JP3738896B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置に関し、より詳細には、表示画面上に表示される地図の視認性の向上が図られたナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ナビゲーション装置には、通常、表示画面上に地図を表示し、その地図上に使用者により入力された目的地、該目的地までのルート、自車の現在位置に対応する自車位置マーク、及びそれまでの自車の走行軌跡等を重ねて表示する機能が装備されており、使用者は、この表示画面を逐次参照することで、進路情報を得ることができ、その進路情報に従うことで目的地に到達することができるようになっている。
【0003】
ところで、車両というのは、当然のことではあるが、限られた範囲だけを走行するのではなく、都市部のように道路が複雑に入り組んでいるところを走行する場合もあれば、都市部から離れた山間部など、道路がほとんど入り組んでいないところを走行する場合もあり、その走行環境は実にさまざまである。
にも拘らず、従来のナビゲーション装置では、使用者からの指示がなければ、表示画面上に表示される地図の縮尺値は切り替わるようになっていないため、視認性が十分に保たれないといった不具合を生じる場合があった。
【0004】
というのは、都市部のように、道路が複雑に入り組んでいるところでは、縮尺値が大きい地図(すなわち、詳細な表示の地図)で表示した方が望ましく、他方、山間部のように、道路がほとんど入り組んでいないところでは、縮尺値の小さい地図(すなわち、広域表示の地図)で表示した方が望ましいからである。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、表示画面上に表示される地図の縮尺値を、道路の複雑度など、走行環境に応じて、自動的に適切な値に切り替えることができ、視認性の向上が図られたナビゲーション装置を提供することを目的としている。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係るナビゲーション装置()は、GPSにおいて使用される衛星からの電波を受信する受信手段と、表示画面上に地図を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、自車の走行に関連するエリアにおける道路の複雑度、及び前記衛星からの電波の受信状態の良好度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴としている。
【0013】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、上記ナビゲーション装置()において、前記複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記受信状態の良好度が所定のレベルLb以下であると、前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴としている。
【0014】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、上記ナビゲーション装置()において、前記複雑度が所定のレベルLa以下であり、なおかつ前記受信状態の良好度が所定のレベルLb以下であると、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴としている。
【0015】
上記したナビゲーション装置()〜()によれば、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)における、道路の複雑度(すなわち、道路の入り組んでいる度合い)、及びGPSにおいて使用される衛星からの電波の受信状態に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値が設定される。従って、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を、道路の複雑度だけでなく、前記受信状態を考慮に入れた走行環境に応じて、自動的に適切な値に切り替えることができるので、視認性の向上がより一層図られたナビゲーション装置を実現することができる。
【0016】
ところで、都市部というのは、高いビルなどが建ち並んでいるため、前記受信状態が郊外などと比較して低い場合がある。また、山間部というのは、山と山のあいだであったり、山の中であるため、前記受信状態が平地などと比較して低い場合がある。
【0017】
上記したナビゲーション装置()によれば、道路の複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記受信状態が所定のレベルLb以下であるエリア、すなわち、道路が複雑に入り組んでおり、なおかつ前記受信状態が低下しているエリアを自車が走行している場合には、前記自車が都市部を走行しているものと看做し、前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値が所定値S(例えば、1/10,000)に設定される。
従って、都市部を走行している場合における、地図表示の視認性の向上が図られる。また、前記自車が都市部を走行しているか否かを、道路の複雑度だけでなく、前記受信状態を考慮に入れて判別するので、該判別についても非常に精度良く行うことができる。
【0018】
また、上記したナビゲーション装置()によれば、道路の複雑度が所定のレベルLa(<La)以下であり、なおかつ前記受信状態が所定のレベルLb以下であるエリア、すなわち、道路がほとんど入り組んでおらず、なおかつ前記受信状態が低下しているエリアを自車が走行している場合には、前記自車が山間部を走行しているものと看做し、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値が所定値S(例えば、1/80,000)に設定される。
従って、山間部を走行している場合における、地図表示の視認性の向上が図られる。また、前記自車が山間部を走行しているか否かを、道路の複雑度だけでなく、前記受信状態を考慮に入れて判別するので、該判別についても非常に精度良く行うことができる。
【0019】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、表示画面上に地図を表示する表示手段を備えたナビゲーション装置において、自車の走行に関連するエリアにおける道路の複雑度、及び前記自車の進行方向の変更度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴としている。
【0020】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、上記ナビゲーション装置()において、前記複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記進行方向の変更度が所定のレベルLc以上であると、前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴としている。
【0021】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、上記ナビゲーション装置()において、前記複雑度が所定のレベルLa以下であり、なおかつ前記進行方向の変更度が所定のレベルLc以上であると、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴としている。
【0022】
上記したナビゲーション装置()〜()によれば、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)における、道路の複雑度(すなわち、道路の入り組んでいる度合い)、及び前記自車の進行方向の変更度(例えば、ステアリングを切る頻度)に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値が設定される。従って、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を、道路の複雑度だけでなく、前記変更度を考慮に入れた走行環境に応じて、自動的に適切な値に切り替えることができるので、視認性の向上がより一層図られたナビゲーション装置を実現することができる。
【0023】
ところで、都市部では車線数が多く、また道路が複雑に入り組んでいるため、同じ距離、同じ時間走行したとしても、郊外などでの走行と比較して、車線変更などのために、ステアリングを切る機会が多くなり、進路方向を変更する機会が多くなる場合がある。また、山間部ではカーブが続くことが多いため、都市部と同様にステアリングを切る機会が多くなり、進路方向を変更する機会が多くなる場合がある。
【0024】
上記したナビゲーション装置()によれば、道路の複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記変更度が所定のレベルLc以上である場合(例えば、道路が複雑に入り組んでいるエリアを自車が走行し、さらに進行方向の変更が頻繁に生じている場合)については、前記自車が都市部を走行しているものと看做し、前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値が所定値S(例えば、1/10,000)に設定される。
従って、都市部を走行している場合における、地図表示の視認性の向上が図られる。また、前記自車が都市部を走行しているか否かを、道路の複雑度だけでなく、前記変更度を考慮に入れて判別するので、該判別についても非常に精度良く行うことができる。
【0025】
また、上記したナビゲーション装置()によれば、道路の複雑度が所定のレベルLa(<La)以下であり、なおかつ前記変更度が所定のレベルLc以上である場合(例えば、道路がほとんど入り組んでいないエリアを自車が走行し、さらに進行方向の変更が頻繁に生じている場合)については、前記自車が山間部を走行しているものと看做し、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値が所定値S(例えば、1/80,000)に設定される。
従って、山間部を走行している場合における、地図表示の視認性の向上が図られる。また、前記自車が山間部を走行しているか否かを、道路の複雑度だけでなく、前記変更度を考慮に入れて判別するので、該判別についても非常に精度良く行うことができる。
【0026】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、表示画面上に地図を表示する表示手段を備えたナビゲーション装置において、自車の走行に関連するエリアにおける道路の複雑度、及びブレーキングの発生度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴としている。
【0027】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、上記ナビゲーション装置()において、前記複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記ブレーキングの発生度が所定のレベルLd以上であると、前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴としている。
【0028】
また本発明に係るナビゲーション装置()は、上記ナビゲーション装置()において、前記複雑度が所定のレベルLa以下であり、なおかつ前記ブレーキングの発生度が所定のレベルLd以上であると、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴としている。
【0029】
上記したナビゲーション装置()〜()によれば、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)における、道路の複雑度(すなわち、道路の入り組んでいる度合い)、及びブレーキングの発生度(例えば、ブレーキペダルを踏む頻度)に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値が設定される。従って、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を、道路の複雑度だけでなく、前記発生度を考慮に入れた走行環境に応じて、自動的に適切な値に切り替えることができるので、視認性の向上がより一層図られたナビゲーション装置を実現することができる。
【0030】
ところで、都市部では走行車両の数が多いため、同じ距離、同じ時間走行したとしても、郊外などでの走行と比較して、停止したり、低速で走行する機会が多くなり、ブレーキペダルを踏む機会が多くなる場合がある。また、山間部では道路幅が狭かったり、カーブが連続することがあるため、都市部と同様にブレーキペダルを踏む機会が多くなる場合がある。
【0031】
上記したナビゲーション装置()によれば、道路の複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記発生度が所定のレベルLd以上である場合(例えば、道路が複雑に入り組んでいるエリアを自車が走行し、さらにブレーペダルが頻繁に踏まれている場合)については、前記自車が都市部を走行しているものと看做し、前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値が所定値S(例えば、1/10,000)に設定される。
従って、都市部を走行している場合における、地図表示の視認性の向上が図られる。また、前記自車が都市部を走行しているか否かを、道路の複雑度だけでなく、前記発生度を考慮に入れて判別するので、該判別についても非常に精度良く行うことができる。
【0032】
また、上記したナビゲーション装置()によれば、道路の複雑度が所定のレベルLa(<La)以下であり、なおかつ前記発生度が所定のレベルLd以上である場合(例えば、道路がほとんど入り組んでいないエリアを自車が走行し、さらにブレーペダルが頻繁に踏まれている場合)については、前記自車が山間部を走行しているものと看做し、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値が所定値S(例えば、1/80,000)に設定される。
従って、山間部を走行している場合における、地図表示の視認性の向上が図られる。また、前記自車が山間部を走行しているか否かを、道路の複雑度だけでなく、前記発生度を考慮に入れて判別するので、該判別についても非常に精度良く行うことができる。
【0033】
また本発明に係るナビゲーション装置(10)は、上記ナビゲーション装置(1)〜()のいずれかにおいて、前記自車の走行に関連するエリアにおける、道路データを構成するリンクの数に基づいて、前記複雑度を算出する道路複雑度算出手段を備え、前記縮尺値切替手段が、前記道路複雑度算出手段により算出される前記複雑度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替えるものであることを特徴としている。
【0034】
ナビゲーション装置で用いられる道路データは、通常、ネットワークのかたちで交差点(ノード)とそれらを繋ぐ線(リンク)で構成されている。上記したナビゲーション装置(10)によれば、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)における、前記道路データを構成する前記リンクの数に基づいて、道路の複雑度、すなわち、前記エリアにおける道路の入り組んでいる度合いが求められる。例えば、リンク数が多いところでは、複雑度のレベルが高くなり、他方、リンク数が少ないところでは、複雑度のレベルが下がる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
また本発明に係るナビゲーション装置(11)は、表示画面上に地図を表示する表示手段を備えたナビゲーション装置において、自車の走行している道路が、前記自車の進行方向側において、所定の距離以上、略直線状態となっている場合、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値を所定値Sに切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴としている。
【0040】
直線走行が継続する場合(例えば、直線が長く続く高速道路を走行している)場合には、詳細な表示の地図にしておくよりも、全体を見渡すことができるように、広域表示の地図にしておいた方が望ましい。
【0041】
上記したナビゲーション装置(11)によれば、自車の走行している道路が、前記自車の進行方向側において、所定の距離以上、略直線状態となっている、すなわち、この先しばらく、直線走行が継続する場合については、前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値が所定値S(例えば、1/80,000)に設定される。従って、直線走行が継続する場合、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値が設定されるので、実用性に優れたナビゲーション装置を実現することができる。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
また本発明に係るナビゲーション装置(12)は、上記ナビゲーション装置(1)〜(11)のいずれかにおいて、縮尺値の自動切替を行わせるか否かを使用者が選択入力するための選択入力手段を介して入力された選択情報に基づいて、前記縮尺値切替設定手段による縮尺値の自動切替が行われるように構成されていることを特徴としている。
【0046】
上記したナビゲーション装置(12)によれば、前記第1〜前記第8の縮尺値設定手段のうちのいずれか1つの縮尺値設定手段による縮尺値の自動設定を行わせるか否かを、使用者が選択することができるため、使用者の要求に合致したかたちで縮尺値の設定を行うことができる。
【0047】
また本発明に係るナビゲーション装置(13)は、上記ナビゲーション装置(1)〜(12)のいずれかにおいて、所定値S、及び/又は所定値Sを使用者が設定入力するための設定入力手段を介して入力された設定情報に基づいて、前記縮尺値切替手段による縮尺値の切替が行われるように構成されていることを特徴としている。
【0048】
上記したナビゲーション装置(13)によれば、前記第1〜前記第8の縮尺値設定手段のうちのいずれか1つの縮尺値設定手段によって設定される縮尺値を、使用者が設定入力することができるため、使用者の要求に合致したかたちで縮尺値の設定を行うことができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るナビゲーション装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。車速から演算して走行距離を取得するための車速センサ2と、進行方向を取得するためのジャイロセンサ3とがマイコン1に接続されており、マイコン1は、演算した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自律航法)。
【0050】
GPS受信機4は、アンテナ5を介して衛星からのGPS信号を受信するものであり、マイコン1に接続されており、マイコン1は、GPS信号に基づいて自車位置を割り出すようになっている(GPS航法)。
【0051】
また、道路データ等が記憶されたDVD−ROM7(CD−ROMなどの大容量記憶装置も可能)から道路データ等を取り込むことのできるDVDドライブ6がマイコン1に接続されており、マイコン1は、割り出した自車位置と道路データとを合わせる(いわゆる、マップマッチング処理を行う)ことによって、自車位置が正確に示された地図を表示画面9bへ表示するようになっている。なお、道路データは、ネットワークの形で交差点等(ノード)とそれらを繋ぐ線(リンク)とで構成されている。
【0052】
また、リモコン8に設けられたジョイスティック8aやボタンスイッチ8bから出力されたスイッチ信号や、表示装置9に設けられたボタンスイッチ9aから出力されたスイッチ信号がマイコン1に入力され、これらスイッチ信号に応じた処理がマイコン1で行われるようになっている。例えば、マイコン1は、これらスイッチから移動目的地の情報を取り込むと、自車位置から目的地までの最適ルートを探索し、これを誘導ルートとして地図と共に表示画面9b上に表示するようになっている。
【0053】
このようにナビゲーション装置では、表示画面9bに地図が表示され、その地図上に使用者により入力された目的地、該目的地までのルート、自車の現在位置に対応する自車位置マーク、及びそれまでの自車の走行軌跡等が重ねて表示されるようになっており、使用者は、この表示画面9bを逐次参照することで、進路情報を得ることができ、その進路情報に従うことで目的地に到達することができるようになっている。
【0054】
次に、実施の形態(1)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1の行う処理動作を、図2に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS1)、この位置情報Pに基づいて、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)を設定する(ステップS2)。
【0055】
エリアを設定すると、DVD−ROM7から取得される道路データに基づいて、当該エリアに含まれるリンク数nを求め(ステップS3)、リンク数nがn以上であるか否かを判断し(ステップS4)、リンク数nがn以上である、すなわち、道路が複雑に入り組んでいるエリアを自車が走行していると判断すれば、前記自車が都市部を走行しているものと看做し、現在の縮尺値Sをマイコン1内のメモリ(図示せず)に縮尺値Sとして保存し(ステップS5)、その後、表示画面9bに表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値Sを縮尺値S(例えば、1/10,000)へ切り替え(ステップS6)、縮尺値を切り替えたことを示すフラグfを1にし(ステップS7)、切り替えた縮尺値S(=S)に基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS8)。
【0056】
一方、ステップS4における判断処理で、リンク数nがn以上でないと判断すれば、リンク数nがn(<n)以下であるか否かを判断し(ステップS9)、リンク数nがn以下である、すなわち、道路がほとんど入り組んでいないエリアを自車が走行していると判断すれば、前記自車が山間部を走行しているものと看做し、現在の縮尺値Sをマイコン1内のメモリ(図示せず)に縮尺値Sとして保存し(ステップS10)、その後、表示画面9bに表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値Sを縮尺値S(例えば、1/80,000)へ切り替え(ステップS11)、縮尺値を切り替えたことを示すフラグfを1にし(ステップS12)、切り替えた縮尺値S(=S)に基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS8)。
【0057】
また、ステップS9における判断処理で、リンク数nがn以下でないと判断すれば、フラグfが1であるか否かを判断し(ステップS13)、フラグfが1である、すなわち、前記自車が都市部でも、山間部でもないところを走行しているにも拘らず、縮尺値が切り替わったままになっていると判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値Sへ戻し(ステップS14)、フラグfを0にし(ステップS15)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS8)。他方、ステップS13における判断処理で、フラグfが1でないと判断すれば、そのまま処理動作を終了する。
【0058】
上記実施の形態(1)に係るナビゲーション装置によれば、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)での道路の入り組んでいる度合いに基づいて、前記自車が都市部を走行しているか否か、又は前記自車が山間部を走行しているか否かが判別され、前記自車が都市部を走行していると判断された場合には、詳細な表示の地図が表示され、他方、前記自車が山間部を走行していると判断された場合には、広域表示の地図が表示される。従って、表示画面9b上に表示される地図の縮尺値を、道路の複雑度といった走行環境に応じて、自動的に適切な値に切り替えることができるので、視認性の向上が図られたナビゲーション装置を実現することができる。
【0059】
図3は、実施の形態(2)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したナビゲーション装置と同様の構成部分については、同符号を付して、ここではその説明を省略する。
【0060】
車速センサ2と、ジャイロセンサ3とがマイコン11に接続されており、マイコン11は、演算した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自律航法)。GPS受信機4は、マイコン11に接続されており、マイコン11は、GPS信号に基づいて自車位置を割り出すようになっている(GPS航法)。
【0061】
また、道路データ等が記憶されたDVD−ROM7(CD−ROMなどの大容量記憶装置も可能)から道路データ等を取り込むことのできるDVDドライブ6がマイコン11に接続されており、マイコン11は、割り出した自車位置と道路データとを合わせる(いわゆる、マップマッチング処理を行う)ことによって、自車位置が正確に示された地図を表示画面9bへ表示するようになっている。なお、道路データは、ネットワークの形で交差点等(ノード)とそれらを繋ぐ線(リンク)とで構成されている。
【0062】
また、リモコン8に設けられたジョイスティック8aやボタンスイッチ8bから出力されたスイッチ信号や、表示装置9に設けられたボタンスイッチ9aから出力されたスイッチ信号がマイコン11に入力され、これらスイッチ信号に応じた処理がマイコン11で行われるようになっている。また、マイコン11では、ステアリングの操舵角を示す信号や、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを示す信号を取り込むことができるようになっている。
【0063】
次に、実施の形態(2)に係るナビゲーション装置におけるマイコン11の行う処理動作を、図4に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS21)、この位置情報Pに基づいて、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)を設定する(ステップS22)。
【0064】
エリアを設定すると、DVD−ROM7から取得される道路データに基づいて、当該エリアに含まれるリンク数nを求め(ステップS23)、リンク数nがn以上であるか否かを判断し(ステップS24)、リンク数nがn以上である、すなわち、道路が複雑に入り組んでいるエリアを自車が走行していると判断すれば、GPSに使用される衛星からの電波の受信状態が低下していることを示すフラグfaが1であるか否かを判断し(ステップS25)、フラグfaが1である(前記受信状態が低下している)、すなわち、道路が複雑に入り組んでおり、なおかつ前記受信状態が低下しているエリアを前記自車が走行していると判断すれば、前記自車が都市部を走行しているものと看做し、ステップS28へ進む。
【0065】
なお、フラグfaの切り替えは、例えば、受信強度が所定の強度以上であるか否かを判断し、前記所定の強度以上の場合には、フラグfaを0とし、他方、前記所定の強度未満の場合には、フラグfaを1としたり、又は所定の期間における受信回数が所定の回数以上であるか否かを判断し、前記所定の回数以上の場合には、フラグfaを0とし、他方、前記所定の回数未満の場合には、フラグfaを1とすれば良い。
【0066】
また、ステップS25において、フラグfaが1でない(前記受信状態は低下していない)と判断すれば、進行方向の変更度が高いことを示すフラグfbが1であるか否かを判断し(ステップS26)、フラグfbが1である(進行方向の変更度が高い)、すなわち、道路が複雑に入り組んでいるエリアを前記自車が走行し、さらに進行方向の変更が頻繁に生じていると判断すれば、前記自車が都市部を走行しているものと看做し、ステップS28へ進む。
【0067】
なお、フラグfbの切り替えは、例えば、所定の期間内における、ステアリングによる操舵角が所定の角度以上まで大きくなる回数が、所定の回数以上であるか否かを判断し、前記所定の回数以上の場合には、フラグfbを1とし、他方、前記所定の回数未満の場合には、フラグfbを0とすれば良い。
【0068】
また、ステップS26において、フラグfbが1でない(進行方向の変更度は高くない)と判断すれば、ブレーキングの発生度が高いことを示すフラグfcが1であるか否かを判断し(ステップS27)、フラグfcが1である(ブレーキングの発生度が高い)、すなわち、道路が複雑に入り組んでいるエリアを前記自車が走行し、さらにブレーキペダルが頻繁に踏まれていると判断すれば、前記自車が都市部を走行しているものと看做し、ステップS28へ進む。
【0069】
なお、フラグfcの切り替えは、例えば、所定の期間内における、ブレーキペダルが踏み込まれた回数が、所定の回数以上であるか否かを判断し、前記所定の回数以上の場合には、フラグfcを1とし、他方、前記所定の回数未満の場合には、フラグfcを0とすれば良い。
【0070】
ステップS28においては、現在の縮尺値Sをマイコン1内のメモリ(図示せず)に縮尺値Sとして保存し(ステップS28)、その後、表示画面9bに表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値Sを縮尺値S(例えば、1/10,000)へ切り替え(ステップS29)、縮尺値を切り替えたことを示すフラグfを1にし(ステップS30)、切り替えた縮尺値S(=S)に基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS31)。
【0071】
一方、ステップS27における判断処理で、フラグfcが1でない、すなわち、道路が複雑に入り組んでいるエリアを前記自車が走行中であるが、前記受信状態は悪くなく、進行方向の変換度も高くなく、またブレーキングの発生度も高くないと判断すれば、前記自車は都市部を走行していないと看做し、ステップS39へ進む。
【0072】
ところで、ステップS24における判断処理で、リンク数nがn以上でないと判断すれば、リンク数nがn(<n)以下であるか否かを判断し(ステップS32)、リンク数nがn以下である、すなわち、道路がほとんど入り組んでいないエリアを自車が走行していると判断すれば、GPSに使用される衛星からの電波の受信状態が低下していることを示すフラグfaが1であるか否か判断し(ステップS33)、フラグfaが1である(前記受信状態が低下している)、すなわち、道路がほとんど入り組んでおらず、なおかつ前記受信状態が低下しているエリアを前記自車が走行していると判断すれば、前記自車が山間部を走行しているものと看做し、ステップS36へ進む。
【0073】
また、ステップS33において、フラグfaが1でない(前記受信状態は低下していない)と判断すれば、進行方向の変更度が高いことを示すフラグfbが1であるか否かを判断し(ステップS34)、フラグfbが1である(進行方向の変更度が高い)、すなわち、道路がほとんど入り組んでいないエリアを前記自車が走行し、さらに進行方向の変更が頻繁に生じていると判断すれば、前記自車が山間部を走行しているものと看做し、ステップS36へ進む。
【0074】
また、ステップS34において、フラグfbが1でない(進行方向の変更度は高くない)と判断すれば、ブレーキングの発生度が高いことを示すフラグfcが1であるか否かを判断し(ステップS35)、フラグfcが1である(ブレーキングの発生度が高い)、すなわち、道路がほとんど入り組んでいないエリアを前記自車が走行し、さらにブレーキペダルが頻繁に踏まれていると判断すれば、前記自車が山間部を走行しているものと看做し、ステップS36へ進む。
【0075】
ステップS36においては、現在の縮尺値Sをマイコン1内のメモリ(図示せず)に縮尺値Sとして保存し(ステップS36)、その後、表示画面9bに表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値Sを縮尺値S(例えば、1/80,000)へ切り替え(ステップS37)、縮尺値を切り替えたことを示すフラグfを1にし(ステップS38)、切り替えた縮尺値S(=S)に基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS31)。
【0076】
一方、ステップS35における判断処理で、フラグfcが1でない、すなわち、道路がほとんど入り組んでいないエリアを前記自車が走行中であるが、前記受信状態は悪くなく、進行方向の変換度も高くなく、またブレーキングの発生度も高くないと判断すれば、前記自車は山間部を走行していないと看做し、ステップS39へ進む。
また、ステップS32における判断処理で、リンク数nがn以下でないと判断した場合についても、ステップS39へ進む。
【0077】
ステップS39では、縮尺値を切り替えたことを示すフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS39)、フラグfが1である、すなわち、前記自車が都市部でも、山間部でもないところを走行しているにも拘らず、縮尺値が切り替わったままになっていると判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値Sへ戻し(ステップS40)、フラグfを0にし(ステップS41)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS31)。他方、ステップS39における判断処理で、フラグfが1でないと判断すれば、そのまま処理動作を終了する。
【0078】
上記実施の形態(2)に係るナビゲーション装置によれば、自車の走行に関連するエリア(例えば、自車位置周辺など)での道路の入り組んでいる度合いと、GPSに使用される衛星からの電波の受信状態の良好度、進行方向の変更度、又はブレーキングの発生度とに基づいて、前記自車が都市部を走行しているか否か、又は前記自車が山間部を走行しているか否かが判別され、前記自車が都市部を走行していると判断された場合には、詳細な表示の地図が表示され、他方、前記自車が山間部を走行していると判断された場合には、広域表示の地図が表示される。従って、表示画面9b上に表示される地図の縮尺値を、道路の複雑度といった走行環境に応じて、自動的に適切な値に切り替えることができるので、視認性の向上がより一層図られたナビゲーション装置を実現することができる。
【0079】
また、上記実施の形態(2)に係るナビゲーション装置では、道路が複雑に入り組んでいる場合(リンク数nがn以上である場合)にも、また道路がほとんど入り組んでいない場合(リンク数nがn以下である場合)にも、GPSに使用される衛星からの電波の受信状態が低下しているか否かの判断基準、進行方向の変更度が高いか否かの判断基準、及びブレーキングの発生度が高いか否かの判断基準を同じにして、同じフラグfa、fb、fcを用いているが、別の実施の形態に係るナビゲーション装置では、道路が複雑に入り組んでいる場合と、道路がほとんど入り組んでいない場合とで、これら判断基準を別に設け、それぞれ異なるフラグfa、fa、fb、fb、fc、fcなどを設けるようにしても良い。
【0080】
例えば、都市部と山間部とでは、いずれもブレーキングの発生度は高くなるが、山間部を走行している場合には、都市部を走行している場合よりもブレーキペダルを踏み込む回数は多くなると思われるので、都市部用のフラグfbを1にしたとしても、山間部用のフラグfbについては0のままにしておく。
【0081】
また、上記実施の形態(2)に係るナビゲーション装置では、進行方向の変更度が高いことを示すフラグfbの切り替えを、ステアリングによる操舵角に基づいて行っているが、別の実施の形態に係るナビゲーション装置では、ジャイロセンサ3から得られる進行方向の方位角に基づいて行うようにしても良い。
【0082】
次に、実施の形態(3)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(3)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0083】
実施の形態(3)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Aの行う処理動作を、図5に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS51)、この位置情報P、及びDVD−ROM7から取得される道路データに基づいて、自車の走行している道路を求める(ステップS52)。
【0084】
走行中の道路を求めると、前記道路データに基づいて、走行中の道路が、前記自車の進行方向側において、所定の距離以上継続した略直線状態となっているか否かを判断し(ステップS53)、走行中の道路が、前記所定の距離以上継続した略直線状態となっていると判断すれば、現在の縮尺値Sをマイコン1内のメモリ(図示せず)に縮尺値Sとして保存し(ステップS54)、その後、表示画面9bに表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値Sを縮尺値S(例えば、1/80,000)へ切り替え(ステップS55)、縮尺値を切り替えたことを示すフラグfを1にし(ステップS56)、切り替えた縮尺値S(=S)に基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS57)。
【0085】
一方、ステップS53における判断処理で、走行中の道路が、前記所定の距離以上継続した略直線状態とはなっていないと判断すれば、フラグfが1であるか否かを判断し(ステップS58)、フラグfが1である、すなわち、前記自車の走行中の道路が、前記所定の距離以上継続した略直線状態になっていないにも拘らず、縮尺値が切り替わったままになっていると判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値Sへ戻し(ステップS59)、フラグfを0にし(ステップS60)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS57)。他方、ステップS58における判断処理で、フラグfが1でないと判断すれば、そのまま処理動作を終了する。
【0086】
上記実施の形態(3)に係るナビゲーション装置によれば、自車の走行している道路が、前記自車の進行方向側において、前記所定の距離以上、略直線状態となっている、すなわち、この先しばらく、直線走行が継続する場合には、広域表示の地図が表示される。
【0087】
従って、直線が長く続く高速道路を走行している場合のように、表示画面9b上に表示される地図に、広い領域を含ませておいた方が望ましい場合には、表示画面9b上に表示される地図の縮尺値を、広域表示の地図となる所定値Sへ、自動的に切り替えることができるので、視認性の向上が図られたナビゲーション装置を実現することができる。
【0088】
次に、実施の形態(4)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(4)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0089】
実施の形態(4)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Bの行う処理動作を、図6に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS61)、この位置情報P、及びDVD−ROM7から取得される道路データに基づいて、自車の走行している道路を求める(ステップS62)。
【0090】
走行中の道路を求めると、前記道路データに基づいて、走行中の道路が、前記自車の進行方向側において、所定の距離以上継続して分岐のない状態となっているか否かを判断し(ステップS63)、走行中の道路が、前記所定の距離以上継続して分岐のない状態となっていると判断すれば、現在の縮尺値Sをマイコン1内のメモリ(図示せず)に縮尺値Sとして保存し(ステップS64)、その後、表示画面9bに表示される地図が、広域表示の地図となるように、地図の縮尺値Sを縮尺値S(例えば、1/80,000)へ切り替え(ステップS65)、縮尺値を切り替えたことを示すフラグfを1にし(ステップS66)、切り替えた縮尺値S(=S)に基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS67)。
【0091】
一方、ステップS63における判断処理で、走行中の道路が、前記所定の距離以上継続して、分岐のない状態とはなっていないと判断すれば、フラグfが1であるか否かを判断し(ステップS68)、フラグfが1である、すなわち、前記自車の走行中の道路が、前記所定の距離以上継続して、分岐のない状態になっていないにも拘らず、縮尺値が切り替わったままになっていると判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値Sへ戻し(ステップS69)、フラグfを0にし(ステップS70)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示画面9b上に地図を表示する(ステップS67)。他方、ステップS68における判断処理で、フラグfが1でないと判断すれば、そのまま処理動作を終了する。
【0092】
上記実施の形態(4)に係るナビゲーション装置によれば、自車の走行している道路が、前記自車の進行方向側において、前記所定の距離以上、分岐のない状態となっている、すなわち、この先しばらく、道なりの走行が継続する場合には、広域表示の地図が表示される。
【0093】
従って、高速道路や山道を走行している場合のように、表示画面9b上に表示される地図に、広い領域を含ませておいた方が望ましい場合には、表示画面9b上に表示される地図の縮尺値を、広域表示の地図となる所定値Sへ、自動的に切り替えることができるので、視認性の向上が図られたナビゲーション装置を実現することができる。
【0094】
また、上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係るナビゲーション装置において、表示画面9b上に表示された画面を通じて、使用者が各種設定を行うことができるようにし、マイコン1、1A、1B、11が設定された内容に基づいて、各種制御を行うようにしても良い。
【0095】
例えば、図7に示したような『縮尺値自動切替のON/OFF設定』画面を通じ、走行環境に応じて、縮尺値を所定値S、Sへ自動的に切り替えさせるか否かといった設定や、図8に示したような『切替縮尺値の設定』画面を通じ、所定値S、Sの設定を使用者が自由に行うことができるようにし、マイコン1、1A、1B、11が、図7、図8に示した画面を通じて設定された内容に基づいて、各種制御を行うようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態(1)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】 実施の形態(1)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図3】 実施の形態(2)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図4】 実施の形態(2)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図5】 実施の形態(3)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図6】 実施の形態(4)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図7】 実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係るナビゲーション装置の表示画面に表示される操作画面の一例を示した図である。
【図8】 実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係るナビゲーション装置の表示画面に表示される操作画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、11 マイコン
2 車速センサ
3 ジャイロセンサ
4 GPS受信機
9 表示装置
9b 表示画面

Claims (13)

  1. GPS(Global Positioning System )において使用される衛星からの電波を受信する受信手段と、表示画面上に地図を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、
    自車の走行に関連するエリアにおける道路の複雑度、及び前記衛星からの電波の受信状態の良好度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記受信状態の良好度が所定のレベルLb以下であると、
    前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、
    前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
  3. 前記複雑度が所定のレベルLa以下であり、なおかつ前記受信状態の良好度が所定のレベルLb以下であると、
    前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、
    前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
  4. 表示画面上に地図を表示する表示手段を備えたナビゲーション装置において、
    自車の走行に関連するエリアにおける道路の複雑度、及び前記自車の進行方向の変更度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 前記複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記進行方向の変更度が所定のレベルLc以上であると、
    前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、
    前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
  6. 前記複雑度が所定のレベルLa以下であり、なおかつ前記進行方向の変更度が所定のレベルLc以上であると、
    前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、
    前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
  7. 表示画面上に地図を表示する表示手段を備えたナビゲーション装置において、
    自車の走行に関連するエリアにおける道路の複雑度、及びブレーキングの発生度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 前記複雑度が所定のレベルLa以上であり、なおかつ前記ブレーキングの発生度が所定のレベルLd以上であると、
    前記表示画面上に表示される地図が、詳細な表示の地図となるように、
    前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
  9. 前記複雑度が所定のレベルLa以下であり、なおかつ前記ブレーキングの発生度が所定のレベルLd以上であると、
    前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、
    前記縮尺値切替手段が、地図の縮尺値を所定値Sに設定するものであることを特徴とする請求項記載のナビゲーション装置。
  10. 前記自車の走行に関連するエリアにおける、道路データを構成するリンクの数に基づいて、前記複雑度を算出する道路複雑度算出手段を備え、
    前記縮尺値切替手段が、前記道路複雑度算出手段により算出される前記複雑度に基づいて、前記表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替えるものであることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載のナビゲーション装置。
  11. 表示画面上に地図を表示する表示手段を備えたナビゲーション装置において、
    自車の走行している道路が、前記自車の進行方向側において、所定の距離以上、略直線状態となっている場合、
    前記表示画面上に表示される地図が、広域表示の地図となるように、
    地図の縮尺値を所定値Sに切り替える縮尺値切替手段を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
  12. 縮尺値の自動切替を行わせるか否かを使用者が選択入力するための選択入力手段を介して入力された選択情報に基づいて、前記縮尺値切替設定手段による縮尺値の自動切替が行われるように構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかの項に記載のナビゲーション装置。
  13. 所定値S、及び/又は所定値Sを使用者が設定入力するための設定入力手段を介して入力された設定情報に基づいて、前記縮尺値切替手段による縮尺値の切替が行われるように構成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載のナビゲーション装置。
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