JP3639089B2 - スクリーン装置 - Google Patents

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JP3639089B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスクリーン装置に係り、たとえば、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスクリーン装置としては、たとえば、火災時に煙りの拡散と延焼を防止する耐火スクリーン装置がある。この耐火スクリーン装置は、たとえば、両側部に相対して固定され対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側端部を挿入して自動閉鎖装置により回転される巻取ドラムにて巻き戻し下降され前記両側部のガイドレール間を遮蔽する難燃性布地にて形成された耐火シートと、この耐火シートの下端部に固定され前記両側部のガイドレール間の床面に着床する重錘体と、を具備した構成が採られている。そして、巻取ドラムにて耐火シートが巻き戻されることにより、耐火シートは重錘体を着床して緊張した状態で両側部のガイドレール間の被遮蔽部を遮蔽するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の耐火スクリーン装置では、巻取ドラムを巻き戻し回転させる自動閉鎖装置に自動復帰装置を併用しない場合は、巻取ドラムが巻き戻し回転されて耐火シートが下降され、この耐火シートの下端部の重錘体が着床して被遮蔽部を遮蔽しても巻取ドラムが巻き戻し回転を停止して自動復帰せずに更に巻き戻し方向に慣性により回動し、この巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽した耐火シートが逆巻きに巻かれて巻き上げられ、この耐火シートの下端部の重錘体が床面から引き上げられ、この重錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることがある、という問題がある。
【0004】
また、耐火シートにて被遮蔽部を遮蔽した状態でこの耐火シートが熱風等の火災熱により加熱された際はこの耐火シートが上方に収縮し、この熱収縮した耐火シートにて重錘体が床面から引き上げられ、この重錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出することがある、という問題がある。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、シート体にて被遮蔽部を遮蔽する際はこのシート体を上下方向に確実に弛ませた状態で被遮蔽部を遮蔽することができるようにし、この巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれた際はこのシート体の巻き上げを防止して重錘体と床面との間の気密性を確実に保持でき、また、シート体が上方に熱収縮してもこのシート体にて重錘体を床面から引き上げることを防止してこの重錘体と床面との間の気密性を確実に保持できるスクリーン装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のスクリーン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され互いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に設けられた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自在に巻回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側端部を挿入した状態で下降され下端部が前記被遮蔽部の床面に着床してこの被遮蔽部を遮蔽するシート体と、を具備し、前記シート体は、前記巻取ドラムから巻き戻されて前記被遮蔽部を遮蔽した際に弛む長さに形成され、このシート体の下端部に設けられ前記被遮蔽部の床面に着床するシート体の幅方向の第1の重錘体と、このシート体の上部に設けられ両端部を係合部としてこのシート体の両側端部に突出し前記第1の重錘体の着床時にこのシート体を弛ませるシート体の幅方向の第2の重錘体と、を有し、前記両側部のガイドレールは、このガイドレールにそれぞれ設けられ前記第2の重錘体の係合部を案内するガイド体と、このガイド体にそれぞれ設けられ前記被遮蔽部を遮蔽した位置に前記シート体を巻き戻し下降した前記巻取ドラムの慣性による回動時に前記第2の重錘体の係合部を係合して前記シート体の巻き上げを阻止するストッパーと、を有する、ものである。
【0007】
そして、巻取ドラムがシート体を巻き戻す方向に向かって駆動回転されると、この巻取ドラムからシート体が順次巻き戻され、このシート体は幅方向の両側端部が両側部のガイドレールの挿入口に沿って、かつ、第1の重錘体の重量によりスムーズに下降される。
【0008】
また、このシート体の下端部の第1の重錘体が被遮蔽部の床面に着床することにより、このシート体及び第1の重錘体にて被遮蔽部が遮蔽されるが、この際、シート体の下端部の第1の重錘体が被遮蔽部の床面に着床されても巻取ドラムからシート体が更に所定の長さだけ巻き戻されることにより、第1の重錘体が床面に着床された状態で第2の重錘体の重量によりシート体が下方に押動され、このシート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形される。
【0009】
そして、巻取ドラムの駆動回転が停止されるが、この際、巻取ドラムが直ちに停止せずに更にシート体を巻き戻す方向に慣性により回動した場合には、すなわち、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、このシート体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係合部が両側部のガイド体のストッパーにそれぞれ係合される。
【0010】
そして、この両側部のストッパーにて第2の重錘体を介してシート体が巻取ドラムに逆巻きに巻かれて巻き上げられることを阻止されるとともに、このシート体の下端部の第1の重錘体が床面に着床した状態に保持される。
【0011】
この際、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれて多少巻き上げられても、このシート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形されていることにより、このシート体の弛んだ部分が多少伸長されて引き上げられることがあっても、このシート体が全体として引き上げられることがなく、したがって、このシート体にて第1の重錘体が床面から上方に引き上げられることがく、この第1の重錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることを防止される。
【0012】
したがって、シート体を下降して被遮蔽部を遮蔽した際は常時第1の重錘体が床面に着床され、このシート体にて第1の重錘体を床面から引き上げることが防止され、この第1の重錘体と床面との間の気密性が確実に保持され、この第1の重錘体と床面との間から煙りや熱風等が流出するを確実に防止される。
【0013】
請求項2記載のスクリーン装置は、請求項1記載のスクリーン装置において、ガイド体は、ガイドレールの挿入口に連通し第2の重錘体の係合部を案内する案内路を形成した相対する上下方向の第1のガイド片及び第2のガイド片にて形成され、ストッパーは、前記第1のガイド片と第2のガイド片とのいずれか一方の上端部に巻取ドラムに向かって拡開傾斜して突出され前記第2の重錘体の係合部を案内する案内片に設けられている、ものである。
【0014】
そして、シート体が巻き戻されて第1の重錘体が床面に着床された際はこのシート体の第2の重錘体の両端部の係合部が案内路内にそれぞれ案内されて挿入され、この両側部の案内路内に両端部の係合部を挿入した第2の重錘体にてシート体が補強される。
【0015】
また、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、このシート体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係合部がそれぞれ案内片に案内されて両側部のストッパーにそれぞれ係合され、このシート体の巻き上げが阻止される。
【0016】
請求項3記載のスクリーン装置は、請求項1または2記載のスクリーン装置において、シート体は、難燃性耐火シート体にて形成され、第1の重錘体及び第2の重錘体は、難燃性重錘体にて形成されている、ものである。
【0017】
そして、難燃性耐火シート体及び第1の難燃性重錘体にて被遮蔽部を遮蔽した状態でこの難燃性耐火シート体が熱風等の火災熱により加熱されることによりこの難燃性耐火シート体が上方に収縮しても、この難燃性耐火シート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形されていることにより、この難燃性耐火シート体の弛んだ部分で熱収縮が吸収され、この難燃性耐火シート体が全体として引き上げられることが防止される。
【0018】
したがって、この難燃性耐火シート体にて第1の難燃性重錘体が床面から上方に引き上げられることがなく、この第1の難燃性重錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることが防止され、被遮蔽部の一方側から他方側に向かって熱風等の流出が防止され、火災時に熱風等の煙りの拡散と延焼が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
1は出入口、非常口及び通路等の被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイドレールで、この左右のガイドレール1は互いに対向して上下方向の挿入口3を開口した前後のガイド側板部4を有して断面略コ字形状に形成されている。
【0021】
また、前記左右のガイドレール1の上端部に後述する重錘体の両端部の係合部を案内するガイド体5がそれぞれ設けられている。この左右のガイド体5は、前記ガイドレール1の一方側のガイド側板部4の上端部に一体に突設された上下方向の第1のガイド片6と、この第1のガイド片6に対向して前記ガイドレール1の他方側のガイド側板部4の上端部に一体に突設された上下方向の第2のガイド片7と、により形成され、この第1のガイド片6及び第2のガイド片7にて前記挿入口3に連通し後述する重錘体の両端部の係合部を案内する案内路8が形成されている。
【0022】
また、前記第1のガイド片6の上端部に後述する巻取ドラムに向かって拡開傾斜した案内片9がそれぞれ一体に突出され、この案内片9の突出端部に後述する重錘体の両端部の係合部を係合するストッパー10がそれぞれ設けられている。
【0023】
前記ストッパー10は、前記案内片9の突出端部にこの突出端部に対して上方に向かって略直角状に折り曲げ形成され後述する重錘体の両端部の係合部を係合して係止する係止片部11と、この係止片部11の上端部に前記案内片9に対向して前記案内路8に向かって突出された突出片部12と、を有して断面略コ字形状に形成されている。
【0024】
また、前記第2のガイド片7の上端部に前記案内片9と反対方向に向かって拡開傾斜した案内突片13がそれぞれ一体に突出され、この案内突片13と前記第1のガイド片6の案内片9とにより、後述する重錘体の両端部の係合部を前記案内路8に案内するようになっている。
【0025】
つぎに、前記被遮蔽部2の上框体等の上側壁部14には前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ挿入したスクリーンボックス15が固定され、このスクリーンボックス15は下端部に前記左右のガイドレール1の挿入口3にそれぞれ連通して開口した左右方向のスクリーン案内口16が開口して形成されている。
【0026】
また、前記スクリーンボックス15の左右の側板部17に相対して軸受体18がそれぞれ取り付けられ、この左右の軸受体18に左右方向の巻取ドラム19を有する巻取軸20の両端部がそれぞれ回転自在に軸架され、この巻取軸20の一端部にはこの巻取軸20を駆動回転する回転輪21が固着されている。
【0027】
また、前記スクリーンボックス15内には正逆転可能なモータ22が固定され、このモータ22の出力軸23には前記回転輪21に対向する位置に駆動輪24が固着され、この駆動輪24と前記回転輪21との間には無端回行体25が回行自在に懸架されている。
【0028】
前記モータ22は図示しない自動閉鎖装置に接続され制御手段からの火災信号等の出力信号により作動され、このモータ22の出力は減速されて前記巻取軸20に伝達されるようになっている。また、前記モータ22は後述する重錘体が前記被遮蔽部2の床面26に着床することにより検知される検知信号を入力した前記制御手段からの停止信号により作動が停止されるようになっている。
【0029】
つぎに、前記巻取ドラム19には前記被遮蔽部2を遮蔽するシート体27の上端部が固着されて巻き戻し自在に巻回されている。このシート体27は難燃性耐火シート体28にて形成され、この難燃性耐火シート体28は、たとえば、ガラスクロス、シリカクロス等からなる一枚仕立ての難燃性布地等にて形成されている。
【0030】
前記難燃性耐火シート体28は、前記巻取ドラム19から巻き戻されて前記被遮蔽部2を遮蔽した際に弛む長さに形成され、その幅方向の両側端部は前記左右のガイドレール1の挿入口3に挿入した挿入部29としてそれぞれ形成されている。
【0031】
そして、前記難燃性耐火シート体28は前記巻取ドラム19の巻き戻し回転により幅方向の両側端部の挿入部29を前記左右のガイドレール1の挿入口3に挿入した状態で昇降され、その下降時に前記被遮蔽部2を遮蔽するようになっている。
【0032】
また、前記難燃性耐火シート体28の下端部に前記被遮蔽部2の床面26に着床する難燃性耐火シート体28の幅方向の第1の重錘体30が設けられている。この第1の重錘体30は難燃性重錘体31にて形成され、この第1の難燃性重錘体31は前記難燃性耐火シート体28の下端部を折り返して形成された円筒状部32と、この円筒状部32内に挿通された所定の重量を有する棒状材33と、により形成されている。
【0033】
そして、前記第1の難燃性重錘体31は両端部を前記左右のガイドレール1の挿入口3内に昇降自在に挿入した挿入部31a として形成され、この両端部の挿入部31a の外端は前記難燃性耐火シート体28の幅方向の両側端部の挿入部29の外端に連続して形成されている。
【0034】
また、前記難燃性耐火シート体28の上部にすなわち、この難燃性耐火シート体28が巻き戻され前記第1の重錘体30が前記被遮蔽部2の床面26に着床した際に前記ガイド体5の案内路8内に位置する部分にこの難燃性耐火シート体28を弛ませる難燃性耐火シート体28の幅方向の第2の重錘体34が設けられている。この第2の重錘体34は両端部を前記ガイド体5の案内路8内に挿入されかつ前記左右のストッパー10に係合して係止される係合部35として前記難燃性耐火シート体28の幅方向の両側端部に突出されている。
【0035】
前記第2の重錘体34は難燃性重錘体36にて形成され、この第2の難燃性重錘体36は前記難燃性耐火シート体28に形成された円筒状部37と、この円筒状部37内に挿通された所定の重量を有する棒状材38と、により形成されている。
【0036】
つぎに、前記実施の形態の作用を説明する。
【0037】
被遮蔽部2を遮蔽する際、たとえば、被遮蔽部2を遮蔽する火災時に制御手段からの火災信号によりモータ22が作動されると、このモータ22からの出力により巻取軸20がシート体27すなわち、難燃性耐火シート体28を巻き戻す方向に駆動回転され、この巻取軸20の巻取ドラム19から難燃性耐火シート体28が順次巻き戻されるとともに、難燃性耐火シート体28の両挿入部29が左右のガイドレール1の挿入口3に沿ってそれぞれ案内されて下降され、かつ、この難燃性耐火シート体28の下端部の第1の重錘体30すなわち、第1の難燃性重錘体31の両挿入部31a が左右のガイドレール1の挿入口3に沿ってそれぞれ案内されながらこの第1の難燃性重錘体31の重量によりスムーズにかつ迅速に下降される。
【0038】
そして、難燃性耐火シート体28(シート体27)の下端部の第1の難燃性重錘体31が被遮蔽部2の床面26に着床されるとともに、モータ22は検知される検知信号を入力した制御手段からの停止信号により作動が停止され、巻取軸20の巻取ドラム19の駆動回転が停止され、この難燃性耐火シート体28及び第1の難燃性重錘体31にて被遮蔽部2が全面的に遮蔽される。
【0039】
この際、難燃性耐火シート体28の下端部の第1の難燃性重錘体31が被遮蔽部2の床面26に着床されても巻取ドラム19から難燃性耐火シート体28が更に所定の長さだけ巻き戻されることにより、第1の難燃性重錘体31が床面26に着床された状態で第2の重錘体34すなわち第2の難燃性重錘体36の重量により難燃性耐火シート体28が下方に押動され、この難燃性耐火シート体28の下部が複数列に亘って略波形状に弛んだ状態に変形され、この難燃性耐火シート体28の下部に略波形状の伸長部39が形成される。
【0040】
そして、巻取ドラム19の駆動回転が停止されるが、この際、巻取ドラム19が直ちに停止せずに更に難燃性耐火シート体28を巻き戻す方向に慣性により回動した場合には、すなわち、巻取ドラム19にて被遮蔽部2を遮蔽した難燃性耐火シート体28が逆巻きに巻かれて巻き上げられた場合には、この難燃性耐火シート体28の上部に設けた第2の難燃性重錘体36の両端部の係合部35が両側部のガイド体5の第1のガイド片6の案内片9に案内されてストッパー10にそれぞれ係合される。
【0041】
そして、この両側部のストッパー10にて第2の難燃性重錘体36を介して難燃性耐火シート体28が巻取ドラム19に逆巻きに巻かれることを阻止されるとともに、この難燃性耐火シート体28の下端部の第1の難燃性重錘体31が床面26に着床した状態に保持される。
【0042】
この際、巻取ドラム19にて被遮蔽部2を遮蔽した難燃性耐火シート体28が逆巻きに巻かれて多少巻き上げられても、この難燃性耐火シート体28は下部に複数列に亘って略波形状に弛んだ状態に変形された伸長部39が形成されていることにより、この難燃性耐火シート体28の弛んだ部分が多少伸長されて引き上げられることがあっても、この難燃性耐火シート体28が全体として引き上げられることが阻止される。
【0043】
したがって、この難燃性耐火シート体28にてこの難燃性耐火シート体28の下端部の第1の難燃性重錘体31が床面26から上方に引き上げられることがなく、この第1の難燃性重錘体31と床面26との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることを防止される。
【0044】
また、難燃性耐火シート体28及び第1の難燃性重錘体31にて被遮蔽部2を遮蔽した状態でこの難燃性耐火シート体28が熱風等の火災熱により加熱されることによりこの難燃性耐火シート体28が上方に収縮しても、この難燃性耐火シート体28は下部に略波形状に弛んだ状態に変形された伸長部39が形成されていることにより、この難燃性耐火シート体28の弛んだ部分の伸長部39が伸長して熱収縮が吸収され、この難燃性耐火シート体28が全体として引き上げられることが防止される。
【0045】
したがって、この難燃性耐火シート体28にて第1の難燃性重錘体31が床面26から上方に引き上げられることがく、この第1の難燃性重錘体31と床面26との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることが防止され、この第1の難燃性重錘体31と床面26との間の気密性が確実に保持され、この第1の難燃性重錘体31と床面26との間から煙りや熱風等が流出するを確実に防止される。そして、被遮蔽部2の一方側から他方側に向かって熱風等の流出が防止され、火災時に熱風等の煙りの拡散と延焼が防止される。
【0046】
また、難燃性耐火シート体28が巻き戻されて第1の難燃性重錘体31が床面26に着床された際にこの第1の難燃性重錘体31にて難燃性耐火シート体28の下端部が熱風等により捲れ上がることを防止される。
【0047】
また、難燃性耐火シート体28が巻き戻されて第1の難燃性重錘体31が床面26に着床された際はこの難燃性耐火シート体28の第2の難燃性重錘体36の両端部の係合部35が案内路8内にそれぞれ案内されて挿入され、この両側部の案内路8内に両端部の係合部35を挿入した第2の難燃性重錘体36にて難燃性耐火シート体28が補強され、この難燃性耐火シート体28の両側端部に撓んで両挿入部29が左右のガイドレール1の挿入口3から外れることを防止される。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、シート体の下端部の第1の重錘体が被遮蔽部の床面に着床することにより、このシート体及び第1の重錘体にて被遮蔽部が遮蔽されるが、この際、シート体の下端部の第1の重錘体が被遮蔽部の床面に着床されても巻取ドラムからシート体が更に所定の長さだけ巻き戻されることにより、第1の重錘体が床面に着床された状態で第2の重錘体の重量によりシート体が下方に押動され、このシート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形される。
【0049】
そして、巻取ドラムの駆動回転が停止されるが、この際、巻取ドラムが直ちに停止せずに更にシート体を巻き戻す方向に慣性により回動した場合には、すなわち、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、このシート体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係合部が両側部のガイド体のストッパーにそれぞれ係合され、この両側部のストッパーにて第2の重錘体を介してシート体が巻取ドラムに逆巻きに巻かれて巻き上げられることを確実に阻止できるとともに、このシート体の下端部の第1の重錘体を床面に着床した状態に確実に保持することができる。
【0050】
この際、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれて多少巻き上げられても、このシート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形されていることにより、このシート体の弛んだ部分が多少伸長されて引き上げられることがあっても、このシート体が全体として引き上げられることがなく、この第1の重錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることを確実に防止できる。
【0051】
したがって、シート体を下降して被遮蔽部を遮蔽した際は常時第1の重錘体を床面に着床でき、このシート体にて第1の重錘体を床面から引き上げらることを防止して第1の重錘体と床面との間の気密性を確実に保持でき、この第1の重錘体と床面との間から煙りや熱風等が流出するを確実に防止できる。
【0052】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、シート体が巻き戻されて第1の重錘体が床面に着床された際はこのシート体の第2の重錘体の両端部の係合部が案内路内にそれぞれ案内されて挿入され、この両側部の案内路内に両端部の係合部を挿入した第2の重錘体にてシート体を補強することができる。
【0053】
また、巻取ドラムにて被遮蔽部を遮蔽したシート体が逆巻きに巻かれて巻き上げられる場合には、このシート体の上部に設けた第2の重錘体の両端部の係合部がそれぞれ案内片に案内されて両側部のストッパーにそれぞれ確実に係合され、この両側部のストッパーにてシート体が巻取ドラムに逆巻きに巻かれて巻き上げられることを確実に阻止できるとともに、このシート体の下端部の第1の重錘体を床面に着床した状態に確実に保持することができる。
【0054】
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明の効果に加え、難燃性耐火シート体及び第1の難燃性重錘体にて被遮蔽部を遮蔽した状態でこの難燃性耐火シート体が熱風等の火災熱により加熱されることによりこの難燃性耐火シート体が上方に収縮しても、この難燃性耐火シート体の下部が略波形状に弛んだ状態に変形されていることにより、この難燃性耐火シート体の弛んだ部分で熱収縮が吸収され、この難燃性耐火シート体が全体として引き上げられることを確実に防止できる。
【0055】
したがって、この難燃性耐火シート体にて第1の難燃性重錘体が床面から上方に引き上げられることがく、この第1の難燃性重錘体と床面との間に煙りや熱風等が流出する隙間が形成されることを確実に防止でき、被遮蔽部の一方側から他方側に向かって熱風等の流出が防止され、火災時に熱風等の煙りの拡散と延焼を防止できる耐火スクリーン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すスクリーン装置の一部を切欠した正面図である。
【図2】同上ストッパーに第2の重錘体の係合部を係合した状態の斜視図である。
【図3】同上スクリーン装置の側面図である。
【図4】同上シート体の下降状態を示す説明側面図である。
【図5】同上シート体を下降して被遮蔽部を遮蔽した状態を示す説明側面図である。
【図6】同上ストッパーに第2の重錘体の係合部が係合された状態を示す説明側面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール
2 被遮蔽部
3 挿入口
5 ガイド体
6 第1のガイド片
7 第2のガイド片
8 案内路
9 案内片
10 ストッパー
19 巻取ドラム
26 床面
27 シート体
28 難燃性耐火シート体
30 第1の重錘体
31,36 難燃性重錘体
34 第2の重錘体
35 係合部

Claims (3)

  1. 被遮蔽部の両側部に相対して固定され互いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に設けられた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自在に巻回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側端部を挿入した状態で下降され下端部が前記被遮蔽部の床面に着床してこの被遮蔽部を遮蔽するシート体と、を具備し、
    前記シート体は、前記巻取ドラムから巻き戻されて前記被遮蔽部を遮蔽した際に弛む長さに形成され、このシート体の下端部に設けられ前記被遮蔽部の床面に着床するシート体の幅方向の第1の重錘体と、このシート体の上部に設けられ両端部を係合部としてこのシート体の両側端部に突出し前記第1の重錘体の着床時にこのシート体を弛ませるシート体の幅方向の第2の重錘体と、を有し、
    前記両側部のガイドレールは、このガイドレールにそれぞれ設けられ前記第2の重錘体の係合部を案内するガイド体と、このガイド体にそれぞれ設けられ前記被遮蔽部を遮蔽した位置に前記シート体を巻き戻し下降した前記巻取ドラムの慣性による回動時に前記第2の重錘体の係合部を係合して前記シート体の巻き上げを阻止するストッパーと、を有する、
    ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. ガイド体は、ガイドレールの挿入口に連通し第2の重錘体の係合部を案内する案内路を形成した相対する上下方向の第1のガイド片及び第2のガイド片にて形成され、ストッパーは、前記第1のガイド片と第2のガイド片とのいずれか一方の上端部に巻取ドラムに向かって拡開傾斜して突出され前記第2の重錘体の係合部を案内する案内片に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  3. シート体は、難燃性耐火シート体にて形成され、第1の重錘体及び第2の重錘体は、難燃性重錘体にて形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン装置。
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