JP3690335B2 - Romライタ及びromのプログラム更新方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カードPCの内蔵ROMに格納される制御プログラムを更新するROMライタ及びROMのプログラム更新方法に関する。特には、容易に制御プログラムの更新を行うことができるROMライタ及びROMのプログラム更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの種々の機能を実現するCPUやROM等を備えたPCボードが開発されている。このPCボードには、さらなる高速化・高機能化・小型化が求められており、CPUやROM等が凝縮して配置されている、いわゆるカードPCが開発されている。
【0003】
このカードPCには、システムの所定の機能を実現するシステム制御プログラム(BIOS)を格納する内蔵ROMが設けられている。
【0004】
制御プログラムを格納するROMは、ソケット等により取り外しが可能である。この場合には、ROMの更新時に、ROMのみを取り出して別途ギャングライタでプログラムを書き込んでから取り付ける。
あるいは、取り外さないで更新する場合には、内蔵ROMの制御プログラムでOSを起動した後、ROM更新プログラムを動作させて内蔵ROMを更新していた。
さらに、内蔵ROM自身に内蔵ROMの更新機能を持たせる場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ソケットを使用する場合には、実装スペース等の制約が生じる上、ROMの更新時にシステム基板にアクセスしなければならないためメンテナンス性が悪い。
また、OSを起動してからROM更新プログラムを動作させて内蔵ROMを更新したり、内蔵ROM自身に内蔵ROMの更新機能を持たせたりする場合には、常に内蔵ROM及び内蔵ROM内の更新プログラムを完全な状態に保つ必要がある。そのため、内蔵ROMのデータが何らかの要因で破損すると、OSの起動や更新プログラムの正常動作ができなくなる場合があった。
【0006】
ところで、ブートブロック機構によって更新プログラム部分の上書きをマスクするものもあるが、事故等により予期しない電圧の印加が生じた場合のプログラムの破壊は避けられない。また、ブートブロックを書き込みマスクした場合には、システム上からはブートブロックを更新できない。
さらに、内蔵ROMがいわゆるカードPCに実装されている場合には、ROMの更新時に、全てを分解して組み立て直す必要がありメンテナンス性が悪かった。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、カードPC等の内蔵ROMに格納される制御プログラムを容易に更新することができるROMライタ及びROMのプログラム更新方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明のROMライタは、 制御プログラムを格納する内蔵ROMと、 内蔵ROMと外部ROMとのアクセス切り替えを行う切替手段と、 メモリバスとI/Oバスのシステム側接続手段(コネクタ)と、 を有するシステム上の前記内蔵ROMの更新を行うROMライタであって; 前記システム側接続手段との接続を行うライタ側接続手段(コネクタ)と、 所定の機能を実現する制御回路と、 前記システムを外部から起動する外部起動プログラム(BIOS)、及び、前記内蔵ROMの更新を行う更新プログラムを格納する外部起動ROMと、 前記内蔵ROMのマスタデータを格納するデータROMと、 前記外部起動ROMと前記データROMとの切り替えを行うライタROM切替手段と、 を具備することを特徴とする。
【0009】
また、前記内蔵ROMのデータの更新状況を表示する表示手段をさらに具備することができる。
【0010】
また、本発明のROMのプログラム更新方法は、 制御プログラムを格納する内蔵ROMと、 所定のデータを一時記憶するRAMと、 内蔵ROMと外部ROMとのアクセス切り替えを行う切替手段と、 メモリバスとI/Oバスのシステム側接続手段(コネクタ)と、 を有するシステム上の前記内蔵ROMのプログラム更新方法であって; 前記システム側接続手段とROMライタの接続手段とを接続し、 前記ROMライタの外部起動ROM内の外部起動プログラム(BIOS)を起動し、システムを初期化し、 前記外部起動ROMに格納されたROM更新プログラムを前記システムのRAMに展開し、 前記外部起動ROMと前記内蔵ROMのマスタデータを格納するデータROMとを切り替え、 前記外部起動ROMが存在していた前記RAMのアドレスに前記データROMをマッピングさせ、該データROM内のマスタデータを前記RAMにコピーし、 前記システム上の切替機構で内蔵ROMと外部ROMとのアクセス切り替えを行い、 前記外部起動ROMが存在していたアドレスに前記内蔵ROMをマッピングさせ、前記RAM内にコピーされたマスタデータで前記内蔵ROMを更新する、 ことを特徴とする。
【0011】
また、前記ROMライタの外部起動ROM内の外部起動プログラムを起動し、システムを初期化する際に、更新時に必要な最低限の機能のみを簡易に初期化することができる。
【0012】
本発明のROMライタ及びROMのプログラム更新方法によれば、システムの内蔵ROMが何らかの要因により消去状態になったり、ROM内のデータの変更や破壊等が起こったりしても、ROMをシステムに実装したままでデータを更新することができるので、更新工数やコストを低く抑えることができ、メンテナンス性を向上できる。
【0013】
また、ROMが実装されるシステムとROMライタとをコネクタで接続することにより、更新時にシステムを完全に分解する必要が無いので、メンテナンス性が向上する。
【0014】
さらに、システム上でROMのデータを書き換える形態をとっているが、OSの起動やディスク装置等からデータをロードする必要が無いため、機器構成・ソフトウェア構成に関係なくROMの更新ができるうえ、処理時間を短縮することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の実施の形態に係るROMライタの構成例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るROMライタの構成例を示す図である。
図1には、EVAボード1等のシステムに実装されるカードPC2と、カードPC2に内蔵され、システムの所定の機能を実現するシステム制御プログラム(BIOS)を格納するフラッシュROM(内蔵ROM)3と、展開したプログラムを記憶するRAM4と、フラッシュROM3内の制御プログラムの更新を行うROMライタ10と、EVAボード1のコネクタ5とROMライタ10のコネクタ11とを接続し、両者のメモリバスとI/Oバスとを接続するケーブル9と、が示されている。なお、図示はしないが、システムには、ROMライタ10の外部ROMとシステム内のフラッシュROM3とのアクセス切り替えを行うシステム内切替機構が設けられている。
【0016】
ROMライタ10には、所定の機能を実現する制御回路12と、外部起動プログラム(BIOS)及びROMライタ(更新)プログラムを格納する外部起動ROM13と、ROMのマスタデータを格納するデータROM14と、ROMデータの更新状況を表示する2桁のLED表示器15と、外部起動ROM13とデータROM14との切り替えを行うライタROM切替機構(図示せず)と、が設けられている。
【0017】
次に、上述のROMライタを用いてフラッシュROMのプログラムを更新する方法について説明する。
図2は、フラッシュROMのプログラム更新方法を示すフローチャートである。
図2においては、まず、ケーブル9(図1参照)を用いて、EVAボード1のコネクタ5(図1参照)とROMライタ10のコネクタ11(図1参照)とを接続する(ステップ1)。
【0018】
ここで、ROMライタ10の制御回路12(図1参照)の制御により、ケーブル9を介して、ROMライタ10からカードPC2にディレクション信号が伝送され、システムの電源がONとなる(ステップ2)。
次に、外部起動ROM13(図1参照)の外部起動プログラム(BIOS)を起動し、システムを簡易(例えば、CPU、RAM、通信ポート等)に初期化する(ステップ3)。
【0019】
続いて、外部起動ROM13に格納されたROMライタプログラムをシステムのRAM4(図1参照)に展開して処理を移す(ステップ4)。
次に、ROMライタプログラムは、ライタROM切替機構を利用して、外部起動ROM13が存在していたアドレスにデータROM14(図1参照)をマッピングさせ(ステップ5)、データROM14内のマスタデータをRAM4にコピーする(ステップ6)。
【0020】
続いて、システム切替機構を利用して、外部起動ROM13が存在していたアドレスにフラッシュROM3(図1参照)をマッピングさせ(ステップ7)、RAM4内にコピーされたマスタデータでフラッシュROM3を更新する(ステップ8)。なお、このシステム切替は、ROMライタプログラムがROMライタ10の制御回路12に制御信号を送り、ディレクション信号の発生を止めることにより行う。
【0021】
上述のデータ更新の状況は、システムの通信ポートに出力され、ROMライタ10のLED表示器15(図1参照)に表示される。この表示は、例えば、“00”からカウントし、“88”となったら完了とすることができる。また、更新作業の途中でエラーが発生した場合には、例えば“EE”と表示する。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、フラッシュROMが何らかの要因により消去状態になったり、ROM内のデータの変更や破壊等が起こったりしても、フラッシュROMをシステムに実装したままでデータを更新することができるので、更新工数やコストを低く抑えることができ、メンテナンス性を向上できる。
【0023】
また、フラッシュROMを内蔵するEVAボード等のシステムにROMライタとのインタフェイスコネクタを用意しておけば、システムを完全に分解する必要が無いので、メンテナンス性が向上する。
【0024】
さらに、システム上でデータを書き換える形態をとっているが、OSの起動やディスク装置等からデータをロードする必要が無いため、機器構成・ソフトウェア構成に関係なくROMの更新ができるうえ、処理時間を凡そ10秒程に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るROMライタの構成例を示す図である。
【図2】フラッシュROMのプログラム更新方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 EVAボード
2 カードPC
3 フラッシュROM(内蔵ROM)
4 RAM
9 ケーブル
10 ROMライタ
12 制御回路
13 外部起動ROM
14 データROM
15 LED表示器
Claims (3)
- 制御プログラムを格納する内蔵ROMと、
内蔵ROMと外部ROMとのアクセス切り替えを行う切替手段と、
メモリバスとI/Oバスのシステム側接続手段(コネクタ)と、
を有するシステム上の前記内蔵ROMの更新を行うROMライタであって;
前記システム側接続手段との接続を行うライタ側接続手段(コネクタ)と、
所定の機能を実現する制御回路と、
前記システムを外部から起動する外部起動プログラム(BIOS)、及び、前記内蔵ROMの更新を行う更新プログラムを格納する外部起動ROMと、
前記内蔵ROMのマスタデータを格納するデータROMと、
前記外部起動ROMと前記データROMとの切り替えを行うライタROM切替手段と、
を具備することを特徴とするROMライタ。 - 制御プログラムを格納する内蔵ROMと、
所定のデータを一時記憶するRAMと、
内蔵ROMと外部ROMとのアクセス切り替えを行う切替手段と、
メモリバスとI/Oバスのシステム側接続手段(コネクタ)と、
を有するシステム上の前記内蔵ROMのプログラム更新方法であって;
前記システムを外部から起動する外部起動プログラム(BIOS)、及び、前記内蔵ROMの更新を行う更新プログラムを格納する外部起動ROMと、
前記内蔵ROMのマスタデータを格納するデータROMと、
前記外部起動ROMと前記データROMとの切り替えを行うライタROM切替手段と、
を有するROMライタの接続手段と前記システム側接続手段とを接続し、
前記ROMライタの外部起動ROM内の外部起動プログラム(BIOS)を起動し、システムを初期化し、
前記外部起動ROMにのみ圧縮して格納された前記内蔵ROM更新のためのROM更新プログラムを前記RAMの所定の領域に展開した後に前記RAM内所定のエントリポイントにジャンプすることによって前記ROM更新プログラムを動作させ、
前記ROM更新プログラムが、前記ライタROM切替手段を用いて前記外部起動ROMから前記データROMに切り替え、
前記データROMの内容をマスタデータとして前記RAMの所定の領域にコピーし、
前記切替手段によって前記データROMから前記内蔵ROMへの切り替えを行い、
前記RAM内にコピーされたマスタデータを前記内蔵ROMに書き込むことにより、前記データROMからシステムを起動することを要さずに、また前記データROMに前記ROM更新プログラムを格納することも要さずに、前記データROMの内容を前記内蔵ROMに転送する、
ことを特徴とするROMのプログラム及びデータの更新方法。 - 前記ROM更新プログラムは、前記ROMライタの前記外部起動ROM内に格納されたプログラムであって、前記内蔵ROMの更新のみを行い、
前記外部起動プログラムは、前記ROMライタを接続したシステムが起動する際に、前記内蔵ROMの更新に必要最低限の機能のみを初期化し、前記ROM更新プログラムを前記RAMに展開して動作させ、
前記外部起動ROMにおいて前記ROM更新プログラムと前記外部起動プログラムを組み合わせることによって、システムの周辺装置構成の差異にかかる前記ROMライタの起動不良および動作不良を低減する、と同時に速やかに前記ROMライタとして動作を開始する、
ことを特徴とする請求項2記載のROMのプログラム及びデータの更新方法。
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