JP3664122B2 - 情報配信装置、情報配信方法、および情報配信プログラム - Google Patents
情報配信装置、情報配信方法、および情報配信プログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、予め利用者毎に登録された利用者の属性情報に対応する情報を各利用者に配信する情報配信装置、情報配信方法、および情報配信プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、利用者の登録内容に基づいて、広告主から提供された広告等の情報(以下、配信情報と言う。)を利用者に配信する情報配信装置があった。この情報配信装置には、利用者毎に配信を希望する配信情報の種別等を示す利用者の属性情報が予め登録されている。また、情報配信装置は多数の配信情報を記憶している。情報配信装置は、利用者毎に該利用者の属性情報に基づいて該利用者にあった配信情報を、記憶している多数の配信情報の中から予め抽出しておき、ここで抽出した配信情報を該利用者が指定した通信端末装置、例えば携帯電話機、に配信(送信)する。
【0003】
したがって、情報配信装置は利用者に対して該利用者が興味を示さない種類の配信情報を送信することがなく、利用者に対して該利用者が必要とする種類の配信情報のみ送信できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、情報配信装置は利用者に配信する配信情報の抽出を利用者毎に行っていた。具体的には、利用者毎にその利用者の属性情報をキーにして、該利用者の属性情報を満足する配信情報を、本体に記憶している多数の配信情報の中から抽出していた。このため、情報配信装置に新たな配信情報が追加された場合、すでに配信情報が抽出されている利用者に、この新たな配信情報が配信されることがなく、利用者および広告主に対するサービスが良くないという問題があった。
【0005】
また、配信情報の中には、配信回数を限定した限定情報(例えば、広告情報、特典情報、割引情報)がある。配信回数とは、この配信情報を利用者に配信した合計回数である。
【0006】
通常、利用者は登録順に管理されている。また、登録順に上記配信情報の抽出が行われている。このため、上記限定情報は登録が比較的早かった利用者に配信され、登録が遅かった利用者に殆ど配信されない。したがって、登録が比較的早く限定情報が配信される利用者と、登録が遅く限定情報が配信されない利用者とでは、配信情報数に大きな差が生じ、登録が遅かった利用者に対するサービスが良くないという問題があった。
【0007】
この発明の目的は、新たに追加された配信情報であっても、登録されている利用者全員を対象にして配信する利用者を抽出することにより、利用者および広告主に対するサービスを向上させた情報配信装置、情報配信方法、および情報配信プログラムを提供することにある。
【0008】
また、この発明は、利用者に配信する配信情報数を均等にすることで、利用者に対するサービスを向上させた情報配信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の情報配信装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0010】
(1)識別コードとその属性を示す属性情報とを記憶する属性情報記憶手段と、
配信条件を対応付けた配信情報について、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを前記属性情報記憶手段から抽出する識別コード抽出手段と、
前記識別コード抽出手段により抽出された識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を記憶する抽出情報記憶手段と、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている前記抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する配信情報送信手段と、を備え、
前記配信情報は、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定された情報であり、
前記抽出情報記憶手段は、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を記憶する手段である。
【0011】
この構成では、属性情報記憶手段に識別コードとその属性を示す属性情報とが記憶されている。また、配信情報には配信条件が対応付けられている。
【0012】
上記識別コードは、利用者を識別するための識別コードとして利用できる。また、上記属性情報は利用者の氏名、性別、年齢、職業だけでなく趣味、嗜好等利用者の好み等を示す情報として利用できる。配信情報は、広告、ニュース、天気予報、交通情報等、利用者に配信する情報であり、対応付けられている配信条件により配信する利用者の性別、年齢等を制限できる。例えば、配信情報を配信する利用者を、20代の女性や、30代の男性に制限できる。
【0013】
識別コード抽出手段は、配信情報に対応付けられている配信条件をキーにして、属性情報が配信条件を満足する識別コードを属性情報記憶手段から抽出する。抽出情報記憶手段は、識別コード抽出手段により抽出された識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を記憶する。配信情報送信手段は、抽出情報記憶手段に記憶されている抽出情報に基づいて、識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する。
【0014】
このように、属性情報記憶手段に属性情報が記憶されている全ての識別コード、すなわち利用者全員、を対象にして、配信情報を送信する識別コードを抽出する。すなわち、配信情報を送信するかどうかの判定対象にならない利用者を無くすことができる。したがって、新たに追加された配信情報であっても該配信情報を必要とする多くの利用者に配信できので、利用者および広告主に対するサービスを向上できる。
【0015】
なお、識別コードに対応する送信先は、例えば利用者が所有する携帯電話機や、携帯型のノートパソコンや、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯可能な通信端末装置であってもよいし、利用者宅に設置されている電話機、ファックス装置等の固定型の通信端末装置であってもよい。また、配信情報は、電子メール、画像情報、音声情報等、受信側の通信端末装置に応じた方法で送信される。
【0017】
また、配信条件には、配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定されており、配信情報記憶手段が抽出情報記憶手段に対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して、優先的に抽出情報を記憶する。これにより、送信回数が制限されている配信情報が一部の利用者に集中的に配信されることがなく、利用者に配信される配信情報の個数を均等にできる。したがって、利用者に対するサービスの向上が図れる。
【0018】
通常、企業や店舗等の広告主は、予め広告費用を決定して、広告の配信を依頼している。一方、実際に請求される広告費用は、その広告(ここで言う配信情報)が配信された利用者の総数、すなわち広告の送信回数、に基づいて算出される。このため、広告主は配信条件で送信回数を制限することにより、予め決定していた広告費用を超える広告宣伝費が請求されるのを防止している。
【0019】
(2)識別コードとその属性を示す属性情報とを記憶する属性情報記憶手段と、
配信条件を対応付けた配信情報について、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを前記属性情報記憶手段から抽出する識別コード抽出手段と、
前記識別コード抽出手段により抽出された識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を記憶する抽出情報記憶手段と、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている前記抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する配信情報送信手段と、を備え、
前記抽出情報記憶手段は、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定されている場合に、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を記憶する手段である。
【0020】
この構成では、配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定されている配信情報については、抽出情報記憶手段に対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して、優先的に抽出情報を記憶する。これにより、送信回数が制限されている配信情報が一部の利用者に集中的に配信されることがなく、上記(1)と同様に利用者に配信される配信情報の個数を均等にできる。したがって、利用者に対するサービスの向上が図れる。
【0025】
(3)前記抽出情報は、前記識別コードに前記配信情報を識別する配信情報番号を対応付けた情報である。
【0026】
この構成では、配信情報に誤りがあった場合、配信情報記憶手段に記憶されている配信情報を訂正するだけで、これ以降に誤りがあった配信情報が配信されるのを防止できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態である情報配信装置について説明する。
【0028】
図1は、この発明の実施形態である情報配信装置を適用した情報配信システムを示す図である。ここでは、主として通勤や通学に定期券を利用している利用者に対して情報(この発明で言う配信情報)を配信するシステムを例にして説明する。
【0029】
図1において、1は公共交通機関である鉄道会社である。鉄道会社1には、定期券や指定券等の乗車券の発行管理、列車の運行管理、定期券等を発行した利用者にかかる個人情報の管理等を行うサーバ装置11が設置されている。2は駅である。駅2には、自動改札機21、自動精算機22、定期券発行機23等が設置されている。また、25は駅2における乗降客を管理するホスト装置であり、自動改札機21および自動精算機22が接続されている。ホスト装置25は、公衆回線を介して鉄道会社1のサーバ装置11に接続されている。なお、定期券発行機23はホスト装置25には接続されていないが、公衆回線を介して鉄道会社1のサーバ装置11に接続されている。
【0030】
3は、情報配信センタである。情報配信センタ3には、この発明の実施形態である情報配信装置31が設置されている。図2は、情報配信装置31の構成を示すブロック図である。情報配信装置31は、本体の動作を制御する制御部311と、利用者に配信する配信情報を蓄積的に記憶する配信情報記憶部312、利用者毎に利用者の氏名、年齢、性別、趣味、嗜好等の属性情報を記憶し、利用者を管理する属性情報記憶部313と、利用者毎に対応付けた配信情報を示す、抽出情報を記憶する抽出情報記憶部314と、利用者に対して配信情報を送信(配信)する送信部315と、他の機器から送信されてきた情報を受信する受信部316と、を備えている。
【0031】
配信情報記憶部312に記憶されている配信情報は、企業や店舗等の広告主から利用者への配信を依頼された広告だけでなく、ニュース、天気予報、交通情報等、色々な種類の情報である。
【0032】
5はインタネットである。前記情報配信センタ3に設置されている情報配信装置31はインタネット5や公衆回線(専用回線を含む)に有線または無線で接続されている。上述したサーバ装置11やホスト装置25等もインタネット5に接続されている。
【0033】
また、インタネット5には、情報配信装置31の配信情報記憶部312に記憶されている配信情報の提供者である広告主のホスト装置(不図示)も接続されている。広告主のホスト装置はインタネット5を介して、配信情報記憶部312に記憶されている配信情報について変更、削除等が行える。
【0034】
6は、通勤や通学に定期券7を利用している利用者であり、8は該利用者6が所有する携帯電話機である。この携帯電話機8は、電子メールを受信する機能を備えている。また、8は携帯電話機能を有する携帯型のパーソナルコンピュータ(所謂ノートパソコン)や、PDA(Personal Digital Assistants)等であってもよいし、またFAX装置等の携帯型でない他の通信機器であってもよい。
【0035】
自動改札機21は、利用者6の駅構内への入場、駅構内からの退場を制限する装置であり、駅2の改札口に設置されている。精算機22は乗り越しした利用者6が駅構内から退場するとき、乗り越し分の運賃を精算する装置である。定期券発行機23は、定期券7を発行する装置である。
【0036】
定期券発行機23で発行された定期券7には、有効区間、有効期間等を示す情報だけでなく、該定期券7の所有者である利用者6を識別することができる利用者識別コードが磁気データで記録されている(図3参照)。
【0037】
なお、この利用者識別コードは定期券発行機23において、定期券7の発行時に定期券を識別するために設定されるコードであるが、発行された定期券7を利用する利用者6が特定できるので、利用者識別コードとしての利用できる。
【0038】
また、情報配信センタ3に設置されている情報配信装置31の属性情報記憶部313は、利用者6毎に該利用者6が所有する定期券7に記録されている利用者識別コードと該利用者6の属性を示す属性情報とを対応づけて記憶している。属性情報は、配信情報の配信を希望している配信希望者であるかどうかを示す情報、利用者の氏名、年齢、性別、職業、配信を希望する配信情報の種別、配信を希望しない配信情報、列車の時刻表配信の要/不要、列車の遅延案内配信の要/不要、配信情報の送信先(メールアドレス)、乗車時の配信希望の有無、降車時の配信希望の有無、乗車区間(経由駅を含む)、自宅の電話番号、勤務先の電話番号等である(図4参照)。
【0039】
なお、前記配信を希望しない配信情報は、例えば特定の広告主から提供される配信情報であれば広告主名であり、特定の地域にかかる配信情報であれば地域名である。さらに、乗車区間は図4において左側に記載されている駅が自宅近辺の駅であり、右側に記載されている駅が勤務先や学校近辺の駅である。
【0040】
利用者6は定期券7の購入時に申し込み用紙に前記属性情報を記入し、係員が定期券発行機23に記入されている属性情報を入力して定期券7を発行する。定期券発行機23は、入力された属性情報を鉄道会社1のサーバ装置11および情報配信装置31に送信する。
【0041】
利用者識別コードは、上述したように定期券発行機23により定期券7の発行時に設定され、上記属性情報とともにサーバ装置11および情報配信装置31に送信される。また、定期券発行装置23は上記有効区間、有効期限、利用者識別コードを記録した定期券7を発行する。
【0042】
さらに、利用者6は属性情報記憶部313に記憶されている自分の属性情報に対して任意のタイミングで変更、追加、削除といった更新を行うことができる。具体的には、利用者6はパーソナルコンピュータを操作し、インターネット5を介して情報配信装置31にアクセスすることができ、属性情報記憶部313に記憶されている自身の属性情報について更新が行える。また、情報配信装置31においても属性情報記憶部313に記憶されている利用者6の属性情報の更新が行える。
【0043】
この実施形態では、前記属性情報として記憶されている利用者6のメールアドレスは利用者6が所有する携帯電話機8のメールアドレスであるとして、以下説明する。このメールアドレスが配信情報の配信先(送信先)となる。
【0044】
情報配信装置31の配信情報記憶部312には、広告主から提供された複数の配信情報が記憶されている。これらの配信情報は、以下に示す配信条件を付けることもできる。配信条件は、配信情報を配信する利用者6と、配信しない利用者6とを分類する条件であり、広告主が自由に設定できる。例えば、女性向けの配信情報を提供する広告主の場合、配信情報を配信する利用者6を女性のみに限定することができる。すなわち、該配信情報が男性に配信されないように設定できる。また、年齢層(20代、30代等)の設定も行える。さらに、配信情報の送信回数を制限する配信制限回数の設定も行える。
【0045】
図5は、配信情報記憶部に記憶されている配信情報の例を示す図である。配信情報記憶部312は、配信条件(図5(A)参照)と配信情報(図5(B)参照)とを対応づけて記憶している。また、配信情報には該配信情報を識別する配信情報番号が与えられている。図5に示す例は、配信情報を配信する利用者層を、女性、年齢が20〜29歳、新宿駅を経由する人に絞り込む配信条件である。
【0046】
配信情報の有効期間は2001年9月1日〜2001年10月31日の期間に限定されている。前記有効期間を過ぎると、この配信情報が利用者6に配信されることはない。配信制限回数は300回であり、延べ301人以上の利用者6に配信されることはない。さらに、配信情報番号はK0001である。
【0047】
次に、自動改札機21について説明する。自動改札機21は駅構内への利用者の入場、または駅構内からの利用者の退場を制限する装置である。図6は自動改札機21の構成を示すブロック図であり、図7は自動改札機21の外観を示す図である。
【0048】
自動改札機1は、本体の動作を制御する制御部211と、動作時に利用する情報や、動作時に発生した情報を記憶する記憶部212と、現在の時間を計時する計時部213と、ホスト装置25に情報を送信する送信部214と、定期券やキップ等の乗車券が本体に挿入されたことを検出する挿入検出部215と、本体に挿入された乗車券を搬送する搬送部216と、搬送されている乗車券に記録されているデータを読み取る読取部217と、利用者6の通行を制限する扉218aを開閉する扉駆動部218とを備えている。自動改札機21は、扉218aを閉じて利用者6が通路を通行するのを禁止することにより、利用者6の駅への入場または駅からの退場を制限する。
【0049】
自動改札機21は、通路の入口の右側に乗車券を挿入する挿入口216aを備え、出口の右側に本体に挿入された乗車券を放出する放出口216bを備えている。挿入口216aと放出口216bとの間には、乗車券を搬送する搬送路216cが設けられている。挿入口216aには、乗車券の挿入を検知する挿入検知センサ215aが設けられている。この挿入検知センサ215aが乗車券の挿入を検知すると、搬送部216が挿入口216aに挿入された乗車券を放出口216bへ搬送する。また、磁気ヘッド217aは搬送路216cを搬送されている乗車券に記録されているデータを読み取る。
【0050】
図7において、通行方向が駅構内に向かう方向であれば入場用の自動改札機21はであり、反対に駅構内から外側に向かう方向であれば退場用の自動改札機21である。
【0051】
また、記憶部214には、自装置を識別するゲートコード、や自装置が入場用であるか、退場用であるかを示す情報が記憶されている。
【0052】
なお、入場用の自動改札機21と退場用の自動改札機21とを通路を挟んで対向して配置することにより、1本の通路が双方向の通行に利用できる。
【0053】
以下、この情報配信システムの動作について説明する。
【0054】
先ず最初に、この情報配信システムにおける各機器間での情報の流れについて簡単に説明する。図8は、この情報の流れを示す図である。
【0055】
自動改札機21は、利用者6の定期券7から利用者識別コード、有効期間、有効区間等の情報を読み取り、通過情報を情報配信装置31に送信する。情報配信装置31は自動改札機21から通過情報を受け取る。この通過情報には、利用者識別コード、有効期間、有効区間、ゲートコード、通過時刻、入退場情報が含まれている。この通過情報の詳細については後述する。情報配信装置31は、自動改札機21から送信されてきた通過情報に基づいて、利用者6の携帯電話機8に配信情報を電子メールで配信する。利用者6は携帯電話機8において情報配信装置31から配信されてきた配信情報を確認できる。
【0056】
なお、この実施形態では、自動改札機21は通過情報を直接情報配信装置31に送信するのではなく、駅2に設けられているホスト装置25を介して情報配信装置31に通過情報を送信する構成である。
【0057】
以下、この情報配信システムの動作について詳細に説明する。
【0058】
まず、利用者6が駅に入場、または駅から退場するため、定期券7を自動改札機21に挿入する。
【0059】
図9は自動改札機の動作を示すフローチャートである。
【0060】
なお、ここでは入場用の自動改札機21を例にして説明する。
【0061】
自動改札機21は、挿入検知センサ215aにより挿入口216aに定期券7が挿入されたことを検知すると(s1)、搬送部216が搬送路216cの動作を開始して、挿入口216aに挿入された定期券7の搬送を開始する(s2)。定期券7は放出口216bまで搬送される。
【0062】
読取部217は、搬送されている定期券7に磁気データで記録されている利用者識別コード、有効期間、有効区間を磁気ヘッド217aにより読み取る(s3)。制御部211は、現在がs3で読み取った有効期間内であるかどうか(s4)、当駅が有効区間内の駅であるかどうか(s5)、を判定する。
【0063】
自動改札機21は、有効期間内で、且つ有効区間であると判定すると、利用者識別コード、入場情報を含む通過情報をホスト装置25に送信し(s6)、扉218aを開ける(s7)。通過情報の詳細については後述する。この通過情報は、ホスト装置25からリアルタイムに情報配信装置31に転送される。
【0064】
なお、自動改札機21が直接情報配信装置31に通過情報を送信するように構成してもよい。
【0065】
自動改札機21は、定期券7を放出口216bまで搬送すると(s8)、搬送路216cの動作を停止する(s9)。自動改札機21は、利用者6が通過するのに十分な時間だけ待機し(s10)、その後扉218aを閉じる(s11)。したがって、利用者6は通路を通って駅構内に入場できる。
【0066】
なお、利用者6は放出口216bに搬送された定期券7を持って、駅構内に入場する。
【0067】
一方、自動改札機21は、s4で有効期間内でないと判定した場合、またはs5で有効区間内でないと判定した場合、s12で扉218aが開いているかどうかを判断し(s12)、開いていればs11で扉を閉じて、利用者6に対して通路の通行を禁止する。したがって、利用者6は通路を通って駅構内に入場できない。
【0068】
なお、この場合も定期券7は放出口216bまで搬送され、利用者6に返却される。
【0069】
このように、自動改札機21は投入された定期券7に記憶されている磁気データ(有効区間、有効期間、利用者識別コード等)を読み取り、利用者6の駅構内への入場を許可するかどうかを判定している。
【0070】
なお、ここでは定期券7は有効区間、有効期間、利用者識別コード等を磁気データで記録した磁気券であるとしたが、周知の非接触式のIC券や接触式のIC券等であってもよいし、さらには携帯端末8を定期券7として利用できるようにしてもよい。この場合、自動改札機21は挿入検出部215や搬送部216を不要にできる。読取部217は定期券7から利用者識別コード等を読み取れる構成に置き換えればよい。
【0071】
次に、自動改札機21がs6で送信する通過情報について説明する。通過情報には、定期券7から読み取った利用者識別コード、有効期間、有効区間、に加えて、記憶部212に記憶している自装置を識別するゲートコード、利用者6の通過時刻、さらに利用者が駅に入場したのか、退場したのかを示す入場/退場情報が含まれている(図10参照)。ゲートコードは、自動改札機21が設置されている場所を直接的に示す情報であってもよいし、単に自動改札機21を識別する番号であってもよい。この場合、情報配信装置31側にゲートコードをキーにして自動改札機21の設置場所が判断できる情報を記憶させておけばよい。
【0072】
また、入場用の自動改札機21から出力される通過情報の入場/退場情報は入場であり、退場用の自動改札機21から出力される通過情報の入場/退場情報は退場である。
【0073】
さらに、情報配信装置31側でゲートコードから自動改札機21が入場用であるか、退場用であるかを判断できるように構成すれば、図10に示す入場/退場情報を不要にできる。
【0074】
ホスト装置25は、自動改札機21から送信されてきた通過情報を蓄積的に記憶するとともに、この通過情報をリアルタイムにインタネット5や公衆回線を介して情報配信センタ3、すなわち情報配信装置31、に送信する。また、ホスト装置25は所定のタイミングで、蓄積的に記憶した前記通過情報を鉄道会社1に設置されているサーバ装置11に送信する。サーバ装置11は、ホスト装置25から送信されてくる通過情報を記憶し、管理することで、各利用者6の利用状況を収集し、管理する。
【0075】
次に、情報配信センタ3に設置されている情報配信装置31の動作について説明する。
【0076】
この実施形態の情報配信装置31は、属性情報記憶部313に属性情報が記憶されている利用者6毎に配信情報を配信する。各利用者6に配信する配信情報は、配信情報記憶部312に記憶されている。
【0077】
情報配信装置31は、配信情報記憶部312に記憶している配信情報毎に属性情報が配信条件を満足する利用者識別コードを抽出し、抽出した利用者識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を抽出情報記憶部314に記憶する利用者抽出処理を予め実行している。情報配信装置31は、上記通過情報を受信したとき、その通過情報に含まれる利用者識別コードをキーにして抽出情報記憶部314を検索し、該利用者識別コードで識別される利用者6に対して抽出情報に基づく配信情報を配信する。
【0078】
上記利用者抽出処理は、自動改札機21を利用する利用者6がいない夜中に実行される。
【0079】
一般的な定期券6の利用者は、1日あたり、
▲1▼自宅近辺の駅に入場、
▲2▼会社や学校近辺の駅から退場、
▲3▼会社や学校近辺の駅に入場、
▲4▼自宅近辺の駅から退場、
の合計4回、自動改札機を通過する。情報配信装置31は、利用者6毎に通過情報が上記▲1▼〜▲4▼の4回送信されてくると仮定し、この4回のそれぞれについて利用者6に配信する配信情報を上記利用者抽出処理により予め決めている。以下、利用者抽出処理について詳細に説明する。
【0080】
図11および図12は、利用者抽出処理を示すフローチャートである。
【0081】
情報配信装置31は、配信情報記憶部312に記憶している全ての配信情報について、以下に示す処理を実行する。
【0082】
情報配信装置31は、配信情報記憶部312に記憶している先頭の配信情報について、配信情報およびこの配信情報の配信条件を読み出し(s21)、配信制限回数が設定されている配信情報であるかどうかを判定する(s22)。s22で、配信制限回数が設定されていない配信情報であると判定すると、属性情報が配信条件を満足する利用者識別コードを属性情報記憶部313から抽出する(s23)。 このとき、配信情報が属性情報を満足する種類であるかどうか(ファッション、スポーツ等、利用者6が希望する種類であるかどうか)も判定される。
【0083】
ここで、抽出情報記憶部314について説明する。抽出情報記憶部314は、利用者識別コード毎に4つの配信情報記憶領域(領域A〜D)割り当てた構成である(図13参照)。領域Aは自宅近辺の駅入場時に利用者6に配信する配信情報を記憶する領域であり、領域Bは勤務先近辺の駅退場時に利用者6に配信する配信情報を記憶する領域であり、領域Cは勤務先近辺の駅入場時に利用者6に配信する配信情報を記憶する領域であり、領域Dは自宅近辺の駅退場時に利用者6に配信する配信情報を記憶する領域である。各領域A〜Dには利用者6に配信する配信情報本体が記憶される。
【0084】
このように、抽出情報記憶部314は利用者6毎に利用者識別コードに配信情報を対応付けた情報(この発明で言う抽出情報)を記憶する。
【0085】
情報配信装置31は、s23で抽出した利用者識別コードの対応する領域A〜Dに配信情報を記憶する(s24)。s24では、s23で抽出した利用者識別コードで識別される利用者6に対して、この配信情報を上記▲1▼〜▲4▼のいずれのタイミングで配信するのが最適であるかを判断し、ここで判断したタイミングに相当する領域(領域A〜Dのいずれか)に配信情報を記憶する。この判断は、利用者6が向かっている駅(場所)等を考慮して行えばよい。情報配信装置31は、s25で利用者全員についてs23の判断をしたかどうかを判定し、利用者全員についてs23の判断をしていなければ、s23に戻って残りの利用者に対して同様の処理を行う。
【0086】
一方、s25で利用者全員について判断したと判定すると、s26で配信情報記憶部313に記憶している全ての配信情報について上記s21以降の処理を行ったかどうかを判定する。s26で全ての配信情報について行っていないと判定すると、s27で対象の配信情報を次の配信情報に変更しs21に戻る。
【0087】
次に、s22で配信回数が設定されている配信情報であると判定すると、抽出情報記憶部314において、この時点で対応付けられている配信情報が最も少ない利用者識別コードを全て抽出し(s31)、ここで抽出した利用者識別コードを集合Aに登録する(s32)。利用者識別コードに対応付けられている配信情報の個数は、該利用者識別コードに対応する領域A〜Dに記憶されている配信情報の合計数であり、これをカウントすることにより得られる。
【0088】
情報配信装置31は、属性情報が配信条件を満足する利用者識別コードを抽出し(s33)、抽出した利用者識別コードが集合Aに登録されているかどうかを判定する(s34)。s34で集合Aに登録されている識別コードであると判定すると、s33で抽出した利用者識別コードの対応する領域A〜Dに配信情報を記憶する(s35)。s35は、上記s24と同じ処理である。情報配信装置31は、s35で配信情報を記憶した利用者識別コードを集合Aから削除する(s36)。
【0089】
なお、s34で集合Aに登録されていない識別コードであると判定すると、s35、s36の処理を行わない。
【0090】
情報配信装置31は、抽出情報記憶部314における該配信情報の記憶数が配信条件で設定されている配信制限回数に達したかどうか(s37)、および全ての利用者について上記s33の処理を行ったかどうかを判定する(s38)。s37で上記記憶数が配信制限回数に達したと判定した場合、または利用者全員について判断したと判定した場合、上記s26にジャンプする。一方、s37で上記記憶数が配信制限回数に達していないと判定し、且つs38で利用者全員について判断していないと判定した場合、集合Aから削除した利用者識別コードの合計数と、集合Aの残りの識別コード数とを比較する(s39)。
【0091】
集合Aから削除した利用者識別コードの合計数は、抽出情報記憶部314における該配信情報の記憶数である。s39では、集合Aに登録された過半数の利用者識別コードに対して、該配信情報を対応付けたかどうかを判定している。
【0092】
情報配信装置31は、s39で過半数に達したと判定すると、対応付けられている配信情報が次に少ない利用者識別コードを抽出し(s40)、上記s32以降の処理を行う。s39で過半数に達していないと判定すると、上記s33以降の処理を行う。
【0093】
このように、配信制限回数が設定されている配信情報は、集合Aに登録されている利用者識別コードに対応付けて抽出情報記憶部314に記憶する構成としたので、この時点で配信される配信情報の個数が少ない利用者6に配信される配信情報となる。したがって、属性情報が記憶されている各利用者6に配信される配信情報の個数を均等にできる。
【0094】
また、集合Aに登録された過半数の利用者識別コードに該配信情報を対応付けたときには、次に対応付けられている配信情報が少ない利用者識別コードを抽出し、集合Aに加えるようにしたので、最終的に該配信情報を対応付けた利用者識別コードの総数が配信制限回数よりも極端に小さくなることもない。したがって、配信制限回数が設定されている配信情報が殆ど利用者6に配信されないという問題もおきない。
【0095】
さらに、本処理の開始後に配信情報記憶部312に記憶した新たな配信情報も、属性情報記憶部313に属性情報が記憶されている全ての利用者識別コードが利用者抽出処理の対象になる。したがって、配信情報記憶部312に新たに記憶された配信情報も該配信情報を必要とする多くの利用者6に配信されることになり、利用者6および広告主に対するサービスの向上が図れる。
【0096】
次に、情報配信装置31の配信処理について説明する。図14および図15は配信処理を示すフローチャートである。
【0097】
情報配信装置31は、ホスト装置25から送信されてきた通過情報を受信すると(s41)、受信した通過情報と、属性情報記憶313に記憶している属性情報とを用いて利用者6が
▲1▼自宅近辺の駅に入場したのか、
▲2▼勤務先近辺の駅から退場したのか、
▲3▼勤務先近辺の駅に入場したのか、
▲4▼自宅近辺の駅から退場したのか、
▲5▼自宅近辺の駅および勤務先近辺の駅以外の駅に入場したのか、
▲6▼自宅近辺の駅および勤務先近辺の駅以外の駅から退場したのか、
を判定する(s42〜s46)。
【0098】
情報配信装置31は、利用者6が自宅近辺の駅に入場したと判定した場合、この利用者6に対応する領域Aが送信済みであるかどうかを判定する(s47)。s47で送信済みでなければ、領域Aに記憶されている配信情報を利用者6の携帯電話機8に電子メールで送信する(s48)。この携帯電話機8のメールアドレスは属性情報として登録されている。情報配信装置31は、領域Aに記憶していた配信情報を利用者6に配信すると、該領域Aに記憶されている配信情報を削除し、領域Aを送信済みに書き換える(s49)。さらに、情報配信装置31は、利用者6に送信した配信情報について設けられている送信回数をカウントするカウンタを1カウントアップする(s50)。
【0099】
情報配信装置31は、s47で送信済みであると判定した場合には、s48〜s50の処理を行うことなく、本処理を終了する。
【0100】
上記カウンタは、配信情報記憶部312に記憶されている配信情報ごとに設けられており、各配信情報について利用者6に実際に配信した配信回数をカウントしている。通常、広告主に対して請求する配信料金は、配信回数に応じて決められる。これは、殆ど利用者6に配信されなかった配信情報と、非常に多くの利用者6に配信された配信情報とで、配信料金を同じにすると、広告主の間に不公平感が生じるからである。この実施形態の情報配信装置31は、配信情報毎に上記カウンタで実際の配信回数をカウントすることにより、広告主に対して適性な配信料金の請求が行えるようにした。
【0101】
また、抽出情報記憶部314に記憶している配信情報を配信すると、この配信情報を抽出情報記憶部314から削除し、送信済みに書き換えるようにしたので、利用者6に何度も同じ配信情報が配信されることはない。
【0102】
例えば、会社へ出勤するために、自宅近くの駅に入場した利用者6が、忘れ物などを取りに自宅に帰り、忘れ物を持って再度自宅近くの駅に入場した場合、最初に入場したときには領域Aに記憶されている配信情報が利用者6に配信されるが、忘れ物を持って自宅近くの駅に再入場したときには領域Aはすでに送信済みになっており、利用者6に同じ配信情報が配信されることがない。
【0103】
なお、同じ利用者6に何度も同じ配信情報が配信された場合、利用者6が煩わしく感じるだけでなく、上記の理由から広告主にとっても請求される配信料金に無駄が生じ、好ましいことではない。
【0104】
また、上記s42〜s46の処理において、利用者6が勤務先近くの駅から退場したと判定すると、領域Bが送信済みであるかどうかを判定し(s51)、送信済みでなければ、領域Bに記憶されている配信情報を配信し(s52)、領域Bを送信済みに書き換え(s53)、送信した配信情報ついて設けられている送信回数をカウントするカウンタを1カウントアップする(s50)。
【0105】
また、上記s42〜s46の処理において、利用者6が勤務先近くの駅に入場したと判定すると、領域Cが送信済みであるかどうかを判定し(s54)、送信済みでなければ、領域Cに記憶されている配信情報を配信し(s55)、領域Cを送信済みに書き換え(s56)、送信した配信情報ついて設けられている送信回数をカウントするカウンタを1カウントアップする(s50)。
【0106】
さらに、上記s42〜s46の処理において、利用者6が自宅近くの駅から退場したと判定すると、領域Dが送信済みであるかどうかを判定し(s57)、送信済みでなければ、領域Dに記憶されている配信情報を配信し(s58)、領域Dを送信済みに書き換え(s59)、送信した配信情報ついて設けられている送信回数をカウントするカウンタを1カウントアップする(s50)。
【0107】
情報配信装置31は、上記s42〜s46の処理において、利用者6が自宅近辺の駅、および勤務先近辺の駅以外の駅に入場したと判定すると、これから利用者6がどこに行こうとしているのか、行き先が判断できないため、配信情報を送信することなく本処理を終了する。これにより、利用者6に対して配信情報を無駄に配信することがない。
【0108】
最後に、情報配信装置31は、上記s42〜s46の処理において、利用者6が自宅近辺の駅、および勤務先近辺の駅以外の駅から退場したと判定すると、該利用者6が退場した駅近辺に間する配信情報であって、且つ利用者6の属性情報に基づく配信情報を配信情報記憶部312から抽出する(s60)。情報配信装置31は、s60で抽出した配信情報を利用者6の携帯電話機8に電子メールで送信し(s61)、その後上記s50を行う。
【0109】
このように、この実施形態の情報配信装置31はs46、s60、s61を設けたことにより、利用者6が定期券7の有効区間内の途中駅で下車した場合も、利用者6に下車した駅近辺の情報を配信することができる。
【0110】
また、情報配信装置31は、予め利用者6に配信する配信情報を抽出し、抽出情報記憶部314に記憶しておく構成をであるので、ホスト装置25から利用者6の通過情報が送信されてくると、利用者6に対してすぐに配信情報を送信することができる。したがって、利用者6が駅に入場したときには、電車に乗車する前に該利用者6に配信情報を送信することができる。
【0111】
また、上記実施形態では、抽出情報記憶部314の領域A〜Dに配信情報本体を記憶するとしたが、配信情報本体ではなく図18に示すように配信情報番号を記憶させるようにしてもよい。この場合図11および図12に示した処理s24およびs35を、それぞれs71およびs72に置き換えればよい(図16および図17参照)。
【0112】
このようにすれば、抽出情報記憶部314の記憶容量を小さくできる。
【0113】
また、抽出情報記憶部314に配信番号を記憶させる構成を採用した場合、上記図14、および図15に示した配信処理における、s48、s52、s55、s58の処理を、それぞれ図19に示すs81〜s83の処理に置き換えればよい。以下、図19に示すs81〜s83の処理について説明する。
【0114】
情報配信装置31は、領域*に記憶されている配信情報番号を読み出す(s81)。ここで領域*は、領域A〜Dのいずれかを示し、s48に置き換えた処理であるときには領域Aであり、s52に置き換えた処理であるときには領域Bであり、s55に置き換えた処理であるときには領域Cであり、s58の処理に置き換えた処理であるときには領域Dである。
【0115】
情報配信装置31は、s81で読み出した配信情報番号をキーとして配信情報記憶312に記憶されている配信情報を検索し、該当する配信情報番号が付けられている配信情報を読み出す(s82)。情報配信装置31は、s82で読み出した配信情報を利用者6の携帯電話機8に電子メールで送信する(s83)。
【0116】
このように、情報配信装置31は、利用者6の携帯電話機8に配信情報を送信するときに、配信情報記憶部312から該当する配信情報を読み出し、送信するので、配信情報記憶部312に記憶されている配信情報に誤りがあった場合の訂正が簡単に行える。具体的には、配信情報記憶部312に記憶されている配信情報を訂正するだけでよい。このため、配信情報の訂正にかかる手間が低減できる。
【0117】
なお、抽出情報記憶部313に配信情報本体を記憶する構成では、抽出情報記憶部313に記憶されている全ての配信情報について訂正が必要である。すなわち同一の多数の配信情報についてそれぞれ訂正する必要がある。
【0118】
次に、この発明の別の実施形態について説明する。この実施形態は、図20に示す利用者抽出処理により利用者6に配信される配信情報を均等にする情報配信装置である。
【0119】
以下、この実施形態の情報配信装置31の利用者抽出処理について詳細に説明する。
【0120】
なお、図20は、図11、および図12に示した処理と同じ処理に、同じステップ番号(s**)を付している。
【0121】
情報配信装置31は、上記実施形態で説明したs21、s22の処理を行い、s22で配信制限回数が設定されている配信情報であると判定すると、属性情報記憶部313に記憶されている利用者6毎の属性情報の並びを換える(s91)。その後s23、s24の処理を行い、s92で配信回数に達したかどうかを判定する。s92はs37と同じ処理である。さらに、s92で配信回数に達していないと判定した場合s25〜s27の処理を行い、s92で配信回数に達したと判定した場合s26、s27の処理を行う。
【0122】
なお、s22で配信制限回数が設定されていない配信情報であると判定した場合には、s91の処理を行わない。
【0123】
情報配信装置31は、属性情報記憶部313に属性情報が記憶されている順番に配信情報を配信するかどうかを判断している。したがって、s91で属性情報記憶部313に記憶されている利用者6毎の属性情報の並びを換えることにより、配信制限回数が設定されている配信情報を配信する利用者6が一部の利用者6に集中することがない。これにより、利用者6に配信される配信情報を均等にできる。
【0124】
なお、抽出情報記憶部314は、上記配信情報番号を記憶する構成にしてもよい。
【0125】
さらに、利用者抽出処理は図21に示す処理としてもよい。
【0126】
この利用者抽出処理は、s101で配信情報および配信条件を読み出すと、属性情報記憶部313から、属性情報が配信条件を満足する利用者識別コードを全て抽出する(s102)。次に、配信制限回数が設定されている配信情報であるかどうかを判定し(s103)、配信制限回数が設定されていない配信情報であれば、配信情報をs102で抽出した利用者識別コード毎に対応する領域A〜Dのいずれかに記憶する(s105)。
【0127】
一方、配信制限回数が設定されている配信情報であると判定すると、s102で抽出した利用者識別コードの中で、この時点で対応付けられている配信情報が少ない利用者識別コード順に、配信情報を対応する領域A〜Dのいずれかに記憶する(s104)。s104では、配信情報の記憶数が配信制限回数に達すると、残りの利用者識別コード(s102で抽出された利用者識別コード)については配信情報を記憶しない。
【0128】
情報配信装置31は、s106で配信情報記憶部312に記憶している全ての配信情報について完了したかどうかを判定し、全ての配信情報について完了していなければ、s107で対象の配信情報を次の配信情報に変更しs101に戻る。
【0129】
このように、配信制限回数が設定されている配信情報は、この時点で対応付けられている配信情報が少ない利用識別コードに対応付けて抽出情報記憶部314に記憶するので、各利用者6に配信される配信情報の個数を均等にできる。
【0130】
なお、この発明の情報配信装置は、上記実施形態で示した情報配信システム以外の情報配信システムに適用できる。例えば、利用者が情報を必要とするときに、その旨を利用者識別コードとともに情報配信装置に送信し、情報配信装置が抽出情報記憶部314に記憶している配信情報を配信するシステムや、情報配信装置31が適当なタイミングで利用者6に対して情報を配信する情報配信システム等にも適用可能である。
【0131】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、どのようなタイミングで新たな配信情報が追加されても、この新たに追加された配信情報を必要とする多くの利用者に配信できるので、利用者および広告主に対するサービスの向上が図れる。
【0132】
また、各利用者に配信される配信情報の個数を均等にでき、利用者に対するサービスの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である情報配信システムの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である情報配信装置の構成を示す図である。
【図3】定期券および該定期券に記録されているデータを示す図である。
【図4】利用者管理装置で管理されている属性情報を示す図である。
【図5】情報配信装置に記憶されている配信情報の例を示す図である。
【図6】自動改札機の構成を示す図である。
【図7】自動改札機の外観を示す図である。
【図8】この発明の実施形態である情報配信システムにおける情報の流れを示す図である。
【図9】自動改札機の動作を示すフローチャートである。
【図10】自動改札機から送信される通過情報を示す図である。
【図11】利用者抽出処理を示すフローチャートである。
【図12】利用者抽出処理を示すフローチャートである。
【図13】抽出情報記憶部の記憶領域を説明する図である。
【図14】配信処理を示すフローチャートである。
【図15】配信処理を示すフローチャートである。
【図16】別の実施形態にかかる利用者抽出処理を示すフローチャートである。
【図17】別の実施形態にかかる利用者抽出処理を示すフローチャートである。
【図18】抽出情報記憶部の記憶領域を説明する図である。
【図19】別の実施形態にかかる配信処理を示すフローチャートである。
【図20】別の実施形態にかかる利用者抽出処理を示すフローチャートである。
【図21】別の実施形態にかかる利用者抽出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3−情報配信センタ
31−情報配信装置
312−配信情報記憶部
313−属性情報記憶部
314−抽出情報記憶部
Claims (7)
- 識別コードとその属性を示す属性情報とを記憶する属性情報記憶手段と、
配信条件を対応付けた配信情報について、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを前記属性情報記憶手段から抽出する識別コード抽出手段と、
前記識別コード抽出手段により抽出された識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を記憶する抽出情報記憶手段と、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている前記抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する配信情報送信手段と、を備え、
前記配信情報は、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定された情報であり、
前記抽出情報記憶手段は、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を記憶する手段である情報配信装置。 - 識別コードとその属性を示す属性情報とを記憶する属性情報記憶手段と、
配信条件を対応付けた配信情報について、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを前記属性情報記憶手段から抽出する識別コード抽出手段と、
前記識別コード抽出手段により抽出された識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を記憶する抽出情報記憶手段と、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている前記抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する配信情報送信手段と、を備え、
前記抽出情報記憶手段は、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定されている場合に、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を記憶する手段である情報配信装置。 - 前記抽出情報は、前記識別コードに前記配信情報を識別する配信情報番号を対応付けた情報である請求項1または2に記載の情報配信装置。
- 配信条件を対応付けた配信情報について、識別コードとその属性を示す属性情報とが記憶されている属性情報記憶手段から、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを抽出する第1のステップと、
前記第1のステップで抽出した識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を抽出情報記憶手段に記憶する第2のステップと、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する第3のステップと、を備えた情報配信方法であって、
前記配信情報は、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定された情報であり、
前記第2のステップは、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を前記抽出情報記憶手段に記憶するステップである情報配信方法。 - 配信条件を対応付けた配信情報について、識別コードとその属性を示す属性情報とが記憶されている属性情報記憶手段から、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを抽出する第1のステップと、
前記第1のステップで抽出した識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を抽出情報記憶手段に記憶する第2のステップと、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する第3のステップと、を備えた情報配信方法であって、
前記第2のステップは、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数 が設定されている場合に、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を前記抽出情報記憶手段に記憶するステップである情報配信方法。 - 配信条件を対応付けた配信情報について、識別コードとその属性を示す属性情報とが記憶されている属性情報記憶手段から、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを抽出する第1のステップと、
前記第1のステップで抽出した識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を抽出情報記憶手段に記憶する第2のステップと、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する第3のステップと、をコンピュータに実行させる情報配信プログラムであって、
前記配信情報は、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定された情報であり、
前記第2のステップは、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を前記抽出情報記憶手段に記憶するステップである情報配信プログラム。 - 配信条件を対応付けた配信情報について、識別コードとその属性を示す属性情報とが記憶されている属性情報記憶手段から、属性情報が該配信条件を満足する識別コードを抽出する第1のステップと、
前記第1のステップで抽出した識別コードに該配信情報を対応付けたことを示す抽出情報を抽出情報記憶手段に記憶する第2のステップと、
識別コード毎に、前記抽出情報記憶手段に記憶されている抽出情報に基づいて、該識別コードに対応付けられている配信情報を、該識別コードに対応する送信先に送信する第3のステップと、を備えた情報配信プログラムであって、
前記第2のステップは、前記配信条件に該配信情報の送信回数を制限する配信制限回数が設定されている場合に、対応付けられている配信情報の個数が少ない識別コードに対して優先的に前記抽出情報を前記抽出情報記憶手段に記憶するステップである情報配信プログラム。
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