JP3875003B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、プリンタ装置等のような画像読取装置や画像形成装置に装着可能な用紙搬送装置に関し、詳しくは、用紙の先端を回転部材のニップ部に突き当てて用紙の斜行補正を行なうことができるようにした用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、プリンタ装置等のような画像形成装置または画像読取装置にあっては、読取原稿を搬送する種々のタイプの自動原稿搬送装置を搭載しているが、一般的には、原稿テーブルに載置された原稿束をピックアップローラによって給紙した後、原稿テーブルの原稿搬送方向下流側に設けられた給紙ベルトとリバースローラによって1枚ずつ分離して読取位置に搬送するようにしている。
【0003】
この画像読取方式としては、1枚に分離された原稿をコンタクトガラス上に停止させ、光学系を原稿面上に走査するものがあり、この方式では、光学系を移動させるスキャナキャリッジが読取開始位置にリターンする時間のロスが発生してしまい、コピー機能のみの場合よりもCPM(1分間に排出するコピー枚数)が低下する不具合や、コンタクトガラス上の原稿を頁順を合わせて排出するために、本体の外側に設けられた外部排紙トレイに原稿を排紙しなくてはならず、少スペース化を図ることができない等の不具合が発生してしまう。
【0004】
このような画像読取方式の不具合を解消する自動原稿搬送装置としては、スキャナキャリッジを固定しておき、そのスキャナキャリッジで固定された光学系の上で原稿を移動させる方式、所謂、シートスルー方式が多用され、現在その主流になりつつある。
【0005】
このシートスルー方式によれば、読取原稿の間隔をコントロールすることにより、原稿間隔を最大限まで詰めればコピー機能と同等のCPMを確保することができる上に、排出原稿を原稿テーブルの下方に設けられた排紙テーブルに排出することができ、外部トレイを不要にすることができる。
【0006】
ところが、このような構成にした場合には、原稿を読取位置まで搬送する各種搬送部材、例えば、搬送ローラ対のローラ圧バランス等によって原稿の斜行(スキュー)が発生してしまい、原稿が読取位置に到達するまでに機械内部でその斜行を補正してなければならない。
【0007】
そこで、装置内に設けられた原稿搬送用のローラ対(以下、このローラ対を突き当てローラ対という)にスキュー補正機能を持たせ、回転停止中の突き当てローラ対のニップ部に原稿先端を突き当て、原稿を撓ませてループを形成することにより、原稿の先端を揃え、原稿のスキューを補正するようにしている。
【0008】
ところが、このようにして原稿のスキューを補正する場合には、突き当てが終了してループが形成された原稿を搬送するときに、突き当てローラ対のみを駆動させて原稿を引張るようにすることが、用紙の撓みを解消することができ理想的ではあるが、厚紙原稿等のように先端部が突き当てローラ対のニップ部に確実にガイドされずに停止しまっているものや、ニップ部に先端が揃えられているものの突き当てローラ対に原稿の先端が挟み込まれていない場合には、突き当てローラ対を駆動したときに不送りジャムの発生要因となってしまう。
【0009】
このような不具合を解消するものとしては、例えば、特開平6−336353号公報に記載されたようなものがある。このものは、給送手段によって給送された原稿の先端部をレジストローラ対のニップに突き当てて撓みを生じさせるまでレジストローラ対を所定時間停止させ、その後、原稿がレジストローラ対のニップ全域で挟持されるまでレジストローラを低速で駆動後に停止させ、その後所定のタイミングで給送手段とレジストローラ対を駆動させることにより、原稿を搬送するようにしている。
【0010】
一方、このようなシートスルー方式の自動原稿搬送装置にあっては、その装置の構成の簡素化、部品点数の低減化を達成して製造コストの低減化を図るため、ピックアップローラ、給紙ベルト、リバースローラおよびレジストローラを同一の駆動手段、例えば、ステッピングモータによって駆動するようにしたものがある。このものは、スキュー補正用のレジストローラを回転停止させるために、クラッチ手段が設けられており、共通のステッピングモータの作動に影響を与えないようにクラッチ手段をON/OFFすることによってレジストローラをピックアップローラと独立して駆動することができるようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来例に記載されたスキュー補正機能を備えたものにあっては、原稿の先端部をレジストローラ対のニップに突き当てて撓みを生じさせるまでレジストローラ対を所定時間停止させ、その後、原稿がレジストローラ対のニップ全域で挟持されるまでレジストローラを低速で駆動後に停止させ、その後所定のタイミングで給送手段とレジストローラ対を駆動させるようになっていたため、給送手段とレジストローラ対を駆動する駆動手段を別々に設けなければならず、自動原稿搬送装置の構成の簡素化および部品点数の低減化を図るようにして製造コストを十分に低減することができないという問題があった。
【0012】
そこで本発明は、構成の簡素化および部品点数の低減化を達成して製造コストの低コスト化を図りつつ、用紙の斜行を補正して補正後の用紙を確実に搬送することができ、用紙の不送りジャムが発生するのを防止することができる高品質な用紙搬送装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
発明は、上記課題を解決するために、用紙載置台に載置された用紙束から用紙を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙手段と、該分離給紙手段の用紙搬送方向下流側に設けられ、分離された用紙を挟持して搬送する一対の回転部材と、該回転部材および分離給紙手段を駆動する単一の駆動手段と、前記回転部材を回転および固定するクラッチ手段と、前記駆動手段の駆動を行なうとともに、該クラッチ手段を作動することにより前記回転部材を固定状態または回転状態に切換制御する制御手段とを備え、前記分離給紙手段によって分離された用紙の先端を固定状態にある前記回転部材のニップ部に突き当てることにより、前記用紙に撓みを生じさせて前記用紙の斜行補正を行なうようにした用紙搬送装置において、前記制御手段は、前記回転部材のニップ部に前記用紙の先端が当接してから一定時間経過後に前記駆動手段を停止するとともに、前記クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えた後、前記駆動手段を一定時間だけ駆動して停止させ、次いで、一定時間後に前記駆動手段を駆動するように制御を行なうことを特徴としている。
【0018】
その場合、回転部材および分離給紙手段を単一の駆動手段で駆動するとともに、回転部材をクラッチ手段で駆動することにより、回転部材を分離給紙手段と独立して駆動することができ、用紙搬送装置の構成の簡素化および部品点数の低減化を達成して製造コストを低減することができる。
【0019】
また、回転部材のニップ部に用紙の先端が当接してから一定時間経過後に駆動手段を停止させることにより、回転部材によって用紙に撓みを生じさせて用紙の斜行を補正し、クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えて回転部材を一定時間だけ駆動して停止させることにより、用紙の撓みおよび回転部材の回転を利用してニップ部全域に用紙の先端を挟み込ませ、その後、回転部材を駆動することにより用紙を確実に搬送することができる。
【0020】
この結果、用紙の不送りジャムが発生するのを防止することができる高品質な用紙搬送装置を得ることができる。
【0021】
また、本発明は、上記課題を解決するために、用紙載置台に載置された用紙束から用紙を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙手段と、該分離給紙手段の用紙搬送方向下流側に設けられ、分離された用紙を挟持して搬送する一対の回転部材と、該回転部材および分離給紙手段を駆動する単一の駆動手段と、前記回転部材を回転および固定するクラッチ手段と、前記駆動手段の駆動を行なうとともに、該クラッチ手段を作動することにより前記回転部材を固定状態または回転状態に切換制御する制御手段とを備え、前記分離給紙手段によって分離された用紙の先端を固定状態にある前記回転部材のニップ部に突き当てることにより、前記用紙に撓みを生じさせて前記用紙の斜行補正を行なうようにした用紙搬送装置において、前記制御手段は、前記回転部材のニップ部に前記用紙の先端が当接する直前に前記クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えた後、前記回転部材に前記用紙の先端が当接したときに前記駆動手段を停止させ、次いで、一定時間後に前記駆動手段を駆動するように制御を行なうことを特徴としている。
【0022】
その場合、回転部材および分離給紙手段を単一の駆動手段で駆動するとともに、回転部材をクラッチ手段で駆動することにより、回転部材を分離給紙手段と独立して駆動することができ、用紙搬送装置の構成の簡素化および部品点数の低減化を達成して製造コストを低減することができる。
【0023】
また、回転部材のニップ部に用紙の先端が当接する直前にクラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えることにより、回転部材のニップ部に用紙の先端が当接したときに駆動手段を停止させることにより、回転部材によって用紙に撓みを生じさせて用紙の斜行を補正することができるとともに、駆動手段の停止タイミングを調整することによって用紙の先端の挟み込み量を調整することができる。その後、回転部材を駆動することにより用紙を確実に搬送することができる。
【0024】
この結果、用紙の不送りジャムが発生するのを防止することができる高品質な用紙搬送装置を得ることができる。
【0027】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記回転部材に前記用紙の先端が近接したことを検知する検知手段を有し、前記制御手段は、前記検知手段の検知信号に基づいて前記用紙の先端が前記回転部材に当接する直前に前記クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えるように制御を行なうことを特徴としている。
【0028】
その場合、用紙の先端を回転部材のニップ部に当接させて用紙に撓みを生じさせて用紙の斜行を補正した後、用紙の撓みを利用してニップ部全域に用紙の先端を挟み込ませることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0049】
図1〜12は本発明に係る用紙搬送装置、その用紙搬送装置を備えた画像読取装置およびその用紙搬送装置を備えた画像形成装置の第1実施形態を示す図である。なお、画像形成装置としては、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置に適用することができ、画像読取装置としては、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置等に適用することができるが、本実施形成では、複写機を例に説明する。
【0050】
まず、構成を説明する。図1〜3において、1は複写機からなる画像形成装置であり、この画像形成装置1の本体1a上面にはコンタクトガラス2およびコンタクトガラス2よりも小面積のスリットガラス3が設けられている。また、本体1aの上面には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)4が設けられており、このADF4は図示しないヒンジ機構を介して本体1aの上面に開閉自在に設けられている。
【0051】
ADF4は上面に原稿テーブル(用紙載置台)5が設けられており、この原稿テーブル5には複数の原稿からなる原稿束Pがセット可能になっている。この原稿テーブル5にサイドガイド6が設けられており、このサイドガイド6は原稿束Pの幅方向の位置決めを行なうようになっている。
【0052】
また、原稿テーブル5の原稿搬送方向下流側には原稿ストッパー7が設けられており、この原稿ストッパー7に原稿束Pの先端部が突き当てられることによって原稿束Pの先端が揃えられるようになっている。また、この原稿ストッパーPは原稿束Pの先端に突き当てられる突き当て位置(図2に破線で示す)と原稿束Pの先端から離隔する離隔位置(図2に実線で示す)の間で移動可能になっている。
【0053】
また、原稿ストッパー7の近傍には原稿束Pの先端部には原稿セット検知フィラー8が設けられており、この原稿フィラー8は原稿束Pが原稿テーブル5にセットされると原稿束Pにより図2中、破線で示す位置から実線で示す位置に上昇するようになっている。
【0054】
また、フィラー8が実線位置にあるときにこのフィラー8は光センサからなる原稿セットセンサ9によって検知されるようになっており、原稿束Pが原稿テーブル5にセットされてフィラー8が上昇すると原稿セットセンサ9はフィラー8による遮光が解除されるため、原稿セットセンサ9は原稿テーブル8に原稿束Pがセットされたことを検知してコントローラ100に信号を出力する。
【0055】
また、原稿テーブル5にはこのテーブル5の前後方向(原稿給紙方向)に離隔して原稿長さセンサ10a、10bが設けられており、このセンサ10a、10bは原稿の長さを検知してコントローラ100に検知信号を出力するようになっている。
【0056】
なお、このセンサ10a、10bは反射型センサまたは1枚原稿でも検知可能なアクチュエータタイプのセンサから構成され、少なくとも同一原稿の縦か横かを判断可能な位置に配置されている。
【0057】
また、原稿束Pの先端側の原稿テーブル5上にはピックアップローラ11が設けられており、このピックアップローラ11は原稿束Pに当接する当接位置および原稿束Pから離隔する離隔位置の間で揺動するようになっている。
【0058】
また、ピックアップローラ11に対して原稿の搬送方向下流側には給紙ベルト12が設けられており、この給紙ベルト12は駆動ローラ13aおよび従動ローラ13bに橋架され、駆動ローラ13aによって時計回転方向に周回移動するようになっている。
【0059】
この給紙ベルトにはリバースローラ14が摺接しており、このリバースローラ14は分離方向である時計回転方向に回転するようになっている。したがって、給紙ベルト12およびリバースローラ14の間に搬送された原稿束Pからは最上位の原稿が分離されるようになっている。
【0060】
図4(a)(b)は原稿ストッパー7およびピックアップローラ11の揺動機構を示す図である。
【0061】
図4において、15は呼出しモータであり、この呼出しモータ15のモータ軸15aは内周面に凹凸溝が形成されたタイミングベルト16を介してギヤ17aに接続されている。このギヤ17aは軸17bを介してアイドルギヤ17cに連結されており、このアイドルギヤ17cにはギヤ18aおよびギヤ21aが噛合されている。ギヤ18aの軸18bにはカム18cが設けられており、このカム18cは原稿ストッパー7の軸7aに設けられたブラケット7cに当接、離隔するようになっている。このブラケット7cはスプリング7dに付勢されており、原稿ストッパー7はスプリング7dによる付勢時に原稿束Pの突き当て解除位置(図4(b)参照)に位置するようになっている。
【0062】
また、原稿ストッパー7はカム18cによってブラケット7cがスプリング7dの付勢力に抗して押圧されたときに突き当て位置(図4(a)参照)に移動するようになっている。また、軸18bの端部にはフィラー18dが設けられており、このフィラー18dは光センサからなる原稿ストッパーホームポジションセンサ20に検知されるようになっている。
【0063】
すなわち、センサ20がフィラー18dを検知したときにONしてコントローラ100に信号を出力すると、コントローラ100は原稿ストッパー7が突き当て位置に位置したことを検知し、センサ20がフィラー18dを検知しなくなったときにOFFになってコントローラ100に信号を出力しないと、コントローラ100は原稿ストッパー7が突き当て解除位置に位置したことを検知するようになっている。
【0064】
一方、ギヤ21aの軸21bの端部にはカム21cが設けられている。このカム21cはピックアップローラ11の押えレバー22に当接、離隔可能になっており、この押えレバー22にはピックアップローラ11が回転自在に支持されている。
【0065】
また、ピックアップローラ11は図示しないスプリングによって加圧されており、カム21cによって押えレバー22が押圧された状態にあるときには、スプリングの付勢力に抗してピックアップローラ11が原稿束Pから離隔する方向に移動し(図4(b)参照)、カム21cによる押えレバー22の押圧が解除されたときに、スプリングによってピックアップローラ11が付勢されて原稿束Pに当接する位置に移動するようになっている(図4(a)参照)。
【0066】
また、軸21bの端部にはフィラー21dが設けられており、このフィラー21dは光センサからなピックアップホームポジションセンサ23によって検知されている。
【0067】
すなわち、センサ23がフィラー21dを検知したときにONしてコントローラ100に信号を出力すると、コントローラ100はピックアップローラ11が原稿束から離隔した位置にあることを検知し、センサ23がフィラー21dを検知しなくなったときにOFFになってコントローラ100に信号を出力しないと、コントローラ100はピンクアップローラ11に当接した位置にあることを検知するようになっている。
【0068】
コントローラ100は図示しない操作部のコピースタートキーが押下されたときに、給紙開始信号が入力されると、呼出しモータ15に駆動する。このとき、呼出しモータ15がタイミングベルト16を介してギヤ17aおよび17cが図4(b)中、時計回りに回転するため、ギヤ18aが反時計回りに回転してカム18cがブラケット7cを回転させて原稿ストッパー7を原稿束Pの先端から退避させる。
【0069】
これと同時にギヤ21aが反時計回りに回転してカム21cが押えレバー22から離隔して押えレバー22の押圧を解除するため、スプリングによってピックアップローラ11が付勢されて原稿束Pに当接する位置に移動する。この結果、原稿束の給紙が可能になる。
【0070】
また、ピックアップローラ11が原稿束Pを押圧するときに原稿束Pの枚数が少ない場合には、ピッチアップローラ11の落下高さが大きいことに加え、原稿テーブル5とピックアップローラ11間に原稿のクッション作用が少ないことによってピックアップローラ11の落下衝撃音が大きくなってしまう。
【0071】
本実施形態では、原稿テーブル5におけるピックアップローラ11の接触点にピックアップローラ11の逃げ用の凹部を形成し、ローラ11が原稿テーブル5を直接叩かないようにしている。
【0072】
一方、給紙ベルト12の原稿搬送方向下流側にはレジストローラ(回転部材)24a、24bが設けられており、レジストローラ24aが駆動ローラを、レジストローラ24bが従動ローラを構成している。
【0073】
また、図5に示すようにレジストモータ24aの端部にはギヤ25が設けられており、このギヤ25はワンウェイクラッチ26を介してプーリ27に接続されている。このプーリ27はタイミングベルト28を介して給紙モータ(駆動手段、駆動モータ)101に接続されており、給紙モータ101が駆動されるとレジストローラ24aはワンウェイクラッチ26によって給紙方向のみに回転するようになっている。
【0074】
また、ギヤ25には電磁クラッチ(クラッチ手段)29のギヤ29aが噛合しており、この電磁クラッチ29はコントローラ100からの指令信号に基づいてON/OFFすることにより、レジストローラ24a、24bが回転状態または停止状態に切換わるようになっている。なお、レジストローラ24a、24bは50gf程度の力で回転するように構成されており、紙の撓み力程度で回転可能になっている。
【0075】
次に、図6、7に基づいてピックアップローラ11、給紙ベルト12、リバースローラ13およびレジストローラ24a、24bの駆動機構を説明する。
【0076】
図6、7において、給紙モータ101にはタイミングベルト30を介してプーリ31aが接続されており、このプーリ31aの回転軸31に設けられたアイドラギヤ31bはリバースローラ14の回転軸32に設けられたギヤ32aに噛合している。なお、リバースローラ14はトルクリミッタを介して回転軸32に連結されている。
【0077】
また、リバースローラ14の回転軸32に設けられたギヤ32bは分離ベルト12を駆動する駆動ローラ13aの回転軸33に設けられたギヤ33aに噛合しており、軸31に設けられたプーリ31cは図5で示すようにタイミングベルト28を介してレジストローラ24aのプーリ27に接続されている。また、従動ローラ13bにはタイミングベルト34を介してピックアップローラ11が接続されている。なお、駆動ローラ13aにはワンウェイクラッチが内蔵されており、この駆動ローラ13aは給紙モータ101の正転駆動時のみに駆動力が伝達される。
【0078】
このように本実施形態では、単一の給紙モータ101によってピックアップローラ11、給紙ベルト12、リバースローラ13およびレジストローラ24a、24bが駆動される。
【0079】
ここで、原稿の分離方法を説明する。
【0080】
給紙モータ101を駆動すると、原稿束Pに当接した状態にあるピックアップローラ11が時計回りに回転し、原稿束Pの最上位に位置する原稿を給紙ベルト12に向かって給紙する。このとき、給紙ベルト12はローラ13a、13bの間に所定の張力で巻回されており、この給紙ベルト12とこの給紙ベルト12に摺接しているリバースローラ14のニップ部に供給される。
【0081】
このとき、給紙ベルト12とリバースローラ14のニップ部に2枚以上の原稿が供給されると、リバースローラ14にトルクリミッタが内蔵されていることから、リバースローラ14は給紙ベルト12の回転に連れて回転する。
【0082】
この連れ回り力をトルクリミッターのトルク力よりも低くするように設定することによってリバースローラ14が本来の駆動方向である時計回りに回転して余分な原稿を押し戻す働きを行なって原稿の重送が防止される。
【0083】
本実施形態では、ピックアップローラ11、給紙ベルト12およびリバースローラ14が分離給紙手段を構成している。
【0084】
一方、分離された原稿はレジストローラ24a、24bの原稿搬送方向上流側に設けられた突き当てセンサ(検知手段)35に検知されるようになっており、このセンサ35は原稿の先端を検知してコントローラ100に信号を出力するようになっている。
【0085】
コントローラ100はセンサ35が原稿の先端を検知してから給紙モータ101の駆動パルスをカウントし、この駆動パルスが所定パルス(センサ35の位置とレジストローラ24a、24bのニップ部までの距離+αに)に到達したときに給紙モータ101の駆動を停止し、原稿の先端を電磁クラッチ29によって停止状態に設定されたレジストローラ24a、24bのニップ部に当接させて原稿を撓ませることにより、原稿のスキュー(斜行)を補正する
【0086】
この後、コントローラ100は電磁クラッチ29をONしてレジストローラ24aを駆動することにより、原稿がレジストローラ24a、24bに挟持されて搬送されるようになっている。
【0087】
この原稿は読取モータ102によって駆動される大径の読取搬送ローラ(搬送駆動ローラ)36および加圧ローラ(搬送従動ローラ)36aに挟持されて反転経路37を通して搬送されるようになっている。また、読取搬送ローラ36および加圧ローラ36aの原稿搬送方向上流側には先端検知センサ38が設けられており、このセンサ38に原稿の先端が検知されるまで上述しようにレジストローラ24a、24bで待機していた余分な時間を取戻すためにレジストローラ24a、24bを高速で回転させる。
【0088】
コントローラ100は原稿の原稿読取センサ38によって原稿の先端が検知されたときに、レジストローラ24aの速度を読取搬送ローラ36の速度まで減速させ、この動作を連続する原稿の紙間で行なうことにより、所定の原稿間隔を維持する。
【0089】
一方、レジストローラ24a、24bを通過した原稿はサイズ検知センサー群39によて搬送方向と直交する方向の幅が検知されるようになっており、コントローラ100はこの幅信号と原稿長さセンサ10a、10bによって得られた長さ信号の組合せに基づいて正確な原稿サイズを把握するようになっている。
【0090】
この読取搬送ローラ36および加圧ローラ36aの下流側にはレジストセンサ40が設けられており、レジストセンサ40は原稿の先端を検知するとコントローラ100に信号を出力し、コントローラ100はこの検知信号に基づいて読取モータ102の駆動を停止して読取搬送ローラ36を停止し、作像側の画像位置合わせ信号の入力を待つようになっている。
【0091】
コントローラ100に画像形成装置1の本体1aから画像位置合わせ信号が入力すると、読取モータ102を駆動して読取搬送ローラ36を回転させる。このとき、原稿は読取搬送ローラ36と加圧ローラ(搬送従動ローラ)36bに挟持されてスリットガラス3に向かって搬送される。
【0092】
スリットガラス3上には所定の間隔を持って白色背景板41が配設されており、原稿はコンタクトガラス3と白色背景板41の間を通過する。このとき、画像形成装置1に設けられた光学系で原稿が読取られる。
【0093】
具体的には、スリットガラス3の下方の画像形成装置1にはイメージセンサからなるスキャナ(画像読取手段)42が設けられており、このスキャナ42は図示しない駆動装置によって図1中、左右方向に移動するようになっている。
【0094】
この駆動装置は本体制御部111によって制御されるようになっており、コンタクトガラス2にセットされた原稿の画情報を読取る際には、コンタクトガラス2の下方にスキャナ42を走査させるとともに、スリットガラス3上に搬送される原稿の画情報を読取る際にはスキャナ42をスリットガラス3の下方に停止させるようになっている。
【0095】
また、スキャナ42によって読取られた原稿の画情報は画像データとして図示しない本体制御部111のメモリに記憶される。
【0096】
また、本実施形態では、スリットガラス3の原稿搬送部の搬送ギャップが可能な限り狭く、原稿の自由度を極力少なくなるような手段が講じられている。その方法としては、反転経路37の下流側の内面から図示しない可撓性のガイド板を白色背景板41方向に引張り出してその隙間を埋める等である。
【0097】
また、白色背景板41はスリットガラス3上に0.5mm±0.2mm程度のギャップを持って所定の弾性力で圧接されているため、深度方向の誤差も押えられている。
【0098】
また、スリットガラス3の表面はインク等の付着や固着が起きにくいようにするために、界面活性剤(シリコン系活性剤)処理が施されている。また、上述した可撓性ガイドを読取ポイント近傍まで張り出し、読取位置では原稿面が積極的にスリットガラス3に接触せず、しかも原稿先端がスリットガラス3の読取ポイント付近をワイピング(先端でスリットガラス3面の異物を掻き落とす作用)できるように構成されている。
【0099】
スリットガラス3で読取りが行なわれる原稿は段差状のピックアップガイド43を経て読取り搬送ローラ36と加圧ローラ(搬送従動ローラ)36cに挟持されて搬送される。加圧ローラ36bと加圧ローラ36cは読取搬送ローラ36による共通駆動(従動)であるため、送り込みと引出し速度が同一速度となり、原稿の線速を一定にして原稿の受渡しのショックの発生を軽減することができる。なお、本実施形態では読取搬送ローラ36および加圧ローラ36a〜36cが搬送手段を構成している。
【0100】
読取搬送ローラ36と加圧ローラ36cに挟持されてスリットガラス3を抜け出た原稿は読取面が下面に設定された密着イメージセンサ(読取手段)44と、このセンサ44の下面にセンサ44と所定の間隔を持って配設された押圧部材45の間を通過し、この際にセンサ44によって原稿の裏面が読取られて原稿表面と同様に電気的に変換されて図示しないメモリー装置に記憶される。
【0101】
また、押圧部材45はシェーディングの基準としての機能と白色背景板としての機能を有している。なお、押圧部材45としては、板状のガイド部材を使用しているが、回転体から構成しても良い。
【0102】
また、密着イメージセンサ44によって読取られた原稿は原稿スタッカー部(用紙排紙台)46に排紙されるようになっている。この原稿スタッカー部46は原稿テーブル5の下方に設けられており、原稿の排紙方向上流側から下流側に向かって上方に傾斜するようなっており、原稿の飛び出しを防止することができるとともに、排紙された原稿を揃えてスタック性を向上させることができる。
【0103】
このようにスキャナ42およびイメージセンサ44によって読取られた原稿の画像は画像形成手段によって転写紙に転写される。
【0104】
以下、この転写方法を説明する。
【0105】
本体制御部111はこの画像データを書き込み系200によって画像形成手段201を構成する感光体ドラム202上に静電潜像を形成し、画像形成手段201を構成する帯電部203、露光部204、現像部205の協働によって感光体ドラム202上にトナーの可視像が形成されるようになっている。
【0106】
一方、給紙系206から給紙された転写紙は、ローラ対210、211からなる転写紙搬送手段によって画像形成手段201まで運ばれ、画像形成手段201を構成する転写部207によって転写紙の一方の面にトナーの転写が行なわれ、定着系208による定着の終了した転写紙は反転排紙部209に搬送される。
【0107】
ここで、反転排紙部209におけるI経路は画像形成装置1外への転写紙のストレート排紙経路であり、II経路は反転紙部209内で転写紙が反転されて排出される経路であり、III経路は反転排出部209内で転写紙が反転されて両面トレイに両面トレイにおいて転写紙の再給紙後、上述した画像形成プロセスを経て転写紙の他方の面の転写が行なわれた後、I経路にて画像形成装置1外に排出される。
【0108】
ここで、異なるサイズの原稿が混在した場合には、原稿テーブル5上の原稿長さセンサ10a、10bでは原稿サイズの判別が不可能であるため、原稿を1枚に分離した後、原稿後端が原稿束Pから離れ、完全に独立した状態になった時点で初めてサイズを確定する。
【0109】
このため、原稿の読取り前に原稿サイズを確定する必要があるが、この場合には、原稿経路構成を分離後の最初の原稿後端位置から読取り前のレジストセンサ40位置までの間を最大原稿の長さの1/2以上の長さに設定する必要がある。
【0110】
これを満足させると原稿セット位置を読取り位置から大きく離す必要があり、原稿テーブル5と搬送経路を含む部分が大きくなり、ADF4全体が幅広なものとなってしまう。
【0111】
したがって、ADF4を小さくするために、異サイズ混載時の原稿長さ検知を工夫する必要がある。本実施形態では、異サイズ混載時に原稿サイズを読取りスタート前に確定できない場合に、最初の搬送では原稿の読取りを行なわずに、サイズの読み込みだけのために原稿の通紙を行ない、反転部を介して2回目の読取り通過時に表面と裏面を同時に読取る方法を採用している。
【0112】
以下、具体的に説明する。
【0113】
本実施形態では、原稿の1回目の排紙までの搬送動作は読取りを行なわない以外、同一サイズの原稿の搬送方法と同様であるが、 スリットガラス3を通過して排紙されるときに原稿の先端が読取りモータ102によって駆動される排紙ローラ48および48aにより原稿スタッカー部46側に露出される前に、反転切換ソレノイド49によって切換制御される反転切換爪50を図2中、破線方向に移動させ、原稿をスイッチバック経路51を搬送する。
【0114】
反転切換ソレノイド49はコントローラ100によって駆動されるようになっており、コントローラ100は排紙センサ52が原稿の先端を検知したときにこのセンサ52の信号に基づいて反転切換爪50を破線で示す位置に移動させる。
【0115】
また、スイッチバック経路51に搬送された原稿は反転モータ103によって駆動されるスイッチバックローラ対53によって原稿の後端が排紙ローラ48および48aを通過するまで送り込まれ、この制御は原稿の後端が排紙センサ52によって検知されて所定時間経過後まで行なわれる。
【0116】
コントローラ100は排紙センサ52によって原稿の後端が検知されてから読取りモータ102の駆動パルスをカウントし、この駆動パルスがスイッチバック経路51内に原稿の後端が十分に進入したものに相当するパルス数になった場合に読取りモータ102の駆動を停止する。
【0117】
この後、反転切換ソレノイド49を駆動して反転切換爪50を実線で示す位置に移動させて反転切換爪50を排紙ローラ48および48bのニップ部に向ける。その後、反転モータ103を逆転駆動してスイッチバックローラ対53を反時計回りに回転させ逆転させることにより、原稿を排紙ローラ48および48bのニップ部に向かって搬送する。
【0118】
この際、読取りモータ102の駆動が停止されているため、排紙ローラ48および48bのニップ部に原稿の先端が当接して原稿が撓むことにより、原稿のスキューが補正される。
【0119】
この後、読取りモータ102を駆動させることにより、原稿を排紙モータ48および48bで挟持して返送経路54および反転経路37を介してスリットガラス3およびイメージセンサ44に搬送して表裏面の画像を読取る。また、反転センサ80によって原稿の後端が検知されると、反転モータ103の駆動が停止される。
【0120】
このとき、原稿は裏と表が反転した状態にあるため、読取り順序は裏面が先で表面が後になり、ADF4側で頁順の入替え処理が必要になる。
【0121】
以上で読取り動作が完了するが、原稿をこのまま原稿スタッカー部46に排紙してしまうと、頁順が正常なものにならないため、もう一度上述したものと同様の反転処理を行なった後、原稿を原稿スタッカー部46に排紙する。なお、上述したサイズ読取りだけの搬送と頁合わせだけのための搬送は、画像の読取りを伴わない搬送動作のため、ADF4の持つ最速搬送速度で送るように構成され、原稿の搬送のロス時間を低減するようにしている。
【0122】
一方、本実施形態のコントローラ100は制御手段を構成しており、レジストローラ24A、24bのニップ部に原稿の先端が当接したときに給紙モータ101を停止するとともに電磁クラッチ29を固定状態(ON)から回転状態(OFF)に切換え、一定時間後に給紙モータ101を駆動することにより、原稿のスキュー補正および原稿先端の挟み込み行なうようになっている。
【0123】
次に、原稿のスキュー補正および原稿先端の挟み込みの方法の一例を図8〜10に基づいて説明する。なお、図8はスキュー補正および原稿先端の挟み込み処理のフローチャートを示す図、図9は分離給紙手段およびレジストローラの駆動時のタイミングチャート、図10は原稿のスキュー補正および原稿先端の挟み込み時の分離給紙手段およびレジストローラの動作を示す図である。なお、ここでは、原稿の給紙から排紙までの手順は上述しているため、スキュー補正および原稿の先端の挟み込みの方法のみを具体的に説明する。
【0124】
まず、原稿ストッパー7に原稿束Pの先端を突き当てるようにして原稿テーブル5に原稿束Pをセットすると、原稿束フィラー8が原稿束Pに押圧されて破線で示す位置から実線位置に上昇する。このとき、フィラー8が原稿セットセンサ9に検知されなくなるため、セットセンサ9からコントローラ100に原稿束Pがセットされた旨の信号を送信する。
【0125】
次いで、操作部のコピースタートキーが押下されてコントローラ100に給紙スタート信号入力されると、コントローラ100が呼出しモータ15を正転駆動する。このとき、呼出しモータ15がタイミングベルト16、ギヤ17a、17bおよびギヤ18aを介してカム18cを回転させることにより、ブラケット7cの押圧を解除する。
【0126】
このとき、ブラケット7cがスプリング7dに付勢されて原稿ストッパー7を原稿束Pの突き当て解除位置に移動させる。このとき、ホームポジションセンサ20が軸18bの端部に設けられたフィラー18dを検知せずにOFFになるため、コントローラ100は原稿ストッパー7が突き当て解除位置に位置したことを検出する。
【0127】
また、呼出しモータ15がタイミングベルト16、ギヤ17a、17bおよびギヤ21aを介してカム21cを回転させることにより、カム21cがピックアップローラ11を支持する押えレバー22から離隔するため、スプリングによってピックアップローラ11が付勢されて原稿束Pに当接する位置に移動するようになっている。(図10(a)参照)。
【0128】
また、このときに、ホームポジションセンサ23が軸21bの端部に設けられたフィラー21dを検知せずにOFFになるため、コントローラ100はピックアップローラ11が原稿束に当接する位置にあることを検知する。
【0129】
次いで、電磁クラッチ29をONしてレジストローラ24a、24bを固定状態に切換えるとともに、給紙モータ101を正転駆動する。給紙モータを駆動すると、原稿束Pに当接した状態にあるピックアップローラ11が時計回りに回転し、原稿束Pの最上位に位置する原稿を給紙ベルト12に向かって給紙し、給紙ベルト12とリバースローラ14のニップ部に供給する。
【0130】
このとき、給紙ベルト12とリバースローラ14のニップ部に2枚以上の原稿が供給されると、リバースローラ14にトルクリミッタが内蔵されていることから、リバースローラ14は給紙ベルト12の回転に連れて回転する。
【0131】
この連れ回り力はトルクリミッターのトルク力よりも低くするように設定されているため、リバースローラ14が本来の駆動方向である時計回りに回転して余分な原稿を押し戻す働きを行なって原稿の重送を防止しつつレジストローラ24a、24bに向かって搬送する(以上の処理がステップS1)。
【0132】
次いで、原稿の先端が突き当てセンサ35によって検知されたか否かを判別し(ステップS2)、原稿の先端が突き当てセンサ35によって検知されたときにコントローラ100はこの検知信号に基づいて給紙モータ101を減速駆動するとともに給紙モータ101の駆動パルスをカウントし、この駆動パルスが所定パルス(センサ35の位置とレジストローラ24a、24bのニップ部までの距離+α)に設定到達したときに給紙モータ101の駆動を停止する。(ステップS3)。
【0133】
このとき、図10(b)に示すように原稿P1の先端を電磁クラッチ29によって停止状態に設定されたレジストローラ24a、24bのニップ部に当接させて原稿P1を撓ませることにより、原稿P1のスキューを補正する。
【0134】
次いで、コントローラ100は給紙モータ101を回転させるプログラムから発行される停止信号を監視し、この停止信号が検出している間(1枚目の原稿のときは15msec、2枚目以降の原稿のときは50msec)だけ電磁クラッチ29をOFFにする(ステップS4)。このとき、図10(c)に示すように原稿P1の撓みによりレジストローラ24a、24bが回転し、原稿P1の先端がレジストローラ24a、24bのニップ部に挟み込まれる。
【0135】
次いで、コントローラ100は停止信号が解除されたことを検出したときに、読取りモータ102を逆転駆動するとともに、呼出しモータ15を駆動させる。
【0136】
呼出しモータ15が駆動されると、タイミングベルト16、ギヤ17a、17bおよびギヤ21aを介してカム21cが回転することにより、カム21cがピックアップローラ11を支持する押えレバー22を押圧してスプリングの付勢力に抗してピックアップローラ11が原稿束Pから離隔する。
【0137】
また、コントローラ100は停止信号の解除と同時に給紙モータ101を逆転駆動し、ワンウェイクラッチによって給紙モータ101の正転時のみに駆動される給紙ベルト12に駆動力を伝達せずにレジストローラ24a、24bを駆動して原稿を読取搬送ローラ36に向かって搬送する。この結果、原稿が読取搬送ローラ36によってスリットガラス3に搬送される。
【0140】
本実施形態では、突き当てセンサ35が原稿の先端を検知したときから給紙モータ101を減速駆動するとともに、この減速駆動時の駆動モータ101の駆動パルスをカウントすることにより、原稿の先端部がレジストローラ24a、24bのニップ部に当接したことを検知するようにしたため、薄紙等の原稿がレジストローラ24a、24bのニップ部に強く当接して原稿が傷付くのを防止することができる。
【0141】
また、給紙モータ101を原稿先端の検知位置とレジストローラ24a、24bのニップ部までの距離+α分だけ駆動するにしているため、原稿に確実に撓みを生じさせることができ、原稿のスキューを補正することができる。
【0142】
また、レジストローラ24a、24bによって原稿のスキューを補正しているため、原稿束Pから原稿を分離した直後に原稿のスキューを補正することができ、原稿をスリットガラス3に安定して搬送することができる。
【0143】
また、クラッチ手段を電磁クラッチ29から構成したため、レジストローラ24a、24bを簡単に回転状態または停止状態に切換えることができる。
【0144】
また、本実施形態では、原稿が排出される原稿スタッカー部46を原稿テーブル5の下方に設け、原稿スタッカー部46を、原稿の排紙方向上流側から下流側に向かって上方に傾斜するようにしたため、原稿の飛び出しを防止することができるとともに、排紙された原稿を揃えてスタック性を向上させることができる。
【0145】
また、本実施形態では、簡素化および部品点数の低減化を達成して製造コストを低減することができるADF4を画像形成装置1に搭載したため、画像形成装置1のコストをその分だけ低減することができる。
【0146】
さらに、大径の読取搬送ローラ36と、読取搬送ローラ36の周囲に配設されるととも読取搬送ローラ36に摺接する複数の加圧ローラ36a〜36cを設けたため、大径の読取搬送ローラ36によって原稿を搬送することができ、原稿の線速を一定にして原稿を安定して搬送することができる。
【0147】
図11、12はコントローラが実行する本実施形態の制御を示す図である。
【0148】
本実施形態では、コントローラ100は、レジストローラ24a、24bのニップ部に原稿の先端が当接したときに電磁クラッチ29を固定状態から回転状態に切換えた後、給紙モータ101を一定時間だけ駆動して停止させ、次いで、一定時間後に給紙モータ101を駆動するように制御を行なうものである。
【0149】
以下、その制御を図11のフローチャートおよび図12のタイミングチャートに基づいて説明する。なお、図12のタイミングチャートは給紙モータ101、電磁クラッチ29および読取モータ102のタイミングを示しているものであり、その他のタイミングは図10と同様である。
【0150】
まず、ステップS11で第1実施形態のステップS1と同様の処理を行なって原稿の分離給紙を行なった後、原稿の先端が突き当てセンサ35によって検知されたか否かを判別する(ステップS12)。原稿の先端が突き当てセンサ35によって検知されたときにコントローラ100はこの検知信号に基づいて給紙モータ101を減速駆動するとともに給紙モータ101の駆動パルスをカウントし、この駆動パルスが所定パルス(センサ35の位置とレジストローラ24a、24bのニップ部までの距離+α)に設定到達したときに給紙モータ101の駆動を停止する。(ステップS13)。
【0151】
次いで、電磁クラッチ29をOFFにした後(ステップS14)、給紙モータ101を逆転駆動し、給紙モータ101を10パルス分(1パルスの送り量:0.16mmより1.6mm分で約20msec)のみだけ回転させる。なお、この10パルスの内訳はスルーアップ4パルス、定速1パルス、スルーダウン5パルスに設定する。
【0152】
次いで、コントローラ100は停止信号が解除されたことを検出したときに、読取りモータ102を逆転駆動するとともに、呼出しモータ15を駆動して原稿をスリットガラス3に向かって搬送する。
【0153】
このように本実施形態では、レジストローラ 24 a、 24 bおよび分離給紙手段を単一の給紙モータ 101 で駆動するとともに、レジストローラ 24 a、 24 bを電磁クラッチ 29 で駆動することにより、レジストローラ 24 a、 24 bを分離給紙手段と独立して駆動することができ、ADF4の構成の簡素化および部品点数の低減化を達成して製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、レジストローラ24a、24bのニップ部に原稿の先端が当接したときに給紙モータ101を停止させることにより、レジストローラ24a、24bによって原稿に撓みを生じさせて原稿の斜行を補正し、次いで、電磁クラッチ29を固定状態から回転状態に切換えて給紙モータ101を10パルス分だけレジストローラ24a、24bを駆動して停止させることにより、原稿の撓みおよびレジストローラ24a、24bの回転を利用してニップ部全域に原稿の先端を挟み込ませることができ、その後、レジストローラ24a、24bを駆動することにより原稿を確実に搬送することができる。この結果、原稿の不送りジャムが発生するのを防止することができる高品質なADF4を得ることができる。
【0154】
図13は本発明に係る用紙搬送装置、その用紙搬送装置を備えた画像読取装置およびその用紙搬送装置を備えた画像形成装置の第実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、コントローラが実行する制御に特徴があり、装置構成は第1実施形態と同様であるため、第1実施形態の図面も使用して説明する。
【0155】
本実施形態では、コントローラ100が、レジストローラ24a、24bのニップ部に原稿の先端が当接する直前に電磁クラッチ29を固定状態から回転状態に切換えた後、レジストローラ24a、24bに原稿の先端が当接したときに給紙モータ101を停止させ、次いで、一定時間後に給紙モータを駆動するように制御を行なうことを特徴としている。
【0156】
以下、その制御を図13のフローチャートに基づいて説明する。
【0157】
まず、ステップS21で第1実施形態のステップS1と同様の処理を行なって原稿の分離給紙を行なった後、原稿の先端が突き当てセンサ35によって検知されたか否かを判別する(ステップS22)。
【0158】
原稿の先端が突き当てセンサ35によって検知されたときにコントローラ100はこの検知信号に基づいて給紙モータ101を減速駆動するとともに給紙モータ101の駆動パルスをカウントし(ステップS23)、この駆動パルスが所定パルス(センサ35の位置とレジストローラ24a、24bのニップ部までの距離+α)に設定する直前、すなわち、給紙モータ101のスルーダウンが終了したか否かを判別し(ステップS24)、給紙モータ101のスルーダウン終了直前に電磁クラッチ29をOFFにして原稿の先端をレジストローラ24a、24bのニップ部に挟み込む(ステップS25)。
【0159】
なお、本実施形態では、給紙モータ101の回転中に電磁クラッチ29をOFFにするが、電磁クラッチ29を早くOFFにしてしまうと、原稿の先端の整合を十分に行なえずにレジストローラ24a、24bを押し出して原稿の先端がレジストローラ24a、24bのニップ部を通り越してしまう可能性があるため、原稿の先端が十分に整合された状態で電磁クラッチ29をOFFにする必要がある。
【0160】
本実施形態では、コントローラ100は、給紙モータ101の制御プログラムから発行されるモータスルーダウン終了の信号に基づいて電磁クラッチ29をOFFにするようになっている。
【0161】
現ソフト構成では、スルーダウン終了が給紙モータ101の停止ではないため、本実施形態では、スルーダウンの最終アドレスデータによって給紙モータ101を3パルス分回転させてから停止させるようにプログラミングを行なう。また、スルーダウン中の残りのステップ数が分かるソフト構成であれば、残りの何パルス時点で電磁クラッチ29を解除しても良く、このようにすれば、レジストローラ24a、24bのニップ部に原稿の先端を何mm挟み込ませるかという微調整を行なうことができる。
【0162】
このように本実施形態では、レジストローラ24a、24bのニップ部に原稿の先端が当接する直前に電磁クラッチ29を固定状態から回転状態に切換えることにより、レジストローラ24a、24bのニップ部に原稿の先端が当接したときに給紙モータ101を停止させることにより、レジストローラ24a、24bによって原稿に撓みを生じさせて原稿の斜行を補正することができるとともに、給紙モータ101の停止タイミングを調整することによって原稿の先端の挟み込み量を調整することができる。その後、レジストローラ24a、24bを駆動することにより原稿を確実に搬送することができる。
【0163】
なお、上記各実施形態では、密着イメージセンサ44によって原稿の裏面を読取っているが、このイメージセンサ44は高価であるため、イメージセンサ44が無くとも反転機構を利用して原稿の裏面を読取ることができる。
【0164】
以下、この方法を説明する。
【0165】
スリットガラス3上でスキャナ42によって表面の読取りが終了した原稿は、スイッチバック経路51でスイッチバックローラ対53によってスイッチバックされた後、返送経路54および反転経路37を介してスリットガラス3に返送されて原稿の裏面が読取られる。その後、頁合わせのために再度、スイッチバック経路51でスイッチバックローラ対53によってスイッチバックされた後、返送経路54および反転経路37を介して原稿スタッカー部46上に排紙される。
【0166】
イメージセンサ44が無い場合に上述したようにして両面原稿から両面コピーを取ると、原稿の搬送時間が長くなってコピーの生産性が低下してしまうが、本実施形態では、この対策として複数枚の原稿をADF4内に送り込んで画像読取りと原稿反転排出を交互に組合せて紙間ロスを低減する方法を採用している。
【0167】
以下、その方法を具体的に説明する。
【0168】
まず、1枚目の原稿をスリットガラス3に給紙してスキャナ42によって1頁目(表面)の画像を読取った後、この原稿をスイッチバック通路51に搬送する。
【0169】
このとき、コントローラ100は排紙センサ52によって原稿の後端が検知されてから読取りモータ102の駆動パルスをカウントし、この駆動パルスがスイッチバック経路51内に原稿の後端が十分に進入したものに相当するパルス数になった場合に読取りモータ102の駆動を停止する。
【0170】
この後、反転切換ソレノイド49を駆動して反転切換爪50を実線で示す位置に移動させて反転切換爪50を排紙ローラ48および48bのニップ部に向ける。その後、反転モータ103を逆転駆動してスイッチバックローラ対53を反時計回りに回転させ逆転させることにより、原稿を排紙ローラ48および48bのニップ部に向かって搬送する。
【0171】
この際、読取りモータ102の駆動が停止されているため、排紙ローラ48および48bのニップ部に原稿の先端が当接して原稿が撓むことにより、原稿のスキューが補正される。
【0172】
この後、読取りモータ102を駆動させることにより、原稿を排紙モータ48および48bで挟持して返送経路54および反転経路37を介してスリットガラス3およびイメージセンサ44に搬送して2頁目(裏面)の画像を読取った後、原稿をスイッチバック経路51に搬送する。
【0173】
また、原稿をスイッチバック経路51に搬送する動作と前後して2枚目の原稿を給紙して、スリットガラス3上で3頁目(2枚目の原稿の表面)の画像の読取りを行ないながら、スイッチバック経路51から返送経路54および反転経路37を介して1枚目の原稿の反転排出を実行する。なお、このとき、1枚目の原稿と2枚目の原稿は読取搬送ローラ36によって搬送される。
【0174】
次いで、2枚目の原稿の表面を読み取った後、この原稿をスイッチバック経路51に搬送して、スイッチバック経路51から返送経路54を介して反転経路37に搬送し、この原稿の先端がレジストセンサ40によって検知されたときには、1枚目の原稿が原稿スタッカー部46に排紙される。
【0175】
次いで、2枚目の原稿をスイッチバック経路51から返送経路54および反転経路37を介してスリットガラス3に返送して4頁目(2枚目の原稿の裏面)の画像を読取った後、この原稿をスイッチバック経路51に搬送する。
【0176】
また、2枚目の原稿をスイッチバック経路51に搬送する動作と前後して3枚目の原稿を給紙して、スリットガラス3上で5頁目(3枚目の原稿の表面)の画像の読取りを行ないながら、スイッチバック経路51から返送経路54および反転経路37を介して2枚目の原稿の反転排出を実行する。
【0177】
次いで、6頁目(3枚目の原稿の裏面)の画像を読み取った後、この原稿をスイッチバック経路51に搬送して、スイッチバック経路51から返送経路54を介して反転経路37に搬送し、この原稿の先端がレジストセンサ40によって検知されたときには、2枚目の原稿が原稿スタッカー部46に排紙される。
【0178】
このように表面の読取り動作と裏面の読取り動作の間に既に読取りが終了した原稿排出動作を挟んで処理を行なうことによって、読取りを行なわない反転排出動作の紙間ロス時間を最小限にすることができる。
【0179】
なお、この処理が可能となるのは、スイッチバックローラ対53からレジストセンサ40の間に収まる長さの原稿に限られる。
【0180】
【発明の効果】
本発明によれば、回転部材および分離給紙手段を単一の駆動手段で駆動するとともに、回転部材をクラッチ手段で駆動することにより、回転部材を分離給紙手段と独立して駆動することができ、用紙搬送装置の構成の簡素化および部品点数の低減化を達成して製造コストを低減することができる。
【0182】
また、回転部材のニップ部に用紙の先端が当接してから一定時間経過後に駆動手段を停止させることにより、回転部材によって用紙に撓みを生じさせて用紙の斜行を補正し、クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えて回転部材を一定時間だけ駆動して停止させることにより、用紙の撓みおよび回転部材の回転を利用してニップ部全域に用紙の先端を挟み込ませ、その後、回転部材を駆動することにより用紙を確実に搬送することができる。この結果、用紙の不送りジャムが発生するのを防止することができる高品質な用紙搬送装置を得ることができる。
【0183】
また、回転部材のニップ部に用紙の先端が当接する直前にクラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えることにより、回転部材のニップ部に用紙の先端が当接したときに駆動手段を停止させることにより、回転部材によって用紙に撓みを生じさせて用紙の斜行を補正することができるとともに、駆動手段の停止タイミングを調整することによって用紙の先端の挟み込み量を調整することができる。その後、回転部材を駆動することにより用紙を確実に搬送することができる。この結果、用紙の不送りジャムが発生するのを防止することができる高品質な用紙搬送装置を得ることができる。
【0185】
また、回転部材に用紙の先端が近接したことを検知する検知手段を設け、制御手段は、検知手段の検知信号に基づいて用紙の先端が回転部材に当接する直前にクラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えるように制御を行なうようにしたため、用紙の先端を回転部材のニップ部に当接させて用紙に撓みを生じさせて用紙の斜行を補正した後、用紙の撓みを利用してニップ部全域に用紙の先端を挟み込ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る用紙搬送装置の第1実施形態を示す図であり、用紙搬送装置が搭載された画像形成装置の概略構成図である。
【図2】 第1実施形態の画像形成装置に設けられたADFの概略構成図である。
【図3】 第1実施形態のADFの回路構成を示すブロック図である。
【図4】 (a)(b)は第1実施形態の原稿ストッパーおよびピックアップローラの駆動機構を示す図である。
【図5】 第1実施形態のレジストローラの駆動機構を示す図である。
【図6】 第1実施形態のピックアップローラ、給紙ベルト、リバースローラおよびレジストローラの駆動機構の上面図である。
【図7】 第1実施形態のピックアップローラ、給紙ベルト、リバースローラおよびレジストローラの駆動機構の側面図である。
【図8】 キュー補正および原稿先端の挟み込み処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】 離給紙手段およびレジストローラの駆動時の一例を示すタイミングチャートである。
【図10】 第1実施形態の原稿のスキュー補正および原稿先端の挟み込み時の分離給紙手段およびレジストローラの動作を示す図である。
【図11】 第1実施形態に係るスキュー補正および原稿先端の挟み込み処理のフローチャートである。
【図12】 第実施形態の分離給紙手段およびレジストローラの駆動時のタイミングチャートである。
【図13】 本発明に係る用紙搬送装置の実施形態を示す図であり、そのスキュー補正および原稿先端の挟み込み処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
3 スリットガラス
4 ADF
5 原稿テーブル(用紙載置台)
11 ピックアップローラ(分離給紙手段)
12 分離ベルト(分離給紙手段)
14 リバースローラ(分離給紙手段)
24a、24b レジストローラ(回転部材)
29 電磁クラッチ(クラッチ手段)
35 突き当てセンサ(検知手段)
36 読取搬送ローラ(搬送手段)
36a〜36c 読取搬送ローラ(搬送手段)
42 スキャナ(画像読取手段)
44 密着イメージセンサ(読取手段)
46 原稿スタッカー部(用紙排紙台)
100 コントローラ(制御手段)
101 給紙モータ(駆動手段、駆動モータ)
201 画像形成手段
210、211 ローラ対(転写紙搬送手段)
P 原稿束(用紙束)

Claims (3)

  1. 用紙載置台に載置された用紙束から用紙を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙手段と、該分離給紙手段の用紙搬送方向下流側に設けられ、分離された用紙を挟持して搬送する一対の回転部材と、該回転部材および分離給紙手段を駆動する単一の駆動手段と、前記回転部材を回転および固定するクラッチ手段と、前記駆動手段の駆動を行なうとともに、該クラッチ手段を作動することにより前記回転部材を固定状態または回転状態に切換制御する制御手段とを備え、
    前記分離給紙手段によって分離された用紙の先端を固定状態にある前記回転部材のニップ部に突き当てることにより、前記用紙に撓みを生じさせて前記用紙の斜行補正を行なうようにした用紙搬送装置において、
    前記制御手段は、前記回転部材のニップ部に前記用紙の先端が当接してから一定時間経過後に前記駆動手段を停止するとともに、前記クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えた後、前記駆動手段を一定時間だけ駆動して停止させ、次いで、一定時間後に前記駆動手段を駆動するように制御を行なうことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 用紙載置台に載置された用紙束から用紙を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙手段と、該分離給紙手段の用紙搬送方向下流側に設けられ、分離された用紙を挟持して搬送する一対の回転部材と、該回転部材および分離給紙手段を駆動する単一の駆動手段と、前記回転部材を回転および固定するクラッチ手段と、前記駆動手段の駆動を行なうとともに、該クラッチ手段を作動することにより前記回転部材を固定状態または回転状態に切換制御する制御手段とを備え、
    前記分離給紙手段によって分離された用紙の先端を固定状態にある前記回転部材のニップ部に突き当てることにより、前記用紙に撓みを生じさせて前記用紙の斜行補正を行なうようにした用紙搬送装置において、
    前記制御手段は、前記回転部材のニップ部に前記用紙の先端が当接する直前に前記クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えた後、前記回転部材に前記用紙の先端が当接したときに前記駆動手段を停止させ、次いで、一定時間後に前記駆動手段を駆動するように制御を行なうことを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 前記回転部材に前記用紙の先端が近接したことを検知する検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記検知手段の検知信号に基づいて前記用紙の先端が前記回転部材に当接する直前に前記クラッチ手段を固定状態から回転状態に切換えるように制御を行なうようにしたことを特徴とする請求項記載の用紙搬送装置。
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