JP3663902B2 - 基板の搬送用ベルトおよび基板の搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品実装ラインを厚さの薄い基板を搬送するための基板の搬送用ベルトおよび基板の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を基板に実装する電子部品実装装置や基板の電極にクリーム半田を印刷するスクリーン印刷装置などの電子部品実装ラインにおいては、基板は搬送装置により電子部品実装ラインを搬送される。基板の搬送装置としては、ベルトが多用されている。
【0003】
図5は従来の基板の搬送装置の部分断面図である。支持フレーム1に突設されたガイド部2の上面にはガイド溝3が支持フレーム1の長手方向に沿って形成されている。また支持フレーム1の上面には押え板4がねじ5により取りはずし自在に装着されている。ベルト6は合成樹脂やゴムなどの柔軟性を有する素材により形成されており、その下面にはガイド溝3に嵌合する突部7が突設されている。
【0004】
ベルト6はガイド部2の上面上をガイド溝3に案内されながら摺動する。基板8はその側端部がベルト6上に載せられてベルト6により搬送路を搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
支持フレーム1、押え板4、ベルト6は加工成形誤差により寸法誤差が生じるのは避けられず、このためベルト6の上面と押え板4の下面にはすき間tが生じる。また基板も加工成形誤差により厚さのばらつきが生じる。このため、符号9で示す厚さの薄い基板の場合、鎖線に示すようにその側端部9aはすき間tに突き刺さるようにして入り込みやすく、その結果基板9の搬送が不可能になりやすいという問題点があった。
【0006】
勿論、すき間tが極力小さくなるように設計して上記問題を解消することも考えられるが、すき間tを小さくした場合、加工成形誤差のためにやや厚目になったベルト6の上面が押え板4の先端エッジEに摺接し、このエッジEでベルト6の上面が筋状に切断され、ベルト6の寿命が短くなってベルト6を頻繁に交換しなければならなくなるという問題を生じる。
【0007】
したがって本発明は上記問題を解消し、厚さの薄い基板がベルトと押え板の間に入り込むのを確実に防止して基板をスムーズに搬送することができる基板の搬送用ベルトおよび基板の搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、支持フレームとこの支持フレーム上に装着される押え板の間に配設される基板の搬送用ベルトであって、前記支持フレームの上面を摺動する帯状体と、この帯状体の下面にピッチをおいて突設されて前記支持フレームの上面に形成されたガイド溝内を摺動する第1の突部と、この帯状体の上面の第1の突部の真上にピッチをおいて突設されて前記押え板の下面に沿って摺動する第2の突部とから成り、かつ第1の突部の間には帯状体の横断方向にミゾを形成したことを特徴とする基板の搬送用ベルトである。
【0009】
また本発明は、上面にガイド溝が形成された支持フレームと、支持フレーム上に装着される押え板と、支持フレームと押え板の間を走行するベルトとを備え、前記ベルトの下面に前記ガイド溝内を摺動する第1の突部をピッチをおいて突設するとともに、前記ベルトの上面の第1の突部の真上にピッチをおいて前記押え板に沿って摺動する第2の突部を突設し、かつ第1の突部の間には帯状体の横断方向にミゾを形成したことを特徴とする基板の搬送装置である。
【0010】
上記構成の各発明において、ベルトは支持フレーム上を摺動し、基板はその側端部がベルトに支持されて搬送される。薄い基板の場合、その側端部はベルトと押え板の間のすき間に入り込もうとするが、この入り込みは帯状体の上面に突設された第2の突部により阻止されるので、基板はベルトにより安定した姿勢でまっすぐに搬送路を搬送される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のベルトの側面図、図2は同ベルトの部分斜視図、図3は同基板の搬送装置の断面図、図4は同基板の搬送装置の部分拡大断面図である。
【0012】
まず、図1および図2を参照してベルトの構造を説明する。ベルト10はシリコンゴムなどの柔軟な素材により形成される。ベルト10は細長い帯状体11の下面中央に第1の突部12をその長手方向にピッチをおいて突設し、また帯状体11の上面に第2の突部13をピッチをおいて突設して成る。第2の突部13は第1の突部12の真上に突設されている。また帯状体11の下面の第1の突部12の間には、帯状体11の屈曲性を確保するためにその横断方向に断面V字形のミゾ14が形成されている。
【0013】
図3は基板の搬送装置の断面図である。支持フレーム20の上部内側にはガイド部21が突設されている。支持フレーム20の上面には押え板22がボルト23により取りはずし自在に装着されている。ベルト10はプーリ(図外)に調帯されており、ガイド部21と押え板22の間を回動する。基板9はその両側端部を左右のベルト10に載せられて搬送される。
【0014】
図4において、ガイド部21の上面にはガイド溝25がガイド部21の長手方向に沿って形成されており、ベルト10の下面の第1の突部12はこのガイド溝25内に嵌合してこれに沿って摺動する。また押え板22の下面側角部にはカギ形の切欠部26が形成されており、この切欠部26に第2の突部13が嵌合し、これに沿って摺動する。tは帯状体11の上面と押え板22のすき間tであって、このすき間tの大きさは加工成形誤差によりばらつきがあり、また基板9の厚さにも加工成形誤差によりばらつきがある。
【0015】
図3および図4に示すように、基板9は帯状体11に載せられて搬送されるが、帯状体11の上面中央にはその長手方向に沿って第2の突部13が突設されているので、基板9の側端部9aがすき間tに入り込むのは第2の突部13により阻止され、基板9はベルト10により搬送路を安定した姿勢でまっすぐに搬送される。またベルト10はプーリ(図外)に沿って回動するが、第2の突部13はピッチをおいて突設されているので、ベルト10の屈曲性を阻害することはなく、したがってベルト10はプーリに沿って自由に屈曲しながらスムーズに回動できる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、基板の厚さが薄く、かつその厚さにばらつきがあっても、基板の側端部が帯状体と押え板のすき間に入り込むことはなく、基板を安定した姿勢でまっすぐに搬送路を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のベルトの側面図
【図2】本発明の一実施の形態のベルトの部分斜視図
【図3】本発明の一実施の形態の基板の搬送装置の断面図
【図4】本発明の一実施の形態の基板の搬送装置の部分拡大断面図
【図5】従来の基板の搬送装置の部分断面図
【符号の説明】
9 基板
10 ベルト
11 帯状体
12 第1の突部
13 第2の突部
20 支持フレーム
21 ガイド部
22 押え板
25 ガイド溝
26 切欠部

Claims (2)

  1. 支持フレームとこの支持フレーム上に装着される押え板の間に配設される基板の搬送用ベルトであって、前記支持フレームの上面を摺動する帯状体と、この帯状体の下面にピッチをおいて突設されて前記支持フレームの上面に形成されたガイド溝内を摺動する第1の突部と、この帯状体の上面の第1の突部の真上にピッチをおいて突設されて前記押え板の下面に沿って摺動する第2の突部とから成り、かつ第1の突部の間には帯状体の横断方向にミゾを形成したことを特徴とする基板の搬送用ベルト。
  2. 上面にガイド溝が形成された支持フレームと、支持フレーム上に装着される押え板と、支持フレームと押え板の間を走行するベルトとを備え、前記ベルトの下面に前記ガイド溝内を摺動する第1の突部をピッチをおいて突設するとともに、前記ベルトの上面の第1の突部の真上にピッチをおいて前記押え板に沿って摺動する第2の突部を突設し、かつ第1の突部の間には帯状体の横断方向にミゾを形成したことを特徴とする基板の搬送装置。
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