JP3915536B2 - フードリリースレバーの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フードリリースレバーの取付構造に関し、詳しくは、フードリリースレバーをインストルメントパネルに収容されるジャンクションボックスに取付固定するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、図10に示すように、自動車のメンテナンス時などにおいて、エンジンルームを覆うフード(ボンネット)Bを開放するためには、図9(A)に示すように、運転席のインストルメントパネルIの下端に取り付けられたフードリリースレバー1を引っ張ることで行っている。
フードリリースレバー1は、図9(B)に示すように、インストルメントパネルIの下面に突出したブラケット2に回転可能にネジ3で軸着されていると共に、伝達ワイヤ4が室内(X)からエンジンルーム(Y)に配策されており、ユーザがフードリリースレバー1を手前に引っ張ることにより、伝達ワイヤ4を介してフードBが開放される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成とすると、インストルメントパネルIにフードリリースレバー1用のブラケット2を設ける必要があると共に、ネジ留め作業を必要とし作業工数の増加を招いていた。
また、フードリリースレバー1が運転席内においてインストルメントパネルIより下方に突出して配置されているため邪魔となると共に、外見上も好ましくない。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、フードリリースレバーの取り付けを簡素化すると共に、外見上も良好とすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、自動車のフード(ボンネット)を開放するフードリリースレバーの取付構造であって、
インストルメントパネルの内部にジャンクションボックスを収容固定し、該ジャンクションボックスの収容位置のインストルメントパネルの室内側の外面に開口を設けると共に、該開口を閉鎖する化粧板を取り外し可能に設け、
上記ジャンクションボックスはヒューズ・リレー等の取り付けられた正面側が上記開口に面するように配置され、該ジャンクションボックスの下端にレバー取付部を備える凹部を設け、上記レバー取付部にスライド枠を正面側に設けていると共に、該凹部を横断する引掛バーを背面側に設けている一方、上記フードリリースレバーにスライド突起を正面側に設けていると共に、背面側の上面よりフックを立設し、
上記フードリリースレバーのスライド突起を上記レバー取付部のスライド枠にスライド挿入すると共に、上記フックを上記引掛バーに引っ掛けて係止し、上記レバー取付部にフードリリースレバーを取付固定した状態で上記インストルメントパネル内に収容し、
上記化粧板を取り外すことで露出する上記開口をジャンクションボックスのメンテナンス用とフードリリースレバーの操作用とに兼用していることを特徴としているフードリリースレバーの取付構造を提供している。
【0006】
上記構造とすると、フードリリースレバーがインストルメントパネル内に収納されて見えなくなるので、運転席内でフードリリースレバーが邪魔にならないと共に外見上も良好となる。また、フードリリースレバーをジャンクションボックスに取り付けるため、インストルメントパネルに設けていたレバー取付用のブラケットを廃止することができる。
さらに、フードリリースレバーを操作する必要が発生した際には、上記化粧板を取り外すことで上記開口に露出するフードリリースレバーを操作することができる。なお、上記開口および化粧板は、ジャンクションボックスのメンテナンス用と兼用しているので、別途、特別に設ける必要もない。
【0008】
かつ、フードリリースレバーをジャンクションボックスに取り付ける際に、フードリリースレバーをレバー取付部にスライドさせるだけでワンタッチで取り付けることができるので、取り付け作業を簡素化することができる。
また、取り付け後も、フードリリースレバーはジャンクションボックスの正面側で上記スライド突起が上記スライド枠に保持されていると同時に、背面側でも上記フックが上記引掛バーに係止されているので、安定して固定される。
さらに、上記レバー取付部はジャンクションボックスの下端の凹部に設けているため、フードリリースレバーを凹部内に収めて取り付けることでジャンクションボックスから突出せず邪魔にならない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
本実施形態のフードリリースレバー20はジャンクションボックス10に取付固定し、該ジャンクションボックス10と共にインストルメントパネルI内に収容している。
【0010】
ジャンクションボックス10は、図1に示すように、ケース11の正面側にリレー収容部13、ヒューズ収容部14を設け、ケース11上端にブラケット15を突設し、ケース11下端の凹部11aにフードリリースレバー20用のレバー取付部12を設けている。
【0011】
詳しくは、図2乃至図4に示すように、レバー取付部12は、背面側下方に傾斜している取付フレーム16と、該取付フレーム16の下面を四角形状に穿設した下面開口17と、該取付フレーム16の正面側の辺の中央を切り欠いた切欠18と、該切欠18の両側の断面L字形状のスライド枠16aと、該取付フレーム16の背面側の辺となる引掛バー16bとを備えている。
【0012】
フードリリースレバー20は、ジャンクションボックス10のレバー取付部12に固定される本体部21に傾動可能なレバー22を軸着している。
本体部21は、該レバー取付部12との対向面となるT字形状の上面部21aと、該上面部21aの正面側で左右に突出したスライド突起21bと、該上面部21aの背面側で上方に折り返し状に突出したフック21cと、該本体部21の正面側で突出した突出部21dとを備えている。
【0013】
レバー22は、上記本体部21の突出部21dに嵌め込まれる凹部22aと、ユーザが手で引っ張る取手部22cと、上記突出部21dと凹部22aとを軸着する軸部22bとを備えている。
【0014】
なお、軸部22b内には、ユーザが取手部22cを引っ張ってレバーを傾動させた際にレバー22を元の位置に復帰させる巻戻コイルばね(図示せず)を備えていると共に、レバー22を傾動する動作を伝達する伝達ワイヤwを本体部21に設けている。
【0015】
次に、フードリリースレバー20のジャンクションボックス10への取付手順を説明する。
図6(A)(B)に示すように、レバー取付部12の下方にフードリリースレバー20を配置した状態から、図中矢印のように、フードリリースレバー20のスライド突起21bを取付フレーム16の下面開口17より挿入し、スライド枠16aにスライド挿入する。また、これと同時に、フードリリースレバー20のフック21cを取付フレーム16の引掛バー16bに背面開口19を通して引っ掛けることにより、フードリリースレバー20を前後両側で取付フレーム16に固定している。
【0016】
上記のように、フードリリースレバー20をジャンクションボックス10のレバー取付部12に取付固定すると、図7に示すように、フードリリースレバー20はジャンクションボックス10のケース11下端の凹部11aに収まって突出しないので、邪魔になることもない。この状態で、図8に示すように、該ジャンクションボックス20と共にフードリリースレバー20をインストルメントパネルI内に収容している。
【0017】
インストルメントパネルIの外面には、図8(A)に示すように、ジャンクションボックス10が配置される位置に開口31を穿設し、該開口31を覆うように化粧板30を設けている。
化粧板30は、図8(B)に示すように、背面の上下に断面L字形状のロック片30a、30bを突設し、該ロック片30a、30bを開口31の上下縁に係止することでロックしている。なお、上側のロック片30bの先端を先細りのテーパー形状とすることで取り外し可能としている。
上記化粧板30を取り外すことで、開口31を通じてジャンクションボックス10のメンテナンスが行えると共に、フードリリースレバー20のレバー22を引っ張ってフードBを開放することができる。
【0018】
上記構成とすると、インストルメントパネルIにブラケットを設ける必要がなく、ネジ留めも廃止できると共に、フードリリースレバー20をワンタッチで簡単に取り付けることができ、作業性も向上する。
【0019】
また、フードリリースレバー20をジャンクションボックス10に固定してインストルメントパネルI内に収容してしまうので、フードリリースレバー20を隠して外観上の見栄えを向上させることができる。さらに、フードリリースレバー20の操作が必要な時には、ジャンクションボックス10用と兼用される化粧板30を取り外して開口31より操作することができる。
【0020】
なお、フードリリースレバー20のジャンクションボックス10への固定手段は、本実施形態のような、スライド突起21bをスライド枠16aにスライド挿入し、かつ、フック21cを引掛バー16bに引っ掛け係止して固定する方法に限定されず、ワンタッチでロック固定できるものであればよい。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、フードリリースレバーがインストルメントパネル内に収納されて見えなくなるので、運転席でフードリリースレバーが邪魔にならないと共に外見上も良好となる。また、フードリリースレバーをジャンクションボックスに取り付けるため、インストルメントパネルに設けていたレバー取付用のブラケットを廃止できる。
【0022】
さらに、ジャンクションボックスのメンテナンス用と兼用している上記化粧板を取り外すことで、上記開口に露出するフードリリースレバーを操作するとができる。
【0023】
また、上記フードリリースレバーは、上記スライド突起およびフックを上記レバー取付部のスライド枠および引掛バーにスライドさせてワンタッチで取り付けることができるので、ネジ留め作業等を廃止でき取付作業を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るジャンクションボックスの正面図である。
【図2】 ジャンクションボックスの要部拡大図である。
【図3】 ジャンクションボックスの側面図である。
【図4】 ジャンクションボックスの背面図である。
【図5】 フードリリースレバーの斜視図である。
【図6】 (A)(B)はフードリリースレバーのジャンクションボックスへの取付手順を示す説明図である。
【図7】 フードリリースレバーを取り付けたジャンクションボックスの正面図である。
【図8】 (A)(B)はフードリリースレバー付きのジャンクションボックスがインストルメントパネル内に収容された状態を示す図面である。
【図9】 (A)(B)は従来のフードリリースレバーの取付状態を示す図面である。
【図10】 自動車のフードの開閉を示す図面である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス
11 ケース
12 レバー取付部
13 リレー収容部
14 ヒューズ収容部
15 ブラケット
16 取付フレーム
16a スライド枠
16b 引掛バー
17 下面開口
18 切欠
19 背面開口
20 フードリリースレバー
21 本体部
21a 上面部
21b スライド突起
21c フック
22 レバー
22b 軸部
22c 取手部
30 化粧板
31 開口
B フード(ボンネット)
I インストルメントパネル
Claims (1)
- 自動車のフード(ボンネット)を開放するフードリリースレバーの取付構造であって、
インストルメントパネルの内部にジャンクションボックスを収容固定し、該ジャンクションボックスの収容位置のインストルメントパネルの室内側の外面に開口を設けると共に、該開口を閉鎖する化粧板を取り外し可能に設け、
上記ジャンクションボックスはヒューズ・リレー等の取り付けられた正面側が上記開口に面するように配置され、該ジャンクションボックスの下端にレバー取付部を備える凹部を設け、上記レバー取付部にスライド枠を正面側に設けていると共に、該凹部を横断する引掛バーを背面側に設けている一方、上記フードリリースレバーにスライド突起を正面側に設けていると共に、背面側の上面よりフックを立設し、
上記フードリリースレバーのスライド突起を上記レバー取付部のスライド枠にスライド挿入すると共に、上記フックを上記引掛バーに引っ掛けて係止し、上記レバー取付部にフードリリースレバーを取付固定した状態で上記インストルメントパネル内に収容し、
上記化粧板を取り外すことで露出する上記開口をジャンクションボックスのメンテナンス用とフードリリースレバーの操作用とに兼用していることを特徴としているフードリリースレバーの取付構造。
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