JP2000338975A - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
電子鍵盤楽器Info
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- JP2000338975A JP2000338975A JP11148075A JP14807599A JP2000338975A JP 2000338975 A JP2000338975 A JP 2000338975A JP 11148075 A JP11148075 A JP 11148075A JP 14807599 A JP14807599 A JP 14807599A JP 2000338975 A JP2000338975 A JP 2000338975A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スピーカから出る音の低音特性を良好に維持
しながら、製造コストの低減を図ることができるととも
に、楽器ケース内に配置すべき音響装置や部品などのレ
イアウトの自由度を高めることのできる電子鍵盤楽器を
提供する。 【解決手段】上下方向に貫通する貫通孔11bを形成し
た水平な棚板11を底部に有し、楽器本体2の外殻を構
成する楽器ケース10と、この楽器ケース10内に収容
されるとともに、棚板11に前面を下向きに配置したス
ピーカ21と、棚板11の貫通孔11bから外方に延び
るとともに、スピーカ21の背面から楽器ケース10内
に出た音を貫通孔11bを介して外方に導くための導出
路23と、を備えている。
しながら、製造コストの低減を図ることができるととも
に、楽器ケース内に配置すべき音響装置や部品などのレ
イアウトの自由度を高めることのできる電子鍵盤楽器を
提供する。 【解決手段】上下方向に貫通する貫通孔11bを形成し
た水平な棚板11を底部に有し、楽器本体2の外殻を構
成する楽器ケース10と、この楽器ケース10内に収容
されるとともに、棚板11に前面を下向きに配置したス
ピーカ21と、棚板11の貫通孔11bから外方に延び
るとともに、スピーカ21の背面から楽器ケース10内
に出た音を貫通孔11bを介して外方に導くための導出
路23と、を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子ピア
ノや電子オルガンなどの電子鍵盤楽器に関し、特にスピ
ーカの背面から出る音を外方に放出する電子鍵盤楽器に
関する。
ノや電子オルガンなどの電子鍵盤楽器に関し、特にスピ
ーカの背面から出る音を外方に放出する電子鍵盤楽器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子鍵盤楽器として、例
えば、本出願人が出願した実開平5−75796号(実
願平4−15308号)のマイクロフィルムに開示した
ものが知られている。この電子鍵盤楽器は、楽器本体の
外殻を構成する楽器ケース内に、その底板である棚板を
バッフル板としたいわゆるバスレフ型のスピーカユニッ
トを有している。棚板には、上下に貫通した第1および
第2の放音孔が形成されており、これらの放音孔を介し
て、上記スピーカユニットによる音が外方に放出される
ようになっている。すなわち、スピーカユニットは、前
面から出る音を第1の放音孔を介して外方(下方)に放
出するように、棚板に下向きに取り付けられたスピーカ
と、第2の放音孔に接続したダクトと、スピーカおよび
ダクトを背面側(上方)から覆うスピーカボックスと、
により構成されている。
えば、本出願人が出願した実開平5−75796号(実
願平4−15308号)のマイクロフィルムに開示した
ものが知られている。この電子鍵盤楽器は、楽器本体の
外殻を構成する楽器ケース内に、その底板である棚板を
バッフル板としたいわゆるバスレフ型のスピーカユニッ
トを有している。棚板には、上下に貫通した第1および
第2の放音孔が形成されており、これらの放音孔を介し
て、上記スピーカユニットによる音が外方に放出される
ようになっている。すなわち、スピーカユニットは、前
面から出る音を第1の放音孔を介して外方(下方)に放
出するように、棚板に下向きに取り付けられたスピーカ
と、第2の放音孔に接続したダクトと、スピーカおよび
ダクトを背面側(上方)から覆うスピーカボックスと、
により構成されている。
【0003】このようなスピーカユニットを有する電子
鍵盤楽器では、スピーカの背面から出る音を、ダクトを
介して外方(下方)に放出することにより、音波を1/
2波長遅らせることで位相を反転させている。これによ
り、スピーカの背面から出る音は、スピーカの前面から
出る音を打ち消すことなくこれに重なり、その結果、ス
ピーカから出る音のうち、特に低音特性が向上するよう
になっている。
鍵盤楽器では、スピーカの背面から出る音を、ダクトを
介して外方(下方)に放出することにより、音波を1/
2波長遅らせることで位相を反転させている。これによ
り、スピーカの背面から出る音は、スピーカの前面から
出る音を打ち消すことなくこれに重なり、その結果、ス
ピーカから出る音のうち、特に低音特性が向上するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の電子鍵盤楽器で
は、スピーカボックスを有するスピーカユニットを、楽
器ケース内に配置しているため、スピーカボックスの容
積の分、楽器ケース内のスペースが小さくなるととも
に、楽器ケース内に配置すべきアンプなどの音響装置や
回路基板などの部品のレイアウトが制約されてしまう。
また、スピーカユニットの一部として、スピーカボック
スを設ける分、電子鍵盤楽器がコスト高になる。これら
の点において、上記電子鍵盤楽器には改善の余地があ
る。
は、スピーカボックスを有するスピーカユニットを、楽
器ケース内に配置しているため、スピーカボックスの容
積の分、楽器ケース内のスペースが小さくなるととも
に、楽器ケース内に配置すべきアンプなどの音響装置や
回路基板などの部品のレイアウトが制約されてしまう。
また、スピーカユニットの一部として、スピーカボック
スを設ける分、電子鍵盤楽器がコスト高になる。これら
の点において、上記電子鍵盤楽器には改善の余地があ
る。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、スピーカから出る音の低音特
性を良好に維持しながら、製造コストの低減を図ること
ができるとともに、楽器ケース内に配置すべき音響装置
や部品などのレイアウトの自由度を高めることのできる
電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
めになされたものであり、スピーカから出る音の低音特
性を良好に維持しながら、製造コストの低減を図ること
ができるとともに、楽器ケース内に配置すべき音響装置
や部品などのレイアウトの自由度を高めることのできる
電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電子鍵盤楽器は、上下方向に貫通する貫通孔を形成した
水平な棚板を底部に有し、楽器本体の外殻を構成する楽
器ケースと、この楽器ケース内に収容されるとともに、
棚板に前面を下向きに配置したスピーカと、棚板の貫通
孔から外方に延びるとともに、スピーカの背面から楽器
ケース内に出た音を貫通孔を介して外方に導くための導
出路と、を備えていることを特徴とする。
電子鍵盤楽器は、上下方向に貫通する貫通孔を形成した
水平な棚板を底部に有し、楽器本体の外殻を構成する楽
器ケースと、この楽器ケース内に収容されるとともに、
棚板に前面を下向きに配置したスピーカと、棚板の貫通
孔から外方に延びるとともに、スピーカの背面から楽器
ケース内に出た音を貫通孔を介して外方に導くための導
出路と、を備えていることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、スピーカの背面から楽
器ケース内に出た音(以下、本明細書において「背面
音」という)が、棚板の貫通孔を介して導出路により外
方に導かれる。この場合、導出路を画成する貫通孔およ
び導出路を適切に、すなわちスピーカの背面音の位相を
反転し得るように構成すれば、背面音がスピーカの前面
(放音面)から出た音(以下、本明細書において「前面
音」という)と相俟って、スピーカから出る音の低音特
性を良好に維持することができる。つまり、本発明は、
楽器ケースを従来のスピーカボックスとして利用すると
ともに導出路によって、スピーカの低音特性を良好に維
持することができるので、従来の楽器ケース内のスピー
カボックスが省略可能となり、これにより、スピーカボ
ックスを省略する分、電子鍵盤楽器の製造コストの低減
を図ることができるとともに、楽器ケースをコンパクト
に構成することができる。またこのように、従来のスピ
ーカボックスを省略することにより、楽器ケース内に配
置すべき音響装置や部品の配置スペースを大きく確保す
ることができ、これにより、音響装置や部品のレイアウ
トの自由度を高めることができる。
器ケース内に出た音(以下、本明細書において「背面
音」という)が、棚板の貫通孔を介して導出路により外
方に導かれる。この場合、導出路を画成する貫通孔およ
び導出路を適切に、すなわちスピーカの背面音の位相を
反転し得るように構成すれば、背面音がスピーカの前面
(放音面)から出た音(以下、本明細書において「前面
音」という)と相俟って、スピーカから出る音の低音特
性を良好に維持することができる。つまり、本発明は、
楽器ケースを従来のスピーカボックスとして利用すると
ともに導出路によって、スピーカの低音特性を良好に維
持することができるので、従来の楽器ケース内のスピー
カボックスが省略可能となり、これにより、スピーカボ
ックスを省略する分、電子鍵盤楽器の製造コストの低減
を図ることができるとともに、楽器ケースをコンパクト
に構成することができる。またこのように、従来のスピ
ーカボックスを省略することにより、楽器ケース内に配
置すべき音響装置や部品の配置スペースを大きく確保す
ることができ、これにより、音響装置や部品のレイアウ
トの自由度を高めることができる。
【0008】この場合、楽器本体は、楽器ケースの左右
方向の両端部および前後方向の後端部の少なくとも一方
で、上下方向に延びる支持板により支持されており、導
出路は、貫通孔の付近から下方に延びるように棚板の下
面に取り付けた導出部材と、貫通孔を間にして導出部材
と対向する支持板とによって画成されていることが好ま
しい。
方向の両端部および前後方向の後端部の少なくとも一方
で、上下方向に延びる支持板により支持されており、導
出路は、貫通孔の付近から下方に延びるように棚板の下
面に取り付けた導出部材と、貫通孔を間にして導出部材
と対向する支持板とによって画成されていることが好ま
しい。
【0009】この構成によれば、楽器本体を支持する、
上下方向に延びる支持板を利用し、これと導出部材とに
よって導出路を画成するので、例えば、筒状の導出部材
のみで導出路を構成する場合に比べて、導出部材の製造
コストの低減を図ることができる。また、貫通孔を間に
して、支持板に対向するように導出部材を棚板の下面に
取り付けることにより、導出路を支持板に沿って構成す
ることができ、これにより、導出路が演奏者にとって邪
魔になることがない。
上下方向に延びる支持板を利用し、これと導出部材とに
よって導出路を画成するので、例えば、筒状の導出部材
のみで導出路を構成する場合に比べて、導出部材の製造
コストの低減を図ることができる。また、貫通孔を間に
して、支持板に対向するように導出部材を棚板の下面に
取り付けることにより、導出路を支持板に沿って構成す
ることができ、これにより、導出路が演奏者にとって邪
魔になることがない。
【0010】本発明の請求項3に係る電子鍵盤楽器は、
上端部および底部にそれぞれ天板および水平な棚板を有
し、楽器本体の外殻を構成する楽器ケースと、この楽器
ケース内に収容されるとともに、棚板に前面を下向きに
配置したスピーカと、前後方向に移動することにより、
鍵盤部を開閉するように構成され、鍵盤部の開放時に、
楽器ケース内に収容されるとともに、楽器ケースの天板
とにより、スピーカの背面から楽器ケース内に出た音を
外方に導くための導出路を画成する鍵盤蓋と、を備えて
いることを特徴とする。
上端部および底部にそれぞれ天板および水平な棚板を有
し、楽器本体の外殻を構成する楽器ケースと、この楽器
ケース内に収容されるとともに、棚板に前面を下向きに
配置したスピーカと、前後方向に移動することにより、
鍵盤部を開閉するように構成され、鍵盤部の開放時に、
楽器ケース内に収容されるとともに、楽器ケースの天板
とにより、スピーカの背面から楽器ケース内に出た音を
外方に導くための導出路を画成する鍵盤蓋と、を備えて
いることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、スピーカの背面音が、
楽器ケースの天板と鍵盤蓋とによって画成される導出路
により外方に導かれる。天板および鍵盤蓋を適切に、す
なわちスピーカの背面音の位相を反転し得るように構成
すれば、背面音がスピーカの前面音と相俟って、スピー
カから出る音の低音特性を良好に維持することができ
る。つまり、本発明は、楽器ケースを従来のスピーカボ
ックスとして利用するとともに導出路によって、スピー
カの低音特性を良好に維持することができるので、従来
の楽器ケース内のスピーカボックスが省略可能となり、
これにより、スピーカボックスを省略する分、電子鍵盤
楽器の製造コストの低減を図ることができるとともに、
楽器ケースをコンパクトに構成することができる。加え
て、既存の楽器ケースの天板および鍵盤蓋によって導出
路を画成するので、電子鍵盤楽器の製造コストの低減を
より一層図ることができる。また、従来のスピーカボッ
クスを省略することにより、楽器ケース内に配置すべき
音響装置や部品の配置スペースを大きく確保することが
でき、これにより、音響装置や部品のレイアウトの自由
度を高めることができる。
楽器ケースの天板と鍵盤蓋とによって画成される導出路
により外方に導かれる。天板および鍵盤蓋を適切に、す
なわちスピーカの背面音の位相を反転し得るように構成
すれば、背面音がスピーカの前面音と相俟って、スピー
カから出る音の低音特性を良好に維持することができ
る。つまり、本発明は、楽器ケースを従来のスピーカボ
ックスとして利用するとともに導出路によって、スピー
カの低音特性を良好に維持することができるので、従来
の楽器ケース内のスピーカボックスが省略可能となり、
これにより、スピーカボックスを省略する分、電子鍵盤
楽器の製造コストの低減を図ることができるとともに、
楽器ケースをコンパクトに構成することができる。加え
て、既存の楽器ケースの天板および鍵盤蓋によって導出
路を画成するので、電子鍵盤楽器の製造コストの低減を
より一層図ることができる。また、従来のスピーカボッ
クスを省略することにより、楽器ケース内に配置すべき
音響装置や部品の配置スペースを大きく確保することが
でき、これにより、音響装置や部品のレイアウトの自由
度を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態による電子鍵盤楽器を示している。同
図に示すように、この電子鍵盤楽器1は、楽器本体2
と、楽器本体2の左右両端部および後端部を下側から支
持する、上下方向に延びる3つの支持板(側面支持板3
a、3aおよび背面支持板3b)と、左右の側面支持板
3a、3aの下端部に、前後方向に延びるように設けら
れた左右1対の脚部4、4とを備えている(図1では、
左右の側面支持板3aおよび脚部4のうち、左側のもの
のみを図示。以下、左右対称の構成部分は、左右いずれ
か一方のもののみ図示する)。
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態による電子鍵盤楽器を示している。同
図に示すように、この電子鍵盤楽器1は、楽器本体2
と、楽器本体2の左右両端部および後端部を下側から支
持する、上下方向に延びる3つの支持板(側面支持板3
a、3aおよび背面支持板3b)と、左右の側面支持板
3a、3aの下端部に、前後方向に延びるように設けら
れた左右1対の脚部4、4とを備えている(図1では、
左右の側面支持板3aおよび脚部4のうち、左側のもの
のみを図示。以下、左右対称の構成部分は、左右いずれ
か一方のもののみ図示する)。
【0013】楽器本体2は、その外殻を構成する楽器ケ
ース10を有している。この楽器ケース10は、底部を
構成する水平な棚板11と、棚板11の左右の両端部に
立設された左右1対の側板12、12と、棚板11の後
端部に立設され、両側板12、12の後端間を塞ぐ背板
13と、この背板13の上端部から前方に水平に延び、
両側板12、12の上端間を塞ぐ天板14と、棚板11
の前端に立設され、棚板11の前部上方に設けられた鍵
盤部15および棚板11の間を塞ぐ口棒16と、鍵盤部
15および天板14の間を塞ぐとともに、図示しない操
作パネルを有する前板17と、により構成されており、
上下左右および前後が閉じたボックス状に形成されてい
る。なお、楽器ケース10の左右の側板12、12は、
上記左右の側面支持板3a、3aとそれぞれ一体に形成
してもよく、また背板13は、上記背面支持板3bと一
体に形成してもよい。
ース10を有している。この楽器ケース10は、底部を
構成する水平な棚板11と、棚板11の左右の両端部に
立設された左右1対の側板12、12と、棚板11の後
端部に立設され、両側板12、12の後端間を塞ぐ背板
13と、この背板13の上端部から前方に水平に延び、
両側板12、12の上端間を塞ぐ天板14と、棚板11
の前端に立設され、棚板11の前部上方に設けられた鍵
盤部15および棚板11の間を塞ぐ口棒16と、鍵盤部
15および天板14の間を塞ぐとともに、図示しない操
作パネルを有する前板17と、により構成されており、
上下左右および前後が閉じたボックス状に形成されてい
る。なお、楽器ケース10の左右の側板12、12は、
上記左右の側面支持板3a、3aとそれぞれ一体に形成
してもよく、また背板13は、上記背面支持板3bと一
体に形成してもよい。
【0014】楽器ケース10内には、アンプなどの音響
装置や回路基板などの各種の部品(いずれも図示せず)
とともに、左右1対のスピーカ21、21(図1では一
方のみ図示)が収容されている。棚板11の左右両端部
には、上下方向に貫通した放音孔11a、11aがそれ
ぞれ形成されており、スピーカ21の前面音Mを、放音
孔11aを介して下方に放出し得るように、各スピーカ
21が、その前面(放音面)を放音孔11aに対向させ
た状態で棚板11に下向きに取り付けられている。
装置や回路基板などの各種の部品(いずれも図示せず)
とともに、左右1対のスピーカ21、21(図1では一
方のみ図示)が収容されている。棚板11の左右両端部
には、上下方向に貫通した放音孔11a、11aがそれ
ぞれ形成されており、スピーカ21の前面音Mを、放音
孔11aを介して下方に放出し得るように、各スピーカ
21が、その前面(放音面)を放音孔11aに対向させ
た状態で棚板11に下向きに取り付けられている。
【0015】また、棚板11の各放音孔11aの付近に
は、スピーカ21よりも背面支持板3b側に、上下方向
に貫通した貫通孔11bが形成されている。加えて、棚
板11の下面には、貫通孔11bの付近に、上下方向に
延びる導出板22(導出部材)が、その上端で取り付け
られている。この導出板22は、貫通孔11bを間にし
て背面支持板3bと対向するように取り付けられてい
る。この導出板22と背面支持板3bとによって、スピ
ーカ21の背面音Hを、貫通孔11bを介して下方に導
くための導出路23が画成されている。
は、スピーカ21よりも背面支持板3b側に、上下方向
に貫通した貫通孔11bが形成されている。加えて、棚
板11の下面には、貫通孔11bの付近に、上下方向に
延びる導出板22(導出部材)が、その上端で取り付け
られている。この導出板22は、貫通孔11bを間にし
て背面支持板3bと対向するように取り付けられてい
る。この導出板22と背面支持板3bとによって、スピ
ーカ21の背面音Hを、貫通孔11bを介して下方に導
くための導出路23が画成されている。
【0016】この導出路23の一部を構成する貫通孔1
1bおよび導出板22の形状および大きさは、一定のも
のに限定されるものではなく、それらの形状および大き
さによって、スピーカ21の背面音Hを位相反転し得る
ものであれば、いかなる形状および大きさであってもよ
い。例えば、貫通孔11bの形状として、円形や矩形
状、さらには多角形状であってもよく、一方、導出板2
2の形状として、単なる板状のものの他、開口部が背面
支持板3bに向けて取り付けられる横断面コ字状のもの
などであってもよく、さらに下方に向かって次第に左右
の横幅が広がるホーン型のものであってもよい。
1bおよび導出板22の形状および大きさは、一定のも
のに限定されるものではなく、それらの形状および大き
さによって、スピーカ21の背面音Hを位相反転し得る
ものであれば、いかなる形状および大きさであってもよ
い。例えば、貫通孔11bの形状として、円形や矩形
状、さらには多角形状であってもよく、一方、導出板2
2の形状として、単なる板状のものの他、開口部が背面
支持板3bに向けて取り付けられる横断面コ字状のもの
などであってもよく、さらに下方に向かって次第に左右
の横幅が広がるホーン型のものであってもよい。
【0017】上記のように構成された電子鍵盤楽器1に
よれば、スピーカ21の背面音Hが、棚板11の貫通孔
11bを介して導出路23により下方に導かれる。この
場合、導出路23を画成する貫通孔11bおよび導出路
23を適切に、すなわちスピーカ21の背面音Hの位相
を反転し得るように構成すれば、背面音Hがスピーカ2
1の前面音Mと相俟って、すなわち相互に打ち消すこと
なく重なり合い、スピーカから出る音の低音特性を良好
に維持することができる。つまり、楽器ケース10を従
来のスピーカボックスとして利用するとともに導出路2
3によって、スピーカ21の低音特性を良好に維持する
ことができるので、従来の楽器ケース内のスピーカボッ
クスが省略可能となり、これにより、スピーカボックス
を省略する分、電子鍵盤楽器1の製造コストの低減を図
ることができるとともに、楽器ケース10をコンパクト
に構成することができる。またこのように、従来のスピ
ーカボックスを省略することにより、楽器ケース10内
に配置すべき音響装置や部品の配置スペースを大きく確
保することができ、これにより、音響装置や部品のレイ
アウトの自由度を高めることができる。
よれば、スピーカ21の背面音Hが、棚板11の貫通孔
11bを介して導出路23により下方に導かれる。この
場合、導出路23を画成する貫通孔11bおよび導出路
23を適切に、すなわちスピーカ21の背面音Hの位相
を反転し得るように構成すれば、背面音Hがスピーカ2
1の前面音Mと相俟って、すなわち相互に打ち消すこと
なく重なり合い、スピーカから出る音の低音特性を良好
に維持することができる。つまり、楽器ケース10を従
来のスピーカボックスとして利用するとともに導出路2
3によって、スピーカ21の低音特性を良好に維持する
ことができるので、従来の楽器ケース内のスピーカボッ
クスが省略可能となり、これにより、スピーカボックス
を省略する分、電子鍵盤楽器1の製造コストの低減を図
ることができるとともに、楽器ケース10をコンパクト
に構成することができる。またこのように、従来のスピ
ーカボックスを省略することにより、楽器ケース10内
に配置すべき音響装置や部品の配置スペースを大きく確
保することができ、これにより、音響装置や部品のレイ
アウトの自由度を高めることができる。
【0018】また、導出路23を構成するのに、背面支
持板3bを利用するので、例えば、筒状の部材のみで導
出路23を構成する場合に比べて、導出板22の製造コ
ストの低減を図ることができる。さらに、導出路23
が、背面支持板3bに沿って構成されるので、演奏者に
とって導出路23が邪魔になることがない。
持板3bを利用するので、例えば、筒状の部材のみで導
出路23を構成する場合に比べて、導出板22の製造コ
ストの低減を図ることができる。さらに、導出路23
が、背面支持板3bに沿って構成されるので、演奏者に
とって導出路23が邪魔になることがない。
【0019】なお、本実施形態では、背面支持板3bを
利用して導出路23を構成したが、これに限定されず、
左右の側面支持板3a、3aのいずれか一方を利用し、
これと導出板22とによって、導出路23を画成するよ
うにしてもよい。なおこの場合、利用する側面支持板3
a寄りに、貫通孔11bを棚板11に形成する。また、
棚板の貫通孔として、通常、棚板に既に形成されてい
る、アンプなどの放熱孔を利用してもよい。この場合に
は、棚板への新たな貫通孔の形成が不要となる。さら
に、楽器ケース10内に、その内部のスペースを左右に
仕切る仕切板を設けてもよい。この場合には、左右のス
ピーカ21、21の背面音同士の共鳴を仕切板によって
確実に防止することができ、その結果、両スピーカ2
1、21の音質を向上させることができる。
利用して導出路23を構成したが、これに限定されず、
左右の側面支持板3a、3aのいずれか一方を利用し、
これと導出板22とによって、導出路23を画成するよ
うにしてもよい。なおこの場合、利用する側面支持板3
a寄りに、貫通孔11bを棚板11に形成する。また、
棚板の貫通孔として、通常、棚板に既に形成されてい
る、アンプなどの放熱孔を利用してもよい。この場合に
は、棚板への新たな貫通孔の形成が不要となる。さら
に、楽器ケース10内に、その内部のスペースを左右に
仕切る仕切板を設けてもよい。この場合には、左右のス
ピーカ21、21の背面音同士の共鳴を仕切板によって
確実に防止することができ、その結果、両スピーカ2
1、21の音質を向上させることができる。
【0020】次に、図2を参照しながら、本発明の第2
実施形態に係る電子鍵盤楽器について説明する。なお、
上記第1実施形態と同一の構成部分については、第1実
施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。本実
施形態の電子鍵盤楽器1は、鍵盤部15を開閉する、前
後方向に移動可能な引き出し式の鍵盤蓋24を有してい
る。
実施形態に係る電子鍵盤楽器について説明する。なお、
上記第1実施形態と同一の構成部分については、第1実
施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。本実
施形態の電子鍵盤楽器1は、鍵盤部15を開閉する、前
後方向に移動可能な引き出し式の鍵盤蓋24を有してい
る。
【0021】この鍵盤蓋24は、鍵盤部15全体を覆う
程度に前後左右に延びる一枚板で、あるいは左右方向に
鍵盤部15の横幅と同程度に延びかつ前後方向に幅狭の
矩形状の蓋片(図示せず)を前後に多数連結すること
で、構成されている。このように構成された鍵盤蓋24
は、鍵盤部15を閉鎖するときには、前方に引き出さ
れ、鍵盤部15を上から覆う。一方、鍵盤部15を開放
するときには、鍵盤蓋24は後方に押され、図2に示す
ように、楽器ケース10内にほぼ水平な状態で、かつ、
背板13および天板14から所定距離離隔した状態で収
容される。このように鍵盤蓋24を開放し、これが楽器
ケース10内に収容されたときには、鍵盤蓋24と天板
14とにより、スピーカ21の背面音Hを前方に導くた
めの、前後方向に延びる導出路23が画成される。な
お、導出路23の前端部には、スピーカ21の背面音H
が放出可能な細孔を有する図示しないネットが取り付け
られている。
程度に前後左右に延びる一枚板で、あるいは左右方向に
鍵盤部15の横幅と同程度に延びかつ前後方向に幅狭の
矩形状の蓋片(図示せず)を前後に多数連結すること
で、構成されている。このように構成された鍵盤蓋24
は、鍵盤部15を閉鎖するときには、前方に引き出さ
れ、鍵盤部15を上から覆う。一方、鍵盤部15を開放
するときには、鍵盤蓋24は後方に押され、図2に示す
ように、楽器ケース10内にほぼ水平な状態で、かつ、
背板13および天板14から所定距離離隔した状態で収
容される。このように鍵盤蓋24を開放し、これが楽器
ケース10内に収容されたときには、鍵盤蓋24と天板
14とにより、スピーカ21の背面音Hを前方に導くた
めの、前後方向に延びる導出路23が画成される。な
お、導出路23の前端部には、スピーカ21の背面音H
が放出可能な細孔を有する図示しないネットが取り付け
られている。
【0022】この導出路23を画成する鍵盤蓋24およ
び天板14の形状および大きさは、上記第1実施形態と
同様に、それらの形状および大きさによって、スピーカ
21の背面音Hを位相反転し得るものであれば、いかな
る形状および大きさであってもよい。
び天板14の形状および大きさは、上記第1実施形態と
同様に、それらの形状および大きさによって、スピーカ
21の背面音Hを位相反転し得るものであれば、いかな
る形状および大きさであってもよい。
【0023】なお、本実施形態の棚板11には、上記第
1実施形態の棚板11と異なり、貫通孔11bは形成さ
れていない。したがって、スピーカ21の背面音Hは、
鍵盤蓋24の後端と背板13との隙間を介し、導出路2
3を通って、前方に放出される。
1実施形態の棚板11と異なり、貫通孔11bは形成さ
れていない。したがって、スピーカ21の背面音Hは、
鍵盤蓋24の後端と背板13との隙間を介し、導出路2
3を通って、前方に放出される。
【0024】このように構成された電子鍵盤楽器1も、
上記第1実施形態と同様の効果、すなわち、スピーカ2
1から出る音の低音特性を良好に維持できるとともに、
製造コストの低減を図ることができ、かつ、楽器ケース
10をコンパクトに構成することができる。また、楽器
ケース10内の音響装置や部品のレイアウトの自由度を
高めることができる。これらに加えて本実施形態では、
既存の鍵盤蓋24および楽器ケース10の天板14によ
って導出路23を画成するため、より一層の製造コスト
の低減を図ることができる。
上記第1実施形態と同様の効果、すなわち、スピーカ2
1から出る音の低音特性を良好に維持できるとともに、
製造コストの低減を図ることができ、かつ、楽器ケース
10をコンパクトに構成することができる。また、楽器
ケース10内の音響装置や部品のレイアウトの自由度を
高めることができる。これらに加えて本実施形態では、
既存の鍵盤蓋24および楽器ケース10の天板14によ
って導出路23を画成するため、より一層の製造コスト
の低減を図ることができる。
【0025】なお、本発明は、説明した上記実施形態に
限定されることなく、種々の態様で実施することができ
る。また、実施形態で示した楽器ケース、スピーカ、導
出路、導出板および鍵盤蓋の細部の構成などは、あくま
で例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更する
ことができる。
限定されることなく、種々の態様で実施することができ
る。また、実施形態で示した楽器ケース、スピーカ、導
出路、導出板および鍵盤蓋の細部の構成などは、あくま
で例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電子鍵盤
楽器は、スピーカから出る音の低音特性を良好に維持し
ながら、製造コストの低減を図ることができるととも
に、楽器ケース内に配置すべき音響装置や部品などのレ
イアウトの自由度を高めることができるなどの効果を有
する。
楽器は、スピーカから出る音の低音特性を良好に維持し
ながら、製造コストの低減を図ることができるととも
に、楽器ケース内に配置すべき音響装置や部品などのレ
イアウトの自由度を高めることができるなどの効果を有
する。
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子鍵盤楽器を切
断して模式的に示す側面図である。
断して模式的に示す側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る電子鍵盤楽器の楽
器本体まわりを切断して模式的に示す側面図である。
器本体まわりを切断して模式的に示す側面図である。
1 電子鍵盤楽器 2 楽器本体 3a 側面支持板(支持板) 3b 背面支持板(支持板) 10 楽器ケース 11 棚板 11b 貫通孔 14 天板 21 スピーカ 22 導出板(導出部材) 23 導出路 24 鍵盤蓋 M 前面音 H 背面音
Claims (3)
- 【請求項1】 上下方向に貫通する貫通孔を形成した水
平な棚板を底部に有し、楽器本体の外殻を構成する楽器
ケースと、 この楽器ケース内に収容されるとともに、前記棚板に前
面を下向きに配置したスピーカと、 前記棚板の前記貫通孔から外方に延びるとともに、前記
スピーカの背面から前記楽器ケース内に出た音を前記貫
通孔を介して外方に導くための導出路と、 を備えていることを特徴とする電子鍵盤楽器。 - 【請求項2】 前記楽器本体は、前記楽器ケースの左右
方向の両端部および前後方向の後端部の少なくとも一方
で、上下方向に延びる支持板により支持されており、 前記導出路は、前記貫通孔の付近から下方に延びるよう
に前記棚板の下面に取り付けた導出部材と、前記貫通孔
を間にして前記導出部材と対向する前記支持板とによっ
て画成されていることを特徴とする請求項1に記載の電
子鍵盤楽器。 - 【請求項3】 上端部および底部にそれぞれ天板および
水平な棚板を有し、楽器本体の外殻を構成する楽器ケー
スと、 この楽器ケース内に収容されるとともに、前記棚板に前
面を下向きに配置したスピーカと、 前後方向に移動することにより、鍵盤部を開閉するよう
に構成され、当該鍵盤部の開放時に、前記楽器ケース内
に収容されるとともに、前記楽器ケースの天板とによ
り、前記スピーカの背面から前記楽器ケース内に出た音
を外方に導くための導出路を画成する鍵盤蓋と、 を備えていることを特徴とする電子鍵盤楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11148075A JP2000338975A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 電子鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11148075A JP2000338975A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 電子鍵盤楽器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000338975A true JP2000338975A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15444668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11148075A Withdrawn JP2000338975A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 電子鍵盤楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000338975A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008185763A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子鍵盤楽器 |
| JP2012198526A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-10-18 | Yamaha Corp | 電子鍵盤楽器及び音響調整システム |
| JP2013242385A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Casio Comput Co Ltd | 鍵盤ユニットおよび鍵盤楽器 |
| JP2013242369A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Casio Comput Co Ltd | 鍵盤楽器 |
| EP2894630A1 (en) * | 2014-01-09 | 2015-07-15 | Yamaha Corporation | Keyboard instrument |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP11148075A patent/JP2000338975A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008185763A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子鍵盤楽器 |
| JP2012198526A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-10-18 | Yamaha Corp | 電子鍵盤楽器及び音響調整システム |
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| EP2894630A1 (en) * | 2014-01-09 | 2015-07-15 | Yamaha Corporation | Keyboard instrument |
| CN104778942A (zh) * | 2014-01-09 | 2015-07-15 | 雅马哈株式会社 | 键盘乐器 |
| JP2015132641A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-23 | ヤマハ株式会社 | 電子鍵盤楽器 |
| US9275612B2 (en) | 2014-01-09 | 2016-03-01 | Yamaha Corporation | Keyboard instrument |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |