JP4012155B2 - 管路内のライニング施工方法及び該方法に使用される施工装置並びに切断装置 - Google Patents
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Description
その一手段として、取付け管内に地表部から本管に向けて先端が閉塞され末端が開放されたライニング管を挿入してなされるライニング工法があるが、ライニング管の本管内への突出部の処理に工夫の余地がある。
すなわち、このライニング工法におけるライニング管は、可撓性を有する合成樹脂管が使用され、該ライニング管の先端の閉塞部に固設した口金にワイヤーを装着し、該ワイヤーを本管内より引っ張り、該口金を先導してライニング管を本管内に引き込む。次いで、該ライニング管の末端より圧縮空気を封入して、ライニング管を取付け管の内面に密着させる。
しかる後、ライニング管の本管内へ突出した部分は本管内に入り込んだ作業者により切断機をもって切断処理される。
また、作業者による切断作業は効率の悪いものである。
更にまた、取付け管内からの切断も従来より行われているが(例えば、特許文献1参照。)、従来の切断機の構造での本工法への適用は困難であり、かつ、従来の切断機の構造・機構は複雑であり、簡単な構造への要望が高まっている。
本発明はこのため、作業者が主管へ立ち入ることを避け、地表部から作業が実施できることを主眼とし、ライニング管の内部からの切断に着目し、ライニング管に装着された口金との関係を保持する機構に着目したものである。
(第1発明)
第1番目の発明は管路内のライニング施工方法に係り、請求項1に記載のとおりである。
すなわち、大径の主管に接続される小径の接続管内へ先端が閉塞され末端が開放されたライニング管を挿入してなされる管路内にライニングを施す方法において、
前記ライニング管は、先端が剛性を有する口金をもって閉塞され、該口金より該ライニング管の内部に該ライニング管の中心軸に沿って所定長の止め棒が配され、
前記接続管内へ前記ライニング管を該ライニング管の口金を介して前記主管に向けて引き入れ、
該ライニング管の先端を主管内に突出させ、前記接続管内にライニング管を設置し、
しかる後、前記ライニング管の他端の開放部より回転駆動軸をもって回転される切断装置を挿入し、該切断装置の先端に装着した反力板を前記止め棒に当接させ、該止め棒との嵌合により該切断装置の中心を保持し、該止め棒との保持作用とともに該切断装置の切削刃の径を拡大し、
前記主管内に突出したライニング管を切断する、
ことを特徴とする。
上記において、「口金」は以下の実施形態において挟着金具4,5を採るが、当該態様に限定されるものではなく、同等の作用を発揮する手段(硬質の樹脂)を含む。「止め棒」に付いても以下の実施形態においてはボルト杆6を採るが、当該態様に限定されるものではなく、同等の作用を発揮する手段(口金からの突起体)を含む。
また、上記構成において、
1)切断装置は進退動する入子筒部をもって拡径・縮径する切刃部を有し、止め棒への押し込み反力により切刃部を拡径すること、
2)切断装置は上記1)の機構によらないで切刃部が拡径・縮径すること、
は適宜採択される選択的事項である。
本発明方法の実施において、ライニング管の主管内への突出長さは、後で切断される切断箇所が主管内に出る長さを確保するに足る長さとされる。
ライニング管の接続管内への挿入は、ライニング管の折込み変形をもってなされることも、また円形を保持したままのものでなされることも、いずれでもよい。いずれにおいても、口金は同一態様を採る。折込み変形を採るとき、ライニング管の本体の素材は熱記憶性合成樹脂が使用され、該ライニング管の接続管への挿入後、該ライニング管内への高温蒸気の送込みにより、円形への復元がなされる。かつ、その後、圧縮空気の封入による膨径がなされる。
切断装置の挿入はライニング管の硬度が高くなった状態でなされる。
止め棒は、後で進入する切断装置の口金からの距離、並びにライニング管内の中心位置を自動的に決める作用をなす。
第2番目の発明は管路用ライニング施工装置に係り、請求項3に記載のとおりである。
すなわち、 大径の主管に接続される小径の接続管内へ先端が閉塞され末端が開放されたライニング管を挿入してなされる管路内にライニングを施す方法に使用されるライニング施工装置であって、
前記ライニング管は、先端が剛性を保持し、 実質的に円形をなす口金により閉塞され、該口金より該ライニング管の内部に該ライニング管の中心軸に沿って所定長の止め棒が配され、
前記ライニング管の他端の開放部より挿入され、回転駆動軸をもって回転される切断装置を有し、
該切断装置は、シリンダー部と該シリンダー部への進退動をなすピストン部とからなる入子筒部と;該入子筒部の進退動によりリンク機構により切削刃の拡径・縮径をなす切刃部と;からなる切断部を有し、前記入子筒部の前端には前記止め棒に当接される反力板を有してなり、
前記止め棒と前記反力板との嵌合により該切断装置の中心を保持し、該止め棒への押込み反力により該切断装置の切削刃の径を拡大する、
ことを特徴とする。
上記において、「口金」は以下の実施形態において挟着金具4,5を採るが、当該態様に限定されるものではなく、同等の作用を発揮する手段(硬質の樹脂)を含む。「止め棒」に付いても以下の実施形態においてはボルト杆6を採るが、当該態様に限定されるものではなく、同等の作用を発揮する手段(口金からの突起体)を含む。
上記構成において、
1)入子筒部において付勢ばねの装入、
2)入子筒部を構成するシリンダー部とピストン部とはその前後はいずれの態様を採ることができる、
3)入子筒部は断面が角形、円形の適宜の態様を採ることができる、
は適宜採択される選択的事項である。
回転駆動軸は軸方向に剛性を有し、屈撓自在であり、駆動源からの回転力をもって切断装置に回転力を伝達するとともに、切断装置への推力を伝達する。
止め棒は、後で進入する切断装置の口金からの距離、並びにライニング管内の中心位置を自動的に決める作用をなす。
第3番目の発明は管路用切断装置に係り、請求項4に記載のとおりである。
すなわち、 先端が閉塞され末端が開放された小径の管に挿入され、該管の先端部において切断をなす切断装置であって、
前記小径管は、その先端に剛性を保持し実質的に円形をなす口金が装着され、該口金より該小径管の内部に該小径管の中心軸に沿って所定長の止め棒が配され、
中空部を有するシリンダー部と該シリンダー部の中空部にその一部が嵌入し、該シリンダー部への進退動をなすピストン部とからなる入子筒部と;該入子筒部の進退動によりリンク機構により切削刃の拡径・縮径をなす切刃部と;前記入子筒部の前端に配され、前記止め棒を受け入れる凹曲面が凹設されるる反力板と;前記入子筒部の後部に連結され、該入子筒部に回転動と推力とを伝達する回転駆動軸と;からなり、
回転駆動軸を介して回転動が伝達される、
ことを特徴とする。
上記構成において、
1)入子筒部においてシリンダー部とピストン部とに付勢ばねを介装させること、
2)入子筒部を構成するシリンダー部とピストン部とはその前後関係はいずれの態様を採ることができる、
3)入子部は断面が角形、円形の適宜の態様を採ることができる、
は適宜採択される選択的事項である。
回転駆動軸は、軸方向に剛性を有し屈撓自在である可撓軸が好適なものとして使用され、該可撓軸を介して駆動源からの回転力をもって切断装置に回転力を伝達するとともに、切断装置への推力を伝達する。
使用において、本切断装置を切断対象たるライニング管に挿入してゆくと、入子筒部は無負荷位置にあって切刃部は縮径され、切刃部の切削刃がライニング管に損傷を与えることなく進入する。更に、本切断装置に推力を与え、反力板を切断対象物に当接させ、入子筒部の軸移動をもってリンク機構を介して切刃部を拡径する。
ライニング管における口金は、ライニング管の先端の閉塞と、ライニング管の先導と、止め棒の位置保持との多機能を発揮する。
図1〜図7は本発明の管路内のライニング施工方法の実施に使用される管路用ライニング施工装置(ライニング管及び切断装置を含む。)の一実施形態を示す。すなわち、図1は本ライニング施工装置(ライニング管Lと切断装置Sとの組付け)の全体の概略構成を示し、図2はその要部の拡大図、図3〜図7は本ライニング施工に使用される切断装置Sの各部の構成を示す。また、図8は施工要領を示す。
これらの図において、本施工装置の進行方向(矢印イ)をもって、前部、後部とする。
ライニング管Lは、所定の長さを有し、前後端部が開放された円筒状をなすライニング管本体1と、該ライニング管本体1の前端に閉塞状に装着される先導金具2とからなり、ライニング管本体1の後端は開放される。
ライニング管本体1は、所定長を有し、前後端が開放され、取付け管(ライニング対象管)の内径に適合する外径を有する円筒状の管体であり、合成樹脂製よりなる。該ライニング管本体1は適当な可撓性 (軟質) を有するが、硬質を除外するものではない。
該ライニング管本体1は施工方法の通常の態様及び特殊な態様に対応して通常の素材よりなる円筒管、特殊の素材(形状記憶性)よりなる円筒管の2態様を採る。特殊の素材としては、形状記憶性を有する合成樹脂材(例えば、硬質塩化ビニル)が使用される。このものによる施工態様は、円筒状体を折りたたんで縮径した状態で取付け管内に挿入し、しかる後蒸気による加熱をもって円筒状体へ復元し、次いで、低圧の圧縮空気を送り込んで該本体1を取付け管に密着させるものである。
先導金具2は、2つの半球体状の挟着金具4,5、該挟着金具4,5の中央を貫通するボルト杆6、該ボルト杆6に螺合されるナット7,8(内ナット7、外ナット8)、該ボルト杆6の前端に螺合装着されるフック金具9、からなる。
該先導金具2は、ライニング管本体1の引込み、ライニング管本体1の密封、更には切断装置との関係位置保持等の多機態を発揮する。
もっと詳しくは、挟着金具4,5はともに半球状の殻体をなし、底部の中央にボルト挿通孔4a,5aが開設される。該挟着金具4,5の素材は通常は金属製であるが、硬質の合成樹脂製を使用してもよいことは勿論である。
ライニング管本体1の前端を内側挟着金具4と外側挟着金具5とで挟み、それらのボルト挿通孔4a,5aに挿通したボルト杆6にナット7,8を螺合し、ナット7,8の締込みをもってライニング管本体1への取付けをなす。その後、フック金具9をボルト杆6の前部に螺合する。フック金具9には引込み用のワイヤーが装着される。
本先導金具2はそのボルト杆6の後部の構成に特徴を有し、後端が球頭面6aをなすとともに、該球頭面6aより細径の突起杆6bが軸心に沿って突設される。
切断装置Sは、ライニング管L内に配されるとともに、該ライニング管Lに所定の関係位置を保ってライニング管本体1を切断するものであり、先端部の切断部11、該切断部11の後部に接続される回転軸部12、及び該回転軸部12の末端に連結され回転軸部12を回転駆動する駆動部13からなる。
切断部11は、入子筒部15を構成するシリンダー部16とピストン部17と付勢ばね18、該入子筒部15のシリンダー部16とピストン部17とに跨って装備される切刃部19、入子部筒15のシリンダー部16の前端に固設される反力板20、の主要部からなる。
入子筒部15は、シリンダー部16とピストン部17と付勢ばね18とからなる。
シリンダー部16は、所定の厚さと長さを有するの正四角断面状の筒体よりなる。従って、内部に四角中空部を有する。
ピストン部17は、全体的に中実の棒状体をなし、前部17aは正四角断面をなし、シリンダー部16の中空部内に進退動自在に挿入され、該前部17aより段部17bを介して中央部17cに連なる。従って、中央部17cは前部17aよりも長辺の四角断面をなす。また、段部17bはピストン部17がシリンダー部16内に押し込まれたとき、ストッパーの機能を果す。後部17dは丸棒状をなし、回転軸部12に接続されるねじが螺設される。
該入子筒部15は本実施形態では四角形状断面を採るが、他の多角形状(例えば五角形、八角形など)あるいは円形状を採ることを妨げるものではない。円形状を採るとき、進退動を確実になすためのスプライン係合を取ることが好ましい。
付勢ばね18は、シリンダー部16内において、シリンダー部16の前端底部(本実施形態の場合、反力板20が兼ねる。)とピストン部17の前端面との間に介装される。該付勢ばね18は所定のばね係数を有し、押し込まれてくるピストン部17に戻し力を与える。
切刃部19は、入子筒部15の外側においてそのシリンダー部16とピストン部17とに跨って配される。
切刃部19は、切削刃22を主体とし、該切削刃22をピン23を介して両側から挟み付け、該切削刃22と回り対偶をなすリンク体24とによってリンク機構をなす。切削刃22はピストン部17に固設された取付けブラケット25によりピンを介して取付けられ、リンク体24はシリンダー部16に固設された取付けブラケット26によりピンを介して取付けられる。27a,27bは上記の各ピンを示す。
切刃部19は、本実施形態では、入子筒部15の各側辺に4か所配されるが、対称を保って2か所であってもよい。更に、入子筒部15が多角形状を採るとき、各側辺に設けることができる。また、入子筒部15が円形状をなすとき、2か所、3か所、4か所等の適宜に配される。
(持上げ機構30)(図5・図6参照)
図3・図4に示す切刃部19の状態、すなわち切削刃22とリンク体24とはピン23を介して直線状に並び、いわゆる死点状態となっているが、これは最小径を保持する点で有利であるが、拡径動作のために不利となる。
このため、図5に示すように、少なくとも1つの切刃部19において、持上げ機構30がシリンダー部16に固設され、切削刃22とリンク体24とをピン23を介して折れ線状になす。
図6に該持上げ機構30の一例を示す。この持上げ装置30は、上板31と下板32とがピン33を介して枢着され、内部に装着されたばね34により付勢力を受ける。上板31と下板32との端面にはピン孔が開設され、そのピン孔にピン35が挿し込まれ、上板31と下板32とは閉合している。ピン35のフック35aにワイヤー36が繋がれ、ワイヤー36の引張りによりピン35が外れて上板31は上方へ跳ね上がる。
反力板20は、所定厚の正四角平板状をなし、入子筒部15のシリンダー部16の前端に固設される。該反力板20の前面は所定の曲率の凹曲面20aに形成され、該凹曲面20aの中心底部にはライニング管Lにおける先導金具2のボルト杆6の突起杆6bを受け入れる中心孔20bが穿設されている。
先導金具2のボルト杆6と反力板20の凹曲面20aとは、所定の関連性をなす。すなわち、先ずボルト杆6の突起杆6bは反力板20の凹曲面20aに当接し、該凹曲面20aの曲率に沿って中心部に導かれ、該凹曲面20aの中心孔20bに嵌り込む。これにより、切断部11はライニング管Lと中心を共有する。
回転軸部12は、可撓性を有する長尺の軸体をなし、軸方向の剛性を有し、前端及び後端にそれぞれ接手構造を有し、前端は切断部11に接続され、後端は駆動部13に接続され、該駆動部13からの回転駆動力を受けて回転する。また、推力は軸力として伝達される。該回転軸部12は適宜に中間に配された接手により継ぎ足される。
駆動部13は、駆動源(モータ)を備え、該モータの回転出力軸に回転軸部12が接続され、該回転軸部12に回転力を伝達する。駆動源は電動、内燃機関等の適宜のものが採用されるが、応答性に優れた電動式が好適である。
回転軸部12は回転シャフト38と該回転シャフト38を保護する外殻体39とからなり、両端はそれぞれ接手40,41(前部接手40、後部接手41)を有する。回転シャフト38と外殻体39との間にはリテーナ42が適宜介装される。
回転シャフト38は鋼撚り線よりなり、可撓性をもって大きな回転剛性を発揮し、また軸剛性も大きい。該回転シャフト38の両端はそれぞれ角柱状(又は角状凹部)をなし、被接続体に対して回り対偶を採る。外殻体39は、大きな軸剛性を保持しつつ、屈撓性を発揮するものであって、螺旋巻き鋼管が使用される。該外殻体39をもって推力を伝える。
前部接手40は、剛性の円筒状体の接手本体44を主体とし、接手本体44により回転シャフト38を一体に抱持し、かつスラスト軸受45を介して外殻体39に回転を許容して固定される。該接手本体44は、切断部11のピストン部17の後端のねじ部17dに螺合接続され、かつ回転シャフト38を一体に抱持したままピストン部17の後端の接続穴に嵌合される。
後部接手41は、駆動部13の接手構造に接続される。駆動部13の接手構造においては、該駆動部13のモータ47の出力軸47aの端部にカップリング48が固設され、また、カップリング48回りに受口部49が配される。しかして、回転軸部12の後部接手41ではその外殻体39が駆動部13の接手構造の受口部49に挿入され、固定ボルト50により固定される。これにより、回転軸部12の外殻体39は不動状態となる。また、後部接手41の回転シャフト38はモータからの出力軸に繋がるカップリング48に嵌合される。
上記のライニング施工装置に付加して、以下の該ライニング施工装置の附属設備が適宜使用される。
(ウインチ)
先導金具2のフック金具9に装着されたワイヤーを巻き取るためのもので、ワイヤーは本管を介して本管外に導かれ、本管外に配された該ウインチをもって巻き取られる。
(蒸気加熱装置)
加熱に対する形状記憶性のライニング管本体1に対して、加熱蒸気を送るもので、地上部に配される。
(送風機)
形状記憶性のライニング管本体1の加熱変形後、その変形管を膨径させ取付け管に接合させるための加圧手段。
叙上の実施形態のライニング施工用の切断装置Sはライニング管Lに連動して以下の作用動作を発揮する。
ライニング管Lは,ライニング管本体1の先端に先導金具2が取り付けられ、ライニング管本体1は所定径を保持する。
本切断装置Sについては、切断部11と駆動部13とを回転軸部12を介して連結し、切断部11の切刃部19を縮径状態となし、ライニング管Lのライニング管本体1の末端の開口部より挿入する。
本切断装置Sの前端がライニング管Lの先導金具2に到達し、その反力板20がライニング管Lのボルト杆6に当接し、ボルト杆6の後端の突起杆6bが反力板20の凹曲面20aに、次いで中心孔20bに嵌合し、切断部11の中心を保持する。
駆動部13を始動し、回転軸部12を介して切断部11に回転力を付与する。切断部11は回転軸部12からの推進及び回転に伴う遠心力を受けて切刃部19の切削刃22は外方へ拡がり、入子筒部19においてピストン部17は付勢ばね18のばね力に抗してシリンダー部16へ入り込む。
ピストン部17の押込みとともに切刃部19の切削刃22は外方へ立ち上がり、その先端がライニング管本体1に接触し、該切削刃22の回転によりライニング管本体1の切断がなされる。この間、切断部11は先導金具2のボルト杆6との係合により中心を保持し、切削刃22はライニング管本体1を円滑に切断する。更にまた、切断部11に対する推力は回転軸部12を介して常時付加される。
切断が完了すれば、駆動部13を停止し、切断部11の回転を停止する。付勢ばね18の復元作用によりシリンダー部16とピストン部17とは引き離れ、切刃部19は縮径する。
回転軸部12を介して切断部11を引き戻し、切断部11をライニング管本体1の末端の開口より引き出す。
本管路内のライニング施工方法は、叙上の切断装置S及びライニング管Lを使用して以下のようになされる。
図8は本ライニング施工方法の実施される下水道管渠における取付け管への適用例を示す。図において、Pは地中に設置された下水道用管渠すなわち下水道本管、Wは該下水道本管内を流下する下水、Tは地表部に配される雨水枡(もしくは汚水枡)、Uは地表部の路面である。雨水枡Tと下水道本管Pとは取付け管Qをもって繋がれる。Hは取付け管Qと下水道本管Pとの接続口、Iは取付け管Qと雨水枡Tとの接続口である。
(1) 下水道本管Pの取付け管Qとの接続口Hに後で施されるライニング管Lとの接合をなすサドル(図示せず)を装着する。なお、下水道本管Pの下水Wは本施工に先立って上流部で止水され、排水される。
次いで、下水道本管P内よりワイヤーを引張り込み、ライニング管Lの先導金具2が下水道本管P内に十分に露出するまで引き込む。すなわち、ライニング管Lの本体1の切断箇所が下水道本管P内に露出する状態を基準とする。ライニング管Lの本体1の末端は両水枡Tもしくは地表部にとどまる。
この状態でライニング管本体1の硬化を待つ。
ライニング管本体1が形状記憶性素材よりなる場合は、上記(2) 工程において折りたたまれた状態での取付け管内への挿入作業となり、取付け管内への挿入後は前述したとおり該ライニング管本体1内への加熱蒸気の導入がなされ、円筒管への復元がなされる。次いで、(3) 工程において、冷却された圧縮空気の封入となる。
これにより、ライニング管Rの切断部11は中心を保持する。
この(6) 工程に先立って、本切断装置Sに持上げ機構30を有するとき、該持上げ機構30を作動させ、切削刃22を持ち上げる。
切削刃22の拡径とともにライニング管Lの本体1は切断される。
また、雨水枡Tにおいてもライニング管本体1の末端は適宜手段により切断され、整形される。
以上をもって、本管路内のライニング施工は完了する。
以上のように、この実施の形態のライニング施工によると、取付け管Qへ装入されたライニングの切断が、地表部から実施されるので、下水道本管からの作業が省略化され、施工効率が向上し、更には下水道本管が小径であっても工事が可能である。
1)先導金具2において、ライニング管本体1の把持及び、密封をなし得るならば二つの挟着金具4,5は必要ではなく、一体でもよく、更には球体状である必要もない。
2)止め棒もボルト杆である必要もなく、直棒でもよく(この場合、フック金具9等の取付けは溶接となる。)、要は反力板との中心保持がなされ得ればよい。
3)切断部11において、シリンダー部16とピストン部17とは前後が逆にされてもよい。
Claims (5)
- 大径の主管に接続される小径の接続管内へ先端が閉塞され末端が開放されたライニング管を挿入してなされる管路内にライニングを施す方法において、
前記ライニング管は、先端が剛性を有する口金をもって閉塞され、該口金より該ライニング管の内部に該ライニング管の中心軸に沿って所定長の止め棒が配され、
前記接続管内へ前記ライニング管を該ライニング管の口金を介して前記主管に向けて引き入れ、
該ライニング管の先端を主管内に突出させ、前記接続管内にライニング管を設置し、
しかる後、前記ライニング管の他端の開放部より回転駆動軸をもって回転される切断装置を挿入し、該切断装置の先端に装着した反力板を前記止め棒に当接させ、該止め棒との嵌合により該切断装置の中心を保持し、該止め棒との保持作用とともに該切断装置の切削刃の径を拡大し、
前記主管内に突出したライニング管を切断する、
ことを特徴とする管路内のライニング施工方法。 - 請求項1において、ライニング管の本体の素材は熱記憶性合成樹脂が使用され、該ライニング管の接続管内への挿入は、該ライニング管の折込み変形をもってなされ、しかる後、該ライニング管内への高温蒸気の送込みにより円形への復元がなされる管路内のライニング施工方法。
- 大径の主管に接続される小径の接続管内へ先端が閉塞され末端が開放されたライニング管を挿入してなされる管路内にライニングを施す方法に使用されるライニング施工装置であって、
前記ライニング管は、先端が剛性を保持し、 実質的に円形をなす口金により閉塞され、該口金より該ライニング管の内部に該ライニング管の中心軸に沿って所定長の止め棒が配され、
前記ライニング管の他端の開放部より挿入され、回転駆動軸をもって回転される切断装置を有し、
該切断装置は、シリンダー部と該シリンダー部への進退動をなすピストン部とからなる入子筒部と;該入子筒部の進退動によりリンク機構により切削刃の拡径・縮径をなす切刃部と;からなる切断部を有し、前記入子筒部の前端には前記止め棒に当接される反力板を有してなり、
前記止め棒と前記反力板との嵌合により該切断装置の中心を保持し、該止め棒への押込み反力により該切断装置の切削刃の径を拡大する、
ことを特徴とする管路用ライニング施工装置。 - 先端が閉塞され末端が開放された小径の管に挿入され、該管の先端部において切断をなす切断装置であって、
前記小径管は、その先端に剛性を保持し実質的に円形をなす口金が装着され、該口金より該小径管の内部に該小径管の中心軸に沿って所定長の止め棒が配され、
中空部を有するシリンダー部と該シリンダー部の中空部にその一部が嵌入し、該シリンダー部への進退動をなすピストン部とからなる入子筒部と;該入子筒部の進退動によりリンク機構により切削刃の拡径・縮径をなす切刃部と;前記入子筒部の前端に配され、前記止め棒を受け入れる凹曲面が凹設されるる反力板と;前記入子筒部の後部に連結され、該入子筒部に回転動と推力とを伝達する回転駆動軸と;からなり、
回転駆動軸を介して回転動が伝達される、
ことを特徴とする管路用切断装置。 - 請求項4において、切刃部のリンク機構の伸長状態で水平を保持するとき該リンク機構の水平状態を解除する持ち上げ機構が配される管路用切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004025670A JP4012155B2 (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | 管路内のライニング施工方法及び該方法に使用される施工装置並びに切断装置 |
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