JP4072012B2 - フラットケーブル接続部、その製造方法及びその製造装置 - Google Patents

フラットケーブル接続部、その製造方法及びその製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器や自動車等の電気配線で用いられるフラットケーブルの接続部、その製造方法及びその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気機器や自動車等の電気配線に、図30に示すように幅Wcの銅やアルミニュウム等の金属よりなるフラット導体1を、ポリエチレンテレフタレートの如きプラスチックよりなるフラット絶縁被覆2で覆ったフラットケーブル3が用いられるようになってきている。このフラットケーブル3の接続方法として、接続子4´としてフラット導体1の幅Wcより狭い幅Wの端子板5の幅方向の両側にクリンプ片6を立設し、端子板5の端部に雌形の接続継ぎ手7を一体に形成した構造のものを用いて、図31に示すようにこの接続子4´のクリンプ片6をフラット導体1に対応する箇所でフラットケーブル3に突き刺して該クリンプ片6をフラット導体1に導通させ、フラットケーブル3を突き抜けた各クリンプ片6の先端部を円弧状に曲成して加締めてフラットケーブル接続部8´を形成することが開発されている。
【0003】
この場合、フラットケーブル3は、フラット導体1として、従来の丸電線の断面積 0.3sqmmや 0.5sqmmに相当する導体厚さが0.15mmで、導体幅Wcが 1.5mm〜 2.0mmのものが、2.3 mmの配列ピッチでフラット絶縁被覆2内に配列された構造のものが用いられている。
【0004】
一方、接続子4´の端子板5としては厚さが0.25mmで、幅Wが 1.2mmのものが用いられている。各クリンプ片6は、端子板5の幅方向の両側に該端子板5の幅方向に突出するように打ち抜いたものを立ち上げて形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、このようなフラットケーブル接続部8´を形成するフラットケーブル3がさらに高密度化され、従来の丸電線の断面積 0.3sqmmより小さく、導体幅がさらに狭くなったフラット導体1を、従来より狭いピッチで配置したファインピッチのフラットケーブル3の使用が要求されるようになってきている。
【0006】
このファインピッチのフラットケーブル3は、具体的にはフラット導体1が厚さ0.035 mmで、幅Wc 1.2mmや 1.0mmのものが、2.0 mmや1.8 mmの配列ピッチでフラット絶縁被覆2内に配列された構造のものである。この場合、フラット導体1の配列ピッチは、耐電圧の関係から 0.8mm以上必要である。
【0007】
このようにフラット導体1の幅が従来より狭くなり、その厚さも薄くなることで、従来のように接続子4´のクリンプ片6をフラット導体1に対応する箇所でフラットケーブル3に突き刺し、フラットケーブル3を突き抜けた各クリンプ片6の先端部を曲成して加締めてフラットケーブル接続部8´を形成する方法では、接続子4´の端子板5の幅をさらに狭くしなければならず、フラットケーブル3を突き抜けた各クリンプ片6の先端部を円弧状に曲成することが寸法的にできなくなり、またフラット導体1の厚さがより薄くなることで、クリンプ片6をフラット導体1に突き刺しす際にフラット導体1が押し曲がりながら突き刺されるため、クリンプ片6とフラット導体1との電気的接触状態が安定せず、フラットケーブル接続部8´の信頼性が低下する問題点がある。
【0008】
本発明の目的は、高密度化されたフラットケーブルでも接続部の信頼性が優れたフラットケーブル接続部及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、高密度化されたフラットケーブルでも接続部の信頼性をより向上できるフラットケーブル接続部及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、段違い部分をつぶれ難くすることができるフラットケーブル接続部及びその製造方法を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、段違い部分がつぶれるのを防止できるフラットケーブル接続部を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、段違い部分の表面の絶縁を維持できるフラットケーブル接続部を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、フラットケーブルと導電シートとが重なり合った重ね合せ部に、フラットケーブルのフラット導体の箇所で切れ目を入れ、この切れ目に直交する両側の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにする作業を一挙に行えるフラットケーブル接続部の製造方法及び製造装置を提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、フラット導体と導電シートとの電気的・機械的な接続を安定させることができるフラットケーブル接続部の製造方法及び製造装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフラットケーブル接続部の一態様においては、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられる。またフラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成される。そして、接続子の2枚の導電シートと、フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目が重ね合せ部に入れられて、その切れ目に直交する両側の部分が相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0016】
このような構造のフラットケーブル接続部によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で1条の切れ目を入れ、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0017】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の他の態様においては重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成される。そして、接続子の2枚の導電シートと、フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した2条の切れ目が重ね合せ部にほぼ平行に入れられて、2条の切れ目の間の部分がその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0018】
このような構造のフラットケーブル接続部によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で2条の切れ目を入れ、この2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0019】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の更に他の態様では重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが2枚の導電シートの間に挟まれて2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成される。そして、接続子の2枚の導電シートと、フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した3条の切れ目が重ね合せ部にほぼ平行に入れられて、3条の切れ目の間の2つの部分が隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0020】
フラットケーブル接続部を上記のように構成すると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で3条の切れ目を入れ、この3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。特に、このフラットケーブル接続部では、3条の切れ目を入れているので、接触部の数が増え、十分に導通をとることができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0021】
また、上記の如き本発明に係るフラットケーブル接続部では、切れ目に沿って重ね合せ部の積層方向に段違いにされている部分は、切れ目に沿った部分が重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状となっていることが好ましい。
【0022】
このような構成になっていると、凸部にこれを押圧する力が作用した場合、隣り合う反対方向に突出する凸部の存在により、押圧された凸部がつぶれるのを防止することができる。
【0023】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられて、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが2枚の導電シートの間に挟まれて2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成され、接続子の2枚の導電シートと、フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目が重ね合せ部に入れられて舌片が形成される。また、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分が前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、舌片の基端の部分の両側にフラット導体と前記導電シートとが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0024】
フラットケーブル接続部を上記のように構成すると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所でコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成し、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0025】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部では、切れ目を入れる部分を避けて、2枚の導電シートの一方に沿って延びる補強片が接続子に設けられていることが好ましい。
【0026】
このような構造のフラットケーブル接続部では、補強片によりこのフラットケーブル接続部の部分が曲がり難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0027】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフ ラットケーブルが交差した状態で重ね合されて、2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分が接続子を構成する2枚の導電シートの間に挟まれる。これにより、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部が形成される。また接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目が重ね合せ部に入れられて、その切れ目に直交する両側の部分が相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部が形成される。
【0028】
フラットケーブル接続部を上記のように構成すると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で1条の切れ目を入れ、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0029】
また、上記の如き本発明に係るフラットケーブル接続部では、切れ目に沿って重ね合せ部の積層方向に段違いにされている部分は、切れ目に沿った部分が重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状となっていることが好ましい。
【0030】
このような構成になっていると、凸部にこれを押圧する力が作用した場合、隣り合う反対方向に突出する凸部の存在により、押圧された凸部がつぶれるのを防止することができる。
【0031】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の更に他の態様では重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフラットケーブルが交差した状態で重ね合されて、2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分が、接続子を構成する2枚の導電シートの間に挟まれる。これにより、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部が形成される。また接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目が重ね合せ部に入れられて舌片が形成され、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分が重ね合せ部の積層方向に段違いにされて、舌片の基端の部分の両側にフラット導体と導電シートとが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0032】
フラットケーブル接続部を上記のように構成すると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所でコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成し、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0033】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の更の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置される。この場合、2条のフラ ットケーブルの向かい合わせにされた端部が接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成される。また接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目が、2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けられて、各切れ目に直交する両側の部分が相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部が形成される。
【0034】
フラットケーブル接続部を上記のように構成すると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で1条の切れ目を入れ、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0035】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置される。また2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部が接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成され、接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの該2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な2条の切れ目が、2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けられる。そして、各2条の切れ目の間の部分がその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0036】
フラットケーブル接続部を上記のように構成すると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で2条の切れ目を入れ、この2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0037】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の他の態様では重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられるとともに、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置され、2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部が接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成される。また接続子の2枚の導電シートと各フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な3条の切れ目が、2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けられて、3条の切れ目の間の2つの部分が隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートとが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0038】
このようにフラットケーブル接続部を構成すると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で3条の切れ目を入れ、この3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。特に、このフラットケーブル接続部では、3条の切れ目を入れているので、接触部の数が増え、十分に導通をとることができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0039】
また、上記の如き本発明に係るフラットケーブル接続部では、切れ目に沿って重ね合せ部の積層方向に段違いにされている部分は、切れ目に沿った部分が重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状となっていることが好ましい。
【0040】
このような構成になっていると、凸部にこれを押圧する力が作用した場合、隣り合う反対方向に突出する凸部の存在により、押圧された凸部がつぶれるのを防止することができる。
【0041】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられるとともに、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置され、2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部が接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成される。また接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目が前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に入れられて舌片が形成されて、舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分が前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、舌片の基端の部分の両側にフラット導体と導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成される。
【0042】
上記のようにフラットケーブル接続部が構成されていると、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所でコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成し、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0043】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部では、上記の如きフラットケーブル接続部で、重ね合せ部の段違い部分の凹部内に、その段違い形状を維持させる形状維持手段が設けられていることが好ましい。
【0044】
このように重ね合せ部の段違い部分の凹部内に、その段違い形状を維持させる形状維持手段を設けると、段違い部分に加圧力が加わっても段違い形状がつぶれるのを防止でき、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0045】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部では、重ね合せ部の段違い部分を覆って絶縁被覆が被せられていることが好ましい。
【0046】
このように重ね合せ部の段違い部分を覆って絶縁被覆を被せると、段違い部分の絶縁を維持させることができる。
【0047】
次に、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを2枚の導電シートの間に挟んで2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成する。そして、接続子の2枚の導電シートと、フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆とフラット導体とを貫通した1条の切れ目を重ね合せ部に入れ、切れ目に直交する両側の部分を相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部を形成する。
【0048】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で1条の切れ目を入れ、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0049】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様においては重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを2枚の導電シートの間に挟んで2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成する。そして、接続子の2枚の導電シートと、フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な2条の切れ目を重ね合せ部に入れ、2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにし、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0050】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で2条の切れ目を入れ、この2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0051】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを接続子の2枚の導電シートの間に挟んで2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成する。そして、接続子の2枚の導電シートとフラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な3条の切れ目を重ね合せ部に入れて、3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0052】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で3条の切れ目を入れ、この3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。特に、このフラットケーブル接続部の製造方法では、3条の切れ目を入れているので、接触部の数が増え、十分に導通をとることができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0053】
また、上記の如き本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法では、切れ目に沿って重ね合せ部の積層方向に段違いにする部分は、切れ目に沿った部分が重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状とすることが好ましい。
【0054】
このような構成にすると、凸部にこれを押圧する力が作用した場合、隣り合う反対方向に突出する凸部の存在により、押圧された凸部がつぶれるのを防止することができる。
【0055】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、ラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを2枚の導電シートの間に挟んで2枚の導電シートとフラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成する。また接続子の2枚の導電シートと、フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目を重ね合せ部に入れて舌片を形成し、舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにして、舌片の基端の部分の両側にフラット導体と導電シートとが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0056】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所でコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成し、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0057】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の更に他の態様においては、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフラットケーブルを交差した状態で重ね合せる。また2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し、接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目を前記重ね合せ部に入れて、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部を形成する。
【0058】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で1条の切れ目を入れ、この切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0059】
また本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造をそれぞれが有する2条のフラットケーブルを交差させた状態で重ね合せる。また2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し、接続子の2枚の導電シートと、2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したほぼ平行な2条の切れ目を前記重ね合せ部に入れて、2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0060】
また本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフラットケーブルを交差させた状態で重ね合せる。また2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し接続子の2枚の導電シートと該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したほぼ平行な3条の切れ目を前記重ね合せ部にほぼ平行に入れる。そして、3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにし、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0061】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で3条の切れ目を入れ、この3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。特に、このフラットケーブル接続部の製造方法では、3条の切れ目を入れているので、接触部の数が増え、十分に導通をとることができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0062】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法においては、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造をそれぞれが有する2条のフラットケーブルを交差させた状態で重ね合せる。また2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し、接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差 した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成する。そして、舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分を前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、舌片の基端の部分の両側に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0063】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所でコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成し、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0064】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置する。また2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目を、2条のフラットケーブルのそれぞれの側に入れて、各切れ目に直交する両側の部分を相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部を形成する。
【0065】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で1条の切れ目を入れ、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0066】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置する。また2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な2条の切れ目を、2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けて、各2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにし、各切れ目に沿った部分の両端の部分にフラット導体と導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0067】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で2条の切れ目を入れ、この2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0068】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置する。また2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、接続子の2枚の導電シートと各フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な3条の切れ目を、2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けて、3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0069】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で3条の切れ目を入れ、この3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。特に、このフラットケーブル接続部の製造方法では、3条の切れ目を入れているので、接触部の数が増え、十分に導通をとることができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0070】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法の他の態様では、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置する。また2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、2枚の導電シートと2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目を2条のフラットケーブルのそれぞれの側に入れて舌片を形成し、舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分を前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、舌片の基端の部分の両側にフラット導体と導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成する。
【0071】
このようなフラットケーブル接続部の製造方法によれば、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所でコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成し、この舌片とこれに隣接する重ね合せ部の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0072】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造方法では、重ね合せ部に切れ目を入れて、この切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにする操作は、先端面に凸形刃部を有する雄形の刃型と、凸形刃部が嵌まり合う凹型刃部を先端面に有する雌形の刃型とを用いて、重ね合せ部を雄形の刃型と雌形の刃型でプレスして行う。
【0073】
このようにすると、フラットケーブルと導電シートとが重なり合った重ね合せ部に、フラットケーブルのフラット導体の箇所で切れ目を入れ、この切れ目に直交する両側の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにする作業を一挙に能率よく行うことができる。
【0074】
この場合、凸形刃部と凹型刃部とを噛み合わせたときの凸形刃部と凹型刃部との間の隙間は、フラット導体の厚みの0.4 〜1.0 倍とすることが好ましい。このように隙間を設定すると、切れ目にできるフラット導体と導電シートとの電気的・機械的な接続を安定させることができる。隙間がこれより小さいと、フラット導体と導電シートとが鋭く剪断されてフラット導体と導電シートとの接触力が弱くなり、好ましくない。隙間がこれより大きいと、導電シートに挟着されるフラット導体が剪断される前に押し込まれるような状態になり、フラット導体と導電シートとが接触し難い状態になって、好ましくない。
【0075】
次に、本発明によれば、重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられて、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが前記2枚の導電シートの間に挟まれて前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成され前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した切れ目が前記重ね合せ部に入れられて、その切れ目に直交する両側の部分が相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、切れ目に沿った部分の端部にフラット導体と導電シートが接触した接触部が形成されるフラットケーブル接続部を製造するフラットケーブル接続部の製造装置が提供される。本発明に係わる製造装置は、先端面に凸形刃部を有する雄形の刃型と、凸形刃部が嵌まり合う凹型刃部を先端面に有する雌形の刃型とを備え、雄形の刃型と雌形の刃型で重ね合せ部をプレスすることにより、切れ目が形成されると共に該切れ目に直交する両側の部分が相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにされるように構成される。
【0076】
このようなフラットケーブル接続部の製造装置によれば、フラットケーブルと導電シートとが重なり合った重ね合せ部に、フラットケーブルのフラット導体の箇所で切れ目を入れ、この切れ目に直交する両側の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにする作業を一挙に能率よく行うことができる。
【0077】
この場合、凸形刃部と凹型刃部とを噛み合わせたときの凸形刃部と凹型刃部との間の隙間は、フラット導体の厚みの0.4 〜1.0 倍とすることが好ましい。このように隙間を設定すると、切れ目にできるフラット導体と導電シートとの電気的・機械的な接続を安定させることができる。隙間がこれより小さいと、フラット導体と導電シートとが鋭く剪断されてフラット導体と導電シートとの接触力が弱くなり、好ましくない。隙間がこれより大きいと、導電シートに挟着されるフラット導体が剪断される前に押し込まれるような状態になり、フラット導体と導電シートとが接触し難い状態になって、好ましくない。
【0078】
【発明の実施の形態】
図1乃至図9は本発明に係るフラットケーブル接続部、その製造方法及びその製造装置の実施の形態の第1例を示したもので、図1はこの第1例のフラットケーブル接続部の斜視図、図2(A)(B)はこの第1例で用いている接続子の側面図及び平面図、図3はこの第1例のフラットケーブル接続部の平面図、図4はこの第1例で用いるフラットケーブル接続部の製造装置の要部構成を示した斜視図、図5は図3のA1 −A1 線断面図、図6は図3のB1 −B1 線端面図、図7は図3のC1 −C1 線端面図、図8は図6に表示された段違い部分の凹部に形状維持手段を介在させ且つこの段違い部分に絶縁被覆を被せた状態を示す端面図、図9は図7に表示された段違い部分の凹部に形状維持手段を介在させ且つこの段違い部分に絶縁被覆を被せた状態を示す端面図である。
【0079】
この第1例のフラットケーブル接続部8では、接続子4として、図2(A)(B)に示すように、雌形の接続継ぎ手7に一体の端子板5に、厚さが0.25mm程度の銅シートやアルミシート等よりなる2枚の導電シート9a,9bの基端が重ねられて接続点10で超音波溶接等で圧着されて相互に電気的につながり且つ機械的に固定された構造のものが用いられている。
【0080】
このフラットケーブル接続部8では、フラット導体1がフラット絶縁被覆2で覆われているフラットケーブル3に、接続子4の端子板5に電気的につながった2枚の導電シート9a,9bがフラット導体1の箇所を挟むように重ね合されて重ね合せ部11が形成されている。この場合、接続子4の接続継ぎ手7はフラットケーブル3の長手方向に向けて該フラットケーブル3の端部に配置されている。重ね合せ部11には、フラット導体1の箇所で2条の切れ目12a,12bが相互にほぼ平行に入れられている。この2条の切れ目12a,12bの間の部分13がその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにされ、各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分に、図7に示すようにフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 がそれぞれ設けられている。
【0081】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させるプラスチックピースの如き固形ブロック等よりなる形状維持手段14が介在させて設けられている。また、この状態で段違い部分の表面と裏面には、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bが接着されている。
【0082】
このような第1例のフラットケーブル接続部8の製造は、次のようにして行う。
フラットケーブル3に、接続子4の端子板5に電気的につながった2枚の導電シート9a,9bをフラット導体1の箇所を挟むように重ね合せて重ね合せ部11を形成する。この重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で2条の切れ目12a,12bを相互にほぼ平行に入れる。2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにし、各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 をそれぞれ設ける。
【0083】
このように重ね合せ部11に2条の切れ目12a,12bを相互にほぼ平行に入れ、2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにする作業は、例えば図4に示すように先端面にブリッジ状に凸形刃部16aを有する雄形の刃型17aと、この凸形刃部16aが嵌まり合う凹型刃部16bを先端面に有する雌形の刃型17bとを用いたフラットケーブル接続部の製造装置にて、フラット導体1の箇所で重ね合せ部11を上下からプレスすることにより一挙に能率よく行うことができる。即ち、雄形の刃型17aの凸形刃部16aと雌形の刃型17bの凹型刃部16bとで、重ね合せ部11をプレスすると、切れ目12a,12bの形成と、2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにする作業とを一挙に能率よく行うことができる。
【0084】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させる形状維持手段14を介在させ、且つ段違い部分の表面と裏面に絶縁被覆15a,15bを接着させる。
【0085】
このようなフラットケーブル接続部8及びその製造方法は、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1を用いたフラットケーブル3でも、その重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で2条の切れ目12a,12bを入れ、この2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部8及びその製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0086】
また、重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させる形状維持手段14を設けているので、段違い部分に加圧力が加わっても段違い形状がつぶれるのを防止でき、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0087】
さらに、この重ね合せ部11の段違い部分を覆って絶縁被覆15a,15bを被せるので、段違い部分の絶縁を維持させることができる。
【0088】
図10乃至図12は本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の実施の形態の第2例を示したもので、図10はこの第2例のフラットケーブル接続部の平面図、図11は図10のB2 −B2 線端面図、図12は図10のC2 −C2 線端面図である。
【0089】
この第2例のフラットケーブル接続部8では、フラットケーブル3に、接続子4の端子板5に電気的につながった2枚の導電シート9a,9bがフラット導体1の箇所を挟むように重ね合されて重ね合せ部11が形成されている。この重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で1条の切れ目12aが入れられている。この切れ目12aに直交する両側の部分が相対的に重ね合せ部11の積層方向に段違いにされ、切れ目12aに沿った部分の両端の部分にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 が設けられている。
【0090】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させるプラスチックピースの如き固形ブロック等よりなる形状維持手段14が介在させて設けられている。また、この状態で段違い部分の表面と裏面には、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bが接着されている。
【0091】
このような第2例のフラットケーブル接続部8の製造は、次のようにして行う。フラットケーブル3に、接続子4の端子板5に電気的につながった2枚の導電シート9a,9bをフラット導体1の箇所を挟むように重ね合せて重ね合せ部11を形成する。この重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で1条の切れ目12aを入れる。その切れ目12aに直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部11の積層方向に段違いにし、切れ目12aに沿った部分の両端の部分にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 を設ける。
【0092】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に形状維持手段14を介在させる。また、この状態で段違い部分の表面と裏面には、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bを接着する。
【0093】
このようなフラットケーブル接続部8及びその製造方法は、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1を用いたフラットケーブル3でも、その重ね合せ部11にフラット導体の箇所で1条の切れ目12aを入れ、その切れ目12aに直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部11の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部8及びその製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0094】
また、重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させる形状維持手段14を設けているので、段違い部分に加圧力が加わっても段違い形状がつぶれるのを防止でき、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0095】
さらに、この重ね合せ部11の段違い部分を覆って絶縁被覆15a,15bを被せるので、段違い部分の絶縁を維持させることができる。
【0096】
図13乃至図15は本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の実施の形態の第3例を示したもので、図13はこの第3例のフラットケーブル接続部の平面図、図14は図13のB3 −B3 線端面図、図15は図13のC3 −C3 線端面図である。
【0097】
この第3例のフラットケーブル接続部8では、フラットケーブル3に、接続子4の端子板5に電気的につながった2枚の導電シート9a,9bがフラット導体1の箇所を挟むように重ね合されて重ね合せ部11が形成されている。この重ね合せ部11にフラット導体1の箇所でコ字状(或いはU字状)の切れ目12が入れられて舌片18が形成されている。この舌片18とこれに隣接する重ね合せ部11の部分が重ね合せ部11の積層方向に段違いにされ、舌片18の基端の部分の両側にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 がそれぞれ設けられている。
【0098】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させるプラスチックピースの如き固形ブロック等よりなる形状維持手段14が介在させて設けられている。また、この状態で段違い部分の表面と裏面には、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bが接着されている。
【0099】
このような第3例のフラットケーブル接続部8の製造は、次のようにして行う。フラットケーブル3に、接続子4の端子板5に電気的につながった2枚の導電シート9a,9bをフラット導体1の箇所を挟むように重ね合せて重ね合せ部11を形成する。この重ね合せ部11にフラット導体1の箇所でコ字状或いはU字状の切れ目12を入れて舌片18を形成する。この舌片18とこれに隣接する重ね合せ部11の部分を重ね合せ部11の積層方向に段違いにし、舌片18の基端の部分の両側にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 をそれぞれ設ける。
【0100】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に形状維持手段14を介在させる。また、この状態で段違い部分の表面と裏面には、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bを接着する。
【0101】
上記例では、重ね合せ部11にコ字状(或いはU字状)の切れ目12を入れて舌片18を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、V状の切れ目12を入れて舌片18を構成することもできる。
【0102】
このようなフラットケーブル接続部8及びその製造方法は、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1を用いたフラットケーブル3でも、その重ね合せ部11にフラット導体1の箇所でコ字状またはV字状の切れ目12を入れて舌片18を形成し、この舌片18とこれに隣接する重ね合せ部11の部分を重ね合せ部11の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部8及びその製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0103】
また、重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させる形状維持手段14を設けているので、段違い部分に加圧力が加わっても段違い形状がつぶれるのを防止でき、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0104】
さらに、この重ね合せ部11の段違い部分を覆って絶縁被覆15a,15bを被せるので、段違い部分の絶縁を維持させることができる。
【0105】
図16は図1に示すフラットケーブル接続部8の変形例を示した斜視図である。この例では、接続子4の接続継ぎ手7をフラットケーブル3の長手方向に対して直交する向きでフラットケーブル3の途中に配置して前述したようにフラットケーブル接続部8を形成した例を示したものである。
【0106】
上記各例では、接続子4として図2(A)(B)に示す構造のものを用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されるものできなく、接続子4としては図17(A)(B)に示す構造のものを用いることができる。
【0107】
この接続子4では、1枚の導電シート9bに沿って且つ切れ目12,12a,12bを入れる部分を避けて補強片19が延長して設けられているものを用いることもできる。この補強片19には、切れ目12,12a,12bを入れる部分に窓20が貫通して開口されている。
【0108】
このような構造の接続子4を用いて、前述した第1例〜第3例のフラットケーブル接続部8を構成すると、補強片19によりこのフラットケーブル接続部8の部分が曲がり難くなり、接続部8の信頼性を向上させることができる。
【0109】
なお、図10〜図12に示すタイプのフラットケーブル接続部8や、図13〜図15に示すタイプのフラットケーブル接続部8も、それに応じて凸形刃部16aと凹型刃部16bの形状を変更した雄形の刃型17aと雌形の刃型17bとを用いたフラットケーブル接続部の接続装置で、前述したと同様にして一挙に形成することができる。
【0110】
図18は本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第4例を示した斜視図である。
【0111】
この第4例のフラットケーブル接続部8では、フラットケーブル3に、接続子4を構成する電気的につながった2枚の導電シート9a,9bがフラット導体1の箇所を挟むように重ね合されて重ね合せ部11が形成されている。重ね合せ部11には、第1例と同様に、フラット導体1の箇所で2条の切れ目12a,12bが相互にほぼ平行に入れられている。この2条の切れ目12a,12bの間の部分13がその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにされ、各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分に、前述した図7と同様にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 がそれぞれ設けられている。
【0112】
このようなフラットケーブル接続部8は、電気的につながった2枚の導電シート9a,9bによって短絡接続する複数のフラット導体1に対して形成されている。
【0113】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、図示しないが、その段違い形状を維持させるプラスチックピースの如き固形ブロック等よりなる形状維持手段14が介在させて設けられている。また、この状態で段違い部分の表面と裏面には、図示しないが、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bが接着されている。
【0114】
このような第4例のフラットケーブル接続部8の製造は、次のようにして行う。フラットケーブル3に、接続子4を構成する電気的につながった2枚の導電シート9a,9bをフラット導体1の箇所を挟むように重ね合せて重ね合せ部11を形成する。この重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で2条の切れ目12a,12bを相互にほぼ平行に入れる。2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにし、各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 をそれぞれ設ける。
【0115】
このようなフラットケーブル接続部8の形成を、導電シート9a,9bによって相互に短絡接続すべき複数のフラット導体1に対して行う。
【0116】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、図示しないが、その段違い形状を維持させるプラスチックピースの如き固形ブロック等よりなる形状維持手段14を介在させて設けられて設ける。また、この状態で段違い部分の表面と裏面には、図示しないが、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bを接着する。
【0117】
この例では、接続子4は接続継ぎ手7を有しないものが用いられている。2枚の導電シート9a,9bは、例えば1枚の導電シートを2つ折りにして2枚の導電シート9a,9bを得、その折り目の部分を導電シート9a,9bの電気的つながり部分として用いることもできる。
【0118】
このようなフラットケーブル接続部及びその製造方法によれば、フラットケーブル3の任意の位置で複数のフラット導体1の短絡接続を行うことができる。その他の効果は、第1例と同様である。
【0119】
このようなフラットケーブル3と導電シート9a,9bの重ね合せ部11で形成したフラットケーブル接続部8は、図10〜図12に示すタイプでも、図13〜図15に示すタイプでも、形成することができ、各タイプの効果を得ることができる。
【0120】
図19は本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第5例を示した斜視図である。
【0121】
本例のフラットケーブル接続部8では、フラット導体1,1´がフラット絶縁被覆2,2´で覆われている2条のフラットケーブル3,3´が、相互のフラット導体1,1´が交差するように交差状態に重ね合されて重ね合せ部分が形成されている。かかる状態で、接続子4を構成する電気的につながった2枚の導電シート9a,9bが前述した重ね合せ部分を挟み込むように重ね合されて重ね合せ部11が形成されている。相互のフラット導体1,1´の交差部で重ね合せ部11に、前述したと同様に2条の切れ目12a,12bが相互にほぼ平行に入れられている。これら2条の切れ目12a,12bの間の部分13がその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにされ、前述したと同様に各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 がそれぞれ設けられている。
【0122】
かかる状態で、図示しないが前述したと同様に、フラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させるプラスチックピースの如き固形ブロック等よりなる形状維持手段14が介在させて設けられている。また、図示しないが前述したと同様に、この状態で段違い部分の表面と裏面には、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bが接着されている。
【0123】
この例でも、接続子4は接続継ぎ手7を有しないものが用いられている。2枚の導電シート9a,9bは、例えば1枚の導電シートを2つ折りにして2枚の導電シート9a,9bを得、その折り目の部分(基端部)を導電シート9a,9bの電気的つながり部分として用いることもできる。
【0124】
このような第5例のフラットケーブル接続部8の製造は、次のようにして行う。2条のフラットケーブル3,3´を、相互のフラット導体1,1´が交差するように交差状態に重ね合せて重ね合せ部分を形成する。接続子4を構成する電気的につながった2枚の導電シート9a,9bを、前述した重ね合せ部分を挟み込むように重ね合せて重ね合せ部11を形成する。相互のフラット導体1,1´の交差部で重ね合せ部11に2条の切れ目12a,12bを相互にほぼ平行に入れる。
【0125】
この2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにし、各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分にフラット導体1,1´と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 をそれぞれ設ける。
【0126】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させる形状維持手段14を介在させ、且つ段違い部分の表面と裏面に絶縁被覆15a,15bを接着させる。
【0127】
このようなフラットケーブル接続部8及びその製造方法は、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1,1´を用いたフラットケーブル3,3´でも、その重ね合せ部11にフラット導体1,1´の箇所で2条の切れ目12a,12bを入れ、この2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部8及びその製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1,1´が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0128】
このようなフラットケーブル3,3´の重ね合せ部11で形成したフラットケーブル接続部8は、図10〜図12に示すタイプでも、図13〜図15に示すタイプでも、形成することができ、各タイプの効果を得ることができる。
【0129】
図20は本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第6例を示した斜視図である。
【0130】
本例のフラットケーブル接続部8では、フラット導体1,1´がフラット絶縁被覆2,2´で覆われている2条のフラットケーブル3,3´が、その端部を向かい合わせて配置されている。これらフラットケーブル3,3´の端部の向かい合わせ部分に跨がって、接続子4を構成する電気的につながった2枚の導電シート9a,9bが両側のフラットケーブル3,3´の端部を挟み込むように重ね合されて重ね合せ部11がそれぞれ形成されている。各側の重ね合せ部11にフラット導体1,1´の箇所で、前述したと同様に2条の切れ目12a,12bが相互にほぼ平行に入れられている。これら2条の切れ目12a,12bの間の部分13がその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにされ、前述したと同様に各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分にフラット導体1,1´と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 がそれぞれ設けられている。
【0131】
かかる状態で、図示しないが前述したと同様に、フラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させるプラスチックピースの如き固形ブロック等よりなる形状維持手段14が介在させて設けられている。また、図示しないが前述したと同様に、この状態で段違い部分の表面と裏面には、片面に接着剤を積層した絶縁シートよりなる絶縁被覆15a,15bが接着されている。
【0132】
この例でも、接続子4は接続継ぎ手7を有しないものが用いられている。2枚の導電シート9a,9bは、前述したように、例えば1枚の導電シートを2つ折りにして2枚の導電シート9a,9bを得、その折り目の部分(基端部)を導電シート9a,9bの電気的つながり部分として用いることもできる。
【0133】
このような第6例のフラットケーブル接続部8の製造は、次のようにして行う。2条のフラットケーブル3,3´を、その端部を向かい合わせて配置する。これらフラットケーブル3,3´の端部の向かい合わせ部分に跨がって、接続子4を構成する電気的につながった2枚の導電シート9a,9bを両側のフラットケーブル3,3´の端部を挟み込むように重ね合せて重ね合せ部11をそれぞれ形成し、各側の重ね合せ部11にフラット導体1,1´の箇所で2条の切れ目12a,12bを相互にほぼ平行に入れる。この2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにし、各切れ目12a,12bに沿った部分の両端の部分にフラット導体1,1´と導電シート9a,9bが接触した接触部P1 ,P2 をそれぞれ設ける。
【0134】
かかる状態で、このようなフラットケーブル接続部8の重ね合せ部11の段違い部分の凹部内に、必要に応じて、その段違い形状を維持させる形状維持手段14を介在させ、且つ段違い部分の表面と裏面に絶縁被覆15a,15bを接着させる。
【0135】
このようなフラットケーブル接続部8及びその製造方法は、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1,1´を用いたフラットケーブル3,3´でも、その重ね合せ部11にフラット導体1,1´の箇所で2条の切れ目12a,12bを入れ、この2条の切れ目12a,12bの間の部分13をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部8及びその製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1,1´が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0136】
このようなフラットケーブル3,3´の突合わせ端部の各重ね合せ部11で形成したフラットケーブル接続部8は、図10〜図12に示すタイプでも、図13〜図15に示すタイプでも、形成することができ、各タイプの効果を得ることができる。
【0137】
図21は本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第7例を示した斜視図である。
【0138】
本例のフラットケーブル接続部では、前述したと同様にフラット導体1がフラット絶縁被覆2で覆われているフラットケーブル3に、接続子4の電気的につながった2枚の導電シート9a,9bがフラット導体1の箇所を挟むように重ね合されて重ね合せ部11が形成されている。該重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で3条の切れ目12a,12b,12cが相互にほぼ平行に入れられている。これら3条の切れ目12a,12b,12cの間の2つの部分13a,13bが、隣接相互間で突出方向を逆にして、即ち一方の部分13aは下側に凸、他方の部分13bは上側に凸として、これら2つの部分13a,13bの幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにされ、各切れ目12a,12b,12cに沿った部分の両端の部分にフラット導体1と導電シート9a,9bが接触した接触部がそれぞれ設けられている。
【0139】
このような構造のフラットケーブル接続部は、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1を用いたフラットケーブル3でも、その重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で3条の切れ目12a,12b,12cを入れ、この3条の切れ目12a,12b,12cの間の2つの部分13a,13bを隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。特に、このフラットケーブル接続部では、3条の切れ目12a,12b,12cを入れているので、接触部の数が増え、十分に導通をとることができる。また、このフラットケーブル接続部では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体1が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0140】
図22〜図24は本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第8例を示したもので、図22は本例のフラットケーブル接続部の縦断面図、図23は図22のD−D線断面図、図24は図22のE−E線断面図である。
【0141】
本例のフラットケーブル接続部8では、フラット導体1がフラット絶縁被覆2で覆われているフラットケーブル3に、接続子4の電気的につながった2枚の導電シート9a,9bがフラット導体1の箇所を挟むように重ね合されて重ね合せ部11が形成されている。該重ね合せ部11にフラット導体1の箇所で2条の切れ目12a,12bが相互にほぼ平行に入れられている。これら2条の切れ目12a,12bの間の部分13が切れ目12a,12bに沿って重ね合せ部11の積層方向に段違いにされている。この切れ目12a,12bに沿って重ね合せ部11の積層方向に段違いにされている部分は、本例では、切れ目12a,12bに沿った部分が重ね合せ部11の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に重ね合せ部11の積層方向の他方側に凸となる形状となっている。
【0142】
このような構成になっていると、切れ目12a,12bの間の部分13の凸部にこれを押圧する力が作用した場合、隣り合う反対方向に突出する凸部の存在により、押圧された凸部がつぶれるのを防止することができる。
【0143】
次に、図4に示したフラットケーブル接続部の製造装置について、図25(A)(B)乃至図27を参照してさらに説明する。図25(A)(B)は重ね合せ部11を雄形の刃型17aと雌形の刃型17bとでプレスする前と、プレスした後の状態における該フラットケーブル接続部の製造装置の要部縦断面図、図26は隙間の値が本発明の範囲より小さい場合における図3のC1 −C1 線端面図、図27は隙間の値が本発明の範囲より大きい場合における図3のC1 −C1 線端面図である。
【0144】
このフラットケーブル接続部の製造装置は、先端面にブリッジ状に幅Wtの凸形刃部16aを有する雄形の刃型17aと、この凸形刃部16aが嵌まり合う幅Woの凹型刃部16bを先端面に有する雌形の刃型17bとを備え、雄形の刃型17aはガイド部材21でガイドされて凸形刃部16aが凹型刃部16bに嵌まり合うようになっている。
【0145】
この雄形の刃型17aと雌形の刃型17bとの間に、厚さtのフラット導体1をフラット絶縁被覆2で覆ったフラットケーブル3の両面に導電シート9a,9bを重ねた重ね合せ部11を配置する。
【0146】
かかる状態で、重ね合せ部11のフラット導体1の存在箇所を雄形の刃型17aと雌形の刃型17bでプレスし、凸形刃部16aが凹型刃部16bに嵌まり合うようにする。
【0147】
この動作で、フラット導体1の存在箇所で重ね合せ部11の2箇所が剪断されて2条の切れ目12a,12bが平行に入り、これら2条の切れ目12a,12bの間の部分13が図25(A)(B)の例では下方に突き出されて、この2条の切れ目12a,12bの間の部分13がその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部11の積層方向に段違いにされる。
【0148】
凸形刃部16aが凹型刃部16bに嵌まり合った状態で、凹型刃部16bの幅Woと、凸形刃部16aの幅Wtとの差の半分が隙間g=(Wo−Wt)/2として存在している。
【0149】
この際に、切れ目12a,12bで剪断されて伸ばされたフラット導体1が丁度剪断された導電シート9a,9bの間に挟み込まれるようにフラット導体1と導電シート9a,9bとのずれ面が接触部P1 ,P2 で接触することで安定した接触が得られる。なお、フラット導体1を覆っているフラット絶縁被覆2は、伸び率が低いので、フラット導体1が剪断を始める時には既に伸び切れていて、フラット導体1と導電シート9a,9bとの電気的接触に問題を生じさせない。
【0150】
この性質を確認するため、図25(B)の隙間gを変えて、フラット導体1の厚さt=0.035 mm、0.06mm、導電シート9a,9bの厚さ0.25mmの条件で圧着実験を行ったところ、隙間gがフラット導体1の厚さtの0.4 〜1.0 倍のときにフラット導体1のずれ面が導電シート9a,9bに挟み込まれる現象が起き、安定した電気的接触状態が得られることが判った。
【0151】
隙間gの値がこの範囲より小さい場合には、図3のC1 −C1 線端面図が図26に示すようになって、フラット導体1は鋭く剪断されて導電シート9a,9bとの接触は弱くなり、図7に示すようにフラット導体1が切れ目12a,12bで導電シート9a,9bに挟み込まれた状態に比べると、フラット導体1と導電シート9a,9bとの重なりが剥れ易くなっている。
【0152】
また、隙間gの値が上述の範囲より大きい場合には、図3のC1 −C1 線端面図が図27に示すようになって、導電シート9a,9bが重ねられたフラットケーブル3が剪断される前に間の部分13が押し込まれる状態になり、フラット導体1と導電シート9a,9bとが接触し難い状態になってしまう。
【0153】
最後に、雄形の刃型17aを雌形の刃型17bに対して上方に退避させて切断とずらしによる接続作業を完了する。
【0154】
なお、本発明のフラットケーブル接続部8は、図3に示す切れ目12a,12bによる間の部分13を、図3で重ね合せ部11の長手方向に隣接させて2箇所に設け、例えば一方の間の部分13を上に凸にずらし、他方の間の部分13を下に凸にずらして形成することもできる。
【0155】
図28は、接続端子4のさらに他の例を示したものである。本例の接続端子4は、端子板5の先端に2枚の導電シート9a,9bが電気的・機械的に接続され端子板5の基端にインシュレーションバレル部5aとワイヤーバレル部5bとが設けられた構造になっている。これらインシュレーションバレル部5aとワイヤーバレル部5bとに、丸形絶縁電線22の絶縁被覆22aとワイヤー導体22bとが把持されて接続されている。
【0156】
このような接続端子4の導電シート9a,9bを用いて前述したようにフラットケーブル3のフラット導体1に接続し、フラットケーブル3のフラット導体1と丸形絶縁電線22のワイヤー導体22bとを電気的・機械的に接続することができる。即ち、この接続端子4によれば、フラットケーブル3と丸形絶縁電線22の接続を行うことができる。
【0157】
図29は、丸線フラットケーブル23のフラット絶縁被覆2で被覆された各丸形絶縁電線22の各露出端に、図28に示したように接続端子4をそれぞれ接続した構造を示したものである。
【0158】
このような丸線フラットケーブル23を用いれば、丸形絶縁電線22の丸線フラットケーブル23とフラット導体1のフラットケーブル3との接続を行うことができる。
【0159】
【発明の効果】
本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法では、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で1条の切れ目を入れ、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部及びその製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0160】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法では、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で2条の切れ目を入れ、この2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。また、このフラットケーブル接続部及びその製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0161】
また、本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法では、高密度化されて、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体を用いたフラットケーブルでも、その重ね合せ部にフラット導体の箇所で3条の切れ目を入れ、この3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して重ね合せ部の積層方向に段違いにするだけで容易に形成することができる。特に、このフラットケーブル接続部及びその製造方法では、3条の切れ目を入れているので、接触部の数が増え、十分に導通をとることができる。また、このフラットケーブル接続部の製造方法では、クリンプ片を有する接続子を用いないので、幅が狭く、厚みの薄いフラット導体が用いられていても、接続の信頼性の低下を招くことなく容易に形成することができる。
【0162】
さらに、本発明に係るフラットケーブル接続部の製造装置では、先端面に凸形刃部を有する雄形の刃型と、該凸形刃部が嵌まり合う凹型刃部を先端面に有する雌形の刃型とを用いるので、フラットケーブルと導電シートとが重なり合った重ね合せ部に、フラットケーブルのフラット導体の箇所で切れ目を入れ、この切れ目に直交する両側の部分を重ね合せ部の積層方向に段違いにする作業を一挙に能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフラットケーブル接続部の実施の形態の第1例を示した斜視図である。
【図2】 (A)(B)はこの第1例で用いている接続子の側面図及び平面図である。
【図3】 この第1例のフラットケーブル接続部の平面図である。
【図4】 この第1例で用いている刃型の斜視図である。
【図5】 図3のA1 −A1 線断面図である。
【図6】 図3のB1 −B1 線端面図である。
【図7】 図3のC1 −C1 線端面図である。
【図8】 図6に表示された段違い部分の凹部に形状維持手段を介在させ且つこの段違い部分に絶縁被覆を被せた状態を示す端面図である。
【図9】 図7に表示された段違い部分の凹部に形状維持手段を介在させ且つこの段違い部分に絶縁被覆を被せた状態を示す端面図である。
【図10】 本発明に係るフラットケーブル接続部の実施の形態の第2例を示した平面図である。
【図11】 図10のB2 −B2 線端面図である。
【図12】 図10のC2 −C2 線端面図である。
【図13】 本発明に係るフラットケーブル接続部の実施の形態の第3例を示した平面図である。
【図14】 図13のB3 −B3 線端面図である。
【図15】 図13のC3 −C3 線端面図である。
【図16】 図1に示すフラットケーブル接続部8の変形例を示した斜視図である。
【図17】 (A)(B)は接続子の他の例の側面図及び平面図である。
【図18】 本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第4例を示した斜視図である。
【図19】 本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第5例を示した斜視図である。
【図20】 本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第6例を示した斜視図である。
【図21】 本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第7例を示した斜視図である。
【図22】 本発明に係るフラットケーブル接続部及びその製造方法の第8例を示した縦断面図である。
【図23】 図22のD−D線断面図である。
【図24】 図22のE−E線断面図である。
【図25】 (A)(B)は本発明の第1例で重ね合せ部を雄形の刃型と雌形の刃型とでプレスする前と、プレスした後の状態におけるフラットケーブル接続部の製造装置の要部縦断面図である。
【図26】 隙間の値が本発明の範囲より小さい場合における図3のC1 −C1 線端面図である。
【図27】 隙間の値が本発明の範囲より大きい場合における図3のC1 −C1 線端面図である。
【図28】 本発明で用いる接続端子の更に他の例として、丸形絶縁電線を接続した接続端子の例を示した斜視図である。
【図29】 本発明で用いる丸線フラットケーブルの例を示した斜視図である。
【図30】 従来のフラットケーブル接続部の接続前の状態を示す斜視図である。
【図31】 従来のフラットケーブル接続部の斜視図である。
【符号の説明】
1,1´ フラット導体
2,2´ フラット絶縁被覆
3,3´ フラットケーブル
4,4´ 接続子
5 端子板
6 クリンプ片
7 接続継ぎ手
8,8´ フラットケーブル接続部
9a,9b 導電シート
10 接続点
11 重ね合せ部
12a,12b,12c 切れ目
13,13a,13b 間の部分
14 形状維持手段
15a,15b 絶縁被覆
16a 凸形刃部
16b 凹型刃部
17a 雄形の刃型
17b 雌形の刃型
18 舌片
19 補強片
20 窓
21 ガイド部材

Claims (33)

  1. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成され
    前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目が前記重ね合せ部に入れられて、その切れ目に直交する両側の部分が相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  2. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した2条の切れ目が前記重ね合せ部にほぼ平行に入れられて、前記2条の切れ目の間の部分がその幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  3. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した3条の切れ目が前記重ね合せ部にほぼ平行に入れられて、前記3条の切れ目の間の2つの部分が隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  4. 前記切れ目に沿って前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされている部分は、前記切れ目に沿った部分が前記重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状となっている請求項1〜3のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続部。
  5. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目が前記重ね合せ部に入れられて舌片が形成されて、前記舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分が前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記舌片の基端の部分の両側に前記フラット導体と前記導電シートとが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  6. 前記接続子には、前記切れ目を入れる部分を避けて、前記2枚の導電シートの一方に沿って延びる補強片が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続部。
  7. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフラットケーブルが交差した状態で重ね合され、
    前記2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分が前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目が前記重ね合せ部に入れられて、その切れ目に直交する両側の部分が相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部が形成されているフラットケーブル接続部。
  8. 前記切れ目に沿って前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされている部分は、前記切れ目に沿った部分が前記重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状となっている請求項7に記載のフラットケーブル接続部。
  9. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフラットケーブルが交差した状態で重ね合され、
    前記2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分が、前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部が形成され
    前記接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目が前記重ね合せ部に入れられて舌片が形成され、
    前記舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分が前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記舌片の基端の部分の両側に前記フラット導体と前記導電シートとが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  10. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置され、
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部が前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目が、前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けられて、各切れ目に直交する両側の部分が相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部が形成されているフラットケーブル接続部。
  11. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部 が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置され、
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部が前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと各フラットケーブルの該2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な2条の切れ目が、前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けられて、各2条の切れ目の間の部分がその幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  12. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置され、
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部が前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な3条の切れ目が、前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けられて、前記3条の切れ目の間の2つの部分が隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートとが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  13. 前記切れ目に沿って前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされている部分は、前記切れ目に沿った部分が前記重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状となっている請求項10〜12のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続部。
  14. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられ、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルが、それぞれの端部を向かい合わせにして配置され、
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部が前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部が形成され、
    前記接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目が前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に入れられて舌片が形成されて、前記舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分が前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、
    前記舌片の基端の部分の両側に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部がそれぞれ形成されているフラットケーブル接続部。
  15. 前記重ね合せ部の段違い部分の凹部内に、その段違い形状を維持させる形状維持手段が設けられている請求項1乃至14のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続部。
  16. 前記重ね合せ部の段違い部分を覆って絶縁被覆が被せられている請求項1乃至15のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続部。
  17. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部 が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆とフラット導体とを貫通した1条の切れ目を前記重ね合せ部に入れ、
    前記切れ目に直交する両側の部分を相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、前記切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部を形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  18. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な2条の切れ目を前記重ね合せ部に入れ、
    前記2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  19. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な3条の切れ目を前記重ね合せ部に入れ、
    前記3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  20. 前記切れ目に沿って前記重ね合せ部の積層方向に段違いにしている部分は、前記切れ目に沿った部分が前記重ね合せ部の積層方向の一方側に凸で、次に中立位置に戻り、次に前記重ね合せ部の積層方向の他方側に凸となる形状とする請求項17〜19のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続部の製造方法。
  21. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    ラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部を形成し
    前記接続子の2枚の導電シートと前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目を前記重ね合せ部に入れて舌片を形成し、
    前記舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分を前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記舌片の基端の部分の両側に前記フラット導体と前記導電シートとが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  22. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部 が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフラットケーブルを交差した状態で重ね合せ、
    前記2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目を前記重ね合せ部に入れて、その切れ目に直交する両側の部分を相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部を形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  23. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造をそれぞれが有する2条のフラットケーブルを交差させた状態で重ね合せ、
    前記2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、前記2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したほぼ平行な2条の切れ目を前記重ね合せ部に入れて、前記2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  24. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造を有する2条のフラットケーブルを交差させた状態で重ね合せ、
    前記2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し
    前記接続子の2枚の導電シートと該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したほぼ平行な3条の切れ目を前記重ね合せ部にほぼ平行に入れ、
    前記3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  25. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆した構造をそれぞれが有する2条のフラットケーブルを交差させた状態で重ね合せ、
    前記2条のフラットケーブルの交差して重ね合された部分を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの交差した部分との重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、該2枚の導電シートの間に挟まれている2条のフラットケーブルの交差した部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目を入れて舌片を形成し、
    前記舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分を前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記舌片の基端の部分の両側に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  26. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置し
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した1条の切れ目を、前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に入れて、各切れ目に直交する両側の部分を相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部を形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  27. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置し、
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な2条の切れ目を、前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けて、各2条の切れ目の間の部分をその幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  28. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置し、
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、
    記接続子の2枚の導電シートと各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した互いに平行な3条の切れ目を、前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に設けて、前記3条の切れ目の間の2つの部分を隣接相互間で突出方向を逆にしてこれら2つの部分の幅方向の両側の部分に対して前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記各切れ目に沿った部分の両端の部分に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  29. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子を用意し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなる2条のフラットケーブルを、それぞれの端部を向かい合わせにして配置し、
    前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部を前記接続子の2枚の導電シートの間に挟んで、前記2枚の導電シートと前記2条のフラットケーブルの向かい合わせにされた端部との重ね合せ部を形成し、
    前記接続子の2枚の導電シートと、各フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通したコ字状またはV字状の切れ目を前記2条のフラットケーブルのそれぞれの側に入れて舌片を形成し
    前記舌片とこれに隣接する前記重ね合せ部の部分を前記重ね合せ部の積層方向に段違いにし、
    前記舌片の基端の部分の両側に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部をそれぞれ形成するフラットケーブル接続部の製造方法。
  30. 前記重ね合せ部に切れ目を入れて、この切れ目に直交する両側の部分を相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにする操作は、先端面に凸形刃部を有する雄形の刃型と、前記凸形刃部が嵌まり合う凹型刃部を先端面に有する雌形の刃型とを用いて、前記重ね合せ部を前記雄形の刃型と前記雌形の刃型でプレスして行う請求項17乃至請求項29のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続部の製造方法。
  31. 前記凸形刃部と前記凹型刃部とを噛み合わせたときの前記凸形刃部と前記凹型刃部との間の隙間を前記フラット導体の厚みの0.4 〜1.0 倍とする請求項30に記載のフラットケーブル接続部の製造方法。
  32. 重ね合された2枚の導電シートを備えて該2枚の導電シートの基端部が電気的及び機械的に接続された構造を有する接続子が設けられて、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルが前記接続子の2枚の導電シートの間に挟まれて前記2枚の導電シートと前記フラットケーブルとが重ね合された重ね合せ部が形成され前記接続子の2枚の導電シートと、前記フラットケーブルの前記2枚の導電シートの間に挟まれている部分のフラット絶縁被覆及びフラット導体とを貫通した切れ目が前記重ね合せ部に入れられて、その切れ目に直交する両側の部分が相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされ、前記切れ目に沿った部分の端部に前記フラット導体と前記導電シートが接触した接触部が形成されるフラットケーブル接続部を製造するフラットケーブル接続部の製造装置であって、
    先端面に凸形刃部を有する雄形の刃型と、前記凸形刃部が嵌まり合う凹型刃部を先端面に有する雌形の刃型とを備え、
    前記雄形の刃型と前記雌形の刃型で前記重ね合せ部をプレスすることにより、前記切れ目が形成されると共に該切れ目に直交する両側の部分が相対的に前記重ね合せ部の積層方向に段違いにされるように構成されたフラットケーブル接続部の製造装置。
  33. 前記凸形刃部と前記凹型刃部とを噛み合わせたときの前記凸形刃部と前記凹型刃部との間の隙間は、前記フラット導体の厚みの0.4 〜1.0 倍となっている請求項32に記載のフラットケーブル接続部の製造装置。
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