JP3999921B2 - ゴンドラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、建物の窓・外壁の清掃やメンテナンス等に使用可能なゴンドラに関し、更に詳しくは、建物の外壁に設けられたガイドレールに嵌合した状態で、前記ガイドレールに沿って移動自在なローラ部を、ゴンドラ本体に取り付けてあるゴンドラに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のゴンドラを備えた建物は、一般的に、屋上部分にゴンドラの上下駆動用のウインチを備えてあり、前記ウインチの上げ下げ駆動操作によって、吊り下げられたゴンドラを上下させて、例えば、窓清掃等を実施できるように構成してあることが多い。また、特に、風等の影響で吊り下げられたゴンドラが揺らぐのを防止する意味で、建物外壁にゴンドラガイド用のガイドレールを埋設しておき、このガイドレールに、ゴンドラ本体のローラを嵌合させることで安定した昇降を叶えられるように構成してある建物もある。
但し、建物の外壁は、デザイン性や機能性の面から、壁面の仕上げ仕様を、場所によって異ならせる場合があり、それに伴って、前記ガイドレールの形状や、埋設状態等の仕様も、場所によって異なることがあり、こんな建物に備えつけるゴンドラにおいては、仕様の異なる各ガイドレールに嵌合自在なローラをそれぞれ用意しておく必要がある。
従来、この種のゴンドラとしては、図10に示すように、ゴンドラ本体6に、単一種のローラ(一種類のガイドレールRにのみ嵌合自在なローラ)20で構成したローラ部2を設けてあるものがあった。具体的には、前記ローラ20は、ローラ体21と、そのローラ体21をゴンドラ本体6に取り付ける支持部22とで構成し、前記ゴンドラ本体6には、単一種のローラ20の支持部22を着脱自在に取り付ける取付部23が設けてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のゴンドラによれば、例えば、建物の表側と裏側とでデザインや建築仕様が異なって、それに伴って、外壁に埋設される前記ガイドレールも、表側と裏側とでは、異なった断面形状のものを用いるといったような場合、建物表側でゴンドラを使用するには、ゴンドラ本体には表側ガイドレールに対応するローラを取り付けておき、建物裏側でゴンドラを使用するには、前記ローラをゴンドラ本体から一度取り外した後、裏側ガイドレールに対応したローラを新たに着け直す必要があった。
即ち、嵌合対象のガイドレールが異なる毎に、そのレールに対応したローラに着け替えなければならず、その取替作業に手間が掛かり、使い勝手が悪く、前記ゴンドラを運転させる工程の実施効率も低くなり易いといった問題点があった。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、嵌合対象のガイドレールが複数種あっても、それぞれに手間を掛けずに且つ迅速に対応することが可能なゴンドラを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の特徴構成は、図5〜9に例示するごとく、建物Bの外壁Wに設けられたガイドレールRに嵌合した状態で、前記ガイドレールRに沿って移動自在なローラ部2を、ゴンドラ本体6に設けてあるゴンドラにおいて、前記ローラ部2を、嵌合形態の異なる複数のガイドレールRに各別に嵌合自在な複数種の異形態ローラ8を設けて構成し、前記各異形態ローラ8の姿勢を、前記ガイドレールRに嵌合する作用状態と、ガイドレールRに嵌合しない非作用状態とに切替自在なローラ切替手段Cを設けてあるところにある。
【0006】
請求項1の発明の特徴構成によれば、複数種の異形態ローラを、前記ローラ切替手段によって前記作用状態と非作用状態とに切替自在に設けてあるから、建物に嵌合形態の異なる複数種のガイドレールが設けられている場合においても、ゴンドラのセット対象となるガイドレールの仕様に合わせて、対応する前記異形態ローラを、前記ローラ切替手段によって作用状態に切り替えるだけの簡単な操作で対応することが可能となる。従って、従来のように、嵌合対象のガイドレールが異なる毎に、そのレールに対応したローラに着け替えるといったことや、そのローラの取替に多大な時間や手間を要するといったことを防止することが可能となる。
その結果、対象とするガイドレールへのゴンドラセット作業を、手間を掛けずに且つ迅速に実施できるようになった。
【0007】
請求項2の発明の特徴構成は、図5〜9に例示するごとく、前記ローラ切替手段Cは、前記各異形態ローラ8の内の一種類を選択的に前記作用状態に切替自在に構成してあるところにある。
【0008】
請求項2の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、作用状態に選択的に切り替えられる異形態ローラは、一種類になり、選択されない他の異形態ローラは、非作用状態となる。従って、何れかの異形態ローラを前記作用状態に切り替えるだけで、他の異形態ローラは前記非作用状態に従動的に切り替わり、前記ローラの切替操作を、より効率的に実施することが可能となり、取扱性を向上させることができる。
また、選択されてない種類の異形態ローラがガイドレールに干渉して、作用状態となっている異形態ローラの動きの障害となることを防止することが可能となり、ゴンドラ本体の動きを、トラブルなくスムースなものとすることができる。
【0009】
請求項3の発明の特徴構成は、図5〜9に例示するごとく、前記ローラ切替手段Cは、前記各異形態ローラ8をヒンジ軸芯X周りに回転移動自在に支持して前記作用状態と非作用状態とに切替自在なヒンジ部9で構成してあるところにある。
【0010】
請求項3の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記ローラ切替手段の構成を、極めて構造の簡単化を図り易いヒンジ部構造として、製作手間や材料費の低減を図ることが可能となり、ゴンドラ全体としたコストダウンを叶えることができるようになる。
【0011】
請求項4の発明の特徴構成は、図8に例示するごとく、前記ローラ切替手段Cは、すべての異形態ローラ8を前記非作用状態に切替自在に構成してあるところにある。
【0012】
請求項4の発明の特徴構成によれば、請求項1〜3の何れかの発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記ローラ切替手段によって、すべての異形態ローラを前記非作用状態とすることが可能となるから、前記異形態ローラを、建物側に干渉しない状態にすることができ、例えば、前記ガイドレールが設けられてない建物部分にゴンドラ本体をセットして使用する形態をとる場合であっても、前記各異形態ローラを建物側に作用しない状態にして使用することが可能となる。
従って、より汎用性が向上する。
【0013】
請求項5の発明の特徴構成は、図4・9に例示するごとく、前記ローラ部2は、少なくとも、前記ゴンドラ本体6の横方向に間隔を隔てて二つ設けてあり、両ローラ部2どうしの間隔寸法を変更自在な間隔変更手段7aを設けてあるところにある。
【0014】
請求項5の発明の特徴構成によれば、請求項1〜4の何れかの発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記間隔変更手段によって両ローラ部の間隔寸法を変更することが可能となり、例えば、横方向に間隔を隔てて設置された二つのガイドレールに両異形態ローラを嵌合させて昇降するようなゴンドラ使用形態をとる場合に、前記異形態ローラの間隔寸法を、前記ガイドレールの間隔寸法に合わせることが可能となる。従って、前記ガイドレールの間隔寸法が異なる箇所にもセットすることが可能となり、より汎用性が向上する。
【0015】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0017】
図1〜3は、本発明のゴンドラの一実施形態品である窓清掃用ゴンドラ(以後、単にゴンドラという)Gを設置してある建物Bを示すものである。
【0018】
前記建物Bは、図3の平面図に示すように、矩形平面の四隅部分を階段状に面取りした平面に形成してあり、外壁Wのデザインとしては、図3の平面図における上方を北と仮定すると、南北方向を向く外壁(以後、単に南北外壁という)W1どうし、及び、東西方向を向く外壁(以後、単に東西外壁という)W2どうしが、同様のデザインとなるように構成してある。
また、前記外壁W1・W2は、主にカーテンウォールによって形成してあり、カーテンウォールの縦目地部分には、前記ゴンドラGの上下昇降ガイドとなるガイドレールRを埋設してある。即ち、ガイドレールRそれぞれは、縦姿勢で横に間隔を隔てた状態に並設してあるわけである。
そして、前記ガイドレールRの種類には、前記南北外壁W1に埋設してあるレール(以後、南北レールという)R1と、前記東西外壁W2に埋設してあるレール(以後、東西レールという)R2との二種類があり、これらは図3・6・7に示すように、断面形状、及び、埋設位置、及び、間隔寸法等が異なるものである。
前記ガイドレールRについて、詳しく説明すると、前記南北外壁W1においては、横連窓を強調するために、縦配置されている前記南北レールR1は、壁表面より引退させて目立ち難くしてある。そして、東西外壁W2においては、縦連窓を強調するために、縦配置されている前記東西レールR2は、壁表面より突出させて目立ち易くしてある。因みに、前記南北レールR1は、レール内のアリ溝1に、前記ゴンドラGに備えたローラ部2のローラが嵌合するように構成してあり、東西レールR2は、レールの両側部分3に前記ローラが嵌合するように構成してある。因みに、前記ローラ部2は、前記ガイドレールRに嵌合した状態で、そのガイドレールRに沿って移動自在に構成してある。
一方、建物Bの屋上には、前記ゴンドラを上下昇降自在なウインチ4が設置してあり、このウインチ4は、屋上に敷設された水平移動用レール5上を移動できるように構成してある。また、前記外壁W1・W2に設けられた各レールR1・R2は、その上端面が、前記屋上に露出する状態に設けられており、露出した端縁部から、前記ゴンドラGのローラ部2に備えたローラが嵌合できるように構成されている。
【0019】
前記ゴンドラGは、図4・5に示すように、上面開口した横長の箱形状のゴンドラ本体6を設け、ゴンドラ本体6の両端部に、それぞれ前記ローラ部2を設けて構成してある。
【0020】
前記ゴンドラ本体6は、当該実施形態においては、金属製フレーム6aを設け、外周壁としてパンチングメタル6b、床板として金属板6cをそれぞれ前記フレーム6aに一体的に設けて構成してあり、人が乗って作業できるように形成してある。
尚、前記フレーム6aは、前記ウインチ4から繰り出されたワイヤーロープ4aによって吊り下げてあり、前記ウインチ4の巻き取り(繰り出し)駆動によって、外壁に沿って昇降するものである。
【0021】
また、前記ローラ部2を取り付けるゴンドラ本体6の取付部7は、図4に示すように、後述するローラ部2のローラ支持部2aを嵌合させた状態で横方向にスライドできるスライドガイド(本発明に係わる間隔変更手段の一例)7aを設け、前記スライドガイド7aによるローラ支持部2aの横移動を止める固定ピン7bを設けて構成してある。
従って、左右何れか、又は、左右両方の取付部7によって前記ローラ部2の取り付き位置をスライドさせることが可能となり、その結果、両ローラ部どうしの間隔寸法を変更することができる。具体的には、本実施形態においては、南北外壁W1と東西外壁W2とでは、レール間隔寸法が異なるわけであるが、前記スライドガイド7aによって、両ローラ部2どうしの間隔寸法をそれぞれのレール間隔寸法に合うように調整することができるものである。
更には、左右両方のスライドガイド7aによって両ローラ部2をスライド移動させることによって、ゴンドラ本体6と建物Bとの相対水平位置を変更することが可能となり、例えば、本実施形態の矩形平面の四隅部分のように、ゴンドラ本体6の端部側に、階段状の外壁が位置するような入り隅部分に設置する場合でも、相互間が干渉しないように適切な離間距離を確保した状態にゴンドラ本体6を配置することが可能となる。
【0022】
前記ローラ部2は、図4・6に示すように、基端部を前記スライドガイド7aにスライド自在に取り付けたれたローラ支持部2aと、ローラ支持部2aの先端部に、嵌合形態の異なる複数のガイドレールR(本実施形態によれば南北レールR1と東西レールR2)に各別に嵌合自在な状態に取り付けられた複数種の異形態ローラ8とを設けて構成してある。
前記異形態ローラ8には、本実施形態の場合は、上述のように、南北レールR1に嵌合した状態で上下移動自在に構成された南北ローラ8Aと、前記東西レールR2に嵌合した状態で上下移動自在に構成された東西ロ−ラ8Bとがあり、何れも、ヒンジ部(ローラ切替手段Cの一例)9を介して前記ローラ支持部2aの先端部に取り付けてある。
【0023】
前記南北ローラ8Aは、図6に示すように、前記南北レールR1の前記アリ溝1の内周部の内、南北方向を向く面に、外周ローラ面が当接する第一南北ローラ体10の複数と、前記アリ溝1の内周部の内、東西方向を向く面に、外周ローラ面が当接する第二南北ローラ体11の複数と、前記第一南北ローラ体10・第二南北ローラ体11それぞれを回転軸芯が直交する状態に保持する保持体12とを設けて構成してある。そして、前記南北ローラ8Aは、前記第一南北ローラ体10・第二南北ローラ体11が、前記アリ溝1内に内嵌することで、レールに対する南北・東西方向の相対位置が決まり、横移動を規制された状態で昇降移動することができるものである。
前記東西ローラ8Bは、図7に示すように、前記東西レールR2の両側部分3の外周部の内、南北方向を向く面に、外周ローラ面が当接する第一東西ローラ体13の複数と、前記両側部分3の外周部の内、東西方向を向く面に、外周ローラ面が当接する第二東西ローラ体14の複数と、前記第一東西ローラ体13・第二東西ローラ体14それぞれを回転軸芯が直交する状態に保持する保持体15とを設けて構成してある。そして、前記東西ローラ8Bは、前記第一東西ローラ体13・第二東西ローラ体14が、前記両側部分3に外嵌することで、レールに対する南北・東西方向の相対位置が決まり、横移動を規制された状態で昇降移動することができるものである。
因みに、前記各ローラ体10・11・13・14は、何れも合成樹脂によって形成してあり、各レールRに対して弾性的に接当すると共に、スムースに転動して昇降できるように構成してある。
【0024】
また、ヒンジ部9は、ヒンジ軸芯Xが縦配置となるように設定してあり、前記両保持体12・15に形成されたヒンジ軸9aと、前記ローラ支持部2aの先端部に形成されたヒンジ筒9bと、ヒンジ軸9aとヒンジ筒9bとを貫通状態に着脱自在なロックピンPとで構成してあり、ゴンドラ本体6に対して、両保持体12・15(即ち、異形態ローラ8)をヒンジ軸芯X周りに回転自在に支持しているものである(図6・7参照)。
また、前記両保持体12・15は、ヒンジ軸芯Xを挟んで相反する方向に突出する姿勢で一体的に形成してある。従って、例えば、南北外壁W1の内の南面の外壁にゴンドラGを配置する場合を考えると、図6・8に示すように、南北ローラ8Aをゴンドラ本体6から北側に突出させて南北レールR1に嵌合させる作用状態にすると、東西ローラ8Bは、ヒンジ部9から南側に位置して南北レールR1には干渉しない状態(非作用状態)となり、一方の異形態ローラ8A(又は8B)を前記作用状態になるように操作することによって、他方の異形態ローラ8B(又は8A)は、従動して前記非作用状態に切り替わる。即ち、前記ヒンジ部9によって、各異形態ローラ8A・8Bの内の一種類を選択的に前記作用状態に切り替えることが可能となる。
因みに、前記ヒンジ部9は、何れかの異形態ローラ8が前記作用状態になっている状態でヒンジの回転をロックすることができるように形成してあり、具体的には、当該実施形態においては、前記ヒンジ部9を径方向に貫通するロックピンPによってロック機構が構成されている。また、前記ロックピンPは、上述のように、何れかの異形態ローラ8が前記作用状態になっている状態でヒンジの回転をロックするのに加えて、すべての異形態ローラ8が前記非作用状態にある状態でもヒンジの回転をロックできるように構成してある。従って、ローラ部2の対象となるガイドレールRが存在しないような箇所(本実施形態においては、外壁の入隅部分等の箇所)にゴンドラ本体6を配置するような場合には、すべての異形態ローラ8を非作用状態となるようにロックしておくことで、外壁に異形態ローラ8がぶつかって障害となるのを防止することが可能となる(図8参照)。
【0025】
本実施形態のゴンドラGの操作手順について説明する。
[1] 清掃対象となる外壁のレール間隔寸法に合わせて前記ローラ部2どうしの間隔寸法を調整すると共に、嵌合対象のガイドレールRに対応した異形態ローラ8が作用状態となるようにセットする(図4参照)。
[2] ガイドレールRの上端部に異形態ローラ8をそれぞれ嵌合させ、ウインチ4を繰り出し駆動することでゴンドラGを降下させることができる。
[3] ゴンドラGの昇降段階で外壁清掃を行った後、前記ガイドレールRから前記異形態ローラ8が抜け出すまでゴンドラGを吊り上げて、ウインチ4を隣接範囲に移動し、再度、前記[1]からの操作を繰り返す。
【0026】
本実施形態のゴンドラGによれば、各種ガイドレールにそれぞれ対応して使用することができ、しかも、レールに合わせたローラのセット操作は、簡単に実施できるようになり、対象とするガイドレールへのゴンドラセット作業を、手間を掛けずに且つ迅速に実施できるようになる。
【0027】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0028】
〈1〉 当該ゴンドラは、先の実施形態で説明したに窓清掃用ゴンドラに限るものではなく、例えば、外壁清掃やメンテナンスや物資運搬用のゴンドラであってもよく、また、清掃用のゴンドラに関しては、人が乗って清掃作業を実施する有人ゴンドラに限らず、清掃ロボットを装備した無人ゴンドラや、清掃ロボットを装備しながらも人が乗る部分も備えたゴンドラであってもよい。それらを含めてゴンドラと総称する。
また、設置対象となる建物部分は、先の実施形態で説明したように、矩形形状で、ガイドレールが直線状で、それぞれ平行に配置してある外壁面に限らず、ガイドレール間隔が基端部と先端部とで異なった設定に形成してある外壁面や、ガイドレールそのものが曲線状に形成してあるような外壁面を設置対象とするものであってもよい。但し、これらの建物部分を対象とする場合には、前記間隔変更手段をロック解除した状態に設置しておくと共に、ローラ部を外壁面上で揺動できるように取り付けておくことで、よりスムースに使用することができる。
また、ここでいう外壁面とは、建物の側壁部分以外にも、シェル構造の屋根部分を含む外壁や、ドーム建造物の屋根を含む外壁も含むものである。
〈2〉 間隔変更手段は、先の実施形態で説明したように各ローラ部2それぞれをスライド自在に構成するものに限らず、左右何れかのローラ部2のみをスライド自在に構成するものであってもよい。また、ゴンドラ本体6の取付部7に形成したスライドガイド7aに限るものではなく、例えば、ゴンドラ本体6そのものを長手方向に沿って伸縮する機構を備えて、その伸縮機構によって、各ローラ部2どうしの間隔を変更できるように構成したり、ローラ部2のローラ支持部2aを左右に移動できる揺動機構16を備えた(図9参照)構造にしたものであってもよい。それらを含めて間隔変更手段と総称する。
〈3〉 前記ガイドレールRや、ローラ部2の詳細仕様は、先の実施形態で説明したものに限るものではなく、公知の変形例を当てはめることも可能である。また、ローラ部2を構成する異形態ローラ8は、先の実施形態で説明した二種類(南北ローラ8A,東西ローラ8B)に限るものではなく、三種類以上の複数種類であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物の正面図
【図2】建物の側面図
【図3】建物の屋上平面図
【図4】ゴンドラを示す正面図
【図5】ゴンドラを示す側面図
【図6】ローラ部の要部を示す説明図
【図7】ローラ部の要部を示す説明図
【図8】ローラ部の切替状況を示す要部上面図
【図9】別実施形態のローラ部を示す要部上面図
【図10】従来のゴンドラを示す側面図
【符号の説明】
2 ローラ部
6 ゴンドラ本体
7a 間隔変更手段
8 異形態ローラ
9 ヒンジ部(ローラ切替手段の一例)
B 建物
C ローラ切替手段
R ガイドレール
W 外壁
X ヒンジ軸芯
Claims (5)
- 建物の外壁に設けられたガイドレールに嵌合した状態で、前記ガイドレールに沿って移動自在なローラ部を、ゴンドラ本体に設けてあるゴンドラであって、
前記ローラ部を、嵌合形態の異なる複数のガイドレールに各別に嵌合自在な複数種の異形態ローラを設けて構成し、前記各異形態ローラの姿勢を、前記ガイドレールに嵌合する作用状態と、ガイドレールに嵌合しない非作用状態とに切替自在なローラ切替手段を設けてあるゴンドラ。 - 前記ローラ切替手段は、前記各異形態ローラの内の一種類を選択的に前記作用状態に切替自在に構成してある請求項1に記載のゴンドラ。
- 前記ローラ切替手段は、前記各異形態ローラをヒンジ軸芯周りに回転移動自在に支持して前記作用状態と非作用状態とに切替自在なヒンジ部で構成してある請求項1又は2に記載のゴンドラ。
- 前記ローラ切替手段は、すべての異形態ローラを前記非作用状態に切替自在に構成してある請求項1〜3の何れか一項に記載のゴンドラ。
- 前記ローラ部は、少なくとも、前記ゴンドラ本体の横方向に間隔を隔てて二つ設けてあり、両ローラ部どうしの間隔寸法を変更自在な間隔変更手段を設けてある請求項1〜4の何れか一項に記載のゴンドラ。
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