JP3673053B2 - 破風端部役物 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は破風端部役物に係り、特に、家屋のけらば出隅コーナーにおける破風と鼻隠しとを接続する破風部材と鼻隠し部材とを、角度可変に接続固定することができる破風端部役物に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、折板屋根の軒先方向及びけらば方向に鼻隠し及び破風板を取付けるために、上端破風板取付部及び下端破風板取付部、並びに、これらを連結する縦延部を有するH部と、このH部における縦延部の横方向に横延部とが形成された折板屋根の鼻隠し及び破風板取付金具に関するものは、例えば、特開平8−319707号公報に開示されている。
【0003】
しかしながら、上記折板屋根の鼻隠し及び破風板取付金具は、屋根勾配に対応して鼻隠し及び破風板を固定的に取付けるための取付金具であって、屋根勾配に対応した可変調整可能な機能は無いので融通性に欠けると共に、鼻隠しと破風板とを出隅コーナー部で接続する部材としての機能を有しないので、出隅コーナーにおける仕上り外観が損なわれると云う問題がある。
【0004】
また、例えば、特開平8−144454号公報には、けらばカバー下面の下端先端から雨水が吹き出すのを防止するための屋根のコーナー部構造が開示されている。
即ち、図6に分解斜視図で示す如く、軒樋本体611と、この軒樋本体611の端部に連続して設けられて、けらばの下端部近傍に配置されたけらば収納部612とを備え、前記軒樋本体611は、建物側の後側壁611aと、外側の前側壁611bと、両側壁の間の本体底壁611cとを備え、前記けらば収納部612は、けらばカバー68の下面を下方から覆う収納部底壁612aと、この収納部底壁612aの建物側端部から立設されて前記けらばカバー68の内側面を臨む内側壁612bと、前記収納部底壁612aの建物妻側の屋根突出方向の端部から立設されて、けらばカバー68の側面を外方から覆う外側壁612cとを備え、このけらば収納部612に前記けらばカバー68の下端部が屋根勾配上方から差し込まれていることを特徴とするものである。
【0005】
しかしながら、上述の屋根のコーナー部構造は、軒樋本体611の出隅部612dに備えた所定の屋根勾配θを有するけらば収納部612を、けらばカバー68に内挿して出隅部612dを構成するものであるので、軒樋本体611とけらばカバー68との間は、屋根勾配に対応した可変調整可能な機能は無いので融通性に欠け、各種勾配θのけらば収納部612を備えた屋根のコーナー部材を取揃えておき、これを屋根の勾配に応じて都度選定して使用することになるので面倒である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためのものであって、その要旨は、家屋のけらば出隅コーナーにおける破風と鼻隠しとを、屋根勾配に応じて角度可変に接続する破風端部役物において、前記破風の出隅部を構成する破風部材は、その下端を内側に屈折して下面板を形成し、その出隅側端部を内側に折曲して蓋板を形成してなり、一方、前記鼻隠しの出隅部を構成する鼻隠し部材は、その下端を内側に屈折して下面板を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板を形成してなり、前記破風部材の上側端部と前記鼻隠し部材の上側端部間を角度可変に接続固定することを特徴とする破風端部役物である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的に説明する。
図1は、家屋の右側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明を展開斜視図で示し、図2は、本発明を取付けた状態を右側面図で示し、図3は、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の一実施例の取付け状態を内側斜視図で示し、図4は、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の他の実施例の取付け状態を内側斜視図で示し、図5は、本発明においてピース取付台座に固定した閉塞ピース片を斜視図で示す。
【0008】
本発明は、図1及び図3に斜視図で示す如く、家屋のけらば出隅コーナーAにおける破風1−1と鼻隠し2−1とを、屋根勾配θに応じて角度可変に接続する破風端部役物において、前記破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成し、その出隅側端部を内側に折曲して蓋板13を形成してなり、一方、前記鼻隠し2−1の出隅部を構成する鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板22を形成してなり、前記破風部材1の上側端部14と前記鼻隠し部材2の上側端部23間を角度可変に接続固定することを特徴とするものである。
【0009】
そしてまた、図4及び図5に内側斜視図で示す如く、前記破風部材2の内面で補強リブ12と下面板11との間にピース取付台座3を設け、該ピース取付台座3に閉塞ピース片4を固定して、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間を塞ぐことを特徴とするものである。
【0010】
本発明を用いれば、破風部材1の上側端部14と前記鼻隠し部材2の上側端部23間を、角度可変に接続固定することができるので、屋根勾配θの大小に関係なく、破風1−1と鼻隠し2−1とが交差するけらば出隅コーナーAを、一挙に外観仕上り良く取付けることができる。
また、屋根勾配θが大きい場合には、破風部材1の内面に閉塞ピース片4を取付けて、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間を塞いでけらば出隅コーナーAを体裁良く仕上げることができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)
図3に、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける破風端部役物の取付け状態を内側斜視図で示す如く、破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成し、図1に展開斜視図で示す如く、その中程を内側に屈折することにより長手方向の補強リブ12を形成し、且つ、その出隅側端部を内側に折曲して上記補強リブ12と同高の蓋板13を形成してある。
一方、鼻隠し2−1の出隅部を構成する鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板22を形成してある。
【0012】
上記破風部材1の上側端部14と上記鼻隠し部材2の上側端部23間を、リベット止孔15、24を介し、回動可変にリベット5により取付け、図3に示す如く、屋根勾配θ−1が比較的小さい場合には、破風部材1の下面板11の出隅側下端部を切り欠き、その切欠端面111を鼻隠し部材2の下面板21の内端面に当接させると、破風部材1に内接する鼻隠し部材2の目隠し板22によって、けらば出隅コーナーAに生ずる隙間を塞ぐことができる。
【0013】
本発明を用いて取付け施工するには、先づ、屋根勾配θ−1に合わせて破風部材1と鼻隠し部材2との角度を設定し、破風部材1の補強リブ12の溝から屋根出隅の下地材に釘等を打込んで固定するが、この際、予め、破風部材1と鼻隠し部材2の解放端の内面に、各々半分づつが埋込まれるように粘着テープ等を貼着し、その各々に破風継部材1−2と鼻隠し継部材2−2の内半分を固定しておく。
【0014】
そして、上記破風継部材1−2の外半分に破風板1−1を被せて釘打ち固定すると同時に、上記鼻隠し継部材2−2の外半分に鼻隠し板2−1を被せて釘打ち固定して、家屋のけらば出隅コーナーAにおける施工を完了する。
【0015】
(実施例2)
図4に、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける破風端部役物の取付け状態を内側斜視図で示す如く、実施例1同様に、破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成し、その中程を内側に屈折することにより長手方向の補強リブ12を形成し、且つ、その出隅側端部を内側に折曲して上記補強リブ12と同高の蓋板13を形成してある。
一方、鼻隠し2−1の出隅部を構成する鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板22を形成してある。
【0016】
上記破風部材1の上側端部14と上記鼻隠し部材2の上側端部23間を、リベット止孔15、24を介し、回動可変にリベット5により取付け、図4に示す如く、屋根勾配θ−2が比較的大きい場合には、破風部材1の下面板11の出隅側下部は、破風部材1に内接する鼻隠し部材2の目隠し板22によって、けらば出隅コーナーAに生ずる隙間を塞ぐことができるものの、下面板11の切欠端面111と鼻隠し部材2の下面板21の内端面との間に隙間dを生ずる。
【0017】
そこで、破風部材1の内面で補強リブ12と下面板11との間に、ピース取付台座3の固定片31を溶接固定してピース取付台座3を取付け、図5に斜視図で示す如く、ビス止め部42によりピース取付台座3に閉塞ピース片4を固定して、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間dを塞ぐようにしてある。
以下実施例1同様に取付け固定して、家屋のけらば出隅コーナーAにおける施工を完了する。
【0018】
上記本発明によって、破風部材1の上側端部14と前記鼻隠し部材2の上側端部23間を、角度可変に接続固定することができるので、屋根勾配θが小さい場合(θ−1)にも大きい場合(θ−2)にも一挙に対応させ得ると共に、破風部材1の出隅側端部に形成した蓋板13及び鼻隠し部材2の出隅側端部に形成した目隠し板22により、破風1−1と鼻隠し2−1とが交差するけらば出隅コーナーAを外観良く仕上げることができる。
【0019】
また、破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成すると共に、その中程を内側に屈折させて補強リブ12を形成しておけば、鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成してあることと相俟って、外力に対し機械的強度が大きい。
更に、破風部材1を出隅コーナーAに釘打ち固定する際に、上記補強リブ12内に釘を打てば釘頭が目立たず好ましい。
【0020】
そして、屋根勾配θ−2が大きく下面板11の切欠端面111と鼻隠し部材2の下面板21の内端面との間に隙間dを生じても、破風部材1の内面に閉塞ピース片4を取付けて、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間を塞ぐことができるので、けらば出隅コーナーAを体裁良く仕上げることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上記構成よりなるので下記効果を奏する。
即ち、本発明を用いれば、破風部材の上側端部と前記鼻隠し部材の上側端部間を、角度可変に接続固定することができるので、屋根勾配の大小に関係なく、破風と鼻隠しとが交差するけらば出隅コーナーを仕上り外観良く一挙に取付けることができ、また、屋根勾配が大きい場合には、破風部材の内面に閉塞ピース片を取付けて、破風部材と鼻隠し部材との交差隙間を塞いでけらば出隅コーナーを体裁良く仕上げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】家屋の右側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明を展開斜視図で示す。
【図2】本発明を取付けた状態を右側面図で示す。
【図3】家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の一実施例の取付け状態を内側斜視図で示す。
【図4】家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の他の実施例の取付け状態を内側斜視図で示す。
【図5】本発明においてピース取付台座に固定した閉塞ピース片を斜視図で示す。
【図6】従来技術の例を分解斜視図で示す。
【符号の説明】
1 破風部材
1−1 破風
1−2 破風継部材
11 下面板
111 切欠端面
12 補強リブ
13 蓋板
14 上側端部
15 リベット止孔
2 鼻隠し部材
2−1 鼻隠し
2−2 鼻隠し継部材
21 下面板
22 目隠し板
23 上側端部
24 リベット止孔
3 ピース取付台座
31 固定片
4 閉塞ピース片
41 閉塞板
42 ビス止め部
5 リベット
A けらば出隅コーナー
【発明の属する技術分野】
本発明は破風端部役物に係り、特に、家屋のけらば出隅コーナーにおける破風と鼻隠しとを接続する破風部材と鼻隠し部材とを、角度可変に接続固定することができる破風端部役物に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、折板屋根の軒先方向及びけらば方向に鼻隠し及び破風板を取付けるために、上端破風板取付部及び下端破風板取付部、並びに、これらを連結する縦延部を有するH部と、このH部における縦延部の横方向に横延部とが形成された折板屋根の鼻隠し及び破風板取付金具に関するものは、例えば、特開平8−319707号公報に開示されている。
【0003】
しかしながら、上記折板屋根の鼻隠し及び破風板取付金具は、屋根勾配に対応して鼻隠し及び破風板を固定的に取付けるための取付金具であって、屋根勾配に対応した可変調整可能な機能は無いので融通性に欠けると共に、鼻隠しと破風板とを出隅コーナー部で接続する部材としての機能を有しないので、出隅コーナーにおける仕上り外観が損なわれると云う問題がある。
【0004】
また、例えば、特開平8−144454号公報には、けらばカバー下面の下端先端から雨水が吹き出すのを防止するための屋根のコーナー部構造が開示されている。
即ち、図6に分解斜視図で示す如く、軒樋本体611と、この軒樋本体611の端部に連続して設けられて、けらばの下端部近傍に配置されたけらば収納部612とを備え、前記軒樋本体611は、建物側の後側壁611aと、外側の前側壁611bと、両側壁の間の本体底壁611cとを備え、前記けらば収納部612は、けらばカバー68の下面を下方から覆う収納部底壁612aと、この収納部底壁612aの建物側端部から立設されて前記けらばカバー68の内側面を臨む内側壁612bと、前記収納部底壁612aの建物妻側の屋根突出方向の端部から立設されて、けらばカバー68の側面を外方から覆う外側壁612cとを備え、このけらば収納部612に前記けらばカバー68の下端部が屋根勾配上方から差し込まれていることを特徴とするものである。
【0005】
しかしながら、上述の屋根のコーナー部構造は、軒樋本体611の出隅部612dに備えた所定の屋根勾配θを有するけらば収納部612を、けらばカバー68に内挿して出隅部612dを構成するものであるので、軒樋本体611とけらばカバー68との間は、屋根勾配に対応した可変調整可能な機能は無いので融通性に欠け、各種勾配θのけらば収納部612を備えた屋根のコーナー部材を取揃えておき、これを屋根の勾配に応じて都度選定して使用することになるので面倒である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためのものであって、その要旨は、家屋のけらば出隅コーナーにおける破風と鼻隠しとを、屋根勾配に応じて角度可変に接続する破風端部役物において、前記破風の出隅部を構成する破風部材は、その下端を内側に屈折して下面板を形成し、その出隅側端部を内側に折曲して蓋板を形成してなり、一方、前記鼻隠しの出隅部を構成する鼻隠し部材は、その下端を内側に屈折して下面板を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板を形成してなり、前記破風部材の上側端部と前記鼻隠し部材の上側端部間を角度可変に接続固定することを特徴とする破風端部役物である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的に説明する。
図1は、家屋の右側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明を展開斜視図で示し、図2は、本発明を取付けた状態を右側面図で示し、図3は、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の一実施例の取付け状態を内側斜視図で示し、図4は、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の他の実施例の取付け状態を内側斜視図で示し、図5は、本発明においてピース取付台座に固定した閉塞ピース片を斜視図で示す。
【0008】
本発明は、図1及び図3に斜視図で示す如く、家屋のけらば出隅コーナーAにおける破風1−1と鼻隠し2−1とを、屋根勾配θに応じて角度可変に接続する破風端部役物において、前記破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成し、その出隅側端部を内側に折曲して蓋板13を形成してなり、一方、前記鼻隠し2−1の出隅部を構成する鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板22を形成してなり、前記破風部材1の上側端部14と前記鼻隠し部材2の上側端部23間を角度可変に接続固定することを特徴とするものである。
【0009】
そしてまた、図4及び図5に内側斜視図で示す如く、前記破風部材2の内面で補強リブ12と下面板11との間にピース取付台座3を設け、該ピース取付台座3に閉塞ピース片4を固定して、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間を塞ぐことを特徴とするものである。
【0010】
本発明を用いれば、破風部材1の上側端部14と前記鼻隠し部材2の上側端部23間を、角度可変に接続固定することができるので、屋根勾配θの大小に関係なく、破風1−1と鼻隠し2−1とが交差するけらば出隅コーナーAを、一挙に外観仕上り良く取付けることができる。
また、屋根勾配θが大きい場合には、破風部材1の内面に閉塞ピース片4を取付けて、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間を塞いでけらば出隅コーナーAを体裁良く仕上げることができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)
図3に、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける破風端部役物の取付け状態を内側斜視図で示す如く、破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成し、図1に展開斜視図で示す如く、その中程を内側に屈折することにより長手方向の補強リブ12を形成し、且つ、その出隅側端部を内側に折曲して上記補強リブ12と同高の蓋板13を形成してある。
一方、鼻隠し2−1の出隅部を構成する鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板22を形成してある。
【0012】
上記破風部材1の上側端部14と上記鼻隠し部材2の上側端部23間を、リベット止孔15、24を介し、回動可変にリベット5により取付け、図3に示す如く、屋根勾配θ−1が比較的小さい場合には、破風部材1の下面板11の出隅側下端部を切り欠き、その切欠端面111を鼻隠し部材2の下面板21の内端面に当接させると、破風部材1に内接する鼻隠し部材2の目隠し板22によって、けらば出隅コーナーAに生ずる隙間を塞ぐことができる。
【0013】
本発明を用いて取付け施工するには、先づ、屋根勾配θ−1に合わせて破風部材1と鼻隠し部材2との角度を設定し、破風部材1の補強リブ12の溝から屋根出隅の下地材に釘等を打込んで固定するが、この際、予め、破風部材1と鼻隠し部材2の解放端の内面に、各々半分づつが埋込まれるように粘着テープ等を貼着し、その各々に破風継部材1−2と鼻隠し継部材2−2の内半分を固定しておく。
【0014】
そして、上記破風継部材1−2の外半分に破風板1−1を被せて釘打ち固定すると同時に、上記鼻隠し継部材2−2の外半分に鼻隠し板2−1を被せて釘打ち固定して、家屋のけらば出隅コーナーAにおける施工を完了する。
【0015】
(実施例2)
図4に、家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける破風端部役物の取付け状態を内側斜視図で示す如く、実施例1同様に、破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成し、その中程を内側に屈折することにより長手方向の補強リブ12を形成し、且つ、その出隅側端部を内側に折曲して上記補強リブ12と同高の蓋板13を形成してある。
一方、鼻隠し2−1の出隅部を構成する鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板22を形成してある。
【0016】
上記破風部材1の上側端部14と上記鼻隠し部材2の上側端部23間を、リベット止孔15、24を介し、回動可変にリベット5により取付け、図4に示す如く、屋根勾配θ−2が比較的大きい場合には、破風部材1の下面板11の出隅側下部は、破風部材1に内接する鼻隠し部材2の目隠し板22によって、けらば出隅コーナーAに生ずる隙間を塞ぐことができるものの、下面板11の切欠端面111と鼻隠し部材2の下面板21の内端面との間に隙間dを生ずる。
【0017】
そこで、破風部材1の内面で補強リブ12と下面板11との間に、ピース取付台座3の固定片31を溶接固定してピース取付台座3を取付け、図5に斜視図で示す如く、ビス止め部42によりピース取付台座3に閉塞ピース片4を固定して、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間dを塞ぐようにしてある。
以下実施例1同様に取付け固定して、家屋のけらば出隅コーナーAにおける施工を完了する。
【0018】
上記本発明によって、破風部材1の上側端部14と前記鼻隠し部材2の上側端部23間を、角度可変に接続固定することができるので、屋根勾配θが小さい場合(θ−1)にも大きい場合(θ−2)にも一挙に対応させ得ると共に、破風部材1の出隅側端部に形成した蓋板13及び鼻隠し部材2の出隅側端部に形成した目隠し板22により、破風1−1と鼻隠し2−1とが交差するけらば出隅コーナーAを外観良く仕上げることができる。
【0019】
また、破風1−1の出隅部を構成する破風部材1は、その下端を内側に屈折して下面板11を形成すると共に、その中程を内側に屈折させて補強リブ12を形成しておけば、鼻隠し部材2は、その下端を内側に屈折して下面板21を形成してあることと相俟って、外力に対し機械的強度が大きい。
更に、破風部材1を出隅コーナーAに釘打ち固定する際に、上記補強リブ12内に釘を打てば釘頭が目立たず好ましい。
【0020】
そして、屋根勾配θ−2が大きく下面板11の切欠端面111と鼻隠し部材2の下面板21の内端面との間に隙間dを生じても、破風部材1の内面に閉塞ピース片4を取付けて、破風部材1と鼻隠し部材2との交差隙間を塞ぐことができるので、けらば出隅コーナーAを体裁良く仕上げることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上記構成よりなるので下記効果を奏する。
即ち、本発明を用いれば、破風部材の上側端部と前記鼻隠し部材の上側端部間を、角度可変に接続固定することができるので、屋根勾配の大小に関係なく、破風と鼻隠しとが交差するけらば出隅コーナーを仕上り外観良く一挙に取付けることができ、また、屋根勾配が大きい場合には、破風部材の内面に閉塞ピース片を取付けて、破風部材と鼻隠し部材との交差隙間を塞いでけらば出隅コーナーを体裁良く仕上げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】家屋の右側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明を展開斜視図で示す。
【図2】本発明を取付けた状態を右側面図で示す。
【図3】家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の一実施例の取付け状態を内側斜視図で示す。
【図4】家屋の左側のけらば出隅コーナーに取付ける本発明の他の実施例の取付け状態を内側斜視図で示す。
【図5】本発明においてピース取付台座に固定した閉塞ピース片を斜視図で示す。
【図6】従来技術の例を分解斜視図で示す。
【符号の説明】
1 破風部材
1−1 破風
1−2 破風継部材
11 下面板
111 切欠端面
12 補強リブ
13 蓋板
14 上側端部
15 リベット止孔
2 鼻隠し部材
2−1 鼻隠し
2−2 鼻隠し継部材
21 下面板
22 目隠し板
23 上側端部
24 リベット止孔
3 ピース取付台座
31 固定片
4 閉塞ピース片
41 閉塞板
42 ビス止め部
5 リベット
A けらば出隅コーナー
Claims (2)
- 家屋のけらば出隅コーナーにおける破風と鼻隠しとを、屋根勾配に応じて角度可変に接続する破風端部役物において、前記破風板の出隅部を構成する破風部材は、その下端を内側に屈折して下面板を形成し、その出隅側端部を内側に折曲して蓋板を形成してなり、一方、前記鼻隠しの出隅部を構成する鼻隠し部材は、その下端を内側に屈折して下面板を形成すると共に、その出隅側端部を内側に折曲して目隠し板を形成してなり、前記破風部材の上側端部と前記鼻隠し部材の上側端部間を角度可変に接続固定したことを特徴とする破風端部役物。
- 破風部材の内面で補強リブと下面板との間にピース取付台座を設け、該ピース取付台座に閉塞ピース片を固定して、破風部材と鼻隠し部材との交差隙間を塞ぐことを特徴とする請求項1記載の破風端部役物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06618197A JP3673053B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 破風端部役物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06618197A JP3673053B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 破風端部役物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10266497A JPH10266497A (ja) | 1998-10-06 |
| JP3673053B2 true JP3673053B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=13308428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06618197A Expired - Fee Related JP3673053B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 破風端部役物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3673053B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP06618197A patent/JP3673053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10266497A (ja) | 1998-10-06 |
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