JP3855331B2 - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置およびその駆動方法に関し、特に画素そのものが増幅機能を持ち、かつ画素の信号を電圧で出力する増幅型固体撮像装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
増幅型固体撮像装置としては、BASIS(Base Stored Image Senser)、BCMD(Bulk Charge Modulation Device) 、CMOSのAPS(Active Pixel Sensor) などが知られている。これらの増幅型固体撮像装置では、画素そのものに増幅機能を持たせるために、MOS構造等の能動素子を用いて画素を構成していることから、能動素子の特性(しきい値電圧Vth等)のバラツキがそのまま画像信号に乗ってきてしまう。この特性のバラツキは、画素それぞれに固定の値を持つため、画面上に固定パターンノイズ(FPN;Fixed Patern Noise)として現れる。
【0003】
この画素の特性バラツキに起因する固定パターンノイズを除去すべくなされた増幅型固体撮像装置の従来例を図8に示す。同図において、行列状に多数配列された画素101は、列単位で各出力端が垂直信号線102に接続されている。そして、各垂直信号線102の一端には、各画素101の信号を読み出すための垂直出力回路103が各列ごとに接続されている。なお、図8には、ある列の垂直出力回路103の具体的な回路構成のみを示す。
【0004】
この垂直出力回路103において、垂直信号線102の一端にはNchMOSトランジスタからなるサンプルホールドスイッチ104s,104rの各一端が接続されている。また、垂直信号線102の一端と基準電位VSSとの間には、NchMOSトランジスタからなるスイッチ105が接続されている。サンプルホールドスイッチ104s,104rの各他端間には、NchMOSトランジスタからなるスイッチ105s,106,105rが直列に接続されている。
【0005】
サンプルホールドスイッチ104s,104rの各他端と基準電位VSSとの間に、キャパシタ107s,107rが接続されている。サンプルホールドスイッチ104s,104rの各他端にはさらに、PchMOSトランジスタからなるソースフォロワ108s,108rの各ゲートが接続されている。これらソースフォロワ108s,108rの各一端は基準電位VSSに接続され、その各他端と2本の水平信号線110s,110rとの間にはPchMOSトランジスタからなる水平選択スイッチ109s,109rが接続されている。
【0006】
次に、上記構成の従来装置における固定パターンノイズの除去のための回路動作について説明する。
【0007】
水平ブランキング期間において、垂直走査によってある行が選択されると、その選択された行の画素101の画素リセット前の明時の信号成分(以下、信号レベル成分と称する)と画素リセット後の暗時の信号成分(以下、基準レベル成分と称する)とが順にサンプルホールドスイッチ104s,104rによってサンプリングされ、かつキャパシタ107s,107rにホールドされる。
【0008】
次に、水平有効期間において、水平走査によってある列が選択され、その選択された列の水平選択スイッチ109s,109rがオン状態になることにより、キャパシタ107s,107rにホールドされた信号レベル成分および基準レベル成分が水平信号線110s,110rに読み出され、さらに水平出力回路111を介して外部回路へ出力される。そして、外部回路において、両出力の差分がとられることにより、両出力に共通に乗っているノイズ成分が相殺される。その結果、画素101のしきい値電圧Vthなどの特性バラツキに起因する固定パターンノイズの除去された信号が得られることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の増幅型固体撮像装置では、画素101の特性バラツキに起因する固定パターンノイズについては除去できるものの、垂直信号線102と水平信号線110s,110rとの間の垂直出力回路103において、信号レベル成分と基準レベル成分を別々のサンプルホールドスイッチ104s,104rでサンプルホールドしているので、これらサンプルホールドスイッチ104s,104rのスイッチングに伴ってオフセット性のノイズが発生し、このノイズ成分が回路の特性バラツキによって列間で異なる場合には、画面上に縦筋状の固定パターンノイズとして現れることになる。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画素の特性バラツキに起因する固定パターンノイズのみならず、回路の特性バラツキに起因する縦筋状の固定パターンノイズをも抑制することが可能な固体撮像装置およびその駆動方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による固体撮像装置は、行列状に配列された複数の画素と、これら画素の各出力端が列単位で接続された垂直信号線に一端が接続された第1のスイッチ手段と、この第1のスイッチ手段の他端と基準電位点との間に接続された第2のスイッチ手段と、第1のスイッチ手段の他端に各一端が共通に接続された第1,第2の蓄電手段と、これら蓄電手段の各他端と基準電位点との間にそれぞれ接続された第3,第4のスイッチ手段と、第1,第2の蓄電手段の各他端と第1,第2の水平信号線との間に接続された第5,第6のスイッチ手段とを各列ごとに備えた構成となっている。
【0012】
本発明による駆動方法は、上記構成の固体撮像装置の駆動に当たり、水平ブランキング期間において、先ず、第1のスイッチ手段および第3のスイッチ手段をオン、第4のスイッチ手段をオフさせて信号レベル成分(明時の信号成分)を第1の蓄電手段にサンプルホールドし、続いて第1のスイッチ手段および前記第4のスイッチ手段をオン、第3のスイッチ手段をオフさせて基準レベル成分(暗時の信号成分)を第2の蓄電手段にサンプルホールドし、次に水平有効期間において、各列ごとに順に第5,第6のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオンさせて第1,第2の蓄電手段にサンプルホールドされている明時および暗時の各信号成分を第1,第2の水平信号線に読み出すようにする。
【0013】
上記構成の固体撮像装置およびその駆動方法において、水平ブランキング期間において先ず、第1のスイッチ手段させて信号レベル成分をサンプリングし、かつ第3のスイッチ手段をオン、第4のスイッチ手段をオフさせ、第1の蓄電手段の出力端を基準電位とすることで第1の蓄電手段にホールドする。このとき、第1のスイッチ手段のスイッチングに伴うノイズ成分が第1の蓄電手段に乗ってくる。続いて、同様にして、第1のスイッチ手段させて基準レベル成分をサンプリングし、かつ第4のスイッチ手段をオン、第3のスイッチ手段をオフさせ、第2の蓄電手段の出力端を基準電位とすることで第2の蓄電手段にホールドする。このときも、第1のスイッチ手段のスイッチングに伴うノイズ成分が第2の蓄電手段に乗ってくる。
【0014】
次に、水平有効期間において、各列ごとに順に第5,第6のスイッチ手段をオンさせて水平選択し、同時に第2のスイッチ手段をオンさせ、第1,第2の蓄電手段の各入力端を基準電位とすることで、第1,第2の蓄電手段にサンプルホールドされている信号レベル成分および基準レベル成分を第1,第2の水平信号線に読み出す。このとき、信号レベル成分および基準レベル成分には、第1のスイッチ手段のスイッチングに伴うノイズ成分が共通に乗っている。したがって、後段の回路において、信号レベル成分と基準レベル成分の差分をとることにより、第1のスイッチ手段のスイッチングに伴うノイズ成分がキャンセルされる。その結果、画素の特性バラツキに起因する固定パターンノイズのみならず、回路の特性バラツキに起因する縦筋状の固定パターンノイズをも抑制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図である。図1において、画素(ピクセル)11が行列状に多数配列されており、これら画素11の出力端が列単位で垂直信号線12-1〜12-nに接続されている。画素11の各々からは、信号が電圧として垂直信号線12-1〜12-nに出力される。垂直信号線12-1〜12-nの各一端には、各列ごとに信号レベル成分と基準レベル成分とを出力する垂直出力回路13-1〜13-nが接続されている。
【0017】
垂直出力回路13-1〜13-nの各々には、水平シフトレジスタ14から列選択信号Col(1)〜Col(n)が与えられるとともに、リファレンス信号Ref(1)〜Ref(n)およびクランプ信号Clamp S(1)〜Clamp S(n),Clamp R(1)〜Clamp R(n)が各列ごとに与えられる。これらのタイミング信号は、水平シフトレジスタ14、あるいは他のタイミング発生回路(図示せず)で生成される。垂直出力回路13-1〜13-nから出力される信号レベル成分および基準レベル成分は、2本の水平信号線15s,15rを介して水平出力回路16に供給される。
【0018】
図2に、i列の垂直出力回路13-iおよび水平出力回路16の具体的な回路構成を示す。先ず、垂直出力回路13-iにおいて、垂直信号線12-iの一端にはNchMOSトランジスタからなるサンプルホールドスイッチ21の一端が接続されている。このサンプルホールドスイッチ21のゲートには、サンプルホールド信号SHが印加される。サンプルホールドスイッチ21の他端と基準電位Vrefとの間には、NchMOSトランジスタからなるリファレンススイッチ22が接続されている。このリファレンススイッチ22のゲートには、リファレンス信号Ref が印加される。
【0019】
サンプルホールドスイッチ21の他端にはさらに、第1,第2の蓄電手段であるキャパシタ23r,23sの各一端が接続されている。キャパシタ23r,23sの各他端と基準電位Vrefとの間には、NchMOSトランジスタからなるクランプスイッチ24r,24sが接続されている。これらクランプスイッチ24r,24sの各ゲートには、クランプ信号Clamp R ,Clamp S がそれぞれ印加される。
【0020】
キャパシタ23r,23sの各他端にはさらに、PchMOSトランジスタからなるソースフォロワ25r,25sの各ゲートが接続されている。これらソースフォロワ25r,25sの各ドレインは、負側電源VSSに接続されている。ソースフォロワ25r,25sの各ソースには、PchMOSトランジスタからなる水平選択スイッチ26r,26sの各ドレインが接続されている。これら水平選択スイッチ26r,26sの各ゲートには、列選択信号Col が印加される。水平選択スイッチ26r,26sの各ソースは、水平信号線15r,15sに接続されている。
【0021】
続いて、水平出力回路15において、水平信号線15r,15sの各一端にはキャパシタ27r,27sの各一端がそれぞれ接続されている。これらキャパシタ27r,27sの各一端と正側電源VDDとの間には、PchMOSトランジスタからなるスイッチ28r,28sが接続されている。また、キャパシタ27r,27sの各他端と基準電位Vrefとの間には、PchMOSトランジスタからなるクランプスイッチ29r,29sが接続されている。
【0022】
キャパシタ27r,27sの各他端にはさらに、ソースフォロワ回路30r,30sの各入力端、即ちNchMOSトランジスタからなる駆動トランジスタ31r,31sの各ゲートが接続されている。駆動トランジスタ31r,31sの各ドレインは正側電源VDDに接続され、各ソースはNchMOSトランジスタからなる負荷トランジスタ32r,32sを介して負側電源VSSに接続されている。そして、駆動トランジスタ31r,31sの各ソースは出力端子33r,33sに接続されている。
【0023】
次に、上記構成の垂直出力回路13-1〜13-nおよび水平出力回路16の回路動作について、図3のタイミングチャートを用いて図4の動作説明図を参照しつつ説明する。
【0024】
なお、図4において、VsigSは画素11の信号レベル成分、VsigRは画素11の基準レベル成分である。 vshはサンプルホールドスイッチ21のスイッチングに伴うオフセット性のノイズ、 vclampSはクランプスイッチ24sのスイッチングに伴うオフセット性のノイズ、 vclampRはクランプスイッチ24rのスイッチングに伴うオフセット性のノイズである。 g-sfcは垂直出力回路13のソースフォロワ25s,25rのゲイン、 g-sfCは水平出力回路16のソースフォロワ30s,30rのゲインである。sf-offset-Scは垂直出力回路13の信号レベル用のソースフォロワ25sのオフセット、sf-offset-Rcは垂直出力回路13の基準レベル用のソースフォロワ25rのオフセット、sf-offset-SCは水平出力回路16の信号レベル用のソースフォロワ30sのオフセット、sf-offset-RCは水平出力回路16の基準レベル用のソースフォロワ30rのオフセットである。
【0025】
水平ブランキング期間HBLKにおいて、サンプルホールド信号SHが“H”レベルになり、これに同期して各列のクランプ信号Clamp S(1),Clamp S(2),……が“H”レベルに、クランプ信号Clamp R(1),Clamp R(2),……が“L”レベルになると(時刻t1)、サンプルホールドスイッチ21およびクランプスイッチ24sがオン、クランプスイッチ24rがオフとなるため、画素11の信号レベル成分VsigSがキャパシタ23sにサンプルホールドされる。
【0026】
その際、図5(a)から明らかなように、サンプルホールドスイッチ21を先にオフさせ、その後クランプスイッチ24sをオフさせる(時刻t2)。このような位相関係にすることで、サンプルホールドスイッチ21のスイッチングに伴うノイズ(以下、スイッチングノイズと称する)はキャパシタ23sに乗ってくるが、クランプスイッチ24sのスイッチングノイズの影響は、キャパシタ23sの出力端の寄生容量をCo/キャパシタ23sの容量をCとすると、Co/Cとなるためほとんどない。この時刻t1〜時刻t2の期間が、画素11の信号レベル成分VsigSをサンプルホールドする期間となる。
【0027】
同様にして、サンプルホールド信号SHが“H”レベルになり、これに同期して各列のクランプ信号Clamp R(1),Clamp R(2),……が“H”レベルに、クランプ信号Clamp S(1),Clamp S(2),……が“L”レベルになると(時刻t3)、サンプルホールドスイッチ21およびクランプスイッチ24rがオン、クランプスイッチ24sがオフとなるため、画素11の基準レベル成分VsigRがキャパシタ23rにサンプルホールドされる。
【0028】
この基準レベル成分VsigRをサンプルホールドする場合にも、信号レベル成分VsigSをサンプルホールドする場合と同様に(図5(a)を参照)、サンプルホールドスイッチ21を先にオフさせ、その後クランプスイッチ24rをオフさせる(時刻t4)。この時刻t3〜時刻t4の期間が、画素11の基準レベル成分VsigRをサンプルホールドする期間となる。
【0029】
続いて、各列の垂直出力回路13-1〜13-nからの信号の読み出し動作に移行する。水平有効期間において、先ず、1列目の列選択信号Col(1)が“L”レベルとなり、1列目の垂直出力回路13-1が選択されることで、この垂直出力回路13-1の水平選択スイッチ26s,26rがオンとなる(時刻t5)。このとき、1列目のリファレンス信号Ref(1)が“H”レベルとなり、リファレンススイッチ22がオン状態となる。これにより、キャパシタ23s,23rにサンプルホールドされていた信号レベル成分VsigSおよび基準レベル成分VsigRは、ソースフォロワ25s,25rおよび水平選択スイッチ26s,26rを経て水平信号線15s,15rに出力される。
【0030】
そして、それまで“H”レベル状態にあったクランプ信号Clamp が“L”レベルに遷移し、クランプスイッチ29s,29rがオフ状態になることで、信号レベル成分VsigSおよび基準レベル成分VsigRがキャパシタ27s,27rにサンプルホールドされる。この際、ソースフォロワ25s,25rを構成するPMOSトランジスタのVthバラツキに起因するオフセットバラツキも同時にキャパシタ27s,27rにサンプルホールドされる。続いて、1列目のクランプ信号Clamp S(1),Clamp R(1)が“H”レベルに遷移し、クランプスイッチ24s,24rがオン状態となることで、ソースフォロワ25s,25rのオフセットバラツキ分が出力される(時刻t6)。
【0031】
なお、キャパシタ23s,23rにサンプルホールドしたデータを、読み出す前に破壊しないようにするためには、キャパシタ23s,23rの両端に接続されているリファレンススイッチ22とクランプスイッチ24s,24rとを同時にオン状態にしないようにする必要がある。すなわち、図5(b)から明らかなように、リファレンス信号Ref(i)を“L”レベルにした後、クランプ信号Clamp S(i),Clamp R(i)を“H”レベルに遷移させるようにすれば良い。
【0032】
上述したように、先ずキャパシタ23s,23rにサンプルホールドした信号レベル成分VsigSおよび基準レベル成分VsigRを出力した後、続いてソースフォロワ25s,25rのオフセットバラツキ成分を出力することで、水平出力回路16の両出力端子33s,33r間の電圧は、
g-sfC・g-sfc(VsigS−VsigR)+(sf-offset-SC)+(sf-offset-RC)…(1)
となる。
【0033】
すなわち、サンプルホールドスイッチ21のスイッチングに伴うオフセット性のノイズvsh が信号レベル系と基準レベル系で相殺され、信号レベル成分VsigSと基準レベル成分VsigRとの差に、垂直出力回路13のソースフォロワ25s,25rのゲインg-sfc および水平CCD5威出力回路16のソースフォロワ30s,30rのゲイン g-sfCが乗ぜられたものが出力されるため、サンプルホールドスイッチ21のスイッチングにより発生するオフセット性のバラツキに起因する固定パターンノイズを抑圧できる。なお、(1)式において、(sf-offset-SC)+(sf-offset-RC)は、全画素の信号に乗ってくる水平出力回路16のオフセット分であるので、固定パターンノイズにはならない。
【0034】
図6は、本発明の他の実施形態を示す概略構成図である。図6において、画素(ピクセル)51が行列状に多数配列されており、これら画素51の出力端が列単位で垂直信号線52-1〜52-nに接続されている。画素51の各々からは、信号が電圧として垂直信号線52-1〜52-nに出力される。垂直信号線52-1〜52-nの各一端には、各列ごとに信号レベル成分と基準レベル成分とを出力する垂直出力回路53-1〜53-nが接続されている。
【0035】
垂直出力回路53-1〜53-nの各々には、水平シフトレジスタ54から列選択信号Col(1)〜Col(n)が与えられるとともに、例えばパルス発生回路(図示せず)で生成されるリファレンス信号Ref およびクランプ信号Clamp S ,Clamp R が各列に共通に与えられる。垂直出力回路53-1〜53-nから出力される信号レベル成分および基準レベル成分は、2本の水平信号線55s,55rを介して水平出力回路56に供給される。
【0036】
上記構成の本実施形態と先の実施形態との違いは、先の実施形態では、リファレンス信号Ref(1)〜Ref(n)およびクランプ信号Clamp S(1)〜Clamp S(n),Clamp R(1)〜Clamp R(n)を各列ごとに独立に与えるようにしているのに対し、本実施形態では、リファレンス信号Ref およびクランプ信号Clamp S ,Clamp R を各列に共通に与えるようにしている点にある。なお、垂直出力回路53-1〜53-nおよび水平出力回路56としては、図2に示した先の実施形態の場合と同様の回路構成のものが用いられる。
【0037】
図7に、本実施形態に係るタイミングチャートを示す。垂直出力回路53-1〜53-nおよび水平出力回路56の基本的な回路動作は、先の実施形態の場合と同じである。ただし、上述したように、リファレンス信号Ref およびクランプ信号Clamp S ,R を各列共通にしている関係上、読み出し非選択の列のキャパシタ23s,23r(図2を参照)にサンプルホールドしたデータを破壊しないようにするために、リファレンス信号Ref とクランプ信号Clamp S ,R は、図5(c)に示す位相関係である必要がある。
【0038】
すなわち、時刻t7において、クランプ信号Clamp S ,R が先に“L”レベルに遷移した後、リファレンス信号Ref が“H”レベルに遷移することで、キャパシタ23s,23rの両端に接続されているリファレンススイッチ22とクランプスイッチ24s,24rが同時にオン状態にならないため、読み出し非選択の列のキャパシタ23s,23rの保持内容の破壊を確実に防止できる。
【0039】
なお、先の実施形態の場合には、リファレンス信号Ref(1)〜Ref(n)およびクランプ信号Clamp S(1)〜Clamp S(n),Clamp R(1)〜Clamp R(n)が各列独立であり、読み出し後(時刻t7)では、データが破壊されても構わないため、リファレンス信号Ref(1)〜Ref(n)とクランプ信号Clamp S(1)〜Clamp S(n),Clamp R(1)〜Clamp R(n)の位相関係は厳しくはなく、図5(b)に示すように、i列のクランプ信号Clamp S , R (i)の“L”レベルへの遷移とi+1列のリファレンス信号Ref(i+1)の“H”レベルへの遷移とが同タイミングであっても構わない。
【0040】
本実施形態の場合にも、先の実施形態の場合と同様に、サンプルホールドスイッチ21のスイッチングにより発生するオフセット性のバラツキに起因する固定パターンノイズを抑圧できる。また、リファレンス信号Ref およびクランプ信号Clamp S ,R を各列共通にしたことで、各列独立とした先の実施形態に比して、垂直出力回路53-1〜53-nの各々に対する配線系の構成を簡略化できる利点がある。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、増幅型固体撮像装置において、各列ごとに設けられる垂直出力回路中のサンプルホールドスイッチを明時の信号レベル成分と暗時の基準レベル成分に共通化し、このサンプルホールドスイッチのスイッチングに伴うオフセット性のノイズが信号レベル成分および基準レベル成分の双方にに同じように乗るようにしたことにより、後段の回路で信号レベル成分および基準レベル成分の差分をとる際にこのノイズ成分をキャンセルできるので、画素の特性バラツキに起因する固定パターンノイズのみならず、回路の特性バラツキに起因する縦筋状の固定パターンノイズをも抑制できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】垂直出力回路および水平出力回路の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図3】一実施形態に係るタイミングチャートである。
【図4】一実施形態に係る動作説明図である。
【図5】補足説明のためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態を示す概略構成図である。
【図7】他の実施形態に係るタイミングチャートである。
【図8】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
11,51 画素 12-1〜12-n,52-1〜52-n 垂直信号線
13-1〜13-n,53-1〜53-n 垂直出力回路
14,54 水平シフトレジスタ
15r,15s,55r,55s 水平信号線
16,56 水平出力回路

Claims (6)

  1. 行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各出力端が列単位で接続された垂直信号線に一端が接続された第1のスイッチ手段と、
    前記第1のスイッチ手段の他端と基準電位点との間に接続された第2のスイッチ手段と、
    前記第1のスイッチ手段の他端に各一端が共通に接続された第1,第2の蓄電手段と、
    前記第1,第2の蓄電手段の各他端と基準電位点との間にそれぞれ接続された第3,第4のスイッチ手段と、
    前記第1,第2の蓄電手段の各他端と第1,第2の水平信号線との間に接続された第5,第6のスイッチ手段と
    を各列ごとに備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 行列状に配列された複数の画素と、前記複数の画素の各出力端が列単位で接続された垂直信号線に一端が接続された第1のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段の他端と基準電位点との間に接続された第2のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段の他端に各一端が共通に接続された第1,第2の蓄電手段と、前記第1,第2の蓄電手段の各他端と基準電位点との間にそれぞれ接続された第3,第4のスイッチ手段と、前記第1,第2の蓄電手段の各他端と第1,第2の水平信号線との間に接続された第5,第6のスイッチ手段とを各列ごとに備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    水平ブランキング期間において、先ず、前記第1のスイッチ手段および前記第3のスイッチ手段をオン、前記第4のスイッチ手段をオフさせて明時の信号成分を前記第1の蓄電手段にサンプルホールドし、続いて前記第1のスイッチ手段および前記第4のスイッチ手段をオン、前記第3のスイッチ手段をオフさせて暗時の信号成分を前記第2の蓄電手段にサンプルホールドし、
    次に水平有効期間において、各列ごとに順に前記第5,第6のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段をオンさせて前記第1,第2の蓄電手段にサンプルホールドされている明時および暗時の各信号成分を前記第1,第2の水平信号線に読み出す
    ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  3. 前記第1のスイッチ手段および前記第3,第4のスイッチ手段をオフさせるとき、前記第1のスイッチ手段をオフさせた後前記第3,第4のスイッチ手段をオフさせる
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置の駆動方法。
  4. 前記第2のスイッチ手段をオフさせた後、前記第3,第4のスイッチ手段をオンさせる
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置の駆動方法。
  5. 前記第2のスイッチ手段および前記第3,第4のスイッチ手段を駆動する各タイミング信号を各列独立に与える
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置の駆動方法。
  6. 前記第2のスイッチ手段および前記第3,第4のスイッチ手段を駆動する各タイミング信号を各列共通に与える
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置の駆動方法。
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