JP3662452B2 - 自動車天井の組付構造、同組付構造に用いるユニット部材、同組付構造に用いるフレーム部材および同組付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のボディ天井下側に室内ランプ等の電装品および成型天井を組付ける自動車天井の組付構造、同組付構造に用いるユニット部材、同組付構造に用いるフレーム部材および同組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体のボディ天井には、サンルーフユニットや室内ランプ等の各種電装品、電装品用のワイヤーハーネスおよび成型天井が組付けられるが、これらの部品は一般に次のようにしてボディ天井に組付けられる。
【0003】
先ず、車体のボディ天井にワイヤーハーネスを配索し、サンルーフユニットをボディ天井に固定した後、このサンルーフユニットとワイヤーハーネスとをコネクタで接続する。次いで、上記サンルーフユニットの下側に成型天井を配置してボディ天井に固定し、成型天井に形成されたランプ組付け用の開口部分からワイヤーハーネスの一部を引出して室内ランプとワイヤーハーネスとをコネクタで接続し、その後、上記開口部を介して室内ランプをボディ天井に固定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような組付け作業は、車内の狭いスペースで、しかも上向き姿勢で行うため極めて作業性が悪く、ワイヤーハーネスと電装品とのコネクタの接続作業において半嵌合が発生し易い等、組付け不良を誘発し易いという問題がある。
【0005】
そこで、最近では上向き姿勢での作業を軽減すべく、例えば特開平5−131882号に開示されるように、成型天井に予めワイヤーハーネスを配索しておくことにより、ワイヤーハーネス単独での配索作業を行わずに済むようにした自動車天井の組付方法が提案されている。
【0006】
しかし、この方法では、成型天井にはワイヤーハーネスのみが組付けられており、その他の電装品は一切組付けられていない。つまり、成型天井は室内側から見えるものであり、その材質が繊維質のものに限られているので、室内ランプ等の電装品を組付けるには強度的に不十分であることがその理由である。従って、この方法でも、室内ランプ等の電装品は依然として上向き姿勢で個別に組付けられており、作業性の向上や組付不良の発生を防止する上では未だ不十分である。
【0007】
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、作業性の向上を図るとともに組付不良の発生をより確実に防止することができる自動車天井の組付構造を提供することにあり、第2の目的は、この組付構造に適したユニット部材およびフレーム部材を提供することにあり、第3の目的は、作業性の向上を図るとともに組付不良の発生をより確実に防止することができる自動車天井の組付方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体のボディ天井にランプ等の電装品および成型天井を組付ける自動車天井の組付構造において、
ボディ天井の下側に、上記電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを組付けたフレーム部材が取付けられ、上記成型天井がこのフレーム部材の下側に配置されて上記ボディ天井に取付けられてなり、上記フレーム部材は、ボディ天井のフロントピラー近傍において車体の幅方向に延びるフロント部と、このフロント部の上記幅方向両端からそれぞれ車体後方に向かって延びる一対のサイド部と、車体の前後方向中央部分において上記両サイド部を連結するセンタ部とを有するとともにこのセンタ部に上記電装品を備え、上記センタ部は、上記サイド部に対して脱着可能に構成されるとともに車体の前後方向における複数箇所でサイド部に対して取付け可能に構成されているものである(請求項1)。
【0009】
この構造によると、自動車天井の組付作業では、予め所定の配置形態でフレーム部材に電装品および電装品用のワイヤーハーネスを組付けておくことにより、このフレーム部材をボディ天井に組付けるだけで、電装品および同電装品用のワイヤーハーネスをボディ天井に一度に組付けることができる。従って、電装品やワイヤーハーネスを個別にボディ天井へ組付ける場合に比べて、組付け作業が非常に簡単になる。特に、フレーム部材については、センタ部の位置を車体の前後方向に変更可能となっているため、例えば室内ランプ(電装品)の位置が異車種間で車体前後に異なる場合でも、そのランプ配置に応じてセンタ部の位置を変更することにより、共通のフレーム部材を用いることができる。
【0010】
この構造では、フレーム部材が嵩張ると室内スペースの大きさに影響が出るため、フレーム部材の全体を薄板状に構成するのが好ましい(請求項2)。
【0011】
また、サンルーフを有する車体の場合には、サンルーフおよびその駆動機構を備えたサンルーフユニットをフレーム部材に組付けるのが好ましい(請求項3)。
【0012】
このようにすれば、フレーム部材の組付けにより、さらにサンルーフユニットをボディ天井に組付けることができ、サンルーフユニット単独での組付け作業が不要となる。
【0013】
この場合、フレーム部材のフロント部、サイド部およびセンタ部によりサンルーフ用の開口部を形成するように構成することができる(請求項4)。
【0014】
なお、フレーム部材におけるワイヤーハーネスの配索構造は、フラットケーブルからなるワイヤーハーネスを配索し、このフラットケーブルの内部導体を電装品の組付位置において露出させる一方、上記電装品にばね状の端子を設け、フラットケーブルの上記内部導体の露出箇所において上記端子をその弾力によって該内部導体に接触させるように構成するのが好ましい(請求項5)。
【0015】
この構造によると、電装品をフレーム部材に組付けるだけで電装品とワイヤーハーネスとを電気的に接続することができる。
【0016】
また、フレーム部材におけるワイヤーハーネスの別の配索構造として、上記フレーム部材に、ワイヤーハーネスを構成する各電線を配索するための溝状の経路を形成し、上記電線をこの経路内に圧入することによりワイヤーハーネスをフレーム部材に配索するように構成してもよい(請求項6)。
【0017】
この構造によると、フレーム部材にワイヤーハーネスを配索する際には、各電線を経路に沿って布線するだけでワイヤーハーネスをフレーム部材に固定することができる。
【0018】
さらに、フレーム部材におけるワイヤーハーネスの別の配索構造として、ワイヤーハーネスを構成する各電線を配索するための溝状の経路をフレーム部材に形成する一方、電装品に上記経路内に介在する圧接刃を設け、電装品をフレーム部材に組付けた状態で電線を上記経路に沿って配索することにより電装品とワイヤーハーネスの上記電線とを圧接接続するように構成してもよい(請求項7)。
【0019】
この構造によれば、フレーム部材にワイヤーハーネスを配索する際には、各電線を経路に沿って布線するだけでワイヤーハーネスをフレーム部材に固定することができ、さらにワイヤーハーネスと電装品とを電気的に接続することができる。
【0020】
一方、本発明にかかるユニット部材は、車体のボディ天井に組付けるユニット部材であって、ボディ天井のフロントピラー近傍において車体の幅方向に延びるフロント部と、このフロント部の上記幅方向両端からそれぞれ車体後方に向かって延びる一対のサイド部と、車体の前後方向中央部分において上記両サイド部を連結するセンタ部とを有し、かつ上記センタ部が、上記サイド部に対して脱着可能に構成されるとともに車体の前後方向における複数箇所でサイド部に対して取付け可能に構成されてなる上記ボディ天井に組付け可能なフレーム部材を有し、このフレーム部材に、ボディ天井に配設される電装品および同電装品用のワイヤーハーネスが互いに電気的に接続された状態で組付けられてなり、上記フレーム部材をボディ天井の所定組付け位置に組付けることにより上記電装品およびワイヤーハーネスをボディ天井の所定位置に配設するように構成されているものである(請求項8)。
【0021】
このようなユニット部材によれば、自動車天井の組付作業では、ユニット部材をボディ天井に組付けるだけで、電装品および同電装品用のワイヤーハーネスをボディ天井に組付けることができ、電装品およびワイヤーハーネス単独での組付け作業が不要となる。
【0022】
なお、このユニット部材においては、サンルーフおよびその駆動機構を備えたサンルーフユニットをフレーム部材に組付けた構成としてもよい(請求項9)。
【0023】
このユニット部材によれば、ボディ天井へのユニット部材の組付けにより、さらにサンルーフユニットをも同時に組付けることができ、ボディ天井へのサンルーフユニット単独での組付け作業が不要となる。
【0024】
一方、本発明にかかるフレーム部材は、車体のボディ天井に配設される電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを組付けるための組付媒体であって、金属または樹脂から形成されて全体に剛性を有するとともに上記ボディ天井に組付け可能に構成され、上記ボディ天井への組付け状態において、ボディ天井のフロントピラー近傍において車体の幅方向に延びるフロント部と、このフロント部の上記幅方向両端からそれぞれ車体後方に向かって延びる一対のサイド部と、車体の前後方向中央部分において上記両サイド部を連結するセンタ部とを具備し、上記センタ部が、上記サイド部に対して脱着可能に構成されるとともに車体の前後方向における複数箇所でサイド部に対して取付け可能に構成されているものである(請求項10)。
【0025】
このフレーム部材によると、室内ランプ、マップランプ、バニティランプといった一般的な電装品およびこれら電装品用のワイヤーハーネスを良好に組付けることができ、しかも、サンルーフ用の開口部も確保することができる。そのため、請求項1〜7の組付構造および請求項8,9のユニット部材のフレーム部材として好適である。
【0026】
なお、フレーム部材が嵩張ると室内スペースの大きさに影響が出るため、フレーム部材は、全体を薄板状に形成するのが好ましい(請求項11)。
【0027】
一方、本発明にかかる自動車天井の組付方法は、車体のボディ天井にランプ等の電装品および成型天井を組付ける自動車天井の組付方法であって、ボディ天井に組付け可能なフレーム部材に電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを組付けるとともに電装品とワイヤーハーネスとを電気的に接続しておき、このフレーム部材をボディ天井に組付けることにより電装品およびワイヤーハーネスをボディ天井に組付け、その後、フレーム部材の下側に成型天井を配置してこれを上記ボディ天井に組付けるようにしたものである(請求項12)。
【0028】
この方法によれば、ボディ天井にフレーム部材を組付けるだけで、電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを一度にボディ天井に組付けることができる。
【0029】
従って、電装品やワイヤーハーネスを個別にボディ天井へ組付ける場合に比べて、組付け作業が非常に簡単になる。
【0030】
なお、上記ユニット部材に、サンルーフおよびその駆動機構を備えたサンルーフユニットを予め組付けておくようにしてもよい(請求項13)。このようにすればサンルーフユニット単独でのボディ天井への組付け作業が不要となる。
【0031】
また、電装品をフレーム部材下面に組付けることにより該電装品に設けられた圧接刃をフレーム部材に上向きに貫通させ、フレーム部材へのワイヤーハーネスの配索時に、該ワイヤーハーネスを構成する電線を圧接刃に圧接接続させるようにしてもよい(請求項14)。このようにすれば、フレーム部材に対するワイヤーハーネスの配索と、電装品とワイヤーハーネスとの電気接続とを同時に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0033】
図1は、本発明に係る自動車天井の組付構造を示す分解斜視図である。この図に示す車体1は、サンルーフ付きの車体で、ボディ天井2にはサンルーフ用の開口部2aが形成されている。そして、このボディ天井2の下側(室内側)に、ユニット部材10、成型天井13、サンバイザー14およびアシストグリップ15が組付けられている。
【0034】
上記ユニット部材10は、サブフレームユニット11とサンルーフユニット12とからなり、上側(ボディ天井側)にサンルーフユニット12が、下側にサブフレームユニット11がそれぞれ配置されて一体に固定されている。
【0035】
ユニット部材10は、図2に示すように、サブフレーム25(フレーム部材)を有し、このサブフレーム25に各種電装品とこれら電装品用のワイヤーハーネス33とが組付けられることにより構成されている。電装品としては、室内ランプ30、マップランプ31および一対のバニティランプ32と、上記ワイヤーハーネス33を車室側のワイヤーハーネスに連結するためのコネクタ36とが組付けられている。
【0036】
上記サブフレーム25は、アクリルニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)やポリエチレン(PE)等の樹脂から構成される硬質の薄板状の部材で、各ランプ30〜32の車内配置およびワイヤーハーネス33の配索経路に基づいた形状とされ、具体的には、車体1のフロントピラー近傍において車体の幅方向に延びるフロント部25aと、このフロント部25aの幅方向両端からそれぞれ車体後方に向かって延びる一対のサイド部25bと、車体1の前後方向略中央において上記両サイド部25bを連結するセンタ部25cとからなり、上記フロント部25a、サイド部25bおよびセンタ部25cにより囲まれる部分によりサンルーフ用の開口部26を形成している。
【0037】
そして、マップランプ31、バニティランプ32およびコネクタ36が上記フロント部25aの下面に、室内ランプ30が上記センタ部25cの下面にそれぞれ組付けられるとともに、ワイヤーハーネス33がこれら各ランプ30〜32およびコネクタ36を経由するように上記各部25a〜25cの下面に沿って配索されて各ランプ30〜32等と電気的に接続されている。
【0038】
サブフレーム25へのランプ30〜32等およびワイヤーハーネス33の組付けは、まずサブフレーム25にワイヤーハーネス33が配索され、その後、このワイヤーハーネス33に重ねるように各ランプ30〜32等がサブフレーム25に組付けられることにより行われている。具体的には、以下のように各ランプ30〜32等がサブフレーム25に組付けられている。
【0039】
すなわち、当実施の形態においてワイヤーハーネス33はフラットケーブルから構成され、その適所には貫通穴35aを有する取付片35が形成されている。
【0040】
一方、サブフレーム25には、ワイヤーハーネス33の配索経路に沿って上記取付片35に対応する突起27が下方に向かって突設されている。そして、ワイヤーハーネス33が所定の経路でサブフレーム25に配索されるとともに各取付片35の貫通穴35aに上記突起27が挿通され、図3に示すように、取付片35を拘束するようにこの突起27がかしめられ、具体的には突起27の先端部が熱を加えて押し潰されることにより、ワイヤーハーネス33がサブフレーム25に固定されている。なお、サブフレーム25に対するワイヤーハーネス33の固定方法は、上記の方法に限らずボルト止め、両面テープあるいは接着剤を用いた各種固定方法を用いることができる。
【0041】
一方、ランプ30〜32は、ボルトによりサブフレーム25に固定されている。例えば、室内ランプ30を例に具体的に説明すると、室内ランプ30は、図4に示すように電球やスイッチ回路等を備えた本体41と、この本体41の下側に装着されるランプカバー42とから構成されており、上記本体41には、サブフレーム25への取付面側に複数の筒状リブ41aが突設されている。そして、これらリブ41aによりワイヤーハーネス33を跨ぐように室内ランプ30がサブフレーム25の所定の組付位置に位置決めされ、上記リブ41aを介してボルト止めされることにより室内ランプ30がサブフレーム下面に組付けられている。
【0042】
室内ランプ30とワイヤーハーネス33との電気的な接続は、同図に示すように、上記本体41に板ばね状の端子43が設けられる一方、室内ランプ30の組付位置において上記ワイヤーハーネス33の内部導体33aが露出されており、上記のように室内ランプ30がサブフレーム25に組付けられることにより上記端子43と内部導体33aとが端子43の弾力により接触し、これにより室内ランプ30とワイヤーハーネス33とが電気的に接続されている。なお、ここでは室内ランプ30について説明したが、マップランプ31およびバニティランプ32についても基本的には室内ランプ30と同一の構成とされ、サブフレーム25への取付けおよびワイヤーハーネス33との電気的な接続は室内ランプ30と同様に行われている。なお、コネクタ36については詳しく図示していないが、コネクタ端子の一部がコネクタハウジングから外部に露出するようにコネクタ36が構成される一方、コネクタ36の組付位置においてワイヤーハーネス33の内部導体33aが露出されており、コネクタ36をサブフレーム25に組付けると上記コネクタ端子が内部導体33aに接触し、これによりコネクタ36とワイヤーハーネス33との電気的な接続が達成されるようになっている。
【0043】
上記サンルーフユニット12は、図1に示すように、フレーム21を有し、例えばスモークガラスからなるサンルーフ20が上記フレーム21にスライド自在に組付けられ、さらに上記フレーム21にモータ22を駆動源とするルーフ駆動機構が組付けられた構成となっている。そして、図示を省略しているが、例えばボルト等によりサブフレームユニット11の上記サブフレーム25の上面に組付けられている。
【0044】
なお、サンルーフユニット12の駆動用の電源および制御信号は上記ワイヤーハーネス33を介して与えられるように構成されており、以下のようにしてサンルーフユニット12とワイヤーハーネス33とが電気的に接続されている。
【0045】
すなわち、上記ワイヤーハーネス33には、図2に示すように、サブフレーム25の上記フロント部25aに沿う部分に本線から分岐する分岐部34が設けられており、この分岐部34が上記フロント部25aに形成された切欠き部28を介してサブフレーム25の上面側に導出されるとともに、この部分の被覆が除去されることにより内部導体が露している(図5(c)参照)。一方、サンルーフユニット12には、サブフレーム25への取付け面側に上記室内ランプ30と同様の板ばね状の端子が設けられている。そして、上述のようにサンルーフユニット12がサブフレーム25の上面に組付けられると、サンルーフユニット12の上記端子が分岐部34の内部導体に接触し、これによりサンルーフユニット12とワイヤーハーネス33とが電気的に接続されている。
【0046】
上記成型天井13は、例えば合成繊維等から構成されており、図1に示すように、その中央部分にはサンルーフ用開口部50が形成されている。また、サンルーフ用開口部50を挟んで車体1の前後両側には、上記各ランプ30〜32に対応するランプ用開口部51〜53が形成され、このランプ用開口部51〜53を介して各ランプ30〜32が室内側に臨むようにされている。
【0047】
なお、各ランプ用開口部51〜53は、各ランプ30〜32のカバーよりも若干小さく形成されており、各ランプ用開口部51〜53の開口縁部が各ランプ30〜32の嵌合溝内に嵌合することにより、ランプ用開口部51〜53の開口縁部が隠れて室内側からの見栄えが保たれるようになっている。例えば、上記室内ランプ30では、図4に示すように、ランプカバー42の全囲にわたって凹部42aが形成されており、この凹部42aにランプ用開口部51の縁部が嵌合するように構成されている。なお、図示を省略しているが、マップランプ31およびバニティランプ32についても同様の構成とされている。
【0048】
次に、以上のような自動車天井の組付け作業について図5および図6を用いて説明する。
【0049】
自動車天井の組付け作業においては、予めユニット部材10を組み立てておく。
【0050】
ユニット部材10の組立ては、図5(a),(b)に示すように、まず、サブフレーム25の下面にワイヤーハーネス33を配索する。ワイヤーハーネス33の配索は、上述したようにワイヤーハーネス33を所定の経路でサブフレーム25に沿わせ、サブフレーム25の突起27をワイヤーハーネス33の取付片35に挿通してかしめることにより行う(同図(c))。この際、ワイヤーハーネス33の分岐部34はサブフレーム25の上面側に導いておく。なお、同図中、符号29は、ユニット部材10をボディ天井2に組付けるための筒状の組付用リブである。
【0051】
次いで、同図(d)に示すようにサブフレーム下面の所定の組付け位置に各ランプ30〜32およびコネクタ36を組付ける。このように各ランプ30〜32およびコネクタ36を組付けると、上述のように各ランプ30〜32等の圧接端子がワイヤーハーネス33の内部導体に接触して各ランプ30〜32等とワイヤーハーネス33とが電気的に接続される。これによりサブフレームユニット11が完成する。なお、サブフレームユニット11の組立ては、例えば、作業台等にサブフレーム25を上下反転させた状態で固定し、この状態でワイヤーハーネス33の配索および各ランプ30〜32等の組付けを行うことにより楽な姿勢で効率的に作業を行うことができる。
【0052】
サブフレームユニット11が完成したら、同図(e)に示すように、別途組立てておいたサンルーフユニット12をサブフレームユニット11の上記サブフレーム上面に組付ける。このようにサンルーフユニット12を組付けると、上述のように圧接端子とワイヤーハーネス33(分岐部34)の内部導体とが接触してサンルーフユニット12とワイヤーハーネス33とが電気的に接続される。これによりユニット部材10が完成する。
【0053】
自動車天井の組付け作業(本作業)では、まず、上述のようにして予め組立てられたユニット部材10を、図6(a)に示すようにボディ天井2に組付ける。具体的には、ボディ天井2の所定の組付け位置にユニット部材10を位置決めし、ボディ天井2に形成された固定部3に上記組付用リブ29を介してボルト止めする。
【0054】
次いで、同図(b)に示すように、室内側のワイヤーハーネス38を車体1のフロントピラーに沿って配索し、このワイヤーハーネス38の接続用コネクタ39を上記ユニット部材10のコネクタ36に接続する。なお、ワイヤーハーネス38の配索は、ユニット部材10をボディ天井2に組付ける前に予め行っておいてもよい。
【0055】
次いで、上記ユニット部材10の下側に成型天井13を配置し、これをボディ天井2にボルトで固定するとともに、同図(c)に示すように、各ランプ30〜32を成型天井13に形成された各ランプ用開口部51〜53に通して室内側(同図では下側)に臨ませる。この際、上述のように各ランプ30〜32のランプカバーに形成された凹部に成型天井13の各ランプ用開口部51〜53の縁部を嵌合させ、これにより該開口縁部を隠すようにする。
【0056】
成型天井13の組付けが完了したら、最後にサンバイザー14およびアシストグリップ15を成型天井13の外側(室内側)からボディ天井2にボルトで固定する。これにより自動車天井の組付け作業が完了する。
【0057】
このような自動車天井の組付構造によると、自動車天井の組付け作業時には、上述のようにユニット部材10をボディ天井2に組付けるだけで、サンルーフユニット12、各種ランプ30〜32およびこれら電装品用のワイヤーハーネス33を一度にボディ天井2に組付けることができる。そのため、従来に比べて自動車天井組付時の作業工数を大幅に減すことができるとともに、これに伴い上向き姿勢での作業を減らすことができ、その結果、自動車天井組付時の作業性を飛躍的に向上させることができる。
【0058】
さらに、上向き姿勢での作業が減ることにより組付け不良の発生を抑えることも期待できる。特に、各ランプ30〜32等の電装品とワイヤーハーネス33との電気的な接続については、ボディ天井2への組付け前に予め行っておけるので、上向き姿勢でコネクタ同士を接続していた従来に比べるとこれらの電気的な接続作業を正確、かつ確実に行うことができ、各ランプ30〜32等とワイヤーハーネス33との接続不良の発生を確実に防止できる。
【0059】
なお、上記の自動車天井の組付構造では、サブフレーム25を設けたことにより室内スペースが縮小されることが懸念されるが、上述のようにサブフレーム25は薄板状に形成され、またワイヤーハーネス33としてフラットケーブルが用いられることによりサブフレームユニット11が嵩張ることがないように構成されている。そのため、室内スペースへの影響は殆どなく、従来同様に室内スペースを確保することができる。
【0060】
ところで、以上説明した自動車天井の組付構造については、種々の変形が考えられ、例えば、以下に説明するような構造を採用することもできる。
【0061】
A.サブフレーム25について
(1)サブフレーム25は金属材料から構成するようにしてもよい。但し、この場合には、アルミニウム等の軽量な金属材料を用いて軽量化を図るのが望ましい。なお、サブフレーム25は必ずしも薄板状である必要はないが、サブフレーム25の占有スペースが大きくなると室内スペースに影響が出る虞れがあるため、上記のような薄板状のサブフレーム25を用いるのが望ましい。
【0062】
(2)サンルーフ未装着車では、サブフレーム25にサンルーフ用の開口部26が不要であるため、例えば、各ランプ30〜32の組付け位置のみを考慮し、フロントピラー間で幅方向に延びるフロント部とその中間位置から車体1の後方に向かって延びる部分とからなる「T」字型のサブフレーム25を構成するようにしてもよい。サブフレーム25の形状は、要するに電装品の組付位置とワイヤーハーネスの配索経路に応じて適宜形成するようにすればよい。
【0063】
(3)サブフレーム25におけるセンタ部25cの位置を車体1の前後方向に変更できるように構成してもよい。
【0064】
つまり、センタ部25cには上述の通り室内ランプ30が組付けられるが、室内ランプ30の位置は同車種でもサンルーフ付きの車体1とそうでない車体1とでは前後に位置が異なる。そのため、上記のようにセンタ部25cの位置を変更できるように構成することで、サンルーフ付きの車体1とそうでない車体1との間でサブフレーム25を共用できるようになる。
【0065】
具体的には次のように構成することができる。すなわち、センタ部25cを独立した構成とし、例えば図7に示すように、サンルーフ付きの車体1とそうでない車体1とに対応するセンタ部取付用のボルト孔対55a,55bをサイド部25bの長手方向(車体1の前後方向)に所定間隔で形成する。そして、図8に示すように、センタ部25cの両端に形成した取付孔56にボルト57を通してこれを上記ボルト孔対55aまたは55bに対して選択的に螺合装着するように構成する。これによれば、簡単な構成でセンタ部25cの位置を変更することができる。また、別の構成として、図9に示すようにサイド部25bを断面コ字型に形成するとともにサイド部25bの側面長手方向にサンルーフ付きの車体1とそうでない車体1とに対応する開口部対58a,58bを所定間隔で形成する一方、センタ部25cの両端に突起部59を設け、これら突起部59を上記開口部対58a又は58bに嵌入させることによりセンタ部25cをサイド部25bに取り付けるように構成してもよい。これによればボルトを用いることなくサイド部25bへのセンタ部25cの組付けが可能でありサブフレーム25の組立性が良いという特徴がある。
【0066】
B.ワイヤーハーネス33の配索および電気的接続構造について
(1)ワイヤーハーネス33として一般的なワイヤーハーネスを用い、各ランプ30〜32等とワイヤーハーネス33とをコネクタを嵌合させることにより電気的に接続する構成を採用することもできる。
【0067】
(2)上記(1)の場合、例えばワイヤーハーネス33を構成する各電線を配索するための溝状の経路をサブフレーム25に形成し、各電線をこの経路内に圧入して保持するように構成してもよい。このようにすればワイヤーハーネス33の配索と、サブフレーム25へのワイヤーハーネス33の固定を同時に行うことができ、ワイヤーハーネス配索時の作業性が向上する。
【0068】
(3)また、室内ランプ30等の電装品に圧接刃を設けてワイヤーハーネス33に圧接接続させる構成を採用することもできる。具体的には以下のように構成することができる。
【0069】
すなわち、図10および図12に示すように、サブフレーム25の上面に電線を配索するための溝状の経路61を形成するとともに、この経路上で各ランプ30〜32およびコネクタ36の組付け箇所に対応する位置に上下に貫通する貫通穴62〜65を形成する。
【0070】
一方、各ランプ30〜32およびコネクタ36に接続用の端子として圧接刃を設ける。例えば、室内ランプ30の場合には、図11及び図13に示すように、室内ランプ30をサブフレーム25の所定の組付位置に組付けたときに上記貫通穴62内に立ち上がるように圧接刃44を本体41の上部に設ける。この場合、図13に示すように、接続すべき電線の経路61内に圧接刃44が介入するように圧接刃44を設ける。なお、図示を省略するが、他のランプ31,32も上記室内ランプ30に準じた構成とする。また、コネクタ36については、例えば、コネクタ端子に電気的に接続される圧接刃をコネクタハウジングの上部に立設し、コネクタ36をサブフレーム25に組付けると圧接刃が貫通穴65内に立ち上がるように構成する。
【0071】
そして、各ランプ30〜32およびコネクタ36をサブフレーム25の下面に組付けた状態で、上記ワイヤーハーネス33を構成する電線(被覆電線)を経路61に押し込みながら布線する。このようにすると、例えば室内ランプ30の場合には、図14に示すように電線67が圧接刃44に押し付けられて被覆67aが破れ、電線67の内部導体67bが圧接刃44に接触することとなる。つまり、このようにして室内ランプ30の圧接波44をワイヤーハーネス33の電線67に圧接接続させることにより、室内ランプ30とワイヤーハーネス33とを電気的に接続させる。なお、図示を省略するが、他のランプ31,32およびコネクタ36についても上記室内ランプ30と同様に構成する。
【0072】
このような構造によると、上記のように電線67を経路に沿って布線すれば、電線67が圧接刃44に圧接接続され、さらに圧接刃44に電線67が食込んだ状態で保持される。つまり、ワイヤーハーネス33の配索と同時に各ランプ30〜32等とワイヤーハーネス33とを電気的に接続し、さらにサブフレーム25に対してワイヤーハーネス33を固定することができる。従って、サブフレーム25に対してワイヤーハーネス33を配索する際の作業性を著しく向上させることができるというメリットがある。
【0073】
また、電線67を引抜いて新たな電線を再度経路61に沿って布線すれば容易にワイヤーハーネス33を配索し直すことができるため、メンテナンス性が良いというメリットもある。
【0074】
なお、上記のような構成においては、例えば図15に示すように、電線67を導出するヘッド71と、導出された電線67を押圧するローラー72とを備えた布線装置70を用い、同図に示すようにこの布線装置70を経路61に沿って移動させ、ヘッド71から導出される電線67をローラ72により経路61内に押し込みながら自動的にワイヤーハーネス33をサブフレーム25に配索することができる。
【0075】
(4)さらに、ワイヤーハーネス33を配索する別の構造として、ワイヤーハーネス33を構成する各電線を導線(被覆のない線)から構成し、各導線に通電を行うことによりワイヤーハーネス33を直接サブフレーム25に埋め込んだ状態で配索する構造を採用することもできる。
【0076】
すなわち、図16に示すように、導線68を所定経路に沿って布線しながらその一定範囲を電源74に接続し、この範囲に通電を行いながら導線68を絶縁体から構成された押え部材73によりサブフレーム25に押し付ける。このようにすると、上述のようにサブフレーム25がABSやPE等の樹脂から構成されているために、通電による発熱によってサブフレーム25が溶け、導線68がサブフレーム25に埋め込まれた状態で固定されることとなる。なお、この構造の場合には、例えばサブフレーム25の各ランプ30〜32等の組付け位置で導線68をサブフレーム25の表面(下面)に露出させておき、図4に示す構造に準じて各ランプ30〜32等の板ばね状の端子を導線68に接触させることにより各ランプ30〜32等とワイヤーハーネス33とを電気的に接続する。
【0077】
この構造によると、ワイヤーハーネス33の配索とワイヤーハーネス33のサブフレーム25への固定を同時に行うことができるというメリットがある。
【0078】
また、上記のようにワイヤーハーネス33が導線68から構成されていること、またワイヤーハーネス33をサブフレーム25に固定するための専用の固定部材が不要であることにより、サブフレームユニット11の軽量化に貢献することができるというメリットがある。
【0079】
また、サブフレーム25に対して任意の経路でワイヤーハーネス33を配索できるので、例えば、ワイヤーハーネス33の配索経路が異なる車種間でもサブフレーム25を共通使用することが可能である。従って、サブフレーム25の製造コストを抑えることができ、これによりユニット部材10のコスト低減に貢献することができるというメリットもある。
【0080】
なお、この構造の変形として、例えば、ワイヤーハーネス33の各電線を通常の被覆電線から構成し、特定箇所で電線の被覆を除去して内部導体を露出させ、この露出箇所に通電を行うことにより電線の一部をサブフレーム25に埋設した状態で固定するようにしてもよい。
【0081】
また、サブフレーム25が例えば金属や溶けにくい樹脂材料から構成される場合には、図17に示すように、通電によって比較的容易に溶ける熱可塑性樹脂からなる固定部材75をサブフレーム25に取付け、この固定部材75に対して導線68を固定するようにしてもよい。
【0082】
また、導線68の布線作業に際しては、押え部材73として金属等の導体からなる押え部材73を用い、図18に示すように導線68の一部と押え部材73とを電源74に接続し、押え部材73により導線68を押付けたときに導線68に電流が流れるようにして作業を行うようにしてもよい。
【0083】
C.各ランプ30〜32の構成について
室内ランプ30を例に説明すると、図19に示すように室内ランプ30の本体41を成型天井13の開口部51よりも小さく形成する一方、ランプカバー42を開口部51よりも大きく形成し、同図に示すように自動車天井の組付け作業時には、ランプカバー42を取外した状態で成型天井13を組付け、その後、図20に示すように、ランプカバー42を成型天井13の下側から開口部51を介して本体41に装着するように構成することもできる。この場合、図19に示すようにランプカバー42にフック42bを設けておき、このフック42bをランプカバー42の図外の係止部に係合させることにより本体41にランプカバー42を装着するように構成する。
【0084】
この構成の場合にも、開口部51の縁部をランプカバー42により覆い隠すことができるため、室内側からの見栄えを良好に保つことができる。なお、ここでは、室内ランプ30を例に説明したが、他のマップランプ31及びバニティランプ32についてもこれと同様に構成することができる。
【0085】
D.その他の構成について
(1)サブフレームユニット11とサンルーフユニット12とをユニット部材10としてユニット化することなく、これらを別々にボディ天井2に組付けるように構成してもよい。この構成の場合には、サブフレームユニット11により本発明にかかるユニット部材が構成される。
【0086】
(2)サブフレーム25に組付ける電装品は上記各ランプ30〜32以外に、例えば空気清浄器、スピーカー等のオーディオ機器等であってもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、車体のボディ天井にランプ等の電装品および成型天井を組付ける自動車天井の組付構造において、電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを組付けたフレーム部材を予め構成し、このフレーム部材をボディ天井に組付けることによって上記電装品等を一度の作業でボディ天井に組付け得るようにしたので、上向き姿勢での作業頻度を減らすことができ、これにより自動車天井の組付け作業における作業性を向上させることができる。
【0088】
また、上向き姿勢での作業が減ることにより組付け不良の発生を効果的に抑えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車天井の組付構造の一例を示す分解斜視図である。
【図2】 ユニット部材の構造を示す分解斜視図である。
【図3】 サブフレームに対するワイヤーハーネスの固定構造を示す断面略図である。
【図4】 室内ランプの構成および室内ランプとワイヤーハーネスとの電気的な接続構造を示す側面図(一部断面図)である。
【図5】 自動車天井の組付構造を説明する工程図である。
【図6】 自動車天井の組付構造を説明する工程図である。
【図7】 サブフレームの変形例を説明する斜視図である。
【図8】 サブフレームの変形例を説明する斜視図である。
【図9】 サブフレームの変形例を説明する斜視図である。
【図10】 サブフレームに対するワイヤーハーネスの配索構造の変形例を示す図であって、電装品とワイヤーハーネスとを圧接接続させる構造に用いるサブフレームを示す斜視図である。
【図11】 電装品とワイヤーハーネスとを圧接接続させる場合の室内ランプの構成および室内ランプとワイヤーハーネスとの電気的な接続構造を示す側面図(一部断面図)である。
【図12】 電線の配索経路を説明するサブフレームの断面略図である。
【図13】 室内ランプを組付けたときの圧接刃と電線の経路との関係を示すサブフレームの断面略図である。
【図14】 ワイヤーハーネスを配索して室内ランプの圧接刃に電線を圧接接続した状態を示すサブフレームの断面略図である。
【図15】 ワイヤーハーネスの布線方法の一例を説明する概念図である。
【図16】 ワイヤーハーネスの配索構造の変形例およびその配索方法を説明する模式図である。
【図17】 図16に示すワイヤーハーネスの配索構造の変形例を示す模式図である。
【図18】 ワイヤーハーネスの配索方法の変形例を示す模式図である。
【図19】 室内ランプの変形例および同ランプと成型天井との関係を説明する側面図(一部断面図;組付け完了前)である。
【図20】 室内ランプの変形例および同ランプと成型天井との関係を説明する側面図(一部断面図;組付け完了後)である。
【符号の説明】
1 車体
2 ボディ天井
10 ユニット部材
11 サブフレームユニット
12 サンルーフユニット
13 成型天井
14 サンバイザー
15 アシストグリップ
25 サブフレーム(フレーム部材)
30 室内ランプ(電装品)
31 マップランプ(電装品)
32 バニティランプ(電装品)
33 ワイヤーハーネス(電装品用のワイヤーハーネス)
Claims (14)
- 車体のボディ天井にランプ等の電装品および成型天井を組付ける自動車天井の組付構造において、
ボディ天井の下側に、上記電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを組付けたフレーム部材が取付けられ、上記成型天井がこのフレーム部材の下側に配置されて上記ボディ天井に取付けられてなり、
上記フレーム部材は、ボディ天井のフロントピラー近傍において車体の幅方向に延びるフロント部と、このフロント部の上記幅方向両端からそれぞれ車体後方に向かって延びる一対のサイド部と、車体の前後方向中央部分において上記両サイド部を連結するセンタ部とを有するとともにこのセンタ部に上記電装品を備え、
上記センタ部は、上記サイド部に対して脱着可能に構成されるとともに車体の前後方向における複数箇所でサイド部に対して取付け可能に構成されている
ことを特徴とする自動車天井の組付構造。 - 上記フレーム部材は、全体が薄板状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車天井の組付構造。
- 上記電装品として、サンルーフおよびその駆動機構を備えたサンルーフユニットが上記フレーム部材に組付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車天井の組付構造。
- 上記フレーム部材の上記フロント部、サイド部およびセンタ部によりサンルーフ用の開口部を形成するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の自動車天井の組付構造。
- 上記ワイヤーハーネスとしてフラットケーブルからなるワイヤーハーネスが上記フレーム部材に配索されるとともにこのフラットケーブルの内部導体が上記電装品の組付位置において露出される一方、上記電装品にばね状の端子が設けられ、フラットケーブルの上記内部導体の露出箇所において上記端子がその弾力により該内部導体に接触していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車天井の組付構造。
- 上記フレーム部材に、上記ワイヤーハーネスを構成する電線を配索する溝状の経路が形成され、上記電線が上記経路内に圧入されることにより上記ワイヤーハーネスがフレーム部材に配索されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車天井の組付構造。
- 上記フレーム部材に、上記ワイヤーハーネスを構成する電線を配索する溝状の経路が形成される一方、上記電装品に上記経路内に介在する圧接刃が設けられ、上記電装品がフレーム部材に組付けられた状態で上記電線が上記経路に沿って配索されることにより電装品とワイヤーハーネスの上記電線とが圧接接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車天井の組付構造。
- 車体のボディ天井に組付けるユニット部材であって、
ボディ天井のフロントピラー近傍において車体の幅方向に延びるフロント部と、このフロント部の上記幅方向両端からそれぞれ車体後方に向かって延びる一対のサイド部と、車体の前後方向中央部分において上記両サイド部を連結するセンタ部とを有し、かつ上記センタ部が、上記サイド部に対して脱着可能に構成されるとともに車体の前後方向における複数箇所でサイド部に対して取付け可能に構成されてなる上記ボディ天井に組付け可能なフレーム部材を有し、このフレーム部材に、ボディ天井に配設される電装品および同電装品用のワイヤーハーネスが互いに電気的に接続された状態で組付けられてなり、上記フレーム部材をボディ天井の所定組付け位置に組付けることにより上記電装品およびワイヤーハーネスをボディ天井の所定位置に配設するように構成されていることを特徴とするユニット部材。 - 上記電装品として、サンルーフおよびその駆動機構を備えたサンルーフユニットが上記フレーム部材に組付けられていることを特徴とする請求項8記載のユニット部材。
- 車体のボディ天井に配設される電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを組付けるための組付媒体であって、金属または樹脂から形成されて全体に剛性を有するとともに上記ボディ天井に組付け可能に構成され、上記ボディ天井への組付け状態において、ボディ天井のフロントピラー近傍において車体の幅方向に延びるフロント部と、このフロント部の上記幅方向両端からそれぞれ車体後方に向かって延びる一対のサイド部と、車体の前後方向中央部分において上記両サイド部を連結するセンタ部とを具備し、
上記センタ部が、上記サイド部に対して脱着可能に構成されるとともに車体の前後方向における複数箇所でサイド部に対して取付け可能に構成されている
ことを特徴とするフレーム部材。 - 上記フレーム部材は、全体が薄板状に形成されていることを特徴とする請求項10記載のフレーム部材。
- 車体のボディ天井にランプ等の電装品および成型天井を組付ける自動車天井の組付方法であって、上記ボディ天井に組付け可能なフレーム部材に上記電装品および同電装品用のワイヤーハーネスを組付けるとともに電装品とワイヤーハーネスとを電気的に接続しておき、このフレーム部材を上記ボディ天井に組付けることにより上記電装品およびワイヤーハーネスをボディ天井に組付け、その後、フレーム部材の下側に成型天井を配置してこれを上記ボディ天井に組付けることを特徴とする自動車天井の組付方法。
- 上記電装品として、サンルーフおよびその駆動機構を備えたサンルーフユニットを予め上記フレーム部材に組付けておくことを特徴とする請求項12記載の自動車天井の組付方法。
- 上記電装品を上記フレーム部材下面に組付けることにより該電装品に設けられた圧接刃をフレーム部材に上向きに貫通させ、フレーム部材へのワイヤーハーネスの配索時に、該ワイヤーハーネスを構成する電線を上記圧接刃に圧接接続させることを特徴とする請求項12又は13記載の自動車天井の組付方法。
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