JP3763671B2 - エアコン用冷媒管の保護カバー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドレンチューブの収容作業を不要にした、エアコン用冷媒管の保護カバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、エアコン用冷媒管の保護カバー21として、例えば、図7に示すものがあった。かかる保護カバー21には、冷媒管22、22、電線23、23の他に、エアコンの室内機に溜まった水を排出するためのドレンチューブ24が収容された。
【0003】
しかし、この保護カバー21においては、保護カバー21内に、冷媒管22、22、電線23、23の他に、ドレンチューブ24までも収容しなければならず、その作業が面倒であった。
【0004】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ドレンチューブの収容作業を不要にした、エアコン用冷媒管の保護カバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエアコン用冷媒管の保護カバー装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
【0006】
【0007】
請求項1に記載の発明に係る、エアコン用冷媒管の保護カバー装置は、建物の壁面に沿って配設されるエアコン用冷媒管を収容して保護する保護カバーと、その保護カバーにつながるとともに前記冷媒管を収容して保護する付属保護カバーとからなる。そして、前記保護カバーは、前記エアコンの室内機からの水が通過するドレン部を一体的に備える。さらに、前記付属保護カバーは、前記ドレン部に接続されるとともに前記室内機からの水が通過するドレン連結管を備える。こうして、保護カバーが、ドレン部を一体的に備えることで、エアコンの室内機に接続されて保護カバー内に収容されるはずのドレンチューブを別途用意する必要がない。そして、付属保護カバーは、保護カバーにつながれ、また、ドレン連結管は、保護カバーのドレン部に接続されてエアコンの室内機からの水が通過する。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係る、エアコン用冷媒管の保護カバー装置のように、前記ドレン連結管は、前記付属保護カバーに一体的に備わってもよい。これにより、付属保護カバーを保護カバーにつなぐと、それと同時に自動的に、付属保護カバーに一体的に備わるドレン連結管は、保護カバーのドレン部に接続される。
【0009】
また、請求項3に記載の発明に係る、エアコン用冷媒管の保護カバー装置のように、前記ドレン部は、互いに離れて位置するようにして複数形成されてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るエアコン用冷媒管の保護カバー装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1ないし図5は、本発明に係るエアコン用冷媒管の保護カバー装置の一実施の形態を示す。図中符号1は、建物の壁面としての外壁面であり、1aは、その外壁面1に穿設されて、建物の内外に連通する開口孔である。2は、エアコン用冷媒管であり、エアコンの室内機(図示せず)と室外機(図示せず)とを結ぶように、開口孔1aに挿通されて、外壁面1に沿って配設される。3および4は、それぞれ、第1の保護カバーおよび第2の保護カバーであり、エアコン用冷媒管2、2を収容して保護する保護カバーとなる。5は、付属保護カバーであり、第1の保護カバー3と第2の保護カバー4とをつなぐように、第1の保護カバー3と第2の保護カバー4のそれぞれにつながるとともに前記冷媒管2、2を収容して保護するものである。6は、エアコンの室内機に接続されたドレン管であり、先端部6aは、開口孔1aを通して建物の外に出ている。7は、ドレン連結管であり、ドレン管6および、第1の保護カバー3の後述するドレン部3eに接続される。W1は、ウォールカバーであり、開口孔1a並びに、その開口孔1aから突出する部分の冷媒管2、2およびドレン管6を被うようにして、外壁面1に固定される。そして、これらの内の、第1の保護カバー3および付属保護カバー5が、エアコン用冷媒管2、2を保護する保護カバー装置8を構成している。
【0012】
ここで、第1の保護カバー3は、図1および図2に示すように、外壁面1に固定される基台3aと、その基台3aに嵌着される蓋体3bとから構成されており、それら基台3aおよび蓋体3bは、それぞれ、例えば、硬質の合成樹脂材料を押出成形して得られる。基台3aは、外壁面1に当接する底板部3cと、その底板部3cの両側の側板部3dと、底板部3cと側板部3d、3dとをつなぐように配置されるとともに、筒状に形成されてエアコンの室内機からの水が通過するドレン部3e、3eとからなる。その結果、ドレン部3e、3eは、外壁面1側に、互いに離れて位置するようにして複数(図示実施の形態においては互いに対称の関係で位置するように一対)形成されることになる。そして、これら底板部3c、側板部3d、3dおよびドレン部3e、3eは、押出成形により一体に形成されて、その押出方向である長手方向に直線状に延びている。また、これら底板部3c、側板部3d、3dおよびドレン部3e、3eにより、冷媒管2、2が収容される収容空間S1が形成されており、両側板部3d、3dの先端部3f、3f間が、冷媒管2、2を収容空間S1に挿入するための開口部K1となっている。そして、底板部3cには、内側に突出するように、断面コの字形状に折れ曲がった一対の凸条部3g、3gが、長手方向に連続して設けられている。これら凸条部3g、3gには、長手方向の適宜位置に、この基台3aをネジ等の取付具により外壁面1に取り付けるための取付孔3h、3hが穿設されている。また、それぞれの側板部3d、3dは、先端に向かうにしたがって内側に湾曲し、その先端部3f、3fに至っては、底板部3c側に向かって延びるまでに湾曲している。さらに、それぞれの側板部3d、3dは、その基端部に、外側に開口する係合凹部3i、3iが、長手方向に連続して設けられている。
【0013】
一方、蓋体3bは、基台3aの開口部K1および両側板部3d、3dを被うように、断面略コの字形状に形成されている。そして、蓋体3bの両端部には、それぞれ内側に向かって折り返されるようにして突出する係合凸部3j、3jが、長手方向に連続して設けられており、これら係合凸部3j、3jと前記基台3aの係合凹部3i、3iとが互いに係合することで、基台3aに蓋体3bが嵌着されるようにして固定される構造となっている。また、こうして、基台3aと蓋体3bとが嵌着されて一体化した第1の保護カバー3は、その保護カバー3の長手方向に延びて外壁面1と直交する平面を基準に対称形状となっており、図1において、長手方向側の両端となる上下を反転させても、反転前と同一形状となっている。
【0014】
第2の保護カバー4は、例えば、硬質の合成樹脂材料からなり、第1の保護カバー3と同一構造同一形状であって、基台4aと蓋体4bとから構成されており、さらに、基台4aは、底板部4c、側板部4d、4dおよび、エアコンの室内機からの水が通過するドレン部4e、4eとからなっている。
【0015】
付属保護カバー5は、図1および図3に示すように、基台5aと、その基台5aに嵌着される蓋体5bとから構成されており、それら基台5aおよび蓋体5bは、それぞれ、例えば、硬質の合成樹脂材料から樹脂成形して得られる。基台5aは、外壁面1に当接する底板部5cと、エアコンの室内機からの水が通過するドレン連結管5d、5dと、第1のリブ5e、5eとからなる。底板部5cは、幅狭(図1において、縦方向の寸法が短い)で左右に延びており、その延びた両端部5f、5fは、外壁面1側とは反対側に円弧状に湾曲している。ドレン連結管5d、5dは、底板部5cよりも上方および下方に若干延びるようにして、その底板部5cの両端部5f、5fに内側から重なるように位置している。第1のリブ5e、5eは、底板部5cとドレン連結管5dとに架かるようにして、上下に並んで形成されており、上側のリブ5eの上面は、底板部5cの上端面と同一面となっており、同様にして、下側のリブ5eの下面は、底板部5cの下端面と同一面となっている。
【0016】
一方、蓋体5bは、被い部5gと、第2のリブ5h、5hとからなる。被い部5gは、幅広(図1において、縦方向の寸法が長い)で、断面略コの字形状となるように延びており、その両端部5i、5iは、底板部5cの両端部5f、5fに外側から重なるようにして、その両端部5f、5fに係合するように、内側に円弧状に湾曲している。そして、第2のリブ5h、5hは、被い部5gの各端部5i近くから内側に突出するようにして、上下に並んで形成されており、被い部5gの各端部5iが底板部5cの各端部5fに係合したとき、この第2のリブ5h、5hが、底板部5cの端面5jおよびドレン連結管5dに当接するようになっている。このようにして、底板部5cの両端部5f、5fに被い部5gの両端部5i、5iが係合するとともに、底板部5cの端面5j、5jおよぴドレン連結管5d、5dに第2のリブ5h、5hが当接することにより、基台5aに蓋体5bが嵌着されるようにして固定される構造となっている。また、このようにして、これら基台5aおよび蓋体5bにより、冷媒管2、2が収容される収容空間S3が形成されている。また、このとき、第2のリブ5h、5hは、上下に並んだ、上側のリブ5hの上面が、底板部5cの上端面と同一面となっており、同様にして、下側のリブ5hの下面が、底板部5cの下端面と同一面となっている。こうして、付属保護カバー5は、その底板部5cの上端面および上側のリブ5e、5e、5h、5hの上面が、第1の保護カバー3の下端面が当接する上側当接面5kとなっており、同様にして、底板部5cの下端面および下側のリブ5e、5e、5h、5hの下面が、第2の保護カバー4の上端面が当接する下側当接面5mとなっている。
【0017】
図4および図5は、保護カバー装置8における、第1の保護カバー3と第2の保護カバー4とのつなぎ部分の、縦断面図および横断面図である。ここで、第1の保護カバー3の下端面は、付属保護カバー5の上側当接面5kと突き合わされ、そして、第2の保護カバー4の上端面は、付属保護カバー5の下側当接面5mと突き合わされる。このとき、付属保護カバー5の蓋体5bの上部部分が、第1の保護カバー3の下部部分を被い、蓋体5bの下部部分が、第2の保護カバー4の上部部分を被うようにして、これら第1の保護カバー3と第2の保護カバー4とは、付属保護カバー5を介してつながれる。これと同時に、付属保護カバー5のドレン連結管5d、5dの上部部分は、第1の保護カバー3のドレン部3e、3eの下部部分に差し込まれるようにして、そのドレン部3e、3eに接続され、ドレン連結管5d、5dの下部部分は、第2の保護カバー4の、他のドレン要素としてのドレン部4e、4eの上部部分に差し込まれるようにして、そのドレン部4e、4eに接続されて、これら第1の保護カバー3のドレン部3e、3eと第2の保護カバー4のドレン部4e、4eとは、ドレン連結管5d、5dを介してつながれる。
【0018】
また、ドレン連結管7は、エアコンの室内機からの水が通過するように、筒状に形成されるとともに、下側の小径部7aと上側の大径部7bとからなっている。そして、図示実施の形態においては、前記小径部7aは、第1の保護カバー3の一方(図1において右側)のドレン部3eの上部部分に挿入されるようにして、そのドレン部3eに接続され、また、前記大径部7bは、他のドレン要素としてのドレン管6の先端部6aに外側から嵌まるようにして、そのドレン管6に接続される。
【0019】
次に、以上の構成からなるエアコン用冷媒管の保護カバーおよび保護カバー装置、並びに、ドレン連結管の作用効果について説明する。第1および第2の保護カバー3、4が、ドレン部3e、3e、4e、4eをそれぞれ一体的に備えることで、エアコンの室内機に接続されて第1および第2の保護カバー3、4内に収容されるはずのドレンチューブを別途用意する必要がない。したがって、第1および第2の保護カバー3、4への、ドレンチューブの収容作業を不要にすることができる。
【0020】
また、エアコンの室内機からの水の経路となるドレン経路を施工が容易となるように形成するために、互いに離れて位置するようにして一対形成されたドレン部3e、3e、4e、4eのいずれか一方を適宜選択して使用することができる。また、例えば、2台のエアコンの室内機からの水が通過するそれぞれのドレン経路を形成するために、一対のドレン部3e、3e、4e、4eの両方をドレン経路として使用することもできる。このようにして、エアコンの室内機からの水の経路となるドレン経路を、状況に応じて適宜設定することができる。
【0021】
また、ドレン連結管5d、5dは、付属保護カバー5に一体的に備わっているので、その付属保護カバー5を、第1の保護カバー3や第2の保護カバー4につなぐと、それと同時に自動的に、ドレン連結管5d、5dは、第1の保護カバー3のドレン部3e、3eや第2の保護カバー4のドレン部4e、4eに接続される。
【0022】
また、第1および第2の保護カバー3、4は、上下を反転させても同一形状であるので、どちらの向きでも使用することができるので、上下の向きを気にすることなく施工することができ、施工作業が容易となる。
【0023】
また、第1の保護カバー3、第2の保護カバー4および付属保護カバー5は、硬質材料からなるので、ドレン部3e、4eおよびドレン連結管5dが、冷媒管2に押されても容易にはつぶれることがなく、したがって、エアコンの室内機からの水が通過するのを妨げることがない。
【0024】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、第1の保護カバー3や第2の保護カバー4は、基台3a、4aと蓋体3b、4bとが別体に形成されていなくとも、図6に示す保護カバー11のように、外壁面1に当接する基部11a、11aと、冷媒管を被う蓋部11bと、エアコンの室内機からの水が通過するドレン部11c、11cとが継ぎ目なく一体に形成されてもよい。また、第1の保護カバー3や第2の保護カバー4において、ドレン部3e、4eは、基台3a、4aと一体に形成されなくとも、基台3a、4aと別体に形成したドレン部3e、4eを、嵌着あるいは接着等により基台3a、4aに固定することで、ドレン部3e、4eを基台3a、4aと一体化してもよい。
【0025】
また、第1および第2の保護カバー3、4は、建物の外壁面1に沿って配設される冷媒管2、2を、収容して保護するものでなくとも、建物の内壁面に沿って配設される冷媒管2、2を、収容して保護するものであってもよい。また、第1および第2の保護カバー3、4には、冷媒管2、2だけでなく、その冷媒管2、2とともに電線等を含めて収容してもよい。また、第1および第2の保護カバー3、4において、ドレン部3e、4eは、一対(2本)でなくとも、1本でもよく、あるいは3本以上であってもよい。
【0026】
また、保護カバー装置8は、第1の保護カバー3と付属保護カバー5とから構成されるものでなくとも、第2の保護カバー4と付属保護カバー5とから構成されてもよく、あるいは、第1および第2の保護カバー3、4と付属保護カバー5とから構成されてもよい。
【0027】
また、付属保護カバー5は、第1の保護カバー3と第2の保護カバー4との両者につながれるものでなくとも、いずれか一方にのみつながれていて、冷媒管2、2を保護するカバーの端末に位置するものであってもよい。また、付属保護カバー5は、基台5aと蓋体5bとが別体に形成されていなくとも、それらが一体に樹脂成形されていてもよい。また、付属保護カバー5において、ドレン連結管5d、5dは、基台5aと一体に形成されなくとも、別体であって固定されて一体化するものであってもよく、また、別体であって固定されることなく分離しているものであってもよい。また、ドレン連結管7は、第1の保護カバー3のドレン部3eとドレン管6をつなぐものでなくとも、ドレン部3eと他のドレン要素(他の保護カバーのドレン部、その他ドレン管等)とをつなぐものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係るエアコン用冷媒管の保護カバー装置によれば、次の効果がある。
【0029】
【0030】
【0031】
請求項1および3に記載されたエアコン用冷媒管の保護カバー装置によれば、保護カバーに収容されるドレンチューブを別途用意する必要がなく、したがって、保護カバーへの、ドレンチューブの収容作業を不要にすることができる。そして、付属保護カバーにおいては、ドレン部に接続されるドレン連結管が用意されているので、この付属保護カバーに収容されるドレンチューブを別途用意する必要がない。
【0032】
また、請求項2に記載されたエアコン用冷媒管の保護カバー装置によれば、付属保護カバーを保護カバーにつなぐと、それと同時に自動的に、ドレン連結管を保護カバーのドレン部に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るエアコン用冷媒管の保護カバー装置の一実施の形態の、分解斜視図である。
【図2】 同じく、第1の保護カバーの平面図である。
【図3】 同じく、付属保護カバーの平面図である。
【図4】 同じく、保護カバー装置の縦断面図である。
【図5】 図4における、A−A線による断面図である。
【図6】 この発明に係るエアコン用冷媒管の保護カバー装置の他の実施の形態の、保護カバーの平面図である。
【図7】 従来の保護カバーの平面図である。
【符号の説明】
1 外壁面(壁面) 2 エアコン用冷媒管
3 第1の保護カバー(保護カバー) 3e ドレン部
4 第2の保護カバー(保護カバー) 4e ドレン部
5 付属保護カバー 5d ドレン連結管
8 保護カバー装置
Claims (3)
- 建物の壁面に沿って配設されるエアコン用冷媒管を収容して保護する保護カバーと、その保護カバーにつながるとともに前記冷媒管を収容して保護する付属保護カバーとからなり、
前記保護カバーは、前記エアコンの室内機からの水が通過するドレン部を一体的に備え、
前記付属保護カバーは、前記ドレン部に接続されるとともに前記室内機からの水が通過するドレン連結管を備えることを特徴とする、エアコン用冷媒管の保護カバー装置。 - 請求項1に記載の保護カバー装置であって、前記ドレン連結管は、前記付属保護カバーに一体的に備わることを特徴とする、エアコン用冷媒管の保護カバー装置。
- 請求項1または2に記載の保護カバー装置であって、前記ドレン部は、互いに離れて位置するようにして複数形成されていることを特徴とする、エアコン用冷媒管の保護カバー装置。
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