JP3877367B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンター及びファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、ファクシミリ、プリンター等の複合機の画像形成機器が普及している。これは、複写機がベースの構造であり、プリンターとして使用するときに、シートがページ順に出力できるように周辺機に反転機構を搭載していた。ところが、最近のパソコンの急速な普及により、プリンターを主体とした構造の機器がメインになりつつある。
【0003】
そこで、提案されたのが所謂、鉛直方向搬送パス方式(装置の下部に給紙装置、その上に画像形成部、装置の上部に排紙部を配置し、シートを鉛直に搬送し、装置上面に画像形成されたシートを排出する方式)である。この方式では、従来の複写機に比べてシートの搬送パスが非常に短くなり、給紙から排紙までの出力時間を短縮でき、シートの搬送性が向上し、更に、装置側面のカバーを開放するだけで、搬送パスの大部分を開放できるので、ジャムしたシートの除去処理が容易であるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の技術には、シート定着後の排出路が開放できないので、排紙部でシートにジャムが発生した場合、ジャム処理スペースがなく、ジャム処理に手間がかかるという問題がある。
上述の鉛直方向搬送パス方式に、シートの両面に画像を形成するための両面ユニットを装着すると、排紙部にて以下の問題点がある。
1.鉛直方向搬送パス方式では、ジャム処理時に開放する装置側面に設けられたカバー側に両面ユニットを装着することになるので、ジャム除去性が悪くなる。また、排紙部においては、通常の排紙経路と、両面搬送経路が必要になり、ジャム処理の際にカバーを開放しても、位置的に通常の排紙経路が両面搬送経路の奥になるので、ジャムの除去性が悪い。
【0005】
そこで、本発明の目的は、容易にジャム処理ができ、低コストな画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、像担持体上に形成された像をシートに転写し、定着装置で定着して画像を形成する画像形成部と、この画像形成部の下方に設けられた上記シートを上記画像形成部に搬送する給紙装置と、上記画像形成部の上方に設けられ、上記シートを積載する排紙トレイを有する排紙部と、上記シートの搬送路を開放する側面カバーと、この側面カバーの外側に配置され、上記シートを反転させる両面ユニットと、上記定着装置からのシートを上記排紙トレイ又は上記両面ユニットに選択的に案内する進路切換部材とを具備し、上記シートを上記給紙装置より略鉛直に搬送しつつ上記シートに上記画像形成部にて画像を形成し、画像が形成されたシートを上記排紙トレイへ排出する画像形成装置において、上記両面ユニットは画像形成装置本体に対して着脱自在であり、上記側面カバーは、上記定着装置から排出されるシートを上記両面ユニットへ案内する両面用出口ガイド板と、上記排紙部から上記両面ユニットへ上記シートを搬送する着脱自在な中継コロとを有し、上記両面ユニットの装着時は、上記両面ユニットが上記側面カバーから離脱した状態の下で上記側面カバーによる上記搬送路の開放時に、上記両面用出口ガイド板と上記中継コロとが上記排紙部における上記シートの排出路を開放し、上記両面ユニットの非装着時は、上記中継コロが取り除かれた状態の下で上記側面カバーによる上記搬送路の開放時に、上記両面用出口ガイド板が上記排紙部における上記シートの排出路を開放することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記側面カバーが、反転された後に上記両面ユニットから画像形成装置本体内の搬送路に排出されるシートを受け入れる受入口を有していることを特徴とする。
【0008】
【実施例】
まず、本発明の実施例の基本となる参考例を図1及び図2に基づいて説明する。図1において、符号10は画像形成装置本体を、符号20は画像形成装置本体10と別体で構成された原稿を読み取るスキャナをそれぞれ表している。
画像形成装置本体10は、画像を形成する画像形成部60と、画像形成部60の下方に設けられシートPを画像形成部60に搬送する給紙装置30と、画像形成部60の上部に設けられ、画像が形成されたシートPを排出積載する排紙部70とを具備している。
【0009】
画像形成部60は、図1、2に示すように像担持体としての感光体11と、感光体11に静電潜像を形成する光書込み装置40と、感光体11を均一に帯電する帯電器12と、非画像部の電荷を消去する不図示のイレーサと、静電潜像を可視像化する現像装置14と、現像装置14によって形成された可視像をシートPに転写し、そのシートPを搬送する転写装置15と、転写装置15によって転写されたトナー像を溶融定着する定着装置50と、転写後の感光体11に残存するトナーを除去して感光体11をクリーニングするクリーニングユニット16と、転写後の感光体11に残留する電荷を消去する除電器19とを具備している。なお符号80は、現像装置14に供給するトナーを貯溜するトナーボトルを表している。
【0010】
光書込み装置40は、スキャナ20からの画像データを光信号に変換して原稿画像に対応した光書き込み及び、パソコンからの画像情報に応じた光書込みを行なうユニットであり、レーザ光源41からのレーザビームを駆動モータ42により回転されるポリゴンミラー43を介して走査し、反射鏡44を介して、fθレンズ45によって感光体11に走査光を導き、静電潜像を形成する。
【0011】
クリーニングユニット16は、感光体11に当接したブレード17と、ブレード17の感光体11の回転方向における下流側に配置されたブラシ18とを具備する。
【0012】
感光体1に当接するように転写装置15の転写ベルト22が配置されており、この転写ベルト22は、駆動ローラ23と従動ローラ24との間に張架されていて、電気抵抗が中抵抗であり、抵抗値変化の少ない材質のゴム材からなっている。転写ベルト22の表面には、低摩擦係数のコーティング材が用いられている。
【0013】
転写ベルト22の内周面の、感光体11と転写ベルト22とのニップから駆動ローラ23の方へ所定距離だけ離れた位置に、バイアス電圧を印加するバイアスローラ27が当接して配置されている。バイアスローラ27は、金属製のローラであって、転写ベルト22の回転に従動して回転し、不図示のバイアス電圧を印加する高圧電源に接続されている。
【0014】
定着装置50は、定着ローラ対51、52と、定着ローラ52に接したクリーニングローラ54と、定着ローラ51に接触して配置された分離爪53とを有している。
給紙装置30は、複数の給紙カセット31を有し、その1つから給紙ローラ32でシートPを給紙し、給送されたシートPを分離ローラ対35で1枚ずつに分離し、搬送ローラ36で搬送して搬送路33に送り出す。搬送路33上の転写装置15の手前には、シートPを所定のタイミングで転写装置15と、感光体11との間に送り出すレジストローラ34a、34bが配置されている。
【0015】
排紙部70は、定着装置50からシートPを排紙トレイとしての装置本体の上面部61に案内するための片面用出口ガイド板72と、上下排紙ガイド板73、74と、下排紙ガイド板74を支持する排紙フレーム75と、シートPを上面部61に送り出す排紙ローラ対78とを有している。符号76は、シートPの通過を検出する排紙センサを示す。下排紙ガイド板74は、排紙フレーム75と一体で構成され、上排紙ガイド板73は装置本体の外装カバー77と一体で構成されていて、それら各部材はそれぞれ装置本体に対して着脱自在になっている。
【0016】
画像形成部60の側面には、図2に示すように、シートPの搬送路33を開放してジャム処理をするための側面カバー71が軸71aを中心として開閉自在に設けられている。側面カバー71は、転写装置15とレジストローラ34aとを支持している。側面カバー71の自由端には、片面用出口ガイド板72の係合突起72aが係合する溝71bが形成されていて、片面用出口ガイド板72は、側面カバー71に対して着脱自在になっている。
また、側面カバー71の軸71a近傍には、後述する両面ユニットから搬送路33に排出されるシートを受け入れる受入口71cが形成されており、この受入口71cはその内方に設けられた薄肉の弾性片71dによって一方通行に規制されている。
側面カバー71が同図に仮想線で示されている位置から、実線で示されている位置へ移動すると、片面用出口ガイド板72も移動し、シートPの搬送路33を開放すると共に定着装置50以降のシートPの排出路を開放する。
【0017】
スキャナ20は、ラック2に載置されていて、原稿を載置するコンタクトガラス21と、コンタクトガラス21に載置された原稿に光を照射する照明ランプ3と、原稿の表面からの反射光を折り返し反射する走査ミラー4と、走査ミラー4の半分の速度で移動する光路折り返しミラー対5a、5b、結像レンズ6と、CCD7とからなる。
【0018】
上記構成に基づく動作を説明する。
帯電器12で表面を均一に帯電させられた感光体11の表面に、スキャナ20によって読み取られた原稿の画像、又はパソコンからの画像の情報に応じた光書込みが光書込み装置40で行われ静電潜像が形成される。感光体11上の静電潜像は、イレーサにより非画像部の電荷が消去された後、現像装置14で帯電させられたトナーを現像ローラ14aにより付着させられて可視像が形成される。
【0019】
一方、給紙装置30の一つの給紙カセット31からシートPが給紙ローラ32で給紙され、分離ローラ35で1枚づつに分離されて搬送ローラ36で搬送路33に送り出され、レジストローラ対34a、34bに送られる。レジストローラ対34a、34bは、感光体11上の可視像とシートPとが、感光体11と転写ベルト22とのニップで一致するタイミングをもってシートPを転写装置15へ送り出す。
【0020】
シートPがニップに進入するタイミングに合わせて、高圧電源からバイアスローラ27に所定の電圧が印加され、転写ベルト22を帯電させ、感光体11上のトナーをシートP上に転写する。ここでシートPは転写ベルト22に静電吸着されるため、感光体11から分離され、転写ベルト22に乗って搬送され、駆動ローラ23の位置で転写ベルト22から曲率分離され、定着装置50へ送られる。
シートP上のトナーは、所定の温度に加熱された定着ローラ51と、定着ローラ52との間に挿入され、加熱定着された後、片面用出口ガイド板72に案内され、上下排紙ガイド板73、74の間を通り、排紙ローラ対78で上面部61へ排出される。
【0021】
感光体11上に残ったトナーはクリーニングユニット16のブレード17、ブラシ18により除去され、感光体11上の残留電荷は除電器19で消去され、次回の画像形成に備えられる。
【0022】
シートPにジャムが発生した場合には、側面カバー71を図2に仮想線で示されている位置から、実線で示されている位置へ移動すると、シートPの搬送路33及び、搬送路33と定着装置50以降のシートPの排出路が開放され、ジャム処理スペースが確保され、そこからジャムしたシートPを取り除けばよい。
【0023】
図3、図4に他の参考例を示す。但し、上記参考例と同一部分については特に必要がない限り、構成、機能上の重複説明は省略する。
この参考例は、上述の参考例に対して、シートPの両面に画像を形成する機能が付加されている、即ち、定着装置50からのシートPを反転させる両面ユニット90と、定着装置50からのシートPを上面部61又は両面ユニット90に選択的に案内する進路切換部材88と、排紙部70から両面ユニット90へシートPを搬送する中継コロ89a、89bとを設け、片面用出口ガイド板72に代えてシートPを上面部61又は両面ユニット90へ案内する両面用出口ガイド板82と、外装カバー77に代えて上排紙ガイド板83と一体の外装カバー87とを設けた点のみが上述の参考例に対して構成上相違する。
【0024】
両面ユニット90は、側面カバー71の外側に配置されていて、装置本体に対して着脱自在であり、さらに図4に示されているように軸94を中心として搖動自在になっている。両面ユニット90は、中継コロ89a、89bにより送り出されたシートPを受入れ、反転させる反転コロ91と、反転したシートPを両面経路92を通してレジストローラ対34a、34bへ搬送する複数組の搬送コロ93と、反転経路95と、両面ユニット90へのシートPの進入のみを許容する薄肉の弾性片96とを有している。中継コロ89a、89bにより両面ユニット90へ送り出されたシートPは、一旦反転経路95へ受け入れられ、反転コロ91の逆回転によってスイッチバックされて反転した状態で両面経路92へ搬送されるようになっている。シートPは、その後、受入口71cを通って搬送路33に入り込む。
【0025】
進路切換部材88と中継コロ89aとは、それぞれ上排紙ガイド板83に着脱自在に支持されている。進路切換部材88はシートPを、上面部61へ導く位置と、両面複写時にシートPを両面ユニット90へ導く位置とに不図示の手段により選択的に切り換えられる。
【0026】
側面カバー71の自由端には、中継コロ89bが回転自在に支持されており、さらに、溝71bには、両面用出口ガイド板82の係合突起82aが係合していて、この両面用出口ガイド板82は、側面カバー71に対して着脱自在になっている。両面用出口ガイド板82の係合突起82aと上述した参考例の片面用出口ガイド板72の係合突起72aとの形状が同一になっていて、両面用出口ガイド板82と片面用出口ガイド板72とが交換及び着脱自在になっている。これにより、両面タイプと片面タイプの画像形成装置の双方に側面カバー71を共通使用できコストダウンになる。
【0027】
図4に示すように、両面ユニット90が側面カバー71から離脱した状態の下において、側面カバー71が同図に仮想線で示されている位置から、実線で示されている位置へ移動すると、両面用出口ガイド板82、中継コロ89bも移動し、シートPの搬送路33が開放されると共に、定着装置50以降のシートPの排出路も開放される。
【0028】
シートPの裏面にもコピーをとる(両面コピー)場合には、シートPの片面に画像を上記参考例と同様のプロセスにて形成後、シートPを進路切換部材88によって、両面用出口ガイド板82に沿って案内して中継コロ89a、89bで両面ユニット90へ送り出し、両面ユニット90内でスイッチバック反転され、両面経路92を通り、再びレジストローラ対34a、34bへと搬送され、前述と同様の画像形成プロセスが繰り返され、上面部61へスタックされる。
【0029】
シートPにジャムが発生した場合には、側面カバー71を図4に仮想線で示されている位置から実線で示されている位置へ移動すると、中継ローラ89b、両面用出口ガイド板が移動して、シートPの搬送路33及び、定着装置50以降のシートPの排出路が開放され、ジャム処理スペースが確保され、そこからジャムしたシートPを取り除けばよい。
【0030】
次に、本発明の一実施例を図5乃至図12に基づいて説明する。前記各参考例と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り構成、機能上の重複説明は省略する。また、装置の全体的な構成、機能は上記各参考例と同様であるので、発明の要旨に対応する部分のみについて説明する。
本実施例で示す画像形成装置の排紙部100は、図6に示すように、装置本体に固定される排紙ガイド101と、この排紙ガイド101の上面に位置決めされて固定される排紙センサ支持基板102と、排紙ガイド101に回動自在に支持される進路切換部材103と、排紙ガイド101に着脱自在な両面モード対応の着脱ユニット104と、両面・片面共通の両面用出口ガイド板105とから概略構成されている。
【0031】
排紙ガイド101は、前記参考例における上・下排紙ガイド板に相当する部分をモールド成形によって一体(単体)に形成したもので、その両端には装置本体に固定するための固定片106を備えている。これらの固定片106には、排紙センサ支持基板102を位置決めするための突起106aが形成されている。また、排紙ガイド101には排紙ローラ107、108が備えられており、上方の排紙ローラ107の回転軸109の一端(奥側)には図示しない装置本体の駆動源から動力を入力される入力ギヤ110が固定されている。
排紙センサ支持基板102には、シートPの通過を検出する排紙センサ111が備えられている。
進路切換部材103は、内部に空間部を有するリブ構造の三角柱状に形成されており、両端には排紙ガイド101に支持される軸103aが形成されている。奥側の軸103aには、進路切換部材103を回動させるための操作片112が固定されており、操作片112の上端部と排紙ガイド101の側板との間には、進路切換部材103を常時定位置(片面モード位置)に復帰させるバネ113が係止されている。操作片112は軸孔112aによって側板に回動自在に支持されている。
【0032】
着脱ユニット104には、装置本体の上方に設置されるメールボックス等に対応する上方排紙口114が形成されており、その下方には上方進路切換部材115が回動自在に備えられている。上方進路切換部材115の手前側の回動軸115aにはアーム116が固定されており、このアーム116は着脱ユニット104の手前側の側板に固定されたソレノイド117の可動鉄芯118に回転可能に接続されている。アーム116の下端部と側板との間には、上方進路切換部材115を常時定位置(上方排紙位置)に復帰させるバネ119が係止されている。
着脱ユニット104の奥側の側板には、進路切換部材駆動手段としてのソレノイド120が備えられており、このソレノイド120の可動鉄芯121には、進路切換部材103に固定された操作片112の下端部を押圧する押圧片122が回転可能に接続されている。押圧片122は一体に形成された軸122aによって側板に回動自在に支持されている。
着脱ユニット104の背面側(両面モード排出口側)には、前記参考例の中継コロ89aに相当する中継コロ対の一方をなす中継コロ123が回転自在に支持されており、その回転軸124の奥側の端部には、中継コロ駆動手段としての駆動ギヤ125が固定されている。この駆動ギヤ125は、排紙ガイド101の奥側の側板に回転可能に支持されて入力ギヤ110に噛み合う中継ギヤ126にベルト127を介して連絡されており、入力ギヤ110の回転に伴って回転するようになっている。
着脱ユニット104の前面の両側には、排紙ガイド101に対する位置決め用の突起104aと、ねじ止め用のねじ孔104bが形成されている。また、排紙センサ支持基板102の背面側に形成された孔102aと、両面モードユニット104の前面側に形成された孔104bによって両部材間のネジ締結がなされるようになっている。
中継コロ123及び駆動ギヤ125は着脱ユニット104に一体に設けられているので、中継コロ123及び駆動ギヤ125は排紙ガイド101に対して、すなわち、装置本体に対して一体的に着脱自在となる。
【0033】
両面用出口ガイド板105の両端には後述の側面カバー128に固定するための固定片105aが一体に形成されており、外面には2種類の案内リブ129,130が長手方向に間隔をおいて複数形成されている。また、両面用出口ガイド板105には、凹部131が形成されており、中継コロ対の他方をなす従動の中継コロ132が回転可能に且つ着脱自在に収容されている。凹部131の両端部には中継コロ132の回転軸135を支持する支持板133,134がそれぞれ固定されており、支持板133,134間に収容されるバネ136と、一方の支持板134によって支持される軸受137とによって、着脱ユニット104側の中継コロ123に圧接する状態で支持されるようになっている。図7に示すように、回転軸135の先端を支持する支持板133の溝上面は、回転軸135の先端径より狭く設定されており、スナップ嵌合できるようになっている。
【0034】
上記構成は両面モードの構成であり、かかる両面コピーの場合には、図5に示すように、進路切換部材103を駆動するソレノイド120と、上方進路切換部材115を駆動するソレノイド117が共にオンされる。ソレノイド120がオンされると、押圧片122によって操作片112が押圧され、これに伴って進路切換部材103が定位置の片面モード位置から両面モード位置に位置付けられる。また、ソレノイド117がオンされると、アーム116が回転し、これに伴って上方進路切換部材115が定位置の上方排紙位置から両面モード位置に位置付けられる。これによって、両面ユニットへの排出路R1が形成され、定着装置50を出たシートPは両面ユニットへ送られる。
図5に示すように、側面カバー128には、前記参考例と同様に受入口128aが形成されている。
また、下方の排紙ローラ108は板バネ138によって上方の排紙ローラ107に圧接されている。
上記受入口128aは、必ずしも側面カバー128に形成する必要はないが、側面カバー128に形成することによって、両面ユニットの高さを抑制することができ、両面ユニット、ひいては装置のコンパクト化に寄与することができる。
【0035】
両面ユニットでのシートPの反転動作に対応して、図8に示すように、ソレノイド120とソレノイド117がオフされる。ソレノイド120がオフされると、進路切換部材103はバネ113の付勢力で定位置の片面モード位置に復帰する。これによって、装置本体上面部への排出路R2が形成され、定着装置50を出た両面コピー済みのシートPは上面部(前記参考例における符号61)へ排出される。
【0036】
メールボックス等へ排出する場合には、図9に示すように、ソレノイド120のみがオンされ、進路切換部材103が両面モード位置に位置付けられる。上方進路切換部材115は定位置である上方排紙モード位置にあるので、上方への排出路R3が形成され、定着装置50を出たシートPはメールボックス等へ送られる。
【0037】
図10は、図5で示した両面モード構成において、側面カバー128を開放してジャム処理空間を確保した状態を示している。
【0038】
片面モード機として使用される場合には、図11に示すように、両面モードのみに使用される部材、すなわち、着脱ユニット104、中継コロ132は取り除かれる。着脱ユニット104を外した場合、すなわち、進路切換部材駆動手段としてのソレノイド120を装置本体から離脱させた場合、進路切換部材103はバネ113の付勢力で常に定位置に位置するので、自動的に片面モード構成が形成される。
【0039】
このように、片面モード時の排出路R2の一部を担う進路切換部材103を常設するとともに、両面用出口ガイド板105と側面カバー128とを一体として片面・両面モードの共通部品とし、両面モードのみに使用する部品(ソレノイド120等)を着脱自在な構成とすることにより、モード切り換えにおける交換部材の機能重複による無駄を少なくすることができる。
図12は、図11で示した片面モード構成において、側面カバー128を開放してジャム処理空間を確保した状態を示している。
【0040】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、両面用出口ガイド板と側面カバーを片面モードと両面モードの共通部品とし、両面モードのみに使用する中継コロと両面ユニットを着脱自在な構成としているので、排紙部のジャム処理が容易になるとともに、モード切り換えにおける交換部材の機能重複による無駄を少なくすることができる。
【0041】
請求項2記載の発明によれば、両面ユニットから装置本体内の搬送路に排出されるシートを受け入れる受入口を側面カバーに形成する構成としたので、上記効果に加え、両面ユニットを小さくすることができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例を示す画像形成装置の概略図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置における排紙部及び画像形成部の拡大概略図である。
【図3】 他の参考例を示す画像形成装置の概略図である。
【図4】 図3に示す画像形成装置における排紙部及び画像形成部の拡大概略図である。
【図5】 本発明の一実施例を示す画像形成装置の排紙部の概略図である。
【図6】 図5で示した排紙部の分解斜視図である。
【図7】 出口ガイド板における中継コロ支持構成の要部拡大平面図である。
【図8】 図5で示した排紙部の片面モード構成を示す概略図である。
【図9】 図5で示した排紙部の上方排紙モード構成を示す概略図である。
【図10】 図5で示した排紙部の側面カバーを開放した状態を示す概略図である。
【図11】 片面モード構成を示す排紙部の概略図である。
【図12】 図11で示した排紙部の側面カバーを開放した状態を示す概略図である。
【符号の説明】
11 感光体
12 帯電器
14 現像装置
15 転写装置
16 クリーニングユニット
21 コンタクトガラス
22 転写ベルト
30 給紙装置
40 光書込み装置
50 定着装置
60 画像形成部
61 排紙トレイとしての上面部
70、100 排紙部
71、128 側面カバー
72 片面用出口ガイド板
73 上排紙ガイド板
82 両面用出口ガイド板
88、103 進路切換部材
89a、89b、123、132 中継コロ
90 両面ユニット
91 反転コロ
92 両面経路
P シート
105 両面用出口ガイド板
120 進路切換部材駆動手段としてのソレノイド
125 中継コロ駆動手段としての駆動ギヤ
128 側面カバー
128a 受入口

Claims (2)

  1. 像担持体上に形成された像をシートに転写し、定着装置で定着して画像を形成する画像形成部と、この画像形成部の下方に設けられた上記シートを上記画像形成部に搬送する給紙装置と、上記画像形成部の上方に設けられ、上記シートを積載する排紙トレイを有する排紙部と、上記シートの搬送路を開放する側面カバーと、この側面カバーの外側に配置され、上記シートを反転させる両面ユニットと、上記定着装置からのシートを上記排紙トレイ又は上記両面ユニットに選択的に案内する進路切換部材とを具備し、
    上記シートを上記給紙装置より略鉛直に搬送しつつ上記シートに上記画像形成部にて画像を形成し、画像が形成されたシートを上記排紙トレイへ排出する画像形成装置において、
    上記両面ユニットは画像形成装置本体に対して着脱自在であり、上記側面カバーは、上記定着装置から排出されるシートを上記両面ユニットへ案内する両面用出口ガイド板と、上記排紙部から上記両面ユニットへ上記シートを搬送する着脱自在な中継コロとを有し、上記両面ユニットの装着時は、上記両面ユニットが上記側面カバーから離脱した状態の下で上記側面カバーによる上記搬送路の開放時に、上記両面用出口ガイド板と上記中継コロとが上記排紙部における上記シートの排出路を開放し、上記両面ユニットの非装着時は、上記中継コロが取り除かれた状態の下で上記側面カバーによる上記搬送路の開放時に、上記両面用出口ガイド板が上記排紙部における上記シートの排出路を開放することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記側面カバーが、反転された後に上記両面ユニットから画像形成装置本体内の搬送路に排出されるシートを受け入れる受入口を有していることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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