JP3661067B2 - レンジフードにおけるフィルター清掃装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理時に発生する煙り、湯気、臭気等を捕集して外部に排出するレンジフードにおけるフィルターを清掃する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般に知られているレンジフードは、フード体の内部にフィルターを取付け、そのフード体内部にフィルターを境として吸込部と排出部を形成し、その排出部に排気用のファンを取付けたものである。
【0003】
このレンジフードであれば、排気用のファンを駆動することで空気を吸込部より吸込み、その吸込んだ空気をフィルターを通して排出部に吸込み、排気ダクトなどを通して外部に排出することができる。
また、吸込んだ空気中の油分や水蒸気をフィルターで捕集でき、排出ダクトを流れる空気中の油分や水蒸気の量が著しく減少するので、排出ダクト内で油分や水蒸気が結露して排出ダクトより流れ出ることがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のレンジフードであると、フィルターに油分などが付着し、長期間使用すると付着した油分がフィルターから滴下し、レンジフードの下部、例えばレンジを汚したり、調理中の鍋の中に落下してしまう。このことを防止するにはフィルターを定期的に清掃すれば良い。
【0005】
しかしフィルターはフード体の内部に取付けてあるし、フード体はレンジの上方位置に取付けてあるので、清掃を忘れがちであり、また気づいた時には長期間を経過している場合がほとんどであり、フィルターに汚れが固着しており、フィルターを清掃することが大変面倒である。
【0006】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたレンジフードにおけるフィルター清浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フード体1内を、縦向きのフィルター11によって吸込部12と排出部13に区画したレンジフードにおいて、前記フィルター11の上部に洗浄液を落下供給する洗浄液散布樋33と、前記フィルター11に沿って流れ落ちた洗浄液を受ける洗浄液受皿37と、洗浄液槽42と、前記洗浄液槽42内の洗浄液を前記洗浄液散布樋33に供給する液体ポンプ45と、前記フィルター11への洗浄液供給量を少量、多量に切換える手段と、
レンジフード運転とレンジフード停止を検出する手段と、
レンジフード運転を検出したことにより切換手段を洗浄液供給量を少量に切換え、レンジフード停止を検出したことにより切換手段を洗浄液供給量を多量に切換え、かつ所定時間後に液体ポンプ45を停止する手段より構成し、
前記洗浄液受皿37内の洗浄液が洗浄液槽42内に供給されるようにしたことを特徴とするレンジフードにおけるフィルター清掃装置である。
【0008】
【作用】
本発明によれば、フィルター11に沿って洗浄液が流れることによりフィルター11の表面に洗浄液の被膜が形成され、油分、水蒸気は洗浄液の被覆で捕集されて洗浄液とともに流れ落ちるし、洗浄液の被膜を透過してフィルターに付着した油分、水蒸気はフィルター11に沿って流れ落ちる洗浄液によって洗浄される。
また、フィルター11に沿って流れ落ちた洗浄液は洗浄液受皿37で受けられ、その洗浄液がフィルター11より下方に落下しない。
また、フィルター11に沿って流れ落ちた洗浄液が洗浄液槽42に回収され、再びフィルター11に沿って流れ落ちるから、洗浄液が循環する。
また、レンジフード運転中にはフィルター11に沿って流れる洗浄液の量が、フィルター11を通過する空気の流れで洗浄液が排出部13に浸入することがない程度の少量となる。これにより、洗浄液が排出部13に浸入しないようにしながらフィルター11をある程度洗浄できる。
しかも、レンジフード停止後に所定時間だけフィルター11に沿って大量の洗浄液が流れ落ちるから、フィルター11に付着残留している油分、水蒸気を確実に洗浄できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、フード体1は後側フード体2と、前側フード体3を有する。後側フード体2は後面板4と相対向した一対の側面板5と天板6により下部と前部が開口した箱状となっている。前記前側フード体3は前面板7と、相対向した一対の側面板8と天板9により下部と後部が開口した箱状と成っている。
【0010】
前記後側フード体2と前側フード体3を連結してフード体1としてある。このフード体1は下部が開口した箱状となっている。
【0011】
前記後側フード体2の一対の側面板5の下部寄り間に仕切板10が取付けてある。この仕切板10と天板6とに亘ってフィルター11が縦向きに取付けてある。フード体1内はフィルター11を境として下部に開口した吸込部12と排出部13に区画してある。
【0012】
前記排出部13内には電動モータ14により回転されるファンを備えた送風機15が設けてあり、この送風機15の吐出側に排気ダクト16が接続してある。この排気ダクト16は壁17より外部に連通して配設してある。
【0013】
このようであるから、電動モータ14によりファンを回転すると吸込部12より空気が吸込まれる。その吸込まれた空気はフィルター11を通して排出部13に流れ込む。排出部13に流れ込んだ空気は送風機15の吐出側から排出ダクト16に排出される。
【0014】
前記フィルター11は図2、図3、図4に示すように、矩形状の板20の上縁部、下縁部、左右の縦縁部を折り曲げてフラジ21とし、その板20における左右方向に間隔を置いた複数箇所を上下方向に間隔を置いて打ち出してスリット状の穴22とヒレ片23を多数形成したものである。このヒレ片23は板20の後面20aに突出している。前記下部のフランジ21には排水用穴24が複数形成してある。前記板20の前面20bにおける上部寄りには上のフランジ21まで連続した縦凹溝25が左右方向に間隔を置いて複数形成してある。
【0015】
前記後側フード体2の天板6にはフィルター取付用ブラケット30が取付けてある。このフィルター取付用ブラケット30は連結片31と取付片32により略く字状で左右の側面板5間に亘る長尺材としてある。その連結片31を天板6の内面に固着し、取付片32を垂直に対して下端部が後側となるように斜めとしてある。
【0016】
前記フィルター取付用ブラケット30の取付片32における後側面32aには洗浄液散布樋33が取付けてある。この洗浄液散布樋33はフィルター11の上部に位置し、底部33aに洗浄液落下穴34が長手方向に間隔を置いて多数形成してあり、その底部33aの下面に鉤形の押え片35が固着してある。この押え片35は取付片32の後側面32aと間隔を置いて相対向して両者間に下向きの凹部36を形成し、この凹部36を上部フィルター取付部としてある。
【0017】
前記仕切板10の前側端部は上向に折曲して取付部10aとしてある。この取付部10aと後側フード体2の一対の側面板5に亘って洗浄液受皿37が取付けてある。この洗浄液受皿37はフィルター11の左右方向長さよりも若干長くなり、その底部37aは水平に対して左右方向中央部及び前後方向中央部に向けてそれぞれ斜めとなり、その底部37aはほぼすりばち状としてある。そして、底部37aの左右方向中央で前後方向中央部には排出口38が形成してある。
【0018】
このようであるから、洗浄液受皿37に落下した洗浄液は排水口38よりスムーズに落下排水される。
【0019】
前記洗浄液受皿37の底部37aには第1フィルター取付片39が左右方向に間隔を置いて複数取付けてある。この第1フィルター取付片39は上縦片39aと横片39bと下縦片39cによりクランク形状にしてあり、各第1フィルター取付片39の下縦片39cの長さは異なる。これによって第1フィルター取付片39の下縦片39cを底壁37aに固着して取付けることで各第1フィルター取付片39の横片39bが同一高さとなる。
【0020】
前記洗浄液受皿37の底部37aにおける前記第1フィルター取付片39より後側位置に、複数の第2フィルター取付片40が前記隣接する第1フィルター取付片39間に位置して固着してある。この第2フィルター取付片40は高さが異なり、各第2フィルター取付片40の上面が同一高さとなるようにしてある。
【0021】
前記第1フィルタ取付片39の上縦片39a、横片39bと第2フィルター取付片40により上向きコ字状となった下部フィルター取付部を構成している。
【0022】
前記フィルター11は下部フィルター取付部と上部フィルター取付部に取付けられ、このフィルター11は垂直に対して下部が上部より後側となるように斜めの姿勢としてある。
【0023】
具体的には、フィルター11の上部が凹部36内に嵌まるので前後に動かないように支持され、フィルター11の下部が第1フィルター取付片39の横片39bに載置し、かつ上縦片39aと第2フィルター取付片40で前後に動かないように支持される。
【0024】
このフィルタ11を取付けるには、まずフィルター11の下部に取付けた摘み41を持って上部を凹部36内に嵌め込み、その状態でフィルター11の下部寄りを後側に移動して第1フィルター取付片39の上縦片39aより後側とし、この後にフィルタ11を下げて下部を第1フィルター取付片39の横片39bに載置する。
【0025】
前記洗浄液受皿37の下面に洗浄液槽42が一対のブラケット43により取付けてある。この洗浄液槽42は全体、又は前部あるいは底部が透明又は半透明素材によって上部が開口して箱状体で、その内部の洗浄液を外部から目視できるようにしてある。洗浄液槽42の左右上縁部にフランジ44が一体的に設けてある。洗浄液槽42は、そのフランジ44をブラケット43の横片43a上に載置して洗浄液受皿37に吊り下げるように取付けてある。
【0026】
このようであるから、洗浄液受皿37の排水口38より落下した洗浄液は洗浄液槽42内に流入込む。また、洗浄液槽42はフランジ44をブラケット43の横片43aに沿って前後方向に移動することで取付け、外すことができ、外部から洗浄液の量、あるいは洗浄液の汚れを目視により判断し、必要時には外して洗浄液を補充したり、内部を清掃したりできる。
【0027】
前記仕切板10の取付部10aに液体ポンプ45が取付けてある。この液体ポンプ45の吸込側は吸込チューブ46を経て洗浄液タンク42内のストレーナ47に連通している。前記液体ポンプ45の吐出側は吐出チューブ48で前記洗浄液散布樋33に連通している。
【0028】
次にフィルター11の清掃(洗浄)について説明する。
レンジフード運転とともに液体ポンプ45を駆動する。これにより、洗浄液槽42内の洗浄液は液体ポンプ45で洗浄液散布樋33に供給される。この洗浄液散布樋33内の洗浄液は洗浄液落下穴34よりフィルター11の上部に落下する。この洗浄液はフィルタ11の表面(板20の前面20b)に沿って流れ落ち、そのフィルター11の表面に洗浄液の被膜を形成する。これによって、空気中の油分、水蒸気はフィルター11の表面に直接付着しにくくなり、洗浄液の被膜に捕集されて洗浄液とともに流れ落ちるし、その洗浄液を透過してフィルター11の表面に付着したわずかな油分、水蒸気はフィルター11の表面に沿って流れ落ちる洗浄液によって洗浄される。
このフィルター11の表面に沿って流れ落ちた洗浄液は洗浄液受皿37に落下する。一方、フィルター11の裏面(板20の後面20a)に沿って流れ落ちた洗浄液は下のフランジ21の排水用穴24より洗浄液受皿37に落下する。洗浄液受皿37に落下した洗浄液は排水口38より洗浄液槽42内に流れ落ちて回収される。
【0029】
以上の動作を繰り返すことでフィルター11を人手によらず洗浄液により清掃できる。
【0030】
また、フィルタ11の板20の上部寄りには縦凹溝25が形成してあり、この縦凹溝25によって取付用ブラケット30の取付片32とフィルター11上部との接触部に空隙部が形成される。これにより、フィルタ11の上部に落下した洗浄液は空隙部より板20の前面20bにスムーズに流れるから、フィルター11の表面に沿って洗浄液がスムーズに流れる。
なお、フィルター11の板20の上部寄りに突起を設けるか、又は取付片32の後側面32aに縦凹溝、突起を設けて前述の空隙部を形成しても良い。
【0031】
また、フィルター11の上部は洗浄液受皿37の前後方向幅内に位置しているので、フィルター11に沿って流れずに水滴となってフィルター11から落下した洗浄液を洗浄液受皿37で受けることができる。
【0032】
前記洗浄液散布槽33の洗浄液落下穴34の径が小さいと表面張力で洗浄液が落下しないし、その径が大きいと洗浄液が多量に落下してフィルタ11の上部に当って周囲に飛散する。このために前記洗浄液落下穴34の径は洗浄液の粘度を考慮して適量が落下する値とする。例えば2〜4mmの範囲とする。
【0033】
また、前記フィルター11の板20の表面に親水性の処理を施しても良い。これによって洗浄液は板20の表面になじみながら流れるので、その板20の表面全域に亘って洗浄液が流れ、洗浄液の被膜がフィルター11の表面全域に亘って形成され易くなる。
【0034】
前記フィルター11の板20に形成した穴22とヒレ片23は図5に示すように、下向きハ字状としても良い。このようにすれば洗浄液がヒレ片23に沿ってスムーズに流れるから効率良く洗浄できる。
【0035】
次に液体ポンプ45の動作を制御する制御装置について説明する。
図6に示すように、液体ポンプ45は電動モータ50で回転駆動され、その電動モータ50はコントローラ51により制御される制御回路52で通電制御される。前記コントローラ51には送風機15の電動モータ14を起動するスイッチ53よりレンジフードの運転信号、停止信号が入力される。前記洗浄液散布樋33には第1液面検出センサー54と第2液面センサー55が設けてある。
【0036】
前記第1液面検出センサー54は洗浄液散布樋33内の液面が、設定した高液面以上の時に信号を出力し、第2液面検出センサー55は液面が設定した低液面以上の時に信号を出力する。これらの信号は前記コントローラ51に送られる。
【0037】
次に作動を説明する。
スイッチ53をONして電動モータ14を駆動することで送風機15を作動させる。これにより、レンジフードは運転状態となる。
スイッチ53をONすると運転信号がコントローラ51に入力される。コントローラ51は制御回路52に低速駆動指令を出力し、電動モータ50に小電流が通電されて低速回転する。これにより液体ポンプ45の単位時間当り吐出量は小となり、洗浄液散布樋45に供給される洗浄液の量は小流量となる。この洗浄液の供給量は各洗浄液落下穴34より落下する落下量よりも多いものとしてある。
【0038】
つまり、液体ポンプ45の1回転当り吐出量は一定であるから、液体ポンプ45が低速回転されば単位時間当り吐出量が小となる。
【0039】
これにより、洗浄液散布樋33内には洗浄液が溜り、その液面が設定した低液面の高さとなると第2液面センサ55がONする。このON信号はコントローラ51に送られ、コントローラ51は制御回路52に停止指令を出力する。電動モータ50への通電が停止して電動モータ50が停止し、液体ポンプ45が停止するので洗浄液散布樋33には洗浄液が供給されなくなる。
【0040】
洗浄液散布樋33の液面が設定した低液面の高さよりも低下すると第2液面センサ55がOFFする。このOFF信号はコントローラ51に送られ、コントローラ51は制御回路52に低速駆動指令する。
【0041】
この動作を繰り返すことで洗浄液散布樋33の液面は設定した低液面の高さに維持される。このためにフィルター11に落下される洗浄液の量は、フィルター11に沿って流れ落ちる洗浄液が、フィルター11を通過する空気の流れで排出部13に浸入しない程度の小量となる。
【0042】
スイッチ53をOFFして電動モータ14を停止することで送風機15を停止させる。これにより、レンジフードは停止状態となる。
スイッチ53をOFFすると停止信号がコントローラ51に入力される。コントローラ51は制御回路52に高速駆動指令を出力し、電動モータ50に大電流が通電されて高速回転する。これにより液体ポンプ45の単位時間当り吐出量は大となり、洗浄液散布樋45に供給される洗浄液の量は大流量となる。
【0043】
これにより、洗浄液散布樋33内には洗浄液が溜り、その液面が設定した高液面の高さとなると第1液面センサ54がONする。このON信号はコントローラ51に送られ、コントローラ51は制御回路52に停止指令を出力する。電動モータ50への通電が停止して電動モータ50が停止し、液体ポンプ45が停止するので洗浄液散布樋33には洗浄液が供給されなくなる。
【0044】
洗浄液散布樋33の液面が設定した高液面の高さよりも低下すると第1液面センサ54がOFFする。このOFF信号はコントローラ51に送られ、コントローラ51は制御回路52に高速駆動指令する。
【0045】
この動作を繰り返すことで洗浄液散布樋33の液面は設定した高液面の高さに維持される。このためにフィルター11に落下される洗浄液の量はフィルター11の表面に付着残留した油分、水蒸気を洗浄できる程度の大流量となる。
【0046】
そして、コントローラ51に停止信号が入力されてから所定時間、例えば15分〜30分経過すると、コントローラ51は制御回路52に停止指令を出力して電動モータ50を停止し、液体ポンプ45を停止するので、洗浄液散布樋33に洗浄液が供給されなくなり、その洗浄液散布樋33内に溜っている洗浄液が全て落下するとフィルター11の洗浄が終了する。
以上をフローチャートで示すと図7のようになる。
【0047】
以上の様に制御することでレンジフード運転中はフィルター11に落下供給される洗浄液は小量となる。このために、レンジフード運転中はフィルター11を通過する空気の流れで洗浄液が排出部13に浸入することがないようにしながらフィルター11をある程度洗浄できる。
【0048】
そして、レンジフード停止後には所定時間だけフィルター11に多量の洗浄液が供給される。このために、フィルター11に付着残留した油分、水蒸気を流し落すことができる。
【0049】
また、洗浄液散布樋33内の液面は設定した低液面の高さ又は設定した高液面の高さに維持されるので、洗浄液散布樋33より洗浄液があふれ落ちることがないし、洗浄液が無くなることもない。
【0050】
次に液体ポンプ45の制御装置の第2実施例を説明する。
図8に示すように、液体ポンプ45は電動モータ50で回転駆動され、その電動モータ50はコントローラ51により制御される制御回路52で通電制御される。前記コントローラ51には送風機15の電動モータ14を起動するスイッチ53よりレンジフードの停止信号が入力される。
【0051】
前記コントローラ51はスイッチ53より停止信号が入力されると所定時間、例えば15分〜30分だけ制御回路52に駆動指令を出力する。
【0052】
このようにすれば、レンジフードが運転状態から停止した後に所定時間だけフィルター11の表面に沿って、その表面に付着した油分、水蒸気を流し落す程度の多量の洗浄液が流れ落ちるから、フィルター11の表面を洗浄液で洗浄することができる。これにより、レンジフードの運転時にはフィルター11に沿って洗浄液が流れないから送風機15によって吸引される空気の流れで洗浄液が排出側13に浸入することが全くなくなる。
【0053】
次に他の実施例を説明する。
洗浄液受皿37と洗浄液槽42を別体とする。洗浄液受皿37で回収した洗浄液はチューブ等で流し台の排水部に排水する。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、レンジフード運転中にフィルター11に沿って洗浄液が流れることによりフィルター11の表面に洗浄液の被膜が形成され、油分、水蒸気は洗浄液の被覆で捕集され洗浄液とともに流れ落ちるし、洗浄液の被膜を透過してフィルターに付着した油分、水蒸気はフィルター11に沿って流れ落ちる洗浄液によって洗浄される。これによってフィルターを人手によらずに清掃できる。
また、フィルター11に沿って流れ落ちた洗浄液は洗浄液受皿37で受けられ、その洗浄液がフィルター11より下方に落下しないので、レンジフードの下方を洗浄液で汚すことがない。
また、フィルター11に沿って流れ落ちた洗浄液が再びフィルター11に沿って流れ落ちるから、洗浄液が循環することになって経済的である。
また、レンジフード運転中にはフィルター11に沿って小量の洗浄液が流れるから、フィルター11を通過する空気の流れで洗浄液が排出部13に浸入することがないようにしながらフィルター11をある程度洗浄できる。
しかも、レンジフード停止後に所定時間だけフィルター11に沿って多量の洗浄液が流れ落ちるから、フィルター11に付着残留した油分、水蒸気を確実に洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すレンジフードの縦断面図である。
【図2】フィルター取付部分の拡大断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】フィルター取付部分の分解斜視図である。
【図5】フィルターの他の例を示す一部正面図である。
【図6】制御装置の第1実施例を示す説明図である。
【図7】制御動作を示すフローチャートである。
【図8】制御装置の第2実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…フード体、10…仕切板、11…フィルター、12…吸込部、13…排出部、15…送風機、33…洗浄液散布樋、34…洗浄液落下穴、37…洗浄液受皿、38…排出口、42…洗浄液槽、45…液体ポンプ。
Claims (1)
- フード体1内を、縦向きのフィルター11によって吸込部12と排出部13に区画したレンジフードにおいて、
前記フィルター11の上部に洗浄液を落下供給する洗浄液散布樋33と、
前記フィルター11に沿って流れ落ちた洗浄液を受ける洗浄液受皿37と、
洗浄液槽42と、
前記洗浄液槽42内の洗浄液を前記洗浄液散布樋33に供給する液体ポンプ45と、
前記フィルター11への洗浄液供給量を少量、多量に切換える手段と、
レンジフード運転とレンジフード停止を検出する手段と、
レンジフード運転を検出したことにより切換手段を洗浄液供給量を少量に切換え、レンジフード停止を検出したことにより切換手段を洗浄液供給量を多量に切換え、かつ所定時間後に液体ポンプ45を停止する手段より構成し、
前記洗浄液受皿37内の洗浄液が洗浄液槽42内に供給されるようにしたことを特徴とするレンジフードにおけるフィルター清掃装置。
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