JP4090187B2 - 発電所の工事管理業務支援装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電所(火力、水力、原子力)の工事管理業務支援装置に係り、特に設備や事象に関するドキュメントを格納したデータベースを生成し、作業者が容易に検索できるようにした工事管理業務支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電所には極めて多様な多数の設備が用いられており、発電所の建設、保守、運営等にあたっては、それらの多種多様な設備についての情報が要求される。これらの情報は、設備の諸元や操作方法等の一般的なもの以外に、運用実績、履歴等に関する個々の設備固有の情報もあり、全ての作業者がすべての必要な情報を知るというのは不可能である。このために、設備に関する情報をドキュメントとしてデータベース化し、これを検索して必要な情報が得られるようにした工事管理業務支援装置が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような工事管理業務支援装置においては、使用者がドキュメントをデータベースに登録する時に、使用者が慣用的に用いている設備名称やその同義語・類義語、略称を用いてドキュメントを作成し登録している。例えば同一のポンプに対して、「ボイラ給水ポンプ」、「給水ポンプ」、「FP」、「BFP」等の同義語や略称で表現が可能で、さらにアルファベット、かたかなに対しては半角、全角の違いもありうる。また、事象に対しても例えばリークに対して「リーク」、「漏れ」、「漏洩」等の同義語が存在する。従ってデータベースの検索にあたっては、どの用語や文字類を用いて登録されているかによって、検索のために入力する設備名等のキーワードが異なってくる。このため、使用者はキーワードを知らなかったり忘れたりすると検索できないので、いろいろな表現の用語で試したりすることになり、使用者に負担がかかり、うまくいっても時間がかかる等の問題があった。
【0004】
本発明の目的は、データベースのドキュメント登録にあたっても、そのデータベースの検索に際しても、使用者が日常的に用いている設備の名称、略称や事象の名称を使用し、その用語が登録時と検索時で違っていても、確実に検索ができるようにした工事管理業務支援装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、タイトルと説明文としてのテキストとから成るところの発電所の設備に関するドキュメントを格納した設備データベースと、
発電所の各設備ごとにその設備を表す1又は複数の用語を1レコードとして格納した設備辞書ファイルと、
発電所の各設備の事象ごとにその事象を表す1又は複数の用語を1レコードとして格納した事象辞書ファイルと、
設備及び設備の事象を表す用語の検索のための入力手段と、
制御装置とを備え、
制御装置は、検索のために入力された用語が前記設備辞書ファイルにあればその用語を含むレコードのすべての用語をキー語としてとり出すための第1の手段と、
上記検索のために入力された用語が前記事象辞書ファイルにあればその用語を含むレコードのすべての用語をキー語として取り出すための第2の手段と、
前記設備データベースに格納されたドキュメントを1つづつとり出し、そのタイトル中に前記第1の手段により取り出されたキー語が含まれていれば当該ドキュメントを表示手段へ表示するための第3の手段と、
前記設備データベースに格納されたドキュメントを1つづつ取り出し、そのタイトル中に前記第2の手段により取り出されたキー語が、含まれていれば当該ドキュメントを表示手段へ表示するための第4の手段と、
前記入力された用語が前記設備辞書ファイルにも事象辞書ファイルにもないとき、前記設備データベースに格納されたドキュメントを1つづつとり出し、そのテキスト中に前記入力された用語が含まれていれば当該ドキュメントを表示手段へ表示するための第5の手段と、
を備えたことを特徴とする発電所の工事管理業務支援装置を開示する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照し、説明する。図4は、工事管理支援装置の構成例を示すブロック図で、同図(a)の構成は、工事管理業務を行うための制御装置400、各種データを蓄積するための記憶装置401、各種データを表示する表示装置402、及び設備を指定又は入力する入力装置403から成る、いわばスタンド・アローン型の装置である。一方、図4(b)では、工事管理業務を行うための制御装置404及び各種データを蓄積するための記憶装置401がサーバを構成し、このサーバとのやり取りを司る制御装置406、各種データを表示する表示装置407、及び設備を指定或いは入力する入力装置408がクライアントを構成している。このクライアントはいくつあってもよく、これらは通信手段405を介してサーバに接続されている。
【0010】
このような構成の装置で、記憶装置401は、ドキュメントを格納した設備データベース410と、本発明の特徴とする設備辞書ファイル411及び事象辞書ファイル412を有している。ドキュメントは、設備やそれに関連する事象等を記載したもので、タイトルと内容を示すテキストから成っているとする。例えばタイトルとして「A給水ポンプのリークについて」、テキストとして「A給水ポンプで×年×月×日××時にリークが発生し、運転を○○分間停止」などである。
【0011】
図3は、辞書ファイルの説明図で、同図(a)の設備辞書ファイル411では、横1列のデータのセットをレコードと呼び、1レコードが1つの設備に対応する。各レコードの各らんには、該当する設備の名称や、あればその同義語・類義語、略称などの用語が格納される。例えば設備名称が「ボイラ給水ポンプ」であるところの特定のポンプは、略称の「BFP」あるいは「FP」とよばれても、同義語・類義語の「給水ポンプ」(「ポンプ」は全角)、あるいは「給水ポンプ」(「ポンプ」は半角)と呼ばれても同一のポンプを指す。このような設備辞書ファイルは予めある程度のものを作成しておき、後述のようにしてドキュメント登録時にその内容を拡充していってもよいし、始めからドキュメント登録時毎に拡充するようにしてもよい。
【0012】
図3(b)の事象辞書ファイル412も上記の設備辞書ファイルと同様で、各レコードらんがそれぞれ1つの事象に対応し、その各らんには同一の事象を表す事象名称やその同義語・類義語が格納される。この作成法も設備辞書ファイルと同様で、詳細は後述する。但しここでは事象辞書ファイルには略称はないとしているが、あればそれを加えてもよい。
【0013】
図1は、上記した設備辞書ファイル及び事象辞書ファイルへの用語登録及びドキュメントのデータベースへの登録方法を示すフローチャートである。この処理は図4(a)の制御装置400、あるいは図4(b)の制御装置404により実行される。但しその際に用いるドキュメント読み込みや操作入力、表示等の手段としては、図4(a)、(b)に示したもの以外のものを設けてもよい。
【0014】
図1の登録処理では、まず設備データベースに登録しようとするドキュメントのタイトルを読み込み(ステップ101)、タイトルを単語に分解して名詞のみを取り出し、作業用のテーブルに格納する(ステップ102)。このとき、取り出した名詞を表示装置に表示して、設備、事象に無関係なものを取り除きテーブルに格納するのがよい。次にテーブルから1つの名詞を選択してその名詞を当該テーブルから除去して(ステップ103)、選択した名詞が設備辞書ファイル411上にあるか、即ち設備名称、略称、もしくは同義語・類義語として格納されているか、あるいは事象辞書ファイル412上の事象名称もしくは同義語・類義語として格納されているかを調べる(ステップ104、105)。選択した名詞が設備辞書ファイル411、事象辞書ファイル412のいずれにもないときは、設備辞書ファイル、事象辞書ファイルを表示し、その名詞を該当するらんへ登録する(ステップ106)。ここで該当するらんというのは、既に登録された設備名称または事象名称、その同義語・類義語又は略称の示す設備もしくは事象に該当するときはその該当するらんであり、既登録の設備/事象の名称やその同義語・類義語又は略称に該当する設備もしくは事象でないときは設備辞書ファイル又は事象辞書ファイルの新しい設備/事象名称又はその同義語・類似語や略称のらんである。この登録が終わったとき、あるいは当該名称が既に設備辞書ファイル又は事象辞書ファイルにあったときは(ステップ104又は105でYesのとき)、テーブルにまだ名詞があるかを調べ、あればステップ103〜106の処理を繰り返す。テーブルに名詞がなくなると(ステップ107でNo)、今登録しようとしているドキュメントを、そのタイトル及びテキストをともに設備データベース110へ格納する。この格納に当たっては、もしタイトルが同一のものが既にあれば、テキスト部分を上書きにより更新するものとする。
【0015】
以上の図1の処理によれば、設備データベースへドキュメントを登録する毎に、設備又は事象を表す用語を、それと同じ設備又は事象を表す用語と同じレコード内に格納することができる。そこで設備データベースを検索するときには、この設備辞書ファイル、事象辞書ファイルを利用することで、用語が異なっていても必要なドキュメントを容易に取り出すようにでき、その検索方法を図2のフローチャートに示す。この処理は図4(a)の制御装置400、図4(b)の制御装置404で実行され、使用者は入力装置403又は408から検索操作を行う。
【0016】
図2の検索処理では、まず使用者が検索する用語を入力すると(ステップ201)、設備辞書ファイル411のいずれかのレコードに入力した用語があるかを調べ(ステップ202)、あれば一致したらんを含むレコード内の用語、即ち設備名称、同義語・類義語、及び略称の全てをキー語として作業用のテーブルへ格納する(ステップ203)。また入力した用語が設備辞書ファイルになければ、事象辞書ファイル412のいずれかのレコードにその用語があるかを調べ(ステップ204)、あれば一致したらんを含むレコード内の用語、即ち事象名称及び同義語・類義語の全てをキー語として作業用のテーブルへ格納する(ステップ205)。例えば図3の事象辞書ファイルが設けられているとき、「割れ」という用語を入力したとすると、「クラック」「欠け」「割れ」「亀裂」がキー語としてテーブルへ格納される。入力した用語が設備辞書ファイル又は事象辞書ファイルに見つかってステップ203又は205の処理が行われたときは、次に設備データベース410から未読み出しのドキュメントを1つ取り出し(ステップ206)、そのドキュメントのタイトルにテーブル上のキー語が1つでも含まれているかを調べ、含まれていれば当該ドキュメントを表示装置へ表示する(ステップ208)。この表示終了後、あるいはタイトルにどのキー語も見つからなかったときは(ステップ207でNo)、設備データベースに未読み出しドキュメントの有無を調べ(ステップ209)、あればステップ206以下を繰り返し、なくなれば検索を終了する。この様にして、ある設備又は事象をそのいろいろな用語で検索しても、設備辞書ファイル又は事象辞書ファイルを用いることによって必要なドキュメントを取り出し、表示することができ、使用者は検索を容易に、かつ用語に気を使うことなく行うことができる。例えば対象語として「割れ」と入力したとき、ドキュメントの中に「クラック」を含むものがあったとすると、このドキュメントが表示される。
【0017】
入力した用語が設備辞書ファイルにも事象辞書ファイルにもないときは(ステップ202及びステップ204でNo)、タイトルに入力した用語がない場合であるので、このときは設備データベースのドキュメントを1つずつ取り出してそのテキスト(説明文)中に入力した用語があるかを調べ、あればそれを表示する(ステップ210〜213)。この検索では、入力した用語そのものがテキスト中になければ、同義語・類義語や略称等が用いられていても検索できないが、検索に用いる殆どの用語は設備辞書ファイルか事象辞書ファイルに登録できるから、ステップ210以下は例外的な処理であり、本装置の実用性を損なうことはない。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、使用者の各々が日常的に用いている用語をキーとして検索し、それが登録されている設備データベース上のドキュメントの用語と異なっていたときでも、自動的にそのドキュメントを検索することができるので、設備データベースの使い勝手が良く、作業性の向上に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴とする登録処理の例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の特徴とする検索処理の例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の特徴とする設備辞書ファイル及び事象辞書ファイルの説明図である。
【図4】工事管理業務支援装置の基本的な構成を示す図である。
【符号の説明】
400、404 制御装置
401 記憶装置
410 設備データベース
411 設備辞書ファイル
412 事象辞書ファイル
Claims (1)
- タイトルと説明文としてのテキストとから成るところの発電所の設備に関するドキュメントを格納した設備データベースと、
発電所の各設備ごとにその設備を表す1又は複数の用語を1レコードとして格納した設備辞書ファイルと、
発電所の各設備の事象ごとにその事象を表す1又は複数の用語を1レコードとして格納した事象辞書ファイルと、
設備及び設備の事象を表す用語の検索のための入力手段と、
制御装置とを備え、
制御装置は、検索のために入力された用語が前記設備辞書ファイルにあればその用語を含むレコードのすべての用語をキー語としてとり出すための第1の手段と、
上記検索のために入力された用語が前記事象辞書ファイルにあればその用語を含むレコードのすべての用語をキー語として取り出すための第2の手段と、
前記設備データベースに格納されたドキュメントを1つづつとり出し、そのタイトル中に前記第1の手段により取り出されたキー語が含まれていれば当該ドキュメントを表示手段へ表示するための第3の手段と、
前記設備データベースに格納されたドキュメントを1つづつ取り出し、そのタイトル中に前記第2の手段により取り出されたキー語が、含まれていれば当該ドキュメントを表示手段へ表示するための第4の手段と、
前記入力された用語が前記設備辞書ファイルにも事象辞書ファイルにもないとき、前記設備データベースに格納されたドキュメントを1つづつとり出し、そのテキスト中に前記入力された用語が含まれていれば当該ドキュメントを表示手段へ表示するための第5の手段と、
を備えたことを特徴とする発電所の工事管理業務支援装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000261818A JP4090187B2 (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 発電所の工事管理業務支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000261818A JP4090187B2 (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 発電所の工事管理業務支援装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002073632A JP2002073632A (ja) | 2002-03-12 |
| JP4090187B2 true JP4090187B2 (ja) | 2008-05-28 |
Family
ID=18749599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000261818A Expired - Lifetime JP4090187B2 (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 発電所の工事管理業務支援装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4090187B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7531383B2 (ja) * | 2020-12-18 | 2024-08-09 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | 検索システムおよび制御方法 |
-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000261818A patent/JP4090187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP2002073632A (ja) | 2002-03-12 |
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