JP4014657B2 - 管付きベースプレート - Google Patents

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Description

背景技術
本発明は請求項1の上位概念部に記載した管付きベースプレート(Rohrplatine)に関する。このような形式の管付きベースプレートは、特に自動車用のウインドワイパ装置に使用されている。
従来技術では、ウインドワイパ装置は、ウインドワイパ支持体、いわゆる管付きベースプレートを用いて自動車のボディーに固定されている。管付きベースプレートはモータ側ベースプレートを有しており、このモータ側ベースプレートは、ウインドワイパモータと、このウインドワイパモータに取り付けられた伝動装置とを有するウインドワイパ駆動装置を備えている。伝動装置の駆動軸は、伝動装置ドーム(Getriebedom)内に支承されていて、一般的にクランクおよび連結ロッドを介して、各ウインドワイパ用の駆動軸に堅固に結合されている複数のクランクを駆動する。伝動装置ケーシングは、一般的には3つのねじでモータ側ベースプレートにねじ締結されており、このモータ側ベースプレートは管付きベースプレートによって保持されている。伝動装置ドームの周りに分配して配置され、モータ側ベースプレートのねじ穴を通して挿入されているこれらのねじは、駆動側のケーシングカバーの、突出するねじ用スリーブに係合する。ねじ用スリーブは、伝動装置ケーシングをモータ側ベースプレートで支持する。
ウインドワイパの駆動軸はウインドワイパ軸受内で支承されており、このウインドワイパ軸受の軸受ケーシングは、ベースプレートの端部に固定されているかまたは一体成形されている。ベースプレートは直接、軸受ケーシングを介してか、または軸受ケーシング、ベースプレートおよび/またはモータ側ベースプレートに一体成形されている固定用ボス(Befestigungsaugen)を介して、車両のボディに固定されている。
ドイツ連邦共和国実用新案第7434119号明細書によれば四角形管から製造される管付きベースプレートが公知であり、この四角形管にはモータ側ベースプレートとして用いられるプレートが溶接されている。このような管付きベースプレートまたは管状フレーム装置は軽量構造であるにもかかわらず非常に堅固である。前もって行われる曲げ作業過程は必要ないので、コスト上の理由から真っ直ぐな支持管が要求される。
さらに欧州特許第0409944号明細書によれば、モータ側ベースプレートが、形状接続的な接続部を介して複数の管状部分を結合する管付きベースプレートが公知である。変化実施例として、モータ側ベースプレートを伝動装置ケーシングのケーシングカバーと一体的に形成することができる。
欧州特許公開第0781691号明細書には、モータ側ベースプレートとベースプレート管とを有する管付きベースプレートが示されている。ベースプレート管に面する側に、モータ側ベースプレートは凹部を有しており、この凹部内にベースプレート管がはめ込まれ、プロジェクション溶接を用いて、互いに重なり合って結合されている。凹部の横断面の輪郭はベースプレート管の横断面に相応し、ベースプレート管を約180度の外周領域で取り囲む。このモータ側ベースプレートはベースプレート管の面でのみわずかな点を介してベースプレート管に結合されているので、ウインドワイパ運転中に生じる力は、両構成部材の結合部に不都合に分配され、その結果、部分的に高い材料応力が生じる。さらにベースプレート管と駆動軸との間の間隔に基づき、かなりの曲げモーメントが生じる。
さらに欧州特許公開第0689975号明細書によれば、モータ側ベースプレートを有する管付きベースプレートが公知である。このような管付きベースプレートは鏡像的に構成された2つの部材から成っており、これらの部材はベースプレート管に向けられた側に凹部を有していて、これらの凹部内にベースプレート管がはめ込まれている。凹部はベースプレート管をそれぞれ約180°の外周領域で取り囲んでいるので、2つの凹部は一緒にベースプレート管を全周面で取り囲むことになる。組立の際には、モータ側ベースプレートの2つの部材はベースプレート管の周りに載置され、例えば機械的にまたは接着または熱結合によって互いに結合される。この場合ベースプレート管は、モータ側ベースプレートに対して周方向および軸線方向に形状接続的(formschluessig;形状による束縛)にかつ/または接着による材料接続的に固定される。モータ側ベースプレートの2つの部材は別の構成では1つの部材として構成することもできる。またこの場合も駆動軸とベースプレート管との間隔は重要である。
発明の利点
請求項1の特徴部に記載した本発明の管付きベースプレートは次のような利点を有している。すなわち、ベースプレート管が両側から取り囲まれており、加えられる力は凹部と舌片とを介してモータ側ベースプレートの面に分配される。このことは、凹部がモータ側ベースプレートの縁部に延在しているのではなく、モータ側ベースプレートを横切って配置されていることによって可能である。これにより、舌片をモータ側ベースプレート内部で切り抜き成形することができ、力の流れを凹部の多数の面に分配することを補助することができる。
本発明では、モータ側ベースプレートは金属薄板成形部材である。有利には凹部は、少なくとも1つのねじ穴と、伝動装置ドーム用の開口との間に延在する。これにより、ベースプレート管は伝動装置の駆動軸の近傍に位置するので、わずかな曲げモーメントしか生じない。伝動装置ドーム用の開口に接続して、凹部に対して直交する方向に舌片が切り抜き成形されており、この舌片は凹部とは逆に曲げられてベースプレート管を取り囲んでいる。これにより、ベースプレート管は、ほぼ全周面にわたって保持されている。従ってウインドワイパー運転中に生じる力は、伝動装置ドームの領域で、ベースプレート管の広い外周領域にわたって分配され、純粋な曲げ応力が部分的に引張り応力および圧縮応力に変換される。好都合な力の流れが行われるにもかかわらず、モータ側ベースプレートは簡単な構造を有していて、アンダーカット部や2重壁の領域を有していない部材から構成され、曲げ応力変換部材として製造可能である。
モータ側ベースプレートと舌片とは、ベースプレート管を交互に互いに向き合って取り囲んでおり、この場合個々の領域は全結合領域と比較してかなり狭くなっている。これによりモータ側ベースプレートと舌片を、簡単に、接着または溶接によってコントロールしながら形状接続的にベースプレート管に、例えばプロジェクション溶接によって結合することができる。
強度を高めるために、例えばベースプレート管と、このベースプレート管に対応するモータ側ベースプレートの凹部および/または舌片とが、円形横断面とは異なる横断面を有していることによって、形状接続による材料結合を補助すれば、有利である。さらに強度を高めるために舌片の側方に複数のスリットが設けられており、これらのスリットの端部は丸味つけられている。これにより、切欠応力(Kerbspannung)は減少し、応力き裂および疲労き裂はこの領域において回避される。
図面
別の利点は、以下の図面の説明に記載されている。
図面には、本発明による実施例が示されている。図面、実施例の説明および請求の範囲は、組み合わせによる多くの特徴を有している。有利には、専門家はこれらの特徴を個別に認識し、有利な別の組み合わせを行う。
第1図には、ベースプレート管に固定されたモータ側ベースプレートの、第2図におけるI−I線に沿った横断面図が示されており、
第2図には、ベースプレート管のないモータ側ベースプレートの平面図が示されており、
第3図には、第1図に記載したベースプレート管を多角形の横断面形材にした変化実施例の横断面図が示されている。
実施例の説明
管付きベースプレート(Rohrplattine)10は、ベースプレート管(Platinenrohr)12とこのベースプレート管に固定されたモータ側ベースプレート14を有している。モータ側ベースプレート14は開口16を有しており、この開口16を介して伝動装置36の伝動装置ドーム40が挿入されている。伝動装置ドーム40内には駆動軸42が支承されている。詳しく図示していないワイパモータにフランジ締結されている伝動装置36の輪郭は、破線によって示されている。伝動装置36はねじによってモータ側ベースプレート14,46に固定される。このために、伝動装置ドーム40用の開口16の周りに分配されて配置されているねじ穴18が役に立つ。モータ側ベースプレート14,46は薄板変形部材であり、この薄板変形部材の縁部22は上方に曲げられて補強リブを形成している。
伝動装置ドーム40用の開口16と、少なくとも1つのねじ穴18との間には凹部20,52が延在しており、この凹部20,52内にはベースプレート管12,50がはめ込まれている。凹部20,52に直交する方向に、開口16に接続して舌片24,48が切り抜き成形されている。この舌片24,48は凹部20,52とは逆に曲げられていて、ベースプレート管12,50を凹部20,52の反対側から取り囲む。このベースプレート管12,50は、材料接続的に、例えば接着または溶接によってモータ側ベースプレート14,46に結合される。プロジェクション溶接のために第2図に示した実施例では、凹部20および舌片24の領域に溶接用突起(Schweissbuckel)44を有している。縁部22は、モータ側ベースプレート14,46の、舌片24とは反対側に位置していて凹部20,52の閉鎖側を越えている。
舌片24はモータ側ベースプレート14,46の薄板から切り抜き成形されかつ変形されている。この場合、伝動装置ドーム40用の開口16の領域の薄板の少なくとも一部が使用されている。舌片24の側方に、スリット26,28が設けられており、これらのスリット26,28の端部30,32は丸く切削されている。その結果、これらの領域で環境応力き裂(Spannungriss)が生じる危険性を回避することができる。舌片24は一方の側でのみモータ側ベースプレート14と結合されていて、ベースプレート管12,50を組み付けるために、ばね弾性的にわずかに曲げることができる。これにより舌片24は摩擦接続的にベースプレート管12,50に接触しており、続く溶接が助成される。凹部52、舌片48およびベースプレート管50が多角形の横断面輪郭を有している点で、第3図に示したモータ側ベースプレートは、第1図および第2図に示したモータ側ベースプレート46とは異なる。このモータ側ベースプレート46は摩擦接続的にベースプレート管50に結合する。この結合は材料接続的に助成されていてよい。
特に大きなモータ側ベースプレートにおいて、多数の舌片が切り抜き成形されていると、力の流れに関する本発明の別の改良形が得られる(図示せず)。これらの舌片は、交互にベースプレート管を取り囲むので有利である。

Claims (8)

  1. 付きベーススプレート(10)であって、モータ側ベースプレート(14,46)を有しており、該モータ側ベースプレート(14,46)にモータ伝動装置ユニット(36)が固定可能であって、前記モータ側ベースプレート(14,46)が凹部(20,52)の形の収容部を有していて、該凹部(20,52)内にベースプレート管(12,50)がはめ込まれて保持されている形式のものにおいて、
    モータ側ベースプレート(14,46)が金属薄形成形部材であって、前記凹部(20,52)がモータ側ベースプレート(14,46)を横切っており、さらに凹部(20,52)に対して直交する方向に舌片(24,48)が切り抜き成形されており、該舌片(24,48)が凹部(20,52)とは逆方向に曲げられてベースプレート管(12,50)を取り囲んでおり、モータ側ベースプレート(16)が、伝動装置ユニット(36)の伝動装置ドーム(40)用の開口(16)を有していて、伝動装置ユニット(36)を固定するために該開口(16)の周りに配置されたねじ穴(18)を有しており、凹部(20,52)が、少なくとも1つのねじ穴(18)と、伝動装置ドーム(40)用の開口(16)との間に延在しており、該開口(16)に接続して舌片(24,48)が切り抜き成形されていることを特徴とする、管付きベースプレート。
  2. 舌片(24,48)の自由端部が開口(16)に向かって方向付けられている、請求項記載の管付きベースプレート。
  3. ベースプレート管(12)が円形の横断面を有していて、舌片(24)によって、90°よりも大きい外周領域で取り囲まれている、請求項1又は2記載の管付きベースプレート。
  4. モータ側ベースプレート(14,46)が、ベースプレート管(12,50)に材料接続的に結合されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の管付きベースプレート。
  5. ベースプレート管(50)が、非円形の横断面を有していて、モータ側ベースプレート(46)に形状接続的に結合されている、請求項1または記載の管付きベースプレート。
  6. 舌片(24,48)の側方にスリット(26,28)が形成されており、これらのスリット(26,28)の端部(30,32)が丸みをつけられている、請求項1からまでのいずれか1項記載の管付きベースプレート。
  7. モータ側ベースプレート(14,46)の縁部(22)が、凹部(20,52)の閉じられた側に向かって上方に曲げられている、請求項1からまでのいずれか1項記載の管付きベースプレート。
  8. 舌片(24,48)が、ばね弾性的に構成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の管付きベースプレート。
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