JP3816366B2 - データ伝送装置の制御方法、データ伝送装置の制御ユニット、およびデータ伝送装置 - Google Patents
データ伝送装置の制御方法、データ伝送装置の制御ユニット、およびデータ伝送装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理または通信を行なうシステムに利用される、外部にデータを伝送するためのデータ伝送装置に関するものである。具体的には、本発明は、前記データ伝送装置において外部にデータを伝送するインターフェース部(以下、I/F部と略称する。)の省電力化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の情報処理機器や、モデム、交換器等の通信機器は、外部との情報交換を行なうためのデータ伝送装置を備えており、該データ伝送装置は、外部にデータを伝送する複数のI/F部を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、前記I/F部は、外部へデータを伝送するため、機器内部の他の回路に比べて消費電力が大きい傾向があり、特に、外部へ電磁波やレーザ光を出力する場合や、多数のI/F部を備える場合には顕著である。
【0004】
このため、特に省電力化が要求される携帯型機器では、データ伝送装置は、各I/F部へ電力を供給する複数の電源部を備えており、該電源部は、外部との信号の入出力を行なっていないI/F部への電力供給を停止するように制御することが広く行なわれている。前記データ伝送装置は、前記電源部が前記I/F部への電力供給をきめ細かく制御することにより、消費電力を小さく抑えることができる。
【0005】
しかしながら、前記データ伝送装置は、I/F部と同数の電源部を必要とするため、部品点数が増え、コストの上昇と機器のサイズの増大を招くことになる。
【0006】
また、I/F部と、データをI/F部に出力する制御ユニットとの間の信号形式によっては、電源部からI/F部に電力の供給が停止されている状態で、I/F部にデータが入力されると、制御ユニットあるいはI/F部の内部回路が故障するおそれがある。
【0007】
また、電源部がI/F部の前記電力制御を行なわない機器では、前記電力制御により消費電力を小さく抑えることができないという問題点がある。
【0008】
本発明は、データ伝送装置におけるI/F部の消費電力を抑えることができるデータ伝送装置の制御方法、データ伝送装置の制御ユニットおよびデータ伝送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、データを所定の伝送形式に変換して外部機器へ伝送する電源供給を必要とする複数のI/F部と、該I/F部に電力を供給する1個の電源部と、前記I/F部とは独立して電力供給を受けて前記電源部を制御する機能を備える制御部と、各I/F部が外部機器にデータ伝送ができる状態を接続状態としたときに、該接続状態であるか否かを検出する検出部とを備えるデータ伝送装置の制御方法であって、何れかの前記I/F部が前記接続状態であることを前記検出部が検出した場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを前記検出部が検出した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力の供給を停止するように制御することを特徴とする。
【0010】
前記接続状態は、前記I/F部が外部機器にデータを伝送できる状態を意味する。従って、前記I/F部と前記外部機器とが、光ケーブル等の有線により接続状態となることもあれば、電磁波等の無線により接続状態となることもある。また、前記接続状態は、前記I/F部が外部機器にデータを伝送できる状態であればよく、外部機器がデータを受け入れることができる状態である必要はない。従って、例えば、外部機器にデータを伝送するためのケーブルが、前記I/F部に接続されていれば、前記I/F部は、前記接続状態であるとみなすことができる。
【0011】
上記制御方法において、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部に電力が供給されて外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力の供給を停止するように制御される。これにより、全ての前記I/F部の消費電力がゼロとなる。
【0012】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、電源部が1つであっても、全ての前記I/F部が接続状態ではないときに省電力化できるから、少ない部品点数で省電力化が実現できる。
【0013】
さらに、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、上記の構成において、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検出部が検出している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを前記検出部が検出している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御することを特徴とする。
【0014】
上記制御方法において、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記データを出力しようとするI/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0015】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、何れかの前記I/F部が接続状態であるために、電力制御による省電力化を行なうことができない場合であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0016】
さらに、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、上記の構成において、何れかの前記I/F部が接続状態であることを検出部が検出した場合には、外部機器へ伝送するためのデータを、所望の前記I/F部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを前記検出部が検出した場合には、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御することを特徴とする。
【0017】
上記制御方法において、何れかの前記I/F部が接続状態である場合には、全ての前記I/F部に電力を供給すると共に、前記データを所望の前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、全ての前記I/F部に電力の供給を停止すると共に、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御される。これにより、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることはない。
【0018】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0019】
また、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、複数の前記I/F部と、前記検出部とを備えるデータ伝送装置の制御方法であって、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検出部が検出している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを前記検出部が検出している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御することを特徴とする。
【0020】
上記制御方法において、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記データを出力しようとするI/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0021】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0022】
また、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、複数の前記I/F部と、前記検出部とを備えるデータ伝送装置の制御方法であって、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検出部が検出している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを前記検出部が検出している場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御することを特徴とする。
【0023】
上記制御方法において、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御される。これにより、接続状態にはない前記I/F部は、外部機器へデータを伝送することがないから、省電力化を実現できる。
【0024】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。また、I/F部の電力制御による省電力化を行なうデータ伝送装置であっても、接続状態にないために電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0025】
また、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、複数の前記I/F部と、1個の前記電源部と、該電源部を制御する制御ユニットと、各I/F部が外部機器と接続状態であるか否かを検出して、接続検出信号を制御ユニットに出力する検出部とを備える。前記制御ユニットは、前記接続検出信号により、何れかの前記I/F部が前記接続状態であることを検知した場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する電力制御手段を備えることを特徴とする。
【0026】
前記データ伝送装置において、各検出部は、それぞれのI/F部の接続状態に対応した接続検出信号を前記制御ユニットに出力し、前記制御ユニットは、前記接続検出信号に基づく電力制御信号を前記電源部に出力し、かつ、前記電源部は、前記電力制御信号に基づいて、前記I/F部への電力の供給あるいは供給停止を行なう。
【0027】
上記構成の制御ユニットは、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を前記電源部に出力する。
【0028】
このとき、前記データ伝送装置は、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記制御ユニットの制御により、前記電源部から全ての前記I/F部に電力が供給される。これにより、接続状態にあるI/F部に電力が供給されて外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、前記制御ユニットの制御により、前記電源部は、全てのI/F部への電力供給が停止される。これにより、全ての前記I/F部の消費電力がゼロとなる。
【0029】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、電源部が1つであっても、全ての前記I/F部が接続状態ではないときに省電力化できるから、少ない部品点数で省電力化が実現できる。
【0030】
さらに、本発明の制御ユニットは、上記の構成において、外部機器へ伝送するためのデータを前記I/F部へ出力することを制御するものであり、前記接続検出信号により、前記データを出力しようとする前記I/F部が、接続状態であることを検知している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを検知している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御することを特徴とする。
【0031】
上記構成の制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データのI/F部への出力を制御する。すなわち、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する。
【0032】
このとき、前記データ伝送装置は、前記制御ユニットの制御により、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データが出力される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記データを出力しようとするI/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号が前記I/F部に出力される。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0033】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、何れかの前記I/F部が接続状態であるために、電力制御による省電力化を行なうことができない場合であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0034】
さらに、本発明の制御ユニットは、上記の構成において、外部機器へ伝送するためのデータを前記I/F部へ出力することを制御するものであり、前記接続検出信号により、何れかの前記I/F部が接続状態であることを検知した場合には、前記データを、所望の前記I/F部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御することを特徴とする。
【0035】
上記構成の制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データのI/F部への出力を制御する。すなわち、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御する。
【0036】
このとき、前記データ伝送装置は、前記制御ユニットの制御により、何れかの前記I/F部が接続状態である場合には、全ての前記I/F部に電力を供給すると共に、前記データを所望の前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、全ての前記I/F部に電力の供給を停止すると共に、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御される。これにより、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることはない。
【0037】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0038】
さらに、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、各I/F部に電力を供給する複数個の電源部を備えており、前記制御ユニットは、上記の構成において、以下の特徴を有する。
【0039】
前記電力制御手段は、前記接続検出信号により、何れかの前記I/F部が前記接続状態であることを検知した場合には、前記電源部からそれぞれの前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を各電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する第1の電力制御処理と、前記接続検出信号により、接続状態にあるI/F部にのみ電力を供給するように制御する電力制御信号を前記電源部に出力する第2の電力制御処理を行なう。制御ユニットは、外部からのモード信号に基づき、第1および第2の電力制御処理の何れか一方を行なうように切り替える。
【0040】
上記構成の制御ユニットは、前記モード信号により、第1の電力制御処理を行なう際には、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記電源部からそれぞれの前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を各電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する。一方、前記制御ユニットは、前記モード信号により、第2の電力制御処理を行なう際には、接続状態にあるI/F部にのみ電力を供給するように制御する電力制御信号を前記電源部に出力する。
【0041】
このとき、前記データ伝送装置は、1つの前記電源部により全ての前記I/F部の電力制御を行なう場合には、前記制御ユニットの第1の電力制御処理を行ない、複数の前記電源部によりそれぞれのI/F部の電力制御を行なう場合には、前記制御ユニットの第2の電力制御処理を行なうことにより、電源部の数に応じた電力制御を行なって、省電力化を実現できる。
【0042】
また、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、複数の前記I/F部と、前記データを前記I/F部に出力することを制御する制御ユニットと、前記検出部とを備える。前記制御ユニットは、前記接続検出信号により、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検知している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを検知している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御することを特徴とする。
【0043】
前記データ伝送装置において、各検出部は、それぞれのI/F部の接続状態に対応した接続検出信号を前記制御ユニットに出力し、前記制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データを前記I/F部に出力することを制御する。
【0044】
上記構成の制御ユニットは、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力する。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0045】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0046】
また、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、複数の前記I/F部と、前記データを前記I/F部に出力することを制御する制御ユニットと、前記検出部とを備える。前記制御ユニットは、前記接続検出信号により、前記データを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検知している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを検知している場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御することを特徴とする。
【0047】
前記データ伝送装置において、各検出部は、それぞれのI/F部の接続状態に対応した接続検出信号を前記制御ユニットに出力し、前記制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データを前記I/F部に出力することを制御する。
【0048】
上記構成の制御ユニットは、前記データを出力しようとするI/F部が、接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力する。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部に前記データを出力しない。これにより、接続状態にはない前記I/F部は、外部機器へデータを伝送することがないから、省電力化を実現できる。
【0049】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。また、I/F部の電力制御による省電力化を行なうデータ伝送装置であっても、接続状態にないために電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0050】
なお、以上の制御ユニットは、IEEE Std 1394シリアルバス規格に準拠したデータ通信を行なうものであってもよい。
【0051】
また、本発明のデータ伝送装置は、複数前記I/F部と、1または複数個の前記電源部と、上述の何れかの特徴を有する制御ユニットと、前記検出部とを備えることを特徴とする。
【0052】
上記構成のデータ伝送装置であれば、上述した効果を得ることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1〜3に基づいて説明する。
【0054】
図1は、本実施形態のデータ伝送装置の概略構成を示すブロック図である。前記データ伝送装置1は、光通信により外部機器にデータを伝送する3個のI/F部2a、2b、2cと、I/F部2a〜2cに電力を供給する1個の電源部3と、I/F部2a〜2cおよび電源部3を制御する制御部(制御ユニット)4と、各I/F部2a〜2cが外部機器と接続状態であるか否かをそれぞれ検出して、接続検出信号を制御部4に送信する検出部5a、5b、5cとを備える。
【0055】
I/F部2a〜2cには、プラグ6a、6bが挿脱可能に接続されている。このプラグ6a、6bは、光ファイバ7a、7bにおける一方の端子に相当するものである。なお、光ファイバ7a、7bの他方の端子に相当するプラグ(図示せず)は、図示しない外部機器へ接続される。また、本実施形態および以下の実施形態では、I/F部2a〜2cにプラグが接続されているか否かにより、接続状態であるか否かが判断される。また、I/F部2a〜2cは、制御部4との間で、電気信号であるデータ信号101a、101b、101cの入出力をそれぞれ行なう。
【0056】
I/F部2a〜2cは、図には示していないが、電気信号を光信号に変換して出力する発光素子と、入力した光信号を電気信号に変換する受光素子とを備えている。制御部4からI/F部2a〜2cに入力された、電気信号としてのデータ信号101a〜101cは、発光素子によって光信号に変換され、変換された光信号がプラグ6a、6bおよび光ファイバ7a、7bを介して外部機器に出力される。また、データ信号として外部機器から光ファイバ7a、7bおよびプラグ6a、6bを介してI/F部2a〜2cに入力された光信号は、受光素子によって電気信号に変換され、変換された電気信号がデータ信号101a〜101cとして制御部4に出力される。
【0057】
I/F部2a〜2cの作動は、電源部3から電力供給線8を介して電力が供給されることにより行なわれる。電源部3は、制御部4からの電力制御信号102に基づいて、I/F部2a〜2cへの電力の供給および電力の供給停止を切り換える。
【0058】
本実施形態では、電力制御信号102がデジタル信号であり、電源部3は、電力制御信号102の論理レベルが「1」である場合に、I/F部2a〜2cに電力を供給し、電力制御信号102の論理レベルが「0」である場合に、I/F部2a〜2cへの電力供給を停止することにする。
【0059】
検出部5a〜5cは、それぞれI/F部2a〜2cにプラグが接続されているか否かを検出し、それぞれ接続検出信号103a、103b、103cを制御部4に出力する。本実施形態では、検出部5a〜5cは、I/F部2a〜2cにプラグが接続されていること(以下、この状態を「接続状態にある」と称する。)を検出した場合には、論理レベルが「1」である接続検出信号103a〜103cを出力し、接続されていないこと(以下、この状態を「非接続状態にある」と称する。)を検出した場合には、論理レベルが「0」である接続検出信号103a〜103cを出力するものとする。
【0060】
制御部4は、コンピュータ等の外部機器から入出力信号104として入力された電気信号を、光通信に適した伝送形式に変調し、変調した電気信号をデータ信号101a〜101cとしてI/F部2a〜2cにそれぞれ出力する。なお、制御部4は、入出力信号104に含まれる情報に基づいて、I/F部2a〜2cの中の1つにデータ信号を出力することもできるし、全てのI/F部2a〜2cにデータ信号を同報出力することもできる。
【0061】
また、制御部4は、I/F部2a〜2cからデータ信号101a〜101cとして入力された電気信号を、適当な伝送形式に復調し、復調した電気信号を入出力信号104として外部機器に出力する。前記変復調としては、例えば、プロトコル変換、アナログ−デジタル変換、パラレル−シリアル変換等が挙げられる。また、制御部4は、検出部5a〜5cから入力された接続検出信号103a〜103cに基づいて、電力制御信号102を生成して電源部3に出力する。
【0062】
図2は、制御部4の概略構成を示すブロック図である。制御部4は、変復調回路10と、制御回路(電力制御手段)11と、バッファゲート12a、12b、12c、13a、13b、13cとを備えている。変復調回路10は、入出力信号104とデータ信号101a〜101cとの間で伝送形式を変換する。制御回路11は、検出部5a〜5cから入力された接続検出信号103a〜103cに基づいて、電力制御信号102を生成して電源部3に出力する。バッファゲート12a〜12c、13a〜13cは、変復調回路10とI/F部2a〜2cとの間の電圧レベルおよび電流レベルの調整を行なう。
【0063】
さらに、バッファゲート12a〜12c、13a〜13cは、送受されるデータ信号101a〜101cをそれぞれ一時記憶する機能を有する場合もある。この場合、バッファゲート12a〜12cは、変復調回路10からI/F部2a〜2cに出力されるデータ信号101a〜101cの転送速度が、I/F部2a〜2cにおけるデータ信号101a〜101cの処理速度よりも速い場合に生じるデータの消失を防止することができる。また、バッファゲート13a〜13cは、I/F部2a〜2cから変復調回路10に出力されるデータ信号101a〜101cの転送速度が、変復調回路10におけるデータ信号101a〜101cの処理速度よりも速い場合に生じるデータの消失を防止することができる。
【0064】
図3は、制御回路11における接続検出信号103a〜103cの論理レベルと、対応する電力制御信号102の論理レベルとを示す真理値表である。この真理値表に基づく動作は、論理式
L(102)=L(103a)+L(103b)+L(103c)
で示される論理回路により実現できる。ここで、L(x)は、信号xの論理レベルを表わし、+記号は、論理和を示すものとする。
【0065】
図3より、制御回路11は、接続検出信号103a〜103cの論理レベルの全てが「0」の場合、すなわち、全てのI/F部2a〜2cが非接続状態である場合にのみ、論理レベル「0」の電力制御信号102を電源部3に出力し、接続検出信号103a〜103cの論理レベルの何れかが「1」の場合、すなわち、何れかのI/F部2a〜2cが接続状態である場合にのみ、論理レベル「1」の電力制御信号102を電源部3に出力することになる。
【0066】
上記構成のデータ伝送装置1において、何れかのI/F部2a〜2cが接続状態である場合には、検出部5a〜5cから制御部4の制御回路11に入力される接続検出信号103a〜103cの何れかの論理レベルが「1」となる。すると、図3より、制御回路11は、論理レベルが「1」である電力制御信号102を生成して電源部3に出力し、電源部3は、全てのI/F部2a〜2cに電力を供給して、全てのI/F部2a〜2cが動作する。
【0067】
このとき、入出力信号104が制御部4の変復調回路10に入力されると、変復調回路10は、入出力信号104を適当な伝送方式に変調して、データ信号101a〜101cとしてバッファゲート12a〜12cを介してI/F部2a〜2cに出力する。そして、I/F部2a〜2cは、電気信号であるデータ信号101a〜101cを光信号に変換して、プラグ6a、6bおよび光ファイバ7a、7bを介して外部機器に光信号を伝送する。
【0068】
また、光信号が外部機器から光ファイバ7a、7bおよびプラグ6a、6bを介してI/F部2a〜2cに入力されると、I/F部2a〜2cは、光信号を電気信号に変換して、データ信号101a〜101cとして制御部4のバッファゲート12a〜12cを介して制御部4の変復調回路10に出力する。そして、変復調回路10は、データ信号101a〜101cを適当な伝送方式に復調して、入出力信号104として外部機器に出力する。
【0069】
前記データ伝送装置1において、全てのI/F部2a〜2cが非接続状態である場合には、検出部5a〜5cから制御部4の制御回路11に入力される接続検出信号103a〜103cの全ての論理レベルが「0」となる。すると、図3より、制御回路11は、論理レベルが「0」である電力制御信号102を生成して電源部3に出力し、電源部3は、全てのI/F部2a〜2cへの電力供給を停止して、全てのI/F部2a〜2cの動作が停止する。これにより、I/F部2a〜2cの消費電力がゼロとなる。
【0070】
このとき、入出力信号104が制御部4の変復調回路10に入力されて、変復調回路10がデータ信号101a〜101cをバッファゲート12a〜12cを介してI/F部2a〜2cに出力しても、I/F部2a〜2cは、動作が停止しているので、データ信号101a〜101cを光信号に変換することもなく、外部機器に光信号を伝送することもない。
【0071】
従って、本実施形態のデータ伝送装置1は、1つの電源部3を備えるのみでI/F部2a〜2cの省電力化を実現できるから、各I/F部2a〜2cに電源部を備える構成よりも少ない部品点数で省電力化が実現できる。
【0072】
なお、I/F部2a〜2cの発光素子に関して、光強度が強い、あるいはコヒーレント光が照射される場合には、プラグ6a、6bが挿入されていない状態で発光すると目に障害を与える危険性がある。しかしながら、本実施形態のデータ伝送装置1は、全てのI/F部2a〜2cが非接続状態であるときに、全てのI/F部2a〜2cの動作が停止するから、前記危険性を回避できる。
【0073】
〔実施の形態2〕
次に、本発明の他の実施の形態について、図4および図5に基づいて説明する。なお、前記した実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0074】
本実施形態のデータ伝送装置は、図1に示すデータ伝送装置1に比べて、制御部4とは異なる構成からなる制御部を備えており、その他の構成は同様となっている。図4は、本実施形態における制御部20の概略構成を示すブロック図である。この制御部20は、図2に示す制御部4に比べて、制御回路21の動作が異なる点と、ANDゲート22a、22b、22cが配備される点が異なり、その他の構成は同様である。
【0075】
制御回路21は、検出部5a〜5cから入力された接続検出信号103a〜103cに基づいて、電力制御信号102および出力レベル制御信号210a、110b、110cを生成し、電力制御信号102を電源部3に出力すると共に、出力レベル制御信号110a〜110cをそれぞれANDゲート22a〜22cに出力する。
【0076】
ANDゲート22a〜22cは、変復調回路10と、出力用バッファゲート12a〜12cとの間に配備される。各ANDゲート22a〜22cには、変復調回路10からのデータ信号101a〜101cと、制御回路21からの出力レベル制御信号110a〜110cとがそれぞれ入力され、出力レベル制御信号110a〜110cの論理レベルが「1」であるときには、データ信号101a〜101cを出力用バッファゲート12a〜12cに出力し、該論理レベルが「0」であるときには、論理レベル「0」の信号を出力する。
【0077】
図5は、制御回路21における接続検出信号103a〜103cの論理レベルと、対応する電力制御信号102および出力レベル制御信号110a〜110cの論理レベルとを示す真理値表である。この真理値表に基づく論理動作は、論理式
L(102)=L(103a)+L(103b)+L(103c)、
L(110a)=L(103a)、L(110b)=L(103b)、
L(110c)=L(103c)
で示される論理回路により実現できる。
【0078】
すなわち、本実施形態における制御回路21が生成する電力制御信号102は、図2および図3に示す制御回路11が生成する電力制御信号102と論理レベルが同じである。また、制御回路21が生成する出力レベル制御信号110a〜110cは、それぞれ接続検出信号103a〜103cと論理レベルが同じである。
【0079】
上記構成のデータ伝送装置1は、図1〜3に示すデータ伝送装置1に比べて、制御回路が生成する電力制御信号102が同じであるから、図1〜3に示すデータ伝送装置1と同様の効果を得ることができると共に、さらに以下のような作用および効果を得ることができる。
【0080】
上記構成のデータ伝送装置1において、接続状態であるI/F部に接続する検出部からの接続検出信号の論理レベルが「1」となるから、図5より、該接続検出信号に対応する出力レベル制御信号の論理レベルは、「1」となる。よって、該出力レベル制御信号が入力されるANDゲートからは、該ANDゲートに入力されたデータ信号が出力されることになる。
【0081】
例えば、I/F部2aが接続状態である場合は、検出部5aからの接続検出信号103aの論理レベルが「1」となるから、制御回路21からの出力レベル制御信号110aの論理レベルが「1」となる。よって、ANDゲート22aに入力されたデータ信号101aが出力用バッファゲート12aを介してI/F部2aに出力される。
【0082】
一方、非接続状態であるI/F部が存在する場合には、該I/F部に接続する検出部からの接続検出信号の論理レベルが「0」となるから、図5より、制御回路21は、該接続検出信号に対応する出力レベル制御信号の論理レベルが「0」となる。よって、該出力レベル制御信号が入力されるANDゲートの出力信号の論理レベルも「0」となる。
【0083】
例えば、I/F部2cが非接続状態である場合は、検出部5cからの接続検出信号103cの論理レベルが「0」となるから、制御回路21からの出力レベル制御信号110cの論理レベルが「0」となる。よって、ANDゲート22cから出力用バッファゲート12cを介してI/F部2cに出力される信号の論理レベルが「0」となる。
【0084】
従って、接続状態のI/F部2aは、変復調回路10から入力されたデータ信号101aを光信号に変換して、プラグ6a、6bおよび光ファイバ7a、7bを介して外部機器に光信号を伝送する一方、非接続状態のI/F部2cには、論理レベルが「0」の信号が入力されることになるので、I/F部2cにおける発光素子の発光は行なわれないことになる。その結果、非接続状態であるI/F部から外界へ光を照射することにより発生する前述の危険性を、I/F部毎に回避することができる。また、一般に、I/F部における消費電力は、発光状態よりも発光停止状態の方が小さいから、省電力化の効果が得られる。また、非接続状態の場合に、I/F部の発光素子が発光停止状態に維持されるから、発光素子の劣化を防止できる。
【0085】
なお、本実施形態では、非接続状態のI/F部2cにおける発光素子の発光を停止するために、制御部20内にANDゲート22a〜22cを設けて、論理レベルが「0」であるデータ信号を制御部20からI/F部2a〜2cに入力することにより実現しているが、これに代えて、制御部20の制御回路31からI/F部2a〜2cにイネーブル信号を入力し、該イネーブル信号に基づいて、I/F部2a〜2cにおける発光素子の発光を停止するように構成することもできる。このとき、後述する制御部またはI/F部の内部回路の故障を回避するために、I/F部への電力供給を停止している場合には、データ信号の送信線と同様にイネーブル信号の送信線も高インピーダンス状態にすることが望ましい。
【0086】
〔実施の形態3〕
次に、本発明のさらに他の実施の形態について、図6および図7に基づいて説明する。なお、前記した実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0087】
本実施形態の入力装置は、図1に示すデータ伝送装置1に比べて、制御部4とは異なる構成からなる制御部を備えており、その他の構成は同様となっている。図6は、制御部30の概略構成を示すブロック図である。本実施形態における制御部30は、図4に示す制御部20に比べて、制御回路31の動作が異なる点と、出力用バッファゲート32a、32b、32cが3ステートバッファゲートである点が異なり、その他の構成は同様である。
【0088】
制御回路31は、検出部5a〜5cから入力された接続検出信号103a〜103cに基づいて、電力制御信号102と、出力レベル制御信号110a〜110cと、出力バッファ制御信号120とを生成する。そして、電力制御信号102は電源部3に出力され、出力レベル制御信号110a〜110cはそれぞれANDゲート22a〜22cに出力され、出力バッファ制御信号120は出力用3ステートバッファゲート32a〜32cに出力される。
【0089】
出力用3ステートバッファゲート32a〜32cは、出力バッファ制御信号120の論理レベルが「1」である場合には、ANDゲート22a〜22cから入力された信号を出力するが、該論理レベルが「0」である場合には、高インピーダンス状態に固定される。
【0090】
図7は、制御回路31における接続検出信号103a〜103cの論理レベルと、対応する電力制御信号102、出力レベル制御信号110a〜110cの論理レベル、および出力バッファ制御信号120とを示す真理値表である。この真理値表に基づく論理動作は、論理式
L(102)=L(120)=L(103a)+L(103b)+L(103c)、L(110a)=L(103a)、L(110b)=L(103b)、L(110c)=L(103c)
で示される論理回路により実現できる。
【0091】
すなわち、本実施形態における制御回路31が生成する電力制御信号102は、図2および図3に示す制御回路11が生成する電力制御信号102と論理レベルが同じである。また、制御回路31が生成する出力レベル制御信号110a〜110cは、図4および図5に示す制御回路21が生成する出力レベル制御信号110a〜110cと同様に、それぞれ接続検出信号103a〜103cと論理レベルが同じである。また、制御回路31が生成する出力バッファ制御信号120は、電力制御信号102と論理レベルが同じである。
【0092】
このように、上記構成のデータ伝送装置1は、図1〜3に示すデータ伝送装置1に比べて、制御回路が生成する電力制御信号102が同じであるから、図1〜3に示すデータ伝送装置1と同様の効果を得ることができる。また、図4および図5に示すデータ伝送装置1に比べて、制御回路が生成する出力レベル制御信号110a〜110cが同じであるから、図4および図5に示すデータ伝送装置1と同様の効果を得ることができると共に、さらに以下のような作用および効果を得ることができる。
【0093】
上記構成のデータ伝送装置1において、全てのI/F部2a〜2cが非接続状態である場合には、制御回路31は、論理レベル「0」の電力制御信号102を電源部3に出力することにより、全てのI/F部2a〜2cに対する電力供給が停止されると共に、論理レベル「0」の出力バッファ制御信号120を出力用3ステートバッファゲート32a〜32cに出力することにより、該バッファゲート32a〜32cが高インピーダンス状態に固定される。これにより、データ信号101a〜101cがバッファゲート32a〜32cからI/F部2a〜2cに出力されることを停止することができる。
【0094】
制御部30とI/F部2a〜2cとの間の信号形式によっては、I/F部2a〜2cに電力が供給されていない状態で信号が入出力されると、制御部30あるいはI/F部2a〜2cの内部回路が故障するおそれがあるという問題がある。例えば、差動信号形式で制御部30とI/F部2a〜2cとが接続されている場合、電力が供給されていないI/F部2a〜2cに信号が入力されると、比較的大きな電流が、I/F部2a〜2cの入力保護ダイオードを介して、I/F部2a〜2c内部の電源回路に流れることになる。この結果、制御部30においてデータ信号101a〜101cを駆動する駆動用トランジスタが故障する可能性がある。
【0095】
これに対して、本実施形態のデータ伝送装置1は、電力供給が停止されたI/F部2a〜2cに信号が入力されることを防止できるので、上記のような問題点を回避することができる。
【0096】
また、接続状態にないI/F部2cは、制御部30からデータが入力されないから、データを外部機器に伝送することがない。従って、前記I/F部2cの省電力化を実現できる。
【0097】
〔実施の形態4〕
次に、本発明のさらに他の実施の形態について、図8〜10に基づいて説明する。なお、前記した実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0098】
図8に示す本実施形態の入力装置40は、図1に示すデータ伝送装置1に比べて、1個の電源部3に代えて、3個の電源部3a、3b、3cを備え、また、制御部4とは異なる構成からなる制御部41を備えており、その他の構成は同様である。
【0099】
各電源部3a〜3cは、それぞれ、制御部41からの電力制御信号102a、102b、102cに基づいて、電力供給線103a、103b、103cを介して、各I/F部2a〜2cに電力を供給する。
【0100】
本実施形態では、上記の実施形態と同様に、電力制御信号102a〜102cがデジタル信号であり、各電源部3a〜3cは、それぞれの電力制御信号102a〜102cの論理レベルが「1」である場合に、それぞれのI/F部2a〜2cに電力を供給し、該論理レベルが「0」である場合に、I/F部2a〜2cへの電力供給を停止することにする。
【0101】
図9は、制御部41の概要構成を示すブロック図である。本実施形態における制御部41は、図6に示す制御部30に比べて、制御回路31とは異なる構成からなる制御回路42を備えており、その他の構成は同様である。
【0102】
制御回路42は、検出部5a〜5cから入力された接続検出信号103a〜103cに基づいて、電力制御信号102a〜102cと、出力レベル制御信号110a〜110cと、出力バッファ制御信号120a〜120cとを生成する。電力制御信号102a〜102cは、それぞれ電源部3a〜3cに出力され、出力レベル制御信号110a〜110cはANDゲート22a〜22cに出力されると共に、出力バッファ制御信号120a〜120cは、それぞれ出力用3ステートバッファゲート32a〜32cに出力される。
【0103】
また、制御回路42は、本実施形態の前記動作と、図6および図7に示すデータ伝送装置1と同様の動作とを切り替えるためのモード信号130が入力される。
【0104】
図10は、制御回路42における接続検出信号103a〜103cの論理レベルと、モード信号130の論理レベルと、対応する電力制御信号102a〜102c、出力レベル制御信号110a〜110cの論理レベル、および出力バッファ制御信号120a〜120cの論理レベルとを示す真理値表である。この真理値表に基づく論理動作は、論理式
L(102a)=L(120a)=not(L(130))*(L(103a)+L(103b)+L(103c))+L(130)*L(103a)、L(102b)=L(120b)=not(L(130))*(L(103a)+L(103b)+L(103c))+L(130)*L(103b)、L(102c)=L(120c)=not(L(130))*(L(103a)+L(103b)+L(103c))+L(130)*L(103c)、L(110a)=L(103a)、L(110b)=L(103b)、L(110c)=L(103c)
で示される論理回路により実現できる。ここで、notは論理反転、*は論理積を示すものとする。
【0105】
上記構成のデータ伝送装置40は、モード信号線130の論理レベルが「0」である場合には、図6および図7に示すデータ伝送装置1と同様の作用効果を得ることができると共に、該論理レベルが「1」である場合には、さらに、I/F部2a〜2cごとに電力制御を行なうことができる。
【0106】
従って、本実施形態のデータ伝送装置40は、電源部3a〜3cの数が増加することにより部品点数が増加するが、I/F部2a〜2cごとにきめ細かな電力制御を行なうことにより、さらなる省電力化を実現できる。
【0107】
さらに、本実施形態のデータ伝送装置40は、1つの電源部3により全てのI/F部2a〜2cの電力制御を行なう場合には、論理レベルが「0」であるモード信号が入力され、3つの電源部3a〜3cによりそれぞれのI/F部2a〜2cの電力制御を行なう場合には、論理レベルが「1」であるモード信号が入力されることにより、電源部の数に応じた電力制御を行なって、省電力化を実現できる。従って、本実施形態における制御部41は、種々の数の電源部に対応させて電力制御を行なうことができ、該制御部41がLSI化されている場合には、量産効果を期待できる。
【0108】
上述した実施形態のデータ伝送装置およびその制御方法では、双方向の通信に対応したI/F部を説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、I/F部が、出力だけをおこなうトランスミッタであっても、入力だけをおこなうレシーバであっても適用できる。
【0109】
また、制御部が独立した構成要素として示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、データ伝送装置に含まれるマイクロプロセッサによって実行されるソフトウェア等、他の機能を有する構成要素によって実現することもできる。
【0110】
さらに、制御部の機能の一部をI/F部の中に含めることもできる。例えば、図4に示す制御部20のバッファゲート12a〜12c、13a〜13cとANDゲート22a〜22cとを、各I/F部2a〜2cにそれぞれ配備して、変復調回路10からのデータ信号101a〜101cと、制御回路21からの出力レベル制御信号110a〜110cとを各I/F部2a〜2cにそれぞれ入力することもできる。
【0111】
また、上記実施形態の説明では、正論理を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の信号を負論理にした回路にも適用できる。例えばI/F部に「1」が入力されると消灯し、「0」が入力されると点灯するようなデータ伝送装置にも適用できる。
【0112】
また、上記実施形態では、電力制御信号102を電源部3に入力することによる電力制御の実施形態(図1〜3)に対し、ANDゲート22a〜22cを追加した実施形態(図4および5)と、出力用3ステートバッファゲート32a〜32cを追加した実施形態(図6および7)とを説明しているが、前記電力制御を実行しなくても、ANDゲートまたは3ステートバッファゲートを設けることにより、上述のように、I/F部における省電力化の効果を実現できる。
【0113】
【実施例】
ここで、上記した実施の形態に係るデータ伝送装置を、IEEE Std 1394シリアルバス規格に適用した例について説明する。
【0114】
図11は、一例として、図1に示すデータ伝送装置1をIEEE Std 1394シリアルバス規格に適用したデータ伝送装置50の概略構成を示すブロック図である。IEEE Std 1394シリアルバス規格は、AV機器をはじめとした民生用機器に用いられている通信規格であり、木構造のトポロジによって接続されるため、1つの機器が複数のI/F部を備えることが多い。また、中継機能を実現するために、機器本体が使用されておらず、電源供給が停止している状態であっても、シリアルバスの通信にかかわる部分は動作していることが多い。
【0115】
このような性質をもつ通信規格ではあるが、民生用機器に用いるため、コストと消費電力との削減が求められている。また、IEEE Std 1394規格を拡張した規格であるOP i.LINK仕様、および、IEEE Std 1394bにおいては、光ファイバ7a、7bによる通信仕様が定められており、通信が行なわれていない期間に光トランシーバ51a、51b、51cからコヒーレント光が出力される、あるいは強度の強い光が出力されることによる目の障害や、発光素子の寿命の短縮を防止することも求められている。
【0116】
本発明によるデータ伝送装置およびその制御方法は、上記の要求に適合するデータ伝送装置および制御方法である。
【0117】
IEEE Std 1394シリアルバス規格においては、制御部に相当する機能は、PHYまたは物理層(Physical layer)と呼ばれており、この機能を実現するLSIは、PHY LSI52と呼ばれている。
【0118】
IEEE Std 1394シリアルバス規格においては、PHY LSI52と、その上位通信階層とのインターフェースは、PHY−LINKインターフェースと呼ばれており、PHY LSI52は、このインターフェースの規約に従う他のLSIと交換可能である。
【0119】
また、本実施例のデータ伝送装置では、PHY−LINKインターフェースのPHY側の機能は、PHY LSI52内の変復調回路により実現でき、本発明の特徴部分は、PHY LSI内の制御回路、ANDゲート、出力用3ステートバッファゲート等により実現できるから、本発明の構成要素は、PHY−LINKインターフェースに影響を与えない。従って、既存のIEEE Std 1394シリアルバス規格に準拠した機器に本実施例のデータ伝送装置を容易に適用できる。
【0120】
【発明の効果】
以上のように、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、データを所定の伝送形式に変換して外部機器へ伝送する複数のI/F部と、該I/F部に電力を供給する1個の電源部と、各I/F部が外部機器と接続状態であるか否かを検出する検出部とを備えるデータ伝送装置の制御方法であって、何れかの前記I/F部が前記接続状態であることを前記検出部が検出した場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを前記検出部が検出した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力の供給を停止するように制御する構成である。
【0121】
上記制御方法において、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部に電力が供給されて外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力の供給を停止するように制御される。これにより、全ての前記I/F部の消費電力がゼロとなる。
【0122】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、電源部が1つであっても、全ての前記I/F部が接続状態ではないときに省電力化できるから、少ない部品点数で省電力化が実現できる。
【0123】
さらに、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、上記の構成において、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検出部が検出している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを前記検出部が検出している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する構成である。
【0124】
上記制御方法において、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記データを出力しようとするI/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0125】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、何れかの前記I/F部が接続状態であるために、電力制御による省電力化を行なうことができない場合であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0126】
さらに、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、上記の構成において、何れかの前記I/F部が接続状態であることを検出部が検出した場合には、外部機器へ伝送するためのデータを、所望の前記I/F部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを前記検出部が検出した場合には、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御する構成である。
【0127】
上記制御方法において、何れかの前記I/F部が接続状態である場合には、全ての前記I/F部に電力を供給すると共に、前記データを所望の前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、全ての前記I/F部に電力の供給を停止すると共に、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御される。これにより、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることはない。
【0128】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0129】
また、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、以上のように、複数の前記I/F部と、前記検出部とを備えるデータ伝送装置の制御方法であって、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検出部が検出している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを前記検出部が検出している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する構成である。
【0130】
上記制御方法において、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記データを出力しようとするI/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0131】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0132】
また、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、以上のように、複数の前記I/F部と、前記検出部とを備えるデータ伝送装置の制御方法であって、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検出部が検出している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを前記検出部が検出している場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御する構成である。
【0133】
上記制御方法において、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御される。これにより、接続状態にはない前記I/F部は、外部機器へデータを伝送することがないから、省電力化を実現できる。
【0134】
従って、本発明のデータ伝送装置の制御方法は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。また、I/F部の電力制御による省電力化を行なうデータ伝送装置であっても、接続状態にないために電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0135】
また、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、以上のように、複数の前記I/F部と、1個の前記電源部と、該電源部を制御する制御ユニットと、各I/F部が外部機器と接続状態であるか否かを検出して、接続検出信号を制御ユニットに出力する検出部とを備える。前記制御ユニットは、前記接続検出信号により、何れかの前記I/F部が前記接続状態であることを検知した場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する電力制御手段を備える構成である。
【0136】
前記データ伝送装置において、各検出部は、それぞれのI/F部の接続状態に対応した接続検出信号を前記制御ユニットに出力し、前記制御ユニットは、前記接続検出信号に基づく電力制御信号を前記電源部に出力し、かつ、前記電源部は、前記電力制御信号に基づいて、前記I/F部への電力の供給あるいは供給停止を行なう。
【0137】
上記構成の制御ユニットは、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記電源部から全ての前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を前記電源部に出力する。
【0138】
このとき、前記データ伝送装置は、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記制御ユニットの制御により、前記電源部から全ての前記I/F部に電力が供給される。これにより、接続状態にあるI/F部に電力が供給されて外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、前記制御ユニットの制御により、前記電源部は、全てのI/F部への電力供給が停止される。これにより、全ての前記I/F部の消費電力がゼロとなる。
【0139】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、電源部が1つであっても、全ての前記I/F部が接続状態ではないときに省電力化できるから、少ない部品点数で省電力化が実現できる。
【0140】
さらに、本発明の制御ユニットは、上記の構成において、外部機器へ伝送するためのデータを前記I/F部へ出力することを制御するものであり、前記接続検出信号により、前記データを出力しようとする前記I/F部が、接続状態であることを検知している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを検知している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する構成である。
【0141】
上記構成の制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データのI/F部への出力を制御する。すなわち、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する。
【0142】
このとき、前記データ伝送装置は、前記制御ユニットの制御により、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データが出力される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記データを出力しようとするI/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号が前記I/F部に出力される。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0143】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、何れかの前記I/F部が接続状態であるために、電力制御による省電力化を行なうことができない場合であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0144】
さらに、本発明の制御ユニットは、上記の構成において、外部機器へ伝送するためのデータを前記I/F部へ出力することを制御するものであり、前記接続検出信号により、何れかの前記I/F部が接続状態であることを検知した場合には、前記データを、所望の前記I/F部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御する構成である。
【0145】
上記構成の制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データのI/F部への出力を制御する。すなわち、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御する。
【0146】
このとき、前記データ伝送装置は、前記制御ユニットの制御により、何れかの前記I/F部が接続状態である場合には、全ての前記I/F部に電力を供給すると共に、前記データを所望の前記I/F部に出力するように制御される。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、全ての前記I/F部に電力の供給を停止すると共に、前記データを何れの前記I/F部にも出力しないように制御される。これにより、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることはない。
【0147】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0148】
さらに、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、各I/F部に電力を供給する複数個の電源部を備えており、前記制御ユニットは、上記の構成において、以下の構成を有する。
【0149】
前記電力制御手段は、前記接続検出信号により、何れかの前記I/F部が前記接続状態であることを検知した場合には、前記電源部からそれぞれの前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を各電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する第1の電力制御処理と、前記接続検出信号により、接続状態にあるI/F部にのみ電力を供給するように制御する電力制御信号を前記電源部に出力する第2の電力制御処理を行なう。制御ユニットは、外部からのモード信号に基づき、第1および第2の電力制御処理の何れか一方を行なうように切り替える。
【0150】
上記構成の制御ユニットは、前記切替手段により、第1の電力制御処理を行なう際には、何れかの前記I/F部が前記接続状態である場合には、前記電源部からそれぞれの前記I/F部に電力を供給するように制御する電力制御信号を各電源部に出力し、何れの前記I/F部も前記接続状態ではない場合には、前記電源部から何れの前記I/F部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する。一方、前記制御ユニットは、前記切替手段により、第2の電力制御処理を行なう際には、接続状態にあるI/F部にのみ電力を供給するように制御する電力制御信号を前記電源部に出力する。
【0151】
このとき、前記データ伝送装置は、1つの前記電源部により全ての前記I/F部の電力制御を行なう場合には、前記制御ユニットの第1の電力制御処理を行ない、複数の前記電源部によりそれぞれのI/F部の電力制御を行なう場合には、前記制御ユニットの第2の電力制御処理を行なうことにより、電源部の数に応じた電力制御を行なって、省電力化を実現できる。
【0152】
また、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、以上のように、複数の前記I/F部と、前記データを前記I/F部に出力することを制御する制御ユニットと、前記検出部とを備える。前記制御ユニットは、前記接続検出信号により、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検知している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを検知している場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する構成である。
【0153】
前記データ伝送装置において、各検出部は、それぞれのI/F部の接続状態に対応した接続検出信号を前記制御ユニットに出力し、前記制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データを前記I/F部に出力することを制御する。
【0154】
上記構成の制御ユニットは、前記データを出力しようとするI/F部が接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力する。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記I/F部に出力するように制御する。これにより、接続状態ではない前記I/F部の出力レベルが低下するから、省電力化を実現できる。
【0155】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。
【0156】
また、本発明の制御ユニットを備えるデータ伝送装置は、以上のように、複数の前記I/F部と、前記データを前記I/F部に出力することを制御する制御ユニットと、前記検出部とを備える。前記制御ユニットは、前記接続検出信号により、前記データを出力しようとするI/F部が、接続状態であることを検知している場合には、該I/F部に前記データを出力し、前記I/F部が前記接続状態ではないことを検知している場合には、前記I/F部に前記データを出力しないように制御する構成である。
【0157】
前記データ伝送装置において、各検出部は、それぞれのI/F部の接続状態に対応した接続検出信号を前記制御ユニットに出力し、前記制御ユニットは、前記接続検出信号に基づいて、前記データを前記I/F部に出力することを制御する。
【0158】
上記構成の制御ユニットは、前記データを出力しようとするI/F部が、接続状態である場合には、該I/F部に前記データを出力する。これにより、接続状態にあるI/F部は、外部機器へデータを伝送できる。また、前記I/F部が前記接続状態ではない場合には、前記I/F部に前記データを出力しない。これにより、接続状態にはない前記I/F部は、外部機器へデータを伝送することがないから、省電力化を実現できる。
【0159】
従って、本発明の制御ユニットを備えたデータ伝送装置は、I/F部の電力制御による省電力化を行なうことがないデータ伝送装置であっても、接続状態ではないI/F部の省電力化を実現できる。また、I/F部の電力制御による省電力化を行なうデータ伝送装置であっても、接続状態にないために電力の供給が停止された前記I/F部に前記データが入力されることにより生じるおそれがあるI/F部の内部回路の故障を防止できる。
【0160】
なお、以上の制御ユニットは、IEEE Std 1394シリアルバス規格に準拠したデータ通信を行なうものであってもよい。
【0161】
また、本発明のデータ伝送装置は、以上のように、複数前記I/F部と、1または複数個の前記電源部と、上述の何れかの構成を有する制御ユニットと、前記検出部とを備える構成である。
【0162】
上記構成のデータ伝送装置であれば、上述した効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係るデータ伝送装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す制御回路において、接続検出信号の論理レベルと、対応する電力制御信号の論理レベルとを示す真理値表である。
【図4】 本発明の他の実施の形態に係るデータ伝送装置において、制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す制御回路において、接続検出信号の論理レベルと、対応する電力制御信号および出力レベル制御信号の論理レベルとを示す真理値表である。
【図6】 本発明のさらに他の実施の形態に係るデータ伝送装置において、制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示す制御回路において、接続検出信号の論理レベルと、対応する電力制御信号、出力レベル制御信号および出力バッファ制御信号の論理レベルとを示す真理値表である。
【図8】 本発明のさらに他の実施の形態に係るデータ伝送装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】 図8に示す制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示す制御回路において、接続検出信号およびモード信号の論理レベルと、対応する電力制御信号、出力レベル制御信号および出力バッファ制御信号の論理レベルとを示す真理値表である。
【図11】 図1に示すデータ伝送装置をIEEE Std 1394シリアルバス規格に適用した実施例の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、 データ伝送装置
2a、2b、2c I/F(インターフェース)部
3、3a、3b、3c 電源部
4、20、30、41 制御部(制御ユニット)
5a、5b、5c 検出部
8、8a、8b、8c 電力制御線
11、21、31、42 制御回路(電力制御手段)
22a、22b、22c ANDゲート
32a、32b、32c 3ステートバッファゲート
101a、101b、101c データ信号
102、102a、102b、102c 電力制御信号
103a、103b、103c 接続検出信号
130 モード信号
Claims (9)
- データを所定の伝送形式に変換して外部機器へ伝送する電源供給を必要とする複数のインターフェース部と、該インターフェース部に電力を供給する1個の電源部と、前記インターフェース部とは独立して電力供給を受けて前記電源部を制御する機能を備える制御部と、各インターフェース部が外部機器にデータ伝送ができる状態を接続状態としたときに、該接続状態であるか否かを検出する検出部とを備えるデータ伝送装置の制御方法であって、
前記制御部によって、前記インターフェース部が前記接続状態であることを前記検出部が検出した場合には、前記電源部から全ての前記インターフェース部に電力を供給するように制御し、何れの前記インターフェース部も前記接続状態ではないことを前記検出部が検出した場合には、前記電源部から何れの前記インターフェース部にも電力の供給を停止するように制御することを特徴とするデータ伝送装置の制御方法。 - 外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするインターフェース部が、接続状態であることを検出部が検出している場合には、該インターフェース部に前記データを出力し、前記インターフェース部が前記接続状態ではないことを前記検出部が検出している場合には、前記インターフェース部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記インターフェース部に出力するように制御することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
- 何れかのインターフェース部が接続状態であることを検出部が検出した場合には、外部機器へ伝送するためのデータを、所望の前記インターフェース部に出力し、何れの前記インターフェース部も前記接続状態ではないことを前記検出部が検出した場合には、前記データを何れの前記インターフェース部にも出力しないように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の制御方法。
- データを所定の伝送形式に変換して外部機器へ伝送する電源供給を必要とする複数のインターフェース部と、
該インターフェース部に電力を供給する1個の電源部と、
前記インターフェース部とは独立して電力供給を受けて前記電源部を制御する制御ユニットと、
各インターフェース部が外部機器にデータ伝送ができる状態を接続状態としたときに、該接続状態であるか否かを検出して、接続検出信号を制御ユニットに出力する検出部とを備えるデータ伝送装置の制御ユニットであって、
前記接続検出信号により、何れかの前記インターフェース部が前記接続状態であることを検知した場合には、前記電源部から全ての前記インターフェース部に電力を供給するように制御する電力制御信号を電源部に出力し、何れの前記インターフェース部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記インターフェース部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する電力制御手段を備えることを特徴とするデータ伝送装置の制御ユニット。 - データを所定の伝送形式に変換して外部機器へ伝送する電源供給を必要とする複数のインターフェース部と、
各インターフェース部に電力を供給する複数個の電源部と、
前記インターフェース部とは独立して電力供給を受けて前記電源部を制御する制御ユニットと、
各インターフェース部が外部機器にデータ伝送ができる状態を接続状態としたときに、該接続状態であるか否かを検出して、接続検出信号を制御ユニットに出力する検出部と、
前記接続検出信号により、何れかの前記インターフェース部が前記接続状態であることを検知した場合には、前記電源部から全ての前記インターフェース部に電力を供給するように制御する電力制御信号を電源部に出力し、何れの前記インターフェース部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記インターフェース部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する電力制御手段とを備えたデータ伝送装置の制御ユニットであって、
前記電力制御手段は、前記検出部からの接続検出信号により、何れかの前記インターフェース部が前記接続状態であることを検知した場合には、前記電源部からそれぞれの前記インターフェース部に電力を供給するように制御する電力制御信号を各電源部に出力し、何れの前記インターフェース部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記電源部から何れの前記インターフェース部にも電力を供給しないように制御する電力制御信号を電源部に出力する第1の電力制御処理と、
前記接続検出信号により、接続状態にあるインターフェース部にのみ電力を供給するように制御する電力制御信号を前記電源部に出力する第2の電力制御処理とを行ない、
外部からのモード制御信号に基づき、第1および第2の電力制御処理の何れか一方を行なうように切り替えることを特徴とするデータ伝送装置の制御ユニット。 - 制御ユニットは、外部機器へ伝送するためのデータをインターフェース部へ出力することを制御するものであり、
検出部からの接続検出信号により、外部機器へ伝送するためのデータを出力しようとするインターフェース部が、接続状態であることを検知している場合には、該インターフェース部に前記データを出力し、前記インターフェース部が前記接続状態ではないことを検知している場合には、前記インターフェース部が外部機器へ伝送する出力レベルが低レベルとなるような信号を前記インターフェース部に出力するように制御することを特徴とする請求項4または5に記載のデータ伝送装置の制御ユニット。 - 制御ユニットは、外部機器へ伝送するためのデータをインターフェース部へ出力することを制御するものであり、
検出部からの接続検出信号により、何れかのインターフェース部が接続状態であることを検知した場合には、前記データを、所望の前記インターフェース部に出力し、何れの前記インターフェース部も前記接続状態ではないことを検知した場合には、前記データを何れの前記インターフェース部にも出力しないように制御することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のデータ伝送装置の制御ユニット。 - 制御ユニットは、IEEE Std 1394シリアルバス規格に準拠したデータ通信を行なうものであることを特徴とする請求項4から7の何れか1項に記載のデータ伝送装置の制御ユニット。
- データを所定の伝送形式に変換して外部機器へ伝送する複数のインターフェース部と、
該インターフェース部に電力を供給する1または複数個の電源部と、
請求項4から8までの何れか1項記載の制御ユニットと、
各インターフェース部が外部機器と接続状態であるか否かを検出して、接続検出信号を制御ユニットに出力する検出部とを備えることを特徴とするデータ伝送装置。
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