図1〜図8は、本発明の第1の実施例に係り、図1はその墓1の正面図である。図2は墓1の一部断面の右側面図である。図3は墓1の要部の中央部正面断面図であり、図4は墓1の要部の中央部右側断面図である。
図1、図2に示すように、本墓1は、地面S上に石又はコンクリート製の左右側壁21,22及び前後側壁23,24に周りを囲まれた納骨室20を有する。左側壁21には、図2に示すように、通風を妨げない防虫網状部材(例えばステンレス鋼製網等)を有する第1の換気口28Lが設けられ、同様に、右側壁22にも、図示されないが、通風を妨げない防虫網状部材(例えばステンレス鋼製網等)を有する第2の換気口28Rが設けられている。前記第1の換気口28L、第2換気口28Rは共に図示しないが外気と連通しており、納骨室20に空気を導入し得る。そして納骨室20の上部開口20Uは、図2に示すように、芝台2と、花立・水鉢付き一体化香炉31とによって覆われている。詳しく述べれば、芝台2と、この芝台2の前方に納骨室柱25、25と芝台2とに当接支持された花立・水鉢付き一体化香炉31を形成する、支持部材37と中蓋57とによって覆われている。この中蓋57と支持部材37とは、後述するように、花立・水鉢付き一体化香炉31を形成する部材の一部である。また、納骨室20の底面部には、骨壷C中のお骨を土に返し埋めるための地面露出部S1が設けられている。
図1、図2に示すように、左右側壁21,22の内面には、溝21a,22aが水平に延在し、納台29の左右の両端部が前記溝21a,22a内に嵌挿され、水平方向に摺動自在となっている(図2では右側面22と溝22aは表示されていない。)。納骨室20の前方の地面S上には台石13を配置し、この上面に、横石26を挟持し、且つ、前側壁23の開閉を案内する左右一対の納骨室柱25,25が配置されている。この納骨室柱25,25の上端面は、前記左右側壁21,22の上端面と面一致に構成され、花立・水鉢付き一体化香炉31の土台である支持部材37を下側から支持している。そして、左右の納骨室柱25,25間に挟持されている下部の前記横石26により、雨水等が納骨室20に流入することを防いでいる。
本墓1において、納骨室20の上部開口20Uは、芝台2と、この芝台2の前方にて、花立・水鉢付き一体化香炉31を形成する、支持部材37及び支持部材37を介して配置された中蓋57とによって覆われていることは前記した。図3、図4を参照して、芝台2の中央部に上下方向に貫通する嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)2aが設けられ、この嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)2aの上方端部を前後方向に横断して上部キー溝(下の半割り凹部)2cが設けられている。そして、例えばスエージング加工等にて拡径された中空部材41の一方端(下方端の拡径部)41aの上方近傍に設けられたキー溝孔41b内に板状キー45を挿通させてから、芝台2の貫通する前記嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)2aに挿入し、その段部の上面に、拡径された中空部材41の一方端(下方端の拡径部)41aを当接させて落下防止し、そして、板状キー45の下半分を、前記上部キー溝(下の半割り凹部)2c内に挿入させる。
そして、芝台2の中央部の貫通する嵌め込み穴(下方がすぼまる段付き穴)2aから、上方に中空部材41の他方端(上方端で、後述する印籠継手の差し口を形成する)41cを突出させる。次に、芝台2の中央部の貫通する嵌め込み穴(下方がすぼまる段付き穴)2aと中空部材41の周囲の空間内に緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材41が芝台2の中央部の貫通する嵌め込み穴(下方がすぼまる段付き穴)2aの中心より垂直上方向に屹立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝2cから突出する状態となる。即ち、この状態になるように、各部材の寸法関係が設定されている。
次に、中台3を用意する。この中台3は、中央部に上下方向に貫通する嵌め込み孔3aが貫通され、この嵌め込み孔3aの下と上の両端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)3bと上部キー溝(下の半割り凹部)3cとが設けられている。そして、この中台3を、芝台2の上面より垂直上方向に起立している中空部材41の他方端(上方端で、第1の印籠継手の差し口を形成する)41cの上方から、この中台3の嵌め込み孔3aと下部キー溝(上の半割り凹部)3bとを、中空部材41と板状キー45とに被挿する。
中空部材41の他方端(上方端で、後述する第1の印籠継手の差し口を形成する)41cが、中台3の貫通する嵌め込み孔3aの上下方向の中間部に位置し、芝台2の上面より略半分の高さの突出していた部分の板状キー45が下部キー溝(下の半割り凹部)3b内に収納され、且つ、芝台2の上面と中台3の下面とが密着するように、各部材の寸法関係が設定されている。即ち、下の半割り凹部2cと上の半割り凹部3bとでキー収納空間を形成して、板状キー45を収納配設している。
次に、例えばスエージング加工等で拡径された中空部材42の一方端(下方端で、後述する第1の印籠継手の受け口を形成する拡径部)42aの上方にキー溝孔42bを貫通させ、他方端(上方端で、後述する第2の印籠継手の差し口を形成する)42cを有する中空部材42を用意し、前記キー溝孔42bに板状キー45を挿通させた中空部材43の拡径された一方端42aを、中台3の差し込み孔3aの中間部に位置する第1の印籠継手の差し口を形成する41cに被挿し、中空部材41と中空部材43とを第1の印籠継手にて接続すると共に、板状キー45の下半分を上部キー溝(下の半割り凹部)3c内に挿入する。(尚、印籠継手の受け口と差し口は逆の位置でもよい。)
そして、中台3の中央部の貫通する嵌め込み孔3aと第1の印籠継手にて接続された中空部材41と中空部材42との周囲の空間内に、中台3の嵌め込み穴3aの上端部から緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材42が中台3の中央部を貫通する嵌め込み孔3a中心より垂直上方向に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝(下の半割り凹部)3cから突出する状態となる。このような状態となるように各部材の寸法関係が設定されている。
次に、上台4を用意する。この上台4は、中央部の上下方向に貫通する嵌め込み孔4aを設け、この嵌め込み孔4aの下と上の両端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)4bと上部キー溝(下の半割り凹部)4cとが設けられている。そして、この上台4の嵌め込み孔4aと下部キー溝(上の半割り凹部)4bとを、中台3の嵌め込み穴3aより垂直上方に起立する中空部材42と前記キー溝穴42bに挿通した板状キー45とに被挿する。そして、前記上部キー溝(下の半割り凹部)3cから略半分の高さの突出した部分の板状キー45が、下部キー溝(上の半割り凹部)4b内に収納され、且つ、中台3の上面と上台4の下面とが密着するように載置する。即ち、中空部材42の他方端(上方端で、後述する第2の印籠継手差し口を形成する)42cが、上台4の貫通する嵌め込み孔4aの上下方向の中間部に位置し、中台3の上面より、略半分の高さの突出していた部分の板状キー45が、下部キー溝(上の半割り凹部)4b内に収納され、且つ、中台3の上面と上台4の下面とが密着するように、各部材の寸法関係が設定されている。即ち、下の半割り凹部3cと上の半割り凹部4bとでキー収納空間を形成して、板状キー45を収納配設している。
次に、例えば、スエージング加工等で、拡径された中空部材32の一方端(下方端で、後述する第2の印籠継手受け口を形成する)43aの上方にキー溝孔43bを、更に、その上方に他の別のキー溝孔43cを各々貫通させ、他方端(上方端で、後述する第2の印籠継手の差し口を形成する)43dを有する中空部材43を用意する。そして、拡径された一方端43aに近いほうのキー溝孔43bに板状キー45を挿通させて、この中空部材43の拡径された一方端43aを、上台4の嵌め込み孔4aの中間部に位置する第2の印籠継手の差し口を形成する42cに被挿し、中空部材42と中空部材43とを第2の印籠継手にて接続すると共に、板状キー45の下半分を上部キー溝(下の半割り凹部)4c内に挿入する。(尚、印籠継手の差し口と受け口とは逆の位置でも良い)
そして、上台4の中央部を貫通する嵌め込み孔4aと、第2の印籠継手にて接続された中空部材42,43との周囲の空間内に上台4の嵌め込み孔4aの上端部から、緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより、中空部材43が上台4の嵌め込み穴4a中心より垂直上方に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝(下の半割り凹部)4cから突出する状態となる。
次に、上下蓮華5を用意する。この上下蓮華5は、中央部を上下方向に貫通する嵌め込み孔5aを設け、この嵌め込み孔5aの下と上の両端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)5bと上部キー溝(下の半割り凹部)5cが設けられている。そして、この上下蓮華5の嵌め込み孔5aと下部キー溝(上の半割り凹部)5bとを、上台4の嵌め込み孔4aより垂直上方に起立する中空部材43と前記キー溝孔43bに挿通した板状キー45に被挿し、上下蓮華5を上台4上に載置し、上台4の上面と上下蓮華5の下面とを密着させる。
次に、竿石6を組み込む前に、上下蓮華5の中央部を上下方向に貫通する嵌め込み孔5aを横断する上部キー溝5cに対応し、且つ、上下蓮華5の上面に沿って横から板状キー45が挿通し得るように、他のキー溝孔より上下方向に長めに中空部材43に形成された貫通横断するキー溝孔43cに板状キー45を挿通させてから、更に、この板状キー45を下方に移動させ、前記上下蓮華5の上部キー溝(下の半割り凹部)5c内にこの板状キー45の高さ方向の略下半分を挿入させる。即ち、前記上下蓮華5の上面より突出している中空部材43のキー溝穴43cに横方向から板状キー45を挿通させ、更に、下方向に平行移動させて上部キー溝(下の半割り凹部)5c内に挿入した板状キー45の高さ方向の略上半分が上下蓮華5の上面より突出し得るように各部材の寸法関係が設定されている。
次に、嵌め込み孔5aと中空部材43との間の空間内とに、上下蓮華5の嵌め込み孔5aの上端部より、緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材43が上蓮華5の中央部の貫通する嵌め込み孔5aの中心より垂直上方向に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝(下の半割り凹部)5cから突出する状態となる。
次に、竿石6を用意する。この竿石6は、縦方向の中央部に貫通する嵌め込み孔6aが設けられ、この嵌め込み孔6aの下端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)6bが設けられ、竿石6の上端部である枠部7とが設けられている。そして、この竿石6の下部キー溝(上の半割り凹部)6b側を下方に向け、竿石6の嵌め込み孔6aを、前記中空部材43の他方端(上方端)43dから被挿する。そして、前記上部キー溝(下の半割り凹部)5cから略半分の高さの突出した部分の板状キー45が、下部キー溝(上の半割り凹部)6b内に収納され、且つ、上下蓮華5の上面と竿石6の下面とが密着するように載置される。即ち、竿石6が上下蓮華5の上に載置されて、中空部材43の他方端43dが竿石6の嵌め込み孔6aの上下方向の中間部のやや上方寄りに位置し、キー溝孔43cに挿通された板状キー45は、下の半割り凹部5cと上の半割り凹部6bとにより形成されたキー収納空間内に収納された状態になるように、各部材の寸法関係が設定してある。
次に、竿石6の嵌め込み孔6aの上方中間部に位置する中空部材43の他方端(上方端で、後述する第3の印籠継手の差し口を形成する)43dに、両端部を、例えばスエージング加工等で拡径された中空部材44の一方端(下方端の拡径部)44aを被挿する。即ち、中空部材43と中空部材44とを第3の印籠継手にて接続する。そして、中空部材44の、例えばスエージング加工等で拡径された他方端(上方端で、複数の通気口44cを設けてある)44bが竿石6の上端に設けられた通気路7g内に突出している。次に、嵌め込み孔6aと中空部材43及び中空部材44との間の空間内に、嵌め込み穴6aの上方端から、緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材44が竿石6の中央部の貫通する嵌め込み孔6aの中心より通気路7gに垂直上方向に起立することになる。
尚、中空部材44の拡径部の他方端(上方端)44bには、周囲に複数の通気口44cが設けてある。中空部材44の他方端(上方端で、周囲に複数の通気口44cのある拡径部)44bは、後述する第4の印籠継手の受け口を形成し、後述する中空部材48の一方端(下方端で、周囲に複数の通気口48cがある)48aは後述する第4の印籠継手の差し口を形成し、中空部材44と中空部材48とが第4の印籠継手にて接続される。そして、中空部材48の下方端48aの近傍には複数の通気口48cが設けられ、前記中空部材44の複数の前記通気口44cに対応配置されている。この中空部材44の他方端44bは、後述するように大名形笠石9の下面中心部の円形凹部9bに挿入される。
尚、中空部材41,42、43,44、48や板状キー45等の材質は、ステンレス鋼や銅合金等の錆びにくく曲げや剪断に強い金属等が望ましく、又、緩衝部材47の材質は、ステンレス鋼、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の小球又は小粒径のものであって、比較的熱伝導率良好な材質が望ましいが、砂等であっても構わない。
図5は、竿石と大名形笠石との繋ぎ部の分解斜視図である。竿石6の上端部である枠部7には、前枠7aと左後枠7bと右後枠7cとに囲まれた通気路7gが形成されている。竿石6の上端部である枠部7は、仕切壁状の前枠7aと、左後枠7bと右後枠7cとを配設し、左後枠7bと右後枠7cとの互いに対向する面を挟んで内周面に後U字形溝7dを配設し、この後U字形溝7d内に通風を妨げない防虫網状部材8を嵌め込む。そして、左後枠7bと前枠7aとの対向する面を挟んで内周面に左U字形溝7eを配設し、同様に、右後枠7cと前枠7aとの対向する面を挟んで内周面に右U字形溝7fを配設し、夫々の溝7e,7f,内に夫々通風を妨げない防虫網状部材8を嵌め込む。挿設される通風を妨げない防虫網状部材8は、例えば、ステンレス鋼製の防虫網でもよい。
そして、竿石6の上部である枠部7上に大名形笠石9又は後述する冠形笠石159が載置される。大名形笠石9の下面の四角形凹部9aに前枠7a、左後枠7b及び右後枠7cの夫々の上端部が嵌着される。そして、大名形笠石9の下面中心部の円形凹部9bに前記中空部材48の他方端(上方端)48bが嵌合配置され、そして、前記中空部材48の一方端(下方端で、周囲に複数の通気口48cがある)48aは、前記中空部材44の拡径された他方端(上方端で、周囲に複数の通気口44cがあり、第4の印籠継手の受け口を形成する)44bに挿入される。そして、前記一方端(下方端)48aの近傍に設けられた複数の通気口48cは、前記通気口44cに各々対応する。そして、下方の納骨室20内の空気を芝台2の嵌め込み孔2aから(矢印W1の方向)、各中空部材41,42、43,44,48の中空部を経由して、複数の通気口48c、44cから通気路7gを通り、通風を妨げない防虫網状部材8を通過して外気へ放散する(矢印W3の方向)。
即ち、上下の石の繋ぎ部(ここでは竿石6の上端部である枠部7と大名形笠石9との繋ぎ部)に防虫網状部材8を有する通気路7gを設け、前記納骨室20の上部開口20Uに連通され、前記各墓石の前記各貫通穴内に装着された前記各中空部材の中空部と連通するように、前記通気路7gに面する中空部材の周側部に少なくとも一の(複数の)通気口48c及び44cを有する墓1である。防虫網状部材を有する第1、第2の換気口28L,28Rから流入した、納骨室20内の空気が、中空部を経由して、通気口48c、44cから通気路7gを通り、防虫網状部材8を通過して、外気に放散される空気流の循環(エアサイクル)が発生する。これにより納骨室20が常時乾燥する。この様にして納骨室20のカビ発生を防止する。そして、各台石と各中空部材41,43,44、48との熱による線膨張係数の違いを吸収し得るように各部材の寸法関係を設定してある。
そして、繰返して述べるが、墓1の外部に風が吹いたり外気が暖められると、納骨室20内の空気が、中空部材(41,42、43,44、48)の中空部を通し、更に、複数の通気口48c、44cを通して上方に引張り上げられる(図4中の矢印W1からW3の空気流)。所謂、各中空部材の中空部による煙突効果により、防虫網状部材8を通して外気に放出される。そして、大名形笠石9と枠部7及び防虫網状部材8とにより墓1内部への虫や蛇や雨水の進入を防止できると共に、前記第1の換気口28L及び、第2の換気口28Rから空気が取り入れられ、納骨室20内に補填される。常時発生し得る空気流の循環(エアサイクル)が存在するために、納骨室20内の湿度は低下してカビの発生を防止できる。図3、図4参照。
図3、図4に示すように、芝台2と中台3、中台3と上台4、上台4と上蓮華5,上蓮華5と竿石6との各嵌め込み孔2a、3a、4a、5a、6aに嵌め込まれ、各印籠継手により接続された各中空部材41,42、43,44、48と、各嵌め込み孔と各中空部材との間の空間内に注入された緩衝部材47とにより、地震や強風等に対する倒壊や傾きに耐えることが出来、倒壊時の人身事故を防止できる。更に、各石と各中空部材との衝突による各石の破損を防止出来、且つ、各中空部材のキー溝孔41b、42b、43b、43cに挿通された夫々の板状キー45と、各台石のキー溝2cと3b、3cと4b、4cと5b、5cと6bとにより、積重ねられた各石相互の回転方向のずれを防止できる。加えて各中空部材41,42,43,44,48を各石に合わせて分割して印籠継手にて接続しているので、墓1の組立時に、重い石の高さ方向の移動量が無駄の無い量で済み、取扱容易であり、更に、各石の中央部の嵌め込み孔のために各石の重さが軽くなり取扱が容易となり、一層の作業の安全性の向上が図れる。
更に、図2を参照して、納骨室20の前側壁23は下端部を中心として前側に回動し開放可能かつ上端部を係止部材27で係止して起立状態(閉鎖時)を維持可能な前倒れ扉方式とされている。この前側壁23の前側面上部には、取っ手23a,23aが装着されている。上方の香炉31の中蓋57を外してから、更に、係止部材27を外した後に、取っ手23aは、前側壁23を図2の2点鎖線で示すように前倒しした場合に、拝石14と当接してこの前側壁23の内面が納台29の上面と同一水平レベルとなるように形成されている。
骨壷Cを納骨室20へ収容する場合には、前側壁23を前倒しした後、納台29を図2に示すように左右の溝21a,22a(右側壁22にあり図示されていない)に案内させて前側に引き寄せ、この状態で骨壷Cを前側壁23の内面上を滑らせて納台29近くまで移動させ、納台29上に乗り移らせる。そして、納台29を骨壷Cごと後へ押し込む。次に、骨壷Cを納骨室20から取出す場合には、前側壁23を前倒しした後、納台29を図2に示すように左右の溝21a,22aに案内させて滑らせて前側に引き寄せ、この状態で骨壷Cを納台29上を滑らせ、前側壁23の内面に乗移らせ、前側壁23の内面上を滑らせて手前に取出せば良い。このようにして骨壷Cの納骨室20への収容及び取出しを容易に行える。前側壁23を閉止するのには開放時の手順と逆の手順を実行すれば良い。
図6は、墓1の付属品の花立・水鉢付き一体化香炉31の分解斜視図である。図6では煩雑となるので前扉33Fを省略してあるが、前扉33Fについては図7、図8にて説明する。図7と図8とは、各々花立・水鉢付き一体化香炉31の上蓋34を取外した部分斜視図である。図7は、前扉37Fを上方空間である水平収納部36に設ける部分分解斜視図であり、図8は、前扉37Fを花立・水鉢付き一体化香炉31の前面に引出し、立てかけた部分斜視図である。花立・水鉢付き一体化香炉31の土台である支持部材37が、納骨室柱25,25と左右側壁21,22との上端面にて支持されていることは前述した(図1、図2参照)。この支持部材37において、ほぼ中央に位置して貫通する四角孔37aを有する支持部材37上に、この四角孔37aに着脱可能に被装する中蓋57が配置されていて、雨水等の進入を防止している。この中蓋57には、3個の防虫網付き換気口58が設けられ、この換気口58の奥に左右対称的に一対の蝋燭立53用の取付け穴53a、53a(左側は図示せず)が穿たれ、手前に線香皿51が配置されている(図6、図7参照)。
蝋燭立53の下端部は中蓋57に穿たれた穴53a,53aに嵌め込まれており転倒しないようになっている(左側は図示せず)。線香皿51は線香の燃え滓や灰を捨て易いように中蓋57上に載置してある。この他に仏鈴52(図示せず)等を設けても良い。そして、中蓋57が支持部材37の四角孔37aに対して着脱可能であり、墓参りに来た者が、中蓋57を簡単に取外し、納骨室20内の骨壷Cを見ながら骨壷C内のお骨(魂)に直接供養の言葉等を語りかけることが出来て便利である。
支持部材37上で、中蓋57の後方には後壁33Rが、左右には左側壁32Lと右側壁32Rとが配置されている。右側壁32Rの左方上端部に水平案内部35Rを形成し、この水平案内部35Rの前端部の一部が二手に分岐し、中側に位置する分岐の一方が上方に向かう円弧状部分を形成し(図7参照)、後述する前扉33Fの左右一対の突出部33cの内の右方の突出部33cの案内とストッパー部とを形成し、前方に引出された時の前扉33Fの右上端部の脱落転倒を防止する(図8参照)。そして、水平案内部35Rの前端部の二手に分岐した内の他方(左外側に位置する)が、下方に向かう円弧状部分を形成し、更に、前方下に伸びて右縦案内35b(図7、図8を参照)を形成して、前方に引出された時の前扉33Fの右側部を後方から案内し、支えている。
そして、これと対称的に、左側壁32Lの右方上端部に水平案内部35Lを形成し、この水平案内部35Lの前端部の一部が二手に分岐し、中側に位置する分岐の一方が上方に向かう円弧状部分を形成し(図2、図7、図8を参照)、前扉33Fの左方の突出部33cの案内と、ストッパー部を形成し、前方に引出された時の前扉33Fの左上端部の脱落転倒を防止する。即ち、右側突出部33cには右上方円弧部分が、左側突出部33cには左上方円弧部分が、互いに協力し合って前扉33Fの案内と脱落防止を図っている。そして、水平案内部35Lの前端部の二手に分岐した内の他方(右外側に位置する)が、下方に向かう円弧状部分を形成し、更に、前方下に伸びて左縦案内35a(図2、図7、図8参照)を形成して、前方に引出された時の前扉33Fの左側部を後方から案内し、支えている。即ち、右縦案内35bと左縦案内35aにて前扉33Fを背後から支えることになる。
そして、左側壁32Lの水平案内部35Lと左縦案内35a、及び、右側壁32Rの水平案内部35Rと右縦案内35bとに、案内支持される前記前扉33Fが設けられている。前記前扉33Fの前面下端部に取っ手33aが刻設されていて、前記前扉33Fが、花立・水鉢付き一体化香炉31の前面に立てかけられた状態(図2、図8参照)と、上方の空間である水平収容部36に移動可能(図6、図7参照)となっている。尚、前記前扉33Fは、上方左右両端部に突出部33cが設けられ、水平案内部35Rの分岐の上方に向かう円弧状部分と、水平案内部35Rの分岐の上方に向かう円弧状部分とにより、前方に引出された時の前記前扉33Fが脱落転倒しないような構造になっていると共に、蝋燭立53や線香皿51が風等で転倒や散乱するのを防止できて火災発生防止に役立ち便利である。更に、蝋燭の火や線香の火が消えないように前記前扉33Fには、防虫網状部材付きの複数の通気口33bが設けられている。
そして、前扉33Fの前面に飾りを兼ねた花びら格子が施されていて、花びら格子の間から空気の出入りが可能に防虫網状部材付きの複数の通気口33bが設けられており、前述の防虫網状部材付き換気口58から納骨室20の空気を引出すのを容易にしている(図4及び図10中の空気流W2)。そして、左側壁32Lの中央部に左花立用穴32aとその穴底に水抜き用穴32bを設け、同様に、右側壁32Rの中央部に右花立用穴32cとその穴底に右水抜き用穴32dを設けて、穴底内部に水が溜まらないようにしている(図6参照)。これは水の凍結や汚れ防止のためである。
更に、左側壁32Lと右側壁32Rと、そして、後壁33Rとの上面に、上蓋(天井部材)34が載設される。上蓋(天井部材)34の表面の左右端部近傍に左右飾り突部34a,34bが配置され、その左右飾り突部34a,34bの各々の中心部内側寄りに左右一対の花立用の貫通孔34c、34dが穿設されている。この上蓋(天井部材)34の左右の花立用貫通孔34c、34dは、これら左右の孔の下に対応した位置であって、左右側壁32L、32Rの各々の上面部に左右の花立用穴32a、穴32cとを設け、夫々の花立用貫通孔34cと花立用穴32a及び花立用貫通孔34dと花立用穴32cとの組合せ穴内に、上方から夫々専有の花立38、38が挿着され、前記上蓋34とその下方に配設される左右側壁32L,32Rとを上下に一体的に係合させている。これにより地震時でも花立・水鉢付一体化香炉31は分解したり倒壊せずに一体化が保たれる。更に、上蓋(天井部材)34の表面の左右一対の花立用孔34c、34dの間に左右一対の水鉢用凹部34eが設けられていて、上面に載置される水鉢39の底面裏側に設けられた一対の突部39aがこの左右一対の水鉢用凹部34eに嵌挿され、地震や風等では外れないが、手による着脱は可能であり、水鉢39の水洗い等に便利である。
そして、花立・水鉢付き一体化香炉31は挿入される花立38により、上蓋(天井部材)34と、支持部材37上に載置されている左右側壁32L、32Rとが一体的に係合されていてるので地震時や清掃時には部品が散逸せずまとまっているので便利である。尚、石材製の花立・水鉢付き一体化香炉31において、花立38、水鉢39、線香皿51、仏鈴52、蝋燭立53等はステンレス鋼製等の錆びにくく破損しにくい材質が望ましい。
次に、図9、図10、図11は本発明の第2の実施例に係り、図9は、墓120要部の中央部正面断面図である。図10は、墓120要部の中央部右側断面図である。図11は、竿石の上端部と大名形笠石との繋ぎ部の分解斜視図である。墓120は、図1、図2において上下蓮華5を省略して、下方から順に芝台2、中台3、上台4と積み上げた上に、竿石6を直接載設した形式の墓である。
本墓120において、納骨室20の上部開口部20Uは、芝台122と、この芝台122の前方にて、花立・水鉢付き一体化香炉31を形成する支持部材37及び支持部材37を介して配置された中蓋57とによって覆われている。即ち、上部開口部20Uは、芝台122と、花立・水鉢付き一体化香炉31とにより覆われている。ここで、納骨室20と花立・水鉢一体化香炉31は第1の実施例と同様であり、納骨室20と花立・水鉢付き一体化香炉31に付いては説明を省略する。又、本発明の第1の実施例と同様の場合の部材名と部材符号とに対しては、同一の部材名と部材符号とを使用している。
図9、図10を参照して、芝台122の中央部に上下方向に貫通する嵌め込み孔(下方はすぼまる段付き孔)122aが設けられ、この嵌め込み孔122aの上方端部を前後方向に横断して上部キー溝(下の半割り凹部)122cが設けられている。そして、例えばスエージング加工等にて拡径された中空部材141の一方端(下方端の拡径部)141aの上方近傍に設けられたキー溝孔141b内に板状キー45を挿通させてから、芝台122の前記嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)122aに挿入し、その嵌め込み孔122aの段部の上面に、拡径された中空部材141の一方端(下方端の拡径部)141aを当接させて、落下防止し、そして、板状キー45の下半分を、前記上部キー溝(下の半割り凹部)122c内に挿入させておく。
そして、芝台122の中央部を貫通する嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)122aから上方に前記中空部材141の他方端(上方端で、後述する第1の印籠継手の差し口を形成する)141cを突出させる。次に、芝台122の中央部の貫通する嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)122aと中空部材141の周囲との空間内に緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材141が芝台122の中央部の貫通する嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)122aの中心より垂直上方向に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝122cから突出する状態となる。即ち、この状態となるように、各部材の寸法関係が設定されている。
次に、中台123を用意する。この中台123は、中央部を上下方向に貫通する嵌め込み孔123aが貫通し、この嵌め込み孔123aの下と上の両端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)123bと上部キー溝(下の半割り凹部)123cとが設けられている。そして、この中台123を、芝台122より垂直上方向に起立している中空部材141の他方端(上方端で、第1の印籠継手の差し口を形成する)141cの上方から、この中台123の嵌め込み孔123aと下部キー溝(上の半割り凹部)123bとを、中空部材141と板状キー45とに被挿する。
中空部材141の他方端(上方端で、第1の印籠継手の差し口を形成する)141cが、中台123の嵌め込み孔123a内の中間部に位置し、略半分の高さの突出した部分の板状キー45が下部キー溝(下の半割り凹部)123b内に収納され、且つ、芝台122の上面と中台123の下面とが密着するように、各部材の寸法関係が設定されている。即ち、下の半割り凹部122cと上の半割り凹部123bとでキー収納空間を形成し、板状キー45を収納配設している。
次に、例えば、スエージング加工等で拡径された中空部材142の一方端(下方端で、第1の印籠継手の受け口を形成する拡径部)142aの上方の、中間部にキー溝孔142bを貫通させ、他方端(上方端で、後述する第2の印籠継手の差し口を形成する)142cを有する中空部材142を用意し、前記キー溝孔142bに板状キー45を挿通させてから、中台123の嵌め込み孔123a内の中間部に位置する中空部材141の他方端(上方端で、第1の印籠継手の差し口を形成する)141cに、中空部材142の拡径された下方端142aを被挿させて、中空部材141と中空部材142とを第1の印籠継手にて接続すると共に、キー溝孔142bに挿通された板状キー45の略下方半分を、上部キー溝(下の半割り凹部)123c内に挿入する。
そして、中台123の中央部を貫通する嵌め込み孔123aと第1の印籠継手にて接続された中空部材141と中空部材142との周囲の空間内、中台123の嵌め込み孔123aの上端部から、緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材142が中台123の中央部を貫通する嵌め込み孔123a中心より垂直上方向に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝123cから突出する状態となる。このような状態となるように各部材の寸法関係が設定されている。
次に、上台124を用意する。この上台124は、中央部を上下に貫通する嵌め込み孔124aを設け、この嵌め込み孔124aの下と上の両端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)124bと上部キー溝(下の半割り凹部)124cとが設けられている。そして、この上台124を、中台123より垂直上方向に起立する中空部材142の他方端(上方端で、第2の印籠継手の差し口を形成する)142cの上方から、この上台124の嵌め込み孔124aと下部キー溝(上の半割り凹部)124bとを、中空部材142と板状キー45とに被挿する。
中台123の上面に上台124が載置されると、中空部材142の他方端(上方端で、第2の印籠継手の差し口を形成する)142cが、上台124の嵌め込み穴124a内の中間部に位置し、略半分の高さの突出した部分の板状キー45が下部キー溝(上の半割り凹部)124b内に収納され、且つ、中台123の上面と上台124の下面とが密着するように、各部材の寸法関係が設定されている。そして、下の半割り凹部123cと上の半割り凹部124bとでキー収納空間を形成し、板状キー45を収納配設している。
次に、スエージング加工等で拡径された一方端(下方端で、第2の印籠継手の受け口を形成する拡径部)143aと、中間部よりやや下方寄りにキー溝穴143bを貫通させ、他方端(上方端で、後述する第3の印籠継手を形成する)143cとを有する中空部材143を用意し、前記キー溝孔143bに板状キー45を挿通させた中空部材143の拡径部の下方端143aを、上台124の差し込み孔124a内の中間部に位置する第2の印籠継手の差し口を形成する中空部材142の上方端142cに被挿させて、中空部材142と中空部材143とを第2の印籠継手にて接続すると共に、板状キー45の下半分を上部キー溝(下の半割り凹部)124c内に挿入する。
そして、上台124の中央部の貫通する嵌め込み孔124aと第2の印籠継手にて接続された中空部材142と中空部材143との周囲の空間内とに、上台124の嵌め込み穴124aの上方から緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材143が上台124の中央部の貫通する嵌め込み孔124aの中心より垂直上方向に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝124cから突出する状態となる。
次に、竿石126の縦方向の中央部に貫通する嵌め込み孔126aが設けられ、この嵌め込み孔126aの下端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)126bが設けられ、更に、竿石126の上端部である枠部127が設けられている。そして、この竿石126の下部キー溝(上の半割り凹部)126b側を下方に向け、竿石126の嵌め込み孔126aを、前記中空部材143の他方端(上方端で、後述する第3の印籠継手の差し口を形成する)143cから被挿する。そして、前記上部キー溝(下の半割り凹部)124cから略半分の高さの突出した部分の板状キー45が、下部キー溝(上の半割り凹部)126b内に収納され、且つ、上台124の上面と竿石126の下面とが密着するように載置される。即ち、竿石126が上台124の上に載置されて、中空部材143の他方端143cが竿石6の嵌め込み孔126a内の上下方向の中間部のやや上方に位置し、キー溝孔143bに挿通された板状キー45は、下の半割り凹部124cと上の半割り凹部126bとにより形成されたキー収納空間内に収納された状態になるように、各部材の寸法関係が設定してある。
次に、竿石126の嵌め込み孔126aの上方中間部に位置する中空部材143の他方端(上方端で、後述する第3の印籠継手の差し口を形成する)143cに、両端部を、例えば、スエージング加工等で拡径された中空部材144の一方端(下方端の拡径部)144aを被挿する。即ち、中空部材143と中空部材144とを第3の印籠継手にて接続する。そして、中空部材144の、例えば、スエージング加工等で拡径された他方端(上方端で、複数の通気口144cを設けてある)144bが竿石126の上端に設けられた通気路127g内に突出している。次に、嵌め込み孔126aと中空部材143及び中空部材144との間の空間内に、嵌め込み孔126aの上方端から、緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材144が竿石126の中央部の貫通する嵌め込み孔126aの中心より垂直上方向に起立することになる。
尚、中空部材144の拡径部の他方端(上方端)144bには、周囲に複数の通気口144cが設けてある。この中空部材144の他方端(上方端で、後述する第4の印籠継手の受け口を形成する拡径部)144bには、後述する中空部材148の一方端(下方端で、周囲に、前記複数の通気口144cに対応する複数の通気口148cがあり、後述する第4の印籠継手の差し口を形成する)148aが挿着され、中空部材144と中空部材148とを第4の印籠継手により接続させる。そして、中空部材148の他方端は、大名形笠石129の下面中心部の円形凹部129bに挿着される。そして、中空部材148の下方端148a近傍の複数の通気口148cと、前記中空部材144の複数の前記通気口144cと対応配置されて、各中空部材の中空部と通気路127gとを連通させている。
尚、中空部材141,142、143,144、148や板状キー45はステンレス鋼や青銅等の錆びにくく曲げや剪断に強い金属が望ましく、又、緩衝部材47は前記した通りである。
図11は、竿石と大名形笠石との繋ぎ部の分解斜視図である。竿石126の上端部である枠部127には、前枠127aと左後枠127bと右後枠127cとに囲まれた通気路127gが形成されている。竿石126の上端部である枠部127には、仕切壁状の前枠127aと、左後枠127bと右後枠127cとを配設し、左後枠127bと右後枠127cとの互いに対向する内周面に後U字形溝127dを有し、この後U字形溝127dに防虫網状部材8を嵌め込む。左後枠127bと前枠127aとの互いに対向する内周面に左U字形溝127eを有し、同様に、右後枠127cと前枠127aとの互いに対向する内周面に右U字形溝127fを有し、左U字形溝127eと右U字形溝127fとに通風を妨げない夫々防虫網状部材8を嵌め込む。
そして、この竿石126の上端部である枠部127上に大名形笠石129が載置される。大名形笠石129の下面の四角形凹部129aが被着され、大名形笠石129の下面中心部の円形凹部129bには前記中空部材148の他方端(上端部)148bが嵌合配置されると共に、一方端(下方端)148aは、前記中空部材144の上方端144bの拡径部内に挿入され、中空部材144と、148とが印籠継手にて接続される。この場合に印籠継手の部位の中空部材144と148とに、互いに複数の通気口144cと148cとを対応一致するように設け、しかもこれらの通気口144cと148cが前記通気路127gに面しており、下方の納骨室20の空気を芝台122の嵌め込み孔122aから(矢印W1)、各中空部材の中空部を経由し、複数の通気口144c、148cから前記通気路127gを通り、防虫網状部材8を通過して外気に放散する(矢印W3)。納骨室20には空気が夫々換気口28Lと28R(図示せず)により流入される。この様にして常時空気流の循環が存在し得るために、納骨室20内のカビ発生が防止される。勿論、各石と中空部材との熱による線膨張係数の違いを吸収し得るような構造寸法になっている。(図9、図10参照)
この様に、上下の石の繋ぎ部(ここでは竿石126の上端部である枠部127と大名形笠石129との繋ぎ)に防虫網状部材8を有する通気路127gを設け、前記納骨室20の上部開口20Uに連通され、前記各石の各貫通孔である嵌め込み孔内に挿着された前記各中空部材の各中空部と連通するように、前記通気路127gに面する中空部材の周側部に少なくとも一の(複数の)通気口144c、148cを有する墓120防虫網状部材を有する第1、第2の換気口28L,28R(図示せず)から流入した納骨室20内の空気が各中空部材の各中空部を経由して通気口144c、148cから通気路127gを通り、防虫網状部材8を通過して外気に放散する空気流の循環(エアサイクル)が発生する。これにより、納骨室20内が常時乾燥する。
そして、墓120の外部に風が吹いたり、外気及び中空部材内の空気が暖められると、納骨室20内の空気が、中空部材(141,142、143,144、148)の中空部を通り、更に、複数の通気口148c、144cを通して上方に引張り上げられる。所謂、各中空部材の中空部による煙突効果により、防虫網状部材8を通して外気に放出される(図10中の空気流W1とW3)。即ち、大名形笠石129と竿石の上端部である枠部127と防虫網状部材8とにより墓120内部への虫や蛇や雨水の進入を防止できると共に、前記第1の換気口28Lと第2の換気口28Rから取り入れられ、納骨室20内に充填される。常時、空気流の循環(エアサイクル)が存在し得るために、納骨室20内の湿度は低下してカビの発生を防止できる。図9、図10参照。
図9、図10に示すように、芝台122と中台123、中台123と上台124、上台124と竿石126との各嵌め込み孔122a、123a、124a、126aに嵌め込まれ、各印籠継手により接続された各中空部材141,142、143,144、148と、各嵌め込み孔と各中空部材との間の空間内に注入された緩衝部材47とにより、地震や強風等に対する倒壊や傾きに耐えることが出来、倒壊時の人身事故を防止出来る。更に、各石と各中空部材との衝突による石の破損を防止出来、且つ、各中空部材のキー溝穴141b、142b、143bに挿通された夫々の板状キー45と、各石のキー溝122cと123b、123cと124b、124cと126bとにより、積重ねられた石相互の回転方向のずれを防止できる。加えて各中空部材を141,142、143,144、148と各石に合わせて分割して印籠継手にて接続しているので、墓120の組立作業時に、重い石の高さ方向の移動距離がより少なくて済み、そして、各石の中央の貫通する嵌め込み孔により各石の重さが軽くなり、一層の取扱が容易となり作業の安全性の向上が図れる。
図12、図13、図14は、本発明の第3の実施例に係り、図12はその墓151の正面図である。図13は墓151の一部断面の右側面図である。図14は、竿石6と冠形笠石159との繋ぎ部の分解斜視図である。
図12、図13に示すように、本墓151は、図1、図2の墓1における大名形笠石9に対して冠形笠石159が異なるのみであり、その他の芝台2、中台3、上台4、上蓮台5、竿石6と納骨室20と花立・水鉢付き香炉31は同一であるから、竿石6と冠形笠石159との繋ぎ部について説明して、その他の部材の説明等は省略する。
図12、図13、図14を参照して、竿石6の上端部である枠部7には、前枠7aと左後枠7bと右後枠7cとに囲まれた通気路7gが形成されている。竿石6の上端部である枠部7は、仕切壁状の前枠7aと、左後枠7bと右後枠7cとを配設し、左後枠7bと右後枠7cとの互いに対向する面を挟んで内周面に後U字形溝7dを配設し、この後U字形溝7d内に通風を妨げない防虫網状部材8を嵌め込む。そして、左後枠7bと前枠7aとの対向する面を挟んで内周面に左U字形溝7eを配設し、同様に、右後枠7cと前枠7aとの対向する面を挟んで内周面に右U字形溝7fを配設し、夫々の溝7e,7f,内に夫々通風を妨げない防虫網状部材8を嵌め込む。挿設される通風を妨げない防虫網状部材8は、例えば、ステンレス鋼製の防虫網でもよい。
そして、竿石6の上端部である枠部7の上に冠形笠石159が載置される。冠形笠石159の下面の四角形凹部159aに前枠7a、左後枠7b及び右後枠7cの夫々の上端部が嵌着される。そして、冠形笠石159の下面中心部の円形凹部159bに中空部材48の他方端(上方端)48bが嵌合配置され、そして、前記中空部材48の一方端(下方端で、周囲に複数の通気口48cがある)48aは、前記中空部材44の拡径された他方端(上方端で、周囲に複数の通気口44cがあり、印籠継手の受け口を形成する)44bに挿入される。そして、前記一方端(下方端)48aに設けられた複数の通気口48cは、前記通気口44cに各々対応する。そして、下方の納骨室20内の空気を芝台2の嵌め込み孔2aから(矢印W1の方向)、各中空部材41,42(図示省略)、43(図示省略),44,48の中空部を経由して、複数の通気口48c、44cから通気路7gを通り、通風を妨げない防虫網状部材8を通過して外気へ放散する(矢印W3の方向)。
即ち、上下の石の繋ぎ部(ここでは竿石6の上端部である枠部7と冠形笠石159との繋ぎ部)に防虫網状部材8を有する通気路7gを設け、前記納骨室20の上部開口20Uに連通され、前記各石の前記各貫通孔内に挿着された前記各中空部材の各中空部と連通するように、前記通気路7gに面する中空部材の周側部に少なくとも一の(複数の)通気口48c及び44cを有する墓151である。この様にして納骨室20内外に空気流の循環(エアサイクル)が発生するので、納骨室20内が乾燥し、納骨室20のカビ発生を防止する。そして、各石と各中空部材41,42(図示せず)、43(図示せず),44、48との熱による線膨張係数の違いを吸収し得るように各部材の寸法関係を設定してある。
そして、墓151の外部に風が吹けば納骨室20内の空気が、中空部材(41、42、43、44、48)の中空部を通し、更に、複数の通気口48c、44cを通して上方に引張り上げられる(図13中の空気流W1から空気流W3)。所謂、各中空部材の中空部による煙突効果により、防虫網状部材8を通して外気に放出される。そして、冠形笠石159と枠部7及び防虫網状部材8とにより墓159内部への虫や蛇や雨水の進入を防止できると共に、前記防虫網付き第1の換気口28L及び、第2の換気口28R(図示せず)から空気が取り入れられ、納骨室20内に補填される。常時、空気流の循環が存在し得るために、納骨室20内の湿度は低下して乾燥し、カビの発生を防止できる。図12、図13、図14参照。(図示しない部分は、図1〜図4を参照)
図12、図13、図14に示すように、芝台2と中台3、中台3と上台4、上台4と上下蓮華5,上下蓮華5と竿石6との各嵌め込み孔2a、3a、4a、5a、6a(3a,4a,5aは図示せず)に嵌め込まれ印籠継手により接続された中空部材41,42(図示せず)、43(図示せず),44、48と、各嵌め込み穴と各中空部材との間の空間に注入された緩衝部材47(図示せず)とにより、地震や強風等に対する倒壊や傾きに耐えることが出来、倒壊時の人身事故を防止出来る。更に、各墓石と各中空部材との衝突による各墓石の破損を防止出来、且つ、各中空部材のキー溝穴(図示せず)41b、43b、43cに挿通された夫々の板状キー45と、各台石のキー溝(図示せず)2cと3b、3bと4b、5cと6bとにより、積重ねられた墓石相互の回転方向のずれを防止できる。(図示しない部分は、図1〜図4を参照)加えて、中空部材を各石に合わせて分割して、印籠継手にて接続しているので、墓159の組立作業時に、高さ方向の移動距離を適切に出来、取扱が容易であり、作業の安全性の向上が図れる。そして、各石の中央部の貫通する嵌め込み孔のためにいしの重さが軽くなり取扱が容易となる。
図15、図16、図17は、本発明の第4の実施例に係り、図15はその墓161の一部断面の正面図である。図16は墓161の一部断面の右側面図である。図17は、中台と上蓮華165と竿石159との繋ぎ部の分解斜視図である。
本墓161において、納骨室20の上部開口部20Uは、芝台162と、この芝台162の前方にて、花立・水鉢付き一体化香炉31を形成する支持部材37及び支持部材37を介して配置された中蓋57とによって覆われている。即ち、上部開口部20Uは、芝台122と、花立・水鉢付き一体化香炉31とにより覆われている。ここで、納骨室20と花立・水鉢一体化香炉31は第1の実施例と同様であり、納骨室20と花立・水鉢付き一体化香炉31に付いては説明を省略する。又、本発明の第1の実施例と同様の場合の部材名と部材符号とに対しては、同一の部材名と部材符号とを使用している。
図15、図16を参照して、芝台162の中央部の上下方向に貫通する嵌め込み孔(下方はすぼまる段付き孔)162aが設けられ、この嵌め込み孔162aの上方端部を前後方向に横断して上部キー溝(下の半割り凹部)162cが設けられている。そして、例えばスエージング加工等にて拡径された中空部材181の一方端(下方端の拡径部)181aの上方近傍に設けられたキー溝孔181b内に板状キー45を挿通させてから、芝台162の前記嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)162aに挿入し、その嵌め込み孔162aの段部の上面に、拡径された中空部材181の一方端(下方端の拡径部)181aを当接させて、落下防止し、そして、板状キー45の下半分を、前記上部キー溝(下の半割り凹部)162c内に挿入させておく。
そして、芝台162の中央部を貫通する嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)162aから上方に前記中空部材181の他方端(上方端で、後述する第1の印籠継手の差し口を形成する)181cを突出させる。次に、芝台162の中央部の貫通する嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)162aと中空部材181の周囲との空間内に緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材181が芝台162の中央部の貫通する嵌め込み孔(下方がすぼまる段付き孔)162aの中心より垂直上方向に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝162cから突出する状態となる。即ち、この状態となるように、各部材の寸法関係が設定されている。
次に、中台163を用意する。この中台163は、中央部を上下方向に貫通する嵌め込み孔163aが貫通し、この嵌め込み孔163aの下と上の両端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)163bと上部キー溝(下の半割り凹部)163cとが設けられている。そして、この中台163を、芝台162より垂直上方向に起立している中空部材181の他方端(上方端で、第1の印籠継手の差し口を形成する)181cの上方から、この中台163の嵌め込み孔163aと下部キー溝(上の半割り凹部)163bとを、中空部材181と板状キー45とに被挿する。
中空部材181の他方端(上方端で、第1の印籠継手の差し口を形成する)181cが、中台163の嵌め込み孔163a内の中間部に位置し、略半分の高さの突出した部分の板状キー45が下部キー溝(下の半割り凹部)163b内に収納され、且つ、芝台162の上面と中台163の下面とが密着するように、各部材の寸法関係が設定されている。即ち、下の半割り凹部162cと上の半割り凹部163bとでキー収納空間を形成し、板状キー45を収納配設している。
次に、例えば、スエージング加工等で拡径された中空部材182の一方端(下方端で、第1の印籠継手の受け口を形成する拡径部)182aの上方の、中間部にキー溝孔182bを貫通させ、他方端(上方端で、後述する第2の印籠継手の差し口を形成する)182cを有する中空部材182を用意し、前記キー溝孔182bに板状キー45を挿通させてから、中台163の嵌め込み孔163a内の中間部に位置する中空部材181の他方端(上方端で、第1の印籠継手の差し口を形成する)181cに、中空部材182の拡径された下方端182aを被挿させて、中空部材181と中空部材182とを第1の印籠継手にて接続すると共に、キー溝孔182bに挿通された板状キー45の略下方半分を、上部キー溝(下の半割り凹部)163c内に挿入する。
そして、中台163の中央部を貫通する嵌め込み孔163aと第1の印籠継手にて接続された中空部材181と中空部材182との周囲の空間内、中台163の嵌め込み孔163aの上端部から、緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。これにより中空部材182が中台163の中央部を貫通する嵌め込み孔163a中心より垂直上方向に起立すると共に、板状キー45の上半分が上部キー溝163cから突出する状態となる。このような状態となるように各部材の寸法関係が設定されている。(図16、図17参照)
次に、上蓮華164を用意する。この上蓮華164は、中央部を上下に貫通する嵌め込み孔164aを設け、この嵌め込み孔164aの下と上の両端部を前後方向に横断して下部キー溝(上の半割り凹部)164bと上部キー溝(下の半割り凹部)164cとが設けられ、更に、後述する上蓮華164の上端部である枠部165が設けられている。そして、この上蓮華164を、中台163より垂直上方向に起立する中空部材182の他方端(上方端で、第2の印籠継手の差し口を形成する)182cの上方から、この上蓮華164の嵌め込み孔164aと下部キー溝(上の半割り凹部)164bとを、中空部材182と板状キー45とに被挿する。
中台163の上面に上蓮華164が載置されると、中空部材182の他方端(上方端で、第2の印籠継手の差し口を形成する)182cが、上蓮華164の嵌め込み穴164aの上方より突出し、そして、略半分の高さの突出した部分の板状キー45が下部キー溝(上の半割り凹部)164b内に収納される。即ち、中台163の上面と上蓮華164の下面とが密着するように、各部材の寸法関係が設定されている。そして、下の半割り凹部163cと上の半割り凹部164bとでキー収納空間を形成し、板状キー45を収納配設している。(図16、図17参照)
図17を参照すると、上蓮華164と竿石166との繋ぎ部分として上蓮華164の上端部である枠部165が形成されている。そして、中空部材182の他方端(上端部で、周囲に複数の通気口182dを有し、第2の印籠継手の受け口を形成する拡径部)182cが上方に突出している嵌め込み穴164aの上方端から、嵌め込み穴164aと中空部材182との間の周囲の空間内に緩衝部材47を偏ることなく均等に注ぎ入れる。
上蓮華164の上端部である枠部165には、前枠165aと左後枠165bと右後枠165cとに囲まれた通気路165gが形成されている。そして、嵌め込み穴164aを貫いた中空部材182の他方端(上方端)182cが複数の通気口182dを、通気路165g内に向けて開口されている。そして、左後枠165bと右後枠165cとの互いに対向する面を挟んで内周面に後U字形溝165dを配設し、この後U字形溝165d内に通風を妨げない防虫網状部材8を嵌め込む。同様に、左後枠165bと前枠165aとの対向する面を挟んで内周面に左U字形溝165eを配設し、更に、右後枠165cと前枠165aとの対向する面を挟んで内周面に右U字形溝165fを配設し、夫々の溝165e,165f,内に夫々通風を妨げない防虫網状部材8を嵌め込む。挿設される通風を妨げない防虫網状部材8は、例えば、ステンレス鋼製の防虫網でもよい。
そして、この上蓮華164の上端部である枠部165の上に竿石166が載置され、竿石166の下面の四角形凹部166aに前枠165a、左後枠165b及び右後枠165cの夫々の上端部が嵌着される。そして、竿石166の下面中心部の円形凹部166bに前記中空部材183の他方端(上方端)183cが嵌合配置される。そして、この中空部材183の一方端(下方端で、周囲に複数の通気口183bを有し、第2の印籠継手の差し口を形成する)183aが、前記中空部材182の他方端(上方端で、周囲に前記通気口183bに対応する複数の通気口182dを有する拡径部)182cと第2の印籠継手を形成して、中空部材182と中空部材183とを接続する。そして、そこに複数の通気口182d、183b同士を対応させて通気路167gに開口している。そして、下方の納骨室20内の空気を芝台162の嵌め込み穴162aから(矢印W1の方向)、中空部材181、182,183の中空部を経由して、複数の通気口183b、182dを通り、通気路167gから、通風を妨げない防虫網状部材8を通過して外気へ放散する(矢印W3の方向)。納骨室20の空気は第1、第2の換気口28L,28Rから流入し、更に、花立・水鉢付き一体化香炉31の支持部材37に組込まれている中蓋57の換気口(防虫網状部材付き)58からも前扉33Fの通風口33bを通って外気に放散することも可能である(矢印W2)。図16、図17参照
即ち、各石の上下の繋ぎ部(ここでは上蓮華164と竿石166との繋ぎ部)に防虫網状部材8を有する通気路165gを設け、前記納骨室20の上部開口20Uに連通され、前記各石の前記各貫通孔内に挿着された前記中空部材の中空部から前記通気路165gに面する周側部に少なくとも一の(複数の)通気口183b、182dを通して納骨室20の空気を外気に放散する墓161である。この様にして、即ち、外気と納骨室20内の空気流の循環(エアサイクル)が、常時、発生し得るので、納骨室20のカビ発生を防止する。そして、各石と拡中空部材との熱による線膨張係数の違いを吸収し得るように各部材の寸法関係を設定してある。
そして、墓161の外部に風が吹けば納骨室20内の空気が、各中空部材181、182,183の各中空部を通り、更に、複数の通気口181eを通って上方に引張り上げられる(図16中の矢印W1からW3の空気流)。所謂、各中空部材の各中空部による煙突効果により、防虫網状部材8を通して外気に放出される。そして、上蓮華164の上端部である枠部165の防虫網状部材8と竿石166とにより墓161内部への虫や蛇や雨水の進入を防止できる。第1、第2の換気口28L、28R(図示しない)から取り入れられる納骨室20内の空気は、中空部材181の内部空間(中空部)による煙突効果により、上方に引かれて外部に放出され、納骨室20内の湿度は低下してカビの発生を防止できる。図16参照。
図16に示すように、芝台162と中台163と上蓮華164と竿石166との各嵌め込み穴162a、163a、164a、166bに嵌め込まれる各中空部材181、182,183と、各嵌め込み孔と各中空部材との間の空間内に注入された緩衝部材47とにより、地震や強風等に対する倒壊や傾きに耐えることが出来、更に、各石と各中空部材との衝突による各墓石の破損を防止出来、且つ、各中空部材のキー溝孔181b、182bに挿通された夫々の板状キー45と、芝台162と中台163、中台163と上蓮華164,とのキー溝162cと163b、163cと164bとにより、積重ねられた石相互の回転方向のずれを防止できる。
本発明の第5の実施例として図5、図14、図17等に示す冠形笠石又は大名形笠石の外表面にソーラセルを取付、そのソーラセルで発生した電力で駆動される電動式換気扇を冠形笠石又は大名形笠石内の空間や納骨室20に内蔵して、前記中空部材の中空部を通して上方に空気が引き上げらる煙突効果と相俟って、積極的に納骨室20内を換気することも可能である。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明の範囲は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。