JP3831996B2 - シールド掘進機用セグメントターンリフタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘進機用セグメントターンリフタに関するものである。
【0002】
より詳しくは、上側からセグメント組立装置へセグメントを供給するようにする場合に、セグメントを上方へうまく持上げ得るようにしたシールド掘進機用セグメントターンリフタに関するものである。
【0003】
【従来の技術】
土中にトンネルを掘るために、従来より、シールド掘進機が使われている。
【0004】
該シールド掘進機は、図8に示すように、円筒形のシールドフレーム1の先端面に円板状のカッタ2を回転自在に取付けて、カッタ2を回転させることにより、土を掘削するようにし、シールドフレーム1の内部に設けたセグメント組立装置3により、カッタ2で掘削した掘削坑4内に円弧状をしたコンクリート製などのセグメント5を円形に組立てて、コンクリート製のトンネル6を構築させるようにし、更に、シールドフレーム1の内部に設けたシールドジャッキ7により、トンネル6の既設部分の先端に反力を支持させて、シールドフレーム1を推進させるようにしたものである。
【0005】
尚、図中、8は大口径シールドの泥水式などのシールド掘進機の軸心位置に設けられるセンターシャフト、9はセンターシャフト8の後部に片持ち状態で取付けられた後方作業台、10は特にセグメント組立装置3がロボット式のとき自動組立を監視するのに好適な後方作業台9に設けられた操作室である。
【0006】
そして上記セグメント組立装置3へのセグメント5の供給は、例えば、以下のようにして行われていた。
【0007】
即ち、トンネル6内の下部に枕木11を設置すると共に枕木11の上にレール12を適宜延長敷設して行き、該レール12に沿って運搬台車13で外部からシールドフレーム1の手前まで、下へ凸状態とし且つ円弧をトンネル6の長手方向へ向けた状態でセグメント5を運搬し、運搬してきたセグメント5を後方作業台9の下方の隙間14を矢印15のように通して、下側からセグメント組立装置3へ供給させるようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシールド掘進機用セグメント運搬・供給装置には、以下のような問題があった。
【0009】
即ち、特にロボットによるセグメント自動組立のとき後方作業台9の下側からセグメント組立装置3へセグメント5を供給する場合、掘削径が12m以下位の場合、後方作業台9の下方の隙間14やロボット下部のセグメント受取部と既設セグメント5との隙間14’は極めて狭くなっている場合がほとんどであるため、該隙間14,14’に達するコンベヤやクレーンなどを設けることが難しく、セグメント5を下側から通すのに困難を生じていた。
【0010】
本発明は、上述の実情に鑑み、上側からセグメント組立装置へセグメントを供給するようにする場合に、セグメントを上方へうまく持上げ得るようにしたシールド掘進機用セグメントターンリフタを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シールド掘進機23の移動に応じて移動可能な門型のターンリフタ本体42と、ターンリフタ本体42に対して昇降可能に設けられ、下に凸状態としてトンネル21の幅方向へ向けたセグメント20を通過させ得る大きさのセグメント通過孔45を有する枠状の昇降フレーム46と、昇降フレーム46を昇降駆動させる昇降駆動機構47と、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心としてセグメント20を反転可能にするよう、昇降フレーム46に枢支された反転フレーム55を有して昇降フレーム46のセグメント通過孔45部分に取付けられたセグメント反転装置48と、昇降フレーム46によってターンリフタ本体42の上部へ持上げられたセグメント20を前記セグメント供給用コンベヤ35へ送るジャッキなどのセグメントプッシャー49とを備えたことを特徴とするシールド掘進機用セグメントターンリフタにかかるものである。
【0012】
この場合において、セグメント反転装置48が、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として反転可能に昇降フレーム46にその上部を枢支された反転フレーム55と、反転フレーム55に取付けられ、セグメント20の内周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用穴56へ挿入係止可能な鍵状のセグメント係止固定具57を有するセグメント把持装置58と、反転フレーム55を反転させる反転駆動機構59とを備えるようにしても良い。
【0013】
又、反転フレーム55の上面に、セグメント20の位置を固定するための位置固定機構63を設けるようにしても良い。
【0014】
更に、反転フレーム55の上面に、セグメント20を支持すると共にセグメント20の送りを案内するセグメントガイドローラ64,65を設けるようにしても良い。
【0015】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0016】
セグメントターンリフタ36は、下へ凸状態で円弧がトンネル21の幅方向へ向けられたセグメント20を上へ持上げ、セグメント20を上へ持上げる途中で、セグメント反転装置48を用いてセグメント20をトンネル21の長手方向の旋回中心軸53を中心として反転させ、持上げられ且つ上へ凸状態に反転されたセグメント20をセグメントプッシャー49で送り出させるようにする。
【0017】
より詳細には、先ず、昇降フレーム46がターンリフタ本体42の上端に位置し、セグメント反転装置48の反転フレーム55をセグメント係止固定具57が下へ向いた状態としておき、この状態から、昇降駆動機構47を用いて、昇降フレーム46をターンリフタ本体42に沿って下降させるようにする。
【0018】
すると、セグメントターンリフタ36の真下にある、下へ凸の円弧をトンネル21の幅方向へ向けた状態のセグメント20の内周面に、反転フレーム55に取付けられた複数のセグメントガイドローラ64,65が当たってそれ以上下降できなくなるので、昇降フレーム46の下降を停止し、セグメント把持装置58の鍵状のセグメント係止固定具57を、セグメント20の内周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用穴56へ挿入させ、セグメント20をロックさせるようにする。
【0019】
こうして、セグメント20をロックしたら、更に、位置固定機構63を用いて、セグメント20の位置を固定させるようにする。
【0020】
次に、上記とは反対に、昇降駆動機構47を用いてセグメント20を保持した昇降フレーム46を上昇させ、ターンリフタ本体42の中間部辺りで一端停止させ、反転駆動機構59を用いて、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として、セグメント20ごと反転フレーム55を反転させる。
【0021】
こうして、セグメント20が反転されたら、昇降フレーム46をターンリフタ本体42の上端まで上昇させることにより、セグメント20を持上げる。
【0022】
最後に、昇降フレーム46によって持上げられたセグメント20に対し、上記とは反対の手順でセグメント把持装置58によるセグメント20の係止状態を解除し、係止状態を解除されたセグメント20を、セグメントプッシャー49を用いて、セグメントガイドローラ64,65を上面に設けられた反転フレーム55に沿い、送り出させるようにする。
【0023】
以後、上記を繰返すことにより、全てのコンベヤ支持用台車33のセグメント20を一つずつ持上げさせるようにする。
【0024】
このように、本発明によれば、上側からセグメント組立装置18へセグメント20を供給させるようにする場合に、セグメント20を上方へうまく持上げさせることができる。
【0025】
又、門型のターンリフタ本体42に昇降可能に昇降フレーム46を取付けるようにしているので、昇降フレーム46を介してセグメント20を持上げたり、セグメント20を反転させる時の反力を、余裕を持ってターンリフタ本体42に受けさせることが可能となる。
【0026】
又、セグメント20を、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として、反転させるようにしているので、ターンリフタ本体42に作用するセグメント20の反転の反力は上方又は下方のどちらか一方の力となり、トンネル21の幅方向へ延びる旋回中心軸を中心として、セグメント20を前後に反転させる場合のように、ターンリフタ本体42に反転の反力としてねじれ力が作用することがないので、ターンリフタ本体42に対する昇降フレーム46の支持構造を有利なものとすることができる。
【0027】
旋回中心軸53を、反転フレーム55のセグメント係止固定具57が突設される上面側としたので、セグメント20を反転させる時の旋回半径が最小限に抑えられ、セグメント20を容易に反転させることが可能となる。
【0028】
しかも、旋回中心軸53を、反転フレーム55と、反転フレーム55に把持したセグメント20との間に位置するように設定することにより、反転フレーム55をカウンターウエイトの全部又は一部として使用することができるようになるので、その分、装置重量や強度を減らすことができる。
【0029】
更に、反転フレーム55の上面側にセグメントガイドローラ64,65や位置固定機構63を設けて、セグメント20を支持及び位置固定させるようにすることにより、セグメント係止固定具57に必要な強度を低減させると共に、セグメント20を安定して反転させることが可能となる。
【0030】
以上により、装置を小型化しつつ8〜10ton以上もの大重量のセグメント20を取り扱うことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。
【0032】
図1〜図5は、本発明の第一の実施の形態である。
【0033】
図1に示すように、円筒形のシールドフレーム16の先端面に円板状のカッタ17を回転自在に取付けて、カッタ17を回転させることにより、土を掘削し得るようにし、シールドフレーム16の内部に設けたセグメント組立装置18により、カッタ17で掘削した掘削坑19内に円弧状をしたコンクリート製などのセグメント20を円形に組立てて、コンクリート製のトンネル21を構築させ得るようにし、更に、シールドフレーム16の内部に設けたシールドジャッキ22により、トンネル21の既設部分の先端に反力を支持させて、シールドフレーム16を推進させ得るようにして、シールド掘進機23を構成する。
【0034】
尚、図中、24は大口径の泥水式などのシールド掘進機23の軸心位置に設けられるセンターシャフト、25はセンターシャフト24の後部に片持ち状態で取付けられた後方作業台、26は自動組立ロボットのとき好適な後方作業台25に設けられた操作室、27は構築されたトンネル21内の下部に設置される枕木、28〜30は枕木27の上に延長敷設される複数組(図3では三組六本となっている)のレール、31はレール28〜30のうちの真中の組のレール29に沿って走行する運搬台車、32は運搬台車31を牽引するためのバッテリーロコと呼ばれる小型の電動式の機関車である。
【0035】
本発明の場合、図1・図2に示すように、レール28〜30のうちの外側の組のレール28,30に沿ってシールド掘進機23の掘進に応じて共に移動可能にコンベヤ支持用台車33を取付け、コンベヤ支持用台車33と後方作業台25の上部との間にコンベヤ支持梁34を介してセグメント供給用コンベヤ35を取付ける。
【0036】
そして、コンベヤ支持用台車33の後方に、レール28〜30のうちの外側のレール28,30に沿ってコンベヤ支持用台車33と共に移動可能となるよう、本発明にかかるセグメントターンリフタ36を取付ける。
【0037】
この際、運搬台車31に対し、下へ凸状態で且つ円弧をトンネル21の長手方向へ向けた状態でセグメント20を積ませるようにし、且つ、運搬台車31の上部にセグメント20の円弧がトンネル21の幅方向へ向くようセグメント20を90度回転させるためのターンテーブルなどのセグメント旋回装置38を取付ける。
【0038】
上記セグメントターンリフタ36は、図2〜図4に示すように、各レール28,30に沿って移動可能な対の走行部39と、各走行部39から立上げられた対のガイドポスト40及び、ガイドポスト40の上端間を連結する前後の連結ビーム41から成る門型のターンリフタ本体42と、各ガイドポスト40の対向面に上下方向に形成された凹溝状のガイド面43にガイド部材44を介して昇降可能に嵌合され、且つ、円弧がトンネル21の幅方向へ向いた状態のセグメント20を通過させ得る大きさのセグメント通過孔45を有する枠状の昇降フレーム46と、昇降フレーム46を昇降駆動させる昇降駆動機構47と、昇降フレーム46のセグメント通過孔45部分に取付けられたセグメント反転装置48と、昇降フレーム46によってターンリフタ本体42の上部へ持上げられたセグメント20を前記セグメント供給用コンベヤ35へ送るジャッキなどのセグメントプッシャー49とで構成されている。
【0039】
尚、上記昇降フレーム46は、中央部を高くしてハット型となるようにするのが設計上好ましい。
【0040】
そして、上記昇降駆動機構47は、各ガイドポスト40に回転自在に設けられたボールネジ50と、昇降フレーム46に設けられたナット51と、ボールネジ50を回転駆動するジャッキなどの昇降駆動装置52とで構成されている。
【0041】
尚、昇降駆動機構47は、ボールネジ50とナット51を用いた機構に替えて、チェーンやワイヤなどの索を用いて昇降フレーム46を昇降させる機構や、その他の同等の機構としても良い。
【0042】
次に、上記セグメント反転装置48は、図4・図5に示すように、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として反転可能となるように昇降フレーム46に軸受54を介してその上部を枢支された反転フレーム55と、反転フレーム55に取付けられ、セグメント20の内周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用穴56へ挿入係止可能な鍵状のセグメント係止固定具57を上面側に有するセグメント把持装置58と、反転フレーム55を反転させる反転駆動機構59とで主に構成されており、又、反転フレーム55の上面にはセグメント20の内周面に形成されたテーパ状の位置決穴60に挿脱可能な位置固定用ピン61と位置固定用ピン61を操作するジャッキなどの位置固定ピン駆動装置62とからなる位置固定機構63が設けられている。又、反転フレーム55の上面には複数のセグメントガイドローラ64,65が設けられている。
【0043】
尚、内側のセグメントガイドローラ65は、小型のセグメント20を支持及び案内する場合に設ければ良く、大型のセグメント20のみを支持及び案内するという場合には特に必要ない。又、必要に応じて、セグメントガイドローラ64,65と連続するセグメントガイドローラ66を昇降フレーム46の前辺部などに設けても良い。
【0044】
更に、前記セグメント把持装置58は、図5に示すように、反転フレーム55に、ジャッキなどの挿脱駆動機構67を介してセグメント20の内周面へ向け近接離反動可能に取付けられた挿脱フレーム68と、挿脱フレーム68に取付けられた、前記鍵状のセグメント係止固定具57を回転するためのモータなどのロック装置69とで構成されている。
【0045】
又、前記反転駆動機構59は、図4に示すように、旋回中心軸53に取付けられたピニオン70と、昇降フレーム46側にトンネル21の幅方向へ移動可能に取付けられたラック71と、ラック71を移動させるためのジャッキなどの反転駆動装置72とで構成されている。尚、旋回中心軸53は、反転フレーム55と、反転フレーム55に把持したセグメント20との中間に位置するように設定するのが好ましい。
【0046】
上記セグメントプッシャー49は、後部側の連結ビーム41にブラケット73を介して取付けるようにする。
【0047】
次に、作動について説明する。
【0048】
シールド掘進機23は、円筒形のシールドフレーム16の先端面に取付けた円板状のカッタ17を回転させることにより、土を掘削し、シールドフレーム16の内部に設けたセグメント組立装置18により、カッタ17で掘削した掘削坑19内に円弧状をしたコンクリート製などのセグメント20を円形に組立てて、コンクリート製のトンネル21を構築させ、更に、シールドフレーム16の内部に設けたシールドジャッキ22により、トンネル21の既設部分の先端に反力を支持させて、シールドフレーム16を推進させるようにする。
【0049】
そして、本発明では、上記セグメント組立装置18へのセグメント20の供給は、以下のようにして行う。
【0050】
即ち、トンネル21内の下部に枕木27を設置すると共に枕木27の上にレール28〜30を適宜延長敷設して行き、該レール29に沿ってバッテリーロコと呼ばれる小型の電動式の機関車32を用いて運搬台車31を牽引(又は後押し)し、外部からセグメントターンリフタ36の部分まで、下へ凸状態で且つトンネル21の長手方向へ向けた状態で運搬台車31に積み込んだセグメント20を運搬し、運搬してきたセグメント20のいずれかをセグメントターンリフタ36の真下の位置で停止させ、運搬台車31に取付けたターンテーブルなどのセグメント旋回装置38を用いて、円弧がトンネル21の幅方向へ向くようセグメント20を90度水平方向へ旋回させ、旋回されたセグメント20をセグメントターンリフタ36を用いて上へ持上げ、セグメント20を上へ持上げる途中で、セグメント反転装置48を用いてセグメント20をトンネル21の長手方向の旋回中心軸53を中心として時計回り又は反時計回りのいずれかに反転させ、持上げられ且つ上へ凸状態に反転されたセグメント20を、コンベヤ支持用台車33と後方作業台25の上部との間にコンベヤ支持梁34を介して取付けられたセグメント供給用コンベヤ35を用いて搬送し、上側からセグメント組立装置18へセグメント20を供給させるようにする。
【0051】
そして、本発明にかかるセグメントターンリフタ36は、以下のようにしてセグメント20を持上げ且つ反転させるようにする。
【0052】
即ち、先ず、昇降フレーム46がガイドポスト40の上端に位置し、セグメント反転装置48の反転フレーム55をセグメント係止固定具57が下へ向いた状態としておき、この状態から、昇降駆動機構47のジャッキなどの昇降駆動装置52を駆動してボールネジ50を回転させることにより、ナット51を介して昇降フレーム46を各ガイドポスト40の対向面に上下方向に形成された凹溝状のガイド面43に沿って下降させるようにする。
【0053】
すると、セグメントターンリフタ36の真下に停止された運搬台車31に、下へ凸の円弧をトンネル21の幅方向へ向けた状態で積まれたセグメント20の内周面に、反転フレーム55に取付けられた複数のセグメントガイドローラ64,65が当たってそれ以上下降できなくなるので、昇降フレーム46の下降を停止し、ジャッキなどの挿脱駆動機構67を伸長動させて挿脱フレーム68をセグメント20の内周面へ向け近接させ、挿脱フレーム68に取付けられたセグメント把持装置58の鍵状のセグメント係止固定具57を、セグメント20の内周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用穴56へ挿入させ、モータなどのロック装置69を駆動して把持用穴56内でセグメント係止固定具57を回し、セグメント20をロックさせるようにする。
【0054】
こうして、セグメント20をロックしたら、更に、位置固定機構63のジャッキなどの位置固定ピン駆動装置62を伸長動させて、位置固定用ピン61をセグメント20の内周面に形成されたテーパ状の位置決穴60に挿入させて、セグメント20の位置を固定させるようにする。
【0055】
次に、上記とは反対に、昇降駆動機構47を用いてセグメント20を保持した昇降フレーム46を上昇させ、ガイドポスト40の中間部辺りで一端停止させ、反転駆動機構59のジャッキなどの反転駆動装置72を伸長動させることにより、トンネル21の幅方向へラック71を移動させ、ラック71に歯合されたピニオン70を回して、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心とし、セグメント20ごと反転フレーム55を図3に示すように、反時計回り(時計回りでも良い)に反転させる。
【0056】
こうして、セグメント20が反転されたら、昇降フレーム46をガイドポスト40の上端まで上昇させることにより、セグメント20を持上げる。
【0057】
最後に、昇降フレーム46によって持上げられたセグメント20に対し、上記とは反対の手順でセグメント把持装置58によるセグメント20の係止状態を解除し、係止状態を解除されたセグメント20を、ジャッキなどのセグメントプッシャー49を用いて、セグメントガイドローラ64,65を上面に設けられた反転フレーム55に沿い、前記セグメント供給用コンベヤ35へ送り出させるようにする。
【0058】
以後、上記を繰返すことにより、全てのコンベヤ支持用台車33のセグメント20を一つずつ持上げさせるようにする。
【0059】
尚、こうして、持上げられたセグメント20は、セグメント供給用コンベヤ35上で数個分ストックされ(一リング分のセグメント20をストックできるようにセグメント供給用コンベヤ35の長さを設定するのが良い)、セグメント組立装置18からの要求に応じて、セグメント組立装置18へセグメント供給用コンベヤ35にストックされたセグメント20を素速く供給するようにすることにより、効率良くセグメント20を組み立てさせることが可能となる。
【0060】
このように、本発明によれば、後方作業台25の上側からセグメント組立装置18へセグメント20を供給させるようにする場合に、セグメント20を上方へうまく持上げさせることができる。
【0061】
又、門型のターンリフタ本体42の各ガイドポスト40の対向面に上下方向に形成された凹溝状のガイド面43にガイド部材44を介して昇降可能に昇降フレーム46を取付けるようにしているので、昇降フレーム46を介してセグメント20を持上げたり、セグメント20を反転させる時の反力を、余裕を持ってターンリフタ本体42に受けさせることが可能となる。
【0062】
又、セグメント20を、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として、左右のガイドポストをつなぐ鉛直平面内で反時計回りまたは時計回りに反転させるようにしているので、各ガイドポスト40に作用するセグメント20の反転の反力は上方又は下方のどちらか一方の力となり、トンネル21の幅方向へ延びる旋回中心軸を中心として、セグメント20を前後に反転させる場合のように、各ガイドポスト40に反転の反力としてねじれ力が作用することがないので、各ガイドポスト40に対する昇降フレーム46の支持構造を有利なものとすることができる。
【0063】
旋回中心軸53を、反転フレーム55のセグメント係止固定具57が突設される側としたので、セグメント20を反転させる時の旋回半径が最小限に抑えられ、セグメント20を容易に反転させることが可能となる。
【0064】
しかも、旋回中心軸53を、反転フレーム55と、反転フレーム55に把持したセグメント20との間に位置するように設定することにより、反転フレーム55をカウンターウエイトの全部又は一部として使用することができるようになるので、その分、装置重量や強度を減らすことができる。
【0065】
更に、反転フレーム55の上面側にセグメントガイドローラ64,65や位置固定機構63を設けて、セグメント20を支持及び位置固定させるようにすることにより、セグメント係止固定具57に必要な強度を低減させると共に、セグメント20を安定して反転させることが可能となる。
【0066】
以上により、装置を小型化しつつ8〜10ton以上もの大重量のセグメント20を取り扱うことが可能となる。
【0067】
図6・図7は、本発明の第二の実施の形態であり、反転フレーム55の旋回中心軸53に、昇降フレーム46に取付けたガイドに沿ってトンネル21の幅方向へ反転フレーム55を移動可能なローラを取付け、旋回中心軸53にピニオン70を取付けると共に、反転フレーム55側にラック71を固定し、昇降フレーム46と旋回中心軸53との間に反転フレーム55を反転させつつ移動させるためのジャッキなどの反転駆動装置72を取付けて反転駆動機構59としたものである。
【0068】
このようにすることにより、運搬台車31のレール29がレール28,30の中間位置にないような場合でも、図7に示すように、セグメント20を位置修正しつつ反転させることが可能となる。
【0069】
上記以外については、前記実施の形態と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0070】
尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシールド掘進機用セグメントターンリフタによれば、上側からセグメント組立装置へセグメントを供給するようにする場合に、セグメントを上方へうまく持上げることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の全体概略側方断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態の図4と同様の図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態の図3と同様の図である。
【図8】従来例の全体概略側方断面図である。
【符号の説明】
20 セグメント
21 トンネル
23 シールド掘進機
36 セグメントターンリフタ
42 ターンリフタ本体
45 セグメント通過孔
46 昇降フレーム
47 昇降駆動機構
48 セグメント反転装置
49 セグメントプッシャー
53 旋回中心軸
55 反転フレーム
56 鍵穴状の把持用穴
57 セグメント係止固定具
58 セグメント把持装置
59 反転駆動機構
63 位置固定機構
64,65 セグメントガイドローラ
Claims (4)
- シールド掘進機(23)の移動に応じて移動可能な門型のターンリフタ本体(42)と、ターンリフタ本体(42)に対して昇降可能に設けられ、下に凸状態としてトンネル(21)の幅方向へ向けられたセグメント(20)を通過させ得る大きさのセグメント通過孔(45)を有する枠状の昇降フレーム(46)と、昇降フレーム(46)を昇降駆動させる昇降駆動機構(47)と、トンネル(21)の長手方向へ延びる旋回中心軸(53)を中心としてセグメント(20)を反転可能にするよう、昇降フレーム(46)に枢支された反転フレーム(55)を有して昇降フレーム(46)のセグメント通過孔(45)部分に取付けられたセグメント反転装置(48)と、昇降フレーム(46)によってターンリフタ本体(42)の上部へ持上げられたセグメント(20)を送り出すセグメントプッシャー(49)とを備えたことを特徴とするシールド掘進機用セグメントターンリフタ。
- セグメント反転装置(48)が、トンネル(21)の長手方向へ延びる旋回中心軸(53)を中心として反転可能となるように昇降フレーム(46)にその上部を枢支された反転フレーム(55)と、反転フレーム(55)に取付けられ、セグメント(20)の内周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用穴(56)へ挿入係止可能な鍵状のセグメント係止固定具(57)を有するセグメント把持装置(58)と、反転フレーム(55)を反転させる反転駆動機構(59)とを備えた請求項1記載のシールド掘進機用セグメントターンリフタ。
- 反転フレーム(55)の上面に、セグメント(20)の位置を固定するための位置固定機構(63)を設けた請求項2記載のシールド掘進機用セグメントターンリフタ。
- 反転フレーム(55)の上面に、セグメント(20)を支持すると共にセグメント(20)の送りを案内するセグメントガイドローラ(64)(65)を設けた請求項2記載のシールド掘進機用セグメントターンリフタ。
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| JP30801796A JP3831996B2 (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | シールド掘進機用セグメントターンリフタ |
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