JP4080401B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に対して所定の処理を施す基板処理装置および基板処理方法に関するもので、特に、基板を基板載置部に吸着および脱着する際の改良に関する。
従来より処理対象となる基板を吸着プレートに吸着して所定の処理を施す基板処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、従来より角型基板を複数の保持ピンによって支持しつつ、基板を処理プレートと基板受渡し位置との間で昇降する装置が知られている(例えば、特許文献2)。
特開平10−086085号公報 特開平10−064982号公報
しかし、特許文献1の装置では、吸着対象となる基板がさらに大型化すると、吸着プレートもさらに大型化することとなる。この場合、基板の吸着力を維持しつつ基板全面を良好な吸着力で吸着して保持するためには、吸着プレートに穿設する吸着口の数をさらに増加させる必要があり、吸着プレートの製造コストが増加する。特に、吸着プレートが石等の加工が困難な材質によって構成されている場合、加工コストの増加に繋がる。
また、特許文献2の装置において、基板端縁部付近を支持する支持ピンは複数配設されているが、基板中央部付近を支持する支持ピンは1つしか配設されていない。そのため、処理プレートに吸着した基板吸着部分のうち、基板中央部付近の部分を処理プレートから取り去る場合に、基板に対して均等に上向きの力を与えることができず良好に吸着を解除することができない。
また、特許文献2の装置では、基板端縁部付近を支持する支持ピンと、基板中央部付近を支持する支持ピンとを独立して昇降することができない。そのため、基板の反り状態によっては、例えば、基板が上向きに凸状となるような反り状態の場合には、基板中央部付近が処理プレートと接触しない場合があり、良好に基板を処理プレートに吸着することができない。
さらに、特許文献1および特許文献2の装置において、吸着対象となる基板の吸着プレート(または、処理プレート)に載置される位置がズレた場合であっても、基板位置が所定範囲となるように調整することができず、良好な基板処理を施すことができない。
また、吸着プレートに載置される位置が所定範囲内であっても、吸着解除時に基板の位置がずれると、位置ずれが生じたまま搬送ユニットによって後工程の処理ユニットに搬送され、位置ずれが調整されることなく後工程の処理ユニットに基板が供給されることになる。そのため、位置ずれ量によっては、この後工程の処理ユニットにおいて基板の処理不良が生ずる。
そこで、本発明では、基板が大型化した場合であっても、基板を基板載置部に良好に吸着するとともに、基板載置部に吸着された基板を良好に取り去ることができる基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板に所定の処理を施す基板処理装置であって、基板載置部の吸着面に載置された前記基板を吸着して保持する吸着手段と、前記吸着面の位置と前記吸着面の上方の基板受渡し位置との間で前記基板を昇降し、前記基板の端縁部付近を支持して昇降する第1の支持部と、前記基板の中央部付近を支持し、前記第1の支持部と独立して昇降自在な第2の支持部と、を有する昇降手段と、を備え、前記吸着手段は、前記吸着面に設けられ、全体的にまたは複数の区分に分けて各区分内で相互に連通している複数の吸着溝と、前記複数の吸着溝と接続するとともに、前記基板載置部を貫通する複数の吸着孔と、前記複数の吸着孔と連通接続されて前記吸着面付近を排気する排気手段と、を有し、前記複数の吸着溝のうち前記基板の端縁部付近の吸着に用いられる端縁部吸着溝同士の溝間隔は、前記基板の中央部付近の吸着に用いられる中央部吸着溝同士の溝間隔より狭いことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記端縁部吸着溝は相互に接続され、前記中央部吸着溝もまた相互に接続される一方、前記端縁部吸着溝と前記中央部吸着溝とは非接続状態であるとともに、前記排気手段は、前記複数の吸着孔のうち前記端縁部吸着溝と連通する端縁部吸着孔と接続され、前記基板の端縁部付近と前記吸着面との間の雰囲気を排気する第1の排気部と、前記複数の吸着孔のうち前記中央部吸着溝と連通する中央部吸着孔と接続され、前記第1の排気部と独立して、前記基板の中央部付近と前記吸着面との間の雰囲気を排気する第2の排気部と、を有することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の基板処理装置において、前記中央部吸着孔と連通しており、前記中央部吸着孔および前記中央部吸着溝を介して前記吸着部に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段、をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、基板に所定の処理を施す基板処理装置であって、基板載置部と、前記基板載置部に載置された前記基板の位置が所定範囲となるように調整するアライメント機構と、前記基板を基板載置部の吸着面に吸着して保持し、前記吸着手段の吸着部の基板側に設けられ、全体的にまたは複数の区分に分けて各区分内で相互に連通される複数の吸着溝と、前記複数の吸着溝と接続するとともに、前記基板載置部を貫通する複数の吸着孔と、前記複数の吸着孔と連通接続されて前記吸着面付近を排気する排気手段と、を有する吸着手段と、前記複数の吸着孔と連通しており、前記複数の吸着孔および前記複数の吸着溝を介して前記吸着部に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、を備え、前記複数の吸着溝のうち前記基板の端縁部付近の吸着に用いられる端縁部吸着溝同士の溝間隔は、前記基板の中央部付近の吸着に用いられる中央部吸着溝同士の溝間隔より狭いことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置において、前記複数の吸着溝のそれぞれの幅は、2.0mm以下であることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板処理装置において、前記端縁部吸着溝のうち少なくとも1つは、前記吸着面のうち基板外周部と対応する部分から10.0mm以内に設けられていることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の基板処理装置において、前記端縁部吸着溝のうち他の1つは、前記吸着面のうち基板外周部と対応する部分から10.0mmより大きく30.0mm以下の範囲に設けられていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置において、前記中央部吸着溝同士の溝間隔は、100.0mm以下であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の基板処理装置において、所定の処理液を吐出するスリットノズルと、前記吸着面に保持された前記基板の全面に前記処理液を吐出するために、前記スリットノズルを前記基板に対して相対的に移動させる移動手段と、をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、基板の端縁部付近を支持する第1の支持部と前記基板の中央部付近を支持する第2の支持部とをそれぞれ独立して昇降可能な昇降手段によって前記基板を基板載置部の吸着面に吸着して保持する基板処理方法であって、前記吸着面に載置された基板は、前記吸着面に設けられ、全体的にまたは複数の区分に分けて各区分内で相互に連通している複数の吸着溝と、前記複数の吸着溝と接続するとともに、前記基板載置部を貫通する複数の吸着孔と、前記複数の吸着孔と連通接続されて前記吸着面付近を排気する排気手段と、を有しており、前記複数の吸着溝のうち前記基板の端縁部付近の吸着に用いられる端縁部吸着溝同士の溝間隔が、前記基板の中央部付近の吸着に用いられる中央部吸着溝同士の溝間隔より狭い吸着手段によって吸着され、(a) 前記第1の支持部および前記第2の支持部によって前記基板を下降させて、前記基板の中央部付近を前記吸着面に到達させる工程と、(b) 前記基板の中央部付近が前記吸着面に到達した時点または到達する直前に、前記吸着面付近の排気処理を開始する工程と、(c) 前記排気処理を施しつつ、前記第2の支持部によって前記基板を下降させて、前記基板の端縁部付近を前記吸着面に到達させる工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10に記載の基板処理方法において、(d) 前記排気手段を大気解放することにより、前記基板が吸着された前記吸着面付近を略大気圧にする解放工程と、(e) 前記解放工程後に、前記基板下面と前記吸着面との間に不活性ガスを供給する工程と、(f) 前記基板載置部に載置された前記基板の位置が所定範囲となるように調整する調整工程と、を備えることを特徴とする。

請求項1から請求項3に記載の発明によれば、第1の支持部と第2の支持部とを独立して下降することができる。これにより、基板の中央部付近から端縁部方向に向かって基板を吸着面に吸着させることができる。そのため、反りやうねりのある基板についても吸着面上で撓むことなく確実に吸着することができる。
また、請求項1から請求項3に記載の発明によれば、端縁部吸着溝同士の溝間隔を中央部吸着溝同士の溝間隔より狭くすることによって、反りやうねりの影響が大きくなる基板端縁部の吸着力を高めることができる。そのため、基板を短時間で確実に吸着することができる。
また、請求項1から請求項3に記載の発明によれば、吸着面の略全面に複数の吸着溝が設けられている。これにより、吸着面に多数の吸着孔を設けることなく基板の全面吸着を行うことができる。そのため、基板載置部に多数の貫通孔を設ける必要がなく、製造コストを低減することができる。
さらに、請求項1から請求項3に記載の発明によれば、第1の支持部と第2の支持部とを独立して昇降することができるため、基板の反りの状況に応じて第1の支持ピンと第2の支持ピンとの高さ位置を調整することができ、基板載置部にて確実に基板を吸着することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、基板中央部付近の吸着処理と基板端縁部付近の吸着処理とをそれぞれ独立に実行することができる。そのため、基板の吸着処理を、さらに効率的に行うことができる。
特に、請求項3の発明によれば、基板の端縁部付近を吸着したまま、基板の中央部付近を大気解放するとともに、基板中央部付近の下面と吸着面との間に不活性ガスを供給することにより、基板の端縁部付近を吸着させたまま基板中央部付近の吸着状態を解除することができる。そのため、基板の位置が吸着面上でずれることを防止しつつ、基板を吸着面から迅速に取り去ることができる。
また、請求項3の発明によれば、大気解放するとともに基板中央部付近の下面と吸着面との間に不活性ガスを供給することにより、基板の吸着状態および固定状態を解除することができる。そのため、昇降手段によって基板を取り去る際に基板中央部付近の剥離帯電を生ずることによって基板上に形成された配線パターンが破壊されることを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、基板載置部に載置された基板の位置が所定範囲とならない場合であっても、アライメント機構によって位置を調整することができるため、基板を所定の位置に吸着させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、端縁部吸着溝同士の溝間隔を中央部吸着溝同士の溝間隔より狭くすることによって、反りやうねりの影響が大きくなる基板端縁部の吸着力を高めることができる。そのため、基板を短時間で確実に吸着することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、吸着面の略全面に複数の吸着溝が設けられている。これにより、吸着面に多数の吸着孔を設けることなく基板の全面吸着を行うことができる。そのため、基板載置部に多数の貫通孔を設ける必要がなく、製造コストを低減することができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、基板の下面と吸着面との間に不活性ガスを供給することによって吸着面に吸着した基板を取り去る際に、基板の位置が吸着面上でずれた場合であっても、アライメント機構によって基板の位置が所定範囲となるように調整することができる。そのため、基板を吸着面から迅速に取り去ることを可能にするとともに、基板の位置ずれを原因として後工程の基板処理で処理不良が発生することを防止できる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、吸着溝の幅を2.0mm以下とすることにより、良好に基板を吸着面に吸着することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、端縁部吸着溝のうち少なくとも1つを吸着面のうち基板外周部と対応する部分から10.0mm以内に設けることにより、基板端縁部付近を良好に吸着面に吸着することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、端縁部吸着溝のうち少なくとも1つを吸着面のうち基板外周部と対応する部分から10.0mm以内に設けるとともに、端縁部吸着溝のうち他の1つを吸着面のうち基板外周部と対応する部分から10.0mmより大きく30.0mm以下の範囲に設けることにより、さらに良好に基板端縁部付近を吸着面に吸着することができる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、中央部吸着溝同士の溝間隔を100.0mm以下とすることにより、基板中央部付近を良好に吸着面に吸着することができる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、スリットノズルから基板の全面に処理液を吐出する基板処理において、基板を吸着面に確実かつ迅速に吸着することができるため、基板全面に良好に処理液を吐出することができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、第1の支持部と第2の支持部とを独立して下降することができる。これにより、まず、(1)基板の中央部付近を吸着面に到達させて吸着させ、続いて、(2)基板の端縁部付近を吸着面に到達させて吸着させることができる。そのため、反りやうねりのある基板についても吸着面上で撓むことなく確実に吸着することができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、前記基板下面と吸着面との間に不活性ガスを供給することによって基板の位置がずれた場合であっても、調整工程によって基板の位置が所定範囲となるように調整することができる。そのため、基板を吸着面から迅速に脱着することを可能にするとともに、基板の位置ずれを原因として後工程の基板処理で処理不良が発生することを防止できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1.1.基板処理装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1の構成の一例を示す斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1の構成の一例を示す上面図である。なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付している。
基板処理装置1は、レジストを角型基板Wに塗布して角型基板Wの表面にレジスト膜を形成する装置であり、主として、処理対象基板を載置する基板載置部3と、レジストを角型基板Wに向けて吐出するスリットノズル41と、基板載置部3に載置された角型基板Wを吸着する吸着部70とを備える。
基板載置部3は、載置された角型基板Wを吸着して保持するための保持台としての機能を有する。基板載置部3は、略直方体形状の石製であり、その上面の保持面30および側面は平坦面に加工されている。このように基板載置部3を石製にすることにより、基板載置部3の熱膨張を低減することができ、良好に角型基板Wを基板載置部3に吸着して保持することができる。
図3は、本実施の形態における吸着部の構成の一例を示す上面図である。また、図4は、本実施の形態における基板支持部の構成の一例を示す側面図である。吸着部70は、図2に示すように、石製の保持面30の略中央部分であって略水平方向に平行に伸びる2本の走行レール31aの間に設けられ、基板載置部3に載置された角型基板Wを保持面30に吸着して保持するための部材である。図3および図4に示すように、吸着部70は、主として、吸着孔72と、吸着溝75(75a、75b)と、保持面30と基板受渡し位置との間で角型基板Wを昇降させる複数のリフトピン71(71a、71b)とを備える。
吸着溝75(75a、75b)は、吸着部70の上面であって角型基板Wが載置される側の表面を削ることによって形成される略直線状の複数の溝である。吸着溝75は、吸着した際に角型基板Wの下面と略全面にわたって接するように格子状に設けられており、溝の横断面は、略正方形または略長方形の形状を有する。また、各吸着溝75はそれと交差する他の吸着溝75と格子点76において接続されており、すべての吸着溝75は格子点76において連通している。さらに、図3に示すように、吸着溝75上の格子点76のうちの一部は吸着孔72と連通している。
ここで、吸着孔72は、図4に示すように、基板載置部3を貫通する複数の貫通孔であり、部分78aの内径は部分78bの内径より小さくなるように形成される。また、各吸着孔72は保持面30側の開口部78cにて吸着溝75上の格子点76と連通しており、また、各吸着孔72の下部は、配管85を介して真空ポンプ81と連通接続されている。
これにより、真空ポンプ81を駆動することによって吸着溝75、吸着孔72および配管85を介して吸着部70上面付近、すなわち、吸着部70上面と角型基板Wの下面との間の雰囲気を排気することができる。したがって、吸着孔72を吸着部70の略全面に設けることなく、吸着溝75および吸着孔72を介して角型基板Wの下面付近を排気することができる。そのため、基板載置部3に多数の吸着孔72を設けることなく、角型基板Wを吸着部70に吸着することができ、基板載置部3の製造コストを低減することができる。このように保持面30上に設けられた吸着部70は、基板載置部3に載置された角型基板Wを吸着する吸着面として使用される。
なお、吸着部70に吸着した角型基板Wの吸着状態を解除する際には、真空ポンプ81を大気解放して、吸着溝75付近を大気圧と略同一にするとともに、後述する端縁部リフトピン71aおよび中央部リフトピン71bの上端部を上昇させることにより、吸着部70から角型基板Wを脱着することができる。
ここで、吸着溝75同士の間隔は、角型基板Wの端縁部付近に形成された溝同士の横方向(Y軸方向)の間隔D3および縦方向(X軸方向)の間隔D6が、それぞれ、角型基板Wの中央部付近に形成された溝同士の横方向(Y軸方向)の間隔D2および縦方向(X軸方向)の間隔D5より小さくなるように設定されている(図3参照)。
また、吸着部70に形成された吸着溝75のうち最外周部の4本の吸着溝を結んだ環状溝(以下、「第1の環状吸着溝」とも呼ぶ)75aと保持面30上の所定範囲に載置された角型基板Wの外周部W1との距離D1、D4が、それぞれ10.0mm以下(好ましくは、5m以下)となるように設定されている。さらに、第1の環状吸着溝75aから見て基板中心部側の吸着溝75であって第1の環状吸着溝との距離がD3またはD6となる4本の吸着溝を結んだ環状溝(以下、「第2の環状吸着溝」とも呼ぶ)75bと、角型基板Wの外周部W1との距離(D1+D3)、(D4+D6)が、それぞれ30.0mm以下(好ましくは、15m以上かつ25mm以下)となるように設定されている。
これにより、反りの影響を受けやすい基板端縁部の吸着力を基板中央部付近の吸着力と比較して大きくすることができる。そのため、角型基板Wのサイズが大型化しても吸着部70上に載置された角型基板Wを迅速かつ確実に吸着することができる。
なお、本実施の形態では、吸着部70上に載置された角型基板Wを良好に吸着するため、また、吸着部70のうち吸着溝75内に存在する空気の影響によって角型基板Wの下面側に温度分布が生じ、基板の処理不良が発生することを防止するため、(1)吸着溝75のそれぞれの溝幅(溝の横断面の水平幅)は、2.0mm以下(好ましくは0.5mm以下)と、(2)角型基板Wの中央部付近と対応する吸着溝75の溝間隔D2、D5は、100.0mm以下(好ましくは、50.0mm以下)と、(3)吸着孔72の部分78aの内径は2.0mm以下(好ましくは、0.5mm以下)となるように、それぞれ設定している。
リフトピン71は、保持面30と基板受渡し位置との間で角型基板Wを支持しつつ昇降する部材であり、角型基板Wの端縁部付近を支持する端縁部リフトピン71aと角型基板Wの中央部付近を支持する中央部リフトピン71bとから構成される。
端縁部リフトピン71aは、図3に示すように、吸着部70のうち角型基板Wの端縁部に対応する部分、具体的には、第2の環状吸着溝75に沿って、複数(本実施の形態では16本)配設されている。また、各端縁部リフトピン71aは、図4に示すように、基板載置部3を貫通する貫通孔71cに挿入して設けられている。また、各端縁部リフトピン71aの下端部は基部74aと接続されており、各端縁部リフトピン71aの上端部が略同一高さとなるように設定されている。さらに、基部74aは、第1昇降機構73aと連動接続されており、図示を省略する案内部に沿って上下方向(X軸方向)について昇降可能に設けられている。
これにより、第1昇降機構73aを駆動させることによって、各端縁部リフトピン71aの上端部は、保持面30より低い位置と保持面30の上方位置との間で上下に移動することができる。
中央部リフトピン71bは、図3に示すように、吸着部70のうち角型基板Wの中央部に対応する部分に複数(本実施の形態では6本)配設されている。また、各中央部リフトピン71bは、端縁部リフトピン71aと同様に、基板載置部3を貫通する貫通孔71cに挿入して設けられている(図4参照)。また、各中央部リフトピン71bの下端部は基部74bと接続されており、各中央部リフトピン71bの上端部が略同一高さとなるように設定されている。さらに、基部74bは、第1昇降機構73aと独立して駆動自在に設けられた第2昇降機構73bと連動接続されており、図示を省略する案内部に沿って上下方向(X軸方向)について昇降可能に設けられている。
これにより、第2昇降機構73bを駆動させることによって、各中央部リフトピン71bの上端部は、端縁部リフトピン71aの上端部と独立して昇降可能であり、保持面30より低い位置と保持面30の上方位置との間で上下に移動することができる。
図1および図2に戻って、保持面30のうち吸着部70を挟んだ両端部には、略水平方向に平行に伸びる一対の走行レール31aが固設される。走行レール31aは、架橋構造4の両端部に固設される支持ブロック31bとともに、架橋構造4の移動を案内し(移動方向を所定の方向に規定する)、架橋構造4を保持面30の上方に支持する。
支持ブロック31bは、架橋構造4に剛性結合され、図2に示すように中央部に比べて両側面部の下端が下方に張り出した形状(逆凹形状)となっており、当該側面部が走行レール31aを両側から挟むように配置される。これにより、Y軸方向の移動が制限されるため、架橋構造4の移動方向を走行レール31aに沿ったX軸方向に規定することができる。
保持面30の上方には、基板載置部3の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造4が設けられている。架橋構造4は、主として、カーボンファイバ樹脂を骨材とするノズル支持部40と、その両端を支持する昇降機構43、44とから構成される。このように、架橋構造4の一部であるノズル支持部40にカーボンファイバ樹脂製の骨材を使用することにり、架橋構造4に必要な強度を維持しつつ軽量化を図ることができる。そのため、架橋構造4を移動させるために必要な駆動力を軽減することができる。
ノズル支持部40には、図2に示すようにスリットノズル41が取り付けられている。水平Y方向に伸びるスリットノズル41には、スリットノズル41へ薬液を供給する配管やレジスト用ポンプを含む吐出機構(図示せず)が接続されている。スリットノズル41は、レジスト用ポンプによりレジストが送られ、角型基板Wの表面を走査することにより、角型基板Wの表面の所定の領域にレジストを吐出する。
昇降機構43、44はスリットノズル41の両側に分かれて、ノズル支持部40によりスリットノズル41と連結されている。昇降機構43、44はスリットノズル41を並進的に昇降させるとともに、スリットノズル41のYZ平面内での姿勢を調整するためにも用いられる。
リニアモータ50、51は、ノズル支持部40をX軸方向に沿って移動させる際の駆動力を発生する部材である。なお、架橋構造4の反対側に設けられているリニアモータ51もリニアモータ50とほぼ同様の構成を備るため、ここでは、リニアモータ50について説明する。
リニアモータ50は、固定子(ステータ)50aと移動子50bとを備え、固定子50aと移動子50bとの電磁的相互作用によって架橋構造4をX軸方向に移動させるための駆動力を生成するモータである。また、リニアモータ50による移動量および移動方向は、制御系6からの制御信号により制御可能となっている。固定子50aは、架橋構造4の移動方向に沿って伸びるように基板載置部3の側面に固設され、保持面30よりも低い位置に水平配置される。移動子50bは、架橋構造4側に固設され、固定子50aに非接触で対向する。
このように、架橋構造4を移動させるためにリニアモータ50、51を用いることにより、ステッピングモータとボールネジとを用いる場合に比べて、装置内に四散するオイルなどの発塵量を削減することができる。また、リニアモータ50、51は構造が比較的単純であるため、基板処理装置1の構造を単純化することができる。
制御系6は、図1に示すように、プログラムに従って各種データを処理する演算部60、プログラムや各種データを保存する記憶部61を内部に備える。また、前面には、オペレータが基板処理装置1に対して必要な指示を入力するための操作部62、および各種データを表示する表示部63を備える。また、制御系6は、図示しないケーブルにより基板処理装置1に付属する各機構と接続されている。そのため、制御系6は、操作部62および各種センサなどからの信号に基づいて、ステージ3、架橋構造4、昇降機構43、44、およびリニアモータ50、51などの各構成を制御することができる。
なお、具体的には、記憶部61としてはデータを一時的に記憶するRAM、読み取り専用のROM、および磁気ディスク装置などが該当し、可搬性の光磁気ディスクやメモリーカードなどの記憶媒体、およびそれらの読み取り装置などであってもよい。また、操作部62は、ボタンおよびスイッチ類(キーボードやマウスなどを含む。)などであるが、タッチパネルディスプレイのように表示部63の機能を兼ね備えたものであってもよい。表示部63は、液晶ディスプレイや各種ランプなどが該当する。
<1.2.基板処理装置による基板の吸着・脱着手順>
図5から図7は、本実施の形態の基板載置部3における角型基板Wの吸着手順および脱着手順を説明するための図である。ここでは、角型基板Wを基板載置部3の吸着部70に吸着する手順を説明した後に、吸着部70に吸着した角型基板Wの吸着状態を解除して吸着部70から角型基板Wを脱着する手順について説明する。
まず、角型基板Wの吸着手順について説明する。吸着手順では、角型基板Wをリフトピン71に支持する前の時点において、第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bを駆動することにより、端縁部リフトピン71aの先端部71dおよび中央部リフトピン71bの先端部71eを基板受渡し位置まで移動させる。このとき、端縁部リフトピン71aの先端部71dの高さ位置が、中央部リフトピン71bの先端部71eの高さ位置より上になるように第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bの移動量を制御する。
ここで、先端部71dと先端部71eとの相対的な位置関係(先端部71dと先端部71eとの高低差)は、角型基板Wの撓み状態によって決定される。例えば、角型基板Wの中央部付近の高さ位置が最も低くなるように撓んでいる(すなわち、角型基板Wの面形状が上向き(Z軸正方向)に凸となる)場合、角型基板Wの端縁部付近の高さ位置が最も低くなるように撓んでいる(すなわち、角型基板Wの面形状が下向き(Z軸負方向)に凸となる)場合と比較して先端部71dと先端部71eとの高低差を大きくする必要がある。
このように先端部71dと先端部71eとの高低差を決定することにより、角型基板Wの面形状が上向きに凸となる場合であっても、角型基板Wの中央部付近と吸着部70とを良好に接触させるように角型基板Wを保持面30に下降することができる。そのため、角型基板W下面の中央部付近から端縁部付近に向けて確実に吸着することができる。
次に、図示を省略する搬送ロボットまたはオペレータによってリフトピン71に角型基板Wを支持する(図5参照)。このとき、角型基板Wは、中央部付近の高さ位置が端縁部付近の高さ位置と比較して低くなり、撓んだ状態でリフトピン71に支持される。
続いて、第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bを制御して、端縁部リフトピン71aの先端部71dの下降速度と中央部リフトピン71bの先端部71eの下降速度とが略同一となるように調整して下降させる。これにより、角型基板Wは、撓んだ状態を保持したまま保持面30に向かって下降する。
続いて、中央部リフトピン71bの先端部71eの高さ位置が保持面30の高さ位置と略同一高さ、または中央部リフトピン71bの先端部71eの高さ位置が保持面30の高さ位置より低くなって、角型基板Wの中央部付近の下面が保持面30に到達した時点において(図6参照)、第2昇降機構73bによる中央部リフトピン71bの下降動作を停止するとともに真空ポンプ81を駆動させる。また、このとき、第1昇降機構73aは動作し続けるため、端縁部リフトピン71aの先端部71dは下降し続ける。
これにより、角型基板Wの下面は、中央部付近から端縁部に向かって徐々に吸着部70と接触する。そして、角型基板Wの下面のうち吸着部70と接触する部分と吸着部70との間の雰囲気は、真空ポンプ81によって排気される。そのため、角型基板Wの下面は、中央部付近から端縁部に向かって徐々に吸着部70に吸着される。その結果、角型基板Wを短時間で確実に吸着することができる。
そして、端縁部リフトピン71aの先端部71dの高さ位置が保持面30の高さ位置と略同一高さ、または先端部71dの高さ位置が保持面30の高さ位置より低くなって角型基板Wの端縁部が保持面30に到達した時点において(図7参照)、第1昇降機構73aによる端縁部リフトピン71aの下降動作を停止する。これにより、角型基板Wの下面の全面が保持面30に到達し、吸着部70によって角型基板Wの全面が吸着されて吸着処理が完了する。
なお、上述したように角型基板Wの端縁部付近に対応する吸着溝75同士の溝間隔D3、D6は、中央部付近に対応する吸着溝75同士の溝間隔D2、D5と比較して小さく設定されており、角型基板Wの端縁部付近は中央部付近と比較して強力に吸着される。そのため、反りの影響を受けやすい角型基板Wの端縁部であっても確実に吸着することができる。
次に、角型基板Wの脱着手順について説明する。脱着手順では、基板処理装置1によってレジストの塗布処理が終了した後に、真空ポンプ81を真空解放する。これにより、真空ポンプ81と連通接続された吸着溝75内に空気が流入し、角型基板Wと吸着部70とが接する部分のうち吸着溝75部分が略大気圧状態となって吸着状態が解除されるが、角型基板Wは吸着部70に固定され続ける(図7参照)。
続いて、第2昇降機構73bを停止させてまま第1昇降機構73aを駆動させて端縁部リフトピン71aの先端部71dの上昇を開始する。このとき中央部リフトピン71bは停止し続けている。これにより、角型基板Wの端縁部は徐々に上昇するため、吸着部70に固定されている角型基板Wの下面は端縁部から中央部に向かって吸着部70から徐々に引き剥がされる(図6参照)。
続いて、端縁部リフトピン71aの先端部71dが所定高さまで上昇すると、第2昇降機構73bを駆動させて、中央部リフトピン71bの先端部71eが端縁部リフトピン71aの先端部71dの移動速度と略同一となるように先端部71eを上昇させる。このとき、先端部71dは上昇し続けている。これにより、角型基板Wは、中央部付近の高さ位置が端縁部付近の高さ位置と比較して低くなり、撓んだ状態で上昇する。そして、吸着部70に固定された角型基板Wの下面は端縁部から中央部に向かってさらに引き剥がされて完全に固定状態が解除された後、角型基板Wを基板受渡し位置まで上昇させて脱着処理が終了する(図5参照)。
<1.3.第1の実施の形態の基板処理装置の利点>
以上のように、第1の実施の形態の基板処理装置1では、第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bによって、端縁部リフトピン71aの先端部71dの高さ位置が中央部リフトピン71bの先端部71eの高さ位置より上となるように設定しつつ、角型基板Wを基板受渡し位置から保持面30まで下降することができる。これにより、角型基板Wの下面について中央部付近から端縁部方向に向かって徐々に吸着することができる。そのため、反りやうねりのある角型基板Wについても、保持面上で撓ますことなく確実に吸着することができる。
また、第1の実施の形態の基板処理装置1の吸着部70において、角型基板Wの中央部付近に対応する吸着溝75同士の溝間隔D2、D5と比較して端縁部付近に対応する吸着溝75同士の溝間隔D3、D5を狭く設定している。これにより、反りやうねりの影響が大きくなる端縁部の吸着力を高めることができる。そのため、角型基板Wのサイズが大型化したも角型基板Wを短時間で確実に吸着することができる。
また、第1の実施の形態の基板処理装置1の吸着部70では、吸着孔72と連通する吸着溝75を吸着部70の全面に設けることにより、多数の吸着孔72を設けることなく角型基板Wを吸着部70に吸着することができるため、基板載置部3の加工コストを低減することができる。
さらに、第1の実施の形態の基板処理装置1では、角型基板Wの面形状が上向きに凸となる場合であっても、角型基板Wの反りの状況に応じて先端部71dと先端部71eとの高低差を調整することができる。そのため、角型基板Wの面形状が上向き(Z軸正方向)に凸となる場合であっても、角型基板Wを吸着部70に確実に吸着することができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態における吸着部170のハードウェア構成は、第1の実施の形態の吸着部70と比較して、主として、角型基板Wの端縁部付近に対応する吸着溝と、中央部付近に対応する吸着溝とが連通しておらず、互いに独立して角型基板Wと吸着部70との間の雰囲気を排気することができる点を除いては、第1の実施の形態と同じである。そこで、以下ではこの相違点を中心に説明する。なお、以下の説明において、第1の実施の形態の基板処理装置1における構成要素と同様な構成要素については同一符号を付している。これら同一符号の構成要素は、第1の実施の形態において説明済みであるため、本実施形態では説明を省略する。
<2.1.基板処理装置の構成>
図8は、本実施の形態における吸着部の構成の一例を示す上面図である。また、図9は、本実施の形態における基板支持部の構成の一例を示す側面図である。吸着部170は、第1の実施の形態の吸着部70と同様に、保持面30上であって略水平方向に平行に伸びる2本の走行レール31aの間に設けられ、基板載置部3に載置された角型基板Wを保持面30に吸着して保持するための部材である。図8および図9に示すように、吸着部170は、主として、吸着孔72(72a、72b)と、吸着溝175(175a、175b)と、保持面30と基板受渡し位置との間で角型基板Wを昇降させる複数のリフトピン71(71a、71b)とを備える。
吸着溝175(175a、175b)は、第1の実施の形態の吸着溝75と同様に、吸着部170の上面であって角型基板Wが載置される側の表面を削ることによって形成される略直線状の複数の溝である。吸着溝175の断面は、略正方形または略長方形の形状を有する。
吸着溝175aは、図8に示すように、角型基板Wの端縁部付近に対応する部分に形成された複数の溝である。吸着溝175aは、角型基板Wが吸着した際に、角型基板Wの下面のうち端縁部付近に対応する部分と略全面にわたって接するように格子状に設けられている。また、各吸着溝175aは交差する吸着溝175aと格子点176aにおいて接続されており、すべての吸着溝175aは格子点176aにおいて連通している。さらに、図8に示すように、吸着溝175a上の格子点176aのうちの一部は吸着孔72aと連通している。
吸着溝175bは、角型基板Wの中央部付近に対応する部分に形成された複数の溝である。吸着溝175bは、角型基板Wが吸着した際に、角型基板Wの下面のうち中央部付近に対応する部分と略全面にわたって接するように格子状に設けられている。また、各吸着溝175bは交差する吸着溝175bと格子点176bにおいて接続されており、すべての吸着溝175aは格子点176aにおいて連通している。さらに、図8に示すように、吸着溝175b上の格子点176bのうちの一部は吸着孔72bと連通している。
なお、図8に示すように、本実施の形態の吸着部170の吸着溝175aは、溝が形成されない矩形環状を有する分離部177の外側に、また、吸着溝175bは分離部177の内側に、それぞれ配置されている。そのため、吸着溝175aのそれぞれは、いずれの吸着溝175bとも連通していない。すなわち、吸着溝175は2つの部分集合(吸着溝175aおよび吸着溝175b)に区分され、それぞれの区分内でのみ相互に連通していることになる。
吸着孔72a、72bは、図9に示すように、基板載置部3を貫通する複数の貫通孔である。吸着孔72aは吸着溝175a上の格子点176aと、また、吸着孔72bは吸着溝175b上の格子点176bと、それぞれ連通している。さらに、図9に示すように、各吸着孔72aの下部は、配管185aを介して真空ポンプ181aと連通しており、各吸着孔72bの下部は、配管185bを介して真空ポンプ181bと連通している。
これにより、真空ポンプ181aを駆動することによって、吸着溝175a、吸着孔72aおよび配管185aを介して角型基板Wの下面のうち端縁部付近に対応する部分と吸着部70との間の雰囲気を排気することができる。また、真空ポンプ181bを駆動することによって、吸着溝175b、吸着孔72bおよび配管185bを介して角型基板Wの下面のうち中央部付近に対応する部分と吸着部70との間の雰囲気を排気することができる。そのため、真空ポンプ181aと真空ポンプ181bとを互いに独立して駆動させることによって、角型基板Wの中央部付近と端縁部付近とを互いに独立して吸着部70に吸着することができる。
また、図9に示すように、吸着溝175aは、吸着孔72a、配管185a、バルブ182aおよび配管184aを介して、また、吸着溝175bは、吸着孔72b、配管185bバルブ182bおよび配管184bを介して、それぞれ窒素ガス供給源83に連通接続されている。そのため、バルブ182aを開放してバルブ182bを閉鎖することによって、吸着溝175aから上方に向けて窒素ガスを吐出することができる。また同様に、バルブ182bを開放してバルブ182aを閉鎖することによって、吸着溝175bから上方に向けて窒素ガスを吐出することができる。
ここで、吸着溝175a同士の横方向(Y軸方向)の間隔D3および縦方向(X軸方向)の間隔D6は、それぞれ、吸着溝175b同士の横方向(Y軸方向)の間隔D2および縦方向(X軸方向)の間隔D5より小さくなるように設定されている。
また、吸着溝175aのうち最外周部の4本の溝を結んだもの(以下、「第3の環状吸着溝」とも呼ぶ)と角型基板Wの外周部W1との距離D1、D4が、それぞれ10.0mm以下(好ましくは、5m以下)となるように設定されている。さらに、第3の環状吸着溝から見て基板中心部側の吸着溝175aであって第3の環状吸着溝との距離がD3またはD6となる4本の溝を結んだもの(以下、「第4の環状吸着溝」とも呼ぶ)と角型基板Wの外周部W1との距離(D1+D3)、(D4+D6)が、それぞれ30.0mm以下(好ましくは、15m以上かつ25mm以下)となるように設定されている。
これにより、第1の実施の形態と同様に、反りの影響を受けやすい基板端縁部の吸着力を基板中央部付近の吸着力と比較して大きくすることができる。そのため、吸着部70上に載置された角型基板Wを迅速かつ確実に吸着することができる。
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、吸着部170上に載置された角型基板Wを良好に吸着するため、また、吸着部170のうち吸着溝175内に存在する空気の影響によって角型基板Wの下面側に温度分布が生じ、基板の処理不良が発生することを防止するため、(1)吸着溝175の溝幅は、2.0mm以下(好ましくは0.5mm以下)と、(2)吸着溝175bの溝間隔D2、D5は、100.0mm以下(好ましくは、50.0mm以下)と、(3)吸着孔72の部分78aの内径は2.0mm以下(好ましくは、0.5mm以下)となるように、それぞれ設定している。
<2.2.基板処理装置による基板の吸着・脱着手順>
ここでは、図5から図7を使用しつつ、本実施の形態の基板載置部3における角型基板Wの吸着手順および脱着手順について説明する。なお、本実施の形態の吸着手順は、第1の実施の形態の吸着手順と比較して、(1)角型基板Wの中央部付近と端縁部付近とで独立して吸着される点で異なる。また、本実施の形態の脱着手順は、第1の実施の形態の脱着手順と比較して、(2)角型基板Wの中央部付近の吸着状態を解除する際に、真空ポンプ181bを大気解放するとともに、吸着溝175bから角型基板Wに向けて窒素ガスを吐出する点で異なる。そこで、以下では、主として、この相違点を中心に説明する。
まず、角型基板Wの吸着手順について説明する。吸着手順では、第1の実施の形態と同様に、角型基板Wをリフトピン71に支持する前の時点において、端縁部リフトピン71aの先端部71dおよび中央部リフトピン71bの先端部71eを基板受渡し位置まで移動させる。このとき、端縁部リフトピン71aの先端部71dの高さ位置が、中央部リフトピン71bの先端部71eの高さ位置より上になるように第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bの移動量を制御する。
次に、図示を省略する搬送ロボットまたはオペレータによってリフトピン71に角型基板Wを支持する(図5参照)。このとき、角型基板Wは、中央部付近の高さ位置が端縁部付近の高さ位置と比較して低くなり、撓んだ状態でリフトピン71に支持される。
続いて、第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bを制御して、端縁部リフトピン71aの先端部71dの下降速度と中央部リフトピン71bの先端部71eの下降速度とが略同一となるように調整して下降させる。
続いて、中央部リフトピン71bの先端部71eの高さ位置が保持面30の高さ位置と略同一、または中央部リフトピン71bの先端部71eの高さ位置が保持面30の高さ位置より低くなって角型基板Wの中央部付近の下面が保持面30に到達した時点において(図6参照)、第2昇降機構73bによる中央部リフトピン71bの下降動作を停止するとともに、真空ポンプ181aを停止状態のまま保持しつつ真空ポンプ181bを駆動させる。また、このとき、第1昇降機構73aは動作し続けるため、端縁部リフトピン71aの先端部71dは下降し続ける。
これにより、角型基板Wの下面は、中央部付近から端縁部に向かって徐々に吸着部170と接触する。そして、角型基板Wの下面のうち吸着部170の吸着溝175bと接触する付近と吸着部170との間の雰囲気は、真空ポンプ181bによって排気される。
そのため、角型基板Wの下面のうち吸着溝175bと接触する部分は、中央部付近から端縁部に向かって徐々に吸着部170に吸着される。すなわち、本実施の形態では、吸着溝175aと連通しておらず角型基板Wの中央部付近の吸着にのみ使用される吸着溝175bによって角型基板Wの中央部付近を吸着することができ、第1の実施の形態と比較して、さらに効率的にかつ確実に角型基板Wの中央部付近を吸着部170に吸着することができる。
続いて、端縁部リフトピン71aの先端部71dの高さ位置が保持面30の高さ位置と略同一、または、端縁部リフトピン71aの先端部71dの高さ位置が保持面30の高さ位置より低くなって角型基板Wの下面のうち端縁部付近に対応する部分が保持面30に到達した時点において、第1昇降機構73aによる端縁部リフトピン71aの下降動作を停止するとともに、真空ポンプ181bの駆動状態を保持しつつ真空ポンプ181aの駆動を開始する。これにより、角型基板Wの下面のうち吸着部170の吸着溝175aと接触する付近と吸着部170との間の雰囲気は、真空ポンプ181aによって排気される。
そのため、角型基板Wの下面のうち吸着溝175aと接触する部分は、端縁部付近から外周部W1に向かって徐々に吸着部170に吸着される。すなわち、本実施の形態では、角型基板Wの端縁部付近のみに使用される吸着溝175aによって角型基板Wの端縁部付近を吸着することができ、第1の実施の形態と比較して、さらに効率的にかつ確実に角型基板Wの端縁部付近を吸着部170に吸着することができる。
そして、角型基板Wの下面の全面が保持面30に到達し、吸着部70によって角型基板Wの全面が吸着されて吸着処理が終了する。
次に、基板Wの脱着手順について説明する。脱着手順では、基板処理装置1によるレジストの塗布処理が終了した後、真空ポンプ181aは真空状態を維持しつつ真空ポンプ181bを真空解放するとともに、バルブ182b(図9参照)を開放して吸着溝175bから角型基板Wの中央部付近に窒素ガスを吐出する。
これにより、角型基板Wの下面のうち中央部付近の吸着状態が解除されるとともに、角型基板Wの下面のうち端縁部付近の吸着状態を保持しつつ、中央部付近の固定状態を解除することができる。すなわち、角型基板Wの端縁部付近を固定したまま吸着溝175bから上方に向けて窒素ガスを吐出することができ、角型基板Wの位置ずれを生ずることなく角型基板Wの中央部付近の固定状態を解除することができる。そのため、迅速かつ確実に角型基板Wの中央部付近の固定状態を解除することができる。
また、角型基板Wの下面のうち中央部付近の固定状態は、吸着溝175bから窒素ガスを吐出することによって解除することができる。そのため、角型基板Wを吸着部70から取り去る際に角型基板Wの中央部付近にて剥離帯電が生ずるおそれがなく、この剥離帯電によって配線パターンが破壊されるというおそれがない。
続いて、真空ポンプ181aを大気開放して角型基板Wの端縁部付近の吸着状態を解除するとともに、第2昇降機構73bを停止させつつ第1昇降機構73aを駆動させて端縁部リフトピン71aの先端部71dの上昇を開始する。これにより、角型基板Wの端縁部は徐々に上昇するため、吸着部70に対して固定状態にある角型基板Wの下面は端縁部から中央部に向かって徐々に引き剥がされる(図6参照)。
続いて、端縁部リフトピン71aの先端部71dが所定高さまで上昇すると、第2昇降機構73bの駆動を開始して、中央部リフトピン71bの先端部71eの上昇速度と端縁部リフトピン71aの先端部71dの上昇速度とが略同一となるように先端部71eを上昇させる。このとき、先端部71dは上昇し続けている。これにより、角型基板Wは、中央部付近の高さ位置が端縁部付近の高さ位置と比較して低くなり、撓んだ状態で上昇する。
そして、角型基板Wの下面のうち端縁部付近に対応する部分の固定状態が解除されて角型基板Wの下面全部の固定状態が解除された後、角型基板Wを基板受渡し位置まで上昇させて脱着処理が終了する(図5参照)。
<2.3.第2の実施の形態の基板処理装置の利点>
以上のように、第2の実施の形態の基板処理装置1では、角型基板Wの下面のうち端縁部付近と中央部付近とを互いに独立して吸着部170に吸着させることができる。そのため、角型基板Wの中央部付近および端縁部付近をさらに効率的に吸着部70に対して吸着させることができる。その結果、角型基板Wのサイズがさらに大型化しても、角型基板Wを吸着部70に迅速かつ確実に吸着することができる。
また、第2の実施の形態の基板処理装置1では、真空ポンプ181aを真空状態に保持しつつ真空ポンプ181bを大気解放するとともに、角型基板Wの中央部付近に対応する吸着溝175bから角型基板Wの下面に向けて窒素ガスを吐出することができる。そのため、中央部リフトピン71bを上昇させることなく角型基板Wの下面のうち中央部付近の固定状態を解除することができる。その結果、剥離帯電を防止しつつ、短時間かつ確実に角型基板Wの脱着することができる。
<3.第3の実施の形態>
ここでは、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態における基板載置部3のハードウェア構成は、第1の実施の形態の吸着部70と比較して、主として、基板載置部3に載置された角型基板Wの位置を調整する複数のアライメント機構210がさらに追加されている点を除いて第1の実施の形態の同様である。そこで、以下ではこの相違点を中心に説明する。なお、以下の説明において、第1の実施の形態の基板処理装置1における構成要素と同様な構成要素については同一符号を付している。これら同一符号の構成要素は、第1の実施の形態において説明済みであるため、本実施形態では説明を省略する。
<3.1.基板処理装置の構成>
図10は、本実施の形態における基板載置部3の構成の一例を示す上面図である。図10に示すように、アライメント機構210は、略長方形の形状を有する吸着部70の各コーナー部の外側付近に1つずつ(合計4つ)設けられている。
各アライメント機構210は、図10に示すように、主として、駆動部211、アーム部212、支持部213および当接部214とを備える。アーム部212は、駆動部211によって矢印AR1方向に出退自在に設けられている。また、アーム部212の端部のうち吸着部70側には、「コ」の字型の支持部213が取り付けられている。さらに、支持部213の吸着部70側の先端部には、角型基板Wのコーナー部と当接することによって角型基板Wの位置を微調整する当接部214が取り付けられている。これにより、各アライメント機構210の駆動部211を制御してアーム部212の突き出し量を調整することによって、角型基板Wの位置を一定範囲内となるように調整することができる。
<3.2.基板処理装置による基板の吸着・脱着手順>
図11から図13は、本実施の形態の基板載置部3における角型基板Wの吸着手順および脱着手順を説明するための図である。ここでは、角型基板Wを基板載置部3の吸着部70に吸着する手順を説明した後に、吸着部70に吸着した角型基板Wの脱着手順について説明する。
ところで、第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bによって角型基板Wを基板受渡し位置から保持面30まで下降させる際、図示を省略する搬送ユニットによって受け渡される角型基板Wをリフトピン71に支持する位置がずれると、保持面30上における角型基板Wの載置する位置がずれてしまい、処理不良の原因となる。そこで、本実施の形態の吸着処理では、保持面30に載置された角型基板Wの位置を複数のアライメント機構210によって所定範囲とすることにより、処理不良が発生することを防止している。
まず、基板受渡し位置にて受け渡された角型基板Wを第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bを駆動させることによって保持面30まで下降させる(図11参照)。このとき、真空ポンプ81は停止状態を保持しているため、角型基板Wは、吸着部70に吸着されない。また、バルブ82は閉鎖し続けている。
次に、真空ポンプ81を停止させたまま、バルブ82を開放して吸着溝75(図3参照)から角型基板Wの下面に向けて窒素ガスを吐出する。このとき、角型基板Wは吸着部70に吸着されていないため、Z軸の正方向に浮上する(図12参照)。
続いて、各アライメント機構210のアーム部212の移動量を調整し、当接部214を対応する角型基板Wのコーナー部付近と当接することによって角型基板Wの位置を微調整する(図13参照)。このとき、角型基板Wは下面から吐出し続けている窒素ガスによって浮上しているため、角型基板Wの下面を損傷することなく角型基板Wの位置を移動させることができ、角型基板Wの位置を一定範囲内とすることができる。
角型基板Wの位置の微調整が完了すると、バルブ82を閉鎖して窒素ガスの吐出を停止するとともに、真空ポンプ81を駆動させて、角型基板Wの下面と保持面30との間の雰囲気を排気する。そして、角型基板Wの下面全部が吸着部70に吸着されて吸着処理が完了する。
次に、角型基板Wの脱着手順について説明する。脱着手段では、基板処理装置1によってレジストの塗布処理が終了した後に、真空ポンプ81の動作を停止させるとともに真空ポンプ81を大気開放して角型基板Wの下面の吸着状態を解除する。
続いて、バルブ82を開放して吸着溝75から角型基板Wの下面に向けて窒素ガスを吐出する。これにより、角型基板Wの固定状態を解除することができるが、その一方で、角型基板Wの位置が窒素ガスのガス圧のためにズレる場合がある。
続いて、バルブ82を開放し続けて角型基板Wを保持面30から浮上させるとともに、各アライメント機構210のアーム部212の移動量を調整し、当接部214を対応するコーナー部付近と当接することによって角型基板Wの位置を微調整する(図13参照)。
ところで、窒素ガスのガス圧のために角型基板Wの位置がずれると、基板受渡し位置にて図示を省略する搬送ユニットの受け取る基板位置がずれることとなる。そして、この搬送ユニットから基板受渡しを受ける後工程の基板処理装置でも角型基板Wの位置がずれることとなり、後工程の基板処理装置での処理不良の原因となる場合がある。そこで、本実施の形態の脱着処理では、窒素ガスの吐出後にアライメント機構210によって角型基板Wの位置を所定範囲とすることにより、後工程の基板処理装置において処理不良が発生することを防止している。
角型基板Wの位置の微調整が完了すると、バルブ82を閉鎖して窒素ガスの吐出を停止するとともに、第1昇降機構73aおよび第2昇降機構73bを駆動させることによって、角型基板Wを保持面30から基板受渡し位置まで上昇あせてさせて、脱着処理が完了する。
<3.3.第3の実施の形態の基板処理装置の利点>
以上のように、第3の実施の形態の基板処理装置1では、基板載置部3に載置された角型基板Wの位置が所定範囲とならない場合であっても、複数のアライメント機構210によって所定範囲内となるように調整することができるため、処理不良が発生することを防止できる。
また、第3の実施の形態の基板処理装置1では、角型基板Wの下面に向けて窒素ガスを吐出することによって角型基板Wの位置がずれた場合であっても、複数のアライメント機構210によって角型基板Wの位置が所定範囲内となるように調整することができる。そのため、後工程の基板処理装置で処理不良が発生することを防止できる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。
(1)本発明の実施の形態において、吸着溝75、175は、それぞれ吸着部70、170上に略直線形状を有する溝として形成されているが、これに限定されるものでなく、例えば、曲線形状であってもよい。
(2)第2の実施の形態では、吸着溝175a、175bから上方に向けて、また、第3の実施の形態では、吸着溝75から上方に向けて、それぞれ窒素ガスを吐出しているが、これに限定されるものでなく、不活性ガスであれば、例えば、アルゴンやヘリウムであっても良い。
(3)第2の実施の形態では、真空ポンプ181aは動作状態として角型基板Wの端縁部付近を真空状態に保持しつつ真空ポンプ181bを大気解放した後に、吸着溝175bから窒素ガスを吐出しているが、これに限定されるものでない。例えば、角型基板Wの位置ずれ量が所定範囲内となる場合、真空ポンプ181aおよび真空ポンプ181bを大気解放した後に、吸着溝175bから窒素ガスを吐出しても良い。
(4)また、第2の実施の形態では、角型基板Wの中央部付近のみが保持面30に到達している場合には、真空ポンプ181aを駆動していないが、これに限定されるものでなく、真空ポンプ181bの駆動を開始した際にあわせて真空ポンプ181aの駆動を開始してもよい。いずれのタイミングで真空ポンプ181aの駆動を開始しても、吸着に要する時間や吸着力に影響を及ぼさない。
(5)第3の実施の形態では、第1の実施の形態で説明した吸着部70によって角型基板Wの吸着処理を行っているが、これに限定されるものでなく、第1の実施の形態で説明した吸着部170によって角型基板Wを吸着させてもよい。
(6)また、第3の実施の形態では、複数のアライメント機構210によって角型基板Wの位置の微調整を行っているが、アライメント機構のハードウェア構成はこれに限定されるものでなく、例えば、図14に示すアライメント機構310のようなハードウェア構成を採用してもよい。
図14に示すように、各アライメント機構310は、アライメント機構210と異なり、角型基板Wの各コーナー部でなく角型基板Wの側面部と対向する位置に配設されており、主として駆動部311およびアーム部312とを備える。アーム部312は、駆動部311を動作させることによって対応する角型基板W側面部の略法線方向(すなわち、側面部と略垂直に交わる方向)に出退自在に設けられている。また、アーム部212の吸着部70側の先端部は、角型基板Wの側面部の破損を防止するため、なめらかな形状(例えば、略半円形状)に加工されている。
これにより、各アライメント機構310の駆動部311を制御してアーム部312の突き出し量を調整し、先端部313を角型基板Wの側面部と当接させることによって、角型基板Wの位置を一定範囲内となるように調整することができる。
本発明の実施の形態における基板処理装置の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における基板処理装置の構成の一例を示す上面図である。 本発明の実施の形態における吸着部の構成の一例を示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態における基板支持部の構成の一例を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態の基板載置部における基板の吸着手順および引き上げ手順を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態の基板載置部における基板の吸着手順および脱着手順を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態の基板載置部における基板の吸着手順および脱着手順を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態における基板支持部の構成の一例を示す上面図である。 本発明の第2の実施の形態における基板載置部の構成の一例を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態における基板処理部の構成の一例を示す上面図である。 本発明の第3の実施の形態の基板載置部における基板の吸着手順および脱着手順を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態の基板載置部における基板の吸着手順および脱着手順を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態の基板載置部における基板の吸着手順および脱着手順を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態における基板処理部の構成の一例を示す上面図である。
符号の説明
1 基板処理装置
3 基板載置部
6 制御系
30 保持面
40 ノズル支持部
41 スリットノズル
70、170 吸着部
71 リフトピン
71a 端縁部リフトピン
71b 中央部リフトピン
72(72a、72b) 吸着孔
75、175a、175b 吸着溝
76、176a、176b 格子点
81、181a、181b 真空ポンプ
83 窒素ガス供給源
210、310 アライメント機構
W 角型基板

Claims (11)

  1. 基板に所定の処理を施す基板処理装置であって、
    (a) 基板載置部の吸着面に載置された前記基板を吸着して保持する吸着手段と、
    (b) 前記吸着面の位置と前記吸着面の上方の基板受渡し位置との間で前記基板を昇降し、
    (b-1) 前記基板の端縁部付近を支持して昇降する第1の支持部と、
    (b-2) 前記基板の中央部付近を支持し、前記第1の支持部と独立して昇降自在な第2の支持部と、
    を有する昇降手段と、
    を備え、
    前記吸着手段は、
    (a-1) 前記吸着面に設けられ、全体的にまたは複数の区分に分けて各区分内で相互に連通している複数の吸着溝と、
    (a-2) 前記複数の吸着溝と接続するとともに、前記基板載置部を貫通する複数の吸着孔と、
    (a-3) 前記複数の吸着孔と連通接続されて前記吸着面付近を排気する排気手段と、
    を有し、
    前記複数の吸着溝のうち前記基板の端縁部付近の吸着に用いられる端縁部吸着溝同士の溝間隔は、前記基板の中央部付近の吸着に用いられる中央部吸着溝同士の溝間隔より狭いことを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記端縁部吸着溝は相互に接続され、前記中央部吸着溝もまた相互に接続される一方、前記端縁部吸着溝と前記中央部吸着溝とは非接続状態であるとともに、
    前記排気手段は、
    前記複数の吸着孔のうち前記端縁部吸着溝と連通する端縁部吸着孔と接続され、前記基板の端縁部付近と前記吸着面との間の雰囲気を排気する第1の排気部と、
    前記複数の吸着孔のうち前記中央部吸着溝と連通する中央部吸着孔と接続され、前記第1の排気部と独立して、前記基板の中央部付近と前記吸着面との間の雰囲気を排気する第2の排気部と、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置において、
    (c) 前記中央部吸着孔と連通しており、前記中央部吸着孔および前記中央部吸着溝を介して前記吸着部に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段、
    をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 基板に所定の処理を施す基板処理装置であって、
    (a) 基板載置部と、
    (b) 前記基板載置部に載置された前記基板の位置が所定範囲となるように調整するアライメント機構と、
    (c) 前記基板を基板載置部の吸着面に吸着して保持し、
    (c-1) 前記吸着手段の吸着部の基板側に設けられ、全体的にまたは複数の区分に分けて各区分内で相互に連通される複数の吸着溝と、
    (c-2) 前記複数の吸着溝と接続するとともに、前記基板載置部を貫通する複数の吸着孔と、
    (c-3) 前記複数の吸着孔と連通接続されて前記吸着面付近を排気する排気手段と、
    を有する吸着手段と、
    (d) 前記複数の吸着孔と連通しており、前記複数の吸着孔および前記複数の吸着溝を介して前記吸着部に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、
    を備え、
    前記複数の吸着溝のうち前記基板の端縁部付近の吸着に用いられる端縁部吸着溝同士の溝間隔は、前記基板の中央部付近の吸着に用いられる中央部吸着溝同士の溝間隔より狭いことを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記複数の吸着溝のそれぞれの幅は、2.0mm以下であることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記端縁部吸着溝のうち少なくとも1つは、前記吸着面のうち基板外周部と対応する部分から10.0mm以内に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項6に記載の基板処理装置において、
    前記端縁部吸着溝のうち他の1つは、前記吸着面のうち基板外周部と対応する部分から10.0mmより大きく30.0mm以下の範囲に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記中央部吸着溝同士の溝間隔は、100.0mm以下であることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の基板処理装置において、
    所定の処理液を吐出するスリットノズルと、
    前記吸着面に保持された前記基板の全面に前記処理液を吐出するために、前記スリットノズルを前記基板に対して相対的に移動させる移動手段と、
    をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  10. 基板の端縁部付近を支持する第1の支持部と前記基板の中央部付近を支持する第2の支持部とをそれぞれ独立して昇降可能な昇降手段によって前記基板を基板載置部の吸着面に吸着して保持する基板処理方法であって、
    前記吸着面に載置された基板は、
    前記吸着面に設けられ、全体的にまたは複数の区分に分けて各区分内で相互に連通している複数の吸着溝と、
    前記複数の吸着溝と接続するとともに、前記基板載置部を貫通する複数の吸着孔と、
    前記複数の吸着孔と連通接続されて前記吸着面付近を排気する排気手段と、
    を有しており、
    前記複数の吸着溝のうち前記基板の端縁部付近の吸着に用いられる端縁部吸着溝同士の溝間隔が、前記基板の中央部付近の吸着に用いられる中央部吸着溝同士の溝間隔より狭い吸着手段によって吸着され、
    (a) 前記第1の支持部および前記第2の支持部によって前記基板を下降させて、前記基板の中央部付近を前記吸着面に到達させる工程と、
    (b) 前記基板の中央部付近が前記吸着面に到達した時点または到達する直前に、
    前記吸着面付近の排気処理を開始する工程と、
    (c) 前記排気処理を施しつつ、前記第2の支持部によって前記基板を下降させて、前記基板の端縁部付近を前記吸着面に到達させる工程と、
    を備えることを特徴とする基板処理方法。
  11. 請求項10に記載の基板処理方法において、
    (d) 前記排気手段を大気解放することにより、前記基板が吸着された前記吸着面付近を略大気圧にする解放工程と、
    (e) 前記解放工程後に、前記基板下面と前記吸着面との間に不活性ガスを供給する工程と、
    (f) 前記基板載置部に載置された前記基板の位置が所定範囲となるように調整する調整工程と、
    さらに備えることを特徴とする基板処理方法。
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