JP3677663B2 - 化粧料塗布具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、顔面にアイシャドー、アイブロー等の化粧料を均一に塗布、或は塗布した化粧料をぼかすために使用される化粧料塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、顔面にアイシャドー、アイブロー等の化粧料を均一に塗布、或は塗布した化粧料をぼかすために使用される化粧料塗布具において、直接人間の肌に接触し、化粧料を塗布、或は塗布した化粧料をぼかすために使用されるブラシ体は、このブラシ体を支持する本体或は柄に対して、その本体或は柄の軸線の延長上或は平行線上に位置するように固持してなるものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の化粧料塗布具におけるブラシ体のように、このブラシ体を支持する本体或は柄に対して、その本体或は柄の軸線の延長上或は平行線上に位置するように固持するものとすると、実際に顔の表面に化粧料を均一に塗布、或は塗布した後の化粧料をぼかす時には、直接人間の肌に触れるブラシ体の先端の曲面を利用して行うことが多いため、上記ブラシ体を支持する本体或は柄については顔面に対して平行になるように持って化粧料塗布具を上下左右方向にスライド操作するので、この化粧料塗布具による上下左右方向へのスライド操作時において、そのスライド方向に鼻が存在してすると、この鼻によってスライド操作は妨げられてしまうこととなり、化粧料塗布具の操作を確実に行うことができなくなるという欠点がある。
【0004】
また、化粧料を塗布するに当たって化粧料塗布具を構成するブラシ体にアイシャドー、アイブロー等の化粧料を付着させようとすると、容器内に収容されている化粧料はブラシ体のみならず、このブラシ体を一体に保持する受け具の他、ブラシ体を一体に保持する受け具を支持する本体或は柄にも付着することが多く、上述のように、実際に顔面に化粧料を塗布し、或は塗布した後の化粧料をぼかすために化粧料塗布具のブラシ体を操作するに時、ブラシ体を支持する本体或は柄を顔面に対して平行になるように持って操作すると、化粧料が付着した受け具或はこの受け具を支持する支持具が凹凸のある顔面に触れ易くなるため、この受け具等の表面に付着した化粧料により他所、特に鼻や頬等に余分な化粧料が付着する汚損が生じてしまうことがある。
【0005】
そこで、この発明は上記従来のものの持つ欠点を改善するものであり、実際に化粧料を塗布、或は塗布後の化粧料をぼかすに当たっての化粧料塗布具の操作を他所への汚損を防止しつつ簡易且つ確実に行えるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために、化粧料を塗布、或はぼかすために使用されるブラシ体を一体に保持する受け具と、このブラシ体を保持する受け具を継手を介して支持する支持具を一体に内装する柄部から構成され、その受け具のブラシ体保持側である前端部においては回動中心となる支点を持って支持具に対して軸着し、そのブラシ体保持側とは逆の後端部には、支持具に対して前後方向へ進退する進退機構を具えると共に、該受け具の前端部と後端部の間の受け具の中央部において湾曲自在となる薄肉部を形成してなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明を実施するにあたっては、柄部に内装される支持具内を進退自在となり、ブラシ体を一体に保持する受け具が、そのブラシ体保持側である前端部において回動中心となる支点により支持具に対して軸着し、そのブラシ体保持側とは逆の後端部には、支持具に対して前後方向へ進退する進退機構を具えると共に、該受け具の前端部と後端部の間の中央部においては湾曲自在となるように薄肉部が形成されているので、受け具の後端部の凹孔内に螺設するネジ部と、継手に突設する突起部に周設されるネジ部とを一体に螺合、又は受け具の後端部においてスライドボタンによって一体に連結する柄部の回動又はスライドボタンのブラシ体保持側である前方への押勢により、ブラシ体を保持する受け具をブラシ体保持側に向かって前進させることとすると、支持具内を同方向に前進する受け具は、その前端部において支点を持って支持具に対して回動自在に軸着されているため上記受け具の前進運動により、受け具はこの支点を中心として回動すると共に、この受け具の回動に際して受け具の中央部に形成される薄肉部が支点を中心とする受け具の回動を補助するように湾曲するものとなるので、ブラシ体を一体に保持する受け具は柄部及び支持具の軸線に対して一定の角度に傾動して保持され、この受け具に保持されるブラシ体により化粧料を塗布或は塗布した後の化粧料をぼかす操作を行う際に、鼻等にじゃまされないように柄部等を顔面から離して操作することができる上、その操作において鼻等のよるスライド操作の妨げや余分に付着した化粧料による汚損を防止できることになる。
【0008】
また、受け具の後端部の孔内に螺設するネジ部と、継手に突設する突起部に周設されるネジ部とを一体に螺合、又は受け具の後端部においてスライドボタンによって一体に連結して構成される進退機構による受け具の支持具内におけるブラシ体保持側への前進運動量を加減することにより、受け具と支持具とを回動自在に軸着する支点での受け具の回動量及びそれに伴う受け具の中央に形成される薄肉部の湾曲量は任意に可変すると共にその位置で確実に保持されるものとなるので、使用者とって適切な傾動角度でブラシ体による化粧料の塗布或は塗布後の化粧料のぼかし操作を行うことができるものである。
【0009】
【実施例】
この発明を図に示す第1実施例により更に説明する。(1)は、この発明の実施例である化粧料塗布具であり、この化粧料塗布具(1)は、化粧料を塗布、或はぼかすために使用されるブラシ体(2)と、このブラシ体(2)を保持する柄部(3)、及びこの柄部(3)によって保持されるブラシ体(2)を被覆するキャップ(4)から構成される。
【0010】
すなわち、化粧料を塗布、或はぼかすために使用されるブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5)と、このブラシ体(2)を保持する受け具(5)を継手(11)を介して支持する支持具(10)を一体に内装する柄部(3)から構成され、その受け具(5)のブラシ体保持側である前端部においては回動中心となる支点(7)を持って支持具(10)に対して回動自在に軸着し、そのブラシ体保持側とは逆の後端部には受け具を進退させる進退機構として、凹孔(8)内に螺設するネジ部(9)と、上記継手(11)に突設する突起部(12)に周設されるネジ部(13)とを一体に螺合させて、上記ブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5)を支持具(10)内を進退自在となるように支持具(10)に連結してなるものであって、該受け具(5)の前端部と後端部の間の受け具(5)の中央部において湾曲自在となる薄肉部(6)を形成してなものである。なお、凹孔(8)内に螺設するネジ部(9)は継手(11)に設けてもよく、この場合は受け具(5)に突設する突起部が設けられる。
【0011】
図2(イ)(ロ)において示す、この発明の第1実施例である化粧料塗布具(1)は以上の構成を具えるので、この化粧料塗布具(1)により化粧料の塗布或は塗布した後の化粧料をぼかす作業を行おうとするときには、キャップ(4)を外した上で、この化粧料塗布具(1)を構成する柄部(3)を回動させることにより継手(11)も回動することとなり、上記柄部(3)に内装される支持具(10)内をブラシ体保持側に向かって進退自在となり、ブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5)は、その後端部の凹溝(8)内に螺設するネジ部(9)と、上記継手(11)に突設する突起部(12)に周設されるネジ部(13)とを一体に螺合させているため、上記継手(11)の回動を受けて互いに噛合するネジ部(9)(13)により、支持具(10)内をブラシ体保持側に向かって前進しようとするが、その前端部において回動中心となる支点(7)により支持具(10)に対して回動自在に軸着されており、その上その中央部においては湾曲自在となるように薄肉部(6)が形成されているので、この受け具(5)の支持具(10)内でのブラシ体保持側に向かう前進運動は、上記支点(7)を中心とする回動運動に変化すると共に、受け具(5)の中央部に形成される薄肉部(6)が上記回転運動に伴って十分に湾曲することから、ブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5)は柄部(3)及び支持具(10)の軸線に対して一定の角度に傾動して保持されるものとなり、この柄部(3)及び支持具(10)の軸線に対して一定の角度に傾動して保持されるブラシ体(2)により化粧料を塗布或は塗布した後の化粧料をぼかす操作を行う際に柄部(3)等を顔から離して操作することができるので、鼻等による上記柄部(3)等のスライド操作の妨げや余分に付着した化粧料による他所への汚損を防止できる。
【0012】
また、ブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5)の後端部の孔(8)内に螺設するネジ部(9)と、継手(11)に突設する突起部(12)に周設されるネジ部(13)とを一体に螺合させる進退機構による受け具(5)の支持具(10)内におけるブラシ体保持側に向かう前進運動量を適宜加減することにより、受け具(5)と支持具(10)とを回動自在に軸着する支点(7)での受け具(5)の回動量及びそれに伴う受け具(5)の中央に形成される薄肉部(6)の湾曲量は任意に可変すると共にその位置で確実に保持されるものとなるので、使用者とって適切な傾動角度でのブラシ体(2)による化粧料の塗布或は塗布後の化粧料のぼかし操作を行うことができるものとなる。
【0013】
更に、化粧料の塗布等の使用後においては、再び化粧料塗布具(1)を構成する柄部(3)を逆方向に回動させることにより、ブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5)は支持具(10)内をブラシ体保持側とは逆に後退すると共に、いままで湾曲していた受け具(5)の中央部の薄肉部(6)は直線状態に復帰していくものとなるので、完全にブラシ体(2)が柄部(3)及び支持具(10)の軸線上に復帰した後にキャップ(4)によりブラシ体(2)を被覆することでブラシ体(2)及び支持具(10)をキャップ(4)内に収容できるので、ブラシ体(2)或は支持具(10)に対して多少の化粧料が付着していても余分な化粧料によって鞄等での携行に際しても他所を汚損することを防止できるものとなる。
【0014】
なお、図3(イ)(ロ)において示すものは、この発明の第2実施例である化粧料塗布具であり、この化粧料塗布具(1’)は、化粧料を塗布、或はぼかすために使用されるブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5’)と、このブラシ体(2)を保持する受け具(5’)を支持する支持具(10’)を一体に内装する柄部(3’)から構成され、上記ブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5’)を支持具(10’)に対して、受け具(5’)の中央部において湾曲自在となる薄肉部(6)を形成した上で、その受け具(5’)の前端部においては回動中心となる支点(7)を持って支持具(10’)に対して軸着すると共に、その後端部において進退機構となるスライドボタン(14)を介して上記支持具(10’)内を前後方向に進退自在となるように支持具(10’)に一体に連結してなるものである。
【0015】
この実施例における化粧料塗布具(1’)も以上の構成を具えるので、この化粧料塗布具(1’)の使用においては、キャップ(4)を外した後、スライドボタン(14)をブラシ体保持側に前進させることにより、ブラシ体(2)を一体に保持する受け具(5’)は支点(7)を中心とした回動運動を行うと共に、受け具(5’)の中央部に形成される薄肉部(6)が湾曲することとなるため、受け具(5’)に一体に保持されるブラシ体(2)は、柄部(3)及び支持具(10)の軸線に対して傾動して保持されるので顔面等への汚損等を防止できる上、受け具(5’)に保持されるブラシ体(2)の傾動量もスライドボタン(14)の前進量に比例するものであるから、支持具(10)内壁に突設する突起(15)と適宜位置において随時係合可能となる凹陥部(16)を受け具(5’)の外壁面に配設することで、使用者にとって最も適当なブラシ体(2)の傾動角度を得られるものである。
【0016】
【発明の効果】
以上のとおり、化粧料を直接顔の表面に塗布、或はぼかしを行うブラシを柄部に対して回動中心となる支点によって回動自在に軸着することにより、化粧料を塗布或は塗布後の化粧料をぼかすために使用する時には、柄部を回動させること又はスライドボタンによって受け具に保持されるブラシ体は、柄部の軸線の延長線上に対して一定角度に傾動して保持されるものとなるので、実際に化粧料の塗布或はぼかしの作業を行うに当たってブラシ体を操作しても柄部等は顔面からより離れた位置に手により保持され、鼻などが邪魔にならず簡易に操作を行うことができると共に、余分な化粧料が柄部等に付着していても凹凸のある顔の表面に触れることがなく汚損を防止でき、化粧操作を簡易且つ確実にし、更にそれに要する時間をも短縮することができるという優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例である化粧料塗布具の全体正面図である。
【図2】 この発明の第1実施例である化粧料塗布具において、(イ)はキャップを外した状態での要部拡大断面図、(ロ)は使用時における要部拡大部分断面図である。
【図3】 この発明の第2実施例である化粧料塗布具において、(イ)はキャップを外した状態での要部拡大断面図、(ロ)は使用時における要部拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1、1’ 化粧料塗布具
2 ブラシ体
3 柄部
4 キャップ
5、5’ 受け具
6 薄肉部
7 支点
8 凹孔
9 ネジ部
10、10’ 支持具
11 継手
12 突起部
13 ネジ部
14 スライドボタン
15 突起
16 凹陥部
Claims (2)
- 化粧料を塗布、或はぼかすために使用されるブラシ体を一体に保持する受け具と、このブラシ体を保持する受け具を継手を介して支持する支持具を一体に内装する柄部から構成され、その受け具のブラシ体保持側である前端部においては回動中心となる支点を持って支持具に対して軸着し、そのブラシ体保持側とは逆の後端部には、支持具に対して前後方向へ進退する進退機構を具えると共に、該受け具の前端部と後端部の間の受け具の中央部において湾曲自在となる薄肉部を形成してなる化粧料塗布具。
- 上記進退機構は、受け具と螺合する柄部あるいは受け具を摺動させるスライドボタンである請求項1記載の化粧料塗布具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35230595A JP3677663B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 化粧料塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35230595A JP3677663B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 化粧料塗布具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09182615A JPH09182615A (ja) | 1997-07-15 |
| JP3677663B2 true JP3677663B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=18423158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35230595A Expired - Lifetime JP3677663B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 化粧料塗布具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3677663B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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| JP5904396B2 (ja) * | 2011-10-20 | 2016-04-13 | フィグラ株式会社 | 化粧料塗布体 |
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-
1995
- 1995-12-28 JP JP35230595A patent/JP3677663B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPH09182615A (ja) | 1997-07-15 |
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