JP3957433B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャイルドシートを取り付けるようにした車両用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、チャイルドシートを車両用シートに取り付ける場合には、チャイルドシートの下部をシートベルト等により車両用シートに固定するのが一般的であるが、チャイルドシートの上部についても、チャイルドシートの上端に装備されたフックを、車両用シートのシートバックの背面又は車室内に設けてあるテザーアンカに対し係止して固定するようにしたものが提案されている。
【0003】
図20は前述した車両用シート1の一例を示す斜視図であって、2はシートクッション、3は該シートクッション2に対して折り畳み可能に構成されたシートバック、4は車両用シート1に取り付けたチャイルドシートを示し、該チャイルドシート4を固定するにあたっては、チャイルドシート4の下部に穿設したベルト挿通孔5にシートベルト6を挿通して該シートベルト6を車体側に固定し、チャイルドシート4の上端にベルト7を介して装備されているフック8を、シートバック3の背面に配置されているテザーアンカ9に係止することにより、チャイルドシート4の上部をシートバック3の上部10に固定している。
【0004】
図21及び図22はテザーアンカの別の配置例を示しており、ここに図示する例では、自動車のリヤシート後部のパーセルボード11で構成されている取付部12に、以下に詳述する如きテザーアンカ14がテザーアンカカバー13に被覆された状態で配置されている。
【0005】
即ち、特に図22に詳細を示しているように、テザーアンカカバー13は、パーセルボード11及びその下側のパーティションパネル15を貫通しているボルト16と、これに螺合させたナット17とによって、テザーアンカ14と共にパーセルボード11の上面に一体的に組み付けられており、このテザーアンカカバー13の上部は、薄肉部18を回動中心として上方に開くことができるようになっており、又、前記テザーアンカ14の先端部側には、適宜な大きさの係止孔19が穿設されている。
【0006】
そして、チャイルドシートを使用しない時には、テザーアンカ14にテザーアンカカバー13を被せてテザーアンカ14を外部から見えないようにしておき、チャイルドシートを使用する時にテザーアンカカバー13を開き、図20の従来例の場合と同様に、チャイルドシート4の上端に対しベルト7を介して連結されているフック8を、前記テザーアンカ14の係止孔19に係合してチャイルドシートを固定するようにすれば良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図20に示した従来構造においては、シートバック3の背面にテザーアンカ9が突出しているので見栄えが悪く、シートバック3を折り畳んだ際における積荷性が悪くなると共に、乗員の行動の妨げにもなって居住性が悪くなるという不具合があり、他方、図21に示した従来構造においては、非使用時にテザーアンカカバー13によりテザーアンカ14の露出を防ぐように考慮しているものの、テザーアンカカバー13自体がパーセルボード11表面から上方へ大きく突出してしまうので、それほど見栄えが良くなるというわけではなく、しかも、フック8を係合した使用時には、テザーアンカカバー13内部やテザーアンカ14が露出することになるので、図20のものと同様に見栄えが悪くなるという問題が依然として残っていた。
【0008】
本発明は、上述の実情に鑑みて成したもので、チャイルドシートの上部を固定するためのテザーアンカを備えた車両用シートの見栄えを改善すると共に、積荷性や居住性の悪化を回避することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シートバックの背面に配置されたテザーアンカに対し、チャイルドシートの上端に装備されたフックを係止せしめて前記チャイルドシートの上部を固定し得るようにした車両用シートにおいて、前記テザーアンカをシートバックフレームに固着すると共に、前記フックの係止操作軌道に沿う切欠部を開口したカバーにより前記テザーアンカの被係止部位を除いた大半の部分を被覆し、前記カバーの上端付近を除いた外周部分に、シートバックボードの厚みと略一致する段差部を設け、前記カバーの上端付近から下方へ向けた所要範囲に、テザーアンカに係止したフックを干渉なく収容し得るようフック収容空間を確保したことを特徴とするものである。
【0010】
而して、このようにすれば、テザーアンカにおけるフックを係止するための被係止部位を除いた大半の部分がカバーにより被覆され、しかも、テザーアンカをカバーで被覆したまま切欠部を通してカバー内のテザーアンカにフックが係止されるようになっているので、テザーアンカの露出や突出が極力防止されることになる。
【0011】
、カバーの上端付近を除いた外周部分に、シートバックボードの厚みと略一致する段差部を設け、前記カバーの上端付近から下方へ向けた所要範囲に、テザーアンカに係止したフックを干渉なく収容し得るようフック収容空間を確保しているので、カバーがシートバックボードから突出せず、フックをテザーアンカに係止した後にもフックの突出が生じなくなる。
【0012】
更に、本発明においては、カバーの切欠部を閉塞する蓋を備えることが好ましく、このようにすれば、カバーの切欠部を蓋で閉塞することにより前記切欠部の内部を全く見えない状態に保持することが可能となり、見栄えを更に向上することが可能となる。
【0013】
又、前記蓋はカバーと一体成形することが好ましく、このようにすれば、テザーアンカ使用時における蓋の紛失を防止することが可能であり、しかも、部品点数を削減して組み付け工数を削減することも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0015】
図1〜図12は本発明を実施する形態の一例を示すもので、本形態例においては、図1及び図2に示す如きテザーアンカ21を、例えば図3に示す如き車両用シート1におけるシートバック3の背面に配置し、このテザーアンカ21をカバー20により被覆した構造を採用しており、該カバー20に開口した切欠部28を通して、チャイルドシート4(図20参照)の上部を固定するためのフック8を係止せしめるようにしてある。
【0016】
ここで、テザーアンカ21は、特に図2に示す如く、その上下方向の中間部を屈曲部32として上半分を手前側で、下半分を奥側で夫々鉛直に起立させたクランク型の断面形状を有し、その屈曲部32から下半分に亘る部位を、シートバック3の背面深部におけるシートバックフレーム37に対し溶接などにより固着されており、屈曲部32から上半分に亘る部位の中央部には、フック8を係止させるための係止孔33が設けられていて、該係止孔33上部の両側には、カバー20の爪片30を係合させるための係合孔34が穿設されている。
【0017】
そして、カバー20は、特に図4に判り易く分解した状態で図示しているように、その外縁部を除いた下半分の略全域と上半分の両側部とにかけて「凹」の字型に手前側へ張り出す膨出部23を有し、上半分の中央部には、下方に向かうに従い奥側へ後退するようにした凹部24が形成されており、カバー20の外縁部に形成されるフランジ部25と前記膨出部23との間には、後述する図2、図6、図9のシートバックボード27の厚みと略一致する厚さ寸法の段差部26が形成されている。
【0018】
又、前述した膨出部23の下部中央から凹部24の下部中央に亘り前記フック8の係止操作軌道に沿うようにした切欠部28が開口されていると共に、前記凹部24の上部中央にも小孔29が別に穿設されている。
【0019】
更に、前記膨出部23の下部背面における切欠部28を挟んだ両側には、一対の爪片30が水平に突設されており、前記フランジ部25の上縁側背面には、上方に向けた一対の係止片31が取り付けられている。
【0020】
又、図3、図4、図8、図9に図示している蓋22は、フック8をテザーアンカ21に係止しない非使用時において前記カバー20の切欠部28を閉塞するための部材であり、その下半分が膨出部23下部の切欠部28の長さ及び幅よりも僅かに小さい寸法の長さ及び幅になっていて、蓋22の下半分の背面における両側には、テザーアンカ21の係止孔33の両側に係合する一対の係合片35が突設されており、他方、蓋22の上半分は、凹部24の大きさよりも僅かに小さい形状になっていて、その上縁部が段差部26よりも僅かに小さい寸法で奥側へ屈折されており、蓋22の背面の上部中央には、カバー20の小孔29の上縁に係合させるための係合片36が突設されている。
【0021】
尚、前記テザーアンカ21のシートバックフレーム37への固着は、図2、図6、図9に示すシートバックボード27を未だシートバックフレーム37に取り付けていない状態の時に行い、次いで、図7に示すように、カバー20の上縁側背面の係止片31をシートバックフレーム37に係止すると共に、図5及び図10に示すように、カバー20の爪片30がテザーアンカ21の係合孔34に係合するようにしながらカバー20下部をテザーアンカ21に被せてカバー20の装着を完了すれば良い。
【0022】
そして、カバー20をテザーアンカ21に被せた後に、図6に示すようにシートバックボード27の開口部38でカバー20のフランジ部25を押さえるようにしてシートバックボード27をシートバックフレーム37に取り付けると、カバー20の膨出部23(図5参照)がシートバックボード27の開口部38に内嵌した状態でカバー20のフランジ部25がシートバックボード27により押さえられて固定される。
【0023】
このように、カバー20をテザーアンカ21に被せた後にシートバックボード27をシートバックフレーム37に取り付ける構成であれば、シートバックボード27の位置出しを容易に行うことが可能になり、しかも、カバー20のフランジ部25がシートバックボード27の裏側に隠されて外部に露出しなくなり、見栄えが良くなり、又、カバー20の傷つき、引っかかりを少なくできるという利点がある。
【0024】
そして、図5に示すように、テザーアンカ21の係止孔33がカバー20の切欠部28から露出し、テザーアンカ21の係止孔33を除いた大半の部分は、カバー20で被覆されて外部からは見えない状態になる。
【0025】
更に、テザーアンカ21の係止孔33を除いた大半の部分を被覆した状態に固定したカバー20の切欠部28に対し、図9に示すように、蓋22の背面の上部中央の係合片36をカバー20の小孔29の上縁に係合させながら蓋22をカバー20の切欠部28に嵌め込むと、図8及び図11に示すように、蓋22の係合片35がテザーアンカ21の係止孔33の両側に係合し、蓋22がカバー20の切欠部28を塞いだ状態で保持されることになる。
【0026】
ここで、蓋22の長さは、切欠部28の長さよりも僅かに小さい寸法の長さとし、蓋22の下端と切欠部28の下縁との間に、図8、図9、図12に示すような隙間40が生ずるようにしておくことが好ましく、この隙間40に貨幣の縁を差し込んで蓋22をこじ開けることにより該蓋22を容易に取り外し得るようにしておくと良い。
【0027】
尚、図2、図6、図9における39はシートバック3内部のバックパッドを示す。
【0028】
而して、チャイルドシート4(図20参照)を使用しない場合に、図8及び図9に示すように、蓋22をカバー20の切欠部28に嵌め込んで該切欠部28を塞いだ状態にしておくと、カバー20の切欠部28の内部は、全く見えない状態に保持されて見栄えの良い状態に保たれ、しかも、図9に示すように、カバー20及び蓋22が共にシートバックボード27から突出していないため、シートバック3を折り畳んだ際に積荷性や居住性を悪くすることもない。
【0029】
又、チャイルドシート4を使用する時には、図8、図9、図12に示す蓋22の下端と切欠部28の下縁との間の隙間40に貨幣の縁を差し込んで蓋22をこじ開け、カバー20の切欠部28から蓋22を取り外して、図5、図6に示す状態にする。
【0030】
ここで、カバー20の切欠部28から蓋22を取り外した状態にあっても、テザーアンカ21におけるフック8を係止するための係止孔33(被係止部位)を除いた大半の部分がカバー20により被覆されているので、テザーアンカ21の露出や突出が極力防止されることになる。又、カバー20によってシートバック3内部のシートバックフレーム37やバックパッド39が被覆されることになり見栄えを向上できることにもなる。
【0031】
次いで、図20と同様にチャイルドシート4を車両用シート1に載せ、チャイルドシート4の上端にベルト7を介して装備されているフック8を、図1及び図2に示すカバー20の切欠部28を操作軌道として該切欠部28に沿うように動かし、図2に二点鎖線で示すように、フック8の先端部をカバー20の切欠部28の下部並びにテザーアンカ21の係止孔33に挿入し、ベルト7を縮めるようにしながら、図1及び図2に実線で示すように、フック8をテザーアンカ21の係止孔33に係止すると、ベルト7を介してチャイルドシート4が車両用シート1に固定されることになる。
【0032】
ここで、フック8をテザーアンカ21の係止孔33に係止した図1及び図2の状態では、カバー20の上部に形成されている凹部24がフック収容空間になり、テザーアンカ21に係止したフック8が前記凹部24内に良好に収容されることになるので、フック8がカバー20から突出しなくなって見栄えが更に良くなる。
【0033】
従って、上記形態例によれば、テザーアンカ21におけるフック8を係止するための係止孔33(被係止部位)を除いた大半の部分をカバー20により被覆することができ、しかも、テザーアンカ21をカバー20で被覆したまま切欠部28を通してカバー20内のテザーアンカ21にフック8を係止することができるので、テザーアンカ21の露出や突出を極力防止することができ、テザーアンカ21を備えた車両用シート1の見栄えを従来より大幅に改善することができると共に、積荷性や居住性の悪化を回避することができる。
【0034】
特に本形態例においては、カバー20の上端付近を除いた外周部分に、シートバックボード27の厚みと略一致する段差部26を設け、前記カバー20の上端付近から下方へ向けた所要範囲に、テザーアンカ21に係止したフック8を干渉なく収容し得るよう凹部24を確保しているので、カバー20がシートバックボード27から突出せず、しかも、フック8をテザーアンカ21に係止した後においても、フック8がカバー20から突出しないようにすることができ、これによって、テザーアンカ21を備えた車両用シート1の見栄えの改善、並びに積荷性や居住性の悪化の回避に関する効果を更に高めることができる。
【0035】
又、本形態例で例示した如き、カバー20の切欠部28を閉塞する蓋22を備えれば、フック8をテザーアンカ21に係止しない非使用時における見栄えを更に改善することもできる。
【0036】
図13〜図17は本発明の別の形態例を示すもので、ここに図示している例では、非使用時にカバー20の切欠部28を閉塞する蓋22が前記カバー20と一体成形されており、より具体的には、カバー20の切欠部28を凹部24と共に被覆し得るような大きさで略長方形状に形成された蓋22が、前記カバー20の下端部に対し連続するように一体成形されている。
【0037】
ここで、蓋22とカバー20との境界部分には、図13及び図14に示す如く、蓋22を傾動して前記カバー20の切欠部28を開閉し得るよう薄肉部分(図13参照)を成すインテグラルヒンジ41が形成されており、該インテグラルヒンジ41に対し反対側となる蓋22の先端部(図13中でインテグラルヒンジ41から垂下した蓋22の下端部)には、閉じた蓋22を開ける際に指を掛けるための湾曲部42が形成されている。
【0038】
又、図13のように蓋22を開けて垂下させた際に表側となる蓋22背面の前記湾曲部42に近い両側位置には、図15に示す如く、前記蓋22をインテグラルヒンジ41を中心に傾動して閉じた際に、カバー20の凹部24における両内側面に開口した係合孔43に対して係合(図16参照)し得るよう一対の係合片44が突設されている。
【0039】
更に、カバー20の膨出部23における蓋22が被覆する領域は、特に図13により明らかであるように、蓋22の厚さ分だけ後退してカバー受け面45を形成するようになっており、図15のように閉じた蓋22が前記カバー受け面45に重ね合わされて蓋装着時の剛性(特に蓋22の押し込み方向への剛性)が高められ、且つ閉じた蓋22がカバー20から突出せずに相互の表面が同一面を成すようにしてある。
【0040】
尚、図示する例においては、カバー20下部のテザーアンカ21に対する係合方式の別の例についても提供しており、前述した図1〜図12の形態例でカバー20の爪片30(図5参照)をテザーアンカ21の係合孔34に係合していた構造に替えて、図15及び図17に示すように、テザーアンカ21の左右の側部に対し係合し得るようにした爪片46を採用している。
【0041】
而して、本形態例によれば、フック8をテザーアンカ21に係止した使用時における蓋22の紛失を防止することができ、しかも、カバー20と蓋22を別体に構成していた場合と比較して部品点数を削減することができ、これにより組み付け工数を削減することもできる。
【0042】
又、特に本形態例では、閉じた蓋22をカバー受け面45に重ね合わせることにより蓋装着時の剛性(特に蓋22の押し込み方向への剛性)を高めることができ、しかも、閉じた蓋22がカバー20から突出しないように重ね合わせることにより、蓋22とカバー20の合わせから、内部が見えないようにして蓋22とカバー20の合わせ部分の見栄えも向上することができる。
【0043】
図18は前述した図13〜図17の形態例における蓋22の変形例を示すもので、ここに図示する例では、蓋22をシートバックボード27から多少張り出すような形状を採用し、テザーアンカ21に係止したフック8と蓋22との干渉を湾曲部42の車両前後方向に延びる部分で回避し得るようにして、フック8をテザーアンカ21に係止した使用状態のまま蓋22を閉じることができるようにしている。
【0044】
又、図19は蓋22の更なる変形例を示すもので、ここに図示している例では、テザーアンカ21を奥側(図19中における左側)に後退させて該テザーアンカ21とフック8との係合位置を奥側にずらし、且つ蓋22の先端部の湾曲部42をインテグラルヒンジ41側へ深く形成することにより、テザーアンカ21に係止したフック8と蓋22との干渉を湾曲部42により回避し得るようにして、フック8をテザーアンカ21に係止した使用状態のまま蓋22を閉じることができるようにしている。
【0045】
尚、本発明の車両用シートは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
上記した本発明の車両用シートによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0047】
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、テザーアンカにおけるフックを係止するための被係止部位を除いた大半の部分をカバーにより被覆することができ、しかも、テザーアンカをカバーで被覆したまま切欠部を通してカバー内のテザーアンカにフックを係止することができるので、テザーアンカの露出や突出を極力防止することができ、テザーアンカを備えた車両用シートの見栄えを従来より大幅に改善することができると共に、積荷性の悪化や乗員の行動の妨げとなることによる居住性の悪化を回避することができる。
【0048】
(II)本発明の請求項に記載の発明によれば、カバーがシートバックボードから突出せず、しかも、フックをテザーアンカに係止した後においても、フックがカバーから突出しないようにすることができるので、テザーアンカを備えた車両用シートの見栄えをより一層改善することができ、積荷性の悪化や乗員の行動の妨げとなることによる居住性の悪化も更に確実に回避することができる。
【0049】
(III)本発明の請求項に記載の発明によれば、カバーの切欠部を蓋で閉塞することにより前記切欠部の内部を全く見えない状態に保持することができ、見栄えを更に向上することができる。
【0050】
(IV)本発明の請求項に記載の発明によれば、テザーアンカ使用時の蓋の紛失を防止することができ、しかも、カバーと蓋を別体に構成していた場合と比較して部品点数を削減することができ、これにより組み付け工数を削減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II矢視の断面図である。
【図3】図1の構造を適用した箇所を説明するための車両用シートの斜視図である。
【図4】図1のカバーに対するテザーアンカ及び蓋の取り付け手段を示す斜視図である。
【図5】図1のカバーにフックを装着する前の状態を示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI矢視の断面図である。
【図7】図5のVII−VII矢視の断面図である。
【図8】図5のカバーに蓋を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図9】図8のIX−IX矢視の断面図である。
【図10】図8のX−X矢視の断面図である。
【図11】図8のXI−XI矢視の断面図である。
【図12】図8のXII−XII矢視の断面図である。
【図13】本発明の別の形態例を示す斜視図である。
【図14】図13のXIV−XIV矢視の断面図である。
【図15】図13の蓋を閉じた状態を示す斜視図である。
【図16】図15のXVI−XVI矢視の断面図である。
【図17】図15のXVII−XVII矢視の断面図である。
【図18】本発明の別の形態例における蓋の変形例を示す断面図である。
【図19】本発明の別の形態例における蓋の更なる変形例を示す断面図である。
【図20】従来例を示す斜視図である。
【図21】テザーアンカの別の配置例を示す斜視図である。
【図22】図21のテザーアンカカバーの断面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート
3 シートバック
4 チャイルドシート
8 フック
20 カバー
21 テザーアンカ
22 蓋
24 凹部(フック収容空間)
26 段差部
27 シートバックボード
28 切欠部
33 係止孔(被係止部位)
37 シートバックフレーム

Claims (3)

  1. シートバックの背面に配置されたテザーアンカに対し、チャイルドシートの上端に装備されたフックを係止せしめて前記チャイルドシートの上部を固定し得るようにした車両用シートにおいて、前記テザーアンカをシートバックフレームに固着すると共に、前記フックの係止操作軌道に沿う切欠部を開口したカバーにより前記テザーアンカの被係止部位を除いた大半の部分を被覆し、前記カバーの上端付近を除いた外周部分に、シートバックボードの厚みと略一致する段差部を設け、前記カバーの上端付近から下方へ向けた所要範囲に、テザーアンカに係止したフックを干渉なく収容し得るようフック収容空間を確保したことを特徴とする車両用シート。
  2. カバーの切欠部を閉塞する蓋を備えたことを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  3. 蓋をカバーと一体成形したことを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
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