B2よ
り内周側には環状のテーパ溝部56、57が同心状に形
成され、スラストブッシュ66、67との間の隙間が徐
々に大きくなっているため、潤滑剤63はその表面張力
により動圧軸受部B1、B2内に保持され、いわゆるテ
ーパシールにより潤滑剤63の漏れが防止されている。
【0034】なお、スラストブッシュ66、67内周部
にはスラスト板55のテーパ溝部56、57に遊嵌する
環状突部68、69が突設されている。これは外部から
の衝撃により万が一動圧軸受部B1、B2内の潤滑剤6
3が内周方向に飛散しても、環状突部68、69が障壁
になり、潤滑剤63が容易に外部に飛散しないようにす
るためのものである。
【0035】前記環状ボス部53の外周には偏平状のス
テータ70が外嵌されている。このステータ70は、ス
テータコア71とこのステータコア71の各ティースに
巻回されたコイル72とからなる。前記ロータハブに
は、ステータ70の外周面に対向するように円環状のロ
ータマグネット73が、絶縁性スペーサ74により高さ
調節されて設けられている。ステータコア71のティー
ス部分には、ダミーコア75が固着されている。
【0036】このような構成のスピンドルモータにあっ
ては、シャフト54に固定したスラスト板55の外周面
を利用し、この外周面をラジアル軸受面60としてロー
タハブ61の内周部62との間でラジアル動圧軸受部A
を構成するようにしたので、従来のようにシャフト周面
を直接使用してラジアル動圧軸受部を構成する必要がな
く、シャフト54にはスラスト板55を固定するのみで
よくなる。従って、当該スピンドルモータを超薄型化さ
せた場合であっても、シャフト54のボス部53に対す
る圧入長さを所定確保でき、耐ショック性を高めること
ができる。
【0037】また、ラジアル動圧軸受部Aをスラスト板
5の外周に設けたことにより、この軸受部を大径化する
ことができ、ラジアル軸受面60及び内周部62の内周
面並びにヘリングボーン状動圧発生溝の加工精度を高め
ることが可能になり、特に、内周部60の内径の加工精
度アップによりラジアル動圧軸受部Aのクリアランスを
詰めることができ、回転精度を高めることができる。そ
の上、ロータハブ61の内径を大きくすることができる
ため、ロータハブ61をワンチャックで表裏一体加工す
ることが可能になり、加工効率も高まるものである。
【0038】さらに、スラスト板55の形状がステータ
70に影響を受けないため、モータの薄型化によってス
ラスト板55が小径化されることはなく、所要の外径を
確保でき、従って、スラスト負荷容量を増加でき軸受寿
命を高めることができる。
【0039】なお、前記実施例において、ラジアル動圧
軸受部Aのヘリングボーン状動圧発生溝は、ロータハブ
61の内周部62の内周面に形成する以外にスラスト板
55のラジアル軸受面60に形成するようにしてもよ
い。また、スラスト動圧軸受部B1、B2の動圧発生溝
はスラスト板55の上側スラスト軸受面58及び下側ス
ラスト軸受面59に形成されていてもよい。さらに、ス
ラスト動圧軸受部B1、B2の動圧発生溝は、スパイラ
ル状に限らずヘリングボーン状であってもよい。
【0040】つぎに、本発明の第2の実施例につき、図
3及び図4を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて前記と同一符号のものは同一もしくは相当するもの
を示すものとする。
【0041】ボス部53に圧入固定されたシャフト54
の上半部のほぼ中央部には、その軸線に対し実質上垂直
状をなす円盤状のスラスト板76が圧入等により一体に
設けられている。このスラスト板76の外周面のラジア
ル軸受面とロータハブ61の円筒面形状内周部62の内
周面(ヘリングボーン状の動圧発生溝が形成されてい
る)とで流体潤滑剤が充填されたラジアル動圧軸受部
A’が構成されている。
【0042】ロータハブ61の両環状壁64、65の内
周部にはそれぞれ円環板状のスラストブッシュ77、7
8が、それぞれの外周部を前記内周部62の上下面に当
接させて内嵌され、環状壁64、65を周方向複数箇所
スラストブッシュ77、78側にかしめることにより両
スラストブッシュ77、78がロータハブ61に固定さ
れている。
【0043】これらスラストブッシュ77、78は、例
えば銅合金により構成され、同一部品からなり、部品の
共通化が図られており、これらがスラスト板76の軸線
方向両面に対向するように配置されている。スラスト板
76の上側スラスト軸受面及び下側スラスト軸受面に対
向するスラストブッシュ77、78の面にはヘリングボ
ーン状の動圧発生溝が形成され、スラスト板76とスラ
ストブッシュ77、78との間にそれぞれ流体潤滑剤が
充填され、スラスト動圧軸受部B1’、B2’が構成さ
れている。両スラスト動圧軸受部B1’、B2’と前記
ラジアル動圧軸受部A’との間には、各動圧軸受部の隙
間よりはるかに大きい空間79、80が形成され、これ
が圧力変動に伴う潤滑剤の漏出を防止するために外部に
開口されている。
【0044】スラスト板76と両スラストブッシュ7
7、78との間のそれぞれの外周部及び内周部には、テ
ーパシール部81、82、83、84が形成され、スラ
スト動圧軸受部B1’、B2’に充填された潤滑剤の漏
出を防止している。内周側のテーパシール部81、83
は、前記空間79、80に連通している。
【0045】ここで、前記従来技術で説明した図5のス
ピンドルモータの場合、両スラスト軸受部12、13を
外部に開口するのにロータハブ15の環状基部22に空
気抜き孔を孔加工により設けているが、スピンドルモー
タの小型化に伴い、高精度な孔開け技術が要求され、加
工性を低下させる要因でもあった。
【0046】第2の実施例では、図4に示すように、ス
ラストブッシュ77、78の外周部に例えば3個の切り
欠き85、86を形成し、両スラストブッシュ77、7
8をロータハブ61に組み込んだ際に両空間79、80
が切り欠き85、86を介して外部に開放するようにし
ている。前記切り欠き85、86は、スラストブッシュ
77、78のプレス成形時に同時に形成することがで
き、従来のような高精度な孔開け技術を要さず、部品加
工が非常に簡単になる利点がある。
【0047】以上、本発明のスピンドルモータの実施例
について説明したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲で
設計変更乃至修正等自由である。即ち本実施例で示した
種々の部分的な構成を組み合わせて用いることができる
他、動圧軸受の動圧グルーブの形態や数量等、自由に選
定することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。
【0049】固定軸体に固定したスラスト板の外周面を
利用し、この外周面をラジアル軸受面としてロータハブ
の円筒面形状内周部との間でラジアル動圧軸受部を構成
するようにしたので、従来のようにシャフト周面を直接
使用してラジアル動圧軸受部を構成する場合に比べ、シ
ャフトの有効長を短くでき、当該スピンドルモータを超
薄型化させた場合であっても、シャフトの支持部材に対
する圧入長さを所定確保でき、耐ショック性を高めるこ
とができる。
【0050】また、ラジアル動圧軸受部をスラスト板の
外周に設けたことにより、この軸受部を大径化すること
ができ、この動圧軸受部を構成する軸受面及び動圧発生
溝の加工精度を高めることが可能になり、特に、ロータ
ハブの内周部の内径の加工精度アップによりラジアル動
圧軸受部のクリアランスを詰めることができ、回転精度
を高めることができる上、ロータハブの内径を大きくす
ることができることから、ロータハブをワンチャックで
表裏一体加工することが可能になり、加工効率も高まる
ものである。
【0051】さらに、スラスト板の形状がステータに影
響を受けないため、モータの薄型化によってスラスト板
が小径化されることはなく、所要の外径を確保でき、従
って、スラスト負荷容量を増加でき軸受寿命を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルモータの第1の実施例を示
す半断面図である。
【図2】図1の動圧軸受部分の拡大断面図である。
【図3】本発明のスピンドルモータの第2の実施例を示
す半断面図である。
【図4】図3のスラストブッシュの平面図である。
【図5】従来のスピンドルモータを示す断面図である。
【符号の説明】
51 ブラケット51 53 環状ボス部53 54 シャフト 55、76 スラスト板 61 ロータハブ 62 円筒面形状内周部 63 潤滑剤 66、67、77、78 スラストブッシュ 70 ステータ 73 ロータマグネット 85 切り欠き A,A’ ラジアル動圧軸受部 B1,B2,B1’,B2’ スラスト動圧軸受部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸体と、該固定軸体に設けられその
    軸線に対し実質上垂直状をなす円盤状スラスト板と、該
    スラスト板が僅かな間隙を介して嵌合される円筒面形状
    内周部を有しこの内周部と前記スラスト板の外周部との
    間でラジアル動圧軸受部を構成するロータハブと、該ロ
    ータハブに前記スラスト板の軸線方向両面に対向するよ
    うに取り付けられ該両面との間でそれぞれスラスト動圧
    軸受部を構成する一対の円環状スラストブッシュとを備
    え、前記ラジアル動圧軸受部及び前記両スラスト動圧軸
    受部には潤滑剤が介在され、前記スラスト板に対し前記
    ロータハブが自在に相対回転支持されていることを特徴
    とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記ラジアル動圧軸受部及び前記両スラ
    スト動圧軸受部は互いに連通され、前記潤滑剤が前記ラ
    ジアル動圧軸受部及び前記両スラスト動圧軸受部に連続
    して介在されている請求項1記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記固定軸体はベースまたはブラケット
    に設けられた環状ボス部の内周部に圧入固定され、前記
    環状ボス部の外周にはステータが外嵌され、前記ロータ
    ハブに前記ステータの外周面に対向するようにロータマ
    グネットが設けられている請求項1記載のスピンドルモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記ラジアル動圧軸受部と前記両スラス
    ト動圧軸受部とのそれぞれの間には前記各動圧軸受部に
    おける隙間より大きい空間が形成され、前記ラジアル動
    圧軸受部及び前記両スラスト動圧軸受部にはそれぞれ独
    立して前記潤滑剤が介在されている請求項1記載のスピ
    ンドルモータ。
  5. 【請求項5】 前記一対のスラストブッシュの外周部に
    は、前記両空間を前記動圧軸受部外に開放する切り欠き
    部が形成されている請求項4記載のスピンドルモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015203454A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 大豊工業株式会社 スラスト軸受

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