JP3671920B2 - スキュー調整回路及びスキュー調整方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキュー調整回路及びスキュー調整方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、ディスプレイ・インターフェースの標準規格としてDVI(Digital Visual Interface)と呼ばれる規格が脚光を浴びている。このDVI規格は、近距離だけではなく5m以上も離れた長距離においても、ホストコンピュータと表示装置との間での画像情報の伝送を可能にするものである。
【0003】
DVI規格では、RGB(赤、緑、青)の3つの差動データチャンネルと1つの差動クロックチャンネルとを使用するT.M.D.S.(Transition Minimized Differential Signaling)リンクのプロトコルを採用している。このT.M.D.S.リンクでは、長距離伝送の結果生じるデータ・クロック間のスキューを検出及び除去して、正しいデータを抽出する機能を、レシーバが備える必要がある。また、受信データにおけるキャラクタ境界を検出する機能や、データチャンネル間のスキューを検出してチャンネル間におけるデータの位相合わせをする機能を、レシーバが備える必要がある。
【0004】
DVI規格によれば、これらの機能を実現するためのアルゴリズムや回路構成を概略的に推測することはできるが、詳細なアルゴリズムや回路構成は一意に定まらず、いくつかのバリエーションが考えられる。また、特表平11−511926号公報(米国特許5905769号公報)には、これらの機能を実現する回路の一例が開示されている。
【0005】
本発明の目的は、T.M.D.S.リンク等におけるレシーバにおいて、回路規模を低減することができる新規なアルゴリズムを使用したスキュー調整回路及びスキュー調整方法を提供することにある。
【0006】
また本発明の他の目的は、そのようなレシーバにおいて、受信データにおけるキャラクタの境界を検出して所定ビット数のデータ単位を復元したり、データチャンネル間のスキューを検出してデータの位相合わせをすることができるデータ同期回路及びデータ同期方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明は、シリアルデータをオーバーサンプリングすることで得られたオーバーサンプルデータを受け、オーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択するための選択信号を出力するサンプリングポイント選択部と、オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力するデータリカバリ部とを含み、前記サンプリングポイント選択部が、シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理を行い、第1〜第NのJビット区間での比較処理によりそれぞれ得られた第1〜第Nの遷移点検出信号を保持し、保持された第1〜第Nの遷移点検出信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、第1〜第Nの遷移点検出信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、その遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点が推定される。従って、ブランキング期間に転送される所定数のビットのシリアルデータが有する特性を有効利用して、スキュー調整を行うことができ、スキューを調整するためのアルゴリズムや回路を簡素化できる。
【0009】
ここで、本発明では、ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみに基づいてスキュー調整を行うようにしてもよい。
【0010】
また、前記シリアルデータは、ピクセルデータが転送される期間では、その遷移が最小化されるデータであり、同期キャラクタが転送されるブランキング期間では、前記第1〜第NのJビット区間のうちの少なくとも2箇所のJビット区間において全遷移パターンが現れるデータであってもよい。
【0011】
また、前記サンプリングポイント選択部が、オーバーサンプルデータを保持するデータ保持部と、シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理を行い、遷移点検出信号を出力する遷移点検出部と、シリアルデータの第1〜第NのJビット区間での比較処理により得られた第1〜第Nの遷移点検出信号を保持し、保持された第1〜第Nの遷移点検出信号のうち、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、サンプリングポイントの位相の選択信号を出力する遷移点推定部と、複数のサンプリングポイントに対応した複数のステートを有し、前記位相選択信号に基づいてステートを遷移させ、現在のステートに対応するサンプリングポイントの選択信号を出力するステートマシンとを含んでもよい。
【0012】
また、前記ステートマシンが、少なくとも4つのステートを有するようにしてもよい。
【0013】
また本発明は、シリアルデータをオーバーサンプリングすることで得られたオーバーサンプルデータを受け、オーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択するための選択信号を出力するサンプリングポイント選択部と、オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力するデータリカバリ部とを含み、ブランキング期間に転送される所定数のビットのシリアルデータの中に、Jビット区間の全遷移パターンが少なくとも2つ検出されたことを条件に、スキュー調整を行うことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、ブランキング期間に転送される所定数のビットのシリアルデータが有する特性を有効利用して、スキュー調整を行うことができ、スキューを調整するためのアルゴリズムや回路を簡素化できる。
【0015】
また本発明は、シリアルデータをオーバーサンプリングすることで得られたオーバーサンプルデータを受け、オーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択するための選択信号を出力するサンプリングポイント選択部と、オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力するデータリカバリ部とを含み、前記サンプリングポイント選択部が、1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータを比較するので、隣接するサンプリングポイントにおけるオーバーサンプルデータを比較するよりもデータの遷移点を推測し易い。また、同期キャラクタの特徴を利用すれば、データとクロック信号との間のスキューを調整するためのアルゴリズムや回路を簡素化することもできる。
【0017】
ここで、本発明では、前記サンプリングポイント選択部が、1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの排他的論理和を求める所定数のエクスクルーシブORゲートを含んでもよい。
【0018】
また本発明は、データのキャラクタ境界を検出し、キャラクタ境界で区切られたビット列を抽出して出力するデータ同期回路であって、シリアルデータに基づいて得られたパラレルデータを保持し、保持されたパラレルデータの中から、1ビットずつシフトしながら抽出されたIビットの第1〜第Mのビット列を出力するビット列出力部と、第1〜第Mのビット列が、ブランキング期間に転送される同期キャラクタに1回又は複数回連続して一致したか否かを検出し、一致したビット列に対応する検出信号がアクティブになる第1〜第Mの検出信号を出力する第1〜第Mの検出部と、第1〜第Mの検出信号のいずれかがアクティブの場合には、第1〜第Mの検出信号を第1〜第Mの選択信号として格納し、第1〜第Mの検出信号のいずれもがアクティブでない場合には、既に格納されている第1〜第Mの選択信号をそのまま保持する選択信号格納部と、第1〜第Mのビット列と第1〜第Mの選択信号とを受け、第1〜第Mのビット列の中から、対応する選択信号がアクティブになっているビット列を選択して出力するビット列選択部とを含むことを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、1ビットずつシフトされた第1〜第Mのビット列のうちの1つを選択することにより、キャラクタ境界で区切られたビット列(所定数のビットのデータ単位)を順次取り出すことができる。従って、バレルシフタを用いなくてもセレクタ等を用いることによりデータ同期回路を構成することができる。
【0020】
ここで、本発明では、前記第1〜第Mの検出部が、第1〜第Mのビット列が前記同期キャラクタと一致するか否かを、ディレイフリップフロップとエクスクルーシブORゲートとエクスクルーシブNORゲートとを用いて検出してもよい。
【0021】
また本発明は、第1〜第Lのシリアルデータが転送される第1〜第Lのチャンネル間の同期をとるデータ同期回路であって、ピクセルデータの転送期間においてアクティブになり、同期キャラクタを転送するブランキング期間において非アクティブになる第1〜第Lのデータイネーブル信号を保持する保持部と、第1のタイミングで保持された第1〜第Lのデータイネーブル信号のうちのいずれかが非アクティブであり、且つ、第1のタイミングに続く第2のタイミングで保持された第1〜第Lのデータイネーブル信号の全てがアクティブである場合に、第1のタイミングで保持された第1〜第Lのデータイネーブル信号を第1〜第Lの選択信号として出力する選択信号生成部と、第1〜第Lのチャンネルのデータのうち、第1〜第Lの選択信号がアクティブになったチャンネルのデータを遅延させるデータ遅延部とを含むことを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、第1のタイミングで保持された第1〜第Lのデータイネーブル信号と第2のタイミングで保持された第1〜第Lのデータイネーブル信号との間でパターンマッチングを行うことにより、第1〜第Lのチャンネル間のスキューを検出している。従って、チャンネル間のスキューを調整するためのアルゴリズムや回路を簡素化できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0025】
1.T.M.D.S.リンク
まずDVI規格におけるT.M.D.S.リンクについて図1、図2を用いて説明する。
【0026】
図1に示すように、T.M.D.S.のトランスミッタ50には、ピクセルデータ(BLU[7:0]、GRN[7:0]、RED[7:0])や、コントロール信号(HSYNC、VSYNC、CTL0、CTL1、CTL2、CTL3、DE)や、基準クロック信号CLKが、前段のグラフィックコントローラから供給される。この場合、図2に示すように、データイネーブル信号DEがアクティブ(ハイレベル)になるデータ転送期間においてはピクセルデータが供給される。また、DEが非アクティブ(ローレベル)になるブランキング期間においてはコントロール信号が供給される。
【0027】
トランスミッタ50が含むエンコーダ/シリアライザ(Encoder/Serializer)52、54、56は、グラフィックコントローラからの入力ストリームを受け、データの符号化とパラレル/シリアル変換を行う。
【0028】
この符号化により、図2に示すように、データ転送期間においては、符号化されたピクセルデータBLU、GRN、REDが、T.M.D.S.リンクの差動データのチャンネル0、1、2を介して転送される。また、ブランキング期間においては、符号化されたコントロール信号HSYNC、VSYNC、CTL0〜CTL3が、チャンネル0、1、2を介して転送される。なお、デュアルリンクのT.M.D.S.では差動データのチャンネル数は6つ(RGBが2組)になる。
【0029】
T.M.D.S.リンクにおいては、ピクセルデータの転送期間では、データの遷移回数を減少(最小化)させる符号化が行われる。このようにデータの遷移回数を減少させることにより、伝送路における電磁波の放射を低減できる。一方、ブランキング期間では、遷移回数を増加させた同期キャラクタSC00=0010101011、SC01=1101010100、SC10=0010101010、SC11=1101010101が転送される。
【0030】
具体的には、これらの4つの同期キャラクタSC00〜SC11を用いて各チャンネル毎に2ビットの情報が送られる。例えば、(VSYNC、HSYNC)=(00)、(01)、(10)、(11)という情報を送る場合には、各々、同期キャラクタSC00、SC01、SC10、SC11がチャンネル0を介して転送される。
【0031】
なおトランスミッタ50は、各チャンネル0、1、2におけるシリアルデータの転送と並行して、各チャンネル0、1、2における伝送レートの1/10の周波数を有する基準クロック信号CLKをクロックチャンネルCを介して転送する。言い換えれば、基準クロック信号CLKの1周期で、各チャンネル0、1、2毎に10ビットのデータが転送される。
【0032】
T.M.D.S.のレシーバ60が含むリカバリ/エンコーダ62、64、66は、チャンネル0、1、2により転送されるシリアルデータを受け、データのリカバリと復号化を行う。また、レシーバ60が含むチャンネル間アライメント68は、チャンネル間のスキューを検出して、チャンネル間におけるデータの位相合わせを行う。そして、リカバーされたストリームを後段のディスプレイコントローラに供給する。
【0033】
T.M.D.S.のレシーバ60には、データ・クロック間のスキューを検出及び除去して、正しいデータを抽出するスキュー調整回路が必要になる。また、10ビット単位のキャラクタの境界を検出し、データをキャラクタ毎に区切って後段に出力するバイト・シンクロナイザ(広義にはデータ同期回路)が必要になる。更に、複数のデータチャンネル間におけるスキューを調整するチャンネル間シンクロナイザ(広義にはデータ同期回路)が必要になる。
【0034】
以下、レシーバ60が含むこれらのスキュー調整回路、バイト・シンクロナイザ、チャンネル間シンクロナイザの具体的な構成例について説明する。
【0035】
2.スキュー調整回路
図3に、本実施形態のスキュー調整回路の構成例を示す。このスキュー調整回路は、オーバーサンプリングされたシリアルデータからスキューを検出及び除去して、正しいデータを抽出する回路である。なお本実施形態のスキュー調整回路やサンプリングポイント選択部は、図3の全ての構成要素を含む必要はなく、その一部を省略する構成にしてもよい。
【0036】
PLL回路100は、受信された基準クロック信号に基づいて逓倍クロック信号を発生する。基準クロック信号の周波数は、各データチャンネルにおける伝送レートの1/10であり、逓倍クロック信号の周波数は、各データチャンネルにおける各データチャンネルにおける伝送レートの3倍である。オーバーサンプリング部200は、この逓倍クロック信号を用いることにより、受信されたシリアルデータに対して3倍(広義にはI倍)のオーバーサンプリングを施し、オーバーサンプルデータ(over sampled data)を出力する。
【0037】
サンプリングポイント選択部300(サンプリング位相選択部、位相検出部)は、オーバサンプリング部200からオーバーサンプルデータを受け、オーバーサンプルデータの比較処理(排他的論理和等)を行う。そして、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択するための選択信号を出力する。
【0038】
データリカバリ部400(位相調整部)は、オーバーサンプリング部200からオーバーサンプルデータを受けると共に、サンプリングポイント選択部300から選択信号を受ける。そして、選択信号により選択されるサンプリングポイント(サンプリング位相)でのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力する。この際、シリアルデータをパラレルデータに変換して後段の回路(バイト・シンクロナイザ)に出力する。
【0039】
サンプリングポイント選択部300は、オーバーサンプリング部200からのオーバーサンプルデータを保持するデータ保持部320を含む。このデータ保持部320は、シリアルデータの4ビット区間(広義にはJビット期間であり、Jは4以上の整数とすることができる)に亘ってオーバーサンプリングされたデータ(サンプリング値)を取り込む。シリアルデータに対して3倍(I倍)のオーバーサンプリングが施されていることから、シリアルデータの4ビット(Jビット)について12点(I×J点)のオーバーサンプルデータが取り込まれる。データ保持部320は、この12点に加えて直前(直後でもよい)の2点(H点)を付加した14点のオーバーサンプルデータを保持する。このためデータ保持部320は14ビットのフリップフロップで構成されている。
【0040】
サンプリングポイント選択部300は遷移点検出部330、遷移点推定部340、ステートマシン370を含む。
【0041】
ここで遷移点検出部330は、データ保持部320で保持されたオーバーサンプルデータ(14ビット)に基づいてシリアルデータの遷移点を検出する。より具体的には、シリアルデータの4ビット(Jビット)区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理(論理的排他和等)を行い、比較処理により得られた遷移点検出信号(例えば3ビット)を出力する。
【0042】
2.1 遷移点検出部
図4に、遷移点検出部330の構成例を示す。なお図4のB3’、C3’は、図3においてデータ保持部320の出力から入力に帰還される2ビット(前段の最終の2ビット)に相当する。一方、A0、B0、C0・・・A3、B3、C3は、データ保持部320に入力される12ビットに相当する。
【0043】
図4の遷移点検出部330は、シリアルデータにおけるオーバーサンプルデータSD0〜SD13を1サンプルおきに入力して排他的論理和を求めるエクスクルーシブORゲート(以下においては、「EXORゲート」ともいう)301〜312を含む。また、これらのEXORゲート301〜312の出力に基づいて遷移点検出信号DETβγ、DETγα、DETαβを生成する検出信号生成部(全遷移パターン検出部)332、334、336を含む。
【0044】
より具外的には、検出信号生成部332は、間隙β+γにデータ遷移点が存在するか否かを検出するEXOR301、304、307、310の出力Gβγ0〜Gβγ3を受け、遷移点検出信号DETβγを出力する。検出信号生成部334は、間隙γ+αにシリアルデータの遷移点が存在するか否かを検出するEXOR302、305、308、311の出力Gγα0〜Gγα3を受け、遷移点検出信号DETγαを出力する。検出信号生成部336は、間隙α+βにシリアルデータの遷移点が存在するか否かを検出するEXOR303、306、309、312の出力Gαβ0〜Gαβ3を受け、遷移点検出信号DETαβを出力する。
【0045】
遷移点検出部330の動作について、図5、図6を参照しながら説明する。
【0046】
図5は、3種類のサンプリング位相A、B、Cのうちのサンプリング位相Cが、隣接する2つのデータ遷移点のほぼ中央に位置する状態を示している。
【0047】
このような状態では、間隙β+γの両端のサンプリング位相BとAにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めるEXORゲート301、304、307、310の出力Gβγ0〜Gβγ3は「0」になる。
【0048】
また、間隙γ+αの両端のサンプリング位相CとBにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めるEXORゲート302、305、308、311の出力Gγα0〜Gγα3は「1」になる。
【0049】
また、間隙α+βの両端のサンプリング位相AとCにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めるEXORゲート303、306、309、312の出力Gαβ0〜Gαβ3は「1」になる。
【0050】
これらのEXORゲートの出力に基づいて、データ遷移点が間隙αに存在することが分かる。このことから、シリアルデータを検出するために選択すべき適切なサンプリング位相はCであることが判明する。
【0051】
図6は、3種類のサンプリング位相A、B、Cのうちのサンプリング位相Bが、データ遷移点の近傍に位置する状態を示している。
【0052】
このような状態では、間隙β+γの両端のサンプリング位相BとAにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めるEXORゲート301、304、307、310の出力Gβγ0〜Gβγ3と、間隙γ+αの両端のサンプリング位相CとBにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めるEXORゲート302、305、308、311の出力Gγα0〜Gγα3の値は、1か0かのどちらかであり、どちらが出力されるかは定まらない。(このように値が定まらない出力を「X」と呼ぶ)。
【0053】
また、間隙α+βの両端のサンプリング位相AとCにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めるEXORゲート303、306、309、312の出力Gαβ0〜Gαβ3は「1」になる。
【0054】
図6の状態では、データの内容によっては、出力Gβγ(Gβγ0〜Gβγ3)と出力Gγα(Gγα0〜Gγα3)の両方が「0」になることも考えられる。しかしながら、出力Gαβ(Gαβ0〜Gαβ3)が「1」となっていれば、シリアルデータの遷移点が間隙α又はβに存在することが分かる。このことから、シリアルデータを検出するために選択すべき適切なサンプリング位相はC又はAであることが判明する。以上のことを、全ての起こり得る場合についてまとめたのが、図7に示す関係である。
【0055】
さて、データ遷移点を判断するのに、少ないサンプルに基づいて判断するのは危険である。従って、遷移点検出結果が所定のデータ長に渡って一致した場合に、初めてスキュー調整を行うことが望ましい。このようなフィルタ動作を行うために、本実施形態においては、映像信号のブランキング期間に転送される同期キャラクタを利用する。ピクセルデータにおいては遷移回数が低減されているのに対し、同期キャラクタにおいては、遷移回数が多くなるように設定されている。このような同期キャラクタを用いることにより、アルゴリズムを簡略化し、回路のゲート数が大きくならないようにすることができる。また、同期キャラクタにおいては、信号の立ち上がりと立ち下がりがほぼ同数現れるので、両者の公平な測定に基づいて遷移点を検出することができる。
【0056】
具体的には図2で既に説明したように、ブランキング期間においては同期キャラクタSC00=0010101011、SC01=1101010100」、SC10=0010101010、SC11=1101010101のいずれかが転送される。例えば(VSYNC、HSYNC)=(0、1)という情報を送る場合にはSC01が転送される。また、(VSYNC、HSYNC)=(1、0)という情報を送る場合にはSC10が転送される。
【0057】
そして本願発明者は、ブランキング期間中に転送される連続した20ビット(所定数のビット。J×Nビット)には、以下のような特性があることを見い出した。即ち、同期キャラクタのどのビットから始まる20ビットであっても、その20ビットの中には、4ビット区間の全遷移パターン「0101」又は「1010」(より正確には「01010」又は「10101」)が必ず2箇所以上に存在するという特性を見い出した。
【0058】
この様子を、図8、図9に示す。図8は、同期キャラクタSC01=1101010100により構成される10通りの20ビットを示す図である。また図9は、同期キャラクタSC11=1101010101により構成される10通りの20ビットを示す図である。他の2つの同期キャラクタSC00、SC10により構成される20ビットについては、図8、図9の各ビットを反転させて考えればよい。
【0059】
例えば図8の(1)は、その1ビット目から同期キャラクタSC01が始まる20ビットである。この場合には、E1、E2に示すように4ビット区間の全遷移パターン「0101」が20ビットの中に2箇所存在している。
【0060】
また図8の(2)は、その2ビット目から同期キャラクタSC01が始まる20ビットである。この場合にも、E3、E4に示すように4ビット区間の全遷移パターン「1010」が、20ビットの中に2箇所存在している。
【0061】
同様に、図8の(3)〜(10)や図9(1)〜(10)の場合にも、その20ビットの中に4ビット区間の全遷移パターンが必ず2箇所以上存在している。
【0062】
そこで本実施形態では、まず、図4の検出信号生成部332、334、336が、4ビット(Jビット)区間の全遷移パターン(ビットIとビットI+1の論理値が異なる値になる交番パターン)を検出している。即ち、シリアルデータの4ビット区間において、その4ビットが全遷移パターンである場合には、4箇所において同一の遷移点が検出されるはずである。本実施形態におけるAND方式(第1の方式)の検出信号生成部332、334、336は、シリアルデータの4(J)ビット区間の4(J)箇所において同一の遷移点が検出された場合に、適切な遷移点が検出されたと判断する。そして検出信号生成部は遷移点検出信号DETβγ、DETγα、DETαβを「1」(アクティブ)にする。
【0063】
図10(A)にAND方式の検出信号生成部の構成例を示す。この検出信号生成部は、入力I0〜I3の全てが「1」(アクティブ)の時に出力Qが「1」になり、それに以外の時にはQは「0」(非アクティブ)になる。
【0064】
例えば、AND方式の場合、図4の検出信号生成部332は、Gβγ0〜Gβγ3の全てが「1」の時に、DETβγ=1を出力する。同様に、検出信号生成部334はGγα0〜Gγα3の全てが「1」の時にDETγα=1を出力する。また、検出信号生成部336はGαβ0〜Gαβ3の全てが「1」の時にDETαβ=1を出力する。
【0065】
なお、図10(B)に3以上方式(第2の方式)の検出信号生成部の構成例を示す。この検出信号生成部は、入力I0〜I3の少なくとも3つが「1」の時に出力Qが「1」になり、それに以外の時にはQは「0」になる。即ち、3以上方式の検出信号生成部では、シリアルデータの4ビット区間の3箇所以上において同一の遷移点が検出された場合に、適切な遷移点が検出されたと判断し、遷移点検出信号を「1」(アクティブ)にする。
【0066】
2.2 遷移点推定部
次に図3の遷移点推定部340について説明する。
【0067】
遷移点推定部340は、遷移点検出部330からの遷移点検出信号(図4のDETβγ、DETγα、DETαβ)を受け、遷移点を推定する。そして、推定結果に基づいてサンプリング位相の選択信号を生成し、ステートマシン370に出力する。
【0068】
この場合、遷移点検出部330が含む検出信号生成部332、334、336が、AND方式(図10(A))、3以上方式(図10(B)のいずれの方式を採用するかで、遷移点の推定結果は異なったものになる。
【0069】
例えば図10(A)のAND方式の検出信号生成部を採用した場合には、図11(A)のように遷移点が推定される。なお、遷移点の推定結果から、どのサンプリング位相を選択するかは、図7に示す方式に従って行われる。
【0070】
ケース1においては、F1、F2に示すように間隙γ+α及び間隙α+βのそれぞれにおいて4つの遷移点が検出される。一方、間隙β+γでは遷移点は検出されない。よって、遷移点検出部330からの遷移点検出信号はDETγα=DETαβ=1、DETβγ=0になる。このため、間隙γ+αに遷移点があり、かつ間隙α+βにも遷移点があると判断される。従って、この場合には遷移点が間隙αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相(位相選択信号)はCになる。
【0071】
ケース2においては、F3に示すように間隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出される。一方、間隙α+βにおいて検出される遷移点は3つであり、4つではない。同様に、間隙β+γでは4つの遷移点は検出されない。よって、遷移点検出信号はDETγα=1、DETαβ=DETβγ=0になる。AND方式では4箇所において同一の遷移点が検出された場合に当該間隙に遷移点があると判断する。従って、この場合には遷移点が間隙γ+αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相はB又はCになる。実際には間隙αにおいて3回遷移し、間隙γにおいて1回遷移しているので、サンプリング位相としてはCの方が本来望ましいのであるが、間隙γ+αに遷移点があると判断しているので、サンプリング位相BとCのどちらを選択すべきかは判断できない。
【0072】
ケース3においては、F4に示すように間隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出される。一方、その他の間隙α+β、β+γにおいては4つの遷移点が検出されない。よって、遷移点検出信号はDETγα=1、DETαβ=DETβγ=0になる。従って、この場合には、遷移点が間隙γ+αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相はB又はCになる。
【0073】
ケース4においては、間隙γ+α、α+β、β+γのいずれにおいても4つの遷移点が検出されない。よって、遷移点検出信号はDETγα=DETαβ=DETβγ=0になる。従って、この場合には、4つの遷移点が検出された間隙がなかったので、適切なサンプリング位相として選択すべきものは存在しない。
【0074】
一方、図10(B)の3以上方式の検出信号生成部を採用した場合には、図11(B)のように遷移点が推定される。
【0075】
ケース5においては、F5、F6に示すように間隙γ+α及び間隙α+βのそれぞれにおいて4つの遷移点が検出されるため、DETγα=DETαβ=1、DETβγ=0になる。即ち、両者において3つ以上の遷移点が検出されるので、間隙γ+αに遷移点があり、かつ間隙α+βにも遷移点があると判断される。従って、この場合には、遷移点が間隙αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相はCになる。
【0076】
ケース6においては、F7、F8に示すように、間隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出され、間隙α+βにおいて3つの遷移点が検出されるため、DETγα=DETαβ=1、DETβγ=0になる。即ち、両者において3つ以上の遷移点が検出されるので、間隙γ+αに遷移点があり、かつ間隙α+βにも遷移点があると判断される。従って、この場合には、遷移点が間隙αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相はCになる。
【0077】
ケース7においては、F9に示すように、間隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出され、その他の間隙α+β、β+γにおいては遷移点が検出されないため、DETγα=1、DETαβ=DETβγ=0になる。従って、この場合には、遷移点が間隙γ+αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相はB又はCになる。
【0078】
ケース8においては、F10、F11に示すように、間隙γ+αにおいて3つの遷移点が検出され、間隙α+βにおいても3つの遷移点が検出されるため、DETγα=DETαβ=1、DETβγ=0になる。このため、ケース1と同様に、間隙γ+αに遷移点があり、かつ間隙α+βにも遷移点があると判断される。従って、この場合には、遷移点が間隙αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相はCになる。
【0079】
遷移点推定部340は、選択すべき適切なサンプリング位相が見つかった場合には、そのサンプリング位相を選択させる位相選択信号をステートマシン370に出力する。一方、選択すべき適切なサンプリング位相が見つけられなかった場合には、現在のサンプリング位相を維持させる位相選択信号をステートマシン370に出力する。
【0080】
次に、遷移点推定部340の具体的な構成例について図3を用いて説明する。
【0081】
遷移点推定部340は、シリアルデータの4ビット区間での比較処理により得られた遷移点検出信号(DETγα、DETαβ、DETβγ)を5区間(N区間)に亘って保持する。より具体的には図3に示すように、遷移点推定部340は、直列接続された保持部(3ビットのフリップフロップ)341、342、343、344、345を含む。そして、これらの保持部341〜345は、第1〜第5の4ビット区間(第1〜第NのJビット区間)で得られた第1〜第5の遷移点検出信号(第1〜第Nの遷移点検出信号)をそれぞれ保持する。そして、これらの第1〜第5の遷移点検出信号をデータ保持部(15ビットのフリップフロップ)350にパラレルに供給する。これにより、データ保持部350には、シリアルデータの4ビット区間における3ビットの遷移点検出信号が5区間分(シリアルデータ20ビット分)に渡って蓄積される。
【0082】
この蓄積された5区間分の遷移点検出信号は判定部360に供給される。そして、判定部360は、供給された5区間分の遷移点検出信号のうち、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したことを条件に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定する。そして、推定結果に基づいて位相選択信号を生成し、ステートマシン370に出力する。
【0083】
即ち、図8、図9で既に説明したように、ブランキング期間において転送され、同期キャラクタを含む連続した20ビット(J×Nビット)には、4ビット区間の全遷移パターンが少なくとも2箇所存在するという特性がある。本実施形態ではこのような特性を利用してスキュー調整を行っている。
【0084】
例えば図12(A)に示す20ビット(図8の(1)に相当)では、第2、第4の4ビット区間が全遷移パターンとなり、第2、第4の遷移点検出信号が同一結果になる。従って、この場合には、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したという条件が満たされるため、判定部360は、これらの第2、第4の遷移点検出信号に基づいて位相選択信号を生成し、ステートマシン370に出力する。
【0085】
また、図12(B)に示す20ビット(図8の(5)に相当)では、第3、第5の4ビット区間が全遷移パターンとなり、第3、第5の遷移点検出信号が同一結果になる。従って、この場合にも、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したという条件が満たされるため、判定部360は、これらの第3、第5の遷移点検出信号に基づいて位相選択信号を生成し、ステートマシン370に出力する。
【0086】
一方、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したという条件が満たされなかった場合には、判定部360は、現在のサンプリング位相を維持させる位相選択信号をステートマシン370に出力する。即ち、判定部360は、この場合の遷移点検出信号を後段の回路に伝えないようにフィルタ処理を行う。
【0087】
このような基準で判定部360が判定することで、ブランキング期間に転送されるデータ(同期キャラクタ)のみに基づいてスキュー調整を行う(サンプリング位相を変化させる)ことが可能になる。
【0088】
例えば、特表平11−511926号公報(米国特許5905769号公報)の従来例では、ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみならずデータ転送期間に転送されるピクセルデータにも基づいてスキュー調整を行っている。
【0089】
しかしながら、遷移回数が最大化されていないピクセルデータでは、遷移回数が少ない上に、信号の立ち上がりと立ち下がりの回数が異なる場合がある。このような信号状態のピクセルデータでスキュー調整を行うと、信号の立ち上がりと立ち下がりを公平に取り扱うことができなくなる。また、遷移回数が最大でなく、例えば、「1」が連続し「0」が1ビットのみ伝送され、また「1」に戻るといった信号状態では、差動信号の振幅が変動する事態も生じる。このため、従来例のスキュー調整回路では、スキュー調整後のサンプリング位置が正しい位置からずれてしまう可能性がある。
【0090】
これに対して本実施形態では、ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみに基づいてスキュー調整を行えるようになっており、この同期キャラクタでは、遷移回数が最大化されており、信号の立ち上がり回数と立ち下がり回数の比率が、1に、より近いものとなる。従って、信号の立ち上がりと立ち下がりの公平な測定に基づいて遷移点を検出できる。更に、遷移回数が最大化されているので、差動信号の振幅の変動が最小となっている部分においてサンプリングを行うことができる。以上より、本実施形態では、安定して正確なスキュー調整が可能になる。
【0091】
図13に判定部360の構成例を示す。
【0092】
保持部341、342、343、344、345に順次保持された第1〜第5の遷移点検出信号DETγα0〜DETαβ0、DETγα1〜DETαβ1、DETγα2〜DETαβ2、DETγα3〜DETαβ3、DETγα4〜DETαβ4は、データ保持部350に保持される。そして、データ保持部350はこれらの保持された遷移点検出信号を並び替えて、2of5検出部361、362、363に出力する。即ち2of5検出部361、362、363には、各々、DETγα0〜DETγα4、DETβγ0〜DETβγ4、DETαβ0〜DETαβ4が入力される。
【0093】
ここで2of5検出部(同期キャラクタ検出部)361〜363は、図14に示すように、入力I0〜I4のうち2つ以上が「1」(アクティブ)の時に出力Qが「1」になり、それ以外の時にQが「0」(非アクティブ)になる回路である。
【0094】
例えば図12(A)のように、第2の4ビット区間の第2の遷移点検出信号DETγα1〜DETαβ1と、第4の4ビット区間の第4の遷移点検出信号DETγα3〜DETαβ3が同一結果を示した場合を考える。即ち、例えば、DETγα1=DETγα3=1であり、DETβγ1=DETβγ3=0であり、DETαβ1=DETαβ3=1であったとする。
【0095】
この場合には、図13の2of5検出部361の出力ASγα=1になり、2of5検出部362の出力ASβγ=0になり、2of5検出部363の出力ASαβ=1になる。従って、図7に示す判断基準により、遷移点が存在する間隙はαであることが推定され、選択すべきサンプリング位相はCになる。
【0096】
このように2of5検出部361〜363によるフィルタ処理を行うことで、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合にだけ、その遷移点検出信号が後段の回路に伝えられるようになる。
【0097】
図13のフィルタ部364は、遷移点推定信号ASγα、ASβγ、ASαβの各々が2回(広義には2回以上)連続して一致した場合に、そのASγα、ASβγ、ASαβを正しいと判断し、ASγα’、ASβγ’、ASαβ’として出力する。
【0098】
図15にフィルタ部364の構成例を示す。図15のフィルタ部では、クロック信号CLKの第1のタイミングでフリップフロップFF0〜FF2に保持されたI0〜I3と、次の第2のタイミングでFF0〜FF2に保持されたI0〜I3が共に「1」(アクティブ)の場合に、出力Q0〜Q3が「1」になる。例えばCLKの第1のタイミングでASγα=1、ASβγ=0、ASαβ=1であり、且つ、第2のタイミングでもASγα=1、ASβγ=0、ASαβ=1の場合には、ASγα’=1、ASβγ’=0、ASαβ’=1になる。
【0099】
図13の位相選択信号生成部366は、遷移点推定信号ASγα’、ASβγ’、ASαβ’を受け、サンプリング位相の選択信号SELC、SELB、SELAを出力する。ここで、SELC、SELB、SELAは、各々、サンプリング位相C、B、Aを選択させる信号である。
【0100】
図16(A)に位相選択信号生成部336の構成例を示し、その真理値表を図16(B)に示す。この真理値表は図7に対応するものである。例えばASαβ’=1、ASβγ’=0、ASγα’=1の場合には、間隙αに遷移点が存在すると推定されるため、サンプリング位相Cを選択するSELCが「1」になる。
【0101】
図13のフィルタ部368は、位相選択信号SELA、SELB、SELCの各々が2回(広義には2回以上)連続して一致した場合に、そのSELA、SELB、SELCを正しいと判断し、SELA’、SELB’、SELC’として出力する。このフィルタ部368は図15と同様の構成になる。
【0102】
なお、図13において、フィルタ部364、368のいずれか一方又は両方を設けない構成にしてもよい。
【0103】
2.3 ステートマシン
次に図3のステートマシン370について説明する。このステートマシン370は、複数のサンプリングポイントに対応した複数(例えば4以上)のステートを有する。そして、判定部360からの位相選択信号に基づいてステートを遷移させ、現在のステートに対応するサンプリングポイントの選択信号を、データリカバリ部400に出力する。
【0104】
図17に、ステートマシン370の構成例(状態遷移図)を示す。図17では、7つのサンプリングポイントC0、A1、B1、C1、A2、B2、C2に対応する7つのステートがある。即ち、サンプリングポイントC1(回路の電源投入後又はリセット後の初期状態のステート)を中心として、前後3つのサンプリングポイントまでの調整が可能になっている。
【0105】
ステートマシン370の動作について、図17、図18を参照しながら説明する。
【0106】
ステートマシン370において、例えば現在のステートがサンプリングポイントB1であるとする。この場合に、サンプリング位相Aが適切であるという選択信号(SELA=1、SELB=0、SELC=0)が判定部360から入力されると、図17のG1に示すように隣のサンプリングポイントA1のステートに移行する。
【0107】
一方、サンプリング位相A又はBが適切であるという選択信号(SELA=1、SELB=1、SELC=0)が入力されたり、サンプリング位相Bが適切であるという選択信号(SELA=0、SELB=1、SELC=0)が入力されたり、サンプリング位相B又はCが適切であるという選択信号(SELA=0、SELB=1、SELC=1)が入力された場合には、G2に示すように現在のステートであるサンプリングポイントB1を維持する。
【0108】
またサンプリング位相Cが適切であるという選択信号(SELA=0、SELB=0、SELC=1)が入力されると、G3に示すように隣のサンプリングポイントC1のステートに移行する。万一、サンプリング位相C又はAが適切であるという選択信号(SELA=1、SELB=0、SELC=1)が入力された場合にも、G3に示すように、7つのサンプリングポイントの中心方向側に隣接するサンプリングポイントC1を選択するステートに移行するのが妥当である。また、位相選択信号がSELA=0、SELB=0、SELC=0の場合、即ち適切なサンプリング位相が見つからなかった場合には、現在のステートを維持する。このようにして、ステートマシン370は、以前のステートを参照しながら現在のサンプリングポイントのステートを決定し、選択すべきサンプリングポイントを指定する選択信号を生成し、データリカバリ部400に出力する。
【0109】
なお、ステートマシン370は図17の構成に限らず種々の変形実施が可能である。例えば図19にステートマシン370の他の構成例を示す。図19では、4つのサンプリングポイントC0、A1、B1、C1に対応する4つのステートがある。即ち、サンプリングポイントA1(回路の電源投入後又はリセット後の初期状態のステート)を中心として、前に1つ後ろに2つのサンプリングポイントまでの調整が可能になっている。
【0110】
2.4 データリカバリ部
次に図3のデータリカバリ部400について説明する。このデータリカバリ部400は、サンプリングポイント選択部300のステートマシン370からのサンプリングポイントの選択信号(C0、A1、B1、C1、A2、B2、C2)と、オーバーサンプリング部200からのオーバーサンプルデータを受ける。そして選択信号により指定されるサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力し、データのリカバリを行う。
【0111】
図20にデータリカバリ部400の構成例を示す。
【0112】
データリカバリ部400はデータ保持部410を含む。このデータ保持部410は、シリアルデータの4ビット区間に渡ってオーバーサンプリングされたオーバーサンプルデータを取り込む。シリアルデータに対して3倍のオーバーサンプリングが施されていることから、シリアルデータの4ビットについて12点のオーバーサンプルデータが取り込まれる。データ保持部410は、この12点に直前の4点を付加した16点のオーバーサンプルデータを保持するため、16ビットのフリップフロップで構成されている。
【0113】
データリカバリ部400はセレクタ421、422、423、424を含む。データ保持部410に保持された16個のうちの所定の7つのオーバーサンプルデータが、このセレクタ421〜424にそれぞれ供給される。各々のセレクタは、サンプリングポイント選択部300のステートマシン370が発生した選択信号に従って、7つ(広義には複数)のオーバーサンプルデータのうちの1つを選択する。
【0114】
例えば図17のステートマシン370のステート(選択信号)がC1であった場合には、セレクタ421は、C1に対応するオーバーサンプルデータを選択し、シリアルデータのサンプルデータとして出力する。同様に、例えばステートがC0、A1、B1、A2、B2、C2であった場合には、セレクタ421は、C0、A1、B1、A2、B2、C2に対応するオーバーサンプルデータを選択し、シリアルデータのサンプルデータとして出力する。セレクタ422、423、424の動作も同様である。
【0115】
セレクタ421〜424から出力される4ビット分のサンプルデータは、直列接続された保持部(4ビットのフリップフロップ)431〜435に順次供給される。そして保持部431〜435は、入力された4ビット分のサンプルデータを5区間に渡って保持し、データ保持部440(20ビットのフリップフロップ)にパラレルに供給する。これにより、データ保持部440には、4ビットのサンプルデータが5区間分(20ビット分)蓄積される。データ保持部440から出力される20ビットのサンプルデータは、セレクタ450に入力され、伝送レートが2倍の10ビットのサンプルデータに変換される。これにより、伝送レートが基準クロックの周波数と等しい10ビットのサンプルデータが得られる。
【0116】
2.5 変形例
図21に遷移点検出部の変形例を示す(以下、隣接EXOR型の遷移点検出部と呼ぶ)。図4の遷移点検出部(以下、1つおきEXOR型の遷移点検出部と呼ぶ)では、1サンプルおきのオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めていたが、図21では、隣接するオーバーサンプルデータの排他的論理和を求めている。即ち、図21の遷移点検出部は、隣接するオーバーサンプルデータの排他的論理和を求める12個のEXORゲート301〜312を含む。また、これらのEXORゲート301〜312の出力に基づいて遷移点検出信号DETβ、DETγ、DETαを生成する検出信号生成部332、334、336を含む。
【0117】
検出信号生成部332、334、336の回路構成は、図10(A)、(B)と同様のAND方式或いは3以上方式の構成を採用できる。
【0118】
隣接EXOR型の遷移点検出部において、AND方式の検出信号生成部を採用した場合には図22(A)に示すように遷移点が推定される。一方、3以上方式の検出信号生成部を採用した場合には図22(B)に示すように遷移点が推定される。
【0119】
AND方式の場合の図11(A)と図22(A)を比較すれば分かるように、図11(A)の1つおきEXOR型では、ケース1、2、3の場合に得られる遷移点検出情報を、位相選択情報として利用できる。これに対して、図22(A)の隣接EXOR型ではケース1の場合に得られる遷移点検出情報しか利用できない。また3以上方式の場合の図11(B)と図22(B)を比較すれば分かるように、図11(B)の1つおきEXOR型ではケース1、2、3、4の場合に得られる遷移点検出情報を、位相選択情報として利用できる。これに対して、図22(B)の隣接EXOR型ではケース1、2の場合に得られる遷移点検出情報しか利用できない。
【0120】
このように、得られた遷移点検出情報をより多く生かすことができるという意味では、1つおきEXOR型の方が有利である。例えば、隣接EXOR型では、サンプリングポイントがデータ遷移点に位置している場合に、位相選択情報を得ることができない可能性がある。これに対して1つおきEXOR型では、図6のようにサンプリングポイントがデータ遷移点に位置している場合にも、位相選択情報を得ることができ、サンプリング位相を変化させることができる。
【0121】
但し、実際に動作上は、いつまでもデータ遷移点が見つからない事態は生じにくいため、隣接EXOR型の遷移点検出部でもそれほど問題はない。また、オーバーサンプリングのレートを例えば4倍以上にすることで、隣接EXOR型の問題点も解消できる。
【0122】
図23に、隣接EXOR型の遷移点検出部を採用した場合の判定部360の構成例を示す。2of5検出部361、362、363、フィルタ部364、368は、図14、図15と同様の回路構成を採用できる。また、位相選択信号生成部336は、遷移点推定信号ASγ’、ASβ’、ASα’を、各々、位相選択信号SELC、SELB、SELCとして出力するものであればよい。
【0123】
なお、隣接EXOR型の遷移点検出部を採用した場合に、ステートマシン370やデータリカバリ部400は、1つおきEXOR型の場合と同様の構成を採用できる。
【0124】
2.6 従来例との比較
次に本実施形態のスキュー調整回路と、特表平11−511926号公報(米国特許5905769号公報)に開示される従来例のスキュー調整回路との相違点について説明する。
【0125】
図24(A)、(B)に従来例のスキュー調整回路の概略を示す。
【0126】
オーバーサンプリング部20からのオーバーサンプルデータは、デジタル位相ロックループ(DPLL)30に入力される。このDPLL30は、位相合わせウィンドー50、位相検出論理回路52、デジタルループフィルタ54、位相調整有限ステートマシン(FSM)56を含む。そして、位相合わせウィンドー50が含むマルチプレクサ76からの出力Q[0:11]のうちQ[1,4,7,10]が、後段のバイト・シンクロナイザ32に入力される。
【0127】
図24(B)に示すように、位相検出論理回路52は、4つの位相検出セル80、81、82、83を有する。シリアルデータに対して3倍のオーバーサンプリングが施されているため、各位相検出セルには、シリアルデータの各ビットについて3つのオーバーサンプルデータが取り込まれる。
【0128】
各位相検出セルにおいて、3つのオーバーサンプルデータが「000」又は「111」の場合には、スキューが無いと判断される。また、3つのオーバーサンプルデータが「100」又は「011」の場合には、受信データの遅れと判断され、位相検出論理回路52はアップ信号66を出力する。一方、3つのオーバーサンプルデータが「001」又は「110」の場合には、受信データの進みと判断され、位相検出論理回路52はダウン信号68を出力する。
【0129】
デジタルループフィルタ54は、これらのアップ信号66、ダウン信号68に基づいてフィルタ処理を行い、アップ信号70、ホールド信号72、ダウン信号74をFSM56に出力する。そしてFSM56の制御によりマルチプレクサ76が位相合わせ動作を行う。
【0130】
図24(A)、(B)の従来例と本実施形態のスキュー調整回路の相違点は以下の通りである。
(1)図24(A)、(B)の従来例は、マルチプレクサ76、位相検出論理回路52、デジタルループフィルタ54、FSM56からなるループを有するデジタルPLL(Digital Phase Locked Loop)である。即ちマルチプレクサ76の出力が、バイト・シンクロナイザ32に入力されると共に位相検出論理回路52に帰還している。
【0131】
これに対して図3の本実施形態には従来例のようなループが存在しない。即ちデータリカバリ部400の出力は、バイト・シンクロナイザには入力されるが、サンプリングポイント選択部300には帰還されていない。
(2)従来例は、位相合わせウィンドー50をアップ信号70やダウン信号74により進めたり遅らせるデジタルPLLの構成になっている。即ちこの従来例では、図24(B)に示すようにオーバーサンプルデータQ[1,4,7,10]が遷移点間の中心に常に位置するように位相合わせウィンドー50を動かしている。
【0132】
これに対して本実施形態は、サンプリングポイント選択部300からの選択信号に基づいて、オーバーサンプルデータの中からサンプルデータを選択する構成となっている。即ち本実施形態には従来例のような位相合わせウィンドーが存在せず、デジタルPLLの構成になっていない。
(3)従来例はブランキング期間のみならずピクセルデータの転送期間においてもスキュー調整が行われる構成になっている。即ちブランキング期間の同期キャラクタを積極的に利用してスキュー調整を行う回路構成になっておらず、図3の保持部341〜345や図13の2of5検出部361〜363のような回路を有さない。
【0133】
これに対して本実施形態は、ブランキング期間の同期キャラクタにより構成される20ビットの特性(図8、図9)を有効利用してスキュー調整を行っている。即ち、図3の保持部341〜345に保持された5区間分(20ビット)の遷移点検出信号のうち、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したか否かを検出する2of5検出部361〜363を有する。これにより本実施形態では、ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみに基づいてスキュー調整を行えるようになる。従って、信号の立ち上がりと立ち下がりの公平な測定に基づいて遷移点を検出でき、安定して正確なスキュー調整が可能になる。
(4)従来例の位相合わせウィンドー50は、「位相を進める」、「位相を遅らせる」、「位相を変化させない」という3つのステートの調整しかできない。このため、クロック・データ間のスキューがシリアルデータの1/3ビット以上になってしまう、「位相を進める」から「位相を遅らせる」にステートが変化したり、「位相を進める」から「位相を遅らせる」にステートが変化してしまう事態が生じる。これにより、1ビット分のサンプリングエラーが生じてしまう。
【0134】
これに対して本実施形態では図17、図19に示すようにステートマシン370は4以上のステートの調整ができる。従って、サンプリングエラーが生じる確率を従来例に比べて低めることができる。
【0135】
3.バイト・シンクロナイザ
次に、本実施形態のバイト・シンクロナイザ(データ同期回路)について説明する。
【0136】
データチャンネルとクロックチャンネルとの間に存在するスキューのために、クロック信号の位相に対してどのタイミングで10ビット毎のデータ単位が受信されるのかが確定しないという問題がある。そこで、バイト・シンクロナイザは、受信データにおけるキャラクタの境界を検出して、10ビット毎のデータ単位を復元する。キャラクタの境界を検出する手がかりは、ピクセルデータから得ることは不可能である。しかし、画像信号のブランキング期間において送信される同期キャラクタをデコードすることによって、キャラクタの区切りの位置を特定することができる。
【0137】
ブランキング期間においては同期キャラクタSC00=0010101011、SC01=1101010100、SC10=0010101010、SC11=1101010101のいずれかが転送される。いずれの同期キャラクタにおいても、最初の2ビットは同一の値で、第3番目のビットから第9番目のビットまでは交互に変化する値となっている。従って、これらの同期キャラクタを検出することは容易である。画像信号のブランキング期間においては、シリアルデータのいずれかの位置において、同期キャラクタが必ず検出される。
【0138】
図25に、本実施形態のバイト・シンクロナイザの構成例を示す。
【0139】
ビット列出力部508は、シリアルデータに基づいて得られたパラレルデータを保持し、保持されたパラレルデータの中から、1ビットずつシフトしながら抽出された10ビット(Iビット)のビット列D[0:9]、D[1:10]・・・・D[9:18](第1〜第Mのビット列)を出力する。
【0140】
より具体的には図3のスキュー調整回路から出力される10ビットのパラレルデータは、ビット列出力部508が含むデータ保持部510(10ビットのフリップフロップ)に供給される。データ保持部510の出力は、更にデータ保持部520(10ビットのフリップフロップ)に入力され、データ保持部510及び520に、2組の10ビットパラレルデータが保持される。そしてデータ保持部510及び520から19ビットのパラレルデータが取り出され、データ保持部530(19ビットのフリップフロップ)に供給される。
【0141】
そしてデータ保持部530からは、1ビットずつずれた10種類の10ビットのビット列D[0:9]〜D[9:18]が、検出部541〜550(同期キャラクタ検出部)とビット列選択部590とに供給される。
【0142】
検出部541〜550(第1〜第Mの検出部)は、ビット列D[0:9]〜D[9:18](第1〜第Mのビット列)が、ブランキング期間に転送される同期キャラクタに1回又は複数回連続して一致したか否かを検出する。そして、一致したビット列に対応する検出信号がアクティブになる検出信号DET0〜DET9(第1〜第Mの検出信号)を出力する。
【0143】
図26に検出部541〜550の構成例を示す。検出部の各々はディレイフリップフロップ551を利用することにより、9ビット単位の検出を複数回並行して行う。即ち、1回目(第1のタイミング)の検出において、9ビットのデータD0〜D8について、(D0 XNOR D1) AND (D1 EXOR D2) AND (D2 EXOR D3)・・・・AND (D7 EXORD8)の値を求め、その値が「1」になれば、10ビットのビット列と同期キャラクタとが一致したと判断する。そして、検出部541〜550は、入力されたビット列と同期キャラクタとの一致を2回(広義には複数回)検出した場合には「1」を出力する。一方、入力されたビット列と同期キャラクタとの一致を連続して2回(複数回)検出できなかった場合には「0」を出力する。
【0144】
このようにディレイフリップ551を利用すれば、エクスクルーシブNORゲート552及びエクスクルーシブORゲート553〜559を1組設けるだけですみ、2組設ける必要がなくなるため、回路を小規模化できる。
【0145】
検出部541〜550からの検出信号DET0〜DET9は、図15の選択信号格納部558に入力される。この選択信号格納部558は、検出信号DET0〜DET9のいずれかが「1」(アクティブ)の場合には、検出信号DET0〜DET9を選択信号SEL0〜SEL9として格納する。一方、検出信号DET0〜DET9のいずれもが「1」でない場合には、既に格納されている選択信号SEL0〜SEL9をそのまま保持する。
【0146】
より具体的には検出信号DET0〜DET9はORゲート560とセレクタ570に供給される。ORゲート560は、検出信号DET0〜DET9の論理和を求め、DET0〜DET9のいずれかが「1」の時に「1」を出力する。
【0147】
格納部580(10ビットのフリップフロップ)に接続されたセレクタ570は、ORゲート560の出力が「1」の場合には、検出部541〜550からの検出信号DET0〜DET9を選択して出力し、「0」の場合には格納部580に格納されている選択信号SEL0〜SEL9を選択して出力する。そして、セレクタ570から出力された信号は格納部580に格納される。
【0148】
ビット列選択部590(セレクタ)は、ビット列D[0:9]〜D[9:18]と選択信号SEL0〜SEL9を受け、ビット列D[0:9]〜D[9:18]の中から、対応する選択信号が「1」(アクティブ)になっているビット列を選択して出力する。例えばSEL0=1の時にはD[0:9]を選択し、SEL1=1の時にはD[1:10]を選択し、・・・・SEL9=1の時にはD[9:18]を選択する。
【0149】
このように本実施形態のバイト・シンクロナイザは、バレルシフタによるシフト操作ではなく、ビット列選択部590による選択操作により、ビット列D[0:9]〜D[9:18]のいずれかを取り出す。そして、取り出されたビット列を、バイト同期データ(10ビット毎のデータ単位)として、後段のチャンネル間シンクロナイザに出力している。
【0150】
4.チャンネル間シンクロナイザ
次に、本実施形態のチャンネル間シンクロナイザ(データ同期回路)について説明する。
【0151】
3つのデータチャンネル間に存在するスキューのために、バイト・シンクロナイザから出力されるバイト同期データが、3つのデータチャンネル間で最大1バイト分ずれている可能性がある。チャンネル間シンクロナイザは、このようなデータチャンネル間におけるスキューを調整するためのものである。
【0152】
チャンネル間シンクロナイザにおいても、バイト・シンクロナイザと同様に、画像信号のブランキング期間における同期キャラクタを利用してスキューを検出する。各データチャンネルにおいて送信されるデータは、同期キャラクタと、符号化されたピクセルデータとを含んでいる。DVI規格によれば、同期キャラクタが転送されるブランキング期間においてデータイネーブル信号(以下、「DE信号」ともいう)がローレベル(非アクティブ)となり、ピクセルデータの転送期間においてDE信号がハイレベル(アクティブ)となる(図2参照)。そこで、DE信号の立ち上がり又は立ち下がりのタイミングに基づいて、これらのデータチャンネル間におけるスキューを検出することができる。
【0153】
従来は、あるデータチャンネル(チャンネル0とする)のDE信号が立ち上がった時に他のデータチャンネルのDE信号を検出し、他のデータチャンネルのいずれかにおいてDE信号がローレベルであったら、チャンネル0のDE信号を遅らせるというアルゴリズムが用いられていた。
【0154】
一方、本実施形態においては、3チャンネル分のDE信号を1つの保持部(フリップフロップ)に入力してその前後の変化を観測し、パターンマッチングによって、どのチャンネルのデータを遅延させるかを決定するようにしている。
【0155】
図27を参照しながら、本実施形態のチャンネル間シンクロナイザにおいて行われるパターンマッチングについて説明する。
【0156】
各チャンネルのデータについて、そのデータがピクセルデータであるか同期キャラクタであるかを区別するために用いられるデータイネーブル信号(DE信号)は、同期キャラクタが検出されているときに「0」となり、同期キャラクタが検出されていないときに「1」となる。3つのデータチャンネルについてのDE信号をDE0、DE1、DE2とする。そして、第1のタイミング(第1の基準クロック期間)において入力されたものをDE0(t0)〜DE2(t0)と表し、次の第2のタイミング(第2の基準クロック期間)において入力されたものをDE0(t1)〜DE2(t1)と表す。
【0157】
図27のようにDE0(t0)〜DE2(t0)のうちのいずれかが「0」であり、且つ、DE0(t1)〜DE2(t1)の全てが「1」となる状態は、最も遅れているチャンネルのDE信号が立ち上がったタイミングに相当している。
【0158】
ケースAにおいては、DE0(t0)〜DE2(t0)の全てが「0」であることから、3つのチャンネルのDE信号のタイミングが揃っていることが分かる。このような場合には、選択信号S0、S1、S2として、全て「0」を出力する。これにより、各データチャンネルにおいて、遅延されていない方のデータが選択される。
【0159】
ケースBにおいては、DE0(t0)が「1」で、DE1(t0)とDE2(t0)が「0」であることから、チャンネル0のデータのタイミングが進んでいることが分かる。このような場合には、選択信号S0として「1」を出力し、選択信号S1とS2として「0」を出力する。これにより、チャンネル0において、遅延されている方のデータが選択され、チャンネル1と2において、遅延されていない方のデータが選択される。以下同様に、ケースCにおいてはチャンネル1のデータが遅延され、ケースDにおいてはチャンネル2のデータが遅延される。
【0160】
ケースEにおいては、DE0(t0)が「0」で、DE1(t0)とDE2(t0)が「1」であることから、チャンネル1と2のタイミングが進んでいることが分かる。このような場合には、選択信号S0として「0」を出力し、選択信号S1とS2として「1」を出力する。これにより、チャンネル0において、遅延されていない方のデータが選択され、チャンネル1と2において、遅延されている方のデータが選択される。以下同様に、ケースFにおいてはチャンネル0と2のデータが遅延され、ケースGにおいてはチャンネル0と1のデータが遅延される。
【0161】
図28に本実施形態のチャンネル間シンクロナイザの構成例を示し、図29にそのタイミング波形図を示す。
【0162】
図28において、保持部600(フリップフロップ601、602、603)は、各データチャンネルについてのDE信号(第1〜第Lのデータイネーブル信号)をクロックCLKに基づいて順次保持する。
【0163】
選択信号生成部608は、図29のH1に示すように、第1のタイミング(t0)で保持された信号DE0(t0)〜DE2(t0)のうちのいずれかが「0」(非アクティブ)であり、且つ、H2に示すように、第2のタイミング(t1)で保持された信号DE0(t1)〜DE2(t1)の全てが「1」(アクティブ)である場合に、H3に示すように、DE0(t0)〜DE2(t0)を選択信号S0〜S2(第1〜第Lの選択信号)として出力する。
【0164】
より具体的には、保持部600の出力には、第1のタイミング(t0)で入力された信号DE0(t0)〜DE2(t0)が存在し、保持部600の入力には、次の第2のタイミング(t1)で入力された信号DE0(t1)〜DE2(t1)が存在している。
【0165】
そこで、3入力NANDゲート610によってDE0(t0)〜DE2(t0)の反転論理積を求めると共に、3入力ANDゲート620によってDE0(t1)〜DE2(t1)の論理積を求める。そして、ANDゲート630によって、NANDゲート610の出力とANDゲート620の出力との論理積を求める。
【0166】
そしてANDゲート630の出力が「1」になると、セレクタ641〜643がDE0(t0)〜DE2(t0)を選択し、選択されたDE0(t0)〜DE2(t0)をフリップフロップ651〜653が保持する。これにより図29のH3に示すように選択信号S0〜S2が生成される。
【0167】
データ遅延部660は、チャンネル0〜2(第1〜第Lのチャンネル)のデータのうち、選択信号S0〜S2(第1〜第Lの選択信号)が「1」(アクティブ)になったチャンネルのデータを遅延させる。
【0168】
より具体的には、図25のバイト・シンクロナイザから出力された3つのチャンネルのバイト同期データは、データ遅延部660が含むフリップフロップ661〜663とセレクタ671〜673の第1の入力にそれぞれ供給される。フリップフロップ661〜663から出力される遅延データは、セレクタ671〜673の第2の入力にそれぞれ供給される。セレクタ671〜673は、選択信号S0〜S2に従って、遅延されていないデータと遅延データとのうちの一方をそれぞれ選択する。これにより、図29のH4に示すように、チャンネル間のスキューが調整されたチャンネル同期データを得ることができる。
【0169】
このように本実施形態では、選択信号S0〜S3を生成する選択信号生成部608を各チャンネル毎に設けるのではなく、3つのチャンネルに対して1つだけ設けている。これにより回路の小規模化を図れる。
【0170】
なお、本実施形態においてはDE信号の立ち上がりのタイミングを検出するようにしたが、DE信号の立ち下がりのタイミングを検出するようにしてもよい。
【0171】
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0172】
例えば、明細書中の記載において広義な用語(Jビット区間、第1〜第NのJビット区間、第1〜第Nの遷移点検出信号、データ保持部等)として引用された用語(4ビット区間、第1〜第5の4ビット区間、第1〜第5の遷移点検出信号、フリップフロップ等)は、明細書中の他の記載においても広義な用語に置き換えることができる。
【0173】
また、本発明のスキュー調整回路、データ同期回路は、図3、図25、図28に示す構成に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば図3、図25、図28の構成要素の一部を省略したり、その接続関係を変更してもよい。或いは、データのビット幅等を変更してもよい。
【0174】
また本実施形態では、DVI規格でのスキュー調整手法やデータ同期手法に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えばDVI規格と同様の思想に基づく規格やDVIを発展させた規格でのスキュー調整手法やデータ同期手法にも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVI規格のT.M.D.S.リンクのトランスミッタ、レシーバについて説明するための図である。
【図2】DVI規格のT.M.D.S.リンクの信号伝送について説明するための図である。
【図3】本実施形態のスキュー調整回路の構成例を示す図である。
【図4】1つおきEXOR型の遷移点検出部の構成例を示す図である。
【図5】遷移点検出部の動作を説明するための図である。
【図6】遷移点検出部の動作を説明するための図である。
【図7】遷移点検出信号と、シリアルデータの遷移点が存在する間隙と、選択すべきサンプリング位相との関係を示す図である。
【図8】同期キャラクタにより構成される10通りの20ビットを示す図である。
【図9】同期キャラクタにより構成される10通りの20ビットを示す図である。
【図10】図10(A)、(B)は、AND方式の検出信号生成部と3以上方式の検出信号生成部の構成例を示す図である。
【図11】図11(A)、(B)は、1つおきEXOR型の遷移点検出部を採用した場合における遷移点推定手法について説明するための図である。
【図12】図12(A)、(B)は、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、その遷移点検出信号に基づいて遷移点を推定する手法について説明するための図である。
【図13】判定部の構成例を示す図である。
【図14】2of5検出部(同期キャラクタ検出部)の構成例を示す図である。
【図15】フィルタ部の構成例を示す図である。
【図16】図16(A)、(B)は、位相選択信号生成部の構成例とその真理値表を示す図である。
【図17】ステートマシンの構成例(状態遷移図)を示す図である。
【図18】ステートマシンの動作を説明するための図である。
【図19】ステートマシンの他の構成例(状態遷移図)を示す図である。
【図20】データリカバリ部の構成例を示す図である。
【図21】隣接EXOR型の遷移点検出部の構成例を示す図である。
【図22】図22(A)、(B)は、隣接EXOR型の遷移点検出部を採用した場合における遷移点推定手法について説明するための図である。
【図23】隣接EXOR型の遷移点検出部を採用した場合の判定部の構成例を示す図である。
【図24】図24(A)、(B)は、従来例のスキュー調整回路の構成を示す図である。
【図25】本実施形態のバイト・シンクロナイザの構成例を示す図である。
【図26】検出部の構成例を示す図である。
【図27】本実施形態のチャンネル間シンクロナイザにおいて行われるパターンマッチングについて説明するための図である。
【図28】本実施形態のチャンネル間シンクロナイザの構成例を示す図である。
【図29】チャンネル間シンクロナイザの動作について説明するためのタイミング波形図である。
【符号の説明】
100 PLL回路
200 オーバーサンプリング部
300 サンプリングポイント選択部
301〜312 エクスクルーシブORゲート
320 データ保持部
330 遷移点検出部
332、334、336 検出信号生成部
341〜345 保持部
350 データ保持部
360 判定部
361〜363 2of5検出部
364、368 フィルタ部
366 位相選択信号生成部
370 ステートマシン
400 データリカバリ部
410 データ保持部
421〜424 セレクタ
431〜435 保持部
440 データ保持部
450 セレクタ
508 ビット列出力部
510、520、530 データ保持部
541〜550 検出部
558 選択信号格納部
560 ORゲート
570 セレクタ
580 格納部
590 ビット列選択部
600 保持部
601〜603、651〜653、661〜663 フリップフロップ
610 NANDゲート
620、630 ANDゲート
641〜643、671〜673 セレクタ
Claims (12)
- シリアルデータをオーバーサンプリングすることで得られたオーバーサンプルデータを受け、オーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択するための選択信号を出力するサンプリングポイント選択部と、
オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力するデータリカバリ部とを含み、
前記シリアルデータは、
ピクセルデータが転送される期間では、その遷移が最小化され、同期キャラクタが転送されるブランキング期間では、前記第1〜第NのJビット区間のうちの少なくとも2区間のJビット区間において全遷移パターンが現れるデータであり、
前記サンプリングポイント選択部は、
シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理を行い、
第1〜第NのJビット区間での比較処理によりそれぞれ得られた第1〜第Nの遷移点検出信号を保持し、
前記シリアルデータの少なくとも2区間のJビット区間において前記全遷移パターンが現れることで、前記第1〜第Nの遷移点検出信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整回路。 - 請求項1において、
ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみに基づいてスキュー調整を行うことを特徴とするスキュー調整回路。 - 請求項1又は2において、
前記サンプリングポイント選択部が、
オーバーサンプルデータを保持するデータ保持部と、
シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理を行い、遷移点検出信号を出力する遷移点検出部と、
シリアルデータの第1〜第NのJビット区間での比較処理により得られた第1〜第Nの遷移点検出信号を保持し、保持された第1〜第Nの遷移点検出信号のうち、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、サンプリングポイントの位相の選択信号を出力する遷移点推定部と、
複数のサンプリングポイントに対応した複数のステートを有し、前記位相選択信号に基づいてステートを遷移させ、現在のステートに対応するサンプリングポイントの選択信号を出力するステートマシンとを含むことを特徴とするスキュー調整回路。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記サンプリングポイント選択部は、
1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整回路。 - シリアルデータをオーバーサンプリングすることで得られたオーバーサンプルデータを受け、オーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択するための選択信号を出力するサンプリングポイント選択部と、
オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力するデータリカバリ部とを含み、
前記サンプリングポイント選択部は、
1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整回路。 - 請求項5において、
前記サンプリングポイント選択部は、
1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの排他的論理和を求める所定数のエクスクルーシブORゲートを含むことを特徴とするスキュー調整回路。 - シリアルデータをオーバーサンプリングすることで得られたオーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択し、選択されたサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力するスキュー調整方法であって、
前記シリアルデータは、
ピクセルデータが転送される期間では、その遷移が最小化され、同期キャラクタが転送されるブランキング期間では、前記第1〜第NのJビット区間のうちの少なくとも2区間のJビット区間において全遷移パターンが現れるデータであり、
シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理を行い、
前記シリアルデータの少なくとも2区間のJビット区間において前記全遷移パターンが現れることで、第1〜第NのJビット区間での比較処理によりそれぞれ得られた第1〜第Nの遷移点検出信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整方法。 - 請求項7において、
ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみに基づいてスキュー調整を行うことを特徴とするスキュー調整方法。 - 請求項7又は8において、
オーバーサンプルデータを保持し、
シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理を行い、遷移点検出信号を出力し、
シリアルデータの第1〜第NのJビット区間での比較処理により得られた第1〜第Nの遷移点検出信号を保持し、保持された第1〜第Nの遷移点検出信号のうち、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、サンプリングポイントの位相の選択信号を出力し、
複数のサンプリングポイントに対応した複数のステートを有するステートマシンのステートを、前記位相選択信号に基づいて遷移させ、現在のステートに対応するサンプリングポイントを選択することを特徴とするスキュー調整方法。 - 請求項7乃至9のいずれかにおいて、
1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整方法。 - シリアルデータをオーバーサンプリングすることで得られたオーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータのサンプリングポイントを選択し、選択されたサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとして出力するスキュー調整方法であって、
1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整方法。 - 請求項11において、
1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータの排他的論理和を求める所定数のエクスクルーシブORゲートにより前記比較処理を行うことを特徴とするスキュー調整方法。
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