JP4003864B2 - アンダーランプロテクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャシフレームに備えるアンダーランプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両には、図4に示す如く、車両長手方向に沿って延在する平行な左右一対のシャシフレーム1を備えている。
【0003】
シャシフレーム1の車両前方には、車両の長手方向の略垂直に配置されるフロントアンダーランプロテクタ2を配しており、フロントアンダーランプロテクタ2は、シャシフレーム1より下垂するフロントアンダーランプロテクタステー3と、フロントアンダーランプロテクタステー3より車両前方に向かって延在する結合部材4と、結合部材4の車両の前方側先端に取付けられるアンダーランプロテクタビーム5とにより構成されている。ここで、図4中、6はクロスメンバを示している。
【0004】
このようなアンダーランプロテクタビーム5に他の車両等の物体7が正面中央から衝突した際には、アンダーランプロテクタビーム5、結合部材4、フロントアンダーランプロテクタステー3、シャシフレーム1で物体等の衝撃エネルギーを吸収して他の車両等の物体7がバンパ(図示せず)の下方空間へもぐり込まないようにしている。
【0005】
しかしながら、図4に示す如く、アンダーランプロテクタビーム5に他の車両等の物体7が高い速度で正面側部から衝突(オフセット衝突)した際には、主にアンダーランプロテクタビーム5のみに物体の衝撃エネルギーが作用し、十分に衝撃エネルギーを吸収できない可能性があった。
【0006】
そのため、図5に示すごとく、シャシフレーム8の前方側面には側方へ延在するステップ固定部材9を備え、ステップ固定部材9の側方端部には、シャシフレーム8に沿って延在し且つアンダーランプロテクタビーム10の端部に結合する側方結合部材11を設け、オフセット衝突の際に衝突エネルギーを、アンダーランプロテクタビーム10、側方結合部材11、ステップ固定部材9、シャシフレーム8で吸収するようにしている。ここで、図5中、12はアンダーランプロテクタステーを、13はクロスメンバを、14はステップ部を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シャシフレーム8の側部においては、ラジエータ(図示せず)が大型化すると共に、キャブヒンジ、パワーステアリングブラケット(PSブラケット)等の部材(図示せず)を配置する必要があるため、シャシフレーム8の側面にアンダーランプロテクタステー12やステップ固定部材9を備えることができないという問題があった。
【0008】
本発明のアンダーランプロテクタは上述の実情に鑑みてなしたもので、オフセット衝突の衝突エネルギーを吸収し得る側方結合部材等を設けると共に、該側方結合部材等をラジエータ等に邪魔にならないよう適切に配置することを目的としている。
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車両の長手方向に沿って延在する左右一対のシャシフレームと、該シャシフレームの側面に締結して下方に延在するキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットのいずれか一方と、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットの下部より下方に延在するアンダーランプロテクタステーと、該アンダーランプロテクタステーよりシャシフレームと略平行に外方へ延在する結合部材と、前記シャシフレームの車両長手方向端側に位置するよう結合部材に取付けられるアンダーランプロテクタビームと、前記アンダーランプロテクタステーより斜め側方に延在してアンダーランプロテクタビームの端部に接続する側方結合部材とを備え、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットの下部に下方へ突出する突出部材を設けると共にアンダーランプロテクタステーの上部に受入部材を形成し、前記突出部材と受入部材を側方方向から締結したことを特徴とするアンダーランプロテクタ、に係るものである。
【0012】
請求項2に記載の発明は、車両の長手方向に沿って延在する左右一対のシャシフレームと、該シャシフレームの側面に締結して下方に延在するキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットのいずれか一方と、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットよりシャシフレームと略平行に外方へ延在する結合部材と、前記シャシフレームの車両長手方向端側に位置するよう結合部材に取付けられるアンダーランプロテクタビームと、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットより斜め側方に延在してアンダーランプロテクタビームの端部に接続する側方結合部材とを備えたことを特徴とするアンダーランプロテクタ、に係るものである。
【0013】
従って、請求項1又は2に記載の発明によれば、オフセット衝突の際には、アンダーランプロテクタビームを介して側方結合部材に衝突エネルギーを伝えるので、側方結合部材を変形させて衝突エネルギーを十分に吸収すると共に、衝突エネルギーの吸収性能を低下させるアンダーランプロテクタビームの屈曲を抑制することができる。
【0014】
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、シャシフレームに結合部材及び側方結合部材を取付ける際には、シャシフレームの側面に取付けたキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットに対してアンダーランプロテクタステーを取付け、且つアンダーランプロテクタステーに結合部材及び側方結合部材を取付けるので、シャシフレームの側面にアンダーランプロテクタステーを取付ける必要がなく、結果的にラジエータの大型化に影響されることなく、結合部材及び側方結合部材を適切に配置することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、シャシフレームの側面に取付けるキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットに対して結合部材及び側方結合部材を取付けるので、アンダーランプロテクタステーを不要にして取付けを容易にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
図1、図2は本発明を実施する形態の第一例を示すものである。
【0036】
図1、図2に示す如く、本形態の第一例のフロントアンダーランプロテクタ50は、車両長手方向に沿って延在する平行な左右一対のシャシフレーム21を備え、シャシフレーム21の車両前方の側板21bには複数の孔を穿設している。
【0037】
車両前方に向かって左側のシャシフレーム21(図1、図2では右側)には、キャブヒンジ51をシャシフレーム21の孔にボルト等の締結部材53を介して締結し、車両前方に向かって右側のシャシフレーム21(図1、図2では左側)には、所定形状の空間を備えたパワーステアリングブラケット(PSブラケット)52をシャシフレーム21の孔にボルト等の締結部材53を介して締結している。
【0038】
パワーステアリングブラケット52の上部には、キャブヒンジ51に対応するキャブヒンジ部材54を設け、キャブヒンジ51及びパワーステアリングブラケット52の下部には、シャシフレーム21の長手方向に沿って下方に突出する突出部55を備え、突出部55には、シャシフレーム21の延在方向の側方へ貫通する複数の孔56(図1では3つ)を設けている。
【0039】
キャブヒンジ51及びパワーステアリングブラケット52の下部には、突出部55を上方より挿入可能な凹状の受入部57を備えるFUPのアンダーランプロテクタステー58を配置し、アンダーランプロテクタステー58には、複数の孔59(図1では3つ)を穿設することによりアンダーランプロテクタステー58の孔59と突出部55の孔56にボルト等の締結部材60を側方方向から挿通して締結し、キャブヒンジとアンダーランプロテクタステー58を固定すると共に、パワーステアリングブラケット52とアンダーランプロテクタステー58を固定している。
【0040】
又、アンダーランプロテクタステー58には、シャシフレーム21と略平行に前方へ延在し且つ先端に第一締結板31を形成した結合部材32を備えると共に、シャシフレーム21の長手方向より斜め側方へ延在し且つ先端に第二締結板33を形成した側方結合部材34を備えている。又、結合部材32及び側方結合部材34の前方には、車両幅方向に延在するアンダーランプロテクタビーム35を配置し、側方結合部材34の先端がアンダーランプロテクタビーム35の端部に位置するよう、アンダーランプロテクタビーム35の後方面と第一締結板31及び第二締結板33とをボルト等の締結部材36により締結している。
【0041】
以下、本発明を実施する形態の第一例の作用を説明する。
【0042】
アンダーランプロテクタビーム35に他の車両等の物体が正面側部から衝突(オフセット衝突)した際には、アンダーランプロテクタビーム35を介して側方結合部材34及び結合部材32に衝突エネルギーを伝えるので、側方結合部材34及び結合部材32を変形させて衝突エネルギーを十分に吸収すると共に、衝突エネルギーの吸収性能を低下させるアンダーランプロテクタビーム35の屈曲を抑制することができる。
【0043】
又、シャシフレーム21に結合部材32及び側方結合部材34を取付ける際には、シャシフレーム21の側板21bに取付けたキャブヒンジ51もしくはパワーステアリングブラケット52に対してアンダーランプロテクタステー58を取付け、且つアンダーランプロテクタステー58に結合部材32及び側方結合部材34を取付けるので、シャシフレーム21の側板21bにアンダーランプロテクタステー58を取付ける必要がなく、結果的にラジエータの大型化に影響されることなく、結合部材32及び側方結合部材34を適切に配置することができる。
【0044】
更に、キャブヒンジ51とアンダーランプロテクタステー58を、パワーステアリングブラケット52とアンダーランプロテクタステー58を夫々固定する際には、第一例と略同様に、夫々の突出部23とアンダーランプロテクタステー58の受入部57を締結部材60により側方方向から締結するので、ラジエータの大型化に対応してキャブヒンジ51及びパワーステアリングブラケット52の横幅を低減することができる。
【0045】
図3は本発明を実施する形態の第二例を示すもので、図1、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0046】
図3に示す如く、本形態の第二例のフロントアンダーランプロテクタ70は、第一例と略同様なシャシフレーム21を備え、シャシフレーム21の車両前方の側板21bには複数の孔を穿設している。
【0047】
車両前方に向かって左側のシャシフレーム21(図3では右側)には、キャブヒンジ71をシャシフレーム21の孔にボルト等の締結部材72を介して締結し、車両前方に向かって右側のシャシフレーム21(図3では左側)には、所定形状の空間を備えたパワーステアリングブラケット(PSブラケット)73をシャシフレーム21の孔にボルト等の締結部材72を介して締結している。
【0048】
又、キャブヒンジ71及びパワーステアリングブラケット73の下部には、第一例と略同様な結合部材32及び側方結合部材34を備え、結合部材32及び側方結合部材34の前方には、第一例と略同様なアンダーランプロテクタビーム35を配置している。ここで、31は第一例と同様な第一締結板を、33は第二締結板を示している。
【0049】
以下、本発明を実施する形態の第二例の作用を説明する。
【0050】
アンダーランプロテクタビーム35に他の車両等の物体が正面側部から衝突(オフセット衝突)した際には、第一例と略同様にアンダーランプロテクタビーム35を介して側方結合部材34及び結合部材32に衝突エネルギーを伝えるので、側方結合部材34及び結合部材32を変形させて衝突エネルギーを十分に吸収すると共に、衝突エネルギーの吸収性能を低下させるアンダーランプロテクタビーム35の屈曲を抑制することができる。
【0051】
又、シャシフレーム21に対して結合部材32及び側方結合部材34を取付ける際には、シャシフレーム21の側面に取付けるキャブヒンジ71もしくはパワーステアリングブラケット73に対して、直接、結合部材32及び側方結合部材34を取付けるので、アンダーランプロテクタステーを不要にして取付けを容易することができる。更に、シャシフレーム21に対してキャブヒンジ71もしくはパワーステアリングブラケット73と、アンダーランプロテクタステーとを夫々別個に取付ける必要がないので、結合部材32及び側方結合部材34を適切に配置することができる。
【0052】
なお、本発明のアンダーランプロテクタは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
本発明のアンダーランプロテクタによれば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し得る。
【0054】
I)請求項1又は2に記載の発明によれば、オフセット衝突の際には、アンダーランプロテクタビームを介して側方結合部材に衝突エネルギーを伝えるので、側方結合部材を変形させて衝突エネルギーを十分に吸収すると共に、衝突エネルギーの吸収性能を低下させるアンダーランプロテクタビームの屈曲を抑制することができる。
【0055】
【0056】
II)請求項1に記載の発明によれば、シャシフレームに結合部材及び側方結合部材を取付ける際には、シャシフレームの側面に取付けたキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットに対してアンダーランプロテクタステーを取付け、且つアンダーランプロテクタステーに結合部材及び側方結合部材を取付けるので、シャシフレームの側面にアンダーランプロテクタステーを取付ける必要がなく、結果的にラジエータの大型化に影響されることなく、結合部材及び側方結合部材を適切に配置することができる。
【0057】
III)請求項2に記載の発明によれば、シャシフレームの側面に取付けるキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットに対して結合部材及び側方結合部材を取付けるので、アンダーランプロテクタステーを不要にして取付けを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアンダーランプロテクタを実施する形態の第一例においてシャシフレームとアンダーランプロテクタステーを締結する直前の状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明のアンダーランプロテクタを実施する形態の第一例においてシャシフレームとアンダーランプロテクタステーを締結した直後の状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明のアンダーランプロテクタを実施する形態の第二例を示す斜視図である。
【図4】 従来のアンダーランプロテクタにおいてオフセット衝突する直前の状態を示す概略図である。
【図5】 従来例のアンダーランプロテクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
21 シャシフレーム
21a 下板(下部)
32 結合部材
34 側方結合部材
35 アンダーランプロテクタビーム
42 上側支持面
43 アンダーランプロテクタステー
51 キャブヒンジ
52 パワーステアリングブラケット
55 突出部
57 受入部
58 アンダーランプロテクタステー
71 キャブヒンジ
73 パワーステアリングブラケット
Claims (2)
- 車両の長手方向に沿って延在する左右一対のシャシフレームと、該シャシフレームの側面に締結して下方に延在するキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットのいずれか一方と、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットの下部より下方に延在するアンダーランプロテクタステーと、該アンダーランプロテクタステーよりシャシフレームと略平行に外方へ延在する結合部材と、前記シャシフレームの車両長手方向端側に位置するよう結合部材に取付けられるアンダーランプロテクタビームと、前記アンダーランプロテクタステーより斜め側方に延在してアンダーランプロテクタビームの端部に接続する側方結合部材とを備え、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットの下部に下方へ突出する突出部材を設けると共にアンダーランプロテクタステーの上部に受入部材を形成し、前記突出部材と受入部材を側方方向から締結したことを特徴とするアンダーランプロテクタ。
- 車両の長手方向に沿って延在する左右一対のシャシフレームと、該シャシフレームの側面に締結して下方に延在するキャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットのいずれか一方と、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットよりシャシフレームと略平行に外方へ延在する結合部材と、前記シャシフレームの車両長手方向端側に位置するよう結合部材に取付けられるアンダーランプロテクタビームと、前記キャブヒンジもしくはパワーステアリングブラケットより斜め側方に延在してアンダーランプロテクタビームの端部に接続する側方結合部材とを備えたことを特徴とするアンダーランプロテクタ。
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