JP3636113B2 - 携帯型通信装置、監視装置、監視システム、携帯通信装置の制御プログラム、監視装置の制御プログラム、携帯通信装置の制御プログラムを記録した記録媒体、および監視装置の制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
携帯型通信装置、監視装置、監視システム、携帯通信装置の制御プログラム、監視装置の制御プログラム、携帯通信装置の制御プログラムを記録した記録媒体、および監視装置の制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両盗難監視システムのように、監視対象を監視するための監視システム、およびそのような監視システムを構成する携帯型通信装置、監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両の盗難事件数は増加傾向にあり、この対策として従来種々の車両異常警告システムが提案されている。
【0003】
例えば、特開2000−52932号公報には「セキュリティ・緊急通信サービス連携システム」が挙げられている。上記システムでは、車両に加えられた異常を検出して警報を発生するセキュリティ装置(監視装置)と、緊急状態をレスポンスセンタに通報する緊急通信サービス装置とが情報送受可能に接続されており、セキュリティ装置からの異常通報を受けた緊急通信サービス装置は、レスポンスセンタを介して、ユーザの携帯電話機やペイジャに異常を通報する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来システムにおいては、車両に異常が発生するとレスポンスセンタを介してユーザの携帯電話機等に異常が通報されるため、異常の発生からその通報までにある程度の時間を要することになる。これは、セキュリティ装置とレスポンスセンタとの接続に要する時間、およびレスポンスセンタとユーザの携帯電話機等との接続に要する時間が必要となるからである。
【0005】
また、異常の通報を受けたユーザは通常車両から離れているため、自ら異常に対処することできない場合が多い。したがって、レスポンスセンタから異常の通報を受けたユーザは、さらに警察等に通報する必要がある。このときユーザは、通報先を判断し、携帯電話を操作して通報しなければならないが、その判断や操作に時間(例えば通報先の電話番号を調べる時間など)を要する場合が多く、結局警察等への通報はさらに遅れることになる。
【0006】
このようなシステムが行う通報は、緊急性が高く、一刻を争う場合もあり得るにもかかわらず、従来システムでは上記のように通報が遅れるおそれがあった。このため、従来システムでは、異常に対する対応が遅れ、被害が大きくなる可能性が高いという問題があった。
【0007】
なお、このような問題は、特に車両盗難監視システムにおいて顕著であるが、これに限らない監視システム一般にも該当するものである。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、より短時間で適切な通報先に通報できる監視システム、およびそのような監視システムを構成する携帯型通信装置、監視装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯型通信装置は、 監視対象の状態を検知して検知結果を表す検知データを送信する上記監視対象に設けられた監視装置から分離可能であり、かつ、通信網を介して通報先に接続可能な携帯型通信装置であって、上記の課題を解決するために、上記検知データを受信する受信部と、制御部とを備え、上記制御部が、上記検知データに基づいて、上記監視対象の状態を判定する判定部と、上記判定部による判定結果に基づいて、接続すべき通報先を決定する決定部とを備えるとともに、上記決定部により決定された通報先を表示させる制御を行い、上記決定部によって決定された通報先に対して通報を行うか否かを示す、利用者による入力を受け付け、受け付けた上記利用者からの入力に応じて、上記決定部により決定された通報先との接続を通信部によって確立させる制御を行うことを特徴としている。
【0010】
上述した従来システムでは、監視対象に異常があった場合には、その情報が監視装置からレスポンスセンタを介してユーザの携帯する携帯型通信装置(携帯電話機)へと送られていた。また、通知を受けたユーザは異常発生をどこへ通報するかを判断し、携帯型通信装置を操作して通報する必要があった。したがって、従来システムでは、異常通知のユーザへの到達が遅れ、さらに、ユーザから通報先への通報も遅れることがあった。
【0011】
上記の構成では、監視対象の状態が検知され、検知結果を表す検知データが携帯型通信装置へ送信される。この携帯型通信装置は、監視対象から離れたユーザの携帯可能なものである。そして、携帯型通信装置では、判定部により検知データに基づいて監視対象における状態が判定され、判定結果に基づいて決定部により通報先が決定されるため、監視対象の異常の状態に応じた適切な通報先へのスムーズな通報が可能となる。その結果、上記の構成では、異常発生をより早く、より適切な通報先に通報しやすくなる。
【0012】
本発明に係る携帯通信装置は、上記した携帯型通信装置において、さらに、上記判定部における判定処理を定義した判定処理データを、携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、上記判定部は、上記判定処理データに基づいて判定処理を実行するものであることが好ましい。
【0013】
また、本発明に係る携帯通信装置は、上記した携帯型通信装置において、さらに、上記決定部における決定処理を定義した決定処理データを、携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、上記決定部は、上記決定処理データに基づいて決定処理を実行するものであることが好ましい。
【0014】
携帯型通信装置において判定処理や決定処理を行う場合、携帯型通信装置における装置構成の複雑化やそれに伴うコストアップが懸念される。
【0015】
これに対して、上記の構成では、判定部や決定部が判定処理データや決定処理データに基づいて各処理を実行するものであり、判定処理データや決定処理データは携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得できる。したがって、携帯型通信装置の装置構成を、各処理データにて指定される汎用的な処理を実行可能なものとし、具体的な処理は各処理データに基づく汎用的な処理の積み重ねによって実現することができる。これにより、携帯型通信装置の装置構成を共通化、簡素化してコストダウンを図ることができる。
【0016】
本発明に係る携帯通信装置は、上記した携帯型通信装置において、さらに、上記監視対象に異常をもたらした者に警告を発するために上記監視対象に設けられた警告部を動作させる動作信号を送信する送信部と、上記警告部を動作させる動作コードを入力するための入力部と、上記動作コードに基づいて上記動作信号を生成し、上記送信部に送信させる警告動作部とを備えることが好ましい。
【0017】
上記の構成では、携帯型通信装置のユーザが入力部から動作コードを入力することで、監視対象に設けられた警告部を動作させ、監視対象に異常をもたらした者に警告を発することができる。このように、ユーザの意思に基づいて警告することにより、誤って不要な警告を行うことを避けることができる。
【0018】
なお、本発明に係る監視システムは、上記した携帯型通信装置と、上記監視装置とを含んで構成される。
【0019】
また、本発明に係る監視システムは、上記した携帯型通信装置と、上記監視装置と、上記データ配信装置とを含み、上記データ配信装置は、上記判定処理データを記憶している記憶部と、上記判定処理データを送信する送信部とを備えている。本発明に係る監視システムは、上記した携帯型通信装置と、上記監視装置と、上記データ配信装置とを含み、上記データ配信装置は、上記決定処理データを記憶している記憶部と、上記決定処理データを送信する送信部とを備えている。
【0020】
本発明に係る監視装置は、監視対象に設けられ、かつ、監視対象とは分離された携帯型通信装置との間でデータ通信可能な監視装置であって、上記の課題を解決するために、上記監視対象の状態を検知する検知部と、制御部とを備え、上記制御部が上記検知部の検知結果に基づいて、上記監視対象の状態を判定する判定部と、上記判定部による判定結果に基づいて、上記携帯型通信装置により通報すべき通報先を指定する通報先データを生成する生成部とを備えるとともに、上記通報先データを、当該通信先データによって指定された通報先を利用者に対して表示し、該指定された通報先に対して通報を行うか否かを示す入力を利用者から受け付け、利用者からの入力に応じて、該通報先との接続を確立する上記携帯型通信装置に送信するように送信部を制御することを特徴としている。
【0021】
上記構成のように、監視対象に設けられた監視装置にて監視対象の状態を判定し、判定結果に基づいて通報先を決定するようにしても、上述した携帯型通信機器と同様の効果を得ることができる。
【0022】
本発明に係る監視装置は、上記した監視装置において、さらに、上記判定部における判定処理を定義した判定処理データを、監視装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、上記判定部は、上記判定処理データに基づいて判定処理を実行するものであることが好ましい。
【0023】
また、本発明に係る監視装置は、上記した監視装置において、さらに、上記生成部における生成処理を定義した生成処理データを、監視装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、上記生成部は、上記生成処理データに基づいて生成処理を実行するものであることが好ましい。
【0024】
上記構成のように、監視装置においても各処理データをデータ配信装置から取得することにより、装置構成を共通化、簡素化してコストダウンを図ることができる。
【0025】
また、本発明に係る監視システムは、上記した監視装置と、上記データ配信装置とを含み、上記データ配信装置は、上記判定処理データを記憶している記憶部と、上記判定処理データを送信する送信部とを備えている。本発明に係る監視システムは、上記した監視装置と、上記データ配信装置とを含み、上記データ配信装置は、上記生成処理データを記憶している記憶部と、上記生成処理データを送信する送信部とを備えている。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1から図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。ここでは、本発明に係る監視システムとしての車両盗難監視システムについて説明する。
【0027】
(システム構成)
図2は、本実施形態に係る車両盗難監視システムの概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、本車両盗難監視システムは、車載監視装置(監視装置)1、センタ装置(データ配信装置)2、及び携帯通信機器(携帯型通信装置)3が通信網4を介して互いに接続された構成となっている。本実施形態における通信網4はパケット方式の無線電話通信網、インターネット網、及びこれらの基地局を含んでいる。
【0028】
(車載監視装置)
図3は、車載監視装置1の構成を示すブロック図である。図3に示されるように、車載監視装置1は、車両側センサネットゲートウェイボード20、車内センサネット21、および警告部22を備えている。車載監視装置1は、車両に搭載され、車両情報(検知データ)の収集、外部の通信網4との通信、及び車両各部の制御を行う車両搭載装置である。ここで車両とは、乗用車、トラック、バス、オートバイ、自転車等、任意の形態を含むものであるが、以下では乗用車を想定して説明する。
【0029】
車内センサネット21は、各種の車両情報、特に盗難予備行為を検知するためのものであって、各種センサ21a、各種センサの送受信機21b、および各種センサと車両側センサネットゲートウェイボード20の後述する車内センサネットインターフェイス64とを接続する車内ネットワーク21cから構成されている。
【0030】
センサ21aは、車両に標準装備されているセンサと、オプションで装備されるセンサとの2種類に大別される。本実施形態におけるセンサ21aとしては、例えば車両のドアやトランクの開閉又はこれに基づく室内灯の点灯状態等を検知するドアセンサ、ボンネットの開閉を検知するボンネットセンサ、トランクルームの開閉を検知するトランクルームセンサ、ドアの振動を検知するドア振動センサ、バッテリー電圧の変化を検知するバッテリー電圧センサ、車両に備えられたキーシリンダの異常を検知するキーシリンダセンサ、車両内への侵入者や車両外の接近者を検知するレーダセンサ(あるいは赤外線センサ)、車両の走行状態を検知する走行状態センサ、ガラス窓の破損やドアの開閉等の音を検知する音響センサ、座席シートやマットに加わる圧力を検知する着座センサ等が備えられている。なお、図3には一部のセンサ21aを図示している。
【0031】
さらに、本実施形態では、車両側センサネットゲートウェイボード20上に設けられているオンボードセンサ62も車内センサネット21におけるセンサ21aに含まれる。ただし、オンボードセンサ62は送受信機21bや車内ネットワーク21c、車内センサネットインターフェイス64を介さず、後述するA/D−D/Aコンバータ61と接続することができる。
【0032】
オンボードセンサ62としては、例えば、車体の異常な振動を検知する振動センサ、車両の傾きを検知する傾斜センサ、車両の加速度を検知する加速度センサ等が備えられている。
【0033】
センサ21aとしては、上記の各種センサの他にも種々のものを採用することができる。盗難予備行為の検知精度を向上させるためには、センサ21aの種類や数量は多いほど好ましいが、これら種類や数量は、必要とするセキュリティレベルと経済性との観点から決定すればよい。
【0034】
警告部22は、盗難予備行為を行う者(車両に異常をもたらす者)に対して警告や威嚇を行うことにより盗難を未然に防止するためのものである。警告部22は、例えば車両に標準的に装備されているスピーカ22a、フォン22b、エンジン22c等からなり、スピーカ22aにより警告音声を発声したり、フォン22bを鳴らしたり、エンジン22cが始動された場合にエンジン22cを強制停止させたりする警告動作を行うことができる。
【0035】
車両側センサネットゲートウェイボード20は、車載制御部60、A/D−D/Aコンバータ61、上記オンボードセンサ62、警告制御部63、車内センサネットインターフェイス64、車載通信部65、および記憶部66を備えている。
【0036】
車載制御部60は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、車両情報の収集及びこれに基づく各種制御を行うためのものである。
【0037】
記憶部66は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)に代表される公知のメモリによって構成されており、車載制御部60が利用する各種のプログラムやデータを記憶する。
【0038】
車載通信部65は、車載制御部60の制御のもとで車両外部の通信網4との通信を行うためのものであって、携帯通信機器3との間でデータを送受信するためのインターフェースとして機能している。
【0039】
なお、本実施形態において、車載通信部65と携帯通信機器3との間の通信は、いわゆるパケット方式の無線電話通信によって行われることが好ましい。パケット方式の無線電話通信によれば、車載通信部65と携帯通信機器3とを擬似的に常時接続した場合であっても、データ送受信に用いたパケット数量に応じた課金が行われるので、車載通信部65の行う断続的なデータ送信を効率的かつ経済的に行うことが可能になる。
【0040】
車内センサネットインターフェイス64は、車内ネットワーク21cを介してセンサ21aから送られる車両情報を車両側センサネットゲートウェイボード20内に取り込むとともに、車載制御部60からのセンサ制御信号を車内ネットワーク21cを介してセンサ21aに送るためのものである。
【0041】
警告制御部63は、車載制御部60からの警告部制御情報に基づいて、警告部22を警告動作させるための警告部制御信号を警告部22に送るためのものである。
【0042】
A/D−D/Aコンバータ61は、車載制御部60からのデジタル信号であるセンサ制御信号および警告部制御信号を、それぞれセンサ21aおよび警告部22に適したアナログ信号に変換し、それぞれ車内センサネットインターフェイス64および警告制御部63に送る。また、A/D−D/Aコンバータ61は、センサ21aから送られてくるアナログ信号である車両情報をデジタル信号に変換して車載制御部60に送る。なお、センサ21aから送られてくる信号はデジタル信号であってもよく、この場合、A/D−D/Aコンバータ61による変換は必要ない。
【0043】
なお、車載監視装置1は、図示しないリモコン装置等によって、車両を監視する状態と、車両の監視を解除する状態とが切り換えられる。
【0044】
(携帯通信機器)
図4は、携帯通信機器3の構成を示すブロック図である。図4に示されるように、携帯通信機器3は、インターフェースとしての入出力バス40を介して、制御部41及び通信部42と、記憶部43、LCD(Liquid Crystal Display)44、及び入力キー45とが接続された構成である。本実施形態において、携帯通信機器3は車両ユーザが保有する携帯電話端末であり、ユーザは携帯通信機器3を通じて、車載監視装置1やセンタ装置2とデータの送受信を行うことができる。なお、携帯通信機器3は携帯電話端末とPDA(Personal Digital Assistants )等とが組み合わされて構成されてもよい。
【0045】
制御部41は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、入力キー45にて受け付けたユーザの指示や、各種電話基地局からの指示に応じて、携帯通信機器3の各種制御を行うものである。
【0046】
通信部42は、制御部41の制御のもとで、車載監視装置1やセンタ装置2とパケット方式の無線電話通信を行う公知の通信回路である。
【0047】
記憶部43は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)に代表される公知のメモリによって構成されており、電話番号データベースの他、制御部41が利用する各種のプログラムやデータを記憶する。
【0048】
LCD44は、制御部41の制御のもとで、ユーザに対して、視覚的に各種メッセージを表示する構成である。LCD44は、通話先電話番号情報や時刻情報を表示することもできる。
【0049】
入力キー45は、テンキーや十字型キーなどの各種ボタンキーから構成されており、ユーザが電話番号や各種情報の入力を行うための公知のインターフェースである。
【0050】
なお、図4では省略しているが、携帯通信機器3は一般的な電話機能を有するものであるから、発話者の音声を取り込むマイクロホンや、通話の音声出力を行うスピーカも備えている。
【0051】
(センタ装置)
図5は、センタ装置2の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、センタ装置2は、インターフェースとしての入出力バス30を介して、センタ制御部31及びセンタ通信部32と、センタ記憶部33、CRT(Cathode Ray Tube)34、キーボード35、及びマウス36とが接続された構成である。
【0052】
センタ制御部31は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、センタ装置2の制御を司っている。
【0053】
センタ通信部32は、センタ制御部31の制御のもとで、車載監視装置1や携帯通信機器3との通信を行うための構成であって、外部とのインターフェースとして機能するものである。センタ通信部32と車載通信部22との間の通信がパケット方式の無線電話通信によって行われる点については前述の通りである。
【0054】
センタ記憶部33は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)に代表される公知のメモリや、磁気ディスクドライブや光ディスクドライブに代表される公知記録デバイスによって構成されており、センタ制御部31の制御のもとで各種情報を記憶する構成である。センタ記憶部33は、車載監視装置1や携帯通信機器3に送るプログラムやデータを記録するデータベースとして機能している。
【0055】
CRT34、キーボード35、マウス36はいずれも公知のユーザインタフェースであり、センタ装置2の管理者がセンタ装置2に各種指示を行う、あるいはセンタ記憶部33における記録内容の確認や修正を行うために用いられる。各種情報は、これらユーザインタフェースを通じて入力され、センタ記憶部33に記憶される。
【0056】
(車両盗難監視システムの動作)
次に、図面を用いて本車両盗難監視システムの動作について説明する。
【0057】
図1は、本車両盗難監視システムが動作する際の機能ブロックを図示した機能ブロック図である。また、図6から図8は、本車両盗難監視システムの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図1では、図3から図5に示した構成要素のうち、一部の構成要素を省略している。また、以下では、車載監視装置1が車両を監視している状態にあることを想定して説明する。
【0058】
本車両盗難監視システム(監視システム)は、上述のように、車載監視装置(監視装置)1、センタ装置(データ配信装置)2、および携帯通信機器(携帯型通信装置)3からなる。なお、センタ装置2は、本車両盗難監視システムの基本的構成としては必要ではない。センタ装置2が必要な場合については後述する。
【0059】
車載監視装置1は、監視対象である車両に設けられており、この車両の状態を検知する車内センサネット(検知部)21と、車内センサネット21による検知結果を表す検知データを収集し、携帯通信機器3に送信する車両側センサネットゲートウェイボード20とからなる。また、車両には、車両に異常をもたらした者に警告を発するための警告部22も設けられている。
【0060】
携帯通信機器3は、車両および車載監視装置1から分離可能であり、車載監視装置1の車両側センサネットゲートウェイボード20との間で通信網4を介してデータ通信可能である。
【0061】
ここで、車両側センサネットゲートウェイボード20は、車内センサネット21により車両の状態が検知され、検知データが送られてくると、車載制御部60の制御により、その検知データを車内センサネットインターフェイス64、A/D−D/Aコンバータ61、車載通信部65(図3参照)、通信網4を介して携帯通信機器3に送信する(ステップS1)。
【0062】
なお、検知データは例えば次のようにして送信される。振動センサや音響センサのようにある物理量を検知するセンサ21aは、その物理量がある閾値を超えたことを検知すると、検知結果としてその物理量を表す検知データを自発的に車両側センサネットゲートウェイボード20へ送る(センサ発議)ようになっている。また、ドアセンサやボンネットセンサのように状態の変化を検知するセンサ21aは、その状態変化を検知すると、検知結果としてその状態変化を表す検知データを自発的に車両側センサネットゲートウェイボード20へ送る(センサ発議)ようになっている。さらに、各センサ21aは、車載制御部60からの所定の指令を受けると、その時点での検知結果を表す検知データを車両側センサネットゲートウェイボード20へ送るようにもなっている。そして、車両側センサネットゲートウェイボード20では、センサ21aから検知データが送られてくると、その都度その検知データを携帯通信機器3へ送信する。
【0063】
ただし、検知データの送信の形態は、これに限られるものではなく、車両に異常が起こった場合に短時間で検知データが携帯通信機器3に送られるようになっておればよい。
【0064】
なお、検知データには、上記物理量や状態変化である検知結果を表すデータに加えて、検知したセンサ21aの種類を表すデータも含まれている。
【0065】
携帯通信機器3は、車両側センサネットゲートウェイボード20が送信した検知データを通信部(受信部)42にて受信する(ステップS2)。
【0066】
受信された検知データは、制御部41に送られる。制御部41では、検知データに基づいて車両における異常の状態を表す異常レベルを判定する(判定処理)(ステップS3)。
【0067】
このとき、制御部41は判定部として機能する。この判定部は、記憶部43に記憶されている判定処理データに基づいて判定処理を実行するものである。ここで、判定処理データは、制御部41にて実行する処理の手順を指定するデータ(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム等)や、その処理において用いられるデータを含むものである。なお、判定部は、上記に限らず、制御部41に形成された専用の処理回路にて構成されていてもよい。
【0068】
この判定処理は、例えば次のようにして行われる(図7参照)。
まず、検知データに基づいて、検知データの内容、つまり検知したセンサ21aの種類や検知結果が認識される(ステップS31)。
【0069】
そして、認識結果に基づいて検知データが車両に異常が発生していることを意味しているか否かが判別される(ステップS32)。異常が発生していると判別されると、その検知データに基づいて異常レベルが判定される(ステップS33)。ステップS32において異常が発生していないと判別されると、念のため他のセンサ21aからの検知データを収集し(ステップ34)、それらを総合して異常レベルが判定される(ステップS35)。なお、ステップS32〜S35は省略してもよい。
【0070】
異常レベルの判定は、例えば、各センサ21aの各検知結果と異常レベルとの対応関係を規定したテーブルを参照することにより行うことができる。このテーブルは、記憶部43に設定されており、判定処理データに含まれていてもよい。
【0071】
このようなテーブルの一例を図9に示す。なお、図9は、ステップS33での判定に用いられるものである。
【0072】
例えば、検知データが振動センサからのデータであり、検知結果が車両に生じた振動である場合、風や地震等により車両が振動した可能性もある。このように、車両に直接人的作用が加えられたとは限らないものを異常レベル1とする。他には、例えば音響センサによる音の検知も含まれる。
【0073】
検知データがドアセンサからのデータであり、検知結果がドアの開閉である場合、車両に人的作用が加えられたことは明らかであるが、例えば家族等がスペアキーでドアを開けた可能性もあり、必ずしも盗難予備行為とは限らない。このように車両に直接人的作用が加えられているが、必ずしも盗難予備行為とは限らないものを異常レベル2とする。他には、トランクルームセンサによるトランクルームの開閉の検知も含まれる。
【0074】
検知データがキーシリンダセンサからのデータであり、検知結果がキーシリンダの異常、例えばキーシリンダが抜き取られたこと等である場合、通常の状態では盗難予備行為以外には考えにくい。このように、車両に盗難予備行為が行われていることがほぼ確実であるものを異常レベル3とする。
【0075】
なお、上記異常レベルの判定は一例であり、車両に設けられているセンサ21aの種類や構成、ユーザの利用状況等に応じて判定方法は異なることになる。また、上記テーブルを用いる方法以外に、判定部において検知データに基づく所定の演算を行って異常レベルを算出してもよい。
【0076】
このようにして判定結果としての異常レベルが得られると、次に、制御部41では、異常レベルに基づく通報先の決定を行う(決定処理)(ステップS4)。
【0077】
このとき、制御部41は決定部として機能する。この決定部は、記憶部43に記憶されている決定処理データに基づいて決定処理を実行するものである。ここで、決定処理データは、制御部41にて実行する処理の手順を指定するデータ(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム等)や、その処理において用いられるデータ等を含むものである。なお、決定部は、上記に限らず、制御部41に形成された専用の処理回路にて構成されていてもよい。
【0078】
この通報先の決定も、異常レベルと例えば電話番号等の通報先のデータ(通報先データ)との対応関係を規定したテーブルを参照することにより行うことができる。このテーブルは、記憶部43に設定されており、決定処理データに含まれていてもよい。
【0079】
このようなテーブルの一例を図10に示す。異常レベル1の場合は、上記のように、車両に直接人的作用が加えられたとは限らず、盗難予備行為が行われていない可能性もある。そこで、車両周辺のパトロールを依頼するために例えば契約している警備会社を通報先として決定する。
【0080】
異常レベル2の場合は、車両に直接人的作用が加えられているが、必ずしも盗難予備行為とは限らず、例えば家族が車両を利用しようとしている可能性もある。そこで、確認をとるために家族がいる自宅を通報先として決定する。
【0081】
異常レベル3の場合は、車両に盗難予備行為が行われていることがほぼ確実であるため、警察を通報先として決定する。
【0082】
なお、ここでは検知データに基づいて判定処理や決定処理を行う場合について説明したが、検知データに加えて車両の位置を表す位置データが車両監視装置1から送信され、通信部42が検知データおよび位置データを受信し、判定部が検知データおよび位置データに基づいて判定処理を行い、決定部が判定結果および位置データに基づいて決定処理を行うことが望ましい。これにより、車両を駐車した位置をも考慮して通報先を決定することができるため、より適切な通報先を定めることができる。
【0083】
そのためには、車両監視装置1に位置データを生成する位置検出装置を設けておけばよい。位置検出装置としては、人工衛星の測量位置情報を利用するGPS(Global Positioning System )機能や、無線電話通信の基地局情報を利用する位置検出機能により位置情報を検出するものが考えられる。
【0084】
異常レベルおよび通報先が決定されると、制御部41の制御により、異常レベルおよび通報先をLCD44に表示し(ステップS5)、決定した通報先へ通報するか否かのユーザの意思を表す入力コードが入力キー45から入力されるのを待ち受ける(ステップS6)。この入力コードは、通報するか否かに対応付けられた入力キー45の所定のキーが押されることにより制御部41へ送られるコードである。
【0085】
通報する場合は、制御部41の制御により通信部42が決定された通報先との接続を確立し(ステップS7)、ユーザが通話により車両に異常があった旨やパトロールの依頼等を通報先に伝える。
【0086】
このように、本監視システムでは、車両の状態(異常)が検知され、検知結果を表す検知データが携帯通信機器3へ送信される。そして、携帯通信機器3で、判定部により検知データに基づいて車両における状態が判定され、判定結果に基づいて決定部により通報先が決定されるため、車両の異常の状態に応じた適切な通報先へのスムーズな通報が可能となる。その結果、異常発生をより早く、より適切な通報先に通報しやすくなる。
【0087】
通報が終了すると、制御部41の制御により、警告部22による警告動作を行うか否かのユーザの意思を表す入力コードが入力キー45から入力されるのを待ち受ける(ステップS8)。この入力コードは、警告動作を行うか否かに対応付けられた入力キー45の所定のキーが押されることにより制御部41へ送られるコードである。
【0088】
警告動作を行う場合は、制御部41は警告処理を実行する(ステップS9)。このとき、制御部41は警告動作部として機能する。この警告動作部は、記憶部43に記憶されている警告動作処理データに基づいて警告動作処理を実行するものである。ここで、警告動作処理データは、制御部41にて実行する処理の手順を指定するデータ(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム等)や、その処理において用いられるデータを含むものである。なお、警告動作部は、上記に限らず、制御部41に形成された専用の処理回路にて構成されていてもよい。
【0089】
この警告動作処理は、例えば次のようにして行われる(図8参照)。
まず、警告動作として実行し得る選択肢をLCD44に表示する(ステップS91)。この選択肢は、車両側に備えられた警告部22の構成に対応しており、例えばスピーカ22aから警告音声を再生する、フォン22bを鳴らす、エンジン22cを停止する等である。そして、選択肢に対応する警告動作を実行するための入力コード(動作コード)の入力を待ち受ける(ステップ92)。この入力コードは、各選択肢に対応付けられた入力キー45の所定のキーが押されることにより制御部41へ送られるコードである。そして、入力コードに対応した警告動作を実行させるための動作信号を生成し(ステップ94)、その動作信号を通信部(送信部)42から車載監視装置1に送信する。
【0090】
車載監視装置1では、車載通信部65が動作信号を受信し、車載制御部60がその動作信号を警告部制御部63に送り、警告部制御部63の制御により選択された警告動作が行われる。
【0091】
このようにユーザの意思に基づいて警告することにより、例えば地震が起こった場合などにおいて、誤って不要な警告を行うことを避けることができる。
【0092】
判定部や設定部、警告動作部が判定処理データや決定処理データ、警告動作処理データに基づいて処理を行うものである場合、これらの処理データを予め携帯通信機器3の記憶部43に記憶させておくことができる。この場合、既存の通信網4を用いて、車載監視装置1および携帯通信機器3で本車両盗難監視システムが構成され、センタ装置2はなくてもよい。
【0093】
一方、本車両盗難監視システムは、センタ装置2を含み、携帯通信機器3が後発的に判定処理データ、決定処理データ、および警告動作処理データのうち少なく何れかの処理データをセンタ装置2から取得するようになっていてもよい。
【0094】
センタ装置(データ配信装置)2には、処理データを記憶しているセンタ記憶部33、および処理データを携帯通信機器3に送信するセンタ通信部(送信部)32を備え、これらがセンタ制御部31により制御される。また、携帯通信機器3では、センタ装置2から送信された処理データを通信部(データ取得部)
42にて取得し、制御部41の制御により記憶部43に格納する。
【0095】
この構成では、携帯通信機器3の装置構成を、各処理データにて指定される汎用的な処理を実行可能なものとし、具体的な処理は各処理データに基づく汎用的な処理の積み重ねによって実現することができる。これにより、汎用の携帯通信機器3を利用することができ、また、携帯通信機器3の装置構成を共通化、簡素化してコストダウンを図ることができる。また、センタ装置2から各処理データをダウンロードして実行することにより、常に最新のソフトウェアを利用できることになる。
【0096】
現在では、携帯電話等の携帯通信機器におけるCPU等の制御部は、かつての汎用コンピュータの性能に匹敵する処理能力を有しており、アプリケーションソフトを実行できる機種も登場している。本システムでは、この処理能力を活用し、従来のレスポンスセンタ等の監視装置の負荷を複数の携帯通信機器3に分散させ、通信量の削減やシステム全体のパフォーマンスを向上させることができる。
【0097】
上記の説明では、携帯通信機器3の通信部42と車載監視装置1の車載通信部65とが通信網4を介してデータの送受信を行う場合について説明したが、これらが近距離無線通信によってデータの送受信を行うようにしてもよい。近距離無線通信としては、2.4GHz周波数の11MbpsLAN(Local Area Network)規格や、Blue−Tooth(登録商標)規格の微弱電波を用いて無線通信を行うものを利用することができる。これら近距離無線通信規格の標準的な通信可能距離は、屋内で数十〜数百メートル程度である。したがって、この場合は、自宅において車庫に保管している車両に異常が発生した場合に、家の中の携帯通信機器3で上述した処理を行うような簡易型の車両盗難監視システムとして利用することができる。
【0098】
また、上記の説明では、携帯通信機器3によって判定処理や決定処理が行われるが、このような処理が車載監視装置1の車載制御部60によって行われてもよい。
【0099】
この場合、図11に示す構成となり、車載監視装置(監視装置)1は、車両の状態を検知する車内センサネット(検知部)21と、車内センサネット21の検知結果に基づいて車両における異常の状態を判定する判定部と、判定部による判定結果に基づいて携帯通信機器3によって通報すべき通報先を指定するデータ(通報先データ)を生成する生成部と、通報先データを携帯通信機器3に送信する車載通信部(送信部)65とを備える。なお、車載制御部60が判定部や生成部として機能する。
【0100】
携帯通信機器3では、車載監視装置1が送信した通報先データを通信部(受信部)42にて受信し、制御部41により通報先データに基づいて通報先の設定を行う(設定処理)。このとき、制御部41は設定部として機能する。設定処理後は、上記と同様の処理(図6のステップS5以降の処理)が行われる。
【0101】
なお、この場合も、判定部や生成部は、記憶部66に記憶されている決定処理データや生成処理データに基づいて決定処理や生成処理を実行するものであり、決定処理データや生成処理データは、車載制御部60にて実行する処理の手順を指定するデータ(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム等)や、その処理において用いられるデータ等を含むものである。また、決定処理データや生成処理データは、車載監視装置1の記憶部66に予め記憶されていてもよく、センタ装置2から取得するようになっていてもよい。さらに、設定部は、記憶部43に記憶されている設定処理データに基づいて設定処理を実行するものであり、設定処理データは、制御部41にて実行する処理の手順を指定するデータ(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム等)や、その処理において用いられるデータ等を含むものである。また、設定処理データは、携帯通信機器3の記憶部43に予め記憶されていてもよく、センタ装置2から取得するようになっていてもよい。
【0102】
また、本実施形態では、本発明に係る監視システムとして、車両盗難監視システムについて説明したが、本発明に係る監視システムは、これ以外に、例えば留守宅を監視する留守宅監視システム等にも適用できる。
【0103】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る携帯型通信装置は、上記検知データを受信する受信部と、 制御部とを備え、上記制御部が、上記検知データに基づいて、上記監視対象の状態を判定する判定部と、上記判定部による判定結果に基づいて、接続すべき通報先を決定する決定部とを備えるとともに、上記決定部により決定された通報先を表示させる制御を行い、上記決定部によって決定された通報先に対して通報を行うか否かを示す、利用者による入力を受け付け、受け付けた上記利用者からの入力に応じて、上記決定部により決定された通報先との接続を通信部によって確立させる制御を行う構成である。
【0104】
上記の構成では、監視対象の状態が検知され、検知結果を表す検知データが携帯型通信装置へ送信される。そして、携帯型通信装置では、判定部により検知データに基づいて監視対象における状態が判定され、判定結果に基づいて決定部により通報先が決定されるため、監視対象の異常の状態に応じた適切な通報先へのスムーズな通報が可能となる。その結果、上記の構成では、異常発生をより早く、より適切な通報先に通報しやすくなる。
【0105】
本発明に係る携帯通信装置は、上記した携帯型通信装置において、さらに、判定部における判定処理を定義した判定処理データを、携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、判定部は判定処理データに基づいて判定処理を実行するものであることが好ましい。
【0106】
また、本発明に係る携帯通信装置は、上記した携帯型通信装置において、さらに、決定部における決定処理を定義した決定処理データを、携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、決定部は決定処理データに基づいて決定処理を実行するものであることが好ましい。
【0107】
上記の構成では、判定部や決定部が判定処理データや決定処理データに基づいて各処理を実行するものであり、判定処理データや決定処理データは携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得できる。したがって、携帯型通信装置の装置構成を、各処理データにて指定される汎用的な処理を実行可能なものとし、具体的な処理は各処理データに基づく汎用的な処理の積み重ねによって実現することができる。これにより、携帯型通信装置の装置構成を共通化、簡素化してコストダウンを図ることができる。
【0108】
本発明に係る携帯通信装置は、上記した携帯型通信装置において、さらに、警告部を動作させる動作信号を送信する送信部と、警告部を動作させる動作コードを入力するための入力部と、動作コードに基づいて動作信号を生成し、送信部に送信させる警告動作部とを備えることが好ましい。
【0109】
上記の構成では、携帯型通信装置のユーザが入力部から動作コードを入力することで、監視対象に設けられた警告部を動作させ、監視対象に異常をもたらした者に警告を発することができる。このように、ユーザの意思に基づいて警告することにより、誤って不要な警告を行うことを避けることができる。
【0110】
本発明に係る監視装置は、監視対象の状態を検知する検知部と、制御部とを備え、上記制御部が上記検知部の検知結果に基づいて、上記監視対象の状態を判定する判定部と、上記判定部による判定結果に基づいて、上記携帯型通信装置により通報すべき通報先を指定する通報先データを生成する生成部とを備えるとともに、上記通報先データを、当該通信先データによって指定された通報先を利用者に対して表示し、該指定された通報先に対して通報を行うか否かを示す入力を利用者から受け付け、利用者からの入力に応じて、該通報先との接続を確立する上記携帯型通信装置に送信するように送信部を制御する構成である。
【0111】
上記構成のように、監視対象に設けられた監視装置にて監視対象の状態を判定し、判定結果に基づいて通報先を決定するようにしても、上述した携帯型通信機器と同様の効果を得ることができる。
【0112】
本発明に係る監視装置は、上記した監視装置において、さらに、判定部における判定処理を定義した判定処理データを、監視装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、判定部は判定処理データに基づいて判定処理を実行するものであることが好ましい。
【0113】
また、本発明に係る監視装置は、上記した監視装置において、さらに、生成部における生成処理を定義した生成処理データを、監視装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、生成部は生成処理データに基づいて生成処理を実行するものであることが好ましい。
【0114】
上記構成のように、監視装置においても各処理データをデータ配信装置から取得することにより、装置構成を共通化、簡素化してコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る車両盗難監視システムの機能ブロックを示す機能ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の一形態に係る実施形態に係る車両盗難監視システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】 図2の車載監視装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 図2の携帯通信機器の構成を示すブロック図である。
【図5】 図2のセンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 図1の車両盗難監視システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 図1の車両盗難監視システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 図1の車両盗難監視システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 各センサの各検知結果と、異常レベルとを対応付けたテーブルの一例を示す図表である。
【図10】 異常レベルと、決定処理において実行するルーチンの一例を示す図表である。
【図11】 図1の車両盗難監視システムを変形した一変形例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 車載監視装置(監視装置)
2 センタ装置(データ配信装置)
3 携帯通信機器(携帯型通信装置)
4 通信網
20 車両側センサネットゲートウェイボード
21 車内センサネット(検知部)
22 警告部
31 センタ制御部
32 センタ通信部(送信部)
33 センタ記憶部
41 制御部
42 通信部(受信部、送信部、データ取得部)
43 記憶部
60 車載制御部
65 車載通信部(送信部、データ取得部)
66 車載記憶部
Claims (16)
- 監視対象の状態を検知して検知結果を表す検知データを送信する上記監視対象に設けられた監視装置から分離可能であり、かつ、通信網を介して通報先に接続可能な携帯型通信装置において、
上記検知データを受信する受信部と、
制御部とを備え、
上記制御部が、
上記検知データに基づいて、上記監視対象の状態を判定する判定部と、
上記判定部による判定結果に基づいて、接続すべき通報先を決定する決定部とを備えるとともに、
上記決定部により決定された通報先を表示させる制御を行い、
上記決定部によって決定された通報先に対して通報を行うか否かを示す、利用者による入力を受け付け、
受け付けた上記利用者からの入力に応じて、上記決定部により決定された通報先との接続を通信部によって確立させる制御を行うことを特徴とする携帯型通信装置。 - 請求項1に記載の携帯型通信装置において、
上記判定部における判定処理を定義した判定処理データを、携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、
上記判定部は、上記判定処理データに基づいて判定処理を実行するものであることを特徴とする携帯型通信装置。 - 請求項1または2に記載の携帯型通信装置において、
上記決定部における決定処理を定義した決定処理データを、携帯型通信装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、
上記決定部は、上記決定処理データに基づいて決定処理を実行するものであることを特徴とする携帯型通信装置。 - 請求項1から3の何れか1項に記載の携帯型通信装置において、
上記監視対象に異常をもたらした者に警告を発するために上記監視対象に設けられた警告部を動作させる動作信号を送信する送信部と、
上記警告部を動作させる動作コードを入力するための入力部と、
上記動作コードに基づいて上記動作信号を生成し、上記送信部に送信させる警告動作部と、
を備えることを特徴とする携帯型通信装置。 - 請求項1に記載の携帯型通信装置と、上記監視装置とを含むことを特徴とする監視システム。
- 請求項2に記載の携帯型通信装置と、上記監視装置と、上記データ配信装置とを含み、
上記データ配信装置は、
上記判定処理データを記憶している記憶部と、
上記判定処理データを送信する送信部と、
を備えることを特徴とする監視システム。 - 請求項3に記載の携帯型通信装置と、上記監視装置と、上記データ配信装置とを含み、
上記データ配信装置は、
上記決定処理データを記憶している記憶部と、
上記決定処理データを送信する送信部と、
を備えることを特徴とする監視システム。 - 監視対象に設けられ、かつ、監視対象とは分離された携帯型通信装置との間でデータ通信可能な監視装置であって、
上記監視対象の状態を検知する検知部と、制御部とを備え、
上記制御部が
上記検知部の検知結果に基づいて、上記監視対象の状態を判定する判定部と、
上記判定部による判定結果に基づいて、上記携帯型通信装置により通報すべき通報先を指定する通報先データを生成する生成部とを備えるとともに、
上記通報先データを、当該通信先データによって指定された通報先を利用者に対して表示し、該指定された通報先に対して通報を行うか否かを示す入力を利用者から受け付け、利用者からの入力に応じて、該通報先との接続を確立する上記携帯型通信装置に送信するように送信部を制御することを特徴とする監視装置。 - 請求項8に記載の監視装置において、
上記判定部における判定処理を定義した判定処理データを、監視装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、
上記判定部は、上記判定処理データに基づいて判定処理を実行するものであることを特徴とする監視装置。 - 請求項8に記載の監視装置において、
上記生成部における生成処理を定義した生成処理データを、監視装置とは分離して設けられたデータ配信装置から取得するデータ取得部を備え、
上記生成部は、上記生成処理データに基づいて生成処理を実行するものであることを特徴とする監視装置。 - 請求項10に記載の監視装置と、上記データ配信装置とを含み、
上記データ配信装置は、
上記判定処理データを記憶している記憶部と、
上記判定処理データを送信する送信部と、
を備えることを特徴とする監視システム。 - 請求項10に記載の監視装置と、上記データ配信装置とを含み、
上記データ配信装置は、
上記生成処理データを記憶している記憶部と、
上記生成処理データを送信する送信部と、
を備えることを特徴とする監視システム。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の携帯型通信装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記制御部として機能させるための携帯型通信装置の制御プログラム。
- 請求項8〜10の何れか1項に記載の監視装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記制御部として機能させるための監視装置の制御プログラム。
- 請求項13に記載の携帯型通信装置の制御プログラムが記録されたコンピュータの読 取り可能な記録媒体。
- 請求項14に記載の監視装置の制御プログラムが記録されたコンピュータの読み取り可能な記録媒体。
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