JP3747075B2 - 内燃機関用の弁駆動装置におけるカムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法 - Google Patents

内燃機関用の弁駆動装置におけるカムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3747075B2
JP3747075B2 JP18745094A JP18745094A JP3747075B2 JP 3747075 B2 JP3747075 B2 JP 3747075B2 JP 18745094 A JP18745094 A JP 18745094A JP 18745094 A JP18745094 A JP 18745094A JP 3747075 B2 JP3747075 B2 JP 3747075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding surface
cam
temperature
cam follower
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18745094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0777015A (ja
Inventor
テンベルゲ ペーター
ビナ ヴェンツェル
シェッフラー ゲオルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHO Holding GmbH and Co KG
Original Assignee
INA Schaeffler KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INA Schaeffler KG filed Critical INA Schaeffler KG
Publication of JPH0777015A publication Critical patent/JPH0777015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3747075B2 publication Critical patent/JP3747075B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14Tappets; Push rods
    • F01L1/16Silencing impact; Reducing wear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/20Adjusting or compensating clearance
    • F01L1/22Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
    • F01L1/24Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
    • F01L1/245Hydraulic tappets
    • F01L1/25Hydraulic tappets between cam and valve stem
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2810/00Arrangements solving specific problems in relation with valve gears
    • F01L2810/02Lubrication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カム軸に配置されたカムと、内燃機関の弁に結合したカム従動子とから成る、内燃機関用のカム駆動装置におけるカム及びカム従動子の滑り面の熱化学−熱処理法に関する。
【0002】
このような弁駆動装置ではカムとカム従動子とは高い押圧力及び滑り速度で滑り接触する。その結果、互いに接触し合う金属表面の高い摩耗を伴う摩擦状態が生じる。
【0003】
【従来の技術】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4114513号明細書によれば、内燃機関用の弁駆動装置であって、それぞれ1つの弁が、カム従動子として役立つ搖れ腕及びタペットロッドを介して、カム軸に配置されたカムから作動されるものが公知になっている。上記タペットロッドはその一方の端部に、カムと転がり接触するローラを有している。そしてこの転がり接触部の潤滑状態をよくするためにローラ周面には多数の極小の切欠きが設けられており、これらの切欠きは不規則に分配されて配置されており、かつマイナスのSK−値を有している。このSK−値は表面粗さのパラメータであって表面粗さの分布曲線の勾配を表す。対称的な分布の場合、例えばガウス分布の場合、SK−値は0である。
【0004】
この弁駆動装置の欠点は使用されるタペットロッドがそのカム側に設けられるローラのため高い製作費を要することにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、転がり接触のための、潤滑状態に関する前記のような表面構造の長所が滑り接触式の弁駆動装置のためにも利用されるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によればこの課題は、カムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面が、SK値がマイナスである、多数の任意に配置された極小切欠きを有しており、かつ全滑り面に対する切欠きのある面の比が10〜40%である形式の、カム軸に配置されたカムと、内燃機関の弁に結合したカム従動子とから成る、内燃機関用の弁駆動装置におけるカムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法であって、この場合、滑り面領域に炭素及び窒素を添加し次いでマルテンサイト焼入れする方法において、第1の工程で、780〜1050℃の温度でほぼ1〜4時間の保持時間に亙って0.4から1.2重量パーセントの炭素量及び0.1〜0.8重量パーセントの窒素量を滑り面領域を浸炭窒化する浸炭窒化処理を行い、次いで第2の工程で、上記浸炭窒化処理に続いて、滑り面領域のマルテンサイトスタート点より明らかに低い温度に急冷し、次いで第3の工程で、窒炭化温度より高い温度で、50℃毎分以下の加熱速度で、1〜2時間の保持時間に亙って焼もどし処理を行い、次いで第4の工程で室温に冷却し、次いで第5の工程で工作物の切削による成形を行い、次いで該滑り面に第6の工程で任意に配置された極小切欠きを設け、さらに第7の工程で、400〜620℃の温度でほぼ60〜300分の保持時間に亙って窒炭化処理を行い、次いで最後の工程で室温に冷却するようにしたことによって解決された。
この課題を解決した本発明の別の方法の手段によれば、カムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面が、SK値がマイナスである、多数の任意に配置された極小切欠きを有しており、かつ全滑り面に対する切欠きのある面の比が10〜40%である形式の、カム軸に配置されたカムと、内燃機関の弁に結合したカム従動子とから成る、内燃機関用の弁駆動装置におけるカムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法であって、この場合、滑り面領域に炭素を添加し次いでマルテンサイト焼入れする方法において、第1の工程で、780〜1050℃の温度でほぼ1〜4時間の保持時間に亙って0.4〜1.2重量パーセントの炭素量に滑り面領域を浸炭する肌焼き処理を行い、次いで第2の工程で、滑り面領域をマルテンサイトスタート点より明らかに低い温度に急冷し、次いで第3の工程で、窒炭化温度より高い温度で、50℃毎分以下の加熱速度で、ほぼ1〜2時間の保持時間に亙って焼もどし処理を行い、次いで第4の工程で室温に冷却し、次いで第5の工程で工作物の切削による成形を行い、次いで第6の工程で該滑り面に任意に配置された極小切欠きを設け、次いで第7の工程で、400〜620℃の温度でほぼ60〜300分の保持時間に亙って窒炭化処理を行い、次いで最後の工程で室温に冷却するようにした。
【0007】
表面粗さのパラメータであるこのSK−値は、滑り方向並びに滑り方向に対して横方向において<0であるようにすべきである。それというのは、このようにしたときに極小切欠きの分布及び形が油膜の形成に特に効果的になるからである。
【0008】
存在する極小切欠きは油溜め室として作用し、滑り面に十分に厚い油膜を形成させる。このような形式で金属対金属の接触が避けられ、従って、カム若しくはカム従動子の外周面の材料の摩耗若しくは除去される量が著しく減少する。
【0009】
滑り面のミクロ単位の幾何学的構造、特に滑り面の表面あらさが、滑り特性に影響を与える最も重要なファクタの1つであることは公知である。従来は、弁駆動装置の耐用寿命は、カム若しくはカム従動子の仕上加工された滑り面が滑らかであればある程それだけ長くなるという認識から出発した。
【0010】
しかし弁駆動装置の本発明による構成によれば、カム及びカム従動子の滑り面は従来程滑らかにする必要がなくなった。滑り面の構造が潤滑状態、即ち油膜の形成を助成するから、滑り面の加工のさい、表面あらさが従来より粗いため、製作費が低減されている。
【0011】
本発明の実施態様によれば、全滑り面に対する切欠きの面の比は10〜40%であり、この場合1つの切欠きの平均面積は35〜150μmである。平均面積の算出においては、7μm 以下の面積の切欠きは除外されている。
【0012】
上記の値が維持されれば、互いに接触し合う滑り面に、申し分のない潤滑膜の形成を可能にする表面構造が与えられる。そして上記面積比が例えば40%を越えまた1つの切欠きの平均面積が150μmを越えると、滑り特性の改善は行われず、弁駆動装置の耐用寿命を高める作用も認められない。それというのはカムとカム従動子との有効接触面が減少するからである。
【0013】
この関連において、構成部分の表面硬さ及び耐摩耗性が特別の処理方法によって改善されることは周知である。このような方法は、0.05〜0.20%の低い炭素含有量を有し、実際には焼入れ不能である鋼(浸炭鋼)を炭素を放出する固体、液体又は気体の媒体中において850〜1000℃の温度で加熱する肌焼き法である。この場合炭素は浸炭される工作物層内に拡散される。
【0014】
耐摩耗性を高めるための別の方法は、工作物炭素及び窒素を添加する目的でオーステナイトの状態の工作物を処理する浸炭窒化処理(Karbonitrieren)である。この場合両原素は処理後オーステナイト中で固溶体で存在する。この処理に続いて一般的には硬化の目的で急冷が行われる(「鋼の熱処理技術」(Technologie der Waermebehandlung von Stahl)VEB Deutscher Verlag fuer Grundstoffidustrie,Leipzig 1986、169頁以下)。
【0015】
耐摩耗性を高めるためのさらに別の公知の方法は窒炭化処理(Nitrokarburieren)である。これは、化合物層を形成しながら工作物に窒素と炭素を添加するための熱化学的方法であって、この場合化合物層の下に特に窒素を添加された拡散層が形成される。この窒炭化処理された部分の信頼性の前提は、窒素及び炭素で富化された十分に厚い化合物層の存在の他、程度の差こそあれ脆性である化合物層の下にある拡散層の相応する支持作用である。
【0016】
ところで、これらの全ての方法に共通することは、これらの方法がいずれも現時点まで、互いに滑り接触しかつ請求項1〜3に記載された構造の表面を有している、弁駆動装置用の接触面に使用されることがなかったということである。換言すれば、これらの方法の記録のいずれにも、これらの方法を、内燃機関用の弁駆動装置における、特定の構造を有する互いに滑り接触する接触面の摩耗挙動の改善に使用することについて如何なる示唆もない。
【0017】
カムとカム従動子の滑り面の摩耗挙動の改善は、本発明の別の実施態様によれば、滑り面を780〜1050℃の温度で0.4〜1.2重量パーセントの炭素量に1〜4時間の保持時間に亘って滑り面領域を浸炭して肌焼き処理し、続いて、該領域のマルテンサイトスタート点より明らかに低い温度に急冷し、次いで、切削による成形加工を行い、該滑り面に任意に配置された極小切欠きを設けることによって、達成されている。
【0018】
上記滑り面の摩耗挙動の改善は、本発明の別の実施態様によれば、滑り面に、780〜1050℃の温度で0.4〜1.2重量パーセントの炭素及び0.1〜0.8重量パーセントの窒素を1〜4時間の保持時間に亘って滑り面領域を浸炭窒化する浸炭窒化処理を施し、次いで該領域のマルテンサイトスタート点より明らかに低い温度に急冷し、次いでやはり切削成形加工し、最後に、任意に配置された極小切欠きを設けることによって、達成されている。
【0019】
本発明による、カムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面の熱化学−熱処理方法は請求項に記載されている。
【0020】
第1の方法工程は、780〜1050℃の温度における浸炭窒化工程から成り、この場合滑り面領域が、0.4〜1.2重量パーセントの炭素及び0.1〜0.8、有利には0.3〜0.7重量パーセントの窒素量に浸炭窒化される。上記の高温は、滑り面領域におけるオーステナイトが炭素並びに窒素に対して相応して高い溶解能力を有するようにするためである。拡散成分である窒素及び炭素の富化は、この場合、オーステナイトにおけるこれらの溶解能力を越えないように、換言すれば大気中における炭素ポテンシャルが鉄炭素−線図におけるS−E−線に相応してえられるように、行われなければならない。
【0021】
浸炭窒化中の1〜4時間の保持時間は所望の硬化深さをうるためであり、その上限は1mmであることができる。滑り面領域の化学的組成は上記温度における炭素及び窒素の拡散により、公知の形式で炭素を放出する成分並びに窒素を放出する成分を含む作業ガスを用いて達成される。
【0022】
浸炭窒化工程に続く第2の方法工程では、適当な媒体中での急冷による焼入れ工作物の迅速な冷却が行われる。この急冷は、例えば油浴中において、滑り面領域のマルテンサイトスタート点より明らかに低い温度まで行われる。これにより鉄不純物である窒素及び炭素の拡散過程が中断され、オーステナイト粒界におけるセメンタイトの分離が抑制され、炭素及び窒素を含有するマルテンサイト及び50%までの残りのオーステナイト分から成る組成が生じる。表面硬さはこの場合55〜65ロックウエル硬さである。炭素及び窒素での同時添加の目的は、この場合、肌焼きに対して浸炭鋼の焼もどし抵抗を高めることにある。
【0023】
上記浸炭窒化処理に続いて第3の方法工程として、工作物材料を400〜660℃で、即ち後続の窒炭化温度以上で焼もどしする熱処理が行われる。加熱速度はこの場合50℃毎分以下であり、保持時間はほぼ1〜2時間である。焼もどし後続いて第4の方法工程として室温までの冷却が行われ、この場合冷却速度は、冷却により新たな歪みが工作物材料に生じないように、選ばれる。窒炭化温度以上の温度での焼もどしにより、前記浸炭窒化によって工作物の滑り面領域に与えられた組成状態は後続の窒炭化処理において温度の影響によりもはや変化しなくなる。組成状態の変化はすべて体積の増大若しくは縮小を伴なうが、このような体積変化は後続の窒炭化処理において殆んど排除されることになる。さらに、後続の冷却を含む先行の浸炭窒化処理において内部応力と共に生じた不平衡状態は窒炭化処理において平衡状態にある組成に変換される。焼もどしにおける内部応力の除去はやはり工作物の寸法及び形状の変化を伴なう。
【0024】
先行の処理段の浸炭窒化及び焼もどしによって生じた工作物の形状及び寸法変化は、焼もどし処理後に、第5の方法工程としての切削による成形工程により修正され、その結果窒炭化処理さるべき工作物は最終寸法にされる。この場合必要に応じて、窒炭化処理のさいに窒素及び炭素の吸収によって生じる体積成長を考慮することができる。
【0025】
切削による成形の後、本発明の方法の第6の工程として、滑り面の表面を任意に配置された極小切欠きを有するように構成する工程が行われる。
【0026】
次いで第7の行程として窒炭化処理が行われる。その目的は、20μm以下のの閉じた化合物層を形成することにある。この目的で、研削された部分が400〜620°Cの温度で60〜300分に亙って処理される。本発明の方法の最終程としての窒化物の冷却は炉内の保護ガス下で若しくは油又は水性媒体内での急冷によって行うことができる。
【0027】
独立請求項記載の発明によれば、浸炭窒化の代わりに、780〜1050°Cの温度でほぼ1〜4時間の保持時間に亙って0.4〜1.2重量パーセントの炭素量に滑り面領域を浸炭する肌焼きを行うことも可能である。この場合、続いて行われる工程は請求項6の特徴部分に記載の工程と同一である。
【0028】
請求項から判るように、カムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面に、窒炭化処理後に任意に配置された極小の切欠きを設けることも本発明に含まれる。
【0029】
さらに請求項記載の発明によれば、窒炭化処理をガス、プラズマ又は塩浴内で行うことができる。
【0030】
請求項記載の発明によれば、ガス窒炭化処理がアンモニア、二酸化炭素、窒素及びエンド−又はエクソガスのガス混合物中で530〜570°Cの温度で行われる。窒化物の冷却はこの場合保護ガス下で行われる。これらの温度は一方では共析温度以下であり、他方では、十分に高い成長速度で化合物層を形成するのに十分な高さを有している。さらにこの温度範囲では窒化された滑り面領域にいかなる付加的な組成変換も生ぜず、その結果焼入れは必要なくこれに伴う寸法変化及び形状変化は生じない。
【0031】
請求項記載のこれらの熱化学−熱処理法によれば、材料に高い耐摩耗性及び支持能力が与えられる。それというのは、化合物層の下にあってこれを支持する拡散領域は著しく改善された支持作用をえており、その結果極めて高い摩擦学的な負荷がかかったときにも化合物層はその下にある拡散領域の塑性変形によって損傷されることがないからである。
【0032】
構造化された表面の窒炭化処理によって、窒素及び炭素の浸透により、滑り面における十分に厚い油膜の形成に対する積極的な作用が同時に維持されると共に、該表面の機械的耐磨耗性が著しく高められる。
【0033】
【実施例】
次に図示の実施例につき本発明を詳説する。
【0034】
図面は制御カムと弁シャフトとの間に組付けられた状態における弁タペットを縦断面図で示すものである。
【0035】
図面によれば、詳細には示されていない内燃機関の弁駆動装置1は、主に、タペット4の上面3に作用する制御カム2から成っている。該制御カム2は回動不能にカム軸5上に配置されている。タペット4は詳細には示されていないシリンダヘッド7の摺動案内6内において上下に運動可能でありかつ制御カム2側とは反対側において図示されていない弁の弁シャフト8に作用する。弁シャフト8には弁ばね9が所属しており、このばねはタペット4の戻しに役立つ。
【0036】
本発明によれば、タペット4の上面3は粗い表面を有しており、該表面は任意に分配された多数のそれぞれ独立の極小切欠きによって特徴けられている。タペット4の上面3はこの場合滑り方向で、滑り方向に対して横方向で−1.3のSK−値を有している。
【0037】
弁駆動装置の全滑り面に対する極小切欠きが分配されている面全体の面積比は25%である。最高7μmまでの面を除いて測定又は計算した切欠きの平均面積は70μmである。該極小切欠きの量的測定は公知の形式で、滑り面の像を市販のイメージアナライザを用いて拡大して行われる。像拡大後滑り面は、極小切欠きの大きさ及び分布を測定しかつ滑り面全体に対する極小切欠きの面全体の比を検知することによって、分析される。
【0038】
タペット4はその上面3を、900°Cの温度及び1.5時間の保持時間で肌焼き処理される。この場合タペットの周辺領域には0.8重量パーセントに炭素が浸炭された。そして周辺領域をマルテンサイトスタート点より低い温度に急冷た後、該部分は30°C毎分の加熱速度で550°Cの温度で2時間焼きもどしされた。この焼きもどし工程後タペット4は室温に冷却され、次いでさらに切削成形加工された。さらに別の方法工程でタペット4の上面3は前記の、任意に配置された切欠きを加工され、さらに530°Cの温度で90分、窒炭化処理された。最後の工程として、室温への冷却が行われた。
【0039】
タペット4の上面3が前記のような表面粗さを有している、このような熱化学−熱処理をされた弁駆動装置は、従来形式の滑り接触式弁駆動装置に対して、磨耗挙動の改善と共に、著しく改善された潤滑膜形成及びより低い摩擦係数を示す。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】 制御カムと弁シャフトとの間に組付けられた状態における弁タペットを縦断面図で示す図
【符号の説明】
1 弁駆動装置、 2 制御カム、 3 上面、 4 タペット、 5 カム軸、6 摺動案内、 7 シリンダヘッド、 8 弁シャフト、 9 弁ばね、 10 周面

Claims (5)

  1. カム(2)の滑り面(10)及び又はカム従動子の滑り面(3)が、SK値がマイナスである、多数の任意に配置された極小切欠きを有しており、かつ全滑り面に対する切欠きのある面の比が10〜40%である形式の、カム軸(5)に配置されたカム(2)と、内燃機関の弁に結合したカム従動子とから成る、内燃機関用の弁駆動装置(1)におけるカム(2)の滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法であって、滑り面領域に炭素及び窒素を添加し次いでマルテンサイト焼入れする方法において、
    第1の工程で、780〜1050℃の温度でほぼ1〜4時間の保持時間に亙って0.4から1.2重量パーセントの炭素量及び0.1〜0.8重量パーセントの窒素量を滑り面領域を浸炭窒化する浸炭窒化処理を行い、次いで第2の工程で、上記浸炭窒化処理に続いて、滑り面領域のマルテンサイトスタート点より明らかに低い温度に急冷し、次いで第3の工程で、窒炭化温度より高い温度で、50℃毎分以下の加熱速度で、1〜2時間の保持時間に亙って焼もどし処理を行い、次いで第4の工程で室温に冷却し、次いで第5の工程で工作物の切削による成形を行い、次いで該滑り面に第6の工程で任意に配置された極小切欠きを設け、さらに第7の工程で、400〜620℃の温度でほぼ60〜300分の保持時間に亙って窒炭化処理を行い、次いで最後の工程で室温に冷却することを特徴とする、カム(2)の滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法。
  2. カム(2)の滑り面(10)及び又はカム従動子の滑り面(3)が、SK値がマイナスである、多数の任意に配置された極小切欠きを有しており、かつ全滑り面に対する切欠きのある面の比が10〜40%である形式の、カム軸(5)に配置されたカム(2)と、内燃機関の弁に結合したカム従動子とから成る、内燃機関用の弁駆動装置(1)におけるカム(2)の滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法であって、滑り面領域に炭素を添加し次いでマルテンサイト焼入れする方法において、
    第1の工程で、780〜1050℃の温度でほぼ1〜4時間の保持時間に亙って0.4〜1.2重量パーセントの炭素量を滑り面領域を浸炭する肌焼き処理を行い、次いで第2の工程で、滑り面領域をマルテンサイトスタート点より明らかに低い温度に急冷し、次いで第3の工程で、窒炭化温度より高い温度で、50℃毎分以下の加熱速度で、ほぼ1〜2時間の保持時間に亙って焼もどし処理を行い、次いで第4の工程で室温に冷却し、次いで第5の工程で工作物の切削による成形を行い、次いで第6の工程で該滑り面に任意に配置された極小切欠きを設け、次いで第7の工程で、400〜620℃の温度でほぼ60〜300分の保持時間に亙って窒炭化処理を行い、次いで最後の工程で室温に冷却することを特徴とする、カム(2)の滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法。
  3. 滑り面に、窒炭化処理後、任意に配置された極小切欠きを設けることを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. 窒炭化処理をガス、プラズマ又は塩浴中で行うことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. ガス窒炭化処理を、アンモニア、二酸化炭素、窒素及びエンドガス又はエクソガス中で、530〜570℃の温度で行い、このさい窒化物の冷却を保護ガス中で行うことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
JP18745094A 1993-08-14 1994-08-09 内燃機関用の弁駆動装置におけるカムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法 Expired - Fee Related JP3747075B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4327441 1993-08-14
DE4327441.2 1993-08-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0777015A JPH0777015A (ja) 1995-03-20
JP3747075B2 true JP3747075B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=6495262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18745094A Expired - Fee Related JP3747075B2 (ja) 1993-08-14 1994-08-09 内燃機関用の弁駆動装置におけるカムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3747075B2 (ja)
KR (1) KR100274665B1 (ja)
DE (1) DE4418245C2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100473963B1 (ko) * 1998-12-14 2005-08-02 씨제이 주식회사 퀴놀론계항균화합물의주사또는주입용수용액제제
DE10249761A1 (de) 2002-10-25 2004-05-13 Ina-Schaeffler Kg Nockenfolger eines Ventiltriebs einer Brennkraftmaschine
DE102004028221A1 (de) 2004-06-09 2005-12-29 Ina-Schaeffler Kg Hochbeanspruchtes Motorenbauteil
DE602006020925D1 (de) * 2005-12-27 2011-05-05 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Verriegelungsarm, verriegelungsbolzen, ventilkappe, einstellschraube, gelenkaufnahmeglied und ventil einer armartigen ventilbetriebsvorrichtung
US8109247B2 (en) 2008-05-19 2012-02-07 GM Global Technology Operations LLC Wear resistant camshaft and follower material
DE102009053046A1 (de) * 2009-11-16 2011-05-19 Mahle International Gmbh Nocken oder Lagerring für eine Nockenwelle
DE102012211864A1 (de) 2012-07-06 2014-05-22 Mahle International Gmbh Verfahren zur Herstellung/Bearbeitung eines Nockens

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2634496B2 (ja) * 1991-02-28 1997-07-23 エヌティエヌ株式会社 エンジンのローラ付カムフォロア
DE4205647C2 (de) * 1992-02-25 1996-08-01 Schaeffler Waelzlager Kg Verfahren zur thermochemisch-thermischen Behandlung von Einsatzstählen
DE4327440C2 (de) * 1993-08-14 1997-07-03 Schaeffler Waelzlager Kg Verfahren zur thermochemisch-thermischen Behandlung von Einsatzstählen, Vergütungsstählen und Wälzlagerstählen

Also Published As

Publication number Publication date
DE4418245C2 (de) 2003-06-18
DE4418245A1 (de) 1995-02-16
KR100274665B1 (ko) 2000-12-15
KR950006218A (ko) 1995-03-20
JPH0777015A (ja) 1995-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3909902B2 (ja) 高耐面圧用鋼部品およびその製造方法
US5427457A (en) Rolling bearing
JP4560141B2 (ja) 表面硬化用機械構造用鋼及び機械構造鋼部品
EP1484517B1 (en) Rolling bearing, cam follower with roller, and cam
JP3128803B2 (ja) 転がり軸受
EP2025765A1 (en) Rolling bearing
JP5477111B2 (ja) 窒化高周波焼入れ用鋼及び窒化高周波焼入れ部品
JPH0788851B2 (ja) 転がり軸受
GB2258274A (en) Rolling bearing
EP1143018B1 (en) Rolling bearing
JP3747075B2 (ja) 内燃機関用の弁駆動装置におけるカムの滑り面及び又はカム従動子の滑り面を熱化学−熱処理する方法
JP3787663B2 (ja) 転がり軸受の熱処理方法
US20020119858A1 (en) Rolling element for a continuously variable transmission (CVT), a CVT using the rolling element and a method for producing the rolling element
JP3990254B2 (ja) 総ころタイプの転がり軸受
GB2268753A (en) Rolling bearing
JP2005030569A (ja) カムフォロア
JPH05148612A (ja) ピストンリングの製造方法
EP0799902B1 (en) Piston ring material excellent in workability
CN85100188A (zh) 微氮中温气体渗碳工艺
JP3524978B2 (ja) カムフォロワ用ローラ
JP2003314212A (ja) タペットローラ支持軸受
JPH1068419A (ja) 転がり軸受
JPH0853711A (ja) 表面硬化処理方法
JPH04194415A (ja) 転がり軸受
JP2006241480A (ja) 転がり支持装置、転がり支持装置の転動部材の製造方法、鋼の熱処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041008

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050408

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees