JP3733562B2 - 棚式のパレット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サッシ枠を形成する上枠、下枠、縦枠や障子を形成する上框、下框、召合せ框、戸当り框などのサッシ形材を運搬する棚式のパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
サッシ枠、障子を形成するサッシ形材を工場等で製作し、そのサッシ形材を施工現場まで運搬し、施工現場でサッシ枠、障子を組み立てることが行なわれている。
例えば、複数のサッシ形材を段ボール箱で梱包し、その梱包した段ボール箱をパレットに重ね合せて載置する。このパレットをトラックなどで施工現場まで運搬する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように段ボール箱をパレットに重ね合せて載置すると、任意のものがすぐに取り出せない。取り出す順番に段重ねをすると積載に時間も手間もかかる。
このことを防止するために、本発明者等は架台に複数の棚を取付けた棚式のパレットを開発した。
この棚式のパレットであれば、サッシ形材を梱包した段ボール箱を各棚毎に載置して運搬できるので、任意のものをすぐに取り出しできる。
【0004】
施工現場まで運搬し、段ボール箱を荷卸しした空のパレットは再びトラック等で工場等に運搬する。
工場等に運搬した空のパレットを保管し、サッシ形材を運搬する時に再使用する。
【0005】
このために、前述の棚式のパレットであると空のパレットを工場等に運搬する際に棚のために大きな積み込みスペースを必要とするので、空のパレットの運搬効率が悪い。
また、空のパレットを保管する場合にも棚のために大きな保管スペースが必要である。
【0006】
このことを解消するために本発明者等は、架台に棚を着脱自在に取付けた棚式のパレットを開発した。
この棚式のパレットであれば、空の時に棚を取り外すことができるので、空のパレットの運搬効率を向上できるし、空のパレットの保管スペースを小さくできる。
【0007】
しかしながら、前述の棚式のパレットであると棚を架台に取り付けたり、取り外したりする作業が面倒であるし、取り外した棚を紛失する恐れがあり、十分に満足できるパレットではない。
【0008】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした棚式のパレットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、架台1に棚構成部材2を設けた棚式のパレットであって、
前記棚構成部材2は、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を設けた第1支柱20と、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を設けた第2支柱21を有し、
前記第1支柱20の基部と第2支柱21の基部は架台1に上下揺動自在にそれぞれ連結され、
この第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部に亘って、第1支柱20と第2支柱21を略山形状に連結、分離する連結機構33を設け、
前記第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を連結機構33で連結することで、その第1支柱20と第2支柱21は略山形状に架台1に支持され、
前記第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を分離することで、その第1支柱20と第2支柱21を略水平姿勢として架台1に収納されるようにしたことを特徴とする棚式のパレットである。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において第1支柱20の先端部に設けたピン31と、第2支柱21の先端部に設けられ前記ピン31と嵌合、離脱自在なフック32で連結機構33とした棚式のパレットである。
【0012】
第3の発明は、架台1に棚構成部材2を設けた棚式のパレットであって、
前記棚構成部材2は、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を備えた第1支柱20と、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を備えた第2支柱21を有し、
前記第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を折曲自在に連結し、その第1支柱20の基部を架台1に上下揺動自在に連結すると共に、第2支柱21の基部を架台1に係脱自在とし、且つ係止することで第1支柱20と第2支柱21が略山形状に架台1に支持され、その第2支柱21の基部を架台1から離脱することで前記第1支柱20と第2支柱21は略水平姿勢として架台1に収納されるようにしたことを特徴とする棚式のパレットである。
【0013】
【作用】
第1の発明によれば、連結機構33で第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を連結することで、その第1・第2支柱20,21を略山形状に架台1に支持することができ、第1・第2支柱20,21の棚材22で上下方向に間隔を置いた複数の棚を有するパレットとなる。
このようであるから、各棚に複数のサッシ形材をそれぞれ載置してパレットとともに運搬できる。
また、第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を分離すれば、第1・第2支柱20,21を略水平姿勢として架台1に収納することができ、その棚が邪魔にならずに複数のパレットを重ね合せることができる。
このようであるから、空のパレットの運搬効率が向上すると共に、保管スペースを小さくできる。
また、連結機構33で連結、分離すると共に、第1支柱20と第2支柱21を上下に揺動することで略山形状と収納状態にできるので、操作が容易であるし、第1・第2支柱20,21、棚材22が架台1から分離することがなく、それらを紛失することがない。
【0015】
第2の発明によれば、ピン31とフック32を嵌合、離脱する簡単な操作で第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を連結、分離できる。
【0016】
第3の発明によれば、第2支柱21の基部を架台1に係止すれば第1支柱20と第2支柱21を略山形状に架台1に支持することができ、第1・第2支柱20,21の棚材22で上下方向に間隔を置いた複数の棚を有するパレットとなる。
このようであるから、各棚に複数のサッシ形材をそれぞれ載置してパレットと共に運搬できる。
また、第2支柱21の基部を架台1から離脱することで、第2支柱21を第1支柱20に重ね合せ、第1・第2支柱20,21を下方に揺動して第1・第2支柱20,21を略水平姿勢として架台1に収納することができ、その棚が邪魔にならずに複数のパレットを重ね合せることができる。
このようであるから、空のパレットの運搬効率が向上すると共に、保管スペースを小さくできる。
また、第2支柱21の基部を架台1に係脱し、第1支柱20と第2支柱21を上下に揺動することで略山形状と収納状態にできるので、操作が容易であるし、第1・第2支柱20,21、棚材22が架台1から分離することがなく、それらを紛失することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1、図2、図3に示すように、架台1に一対の棚構成部材2を設けて棚式のパレット3を形成している。
前記架台1は、相対向した一対の第1横材10と相対向した一対の第2横材11で矩形枠形状である。
前記第1横材10が長尺で左右方向(図3のa方向)に向い、第2横材11が短尺で前後方向(図3のb方向)に向っている。これによって架台1は左右方向寸法が前後方向寸法よりも長い矩形(長方形)枠形状である。
前記第1横材10、第2横材11は横片10a,11aと縦片10b,11bで断面L字形状で、その横片10a,11aが内方となるように連結してある。
【0018】
前記棚構成部材2は、第1支柱20と第2支柱21を有し、その第1支柱20の基部が架台1の左右方向中間部における前後方向中央部に上下揺動自在に連結される。第2支柱21の基部が架台1の左右方向端部における前後方向中央部に上下揺動自在に連結される。
前記第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部が略山形状となるように着脱自在に連結される。
前記第1支柱20と第2支柱21には棒状の棚材22が長手方向に間隔を置いて前後方向に向けて略水平にそれぞれ設けてある。
前記各棚材22の上面は平坦面で、左右側面には紐引掛部23が長手方向に間隔をおいてそれぞれ設けてある。
【0019】
このようであるから、第1支柱20と第2支柱21の先端部を連結することで山形状に架台1に支持され、第1支柱20の各棚材22と第2支柱21の各棚材22が同一高さで相対向することで上下方向に間隔を置いて複数の棚を形成する。
【0020】
したがって、結束した複数の長尺なサッシ形材を下方の対向した2つの棚材22間に跨って載置でき、結束した複数の短尺なサッシ形材を上方の対向した2つの棚材22間に跨って載置できる。
また、一対の棚構成部材2を左右方向に間隔を置いて有するので、結束した複数のより長尺なサッシ形材を下方の対向した4つの棚材22間に載置できる。
【0021】
前述のように、棚材22を載置した結束した複数のサッシ形材は、ゴムなどの伸縮する紐状体を紐引掛部23に引掛けながらサッシ形材と棚材22に巻きつけることで締結される。
これによって、サッシ形材は棚材22の上面にしっかりと押しつけて固定されるので、運搬中の振動などでサッシ形材ががたついたり、落下することがない。
なお、棚材22の上面にゴム、軟質樹脂などのクッション材を設けても良い。
【0022】
また、第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を分離することで第1支柱20、第2支柱21を下方に揺動して架台1に折り畳んで略水平姿勢として収納できるから、空のパレットを運搬、保管する場合に複数のパレットを重ね合せることができる。
【0023】
次に具体形状を説明する。
前記一対の横材10の長手方向中間部にブラケット24が設けてある。このブラケット24は横材10と別体でも良いし、縦片10bと連結して一体的でも良い。このブラケット24の穴間に亘って第1軸25が回転自在に横架支承され、カラー26を固着して抜け止めする。この第1軸25の長手方向中間部に第1支柱20の基部が固着されて第1支柱20は架台1に上下揺動自在に取付けられる。
前記一対の横材10(縦片10b)の長手方向端部の穴に亘って第2軸27が回転自在に横架支承され、カラー28を固着して抜け止めする。この第2軸27の長手方向中間部に第2支柱21の基部が固着されて第2支柱21は架台1に上下揺動自在に取付けられる。
【0024】
前記第1軸25の中心(第1支柱20の揺動中心)は第2軸27の中心(第2支柱21の揺動中心)よりも所定寸法だけ高い。例えば、第2支柱21の左右寸法と略同一寸法高い。
これによって、第2支柱21を下方に揺動して棚材22を第1横材10の横片10aに接して水平姿勢とし、この状態で第1支柱20を下方に揺動することで第2支柱21に接して第1支柱20が水平姿勢となる。
したがって、第1・第2支柱20,21をコンパクトで低い高さに折り畳んで収納できる。
なお、第1軸25が第2軸27よりも高い位置であるので、第2支柱21の最下部の棚材22を第1軸25と同一高さとし、その第1軸25を第1支柱20の最下部棚材22としてある。このために第1軸25に紐引掛部23が設けてある。
【0025】
前記第1支柱20は矩形断面中空形状で、その先端部における第2支柱21と対向する面20aにスリット30が形成され、かつこのスリット30を跨ぐようにピン31が固着してある。
前記第2支柱21の先端面にフック32が固着してあり、このフック32が前記スリット30に入り込むことでピン31に嵌合することで第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部が係止される。
これによって、第1支柱20と第2支柱21を着脱自在に連結する連結機構33を形成している。
このようであるから、フック32とピン31を嵌合、離脱する簡単な操作で第1支柱20と第2支柱21を係止、分離できる。
【0026】
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。
図4に示すように、第1支柱20の基部をくの字形状、例えば略直角に折曲した形状とし、その折曲部分20bの長さを第2支柱21の左右寸法よりも大きくする。
一対の第1横材10(縦片10b)の長手方向中間部の穴間に亘って第1軸25を回転自在に横架支承し、カラー26で抜け止めする。その第1軸25の長手方向中間部に第1支柱20の折曲部分20bの端部を固着する。
【0027】
このようにすれば、第1軸25の中心(第1支柱20の揺動中心)と第2軸27の中心(第2支柱21の揺動中心)を同一高さとして、水平姿勢の第2支柱21に第1支柱20を接して水平姿勢とすることができる。
【0028】
次に本発明の第3の実施の形態を説明する。
図5に示すように、第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部をヒンジ40で折曲自在に連結する。
棚材22を円形パイプ形状とし、その棚材22が嵌合する凹部41を有するブラケット42を一対の横材10の長手方向端部に固着する。
前記ブラケット42の凹部41に第2支柱22の最下部の棚材22を嵌合することで、図5右側に示すように第1支柱20と第2支柱21は山形状に架台1に支持される。
【0029】
第2支柱21の最下部の棚材22をブラケット42の凹部41から抜き出し、ヒンジ40を中心として第1支柱20に向けて矢印c方向に揺動して第2支柱21を第1支柱20に重ね合せる。
この状態で第1支柱20を下方に揺動することで、図5左側に示すように第1支柱20の最上部に設けた棚材22がブラケット42の凹部41に嵌合し、第1支柱20と第2支柱21は水平に重なり合って架台1に支持される。
【0030】
前記各棚材22には略半円形のクッション材43が、第1支柱20と第2支柱21が山形状に架台1に支持された時にそのクッション材43が上向きとなるように取付けてある。
【0031】
図6に示すように、前記第2支柱21の最下部の棚材22の長手方向両端部にガイドローラ44が取付けてあり、このガイドローラ44を第1横材10(横片10a)に接して第2支柱21を第1支柱20側に揺動するようにしてある。
【0032】
なお、第1支柱20の先端部寄り又は第2支柱21の先端部寄りを、基部寄りに対して上下揺動とし、第1支柱20と第2支柱21を山形状に支持した時に頂部が平坦である略山形状となるようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、連結機構33で第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を連結することで、その第1・第2支柱20,21を略山形状に架台1に支持することができ、第1・第2支柱20,21の棚材22で上下方向に間隔を置いた複数の棚を有するパレットとなる。
このようであるから、各棚に複数のサッシ形材をそれぞれ載置してパレットとともに運搬できる。
また、第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を分離すれば、第1・第2支柱20,21を略水平姿勢として架台1に収納することができ、その棚が邪魔にならずに複数のパレットを重ね合せることができる。
このようであるから、空のパレットの運搬効率が向上すると共に、保管スペースを小さくできる。
また、連結機構33で連結、分離すると共に、第1支柱20と第2支柱21を上下に揺動することで略山形状と収納状態にできるので、操作が容易であるし、第1・第2支柱20,21、棚材22が架台1から分離することがなく、それらを紛失することがない。
【0035】
請求項2に係る発明によれば、ピン31とフック32を嵌合、離脱する簡単な操作で第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を連結、分離できる。
【0036】
請求項3に係る発明によれば、第2支柱21の基部を架台1に係止すれば第1支柱20と第2支柱21を略山形状に架台1に支持することができ、第1・第2支柱20,21の棚材22で上下方向に間隔を置いた複数の棚を有するパレットとなる。
このようであるから、各棚に複数のサッシ形材をそれぞれ載置してパレットと共に運搬できる。
また、第2支柱21の基部を架台1から離脱することで、第2支柱21を第1支柱20に重ね合せ、第1・第2支柱20,21を下方に揺動して第1・第2支柱20,21を略水平姿勢として架台1に収納することができ、その棚が邪魔にならずに複数のパレットを重ね合せることができる。
このようであるから、空のパレットの運搬効率が向上すると共に、保管スペースを小さくできる。
また、第2支柱21の基部を架台1に係脱し、第1支柱20と第2支柱21を上下に揺動することで略山形状と収納状態にできるので、操作が容易であるし、第1・第2支柱20,21、棚材22が架台1から分離することがなく、それらを紛失することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す正面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す正面図である。
【図6】図5のA部拡大平面図である。
【符号の説明】
1…架台、2…棚構成部材、3…棚式のパレット、20…第1支柱、21…第2支柱、22…棚材、31…ピン、32…フック、33…連結機構、40…ヒンジ、41…凹部、42…ブラケット。
Claims (3)
- 架台1に棚構成部材2を設けた棚式のパレットであって、
前記棚構成部材2は、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を設けた第1支柱20と、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を設けた第2支柱21を有し、
前記第1支柱20の基部と第2支柱21の基部は架台1に上下揺動自在にそれぞれ連結され、
この第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部に亘って、第1支柱20と第2支柱21を略山形状に連結、分離する連結機構33を設け、
前記第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を連結機構33で連結することで、その第1支柱20と第2支柱21は略山形状に架台1に支持され、
前記第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を分離することで、その第1支柱20と第2支柱21を略水平姿勢として架台1に収納されるようにしたことを特徴とする棚式のパレット。 - 第1支柱20の先端部に設けたピン31と、第2支柱21の先端部に設けられ前記ピン31と嵌合、離脱自在なフック32で連結機構33とした請求項1記載の棚式のパレット。
- 架台1に棚構成部材2を設けた棚式のパレットであって、
前記棚構成部材2は、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を備えた第1支柱20と、長手方向に間隔を置いて複数の棚材22を備えた第2支柱21を有し、
前記第1支柱20の先端部と第2支柱21の先端部を折曲自在に連結し、その第1支柱20の基部を架台1に上下揺動自在に連結すると共に、第2支柱21の基部を架台1に係脱自在とし、且つ係止することで第1支柱20と第2支柱21が略山形状に架台1に支持され、その第2支柱21の基部を架台1から離脱することで前記第1支柱20と第2支柱21は略水平姿勢として架台1に収納されるようにしたことを特徴とする棚式のパレット。
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