JP3680743B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、鍵盤と、楽音発生のための電子部品とを有する電子鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子鍵盤楽器には一般に、演奏のための鍵盤や、楽音を発生するための種々の電子部品が備えられている。従来、電子鍵盤楽器に用いられる電子部品は多数であり、これらをレイアウトする際の自由度は小さく、その多くは、例えば、鍵盤部近傍に相当のスペースを割いて配設されていた。しかも、電子部品が配設されるスペースは一箇所でなく複数箇所に散在することも少なくなかった。
【0003】
そのため、構成が複雑となり、電子部品を組み付ける作業は繁雑であった。また、保守・点検時においても、目的とする電子部品を探し、作業を行う上で、カバーや他の部品を複数取り外さなければならないことがあり、迅速な保守・点検を行うのが困難な場合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年、技術の進歩により、電子鍵盤楽器に搭載される電子部品の数が少なくなり、またサイズも縮小化してきたことから、楽器全体としてのデザインを考慮した電子部品の自由なレイアウトを行える可能性も大きくなってきた。従って、電子部品に関し、組み付け、保守・点検を容易にする上においても、改善の余地が生じてきた。
【0005】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、電子部品の組み付け、保守・点検を容易にすることができる電子鍵盤楽器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子鍵盤楽器は、棚板の上方に鍵盤を有すると共に、楽音発生のための電子部品を有する電子鍵盤楽器において、前記棚板の下方において該棚板に対して固定的に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に設けられた移動ガイド部と、前記棚板の下方に設けられたスピーカボックスと、前記電子部品を搭載した部品保持棚とを有し、前記部品保持棚が、前記移動ガイド部にガイドされて楽器本体外側方向及び楽器本体内側方向に出し入れ可能で、且つ前記部品保持棚を前記楽器本体内側方向に入れたとき、前記部品保持棚が前記移動ガイド部によって前記棚板の下方において収納保持され得るように構成され、前記スピーカボックスを構成する部材の少なくとも一部を前記支持部材として利用したことを特徴とする。
【0007】
この構成により、楽音発生のための電子部品を搭載した部品保持棚が、棚板の下面に対して固定的に取り付けられた支持部材に設けられた移動ガイド部にガイドされて、楽器本体外側方向及び楽器本体内側方向に出し入れ可能にされる。また、前記部品保持棚を前記楽器本体内側方向に入れたとき、前記部品保持棚が前記移動ガイド部によって前記棚板の下方において収納保持され得る。従って、例えば、電子部品を組み付ける際は、電子部品を部品保持棚に集中的に搭載し、部品保持棚を移動ガイド部によるガイドによって楽器本体内側方向に入れることで、組み付けが簡単に行える。また、部品保持棚を楽器本体内側方向に入れた状態では、部品保持棚が棚板下方に収納保持されているので、楽器の使用(演奏)が支障なく行えると共に、楽器全体としてコンパクトにすることができる。さらに、電子部品の保守・点検の際は、部品保持棚ごと移動ガイド部によるガイドによって楽器本体外側方向に出すことで、目的とする電子部品を容易に探し、必要な交換作業等を行った上で、再度、部品保持棚ごと移動ガイド部によるガイドによって楽器本体内側方向に入れればよいので、カバー類や他の部品を多数取り外す等の作業から解放され、迅速な保守・点検が行える。よって、電子部品の組み付け、保守・点検を容易にすることができる。また、スピーカボックスを構成する部材の少なくとも一部が前記支持部材を兼ねるので、構成を簡単にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子鍵盤楽器の正面図である。同図では、後述する蓋体16は開蓋状態、カバー86は取り外された状態となっている。図2は、本電子鍵盤楽器を右方からみた側面図である。以下、楽器からみて演奏者側を前方と称する。
【0011】
本電子鍵盤楽器の本体は、鍵盤部10と、鍵盤部10の下方に配設された左右一対のスピーカボックス40(40L、40R)と、電子部品ボックスECBとから構成され、本楽器本体は、鍵盤部10を介して左右の脚部22により支持される。本電子鍵盤楽器はさらに、制御ペダルボックス32を有する。
【0012】
鍵盤部10の左右両端部には、側板14が設けられる。鍵盤部10の前部には、両側板14間に亘る長さの口棒部12が設けられている。鍵盤部10の後部には、背面板23(図2参照)が設けられている。鍵盤部10の底部には、棚板11(図2参照)が設けられる。棚板11は、両側板14間に亘る横幅で、口棒部12から背面板23近傍に亘る前後方向の長さに形成されている。
【0013】
図1に示すように、鍵盤13は、複数の鍵から成り、棚板11の上に配設される。蓋体16は、左右両側板14の各内側面にそれぞれ設けた山板15にガイドされて前後方向にスライド可能に構成されている。蓋体16の全閉位置は、上記口棒部12によって規定される。鍵盤13の後部上方には、表示部18が設けられ、表示部18の左右には、操作パネル19(19A、19B)が設けられている。操作パネル19には、音量、音色の調整や特殊効果用等の各種操作子が設けられる(図示せず)。鍵盤部10の上部には、天板17が設けられている。天板17は、楽器本体全幅に亘る長さに構成され、両側板14及び背面板23の上に固定されている。天板17の上面には、譜面板20及び譜面受け21が設けられている。
【0014】
鍵盤部10は、左右両端部下部にて、左右の脚部22により支持される。また、鍵盤部10には、2本のペダル支柱31(31L、31R)が設けられている。両ペダル支柱31は、鍵盤部10の後部であって左右方向の略中央から下方に垂設され、両ペダル支柱31L、31R間の下部には、制御ペダルボックス32が設けられている。制御ペダルボックス32には、ダンパペダル33A、ソステヌートペダル33B及びソフトペダル33Cが設けられている。
【0015】
スピーカボックス40は、楽音をステレオで発生するために、左右一対設けられている(スピーカボックス40L、40R)。各スピーカボックス40の筐体は樹脂等で形成されて箱状を呈し、その前板46を除き一体に形成されている。各スピーカボックス40は、箱の天板に相当する部分が鍵盤部10の棚板11の下面11a(図2参照)に固定されている。従って、左側のスピーカボックス40Lの右側板45L(支持部材)と右側のスピーカボックス40Rの左側板45R(支持部材)とは、いずれも棚板11の下面11aに対して固定的となっている。なお、スピーカボックス40の筐体は一体に形成されていなくてもよく、例えば、天板と両側板45L、45Rが別体に形成され互いに固定されるようにしてもよい。その場合でも、両側板45L、45Rは、棚板11の下面11aに対して固定的であればよく、下面11aに天板を介して固定されるように構成してもよいし、直接固定されるように構成してもよい。
【0016】
電子部品ボックスECBは、左右のスピーカボックス40L、40R間に挟持されるように、且つペダル支柱31の前方に配設される。後述するように、電子部品ボックスECBは、スピーカボックス40L、40Rの両側板45L、45Rの間隙において、両側板45L、45Rを構成要素の一部として構成される。従って、電子部品ボックスECBの縦断面形状は、スピーカボックス40の縦断面と同じである(図2、4、5参照)。
【0017】
図1に示すように、左側のスピーカボックス40Lの正面にみえる前板46には、大、小のスピーカ41、42が設けられるほか、カバー86の取り付け用として、固定穴43及びマジックテープ44が設けられている。右側のスピーカボックス40Rはこれと左右対称であるが同様に構成される。
【0018】
カバー86は、サランネットで成り、左右のスピーカボックス40L、40R及び電子部品ボックスECBに共通のカバーとして構成される。カバー86を取り付けたとき、左右のスピーカボックス40L、40R及び電子部品ボックスECBの各正面が同時に隠れ、これらが一体ものであるかのように視認されるように、デザイン上の工夫がなされている。
【0019】
図3は、電子部品ボックスECB近傍の正面図である。図4は、図3のA−A線に沿う部分縦断面図、図5は、図3のB−B線に沿う部分縦断面図である。
【0020】
図4に示すように、電子部品ボックスECBの筐体は、天板83、背面板84、底板85、及びスピーカボックス40L、40Rの両側板45L、45R等で形成され、天板83が棚板11の下面11aに固着されている。後述するように、この筐体に対して、上段ユニット50(部品保持棚)及び下段ユニット70(部品保持棚)がタンスの引き出しのように前後方向に出し入れ可能に構成される。天板83、背面板84、底板85は、樹脂や木で構成される。
【0021】
上段ユニット50は、平板状の上段プレート51と前板52とが、L字金具55で連結されて構成される。下段ユニット70も同様に、平板状の上段プレート71と前板72とが、L字金具75で連結されて構成される。なお、図示は省略するが、各ユニット50、70の強度保持の点から、L字金具55及びL字金具75はいずれも、楽器本体幅方向の長さが、後述するL字状止め具56、76に干渉しない程度において十分な長さに設定される。なお、図3では、L字金具55の図示が省略されている。
【0022】
図5に示すように、上段ユニット50の上段プレート51上、及び下段ユニット70の上段プレート51上にはそれぞれ、楽音発生等のための各種電子部品が集中的に搭載されている。例えば、上段プレート51上には、保持具60と基板保持台59に基板61が支持され、保持具60の切り起こし部にトランジスタ群62や櫛歯状の放熱部63が設けられる。また、これらの後方には、トランス64が配設される。また、下段ユニット70の上段プレート71上には、基板保持具80を介して第1基板81及び第2基板82が配設されている(図3も参照)。第1基板81には、多種の電子部品が配設されるが(個々は図示せず)、その上限位置81aは上段プレート51に干渉しない程度に設定される。第2基板82も同様である。なお、本実施の形態では基板保持具80には左右2つの基板81、82を配設したが、保守・点検の便宜の観点からは、これに限るものでなく、3つ以上の複数の基板に分けて配設してもよい。
【0023】
図1、図3、図5に示すように、下段ユニット70の前板72の上縁部には、楽器本体幅方向中央部において段差が設けられ、これによって、指が入る程度の幅を有する間隙部66が形成される(図1参照)。間隙部66に指を挿入したとき、上段ユニット50の前板52の下縁部は手掛け部58として機能し、上段ユニット50を前方に引き出すことができるようになっている。一方、図5に示すように、底板85の前部は指が入る程度に開口しており(開口部85a)、開口部85aに指を挿入したとき、下段ユニット70の前板72の下縁部は手掛け部78として機能し、下段ユニット70を前方に引き出すことができるようになっている。
【0024】
左側のスピーカボックス40Lの右側板45Lの電子部品ボックスECB側の面45Laには、上側ユニット50用に上ガイド部材53L及び下ガイド部材54L(移動ガイド部)が設けられると共に、下側ユニット70用に上ガイド部材73L及び下ガイド部材74L(移動ガイド部)が設けられている。各ガイド部材53L、54L、73L、74Lは、いずれも断面矩形の棒状に形成され、楽器本体前後方向に沿って略水平に右側板45Lに固着されている。
【0025】
右側のスピーカボックス40Rの左側板45Rの電子部品ボックスECB側の面45Raにも、上ガイド部材53L、下ガイド部材54L、上ガイド部材73L及び下ガイド部材74Lと同様の構成の上ガイド部材53R、下ガイド部材54R、上ガイド部材73R及び下ガイド部材74Rが対称位置に設けられている(図3参照)。
【0026】
上ガイド部材53Lと下ガイド部材54Lとの間隔は、上段プレート51の上下方向の厚みより大きく設定されており、上段プレート51がガイド部材53(L、R)、54(L、R)間に遊嵌された状態となっている。上ガイド部材53(L、R)は、演奏を行える楽器使用時(図4、図5に示す状態)には、上段プレート51が下ガイド部材54(L、R)の上面54La(Ra)に当接して下ガイド部材54(L、R)によって支持される。上ガイド部材73L及び下ガイド部材74Lもこれと同様に構成され、楽器使用時には、上段プレート71が下ガイド部材74(L、R)の上面74La(Ra)に当接して下ガイド部材74(L、R)によって支持される。
【0027】
このほか、下ガイド部材54(L、R)は、上段ユニット50を出し入れする際に上段プレート51と摺接し、上段プレート51を案内する役割を果たす。一方、上ガイド部材53(L、R)は、上段ユニット50を電子部品ボックスECBに取り付ける際、上段プレート51が脱落することなく下ガイド部材54上に円滑に載りやすいように、補助的な案内の役割を果たす。従って、上、下ガイド部材53(L、R)、54(L、R)は上段ユニット50の円滑な出し入れを協同して実現する。これと同様に、上、下ガイド部材73(L、R)、74(L、R)は、下段ユニット70の円滑な出し入れを協同して実現する。なお、上、下段プレート51、71に搭載される電子部品は、上、下段ユニット50、70の出し入れの際にガイド部材53、73に干渉しないように配設されることはいうまでもない。
【0028】
図4、図5に示すように、左側のスピーカボックス40Lの右側板45Lの電子部品ボックスECB側の面45Laには、前部においてL字状止め具56L(2個)、76Lがネジ止めにより取り付けられている。右側のスピーカボックス40Rの左側板45Rの電子部品ボックスECB側の面45Raにおける対称位置にも、L字状止め具56R(2個)、76Rが取り付けられている(図示せず)。上段ユニット50は、前板52がネジ57(L、R)によりL字状止め具56(L、R)に取り付けられることで、電子部品ボックスECBに対して固定された状態となる。同様に、下段ユニット70は、前板72がネジ77(L、R)によりL字状止め具76(L、R)に取り付けられることで、電子部品ボックスECBに対して固定された状態となる。さらに、電子部品ボックスECB及びスピーカボックス40(40L、40R)の前面を覆うように、カバー86が取り付けられ、本楽器の演奏は、この状態で行われる。なお、図3では、L字状止め具56、76、ネジ57、77の図示が省略されている。
【0029】
なお、図示はしないが、電子部品ボックスECBの上部の適所には、鍵盤部10とを繋ぐ配線用の穴が設けられ、下部の適所には、電源コードや制御ペダルボックス32に繋がる制御線用の穴が設けられている。
【0030】
電子部品ボックスECBの組み付けは次のようにしてなされる。
【0031】
まず、スピーカボックス40L、40R間に、電子部品ボックスECBの筐体(天板83、背面板84、底板85等)を構成すると共に、ガイド部材53、54、73、74、及びL字状止め具56、76をスピーカボックス40の両側板45に固着する。一方、上段プレート51と前板52とをL字金具55で連結すると共に、上段プレート51に電子部品を搭載して、上段ユニット50を製造する。下段ユニット70も同様に製造する。
【0032】
次に、上段ユニット50を電子部品ボックスECBの筐体内に入れる。すなわち、上段プレート51を下ガイド部材54Lの上面54Laに載せ、上ガイド部材53L及び下ガイド部材54Lの間隙に上段プレート51を挿入する。そして、上段ユニット50を後方に押すと、上段プレート51が下ガイド部材54L上をスライド移動し、前板52がL字状止め具56に当接したところで上段ユニット50が止まる。その後、ネジ57で前板52をL字状止め具56に止めることで、上段ユニット50の組み付けが容易に完了する。
【0033】
下段ユニット70についてもこれと全く同様に組み付けされる。最後に、カバー86を取り付ける。なお、カバー86には、固定穴43及びマジックテープ44に対応する不図示の突起部及びマジックテープが設けられており、これらによってカバー86が固定される、その際、固定穴43と突起部とで位置決めがなされる。この状態で、楽器使用、すなわち演奏が行われる。
【0034】
次に、上段ユニット50に搭載された電子部品の保守・点検をする際は、カバー86を取り外し、ネジ57を外して、間隙部66に指を挿入して手掛け部58を持って前方に引くと、上段プレート51が下ガイド部材54にガイドされて上段ユニット50が前方に引き出される。そして、目的とする電子部品を上段プレート51上に探し、交換等の作業を行った後、再び上記組み付けと同様の手順で上段ユニット50を組み付ければよい。なお、上段ユニット50を半分程度引き出した状態では、上ガイド部材53の存在により、上ガイド部材53と下ガイド部材54との間に上段プレート51が保持され、上段ユニット50が簡単には脱落しない。従って、この半出し状態で電子部品の状態の確認や目的とする電子部品の探索を行うことができ、便利である。下段ユニット70に搭載された電子部品の保守・点検についても同様に行うことができる。
【0035】
本実施の形態によれば、楽音発生等のための電子部品を上段ユニット50に集中的に搭載し、上段プレート51が下ガイド部材54にガイドされて電子部品ボックスECBに対して出し入れ可能に構成したので、例えば、電子部品を組み付ける際は、上段ユニット50を下ガイド部材54によるガイドによって電子部品ボックスECB内、すなわち楽器本体内側方向に入れることで、組み付けが簡単に行える。また、上段ユニット50を電子部品ボックスECB内に入れきった状態では、下ガイド部材54により支持によって上段ユニット50が棚板11下方において収納保持されるので、楽器の使用(演奏)が支障なく行えると共に、楽器全体としてコンパクトにすることができる。さらに、電子部品の保守・点検の際は、上段ユニット50ごと、下ガイド部材54によるガイドによって電子部品ボックスECBの外側、すなわち楽器本体外側方向に引き出すことで、目的とする電子部品を容易に探し、必要な交換作業等を行った上で、再度、上段ユニット50ごと、下ガイド部材54によるガイドによって楽器本体内側方向に入れればよいので、カバー類や他の部品を多数取り外す等の作業から解放され、迅速な保守・点検が行える。よって、電子部品の組み付け、保守・点検を容易にすることができる。
【0036】
また、上ガイド部材53の補助的なガイド機能によって、上段プレート51を抜き差しする際に円滑な作業が可能になるだけでなく、上段ユニット50を半分程度引き出した状態でも、搭載された電子部品を観察しやすくなるので、使い勝手が向上する。
【0037】
これらの効果は、下段ユニット70についても同様である。なお、本実施の形態では、ユニットを2段(上段ユニット50、下段ユニット70)として構成したが、1段でもよく、また、目的とする部品へのアクセスを容易にする観点からは、3段以上の複数段にしてもよい。特に、各部品が担当する機能に分類して各段ユニットに配設することで、電子部品の配置がわかりやすくなり、保守・点検が一層容易になる。
【0038】
また、同一段ユニットにおいても、例えば、下段ユニット70において第1基板81及び第2基板82と2つの基板に分けて配設したように、多数の基板に分けて配設してもよい。これにより、交換は故障等した基板だけ行えばよいので、保守・点検が容易であるという効果が一層大きくなる。
【0039】
また、本実施の形態では、スピーカボックス40L、40Rの両側板45L、45Rが、電子部品ボックスECBの構成要素の一部を兼ねるので、構成をより簡単にすることができる。
【0040】
なお、本実施の形態では、電子部品ボックスECBは、ペダル支柱31の前方に配設され、上段ユニット50が前方(演奏者側)に水平に引き出せるように構成したが、これに限るものでなく、例えば、上段ユニット50が電子部品ボックスECBから下方に引き出し可能に構成してもよい。すなわち、上段ユニット50は、組み付けや保守・点検が容易にできるような態様で、楽器本体外側方向及び楽器本体内側方向に出し入れ可能に構成すれば、引き出す方向は問わない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る電子鍵盤楽器によれば、電子部品の組み付け、保守・点検を容易にすることができる。また、構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る電子鍵盤楽器の正面図である。
【図2】 本電子鍵盤楽器を右方からみた側面図である。
【図3】 電子部品ボックスECB近傍の正面図である。
【図4】 図3のA−A線に沿う部分縦断面図である。
【図5】 図3のB−B線に沿う部分縦断面図である。
【符号の説明】
10 鍵盤部、 11 棚板、 11a 下面、 31 ペダル支柱、 32制御ペダルボックス、 40(L、R) スピーカボックス、 45L 右側板(支持部材)、 45R 左側板(支持部材)、 50 上段ユニット(部品保持棚)、 51 上段プレート、 52 前板、 53 上ガイド部材、 54(L、R) 下ガイド部材(移動ガイド部)、 70 下段ユニット(部品保持棚)、 71 上段プレート、 72 前板、 73(L、R) 上ガイド部材、 74(L、R) 下ガイド部材(移動ガイド部)、 83 天板、 84背面板、 85 底板、 86 カバー、 ECB 電子部品ボックス
Claims (1)
- 棚板の上方に鍵盤を有すると共に、楽音発生のための電子部品を有する電子鍵盤楽器において、
前記棚板の下方において該棚板に対して固定的に取り付けられた支持部材と、
前記支持部材に設けられた移動ガイド部と、
前記棚板の下方に設けられたスピーカボックスと、
前記電子部品を搭載した部品保持棚とを有し、
前記部品保持棚が、前記移動ガイド部にガイドされて楽器本体外側方向及び楽器本体内側方向に出し入れ可能で、且つ前記部品保持棚を前記楽器本体内側方向に入れたとき、前記部品保持棚が前記移動ガイド部によって前記棚板の下方において収納保持され得るように構成され、
前記スピーカボックスを構成する部材の少なくとも一部を前記支持部材として利用したことを特徴とする電子鍵盤楽器。
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