JP3661004B2 - プラスチック製中空体の製造装置およびプラスチック製中空体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空で上面開放の箱体や中空のパイプ材といったプラスチック製中空体を製造する装置およびそのようなプラスチック製中空体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
クリーンルームで使用される電子部品の洗浄槽として用いられる容器状で上面開放のプラスチック製箱体は、従来、所定肉厚のプラスチックプレートをコ字形に折り曲げて底板とその底板の前後の各辺部から立ち上がった前後一対の側板とが一体に連設されたU形の箱本体を作り、その箱本体の左右の両端部に、矩形の面板を溶接して一体化することにより製作されていた。そして、箱体の製作作業には数人の作業者を必要とし、しかもその作業者が細心の注意を払って作業を行うことを余儀なくされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プラスチックプレートの折曲げ作業や面板の溶接作業は、それらの材料の所定箇所を所定の高温に加熱して行う必要があるので、劣悪な作業環境に陥りやすく、その上、人件費が嵩む割りには生産効率の低いものであった。また、人手による作業であったので、プラスチックプレートの折曲げ精度や溶接した後の箱本体と面板との溶接強度などにばらつきが生じやすく、一様な品質の箱体を大量に製造したいという要求に対処することが困難であった。
【0004】
本発明は、以上の事情の下でなされたものであり、箱体のようなプラスチック製中空体の製造を自動化して省人化を促進することが可能になるプラスチック製中空体の製造装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、一様な品質のプラスチック製中空体を短時間で製造することのできるプラスチック製中空体の製造装置およびプラスチック製中空体の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のプラスチック製中空体の製造装置は、プラスチック製の中空体本体の端面にプラスチック製の面板を熱溶着するプラスチック製中空体の製造装置において、上記中空体本体の端面を側方に露出させてその中空体本体を保持する本体保持用ユニットと、上記本体保持用ユニットに保持された上記中空体本体の上記端面をトリミングするトリミング用ユニットと、上記面板を保持する面板保持用ユニットと、上記本体保持用ユニットに保持された上記中空体本体の上記端面と上記面板保持用ユニットに保持された上記面板の溶着箇所との両方に接触する状態でそれらの間に介在されて上記中空体本体の上記端面と上記面板の溶着箇所とを溶着可能温度に加熱するヒータユニットと、上記面板保持用ユニットに保持されかつ上記ヒータユニットにより加熱された上記面板を、上記本体保持用ユニットに保持されかつ上記ヒータユニットにより加熱された上記中空体本体の上記端面に押し付ける面板押付け用ユニットと、を備える、というものである。ここで、上記中空体には、冒頭で説明した洗浄槽などに用いられる上面開放の箱体が含まれることは勿論、プラスチックパイプの端面を面板で塞いだ形のものも含まれ、要するに、端面を面板で塞ぐ形状のものが全て含まれる。
【0007】
この発明によると、本体保持用ユニットに保持させたプラスチック製の中空体本体の端面を、トリミング用ユニットによってトリミングを行うことが可能になる。また、本体保持用ユニットに保持させた上記中空体本体の端面と面板保持用ユニットに保持させた面板の溶着箇所との両方をヒータユニットによって溶着可能温度に加熱することが可能になる。そして、ヒータユニットにより中空体本体の端面と面板の溶着箇所との両方を加熱した後ヒータユニットを退去させると、面板押付用ユニットによって上記面板の溶着箇所を本体保持用ユニットに保持されている中空体本体の端面に押し付けて両者を加圧溶着することが可能になる。
【0008】
請求項2に係る発明のプラスチック製中空体の製造装置は、請求項1のものにおいて、上記本体保持用ユニットが所定の経路を移動可能であり、その経路の側部に、上記本体保持ユニットの移動方向に順に、上記トリミング用ユニットと上記面板押付け用ユニットとが並べて配備されていると共に、上記面板押付け用ユニットに上記面板保持用ユニットが取り付けられ、上記ヒータユニットが昇降機構に取り付けられ、かつそのヒータユニットが、上記面板保持用ユニットおよびその面板保持用ユニットの対向位置に移動してきた上記本体保持用ユニットとの相互間位置に対して昇降可能になっている、というものである。
【0009】
この発明によると、プラスチック製の中空体本体を保持させた本体保持用ユニットをトリミング用ユニットのところに移動させてそのトリミング用ユニットの動作による中空体本体の端面のトリミング作業が可能になる。トリミング後に本体保持用ユニットを面板保持用ユニットのところに移動させると、本体保持用ユニットに保持されている中空体本体の端面と面板保持用ユニットに保持されている面板の溶着箇所との両方をヒータユニットによって溶着可能温度に加熱することが可能になる。そして、加熱後、ヒータユニットを昇降機構により上方へ退去させてから面板押付用ユニットによって上記面板を本体保持用ユニットに保持されている中空体本体の端面に押し付けると、面板の溶着箇所が中空体本体の端面に加圧溶着される。したがって、この発明によると、中空体本体の端面に面板を加圧溶着してプラスチック製の中空体を製造する作業のシステム化が可能になる。
【0010】
請求項3に係る発明のプラスチック製中空体の製造装置は、請求項1のものにおいて、上記経路を挟む両側部のそれぞれに、上記本体保持用ユニットの移動方向に順に、上記トリミング用ユニットと上記面板押付け用ユニットとが並べて配備されていると共に、上記面板押付け用ユニットに上記面板保持用ユニットが取り付けられ、一対の上記ヒータユニットが個別に昇降機構に取り付けられ、かつその一対のヒータユニットが、上記経路を挟む両側部のそれぞれに配備された上記面板保持用ユニットおよびその面板保持用ユニットの対向位置に移動してきた上記本体保持用ユニットの相互間位置に対して各別に昇降可能になっている、というものである。
【0011】
この発明によると、本体保持用ユニットがその移動経路を1回だけ往動する間に、冒頭で説明したコ字形の箱本体(中空体本体)の左右の両端面に矩形の面板を熱溶着して一体化するという作業を行わせることができる。
【0012】
請求項4に係る発明のプラスチック製中空体の製造装置は、請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載したものにおいて、上記本体保持用ユニットに上記中空体本体を保持させるときの基準位置が設定されていると共に、その本体保持用ユニットに、上記中空体本体を上記基準位置に位置決めする位置補正機構が設けられている、というものである。
【0013】
この発明によれば、本体保持用ユニットに保持される中空体本体が、位置補正機構によって基準位置に位置決めされる。そのため、その中空体本体の端面に面板を加圧溶着するときの位置精度を容易に高めることができる。
【0014】
請求項5に係る発明のプラスチック製中空体の製造装置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載したものにおいて、上記面板押付け用ユニットが、出退動作を行う出退部を備えた押付機構と、上記出退部に取り付けられかつ上記面板保持用ユニットに保持された上記面板を上記本体保持用ユニットに保持された上記中空体本体の上記端面に押し付けるときの押付圧力を検出して上記押付機構の出退動作を制御するための信号を出力する押付圧検出機構とを備えている、というものである。
【0015】
この発明によると、面板の溶着箇所を中空体本体の端面に押し付けて加圧溶着させるときに、押付機構の出退部を徐々に前進させていくことにより中空体本体の端面を押し潰しつつ面板の溶着箇所をその端面に溶着することができる。その際に、中空体本体に対する面板の押付力を押付圧検出機構により検出しつつ押付力が所定の大きさになるまで出退部を前進させる。そして、中空体本体の端面が押し潰されて押付圧が低下したときなどに、そのときの押付圧力を押付圧検出機構により検出して押付機構の出退動作を制御し、押付機構を再起動させて面板をさらに前進させるようにして一定の押付力を維持することができる。
【0016】
請求項6に係る発明のプラスチック製中空体の製造方法は、中空体本体の端面と面板の溶着箇所とを加熱溶融させる加熱溶融工程と、この加熱溶融工程を経た上記中空体本体の上記端面に上記面板の上記溶着箇所を押し付けて両者を加圧溶着させる加圧溶着工程とを有するプラスチック製中空体の製造方法において、
請求項1に記載したプラスチック製中空体の製造装置を用い、上記加熱溶融工程を、上記ヒータユニットのヒータを上記中空体本体の上記端面と上記面板の上記溶着箇所との両方に接触する状態でそれらの間に介在させて上記中空体本体の上記端面と上記面板の上記溶着箇所とを溶着可能温度に加熱することによって行い、その加熱溶融工程が、加熱に伴う上記中空体本体の端面および上記面板の上記溶着箇所の溶融進行度合に応じて上記面板押付け用ユニットを押し出すことにより上記ヒータユニットに対する上記中空体本体の上記端面および上記面板の上記溶着箇所の押付力を一定に維持して行う前段加熱処理と、その前段加熱処理に引き続いて行われかつ上記押付力を解消して加熱を続行する後段加熱処理とに分かれている、というものである。
【0017】
この発明によると、互いに加圧溶着される中空体本体の端面と面板の溶着箇所の両方がヒータユニットによってほゞ同じ温度に一様に加熱される。しかも、加熱溶融工程が、上記前段加熱処理と上記後段加熱処理とに分かれているので、ヒータユニットによる加熱の影響が中空体本体や面板の内部の溶着される部分にまで十分に及ぶようになるので、加熱溶融工程の後工程である加圧溶着工程で中空体本体の端面に面板の溶着箇所が押し付けられたときに、面板の溶着箇所が中空体本体の端面を押し潰しながら確実に溶着するようになる。
【0018】
請求項7に係る発明のプラスチック製中空体の製造方法は、請求項6に記載したものにおいて、上記ヒータユニットの加熱面の表面温度を200〜250℃に設定し、上記ヒータユニットに対する上記中空体本体の上記端面および上記面板の上記溶着箇所の押付力を1〜2kg/cm2 に維持して上記加熱溶融工程の前段加熱処理を行う、というものである。
【0019】
この発明によると、中空体本体や面板にポリプロピレン樹脂を採用して品質の一様なプラスチック中空体を製造することができる。
【0020】
請求項8に係る発明のプラスチック製中空体の製造方法は、請求項6または請求項7に記載したものにおいて、請求項5に記載したプラスチック製中空体の製造装置を用い、請求項5に記載したプラスチック製中空体の製造装置を用い、上記加圧溶着工程が、主加圧溶着処理と必要に応じてその主加圧溶着処理に引き続いて行われる補助加圧溶着処理とに分かれており、上記主加圧溶着処理が、上記押付機構の動作により上記中空体本体の上記端面に上記面板を押し付けてその中空体本体の端部を押し潰しつつその中空体本体の上記端面に上記面板の上記溶着箇所を溶着する処理であり、上記補助加圧溶着処理が、上記押付圧検出機構の押付圧検出により上記主加圧溶着処理の押付力の不足を補う処理である、というものである。
【0021】
この発明によれば、加圧溶着工程で中空体本体の端面に面板の溶着箇所を押し付けたときに、面板の溶着箇所が中空体本体の端面を押し潰されても、その押付力が不足して溶着不良を生じることがなくなる。
【0022】
請求項9に係る発明のプラスチック製中空体の製造方法は、請求項7または請求項8に記載したものにおいて、上記主加圧溶着処理時の上記押付機構による上記押付力が1〜5kg/cm2 であり、上記中空体本体の端面の押潰し代が1〜3mmであるというものである。
【0023】
この発明によると、中空体本体や面板にポリプロピレン樹脂を採用して品質の一様なプラスチック中空体を製造することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である製造装置の全体のレイアウトを示した概略説明図である。
【0025】
同図のように、この製造装置は、本体保持用ユニット10と、トリミング用ユニット30と、面板保持用ユニット50と、ヒータユニット90と、面板押付け用ユニット70と、を備えている。そして、本体保持用ユニット10はレールによって形成されているまっすぐな移動経路Lに沿って移動することかでき、その移動経路Lの両側部のそれぞれに上記したトリミング用ユニット30,30と面板押付け用ユニット50,50とが、本体保持用ユニット10の移動方向に順に並べて配備されている。また、面板保持用ユニット50は、面板押付け用ユニット70の前面に取り付けられている。さらに、一対のヒータユニット90,90が、上記経路Lを挟む両側部のそれぞれに配備された面板保持用ユニット50,50およびその面板保持用ユニット50,50の対向位置に移動してきた上記本体保持用ユニット10の相互間位置に対して各別に昇降可能になっている。
【0026】
以下、上掲した個々のユニット10,30,50,70,90の構成などを説明する。
【0027】
図2は本体保持用ユニット10の概略側面図、図3は本体保持用ユニット10の概略縦断正面図、図4は本体保持用ユニット10に設けられた位置補正機構の動作説明図である。
【0028】
図2および図3において、本体保持用ユニット10の台板11側に設けられたナット体12が、機台13側に配備されたねじ軸14にねじ嵌合されていて、ねじ軸14の回転によって台板11が図1に示した移動経路Lに沿って前進または後進するようになっている。このような台板11の前進または後進を案内するためのガイドレール16が機台13側に設けられ、そのガイドレール16の相手方であるガイド15が上記台板11側に設けられている。台板11の後部に垂直な固定受板17が設けられているのに対し、台板11の前部に垂直な可動受板18が上記固定受板17に対向して配備されている。この可動受板18は、台板11側にカバー板19などを介して取り付けられたシリンダ20の押引動作を通じて上記固定受板17に対して接近離反可能になっている。固定受板17と可動受板18との間に、上記台板11に固着された取付枠21を介して所要数のシリンダ22,23が設置されており、これらのシリンダ22,23のうち、後向きのシリンダ22には、上記固定受板17に対して接近離反移動される押し板24が取り付けられているのに対し、前向きのシリンダ23には、上記可動受板18に対して接近離反移動される押し板25が取り付けられている。図3で判るように、押し板25は左右に一枚ずつ設けられている。他の押し板24についても同様である。
【0029】
また、図3のように、上記台板11の前後左右の4箇所(図3には左右の2箇所だけが示されている)に、上向きにシリンダ26が取り付けられており、これらのシリンダ26に取り付けられた押上ピン27が、その台板11の貫通孔28を通して台板11の上方に対して出退可能になっている。
【0030】
図2および図3のように、固定受板17と可動受板18との相互間の空間は上方で開放されており、その開放箇所に左右一対の開閉蓋29が開閉自在に装備されている。そのほか、機台13には、図3のように、本体保持ユニット10が移動経路Lを移動するときに、その本体保持ユニット10に保持された中空体本体(後述する)の両端部をガイドする横押さえガイド16a,16aがその移動経路Lの略全長に亘って配備されている。
【0031】
図2および図3のように、本体保持用ユニット10に保持される中空体本体110はポリプロピレン樹脂などのプラスチックプレートをコ字形に折り曲げて底板111とその底板111の前後の各辺部から立ち上がった前後一対の側板112,112とを一体に備えている。この中空体本体110が、底板111を上にして、上記開閉蓋29を図2の仮想線のように開けることによって開放された固定受板17と可動受板18との相互間に、上記取付枠21やシリンダ22,23などを跨ぐ形で上から挿入される。中空体本体110を固定受板17と可動受板18との相互間に挿入した後、開閉蓋29が図2の実線のように閉じられて閉姿勢でロックされる。
【0032】
本体保持用ユニット10には、中空体本体110を保持させるときの基準位置があらかじめ設定されており、上記のようにして固定受板17と可動受板18との相互間に挿入された中空体本体110が、本体保持用ユニット10に設けられている位置補正機構の動作によって上記基準位置に位置決めされる。基準位置に保持された中空体本体110は、その左右の端面110aが本体保持用ユニット10の側方に露出する。上記位置補正機構は、上記シリンダ20に取り付けられている可動受板18と、上記シリンダ22,23に取り付けられている押し板24,25と、上記シリンダ26に取り付けられている押上ピン27と、上記開閉蓋29とによって構成されている。
【0033】
位置補正機構による位置決め動作はたとえば次の手順で行われる。すなわち、中空体本体110を固定受板17と可動受板18との相互間に挿入した後、シリンダ20を押し出して固定受板17と可動受板18とにより中空体本体110を前後から挾み付ける。この可動受板18の押出しは中空体本体110の寸法によって一定に定められている。これにより、中空体本体110の前後方向の位置が可動受板18の内面を基準にして正確に定まる。次に、シリンダ22,23をそれぞれ押し出し、図4の矢符Rのように押し板24と固定受板17とにより中空体本体110の後部の側板112を挾み付けると共に、押し板25と可動受板18とにより中空体本体110の前部の側板112を挾み付ける。引き続いて、図4の矢符Uのようにシリンダ26で押出しピン27を突き出すことにより、中空体本体110の側板112の端面を突き上げてその底板111を開閉蓋29に押し付ける。さらに、シリンダ22,23を一旦引き戻して側板112の挟み付けを解除し、上記押上ピン27による突上げを完全にした後に、再びシリンダ22,23を押し出して側板112を挟み付ける。これにより、中空体本体110の上下位置が開閉蓋29の下面を基準にして正確に定まる。このような一連の位置決め動作において、必要があれば、各シリンダ20、26,22,23の押引動作を繰り返して中空体本体110をあらかじめ設定されている基準位置に正確に位置決めする。このようにすることで、コ字形の中空体本体1の底板111と側板112,112とは直角になされ、中空体本体1の底板111と側板112,112との折曲げ精度が多少低くても、精度の高い箱体が得られる。
【0034】
図5はトリミング用ユニット30の一部の縦断正面図、図6はトリミング用ユニット30の他の部分の一部破断正面図、図7はトリミング用ユニットの作用説明図である。
【0035】
トリミング用ユニット30は、図6のように、台板31側に設けられたナット体32が、機台33側に配備されたねじ軸34にねじ嵌合されており、ねじ軸34の回転によって台板31が図1で説明した移動経路Lに沿って一定範囲を前進または後進するようになっている。そして、この台板31の前進および後進が、機台33側に設けられたガイドレール36とその相手方である台板31側のガイド35とによって案内される。上記ねじ軸34は上記機台33側に設置された図示していない駆動モータによって正方向または逆方向に回転する。図5および図6のように、台板31にはスライド板37が図1の移動経路Lに対する遠近方向にスライド自在に載架されており、そのスライド板37のスライドが台板31に設けられたガイド37aによって案内されるようになっている。スライド板37は、上記台板31側に設けられたねじ孔31aに、スライド板37側に回転自在に設けられたねじ軸37cをねじ合わせ、そのねじ軸37cを図示していないモータで正方向または逆方向に回転させることによって行われる。このスライド板37には支持枠37bが立ち上げられ、その支持枠37bの上部と下部とに振り分けて設けられた一対の軸受38,38によってねじ軸41が垂直に取り付けられ、このねじ軸41には、上記支持枠37bに取り付けられた駆動モータ42により回転される回転出力軸がベルト伝導機構43を介して連動連結されている。ねじ軸41にねじ合わされたナット体44には、取付具45を介して吸引ノズル46が取り付けられていると共に、この吸引ノズル46に、軸受機構47を介してアーム48が回転自在に取り付けられ、このアーム48に取り付けられたモータ49の回転軸49aに回転刃40が取替え可能に取り付けられている。そして、アーム48がモータ48aを動力源として上記吸引ノズル46の回りで揺動可能になっている。なお、モータ48aとアーム48とは、モータ48a側の駆動歯車48bとアーム48側の駆動歯車48cとの噛合いによって連結されている。
【0036】
このトリミング用ユニット30において、ねじ軸32を正方向に回転させると、台板31が図1で説明した移動経路Lに沿って前進し、ねじ軸32を逆方向に回転させると、台板31が図1で説明した移動経路Lに沿って後進する。また、上記ねじ軸37cを正方向または逆方向に回転させると、スライド板37が上記移動経路Lに対する遠近方向にスライドされる。さらに、駆動モータ42を正方向または逆方向に回転駆動させると、ねじ軸41が正方向または逆方向に回転するのに伴ってナット体44が上昇または下降する。さらに、上記モータ48aを正方向または逆方向に回転駆動させると、そのモータ48aの回転角度に見合う角度だけ上記アーム48が吸引ノズル46の周囲で正方向または逆方向に揺動する。この場合、アーム48が回転しても回転刃40は常に上記吸引ノズル46のノズル口46aの直近に位置している。
【0037】
したがって、上記本体保持用ユニット10を上記移動経路Lに沿ってこのトリミング用ユニット30のところに移動させた後、上記ねじ軸37cを回転させることにより回転刃40をその本体保持用ユニット10の基準位置に保持されている中空体本体110の端面110aに押し付ける動作と、上記ねじ軸41,34を回転させることによる回転刃40の昇降動作および前後進動作と、上記モータ48aを回転させることにより上記アーム48と共に回転刃40を図5の矢符Kのように方向転換させる動作とを、適切な順序に組み合わせて制御すると、図7に一点鎖線で示した経路に沿って回転刃40がその中空体本体110の端面1101aを削りながら移動してトリミングが行われる。なお、この実施形態では、トリミング用ユニット30が上記経路Lを挟む両側部のそれぞれに設けられているので、中空体本体110の左右の端面が同時に併行してトリミングされる。
【0038】
図8はヒータユニット90の概略正面図、図9はヒータユニット90の要部の概略側面図である。
【0039】
このヒータユニット90は、機台92に設けられたレール93を有し、このレール93に沿って上記経路Lに対する遠近方向に移動可能な前後一対の台板94が設けられており、この前後の台板94のそれぞれに支柱95が立ち上げられていると共に、それらの台板94がそれらに共通の押引機構98に連結され、この押引機構98によって前後の台板94が上記レール93に沿って上記経路Lに対する遠近方向に移動可能になっている。また、上記した前後の支柱95のそれぞれにはガイドローラ96が取り付けられており、それらの支柱95に設けられた上記ガイドローラ96の相互間に矩形環状のヒータ取付枠97が昇降自在に保持されている。また、前後の支柱95のそれぞれには昇降駆動機構99が設置されており、この昇降駆動機構99に上記ヒータ取付枠97が取付具99aを介して取り付けられている。さらに、上記ヒータ取付枠97には、門形の上記ヒータ91が取付アーム101を介して取り付けられている。
【0040】
図10は面板保持用ユニット50とこの面板保持用ユニット50が取り付けられた面板押付用ユニット70とを示す縦断正面図、図11は面板保持用ユニット50の側面図である。
【0041】
図11のように、面板保持用ユニット50は、矩形の枠体51の4つの辺部に所要間隔を隔てて吸引口52が開設され、それらの吸引口52に図示していない吸引源を接続してなる。
【0042】
図10のように、面板押付用ユニット70は、機台71に設置されたレール72に沿って上記経路Lに対する遠近方向に移動される移動台73と、上記機台71から立ち上げられた取付板74と、その取付板74に設けられた軸受76aと、その軸受76aから片持ち状に水平に延び出たねじ軸76と、ねじ軸76の先端に設けられたストッパ76aと、このねじ軸76にねじ合わされたナット体77と、このナット体77に取付具78を介して水平に取り付けられたロードセル79と、このロードセル79の押出し杆81と上記面板保持ユニット50の枠体51とを連結している連結板82と、上記ねじ軸76の回転駆動源となるモータ83と、このモータ83とねじ軸76との間の回転伝達機構84とを備えている。そして、上記ねじ軸76と上記ナット体77と上記連結板82とによって押付機構Pが形成されていると共に、上記ナット体77によって押付機構Pの出退部P1が形成されている。また、上記ロードセル79によって押付圧検出機構Kが形成されている。この押付圧検出機構Kは、ヒータ91と面板120および中空体本体110の端面110aとの押付力および面板120の溶着箇所と上記端面110aとの押付圧力を検出して上記押付機構Pの出退動作を制御するための信号を出力する機能を有している。
【0043】
上記ヒータユニット90のヒータ91は、昇降駆動機構99の動作によって、中空体本体110を基準位置に保持して面板保持用ユニット50のところに移動してきた上記本体保持用ユニット10と面板保持用ユニット50との間の空間に対して図8の矢符Yのように昇降される。そして、その空間にヒータ91が下降した後、押引装置98が台板94を押し出し、ヒータ91の片面を本体保持用ユニット10に保持されている中空体本体110の端面110aに押し付ける。これと共に、上記押付機構Pが動作されてその出退部77が前進し、ロードセル79、連結板82を突き出し、面板120を吸着して保持している面板保持用ユニット50が、矩形環状のヒータ取付枠97を通して押し出され、その面板保持用ユニット50に保持されている上記面板120の溶着箇所がヒータ91の他面に押し付けられる。このようにして、面板120の溶着箇所と中空体本体110の端面110aとの両方にヒータ91が接触し、その状態で中空体本体110の端面110aと面板120の溶着箇所とが同時に溶着可能温度にまで加熱される。この際、ヒータ91と面板120の溶着箇所と中空体本体110の端面110aとの押付力は押付圧検出機構Kにより検出され、一定の圧力となるように押付機構Pを動作させる。なお、ヒータ91はあらかじめ通電加熱されている。
【0044】
また、ヒータ91による中空体本体110の端面110aと面板120の溶着箇所との同時加熱が終わった後、ヒータユニット90の昇降駆動機構99が動作して図8に仮想線で示す上方位置にヒータ91が上昇される。この場合、ヒータ91に面板120が溶着して離れにくくなっているという状態が起こり得る。そこで、この状態の起こるおそれがあるときには、図13のように、本体保持用ユニット10(図13に不図示)に流体圧シリンダ54を取り付けておくと共に、この流体圧シリンダ54のシリンダロッド55の先端に、プラスチック材でなる円板状のヘッド56を設けておくとよい。このようにしておくと、流体圧シリンダ54のシリンダロッド55を押し出してヘッド56をヒータ91を通して左方に突き出すと、ヘッド56が面板120を突き押して叩いてその面板120をヒータ91から強制的に剥離させるので、面板120とヒータ91との溶着箇所が離れて円滑にヒータ91を上昇させることができるようになる。
【0045】
ヒータ91を上昇させた後、押付機構Pの動作を通じて面板120が中空体本体110の端面110aに押し付けられ、両者が加圧溶着される。この加圧溶着工程では、面板120の溶着箇所を中空体本体110の端面110aに押し付けて加圧溶着させるときに、押付機構Pの出退部P1を徐々に前進させていくことにより連結板82が突き出されて面板120が中空体本体110の端面110aを押し潰しつつ面板120の溶着箇所をその端面110aに溶着することができる。その際に、中空体本体110に対する面板120の押付力を押付圧検出機構Kによって検出しつつ押付機構Pを動作させて押付力が所定の大きさになるまで出退部P1を前進させる。そして、一旦、一定の圧力になって押付機構Pの動作が停止しても、中空体本体110の端面110aが押し潰されて押付圧が低下したときに、そのときの押付圧力を押付圧検出機構Kにより検出して押付機構Pを再起動させて押付力を増加させる。このようにすることで、常に一定の押付力により溶着することができ、加圧溶着が確実に行われて加圧溶着部の品質が一定する。
【0046】
この実施形態では、本体保持用ユニット10の移動経路Lを挟む両側部のそれぞれに、トリミング用ユニット30や面板押付け用ユニット70が配備されていると共に、面板押付け用ユニット70に面板保持用ユニット50が取り付けられ、さらに、一対のヒータユニット90が、上記移動経路Lを挟む両側部のそれぞれに配備された面板保持用ユニット50およびその面板保持用ユニット50の対向位置に移動してきた本体保持用ユニット10の相互間位置に対して各別に昇降可能になっているので、本体保持用ユニット10がその移動経路Lを1回だけ往動する間に、中空体本体110の左右の両端面110a,110aに矩形の面板120を熱溶着して一体化するという作業を行わせることができ、しかもその作業を一定のシステムとして自動化することが容易に可能である。
【0047】
次に、本発明の実施形態に係るプラスチック製中空体の製造方法について説明する。
【0048】
この製造方法は、図1〜図11について説明した製造装置を用いることによって好適に実施することができる。この製造方法は、中空体本体110の端面110aと面板120の溶着箇所とを加熱溶融させる加熱溶融工程と、この加熱溶融工程を経た中空体本体110の端面110aに面板120の溶着箇所を押し付けて両者を加圧溶着させる加圧溶着工程とを有している。
【0049】
この製造方法において、上記加熱溶融工程は、図12に説明的に示したように、上記ヒータユニット90のヒータ91を、中空体本体110の端面110aと面板120の溶着箇所との両方に接触する状態でそれらの間に介在させて中空体本体110の端面110aと面板120の溶着箇所とを溶着可能温度に加熱することによって行われる。この点については製造装置の説明の中で既に述べたところと同様であるけれども、特にこの製造方法は、上記加熱溶融工程を、中空体本体110の端面110aと面板120の溶着箇所の押付力を一定に維持して行う前段加熱処理と、その前段加熱処理に引き続いて行われかつ上記押付力を解消して加熱を続行する後段加熱処理とに分かれている、という点で特異な方法であると言える。この場合の前段加熱処理は、加熱に伴う中空体本体110の端面110aおよび面板120の溶着箇所の溶融進行度合に応じて上記面板押付け用ユニット70を押し出すことにより行うことが可能である。また、後段加熱処理は、上記面板押付け用ユニット70の押出しを停止させることにより行うことが可能である。
【0050】
このように、加熱溶融工程を上記した前段加熱処理と上記した後段加熱処理とに分けて行うと、互いに加圧溶着される中空体本体110の端面110aと面板120の溶着箇所の両方がヒータユニット90のヒータ91によってほゞ同じ温度に一様に加熱されるだけでなく、ヒータユニット90のヒータ91による加熱の影響が中空体本体110や面板120の内部の溶着される部分にまで十分に及ぶようになるので、後述する加圧溶着工程で中空体本体110の端面110aに面板120の溶着箇所が押し付けられたときに、面板120の溶着箇所が中空体本体110の端面110aを押し潰しながら確実に溶着するようになる。
【0051】
上記した前段加熱処理に必要な押付力は、図8で説明した押引機構98の押出し動作や、図10で説明した押付機構Pによる押出し動作によって得られる。
【0052】
上記したように加熱溶融工程を前段加熱処理と後段加熱処理とに分けて行った後、加圧溶着工程が行われる。この加圧溶着工程は、主加圧溶着処理と必要に応じてその主加圧溶着処理に引き続いて行われる補助加圧溶着処理とに分かれている。主加圧溶着処理は、図10に示した押付機構Pの動作により中空体本体110の端面110aに面板120を押し付けてその中空体本体110の端部110aを押し潰しつつその中空体本体110の端面110aに面板120の上記溶着箇所を溶着する処理であり、この主加圧溶着処理が図10に概略的に示されている。
【0053】
上記補助加圧溶着処理は、上記押付圧検出機構Kの作用により上記主加圧溶着処理の押付力の不足時に行う処理である。この補助加圧処理を行うことにより、面板120の溶着箇所が中空体本体110の端面を押し潰すとしても、その押付力が不足して溶着不良を生じることがなくなる。なお、主加圧溶着処理で必要な押付力が得られれば、補助加圧溶着処理は不要となる。
【0054】
以上説明した実施形態は、有底で上面開放の箱形の中空体を製造方法に関するものであるけれども、本発明の製造装置や製造方法は、パイプ材の端面を面板で塞いだような中空体の製造にも用いることができる。
【0055】
【実施例】
上記した製造方法を、図14および図15に示した有底箱形のポリプロピレン樹脂製の容器(中空体の一例である)Bの製造に適用した場合についての実施例を以下に説明する。
【0056】
図14および図15の容器Bは、ポリプロピレン樹脂などのプラスチックプレートをコ字形に折り曲げて底板111とその底板111の前後の各辺部から立ち上がった前後一対の側板112,112とを一体に備えた容器本体(上記した中空体本体に相当する)B1の左右の端面に矩形の面板B2,B2を加圧溶着したものである。
【0057】
実施例に係る製造方法において、上記した加熱溶融工程の前段加熱処理を行うに際し、ヒータユニット90のヒータ91の加熱面の表面温度を200〜250℃に設定し、上記ヒータユニット90に対する上記容器本体B1の端面および面板B2の溶着箇所の押付力を1〜2kg/cm2 に維持した。
【0058】
また、上記した主加圧溶着処理時の押付機構Pによる押付力を1〜5kg/cm2 とし、上記容器本体B1の端面の押潰し代を1〜3mmにした。
【0059】
この実施例によると、品質の一様な容器Bを短時間で製造することができた。
【0060】
なお、加熱溶融工程の前段加熱処理を行うに際し、ヒータユニット90のヒータ91の加熱面の表面温度が200〜250℃の範囲より低すぎると、十分な溶融状態が得られず、また、その表面温度がその範囲より高すぎると、熱劣化して溶着強度が低下するおそれがある。また、主加圧溶着処理時の押付力が1〜5kg/cm2 の範囲よりも小さいと、溶着が一様になされなくおそれがあり、その押付力がその範囲よりも大きいと、押付けにより生じるバリ量が多くなって寸法精度が低下する。
【0061】
【発明の効果】
本発明のプラスチック製中空体の製造装置によると、プラスチック製の箱体や端部が面板で塞がれたパイプといった中空体の製造をシステム化して行うことができるようになるので、省人化や生産効率が従来に比べて格段に向上し、一定品質の中空体を大量にしかも安価に製造することができるようになる。
【0062】
本発明のプラスチック製中空体の製造方法によると、プラスチック製の箱体や端部が面板で塞がれたパイプといった中空体の製造をシステム化して行う場合に、中空体本体の端面や面板の溶着箇所を所定温度に一様に加熱してそれらの溶着不良を生じさせずに確実に加圧溶着することができるようになる。また、本発明のプラスチック製中空体の製造方法によると、中空体本体や面板にポリプロピレン樹脂を採用して品質の一様なプラスチック中空体を製造することができるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である製造装置の全体のレイアウトを示した概略説明図である。
【図2】本体保持用ユニットの概略側面図である。
【図3】本体保持用ユニットの概略縦断正面図である。
【図4】本体保持用ユニットに設けられた位置補正機構の動作説明図である。
【図5】トリミング用ユニットの一部の縦断正面図である。
【図6】トリミング用ユニットの他の部分の一部破断正面図である。
【図7】トリミング用ユニットの作用説明図である。
【図8】ヒータユニットの概略正面図である。
【図9】ヒータユニットの要部の概略側面図である。
【図10】面板保持用ユニットと面板押付用ユニットとを示す縦断正面図である。
【図11】面板保持用ユニットの側面図である。
【図12】加熱溶融工程を説明的に示した一部破断正面図である。
【図13】流体圧シリンダの動作を説明のための要部を拡大した一部破断正面図である。
【図14】容器の一部破断正面図である。
【図15】容器の外観図である。
【符号の説明】
L 本体保持用ユニットの移動経路
10 本体保持用ユニット
18 可動受板(位置補正機構)
24,25 押し板(位置補正機構)
27 押上ピン(位置補正機構)
29 開閉蓋(位置補正機構)
30 トリミング用ユニット
50 面板保持用ユニット
70 面板押付け用ユニット
90 ヒータユニット
91 ヒータ
110 中空体本体
110a 中空体本体の端面
120 面板
P 押付機構
P1 押付機構の主出退部
K 押付圧検出機構
Claims (9)
- プラスチック製の中空体本体の端面にプラスチック製の面板を熱溶着するプラスチック製中空体の製造装置において、
上記中空体本体の端面を側方に露出させてその中空体本体を保持する本体保持用ユニットと、
上記本体保持用ユニットに保持された上記中空体本体の上記端面をトリミングするトリミング用ユニットと、
上記面板を保持する面板保持用ユニットと、
上記本体保持用ユニットに保持された上記中空体本体の上記端面と上記面板保持用ユニットに保持された上記面板の溶着箇所との両方に接触する状態でそれらの間に介在されて上記中空体本体の上記端面と上記面板の溶着箇所とを溶着可能温度に加熱するヒータユニットと、
上記面板保持用ユニットに保持されかつ上記ヒータユニットにより加熱された上記面板を、上記本体保持用ユニットに保持されかつ上記ヒータユニットにより加熱された上記中空体本体の上記端面に押し付ける面板押付け用ユニットと、
を備えることを特徴とするプラスチック製中空体の製造装置。 - 上記本体保持用ユニットが所定の経路を移動可能であり、その経路の側部に、上記本体保持ユニットの移動方向に順に、上記トリミング用ユニットと上記面板押付け用ユニットとが並べて配備されていると共に、上記面板押付け用ユニットに上記面板保持用ユニットが取り付けられ、上記ヒータユニットが昇降機構に取り付けられ、かつそのヒータユニットが、上記面板保持用ユニットおよびその面板保持用ユニットの対向位置に移動してきた上記本体保持用ユニットとの相互間位置に対して昇降可能になっている請求項1に記載したプラスチック製中空体の製造装置。
- 上記経路を挟む両側部のそれぞれに、上記本体保持用ユニットの移動方向に順に、上記トリミング用ユニットと上記面板押付け用ユニットとが並べて配備されていると共に、上記面板押付け用ユニットに上記面板保持用ユニットが取り付けられ、一対の上記ヒータユニットが個別に昇降機構に取り付けられ、かつその一対のヒータユニットが、上記経路を挟む両側部のそれぞれに配備された上記面板保持用ユニットおよびその面板保持用ユニットの対向位置に移動してきた上記本体保持用ユニットの相互間位置に対して各別に昇降可能になっている請求項1に記載したプラスチック製中空体の製造装置。
- 上記本体保持用ユニットに上記中空体本体を保持させるときの基準位置が設定されていると共に、その本体保持用ユニットに、上記中空体本体を上記基準位置に位置決めする位置補正機構が設けられている請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載したプラスチック製中空体の製造装置。
- 上記面板押付け用ユニットが、出退動作を行う出退部を備えた押付機構と、上記出退部に取り付けられかつ上記面板保持用ユニットに保持された上記面板を上記本体保持用ユニットに保持された上記中空体本体の上記端面に押し付けるときの押付圧力を検出して上記押付機構の出退動作を制御するための信号を出力する押付圧検出機構とを備えている請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載したプラスチック製中空体の製造装置。
- 中空体本体の端面と面板の溶着箇所とを加熱溶融させる加熱溶融工程と、この加熱溶融工程を経た上記中空体本体の上記端面に上記面板の上記溶着箇所を押し付けて両者を加圧溶着させる加圧溶着工程とを有するプラスチック製中空体の製造方法において、
請求項1に記載したプラスチック製中空体の製造装置を用い、上記加熱溶融工程を、上記ヒータユニットのヒータを上記中空体本体の上記端面と上記面板の上記溶着箇所との両方に接触する状態でそれらの間に介在させて上記中空体本体の上記端面と上記面板の上記溶着箇所とを溶着可能温度に加熱することによって行い、
その加熱溶融工程が、加熱に伴う上記中空体本体の端面および上記面板の上記溶着箇所の溶融進行度合に応じて上記面板押付け用ユニットを押し出すことにより上記ヒータユニットに対する上記中空体本体の上記端面および上記面板の上記溶着箇所の押付力を一定に維持して行う前段加熱処理と、その前段加熱処理に引き続いて行われかつ上記押付力を解消して加熱を続行する後段加熱処理とに分かれていることを特徴とするプラスチック製中空体の製造方法。 - 上記ヒータユニットの加熱面の表面温度を200〜250℃に設定し、上記ヒータユニットに対する上記中空体本体の上記端面および上記面板の上記溶着箇所の押付力を1〜2kg/cm2 に維持して上記加熱溶融工程の前段加熱処理を行う請求項6に記載したプラスチック製中空体の製造方法。
- 請求項5に記載したプラスチック製中空体の製造装置を用い、上記加圧溶着工程が、主加圧溶着処理と必要に応じてその主加圧溶着処理に引き続いて行われる補助加圧溶着処理とに分かれており、上記主加圧溶着処理が、上記押付機構の動作により上記中空体本体の上記端面に上記面板を押し付けてその中空体本体の端部を押し潰しつつその中空体本体の上記端面に上記面板の上記溶着箇所を溶着する処理であり、上記補助加圧溶着処理が、上記押付圧検出機構の押付圧検出により上記主加圧溶着処理の押付力の不足を補う処理である請求項6または請求項7に記載したプラスチック製中空体の製造方法。
- 上記主加圧溶着処理時の上記押付機構による上記押付力が1〜5kg/cm2 であり、上記中空体本体の端面の押潰し代が1〜3mmである請求項7または請求項8に記載したプラスチック製中空体の製造方法。
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