JPH10148099A - シールド掘進機用セグメントターンリフタ - Google Patents

シールド掘進機用セグメントターンリフタ

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JPH10148099A
JPH10148099A JP8308017A JP30801796A JPH10148099A JP H10148099 A JPH10148099 A JP H10148099A JP 8308017 A JP8308017 A JP 8308017A JP 30801796 A JP30801796 A JP 30801796A JP H10148099 A JPH10148099 A JP H10148099A
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Katsuo Watanabe
勝男 渡邊
Shingo Tateiwa
真吾 立岩
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Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上側からセグメント組立装置へセグメントを
供給するようにする場合に、セグメントを上方へうまく
持上げ得るようにする。 【解決手段】 下へ凸状態で円弧がトンネルの幅方向へ
向けられたセグメント20を昇降フレーム46を用いて
上へ持上げ、セグメント20を上へ持上げる途中で、セ
グメント反転装置48を用いてセグメント20をトンネ
ル21の長手方向の旋回中心軸53を中心として反転さ
せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘進機用
セグメントターンリフタに関するものである。
【0002】より詳しくは、上側からセグメント組立装
置へセグメントを供給するようにする場合に、セグメン
トを上方へうまく持上げ得るようにしたシールド掘進機
用セグメントターンリフタに関するものである。
【0003】
【従来の技術】土中にトンネルを掘るために、従来よ
り、シールド掘進機が使われている。
【0004】該シールド掘進機は、図8に示すように、
円筒形のシールドフレーム1の先端面に円板状のカッタ
2を回転自在に取付けて、カッタ2を回転させることに
より、土を掘削するようにし、シールドフレーム1の内
部に設けたセグメント組立装置3により、カッタ2で掘
削した掘削坑4内に円弧状をしたコンクリート製などの
セグメント5を円形に組立てて、コンクリート製のトン
ネル6を構築させるようにし、更に、シールドフレーム
1の内部に設けたシールドジャッキ7により、トンネル
6の既設部分の先端に反力を支持させて、シールドフレ
ーム1を推進させるようにしたものである。
【0005】尚、図中、8は大口径シールドの泥水式な
どのシールド掘進機の軸心位置に設けられるセンターシ
ャフト、9はセンターシャフト8の後部に片持ち状態で
取付けられた後方作業台、10は特にセグメント組立装
置3がロボット式のとき自動組立を監視するのに好適な
後方作業台9に設けられた操作室である。
【0006】そして上記セグメント組立装置3へのセグ
メント5の供給は、例えば、以下のようにして行われて
いた。
【0007】即ち、トンネル6内の下部に枕木11を設
置すると共に枕木11の上にレール12を適宜延長敷設
して行き、該レール12に沿って運搬台車13で外部か
らシールドフレーム1の手前まで、下へ凸状態とし且つ
円弧をトンネル6の長手方向へ向けた状態でセグメント
5を運搬し、運搬してきたセグメント5を後方作業台9
の下方の隙間14を矢印15のように通して、下側から
セグメント組立装置3へ供給させるようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシールド掘進機用セグメント運搬・供給装置には、
以下のような問題があった。
【0009】即ち、特にロボットによるセグメント自動
組立のとき後方作業台9の下側からセグメント組立装置
3へセグメント5を供給する場合、掘削径が12m以下
位の場合、後方作業台9の下方の隙間14やロボット下
部のセグメント受取部と既設セグメント5との隙間1
4’は極めて狭くなっている場合がほとんどであるた
め、該隙間14,14’に達するコンベヤやクレーンな
どを設けることが難しく、セグメント5を下側から通す
のに困難を生じていた。
【0010】本発明は、上述の実情に鑑み、上側からセ
グメント組立装置へセグメントを供給するようにする場
合に、セグメントを上方へうまく持上げ得るようにした
シールド掘進機用セグメントターンリフタを提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、シールド掘進
機23の移動に応じて移動可能な門型のターンリフタ本
体42と、ターンリフタ本体42に対して昇降可能に設
けられ、下に凸状態としてトンネル21の幅方向へ向け
たセグメント20を通過させ得る大きさのセグメント通
過孔45を有する枠状の昇降フレーム46と、昇降フレ
ーム46を昇降駆動させる昇降駆動機構47と、昇降フ
レーム46のセグメント通過孔45部分に、トンネル2
1の長手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として、時
計回り又は反時計回りに反転可能に取付けられた、セグ
メント反転装置48と、昇降フレーム46によってター
ンリフタ本体42の上部へ持上げられたセグメント20
を前記セグメント供給用コンベヤ35へ送るジャッキな
どのセグメントプッシャー49とを備えたことを特徴と
するシールド掘進機用セグメントターンリフタにかかる
ものである。
【0012】この場合において、セグメント反転装置4
8が、トンネル21の長手方向へ延びる旋回中心軸53
を中心として反転可能に昇降フレーム46にその上部を
枢支された反転フレーム55と、反転フレーム55に取
付けられ、セグメント20の内周面の中央位置に形成さ
れた鍵穴状の把持用穴56へ挿入係止可能な鍵状のセグ
メント係止固定具57を有するセグメント把持装置58
と、反転フレーム55を反転させる反転駆動機構59と
を備えるようにしても良い。
【0013】又、反転フレーム55の上面に、セグメン
ト20の位置を固定するための位置固定機構63を設け
るようにしても良い。
【0014】更に、反転フレーム55の上面に、セグメ
ント20を支持すると共にセグメント20の送りを案内
するセグメントガイドローラ64,65を設けるように
しても良い。
【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0016】セグメントターンリフタ36は、下へ凸状
態で円弧がトンネル21の幅方向へ向けられたセグメン
ト20を上へ持上げ、セグメント20を上へ持上げる途
中で、セグメント反転装置48を用いてセグメント20
をトンネル21の長手方向の旋回中心軸53を中心とし
て反転させ、持上げられ且つ上へ凸状態に反転されたセ
グメント20をセグメントプッシャー49で送り出させ
るようにする。
【0017】より詳細には、先ず、昇降フレーム46が
ターンリフタ本体42の上端に位置し、セグメント反転
装置48の反転フレーム55をセグメント係止固定具5
7が下へ向いた状態としておき、この状態から、昇降駆
動機構47を用いて、昇降フレーム46をターンリフタ
本体42に沿って下降させるようにする。
【0018】すると、セグメントターンリフタ36の真
下にある、下へ凸の円弧をトンネル21の幅方向へ向け
た状態のセグメント20の内周面に、反転フレーム55
に取付けられた複数のセグメントガイドローラ64,6
5が当たってそれ以上下降できなくなるので、昇降フレ
ーム46の下降を停止し、セグメント把持装置58の鍵
状のセグメント係止固定具57を、セグメント20の内
周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用穴56へ挿
入させ、セグメント20をロックさせるようにする。
【0019】こうして、セグメント20をロックした
ら、更に、位置固定機構63を用いて、セグメント20
の位置を固定させるようにする。
【0020】次に、上記とは反対に、昇降駆動機構47
を用いてセグメント20を保持した昇降フレーム46を
上昇させ、ターンリフタ本体42の中間部辺りで一端停
止させ、反転駆動機構59を用いて、トンネル21の長
手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として、セグメン
ト20ごと反転フレーム55を反転させる。
【0021】こうして、セグメント20が反転された
ら、昇降フレーム46をターンリフタ本体42の上端ま
で上昇させることにより、セグメント20を持上げる。
【0022】最後に、昇降フレーム46によって持上げ
られたセグメント20に対し、上記とは反対の手順でセ
グメント把持装置58によるセグメント20の係止状態
を解除し、係止状態を解除されたセグメント20を、セ
グメントプッシャー49を用いて、セグメントガイドロ
ーラ64,65を上面に設けられた反転フレーム55に
沿い、送り出させるようにする。
【0023】以後、上記を繰返すことにより、全てのコ
ンベヤ支持用台車33のセグメント20を一つずつ持上
げさせるようにする。
【0024】このように、本発明によれば、上側からセ
グメント組立装置18へセグメント20を供給させるよ
うにする場合に、セグメント20を上方へうまく持上げ
させることができる。
【0025】又、門型のターンリフタ本体42に昇降可
能に昇降フレーム46を取付けるようにしているので、
昇降フレーム46を介してセグメント20を持上げた
り、セグメント20を反転させる時の反力を、余裕を持
ってターンリフタ本体42に受けさせることが可能とな
る。
【0026】又、セグメント20を、トンネル21の長
手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として、反転させ
るようにしているので、ターンリフタ本体42に作用す
るセグメント20の反転の反力は上方又は下方のどちら
か一方の力となり、トンネル21の幅方向へ延びる旋回
中心軸を中心として、セグメント20を前後に反転させ
る場合のように、ターンリフタ本体42に反転の反力と
してねじれ力が作用することがないので、ターンリフタ
本体42に対する昇降フレーム46の支持構造を有利な
ものとすることができる。
【0027】旋回中心軸53を、反転フレーム55のセ
グメント係止固定具57が突設される上面側としたの
で、セグメント20を反転させる時の旋回半径が最小限
に抑えられ、セグメント20を容易に反転させることが
可能となる。
【0028】しかも、旋回中心軸53を、反転フレーム
55と、反転フレーム55に把持したセグメント20と
の間に位置するように設定することにより、反転フレー
ム55をカウンターウエイトの全部又は一部として使用
することができるようになるので、その分、装置重量や
強度を減らすことができる。
【0029】更に、反転フレーム55の上面側にセグメ
ントガイドローラ64,65や位置固定機構63を設け
て、セグメント20を支持及び位置固定させるようにす
ることにより、セグメント係止固定具57に必要な強度
を低減させると共に、セグメント20を安定して反転さ
せることが可能となる。
【0030】以上により、装置を小型化しつつ8〜10
ton以上もの大重量のセグメント20を取り扱うこと
が可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0032】図1〜図5は、本発明の第一の実施の形態
である。
【0033】図1に示すように、円筒形のシールドフレ
ーム16の先端面に円板状のカッタ17を回転自在に取
付けて、カッタ17を回転させることにより、土を掘削
し得るようにし、シールドフレーム16の内部に設けた
セグメント組立装置18により、カッタ17で掘削した
掘削坑19内に円弧状をしたコンクリート製などのセグ
メント20を円形に組立てて、コンクリート製のトンネ
ル21を構築させ得るようにし、更に、シールドフレー
ム16の内部に設けたシールドジャッキ22により、ト
ンネル21の既設部分の先端に反力を支持させて、シー
ルドフレーム16を推進させ得るようにして、シールド
掘進機23を構成する。
【0034】尚、図中、24は大口径の泥水式などのシ
ールド掘進機23の軸心位置に設けられるセンターシャ
フト、25はセンターシャフト24の後部に片持ち状態
で取付けられた後方作業台、26は自動組立ロボットの
とき好適な後方作業台25に設けられた操作室、27は
構築されたトンネル21内の下部に設置される枕木、2
8〜30は枕木27の上に延長敷設される複数組(図3
では三組六本となっている)のレール、31はレール2
8〜30のうちの真中の組のレール29に沿って走行す
る運搬台車、32は運搬台車31を牽引するためのバッ
テリーロコと呼ばれる小型の電動式の機関車である。
【0035】本発明の場合、図1・図2に示すように、
レール28〜30のうちの外側の組のレール28,30
に沿ってシールド掘進機23の掘進に応じて共に移動可
能にコンベヤ支持用台車33を取付け、コンベヤ支持用
台車33と後方作業台25の上部との間にコンベヤ支持
梁34を介してセグメント供給用コンベヤ35を取付け
る。
【0036】そして、コンベヤ支持用台車33の後方
に、レール28〜30のうちの外側のレール28,30
に沿ってコンベヤ支持用台車33と共に移動可能となる
よう、本発明にかかるセグメントターンリフタ36を取
付ける。
【0037】この際、運搬台車31に対し、下へ凸状態
で且つ円弧をトンネル21の長手方向へ向けた状態でセ
グメント20を積ませるようにし、且つ、運搬台車31
の上部にセグメント20の円弧がトンネル21の幅方向
へ向くようセグメント20を90度回転させるためのタ
ーンテーブルなどのセグメント旋回装置38を取付け
る。
【0038】上記セグメントターンリフタ36は、図2
〜図4に示すように、各レール28,30に沿って移動
可能な対の走行部39と、各走行部39から立上げられ
た対のガイドポスト40及び、ガイドポスト40の上端
間を連結する前後の連結ビーム41から成る門型のター
ンリフタ本体42と、各ガイドポスト40の対向面に上
下方向に形成された凹溝状のガイド面43にガイド部材
44を介して昇降可能に嵌合され、且つ、円弧がトンネ
ル21の幅方向へ向いた状態のセグメント20を通過さ
せ得る大きさのセグメント通過孔45を有する枠状の昇
降フレーム46と、昇降フレーム46を昇降駆動させる
昇降駆動機構47と、昇降フレーム46のセグメント通
過孔45部分に取付けられたセグメント反転装置48
と、昇降フレーム46によってターンリフタ本体42の
上部へ持上げられたセグメント20を前記セグメント供
給用コンベヤ35へ送るジャッキなどのセグメントプッ
シャー49とで構成されている。
【0039】尚、上記昇降フレーム46は、中央部を高
くしてハット型となるようにするのが設計上好ましい。
【0040】そして、上記昇降駆動機構47は、各ガイ
ドポスト40に回転自在に設けられたボールネジ50
と、昇降フレーム46に設けられたナット51と、ボー
ルネジ50を回転駆動するジャッキなどの昇降駆動装置
52とで構成されている。
【0041】尚、昇降駆動機構47は、ボールネジ50
とナット51を用いた機構に替えて、チェーンやワイヤ
などの索を用いて昇降フレーム46を昇降させる機構
や、その他の同等の機構としても良い。
【0042】次に、上記セグメント反転装置48は、図
4・図5に示すように、トンネル21の長手方向へ延び
る旋回中心軸53を中心として反転可能となるように昇
降フレーム46に軸受54を介してその上部を枢支され
た反転フレーム55と、反転フレーム55に取付けら
れ、セグメント20の内周面の中央位置に形成された鍵
穴状の把持用穴56へ挿入係止可能な鍵状のセグメント
係止固定具57を上面側に有するセグメント把持装置5
8と、反転フレーム55を反転させる反転駆動機構59
とで主に構成されており、又、反転フレーム55の上面
にはセグメント20の内周面に形成されたテーパ状の位
置決穴60に挿脱可能な位置固定用ピン61と位置固定
用ピン61を操作するジャッキなどの位置固定ピン駆動
装置62とからなる位置固定機構63が設けられてい
る。又、反転フレーム55の上面には複数のセグメント
ガイドローラ64,65が設けられている。
【0043】尚、内側のセグメントガイドローラ65
は、小型のセグメント20を支持及び案内する場合に設
ければ良く、大型のセグメント20のみを支持及び案内
するという場合には特に必要ない。又、必要に応じて、
セグメントガイドローラ64,65と連続するセグメン
トガイドローラ66を昇降フレーム46の前辺部などに
設けても良い。
【0044】更に、前記セグメント把持装置58は、図
5に示すように、反転フレーム55に、ジャッキなどの
挿脱駆動機構67を介してセグメント20の内周面へ向
け近接離反動可能に取付けられた挿脱フレーム68と、
挿脱フレーム68に取付けられた、前記鍵状のセグメン
ト係止固定具57を回転するためのモータなどのロック
装置69とで構成されている。
【0045】又、前記反転駆動機構59は、図4に示す
ように、旋回中心軸53に取付けられたピニオン70
と、昇降フレーム46側にトンネル21の幅方向へ移動
可能に取付けられたラック71と、ラック71を移動さ
せるためのジャッキなどの反転駆動装置72とで構成さ
れている。尚、旋回中心軸53は、反転フレーム55
と、反転フレーム55に把持したセグメント20との中
間に位置するように設定するのが好ましい。
【0046】上記セグメントプッシャー49は、後部側
の連結ビーム41にブラケット73を介して取付けるよ
うにする。
【0047】次に、作動について説明する。
【0048】シールド掘進機23は、円筒形のシールド
フレーム16の先端面に取付けた円板状のカッタ17を
回転させることにより、土を掘削し、シールドフレーム
16の内部に設けたセグメント組立装置18により、カ
ッタ17で掘削した掘削坑19内に円弧状をしたコンク
リート製などのセグメント20を円形に組立てて、コン
クリート製のトンネル21を構築させ、更に、シールド
フレーム16の内部に設けたシールドジャッキ22によ
り、トンネル21の既設部分の先端に反力を支持させ
て、シールドフレーム16を推進させるようにする。
【0049】そして、本発明では、上記セグメント組立
装置18へのセグメント20の供給は、以下のようにし
て行う。
【0050】即ち、トンネル21内の下部に枕木27を
設置すると共に枕木27の上にレール28〜30を適宜
延長敷設して行き、該レール29に沿ってバッテリーロ
コと呼ばれる小型の電動式の機関車32を用いて運搬台
車31を牽引(又は後押し)し、外部からセグメントタ
ーンリフタ36の部分まで、下へ凸状態で且つトンネル
21の長手方向へ向けた状態で運搬台車31に積み込ん
だセグメント20を運搬し、運搬してきたセグメント2
0のいずれかをセグメントターンリフタ36の真下の位
置で停止させ、運搬台車31に取付けたターンテーブル
などのセグメント旋回装置38を用いて、円弧がトンネ
ル21の幅方向へ向くようセグメント20を90度水平
方向へ旋回させ、旋回されたセグメント20をセグメン
トターンリフタ36を用いて上へ持上げ、セグメント2
0を上へ持上げる途中で、セグメント反転装置48を用
いてセグメント20をトンネル21の長手方向の旋回中
心軸53を中心として時計回り又は反時計回りのいずれ
かに反転させ、持上げられ且つ上へ凸状態に反転された
セグメント20を、コンベヤ支持用台車33と後方作業
台25の上部との間にコンベヤ支持梁34を介して取付
けられたセグメント供給用コンベヤ35を用いて搬送
し、上側からセグメント組立装置18へセグメント20
を供給させるようにする。
【0051】そして、本発明にかかるセグメントターン
リフタ36は、以下のようにしてセグメント20を持上
げ且つ反転させるようにする。
【0052】即ち、先ず、昇降フレーム46がガイドポ
スト40の上端に位置し、セグメント反転装置48の反
転フレーム55をセグメント係止固定具57が下へ向い
た状態としておき、この状態から、昇降駆動機構47の
ジャッキなどの昇降駆動装置52を駆動してボールネジ
50を回転させることにより、ナット51を介して昇降
フレーム46を各ガイドポスト40の対向面に上下方向
に形成された凹溝状のガイド面43に沿って下降させる
ようにする。
【0053】すると、セグメントターンリフタ36の真
下に停止された運搬台車31に、下へ凸の円弧をトンネ
ル21の幅方向へ向けた状態で積まれたセグメント20
の内周面に、反転フレーム55に取付けられた複数のセ
グメントガイドローラ64,65が当たってそれ以上下
降できなくなるので、昇降フレーム46の下降を停止
し、ジャッキなどの挿脱駆動機構67を伸長動させて挿
脱フレーム68をセグメント20の内周面へ向け近接さ
せ、挿脱フレーム68に取付けられたセグメント把持装
置58の鍵状のセグメント係止固定具57を、セグメン
ト20の内周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用
穴56へ挿入させ、モータなどのロック装置69を駆動
して把持用穴56内でセグメント係止固定具57を回
し、セグメント20をロックさせるようにする。
【0054】こうして、セグメント20をロックした
ら、更に、位置固定機構63のジャッキなどの位置固定
ピン駆動装置62を伸長動させて、位置固定用ピン61
をセグメント20の内周面に形成されたテーパ状の位置
決穴60に挿入させて、セグメント20の位置を固定さ
せるようにする。
【0055】次に、上記とは反対に、昇降駆動機構47
を用いてセグメント20を保持した昇降フレーム46を
上昇させ、ガイドポスト40の中間部辺りで一端停止さ
せ、反転駆動機構59のジャッキなどの反転駆動装置7
2を伸長動させることにより、トンネル21の幅方向へ
ラック71を移動させ、ラック71に歯合されたピニオ
ン70を回して、トンネル21の長手方向へ延びる旋回
中心軸53を中心とし、セグメント20ごと反転フレー
ム55を図3に示すように、反時計回り(時計回りでも
良い)に反転させる。
【0056】こうして、セグメント20が反転された
ら、昇降フレーム46をガイドポスト40の上端まで上
昇させることにより、セグメント20を持上げる。
【0057】最後に、昇降フレーム46によって持上げ
られたセグメント20に対し、上記とは反対の手順でセ
グメント把持装置58によるセグメント20の係止状態
を解除し、係止状態を解除されたセグメント20を、ジ
ャッキなどのセグメントプッシャー49を用いて、セグ
メントガイドローラ64,65を上面に設けられた反転
フレーム55に沿い、前記セグメント供給用コンベヤ3
5へ送り出させるようにする。
【0058】以後、上記を繰返すことにより、全てのコ
ンベヤ支持用台車33のセグメント20を一つずつ持上
げさせるようにする。
【0059】尚、こうして、持上げられたセグメント2
0は、セグメント供給用コンベヤ35上で数個分ストッ
クされ(一リング分のセグメント20をストックできる
ようにセグメント供給用コンベヤ35の長さを設定する
のが良い)、セグメント組立装置18からの要求に応じ
て、セグメント組立装置18へセグメント供給用コンベ
ヤ35にストックされたセグメント20を素速く供給す
るようにすることにより、効率良くセグメント20を組
み立てさせることが可能となる。
【0060】このように、本発明によれば、後方作業台
25の上側からセグメント組立装置18へセグメント2
0を供給させるようにする場合に、セグメント20を上
方へうまく持上げさせることができる。
【0061】又、門型のターンリフタ本体42の各ガイ
ドポスト40の対向面に上下方向に形成された凹溝状の
ガイド面43にガイド部材44を介して昇降可能に昇降
フレーム46を取付けるようにしているので、昇降フレ
ーム46を介してセグメント20を持上げたり、セグメ
ント20を反転させる時の反力を、余裕を持ってターン
リフタ本体42に受けさせることが可能となる。
【0062】又、セグメント20を、トンネル21の長
手方向へ延びる旋回中心軸53を中心として、左右のガ
イドポストをつなぐ鉛直平面内で反時計回りまたは時計
回りに反転させるようにしているので、各ガイドポスト
40に作用するセグメント20の反転の反力は上方又は
下方のどちらか一方の力となり、トンネル21の幅方向
へ延びる旋回中心軸を中心として、セグメント20を前
後に反転させる場合のように、各ガイドポスト40に反
転の反力としてねじれ力が作用することがないので、各
ガイドポスト40に対する昇降フレーム46の支持構造
を有利なものとすることができる。
【0063】旋回中心軸53を、反転フレーム55のセ
グメント係止固定具57が突設される側としたので、セ
グメント20を反転させる時の旋回半径が最小限に抑え
られ、セグメント20を容易に反転させることが可能と
なる。
【0064】しかも、旋回中心軸53を、反転フレーム
55と、反転フレーム55に把持したセグメント20と
の間に位置するように設定することにより、反転フレー
ム55をカウンターウエイトの全部又は一部として使用
することができるようになるので、その分、装置重量や
強度を減らすことができる。
【0065】更に、反転フレーム55の上面側にセグメ
ントガイドローラ64,65や位置固定機構63を設け
て、セグメント20を支持及び位置固定させるようにす
ることにより、セグメント係止固定具57に必要な強度
を低減させると共に、セグメント20を安定して反転さ
せることが可能となる。
【0066】以上により、装置を小型化しつつ8〜10
ton以上もの大重量のセグメント20を取り扱うこと
が可能となる。
【0067】図6・図7は、本発明の第二の実施の形態
であり、反転フレーム55の旋回中心軸53に、昇降フ
レーム46に取付けたガイドに沿ってトンネル21の幅
方向へ反転フレーム55を移動可能なローラを取付け、
旋回中心軸53にピニオン70を取付けると共に、反転
フレーム55側にラック71を固定し、昇降フレーム4
6と旋回中心軸53との間に反転フレーム55を反転さ
せつつ移動させるためのジャッキなどの反転駆動装置7
2を取付けて反転駆動機構59としたものである。
【0068】このようにすることにより、運搬台車31
のレール29がレール28,30の中間位置にないよう
な場合でも、図7に示すように、セグメント20を位置
修正しつつ反転させることが可能となる。
【0069】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0070】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシールド
掘進機用セグメントターンリフタによれば、上側からセ
グメント組立装置へセグメントを供給するようにする場
合に、セグメントを上方へうまく持上げることができる
という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の全体概略側方断面
図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態の図4と同様の図で
ある。
【図7】本発明の第二の実施の形態の図3と同様の図で
ある。
【図8】従来例の全体概略側方断面図である。
【符号の説明】
20 セグメント 21 トンネル 23 シールド掘進機 36 セグメントターンリフタ 42 ターンリフタ本体 45 セグメント通過孔 46 昇降フレーム 47 昇降駆動機構 48 セグメント反転装置 49 セグメントプッシャー 53 旋回中心軸 55 反転フレーム 56 鍵穴状の把持用穴 57 セグメント係止固定具 58 セグメント把持装置 59 反転駆動機構 63 位置固定機構 64,65 セグメントガイドローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機(23)の移動に応じて
    移動可能な門型のターンリフタ本体(42)と、ターン
    リフタ本体(42)に対して昇降可能に設けられ、下に
    凸状態としてトンネル(21)の幅方向へ向けられたセ
    グメント(20)を通過させ得る大きさのセグメント通
    過孔(45)を有する枠状の昇降フレーム(46)と、
    昇降フレーム(46)を昇降駆動させる昇降駆動機構
    (47)と、昇降フレーム(46)のセグメント通過孔
    (45)部分に、トンネル(21)の長手方向へ延びる
    旋回中心軸(53)を中心として、セグメント(20)
    を反転可能に取付けられた、セグメント反転装置(4
    8)と、昇降フレーム(46)によってターンリフタ本
    体(42)の上部へ持上げられたセグメント(20)を
    送り出すセグメントプッシャー(49)とを備えたこと
    を特徴とするシールド掘進機用セグメントターンリフ
    タ。
  2. 【請求項2】 セグメント反転装置(48)が、トンネ
    ル(21)の長手方向へ延びる旋回中心軸(53)を中
    心として反転可能となるように昇降フレーム(46)に
    その上部を枢支された反転フレーム(55)と、反転フ
    レーム(55)に取付けられ、セグメント(20)の内
    周面の中央位置に形成された鍵穴状の把持用穴(56)
    へ挿入係止可能な鍵状のセグメント係止固定具(57)
    を有するセグメント把持装置(58)と、反転フレーム
    (55)を反転させる反転駆動機構(59)とを備えた
    請求項1記載のシールド掘進機用セグメントターンリフ
    タ。
  3. 【請求項3】 反転フレーム(55)の上面に、セグメ
    ント(20)の位置を固定するための位置固定機構(6
    3)を設けた請求項2記載のシールド掘進機用セグメン
    トターンリフタ。
  4. 【請求項4】 反転フレーム(55)の上面に、セグメ
    ント(20)を支持すると共にセグメント(20)の送
    りを案内するセグメントガイドローラ(64)(65)
    を設けた請求項2記載のシールド掘進機用セグメントタ
    ーンリフタ。
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