JP3763663B2 - 表示制御装置および画像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、表示画面上にグラフィック表示を行う画像表示装置の表示制御装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来の画像表示装置としては、例えば「最新パソコン技術体系’95」(編集:日経バイト,発行:1995/6/21,pp.87−100)に示される画像表示装置がある。この画像表示装置は、図14に示すように、画像表示装置1全体を制御するCPU10と、画像データを格納する読み書き可能なビデオメモリ(ビデオメモリ)20と、画像の表示を制御する表示制御装置30と、カラーパレット付きディジタル−アナログ変換手段(DAC)40と、CRTなどからなる表示手段50とを有して構成している。
【0004】
表示制御装置30は、CPU10からの表示命令に従ってビデオメモリ20上に表示データ(ディジタル表示データ)を転送する働きと、CPU10によって設定された解像度情報に従ってビデオメモリ20に格納された表示データをカラーパレット付きDAC40へ送信する働きを有している。
【0005】
カラーパレット付きDAC40は、ビデオメモリ20から転送されてきたディジタル表示データをアナログ信号に変換して表示手段50に送信する。表示手段50は、このアナログ信号に従って画像を表示する。
【0006】
表示制御装置30によるビデオメモリ20に格納されたディジタル表示データをカラーパレット付きDAC40へ転送する処理は、図15のフローチャートに示す処理手順によって行われる。
【0007】
表示処理は、まず、CPU10から表示解像度(表示幅:Xドット、表示ライン数:Yライン)データおよびビデオメモリ20上の表示データ格納アドレスを取得する(S90)。次いで、表示ラインアドレスカウンタbを初期値“0”にセットし(S91)、ドット数アドレスカウンタaを初期値“0”にセットする(S92)。
次いで、座標(a,b)のアドレスを算出し(S93)、ビデオメモリ20から、その算出したアドレスから表示する画像データを取得する(S94)。次に、その取得した表示データをカラーパレット付きDAC40へ送信し、表示手段50上に表示する(S95)。
【0008】
次いで、ドット数アドレスカウント値aが表示幅Xに達したかを判定し(S96)、達していないときには、ステップS92へ戻り、ドット数アドレスカウント値aを“1”進め、該当するアドレスの表示データを取得してステップS93〜95の処理を、ドット数アドレスカウント値aが表示幅Xに達するまで実行する。
【0009】
ドット数アドレスカウント値aが表示幅Xを越えると、1ライン分の表示データを読み出したことになるので、ライン数アドレスカウント値bが表示ライン数Yに達したかを判断し(S97)、達していないときには、ステップS91戻り、ライン数アドレスカウント値bを“1”進め、該当するアドレスの表示データを取得してステップS92〜96の処理を、ライン数アドレスカウント値bがライン数Yに達するまで実行する。
【0010】
以上の処理を繰り返すことによって、ビデオメモリ20に格納された表示データの全てをカラーパレット付きDAC40へ送信することが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の表示装置では、表示画面が高解像度になった場合や情報携帯端末等の小画面に表示される文字は小さくなり、アプリケーション等に拡大機能が備わっていない場合は、文字が見ずらく、作業効率が低下するおそれがある。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、画像表示装置において、表示画面が高解像度になった場合や情報携帯端末などの小画面に表示される小さな文字を、表示したい領域を選択して拡大表示し見易くすることができる表示制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、画像表示装置において、ビデオメモリに格納された表示画面を分割し、分割した画面領域を管理する画面領域管理手段と、画面のどの領域を表示するかを指定する指定表示領域選択入力を監視し、領域選択の入力があった場合に、前記画面領域管理手段で管理している画面領域を基に、指定領域の表示データ読み出し拡大して表示手段に表示する表示制御手段を備える。
【0014】
本発明は、表示データを格納するビデオメモリと、表示命令に従って該ビデオメモリに表示データを転送して格納するとともに該ビデオメモリに格納された表示データを読み出して表示装置に表示させる制御を行う表示制御装置とを有する画像表示装置の表示制御装置において、前記ビデオメモリに格納された表示データを複数の領域に分割して管理する画面管理手段と、前記ビデオメモリの分割したいずれかの領域に格納された表示データを拡大して表示するための選択操作が行われたことを認識するとともに指定された表示領域を認識する表示領域判定手段と、ビデオメモリの選択された領域から読み出された表示データを所定の表示解像度に拡大する画像拡大処理手段とを設けた。
【0015】
本発明は、上記表示制御装置において、画像拡大処理手段が、表示データを横方向にn倍(nは1以上の整数)に拡大する場合、1点の表示データを横方向にn点づつ表示する処理を行って所定の表示解像度に拡大する処理を行うようにした。
また、本発明は、上記表示制御装置において、画像拡大処理手段が、表示データを縦方向にm倍(mは1以上の整数)に拡大する場合、1ラインの表示データをmラインづつ表示する処理を行って所定の表示解像度に拡大する処理を行うようにした。
さらに、本発明は、上記表示制御装置において、画像拡大処理手段が、表示データを横方向にn倍に縦方向にm倍に拡大する場合、1点の表示データを横方向にn点づつ表示し、1ラインの表示データをmラインづつ表示する処理を行って所定の表示解像度に拡大する処理を行うようにした。
【0016】
本発明は、上記表示制御装置において、表示画面上に表示したビデオメモリに格納した表示データの領域を選択することによって、表示領域判定手段が、選択操作および表示領域を認識するようにした。
【0017】
さらに、本発明は、上記表示制御装置において、キーボード装置の特定のキーを押し下げることによって、表示領域判定手段が、選択操作および表示領域を認識するようにした。
【0018】
本発明は、表示データを格納するビデオメモリと、表示命令に従って該ビデオメモリに表示データを転送して格納するとともに該ビデオメモリに格納された表示データを読み出して表示装置に表示させる制御を行う表示制御装置と、表示手段とを有する画像表示装置において、前記表示制御装置を、前記ビデオメモリに格納された表示データを複数の領域に分割して管理する画面管理手段と、前記ビデオメモリの分割したいずれかの領域に格納された表示データを拡大して表示するための選択操作が行われたことを認識するとともに指定された表示領域を認識する表示領域判定手段と、ビデオメモリの選択された領域から読み出された表示データを所定の表示解像度に拡大する画像拡大処理手段とから構成した。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる画像表示装置の表示制御装置の第1の実施の形態を図1〜図5を用いて説明する。
図1は本発明の指定領域表示機能を有する表示制御装置の構成を説明するブロック図であり、図2は上記表示制御装置が有する画面管理手段で管理する画面領域を格納する画面管理テーブルの構成を説明する図であり、図3は図1の指定領域表示機能を有する表示制御装置の動作前の表示状態を説明する模式図であり、図4は上記表示制御装置における領域表示制御の動作を説明する動作フローチャートであり、図5は図1の指定領域表示機能を有する表示制御装置による表示原理を説明する模式図である。
【0020】
以下この実施の形態にかかる指定領域表示機能を有する表示制御装置の構成を説明する。
この実施の形態にかかる表示制御装置は、指定された領域の表示データを拡大して表示する機能を有する装置であり、Xドット×Yライン分の表示データが格納されたビデオメモリから、(1/n)の大きさの表示データを指定された領域から読み出し、n倍してXドット×Yラインの解像度の表示手段の画面上に表示する装置である。ここで、nは、1以上の整数である。
【0021】
図1に示すように、この実施の形態にかかる画像表示装置1は、CPU10と、ビデオメモリ20と、表示制御装置30と、カラーパレット付きDAC40と、CRTなどからなる表示手段50とを有して構成される。
【0022】
上記表示制御装置30は、Xドット×Yライン分の表示データをビデオメモリ20の所定のアドレスへ書き込む表示データ書込手段31と、ビデオメモリ20から1/nの大きさの表示データを指定された領域から読み出す表示データ読出手段32と、指定された領域を表示する指令である領域表示指令があったときに、該領域表示指令に基づいて表示する領域を判定する表示領域判定手段33と、ビデオメモリから読み出した所定の領域の表示データをn倍に拡大する画像拡大手段34と、Xドット×Yライン分の表示データをビデオメモリ20に複数領域に分割して格納管理する画面管理部35とを有している。
【0023】
ここで、CPU10と、ビデオメモリ20と、カラーパレット付きDAC40と、表示手段50は、図14に示す従来の表示装置とほぼ同じ構造と機能を有している。
【0024】
CPU10は、画像表示装置1全体の動作制御を司り、従来の画像表示装置のCPUとほぼ同じ構成および機能を有している。CPU10は、外部からの指令に基づいて表示データを作成する。
【0025】
ビデオメモリ20は、CPU10が作成した表示データを表示手段50に表示する画像データとして格納する読み書き可能なビデオメモリであり、DRAM(Dynamic RAM)かデュアルポートRAMを用いることができる。
【0026】
表示制御装置30は、CPU10が作成した表示データをビデオメモリ20に書き込む機能と、ビデオメモリ20から表示データを読み出しDAC40へ送り出す機能を有している。さらに、表示制御装置30は、領域表示を選択する領域表示指令の入力を監視し、領域指定指令が入力されたときに、表示領域判定手段33で指定された表示領域を判定し、画面管理部35の画面管理情報に基づいてビデオメモリ20から所定の領域の表示データを読み出し、画像拡大処理手段34で、指定された倍率に拡大して表示データを生成し、カラーパレット付きDAC40に送信する機能を有している。
【0027】
カラーパレット付きDAC40は、表示制御装置30から送られてきたディジタルの表示データをアナログの表示データに変換して、一定の周波数に載せて表示手段50に送る。カラーパレット付きDAC40は、カラーパレットと呼ぶ色情報テーブルを持っており、ビデオメモリに格納された色データと色情報テーブルを照らし合わせて表示する色を決める働きを有している。
表示手段50に液晶ディスプレイを用いた場合には、ディジタルの表示信号を直接送ることができるので、DAC40を必要としない。
【0028】
表示手段50は、CRT等を用いて構成され、DAC40を経由して表示制御装置30から送られてきた画像データによって画面を表示する。
【0029】
表示制御装置30の表示データ書込手段31は、CPU10が作成した表示データをビデオメモリ20の所定のアドレスに書き込む働きを有している。
【0030】
表示データ読出手段32は、画面管理部35からの画面管理情報に基づいて指定された領域から指定された大きさの表示データを読み出し、画像拡大処理手段34送出する機能を有している。
【0031】
表示領域判定手段33は、領域表示指令の入力を監視し、領域を選択して表示する指令の入力があった場合に、領域表示を行う起動信号を画面管理部35に送信する。
【0032】
画像拡大処理手段34は、表示データ読出手段32が読み出した指定された大きさの表示データをn×m倍してXドット×Yラインの解像度の表示データに拡大する機能を有している。
【0033】
画面管理部35は、表示領域判定手段33からの起動信号により、画面領域の管理情報の設定と記憶を行う。
【0034】
画面管理部33は、ビデオメモリ20に格納されたXドット×Yライン分の表示データをn×mの領域に分割して管理する。
画面管理部35は、表示画面の態様を設定した例えば図2に示す画面管理テーブル350を有している。画面管理テーブル350は、表示手段の画面上に表示する態様に対応するインデックス欄351と、選択フラグ設定欄352と、画面上に表示する領域が格納される分割領域欄353と、X方向の分割数nが格納されるX分割欄354と、Y方向の分割数mが格納されるY分割欄355と、表示開始点格納欄356とを有している。
【0035】
この例では、インデックス欄351のインデックスに対応して画面を2分割するように設定されており、全表示データを画面全体に表示する態様“0”、表示データを左右に2分割し、いずれか一方の表示データを横方向に拡大して画面全体に表示する態様“1”,“2”が設定されている。
【0036】
選択フラグ設定欄352には、領域表示選択指令があったときに該当するインデックスに対応した個所に選択フラグ“1”を設定する。
【0037】
分割領域欄353には、分割された領域が示されており、インデックス“0”には全画面を示す“X,Y”領域が、インデックス“1”には左右に2分割された内の左画面を示す“X1,Y”領域が、インデックス“2”には左右に2分割された後の右画面を示す“X2,Y”領域がそれぞれ示されている。
【0038】
X分割欄354には、X方向の分割数nが格納され、左右に分割しないときには“1”が、左右に2分割する場合は“2”が、左右にn分割する場合は“n”が格納される。
【0039】
Y分割欄355には、Y方向の分割数mが格納され、上下に分割しないときには“1”が、上下に2分割する場合には“2”が、上下にm分割する場合には“m”が格納される。この実施の形態では上下に分割しないので“1”が格納される。
【0040】
表示開始点格納欄356には、表示態様に対応したビデオメモリ20上の表示開始点の座標が格納されている。
【0041】
次に、上記画像表示装置1の動作について説明する。
図3は、図1の指定領域表示機能を有する表示制御装置が動作する前の表示手段50の画面の表示状態を示している。
表示手段50の表示画面51には、X×Yの画面が表示されている。この画面を画面領域1、画面領域2の2個の領域に分割することを考える。
この画面領域のいずれかの領域を選択して画面51上に拡大表示するときには、画面51上に表示領域を示す表示領域選択ウインドウ52を表示させる。
【0042】
図4のフローチャートに示すように、領域表示処理は、表示領域判定手段33が、図3に示した表示画面51上の表示領域選択ウィンドウ52をポインティングデバイスを用いて指定した指定表示領域選択の入力の有無を監視するとともに、領域表示指令があったときには、指定された表示領域の判定を行う(ステップ10)。
指定表示領域選択の入力がない場合は、指定表示領域選択の入力の監視と判定を続け、入力があった場合には、画面管理部35にどの表示領域が選択されたのかを示す領域選択情報を送信する。
【0043】
画面管理部35は、前記送信された領域選択情報から、画面管理部35内の画面管理テーブル350の画面領域に対応する選択フラグを取得し、取得した選択フラグの判定と設定を行う(S11)。
取得した選択フラグが“0”ならば“1”に設定し、取得した選択フラグが“1”ならば“0”に設定し、表示開始信号を表示データ読出手段32に送信する。
画面管理部35から送信された表示開始信号により、表示データ読出手段32は、図2に示す画面管理部35内の画面管理テーブル350の表示領域情報を取得し(S12)、取得した情報を基に、選択フラグが設定されているインデックス番号351の表示開始点欄356を参照して画面領域の表示開始座標(a、b)を算出する(S13)。選択フラグが設定されていない場合は、インデックス番号“0”画面領域の表示開始座標を算出する。
【0044】
図2に示した画面管理テーブル350を用いた表示領域情報の設定を例にすると、インデックス番号“1”に選択フラグが設定されているのでインデックス番号“1”の表示開始点欄356から画面領域の表示開始座標(a、b)を算出し、Y軸の表示開始座標bがライン数Y以下であるか否かを見て縦方向の描画処理の判定を行う(S14)。
表示開始座標bが、インデックス番号“1”の画面領域Yより大きい場合はステップS10に戻り、小さい場合は、ステップS15に進む。
【0045】
次いで、X軸の表示開始座標aが分割領域のドット数X1以下であるか否かを見て横方向の表示処理の判定を行う(S15)。
表示開始座標aが、インデックス番号“1”の画面領域X1より大きい場合は、表示開始座標bに“1”を加算し(S16)、ステップS14に戻り次ぎのラインの表示処理を行う。
表示開始座標aが、インデックス番号“1”の画面領域X1より小さい場合は、表示開始座標(a、b)からビデオメモリ20上の表示開始アドレスAを算出する(S17)。
【0046】
ステップS17で算出した表示開始アドレスAのデータをビデオメモリ20から取得する(S18)。
次いで、画面管理テーブル350のX分割欄からX方向分割数の数n(この例では“2”)を読み出す(S19)。
表示開始アドレスAの表示データを、表示画面51上に表示する(S20)。
ステップS20で表示したと同じ表示データを、X方向分割数n(n=2)だけX方向に順に表示画面51上に表示する(S21)。
次いで、表示開始座標aに“1”を加算して(S22)、ステップS15に戻り、順次新たな表示開始アドレスAを表示データを読み出し表示画面上に拡大表示する。
【0047】
1ライン分の表示データを表示すると、ステップS15で表示開始アドレスaがX1を越える(X1<a)ので、ステップS16に移行し、同様に次ぎのラインの表示データを読み出して表示画面51上に拡大して表示する(S15〜22)。
この処理を、表示開始アドレスbがYを越える(Y<a)まで繰り返して全てのラインの表示を行うことによって、画面領域1の表示データを画面上に横倍角にして表示することができる。。
【0048】
以上の処理により、図5(A)に示す1ドットずつの表示データを図5(B)に示すように1ライン2ドットずつ表示する横倍角の表示ができ、表示したい領域を選択するだけで指定した領域が拡大表示され文字が見易くなり作業効率を上げることができる。
【0049】
以下、第2の実施の形態にかかる指定領域表示機能を有する表示制御装置の構成を図6〜図10を用いて説明する。
図6は本発明の第2の実施の形態にかかる指定領域表示機能を有する表示制御装置の構成を説明するブロック図であり、図7は上記表示制御装置が有する画面管理手段で管理する画面領域を格納する画面管理テーブルの構成を説明する図であり、図8は図6の指定領域表示機能を有する表示制御装置による表示原理を説明する模式図であり、図9は上記表示制御装置における領域表示制御の動作を説明する動作フローチャートであり、図10は図6の指定領域表示機能を有する表示制御装置の動作前の表示状態を説明する模式図である。
【0050】
この実施の形態にかかる表示制御装置は、指定された領域の表示データを拡大して表示する機能を有する装置であり、Xドット×Yライン分の表示データが格納されたビデオメモリから、(1/n)×(1/m)の大きさの表示データを指定された領域から読み出し、n×m倍してXドット×Yラインの解像度の表示手段の画面上に表示する装置である。ここで、n,mは、それぞれ1以上の整数である。
【0051】
図6に示すように、第2の実施の形態にかかる画像表示装置1は、CPU10と、ビデオメモリ20と、表示制御装置30と、カラーパレット付きDAC40と、CRTなどからなる表示手段50と、キーボード装置60とを有して構成される。
【0052】
上記表示制御装置30は、Xドット×Yライン分の表示データをビデオメモリ20の所定のアドレスへ書き込む表示データ書込手段31と、ビデオメモリ20から(1/n)×(1/m)の大きさの表示データを指定された領域から読み出す表示データ読出手段32と、ビデオメモリから読み出した所定の領域の表示データをn×m倍に拡大する画像拡大手段34と、ビデオメモリ20に格納されたXドット×Yライン分の表示データをビデオメモリ20に複数領域に分割して格納管理する画面管理部35と、キーボード装置からの入力された領域を表示する指令である領域表示指令があったときに、該領域表示指令に基づいて表示する領域を判定するキーボード入力情報管理部36とを有している。
【0053】
ここで、CPU10と、ビデオメモリ20と、カラーパレット付きDAC40と、表示手段50は、図1に示す第1の実施の形態にかかる画像表示装置とほぼ同じ構造と機能を有している。
【0054】
CPU10は、画像表示装置1全体の動作制御を司り、従来の画像表示装置のCPUとほぼ同じ構成および機能を有している。CPU10は、外部からの指令に基づいて描画データを作成する。
【0055】
ビデオメモリ20は、CPU10が作成した描画データを表示手段50に表示する画像データとして格納する読み書き可能なビデオメモリであり、DRAM(Dynamic RAM)かデュアルポートRAMを用いることができる。
【0056】
表示制御装置30は、CPU10が作成した描画データをビデオメモリ20に書き込む機能と、ビデオメモリ20から表示データを読み出しDAC40へ送り出す機能を有している。さらに、表示制御装置30は、領域表示を選択する領域表示指令の入力を監視し、領域指定指令が入力されたときに、表示領域判定手段36で指定された表示領域を判定し、画面管理部35の画面管理情報に基づいてビデオメモリ20から所定の領域の表示データを読み出し、画像拡大処理手段34で、指定された倍率に拡大して表示データを生成し、カラーパレット付きDAC40に送信する機能を有している。
【0057】
カラーパレット付きDAC40は、表示制御装置30から送られてきたディジタルの表示データをアナログの表示データに変換して、一定の周波数に載せて表示手段50に送る。カラーパレット付きDAC40は、カラーパレットと呼ぶ色情報テーブルを持っており、ビデオメモリに格納された色データと色情報テーブルを照らし合わせて表示する色を決める働きを有している。
表示手段50に液晶ディスプレイを用いた場合には、ディジタルの表示信号を直接送ることができるので、DAC40を必要としない。
【0058】
表示手段50は、CRT等を用いて構成され、DAC40を経由して表示制御装置30から送られてきた画像データによって画面を表示する。
【0059】
キーボード装置60は、文字や数字を入力する。
【0060】
表示制御装置30の表示データ書込手段31は、CPU10が作成した描画データをビデオメモリ20の所定のアドレスに書き込む働きを有している。
【0061】
表示データ読出手段32は、画面管理部35からの画面管理情報に基づいて指定された領域から指定された大きさの表示データを読み出し、画像拡大処理手段34へ送出する機能を有している。
【0062】
画像拡大処理手段34は、表示データ読出手段32が読み出した指定された大きさの表示データをn×m倍してXドット×Yラインの解像度の表示データに拡大する機能を有している。
【0063】
画面管理部35は、キーボード入力情報管理部36からの起動信号により、画面領域の管理情報の設定と記憶を行い、表示制御装置30に表示開始信号を送信する。
画面管理部35は、図7に示す画面管理部35内の、画面管理テーブル350情報に割り当てられている特定キーと、前記送信された特定キー情報に対応している選択フラグを取得し、取得した選択フラグの判定と設定を行う(S31)。選択フラグが“0”ならば“1”に設定し、選択フラグが“1”ならば“0”に設定し、表示開始信号を表示制御装置30に送信する。
画面管理部35から送信された表示開始信号により、表示制御装置30は、図9に示す画面管理部35内の画面管理テーブル情報を取得し、取得した情報を基に、ステップS33で選択フラグが設定されているインデックス番号の画面領域の描画開始座標(a、b)を算出する(S32)。選択フラグが設定されていない場合は、インデックス番号“0”画面領域の描画開始座標を算出する。
【0064】
画面管理部35は、表示画面の態様を設定した例えば図7に示す画面管理テーブル350を有している。画面管理テーブル350は、表示手段の画面上に表示する態様に対応するインデックス欄351と、選択フラグ設定欄352と、画面上に表示する領域が格納される分割領域欄353と、X方向の分割数nが格納されるX分割欄354と、Y方向の分割数mが格納されるY分割欄355と、表示開始点格納欄356と、特定キー欄357とを有している。
【0065】
この例では、インデックス欄351のインデックスに対応して図8に示すように画面を4分割するように設定されており、全表示データを画面全体に表示する態様“0”、画面領域11の表示データを横方向および縦方向に拡大して画面全体に表示する態様“1”、画面領域21の表示データを横方向および縦方向に拡大して画面全体に表示する態様“2”、画面領域12の表示データを横方向および縦方向に拡大して画面全体に表示する態様“3”、画面領域22の表示データを横方向および縦方向に拡大して画面全体に表示する態様“4”が設定されている。
【0066】
選択フラグ設定欄352には、領域表示選択指令があったときに該当するインデックスに対応した個所に選択フラグ“1”を設定する。
【0067】
分割領域欄353には、分割された領域が示されており、インデックス“0”には全画面を示す“X,Y”領域が、インデックス“1”には画面領域11“X1,Y1”が、インデックス“2”には画面領域21“X2,Y1”が、インデックス“3”には画面領域12“X1,Y2”が、インデックス“4”には画面領域22“X2,Y2”がそれぞれ示されている。
【0068】
X分割欄354には、X方向の分割数nが格納され、左右に分割しないときには“1”が、左右に2分割する場合は“2”が格納される。
【0069】
Y分割欄355には、Y方向の分割数mが格納され、上下に分割しないときには“1”が、上下に2分割する場合には“2”が格納される。
【0070】
表示開始点格納欄356には、表示態様に対応したビデオメモリ20上の表示開始点の座標などが格納されている。
【0071】
特定キー欄357には、インデックスに対応し手設定された特定のキーが登録されている。
【0072】
キーボード入力情報管理部36は、キーボード装置60からの入力情報を監視し、ある特定キーの入力(例えば、Ctrl+alt)が行われたときに指定領域表示の起動信号を画面管理部35に送信する働きを有している。
【0073】
表示制御装置30は、画面管理部35から送信された信号により、画面管理部35の管理情報とビデオメモリの情報を基に表示データを生成し、カラーパレット付きDAC40に送信する。
【0074】
図8は、図6の指定領域表示機能を有する表示制御装置が動作する前の表示手段50の画面の表示状態を示している。
表示手段50の表示画面51には、X×Yの画面が表示されている。この画面を画面領域11〜画面領域22の4個の領域に分割することを考える。
この画面領域のいずれかの領域を選択して画面51上に拡大表示するときには、キーボード手段60の特定器を押し下げて表示領域を指定する。
【0075】
図9に示すように、この実施の形態の領域表示処理は、キーボード入力情報管理部36が、キーボード装置60から出力される出力情報を監視し、ある特定キーの入力があるか否かの判定を行う(ステップS30)。特定キーの入力がなかった場合は入力の監視と判定を続ける。特定キーの入力があった場合には、画面管理部35に、どの領域が選択されたかを示す特定キー情報を送信する。
【0076】
画面管理部35は、入力された特定キー情報に基づいて画面管理テーブルを参照し、画面領域を設定し(S31)、分割した領域を示す画面情報を取得する(S32)。画面管理部35は、取得した画面情報に基づいて表示開始座標(a,b)を算出する(S33)。
【0077】
図7の表示領域情報の設定を例にすると、インデックス番号“1”に選択フラグが設定されていることからインデックス番号“1”の画面領域の描画開始座標(a、b)を算出し、縦方向の描画処理の判定を行う(S34)。
描画開始座標bが、インデックス番号“1”の画面領域Y1より大きい場合はステップS30に戻り、小さい場合は、ステップS36〜S43の処理をY方向分割数(この例では、2分割)の回数を繰り返す(S35)。
【0078】
描画開始座標aが、インデックス番号“1”の画面領域X1より大きいか否かを判定し横方向の描画処理の判定を行う(S36)。
描画開始座標aが、インデックス番号“1”の画面領域X1より大きい場合は、描画開始座標aの初期化を行う(S37)。
ステップS35の判定で、描画開始座標aが、インデックス番号“1”の画面領域X1に達していないときには、表示開始座標(a、b)を用いて表示開始アドレスA11を算出する(S38)。
ビデオメモリ20にアクセスして、算出した表示開始アドレスA11のデータを取得する(S39)。
X方向分割数の数(図2の例では、2分割)のドット数分、前記取得したデータを表示手段50の表示画面51上に表示する(S40,41,42)。
【0079】
次いで、表示開始座標aに“1”を加算して(S43)、ステップS36に戻り、横方向の次ぎの表示データを読み出し、X方向分割数に相当するドット数分表示手段50の表示画面51に表示する(S36〜S43)。この処理を1ライン分繰り返した後、表示開始アドレスA11からの表示データの読出と表示を縦方向の分割数だけ繰り返す(S44)。
【0080】
上記処理により、1ラインの表示をY方向分割数の回数分繰り返したら、表示開始座標bに“1”を加算して(S45),ステップS34に戻り、ビデオメモリ20から次ぎのラインの表示データを読み出し表示する。
【0081】
以上の処理により、図10(A)に示すような1ライン1ドットのデータを図10(B)に示すように2ライン2ドットに表示することができ、表示したい領域に割り当てた特定キーの押下だけで、指定した領域が縦横倍角に拡大表示され、文字が見易く作業効率が上がる。
【0082】
図8の選択フラグが設定されていない通常の表示画面を、図7に示す表示領域情報の設定を基に図9のステップS30〜S45の処理を行うことによって、表示画面を表示装置50表示画面51上に表示することができる。
【0083】
本発明の第3の実施の形態を図11を用いて説明する。図9に示した領域表示処理のステップS30の処理を図4に示したステップS10の処理に変更するとともに、画面領域をn×m個とし、図1に示した画面管理部35で管理する画面領域を、図11に示すようにX方向にn画面、Y方向にm画面を管理するように変更することで、図1に示した指定領域表示装置の構成を用いて、図12に示すm×n画面にも対応できるようにした形態を示している。
この場合の領域表示処理は、図4のステップS14の後に図9に示したステップS35と同様な処理が加わり、ステップS22の後に図9のステップS44およびステップS45と同様な処理が加えられて、縦方向の重複表示がなされて図4の表示処理とほぼ同様に行われる、
【0084】
本発明の第4の実施の形態を図13を用いて説明する。図13に示す画面管理テーブル350は、図6に示した画像表示装置1を用いて、図12に示すX方向にn画面、Y方向にm画面の画面領域を管理するようにした形態を示している。この実施の形態では、図12に示した画面管理テーブル350を用いて、図9に示した領域表示処理を実行することによって、図12に示すm×n画面の中から指定された画面領域をm×nに拡大して表示することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、表示画面が高解像度になった場合や情報携帯端末等の画面に表示される小さな文字でも、表示したい領域を選択するか表示したい領域に割り当てた特定キーの押下だけで、指定した領域を拡大表示することができ、アプリケーション等に拡大機能が備わっていない場合でも、文字を見易く表示することができ、作業効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる指定領域表示機能を有した画像表示装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した画像表示装置の画面管理部に設けた画面管理テーブルの内容を示す図。
【図3】図1に示した画像表示装置の画面領域を説明する図。
【図4】図1に示した画像表示装置の領域表示処理の動作を示すフローチャート。
【図5】図1に示した画像表示装置の表示の態様を説明する模式図。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる指定領域表示機能を有した画像表示装置の構成を示すブロック図。
【図7】図6に示した画像表示装置の画面管理部に設けた画面管理テーブルの内容を示す図。
【図8】図6に示した画像表示装置の画面領域を説明する図。
【図9】図6に示した画像表示装置の領域表示処理の動作を示すフローチャート。
【図10】図6に示した画像表示装置の表示の態様を説明する模式図。
【図11】本発明の第3の実施の形態にかかる指定領域表示機能を有した画像表示装置の画面管理部に設けた画面管理テーブルの内容を示す図。
【図12】本発明の第3および第4の実施の形態の画像表示装置の表示の態様を説明する模式図。
【図13】本発明の第3の実施の形態にかかる指定領域表示機能を有した画像表示装置の画面管理部に設けた画面管理テーブルの内容を示す図。
【図14】従来の画像表示装置の構成を示すブロック図。
【図15】従来の画像表示装置の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 CPU
20 ビデオメモリ
30 表示制御装置
31 表示データ書込手段
32 表示データ読出手段
33 表示領域判定手段
34 画像拡大手段
35 画面管理部
350 画面管理テーブル
36 キーボード入力情報管理部
40 カラーパレット付きDAC
50 表示手段
51 表示画面
60キーボード装置
Claims (5)
- 表示データを格納するビデオメモリと接続され、
該ビデオメモリに格納された表示データを読み出して表示手段に表示させる制御を行う表示制御装置において、
前記ビデオメモリに格納された表示データを複数の領域に分割して管理する画面管理手段と、
前記ビデオメモリに格納された表示データの分割したいずれかの領域を表示領域として選択するための選択入力手段と、
該選択入力手段からの領域を選択する入力を認識するとともに前記ビデオメモリの選択された表示領域を認識する表示領域判定手段と、
ビデオメモリの選択された領域から読み出された表示データを所定の表示解像度に拡大する画像拡大処理手段を有し、
前記画面管理手段が、表示手段の画面上に表示する態様に対応するインデックス欄と選択フラグ設定欄と画面上に表示する領域が横方向のドット数と縦方向のライン数として格納される分割領域欄と表示開始点格納欄とからなる画面管理テーブルを有しており、
表示手段に表示された表示領域選択ウインドウのポインティングデバイスによる表示領域選択入力によって、前記画面管理テーブルの選択フラグに対応した表示開始点を分割領域欄のデータと表示開始点格納欄のデータとの比較により判定し、前記ビデオメモリから表示すべき表示データを読み出す
ことを特徴とする表示制御装置。 - 画像拡大処理手段が、表示データを横方向にn倍(nは1以上の整数)に拡大する場合、1点の表示データを横方向にn点づつ表示する処理を行って所定の表示解像度に拡大することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
- 画像拡大処理手段が、表示データを縦方向にm倍(mは1以上の整数)に拡大する場合、1ラインの表示データをmラインづつ表示する処理を行って所定の表示解像度に拡大することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
- 画像拡大処理手段が、表示データを横方向にn倍に縦方向にm倍に拡大する場合、1点の表示データを横方向にn点づつ表示し、1ラインの表示データをmラインづつ表示する処理を行って所定の表示解像度に拡大することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示制御装置、および、該表示制御装置に接続され表示データの表示を行う表示手段から構成されることを特徴とする画像表示装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP08622898A JP3763663B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 表示制御装置および画像表示装置 |
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