JP3673936B2 - インターホンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、集合住宅の各住戸等に設置された住戸用インターホン等のインターホン端末機器が正常に作動しているかどうかを監視するインターホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、管理室、集合玄関及び各住戸にそれぞれ設置されたインターホン端末機器が正常に作動しているかどうかの点検は、人手によって定期的に行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の点検では、その期間が長いため、その間にインターホン端末機器が故障する恐れがあり、特に例えば住宅情報盤等の端末機器は、各種の検知手段を通じて防犯等の異常の有無を監視しているため、そのような状態になっていた場合には被害が大きくなる危険性があった。また、端末機器の点検を人手によって行っているため、コストがかかっていた。
【0004】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、インターホン端末機器の点検を周期的に、しかも自動的に行うインターホンシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るインターホンシステムは、各住戸に設置された住戸インターホン用端末機器と制御装置とが制御路を介して接続され、各住戸に設置された住戸インターホン用端末機器を、複数の住戸インターホン用端末機器を1つの住戸グループとして複数の住戸グループに分けたインターホンシステムであって、制御装置は、所定の周期毎に、複数の住戸グループの1つを順次選択して、その選択した住戸グループに対して、選択した住戸グループにおける各住戸インターホン用端末機器毎に自己の存在を知らせるデータを通知させる返送タイミングが設定された住戸インターホン用端末機器の存在/不存在を確認するポーリングとしてのデータを制御路へ送信するデータ送信制御部と、制御路を介して前記選択された住戸グループにおける各住戸インターホン用端末機器からの自己の存在を知らせるデータを各返送タイミング毎に受信し、受信した自己の存在を知らせるデータを順次に取り込んで正常か異常かを判別する第1のデータ判別部と、第1のデータ判別部により正常と判断されたときは自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器を存在として記録する第1の端末記録部と、第1のデータ判別部により異常と判断されたときは自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器の返送タイミング中に自己の存在を知らせるデータが有るか否かを判別する第2のデータ判別部と、第2のデータ判別部により自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器の返送タイミング中に自己の存在を知らせるデータが無いと判断されたときは返送タイミングから住戸インターホン用端末機器を特定して、その住戸インターホン用端末機器が前回存在として記録されているかどうかを判別し、その住戸インターホン用端末機器が前回存在となっていたときは不存在として記録すると共に、その住戸インターホン用端末機器が不存在である旨の異常を表示手段に表示させる第2の端末記録部と、第2のデータ判別部により自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器の返送タイミング中に自己の存在を知らせるデータが有ると判断されたときはその自己の存在を知らせるデータが読めないものと判断してその状態の回数が所定回数連続しているかどうかを判定し、その状態の回数が所定回数未満のときはその自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器を存在として記録し、状態の回数が所定回数連続していたときはその住戸インターホン用端末機器の自己の存在を知らせるデータが読めない旨の異常を表示手段に表示させる第3の端末記録部とを備えたものである。
また、住戸インターホン用端末機器が不存在である旨の異常及び住戸インターホン用端末機器の自己の存在を知らせるデータが読めない旨の異常を示す警報音を鳴動させる鳴動手段を備え、鳴動手段は、それぞれの警報音を異ならせるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態に係るインターホンシステムの構成を示すブロック図であり、図において、1は例えば集合住宅の管理室に設置された制御装置で、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)2と、電流を制御し直流電源24Vを出力する電流制御回路3と、マイコン2からのデジタル信号をパルス(データ)に変換し(ハイレベル:24V、ローレベル:0V)、後述する端末機器に制御路21を介して送信する送信回路4と、制御路21を介して受信されたパルスをデジタル信号に変換しマイコン2に出力する受信回路5とを備えている。この制御装置1は、管理室と集合玄関にそれぞれ設置された管理人用インターホン(管理機)や集合玄関用インターホン(玄関機)等の端末機器(図示せず)と制御路21及び通話路(図示せぬ)を介して接続されている。
【0007】
前述した制御装置1のマイコン2は、所定のデータに複数の端末機器の返送タイミングを設けて送信するデータ送信制御部と、所定のデータ送信により受信された端末機器からのデータを順次に取り込んで正常か異常かを判別する第1のデータ判別部と、第1のデータ判別部により正常と判断されたときはデータ送信元の端末機器を存在として内蔵のメモリに記録する第1の端末記録部と、第1のデータ判別部により異常と判断されたときは受信データが有るか否かを判別する第2のデータ判別部と、第2のデータ判別部により受信データが無いと判断されたときは返送タイミングから端末機器を特定して、その端末機器が前回存在として記録されているかどうかを判別し、その端末機器が前回存在となっていたときは不存在として前記メモリに記録すると共に、その端末機器の異常を管理室の端末機器に通知する第2の端末記録部と、第2のデータ判別部により受信データが有ると判断されたときはその受信データが読めないものと判断してその状態の回数が所定回数連続しているかどうかを判定し、その状態の回数が所定回数未満のときはそのデータ送信元の端末機器を存在として前記メモリに記録し、その回数が所定回数連続していたときはデータの異常を管理室の端末機器に通知する第3の端末記録部とを備えている。この制御は、所定のデータを予め設定された時間毎に送信して繰り返し行う。
【0008】
また、本装置1のマイコン2は、各住戸の端末機器が防犯やコール等の異常を検知したかどうかを監視しており、何れかの端末機器が異常を検知したときは、その端末機器を特定する制御に入り、インターホンの呼出があったときは送信元と受信先の通話部(図示せぬ)を制御路21及び通話路を介して接続する制御を行うようになっている。
【0009】
管理室の端末機器は、制御装置1のマイコン2から端末機器の異常の通知を受けたときは、例えば、その旨が表示されたランプを点灯すると共に、警報音を鳴動させ、また、受信データの異常の通知を受けたときは、その旨が表示されたランプを点灯すると共に、警報音を鳴動させて管理者に知らせる。
【0010】
11は集合住宅の各住戸に設置された端末機器、例えばインターホン機能と防犯やコール等のセキュリティ機能とを有する住宅情報盤で、制御装置1から送信された所定のデータが受信されたときはそれぞれ所定のタイミングで自己の存在を知らせるデータを送信する機能を有するマイコン12と、制御路21を介して受信されたパルスをデジタル信号に変換しマイコン12に出力する受信回路13と、マイコン12からのデジタル信号をパルスに変換し、制御路21を介して制御装置1に送信する送信回路14とを備えている。この端末機器11は、図示せぬインターホンの送受話器を有すると共に、ドアホンや、各部屋に設けられた防犯センサ、水漏れセンサ、風呂やトイレに設けられたコールボタン等が接続されており、集合玄関や管理室の端末機器とは制御装置1を介して接続されている。なお、図1では、インターホン間の通話路、制御装置1及び各住戸の端末機器11の通話系回路の図示を説明の便宜上省略してある。
【0011】
ここで、複数の端末機器の返送タイミングが設けられたデータについて説明する。図2は端末機器の存在/不存在を確認するポーリングのデータを示すフォーマット図である。
このデータは、アドレスを書き込むブロックAS1,2と、コマンドを書き込むブロックCMと、データを書き込むブロックDA1,2と、このデータの誤りの有無を判別させるためのブロックSM1,2とでなり、各端末機器が自己の存在を通知できるようタイムスロット(返送タイミング)が設定されている。住戸の端末機器11に対しては、図2に示すように8住戸分のタイムスロットがそれぞれ設定されている。
【0012】
次に、本実施形態に係る動作を図3及び図4に基づいて説明する。図3及び図4は端末機器の存在/不存在を確認する制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態の動作は各住戸の端末機器に対してのみとし、管理機及び玄関機の各端末機器に対する制御装置の動作は各住戸の端末機器と基本的に同じであるため省略する。
【0013】
制御装置1は、端末機器11の監視に入ってから所定時間経過すると、端末機器11の存在/不存在を確認するためのポーリングを行う。まず、送信可能時間の測定を開始してその時間内までに送信可能かどうか、即ち制御路21が他の端末機器等により使用されているか否かを制御路21をセンシングして判定する(S1〜S3)。送信可能時間を経過しても送信できないとき、即ち制御路21が使用されているときは測定時間をクリアして再び時間の測定を開始するが(S4,S1)、送信可能時間内に送信できることをセンシングを通じて検知したときは、1階の8住戸(101 〜108 号室)に対しタイムスロットを設定したデータを送信してポーリングを行う(S5)。このデータを送信した際、待機時間の測定を開始して、タイムアップするまで待機する(S6,S7)。
【0014】
この時、101 〜108 号室の各端末機器11は、そのデータが受信されると、それぞれに設定されたタイムスロットで自己の存在を知らせるデータを制御装置11に送信する。一方、制御装置1は、待機時間のタイムアップを確認すると、測定時間をクリアして、各端末機器11からのデータ受信があったかどうかを判定する(S8,S9)。受信データが無いときは、ポーリングを行う住戸グループ(8住戸)が終了したかどうかを判定するが(S10)、データの受信を検知したときは、順次に取り込んでデータが正常かどうかを判定する(S12)。
【0015】
最初のデータ、即ち101 号室の端末機器11のデータが正常なときは、その端末機器11の存在を前記メモリに記録し(S13)、8住戸分の端末機器11の存在/不存在の検索が終了したかどうかを判定する(S23)。この場合は終了していないので、次の102 号室の端末機器11のデータが正常かどうかを判定し(S12)、正常な場合は、前記と同様にその端末機器11の存在をメモリに記録する(S13)。
【0016】
また、S12において103 号室の端末機器11のデータが異常と判断したときは、まずデータの有無を判定する(S14)。データが無かったときは、その端末機器11が前回存在としてメモりに記録されているかどうかを判定する(S15)、この前回存在とは、前回ポーリングを行ったときに端末機器11の存在を確認してメモリに記録した結果であり、前回から存在していなかったときはその端末機器11の不存在をメモリに記録し(S18)、前回存在していたときは、その端末機器11を不存在としてメモリに記録する(S16)。そして、103 号室の端末機器11の異常表示と警報音の鳴動を管理室の端末機器に行わせる(S17)。
【0017】
一方、S14においてデータ有りと判断したときはデータが読めなかったと判断して、この状態が3回連続して繰り返されたかどうかを判定する(S19)。その状態が3回未満のときは103 号室の端末機器11を存在としてメモリに記録する(S22)。また、データが読めなかった状態が3回連続して繰り返され場合は、データが重複していると認識して、103 号室の端末機器11のデータ異常表示と警報音の鳴動を管理室の端末機器に行わせる(S20,S21)。
【0018】
このように8住戸分が終了するまで受信データに基づいて端末機器11の存在/不存在の検索を行い、終了したときは、前述したようにS10において住戸グループが終了したかどうかを判定する。住戸グループが終了していないときは次の住戸グループ(109 〜116 号室)を選択して(S11)、そのグループに対し再びデータを送信して存在/不存在のポーリングを行う。住戸グループが終了しているときはこの端末機器11の存在/不存在の処理を終了して通常の監視に入る。そして、所定時間が経過すると、再び端末機器11の存在/不存在の処理に入る。
【0019】
以上にように本実施形態においては、所定時間毎に、8住戸分のタイムスロットを設けたデータを各端末機器11に送信して端末機器11の状態を監視すると共に、異常時にはその旨を管理室の端末機器に表示するようにしたので、人手による端末機器の点検が不要になり、しかも、異常の端末機器に対して速やかに対処してインターホンシステムの機能を維持できるという効果がある。
【0020】
なお、前記実施形態では、図4のS21に示す警報音は、同図のS17における警報音と異なる音色として、両者が区別されるようにしてもよい。また、前記実施形態は、集合住宅用のインターホンにつき説明したが、セキュリティ機能を有しない一戸建て住宅のインターホン装置に適用できることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、所定の周期毎に、複数の住戸グループの1つを順次選択して、その選択した住戸グループに対して、その各住戸インターホン用端末機器毎に自己の存在を知らせるデータを通知させる返送タイミングが設定された住戸インターホン用端末機器の存在/不存在を確認するポーリングとしてのデータを制御路へ送信し、選択した住戸グループの各住戸インターホン用端末機器からの自己の存在を知らせるデータを各返送タイミング毎に受信し、受信したデータを順次に取り込んで正常か異常かを判別し、正常と判断したときはデータ送信元の住戸インターホン用端末機器を存在として記録し、異常と判断したときはデータ送信元の住戸インターホン用端末機器の返送タイミング中に自己の存在を知らせるデータが有るか否かを判別し、その返送タイミング中にデータが無いと判断したときは返送タイミングから住戸インターホン用端末機器を特定して、その住戸インターホン用端末機器が前回存在として記録されているかどうかを判別し、その住戸インターホン用端末機器が前回存在となっていたときは不存在として記録すると共に、その住戸インターホン用端末機器が不存在である旨の異常を表示手段に表示し、また、返送タイミング中にデータが有ると判断したときはそのデータが読めないものと判断してその状態の回数が所定回数連続しているかどうかを判定し、その状態の回数が所定回数未満のときはデータ送信元の住戸インターホン用端末機器を存在として記録し、状態の回数が所定回数連続していたときは住戸インターホン用端末機器の自己の存在を知らせるデータが読めない旨の異常を表示手段に表示するようにしたので、人手による住戸インターホン用端末機器の点検が不要になり、しかも、異常の住戸インターホン用端末機器に対して速やかに対処してインターホンシステムの機能を維持できるという効果がある。また、使用可能なインターホン用端末機器を知ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインターホンシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】端末機器の存在/不存在を確認するポーリングのデータを示すフォーマット図である。
【図3】端末機器の存在/不存在を確認する制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置
2 マイコン
3 電流制御回路
4 送信回路
5 受信回路
11 端末機器
12 マイコン
13 受信回路
14 送信回路
21 制御路
Claims (2)
- 各住戸に設置された住戸インターホン用端末機器と制御装置とが制御路を介して接続され、前記各住戸に設置された住戸インターホン用端末機器を、複数の住戸インターホン用端末機器を1つの住戸グループとして複数の住戸グループに分けたインターホンシステムであって、
前記制御装置は、
所定の周期毎に、前記複数の住戸グループの1つを順次選択して、該選択した住戸グループに対して、該選択した住戸グループにおける各住戸インターホン用端末機器毎に自己の存在を知らせるデータを通知させる返送タイミングが設定された住戸インターホン用端末機器の存在/不存在を確認するポーリングとしてのデータを前記制御路へ送信するデータ送信制御部と、
前記制御路を介して前記選択された住戸グループにおける各住戸インターホン用端末機器からの自己の存在を知らせるデータを前記各返送タイミング毎に受信し、該受信した自己の存在を知らせるデータを順次に取り込んで正常か異常かを判別する第1のデータ判別部と、
該第1のデータ判別部により正常と判断されたときは前記自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器を存在として記録する第1の端末記録部と、
前記第1のデータ判別部により異常と判断されたときは前記自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器の返送タイミング中に前記自己の存在を知らせるデータが有るか否かを判別する第2のデータ判別部と、
前記第2のデータ判別部により前記自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器の返送タイミング中に前記自己の存在を知らせるデータが無いと判断されたときは前記返送タイミングから住戸インターホン用端末機器を特定して、その前記住戸インターホン用端末機器が前回存在として記録されているかどうかを判別し、その前記住戸インターホン用端末機器が前回存在となっていたときは不存在として記録すると共に、その前記住戸インターホン用端末機器が不存在である旨の異常を表示手段に表示させる第2の端末記録部と、
前記第2のデータ判別部により前記自己の存在を知らせるデータ送信元の住戸インターホン用端末機器の返送タイミング中に前記自己の存在を知らせるデータが有ると判断されたときはその前記自己の存在を知らせるデータが読めないものと判断してその状態の回数が所定回数連続しているかどうかを判定し、その状態の回数が所定回数未満のときはその前記自己の存在を知らせるデータ送信元の前記住戸インターホン用端末機器を存在として記録し、前記状態の回数が所定回数連続していたときはその前記住戸インターホン用端末機器の自己の存在を知らせるデータが読めない旨の異常を前記表示手段に表示させる第3の端末記録部と
を備えたことを特徴とするインターホンシステム。 - 前記住戸インターホン用端末機器が不存在である旨の異常及び前記住戸インターホン用端末機器の自己の存在を知らせるデータが読めない旨の異常を示す警報音を鳴動させる鳴動手段を備え、
前記鳴動手段は、それぞれの警報音を異ならせることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
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