JP4105253B2 - 自動車のスタータの遮断を制御する方法および装置 - Google Patents
自動車のスタータの遮断を制御する方法および装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のエンジンが始動した後に、自動車のスタータを停止させる(切る)ための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の運転者の制御により、スタータによる自動車のエンジンの始動を終了させるのが一般的なやり方である。このようにするため、運転者は、エンジンがエンジン本来の作動を示す音を発するようになると、点火キーを解放する。しかしながら、自動車およびその他の自動車エンジンは、より静粛となるように製造されており、このような静粛化の傾向により、運転者が始動動作を成功裏に完了したかどうかを確認できるようにすることは、次第に困難となっている。
従って、エンジンが始動してから点火キーを解放するまでに、スタータが再度駆動されることがよくある。これによって、スタータに極めて過大な力が加えられることがある。
【0003】
エンジンが始動し、低速走行モードに達するまで充分に作動した後に、自動車のスタータを停止させる装置は多く知られている。
特にフランス国特許第2,626,417号明細書は、スタータの両端の電圧の波、すなわちスタータを流れる電流強度の周波数が所定のスレッショルド値以上となった時に、スタータを切る制御装置を開示している。電源からスタータに流れる電圧または電流の振幅の変動から成るこの波は、エンジン始動時の動作を示している。
この装置は、エンジンの連続的に生じる圧縮サイクルに対応するこれら波の周波数が、時間と共に高くなるという特徴を利用している。しかしながら、エンジンが正しく始動した直後にスタータを切ることはできない。
【0004】
実際には、電源の信号の波の周波数の測定値を得ることは、信号を充分に長い時間のインターバル内で解析できることを前提としている。この結果、スレッショルド周波数に達すると、周波数のスレッショルド値よりも高い周波数を測定できる第1の時間インターバルの終了時までに、スタータを停止するための指令が遅れることとなる。
【0005】
また、エンジンの有効作動速度は、多くのパラメータ、特にエンジン部品の摩耗状態、燃料噴射システム、および点火システムの特性によって決まり、また周辺温度によってさえも決まる。
ある場合には、スタータが早期に停止する危険を防止するため、その値を越えると、スタータを切るようになっているエンジン速度のスレッショルド値は、エンジンが自ら作動し始める有効エンジン速度よりも、一般に極めて高く設定されている。そのため、多くの場合、スタータは、作動に必要以上の時間がかかることとなっている。
【0006】
フランス国特許第2,393,165号明細書も、電源の電圧波または電流波が消滅すると、スタータを切るようにしたスタータ用制御装置を開示している。この目的のため、電圧または電流信号は、2本の信号路に沿って搬送され、一方の信号路の信号は、遅延されるようになっている。
これら2本の信号路は、信号波が存在する限り、異なるレベルとなっている。信号波が消滅すると、2本の信号路は同じレベルとなり、装置はスタータを停止させる。しかし、この構造では、前記信号路のうちの第2の信号路における遅延時間に対応する遅延時間の後に、エンジンの自律的作動の感受に関連してスタータを停止させる命令が生じるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、自動車のエンジンがエンジンの自律的作動をするスレッショルド値に達した後、自動車のスタータを停止でき、更にスタータが作動する時間を充分長い値となるよう、システマティックに短くできる方法および装置を提供するものである。
これにより、ユーザーにとっては、便利さおよび快適さが改善され、またフライホイール機能を省略することにより、スタータ自体を簡略化できる。
【0008】
本発明の第1の特徴によれば、自動車のスタータの電源電圧、またはこのスタータを通って流れる電流強度のいずれかに対応する信号内の波を検出し、この波がなくなったときに、スタータを切るようになっている自動車のスタータの遮断を制御する方法は、前記波の周波数が高くなるにつれて時間幅が短くなるモニタ時間を新しい波ごとに発生し、最終モニタ時間において新しい波が検出されなくなるとスタータを切ることを特徴としている。
【0009】
本発明の第2の特徴によれば、自動車のスタータの電源電圧、またはこのスタータを通って流れる電流強度のいずれかに対応する信号内の波を検出するための手段と、前記波がなくなったときに、スタータの遮断を指令するための手段とを備える、自動車のスタータの遮断を制御する装置は、前記波の周波数が高くなるにつれて時間幅が短くなるモニタ時間を新しい波ごとに発生するための手段を含み、最終モニタ時間において新しい波が検出されなくなると、スタータを切るための手段により、スタータを停止させるようになっていることを特徴としている。
【0010】
本発明の好ましい特徴によれば、前記波を検出するための手段は、モニタ時間をゼロに戻すゼロ化パルスを、新しい波ごとに発生するための手段を含む。
【0011】
この場合、好ましくは、前記信号の波を前記波と同じ時間幅を有する一定振幅の矩形信号に変換するための処理手段を含み、モニタ時間は、前記矩形信号の基本パルスの時間幅に応じて決まるようにされる。
【0012】
また、本装置は、好ましくは、時間が電圧制御されるタイマを含み、このタイマの制御入力は、前記矩形信号の供給されるコンデンサの電圧によって制御され、かつゼロ化パルスごとに前記コンデンサを放電するための手段を更に含んでいる。
【0013】
また本装置は、好ましくは、新しいゼロ化パルスごとにリセットされるカウンタを更に含み、モニタ時間の長さは、新しいパルスごとに前記カウンタの値に応じて決まるようにされる。
【0014】
また好ましくは本装置は、新しい各ゼロ化パルスをカウンタが受信する際に、このカウンタの値に応じて決まる値にリセットされるダウンカウンタを更に含んでいる。
【0015】
本発明の別の好ましい特徴によれば、アップカウンタおよびダウンカウンタは、クロックタイマからの共通信号によって制御され、ダウンカウンタがセットされる値は、アップカウンタの値よりも大きくなるように選択される。
【0016】
好ましくは、ゼロ化パルスごとにカウンタがリセットされる前に、ダウンカウンタをリセットするようにする。
【0017】
添付図面を参照し、単なる非限定的例として示した下記の本発明の好ましい実施例の詳細な説明を読めば、本発明の上記以外の特徴および利点がより明らかとなろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、自動車のエンジンのためのスタータSへの電力の供給を制御するための装置を示す。スタータSは、電源の正のターミナルB+とアースとの間に接続されたスタータ用電動モータMを含む。ターミナルB+は自動車のバッテリーに接続されている。
【0019】
制御装置は、電源の正ターミナルB+とスタータSとの間に接続されたコンタクタ1を含む。このコンタクタ1は、リレーコイル2によって作動されるリレーである。リレーコイル2の一端は、電源ターミナルB+に接続されており、その他端は、まずMOSFET型の制御トランジスタ3のソースに接続され、第2にアースに接続されたコイル5に接続されている。
【0020】
制御トランジスタ3のドレインは、電源ターミナルB+に接続されており、そのグリッドは、制御ユニット4の出力端に接続されて、制御トランジスタ3は、この出力端から電圧制御信号を受けるようになっている。制御トランジスタ3は、当然ながら他の適当なタイプの遮断器と置換できる。
【0021】
図面に示した実施例では、制御ユニット4は、第1に、波すなわち電源ターミナルB+の電圧に発生する振幅変化に応じ、第2に、コンタクタ(本明細書では点火キーによって作動される点火スイッチであり、図1では符号6で示してある)の位置に応じて、前記制御信号を発生する。
【0022】
次に、図2および図3(a)〜(e)を参照して、制御ユニット4によって実行される信号処理機能について説明する。
【0023】
エンジンの始動段階中において、制御ユニット4への入力電圧(すなわち電源ターミナルB+の電圧)は、図3(a)に示されるタイプとなっている。
エンジンが自ら(自律的に)作動しない限り、この電圧は、エンジン速度と共に周波数が高くなる波を示す。この波は、一端エンジンが自律的に始動し始めると消滅する。
【0024】
図2から判るように、この信号は、ローパスフィルタ7によってフィルタ処理される。直流成分除去回路8では、一方向(直流)成分が除去され、こうして得られた信号は、図3(b)に示すタイプとなり、この信号は、図3(a)に示す信号の濾波された交流成分である。
【0025】
直流成分除去回路8の後には、矩形波発生回路9(図2参照)が続く。この矩形波発生回路9では、図3(b)の交流信号は、図3(c)に示すような矩形パルスから成る信号に変換される。このようにするため、矩形波発生回路9は、直流成分除去回路8からの出力信号における負パルスと同じ時間幅を有する一定振幅の正のパルスに変換する。
このように、矩形波発生回路9の出力端で得られた矩形パルス信号は、第1にはパルス発生器10へ送られ、第2にはタイマ11へ送られる。パルス発生器10は、図3(c)に示すような入力信号のパルスの立ち上がりエッジにて、図3(d)に示される短いパルスを発生する。この短いパルスは、タイマ11によって発生される時間を0にリセットする。
【0026】
この時間が0にリセットされるごとに、発生される新しい時間Tsiの長さは、あるパルスから別のパルスに短くなるよう、矩形波発生回路9の出力端における矩形基本信号の長さに従って変えられる。この長さTsiは、最終基本矩形信号の長さTciの2倍以上となるように選択される。
従って、制御ユニット4に入力される信号が波形を特徴とする限り、各時間の終了前に新しい波が発生するので、タイマは、この新しい波に対応するパルスによって0にリセットされる。
【0027】
制御ユニット4は、入力信号内の波により、上記のように前記時間が維持される限り、制御トランジスタ3のオフを禁止するためのオフ禁止回路12を更に含んでいる。制御トランジスタ3のグリッドにある制御電圧は、制御トランジスタ3が閉じることを命令するレベル(すなわち図3(e)におけるレベル1)にあるので、リレーコイル2は短絡し、コンタクタ1は閉じる。
【0028】
オフ禁止回路12によって構成されるブロック回路は、図3(d)のゼロ化パルスによっても、制御トランジスタ3をオフすることを禁止される。従って、タイマ11がゼロに リセットされるときに、スタータが停止されることはない。
図3(a)に示した波が消えると、すなわちエンジンが正しく始動されるとすぐに、図3(d)のゼロ化パルスもなくなり、タイミング動作は終了する。制御トランジスタ3のオフも禁止されなくなるので、図3(e)に示した信号はゼロレベルとなる。従って、リレーコイル2は短絡されなくなり、コンタクタ1は開状態となり、スタータは切られる。
【0029】
この装置を用いることにより、エンジンを始動してからスタータを切るまでの時間は短くなる。
【0030】
次に、タイマ11用の設計可能な回路の例を示す図4を参照する。
タイマ11は、電圧制御された時間制御のための入力端13aを有する標準タイプのタイミング回路13を有している。この入力端13aとアースとの間に、コンデンサCが接続されている。コンデンサCは、ダイオードDおよび抵抗器Rを通る基本矩形パルス信号によって充電され、コンデンサCの両端の充電電圧Ucは、図示しないオプションの増幅器を介して、入力端13aへ送られる。ダイオードDは、基本矩形パルス信号がなくなったときにコンデンサCが放電するのを防止するためのものである。
【0031】
ゼロ化信号は、コンデンサCとアースとの間に接続されたトランジスタTを制御する。この信号は、トランジスタTを介してコンデンサCを急速放電させる。
【0032】
このように、タイミング回路13は電圧Ucの平均値に対応し、受信した最終矩形基本パルス信号の時間Tcに応じた電圧によって制御される。これについては、図5(c)に示されている。図5(c)では、電圧Ucが示されており、図5(a)および図5(b)では、矩形パルス信号およびゼロ化パルスが示されている。図5(c)では、電圧Ucの平均値は仮想線で示されており、その振幅は2重の矢印で示されている。
【0033】
図4は、タイミング回路13の時間ベース入力端13b、およびその制御出力端13cをも示しており、制御出力端は、タイミング動作が終了していない限り、制御トランジスタ3を閉じる制御電圧に、コンデンサC1によって維持される。タイミング動作が終了すると、タイミング回路13はコンデンサC1を放電する。
【0034】
次に、実施可能な別の実施例を示す、図6および図7(a)〜(e)を参照する。
図2に示され、かつ図6にも示されている部品に、符号に100を加えた符号で示してある。
【0035】
入力信号は、電動モータのための電源ターミナルB+(図7(a)参照)から取り出した電圧である。この信号は、ローパスフィルタ107へ送られ、このローパスフィルタは、入力信号のうちの寄生成分を除去する。次の直流成分除去回路108では、フィルタ処理された信号の一方向成分を抑制し、図7(b)に示された交流信号を発生する。
直流成分除去回路108からの出力信号は、低レベル検出器120へ送られ、この低レベル検出器120は、較正された時間および振幅の一連の短いパルスを発生する。図7(c)に示したこのパルスは、アップカウンタ121へ送られ、このアップカウンタは、クロックタイマ122からのインクリメント信号も受信する。
各パルスは、スタータSによって駆動されるエンジンにおける圧縮ストロークの終了を示している。
【0036】
アップカウンタ121は、パルスごとにゼロに戻される。パルスによってその都度ゼロに戻される前に、アップカウンタの到達する値は、エンジンの2つの連続する圧縮ストロークの間の時間を示している。
【0037】
低レベル検出器120によって発生されるパルスも、クロックタイマ122からのインクリメント信号と共にダウンカウンタ124へ送られ、このダウンカウンタは、新しいパルスごとにリセットされる。ダウンカウンタ124がリセットされる値は、アップカウンタ121によって測定される最終の2つのパルスの間の時間に応じて決まる。
【0038】
この特定の実施例では、アップカウンタ121のカウントTcは、乗算器123へ送られ、乗算器は、このカウント数に1よりも大きい値kを乗算する。この乗算器123の出力端に生じる値は、ダウンカウンタ124へ送られる。
従って、このようにダウンカウンタ124によって実行されるカウントダウン動作によって決められるモニタ時間は、自動車のエンジンの圧縮サイクルよりも長くなる。
【0039】
従って、エンジンが完全に始動する前に、図7(a)に示す入力信号内の波により連続して発生されるパルスにより、モニタ期間終了前に、ダウンカウンタ124がリセットされる。従って、制御トランジスタ3のオフは、図7(e)に示すレベル1の信号を制御トランジスタ3に送るオフ禁止回路112により禁止される。
【0040】
エンジンが完全に始動するとすぐに、スタータはトルクを伝達しなくなるので、図7(a)の信号内の波およびパルスは消える。よって、モニタ期間中にパルスがなくなることは、エンジンが正常に作動したことを意味する。
【0041】
そのため、ダウンカウンタ124が値ゼロに達すると、それ以上、制御トランジスタ3のオフを禁止しないように、オフ禁止回路112が制御されるので、図7(e)に示された信号はゼロレベルまで変化し、コンタクタ1は開放状態に切り替わる。
【0042】
この装置は、エンジンの圧縮サイクルの時間よりも長いモニタ期間で作動するので、エンジンの回転速度のムラに起因するスタータの不正確な早期の停止を防止することができることは理解されると思う。
【0043】
システムが適切に作動できるよう、ダウンカウンタ124は、アップカウンタ121がゼロに戻される前にリセットされる。このようにするために、アップカウンタ121のゼロ化入力端に遅延回路を接続してもよい。
別の変形例として、パルスの立ち上がりエッジを利用して、ダウンカウンタ124をリセットし、パルスの立ち下がりエッジを利用して、アップカウンタ121をゼロにすることも可能である。
【0044】
システムを始動するには、少なくとも1つの圧縮ストローク中に、制御トランジスタ3のブロック回路を禁止するか、または、ダウンカウンタ124に1つの値を初期ローディングするかのいずれかが必要である。
【0045】
別の実施例を考え付くことも可能である。前記実施例では、ダウンカウンタによって行われるカウントダウン動作を、カウント周波数よりも低い周波数で実行すれば、乗算器を省略してもよい。このようにするために、クロックタイマ122とダウンカウンタ124との間に、例えば双安定性フリップ/フロップを備えた分周回路を設けてもよい。
【0046】
一般的に、制御ユニット4によって処理する信号を、スタータまたはバッテリーの両端で利用できる電圧信号の代わりに、スタータSを通って流れる電流強度に対応する信号とすることもできる。
【0047】
この電流強度信号は、基本的には、抵抗性(オーミック)特性を有する導電性素子における電圧降下を測定することによって得られる。この素子は、例えばコンタクタ1の電力接点、コンタクタ1とスタータSをリンクするケーブル、スタータSのアース復帰ケーブル、およびバッテリーとスタータとの間の電源ケーブルと直列に接続される。
【0048】
別の変形例として、この電流強度を、上記導電性素子のうちの1つを貫通する測定コイル内で誘導される電圧の変動を測定することによって得るようにすることができる。
【0049】
更に別の変形例として、図3(d)または図7(c)に示す信号内のパルスを、フィルタ処理された信号の交流成分がゼロとなる時を検出する検出器によって発生できる。この検出器は、低レベルまたは高レベル検出器の代わりとなる。
【0050】
更に、スタータによるエンジンの駆動は、電源電圧または電流の微分(変化率)で示すことができる。スタータがエンジンを駆動している時の圧縮サイクル中は、電圧の微分は負となり、電流の微分は正となる。エンジンをスタータによって駆動する期間の開始時または終了時のいずれかにおいて、単安定性フリップ−フロップ回路により、信号をスタートすることが可能である。
【0051】
後に理解できるように、上記作動を例とする一般的タイプの可変期間のタイミング動作により、スタータを停止させるような不適当または望ましくない命令が発せられる危険を生じることなく、できるだけ初期の時間でスタータを切ることができるようにしながら、スタータをエンジンの特性に合わせることが可能となる。
【0052】
エンジンをスタータによって駆動している段階の終了時、すなわちエンジンが自ら回転し始めるようになった時の速度は、毎分300〜400回転の範囲であり、2つの連続するパルス間の時間は0.07〜0.1秒である。
【0053】
始動動作の開始時において、特に低温時エンジン始動時における速度は、毎分わずか約70回転にしかならないことがある。この場合の連続するパルス間の時間は0.43秒となる。
【0054】
パルス間の時間が0.1秒に固定されていると、タイマが切り替えられる前にゼロ化信号が生じることはないので、エンジンの最初の回転前に、スタータを停止させる命令が与えられることとなる。
【0055】
パルス間の時間が0.43秒に固定されていると、低温時にエンジンを使用することが可能となるが、スタータを停止するための命令は極めて遅くなる。特に、エンジンが高温となっている時で、エンジンが毎分1000〜1500回転するような高速回転時で、毎分12000〜20000回転のスタータピニオン速度となっている時でも、停止命令が働くことがある。この速度では、スタータは、特にノイズが大きく摩耗が加速される。更にフライホイールを設ける必要がある。
【0056】
本発明によって提案されるタイミング動作を用いると、エンジンの停止は、エンジン自体の特性、特に気筒数、燃料噴射および点火特性、エンジンの摩耗またはチューニング状態、バッテリーの特性などとは無関係となる。
【0057】
更に、本発明による構造は、完全に自律的となるという特徴を有し、自動車に取り付ける際に別の電気配線は不要となる。
【0058】
本明細書に開示した一般的タイプの制御装置と、そのオルタネータを含むアセンブリは、従来のスタータシステムと交換可能なものである。
【0059】
コンタクタ6内の電流は、通常の10〜40アンペアの代わりに、わずか数ミリアンペアと極めて小さくなっていることも理解できよう。この結果、本発明に係わるスタータは、制御方法の種々の変形例を考え付くことが可能であるような低電流制御手段と考えることができる。変形例としては、コードを入力したり、アクセルペダルによる制御などがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1つの可能な実施例におけるスタータのための遮断制御装置の回路図である。
【図2】 図1に示された装置における制御ユニットの可能な一実施例を示す概略ブロック図である。
【図3】 (a)は、図2のローパスフィルタに入力される信号を示す図、(b)は、図2の直流成分除去回路から出力される信号を示す図、(c)は、図2の矩形波発生回路から出力される信号を示す図、(d)は、図2のパルス発生器から出力される信号を示す図、(e)は、図2のオフ禁止回路から出力される信号を示す図である。
【図4】 図2におけるタイマの一実施例を示す図である。
【図5】 (a)は、図4に示されたタイマに入力される矩形波発生回路からの信号を示す図、(b)は、図4に示されたタイマに入力されるパルス発生器からの信号を示す図、(c)は、図4に示されたタイマのコンデンサに充電される電圧を示す図である。
【図6】 本発明に係わる遮断制御装置における制御ユニットの別の実施例を示す、図2に類似した概略図である。
【図7】 (a)は、図6のローパスフィルタに入力される信号を示す図、(b)は、図6の直流成分除去回路から出力される信号を示す図、(c)は、図6の低レベル検出器から出力される信号を示す図、(d)は、図6のダウンカウンタから出力される信号を示す図、(e)は、図6のオフ禁止回路から出力される信号を示す図である。
【符号の説明】
S スタータ
M モータ
1 コンタクタ
2 リレーコイル
3 制御トランジスタ
4 制御ユニット
5 コイル
6 コンタクタ
7 ローパスフィルタ
8 直流成分除去回路
9 矩形波発生回路
10 パルス発生器
11 タイマ
12 オフ禁止回路
13 タイミング回路
107 ローパスフィルタ
120 低レベル検出器
121 アップカウンタ
122 クロックタイマ
123 乗算器
124 ダウンカウンタ
Claims (6)
- 自動車のスタータ(S)の電源電圧、またはこのスタータを通って流れる電流強度のいずれかに対応する信号内の波を検出し、この波がなくなったときに、スタータを切るようになっている自動車のスタータ(S)の遮断を制御する方法であって、 前記波の周波数が高くなるにつれて時間幅が短くなるモニタ時間(Tc)を、新しい波ごとに発生し、最終モニタ時間(Tc)において新しい波が検出されなくなると、スタータ(S)を切ることを特徴とする、自動車のスタータ(S)の遮断を制御するための方法。
- 自動車のスタータ(S)の電源電圧、またはこのスタータを通って流れる電流強度のいずれかに対応する信号内の波を検出するための手段と、前記波がなくなったときに、スタータの遮断を指令するための手段とを備える、自動車のスタータ(S)の遮断を制御する装置であって、
この装置が、前記波の周波数が高くなるにつれて時間幅が短くなるモニタ時間(Tc)を新しい波ごとに発生するための手段を含み、最終モニタ時間(Tc)において新しい波が検出されなくなると、スタータ(S)を切るための手段によりスタータを停止させるようになっていることを特徴とする、自動車のスタータ(S)の遮断を制御するための装置。 - 新しいゼロ化パルスごとにリセットされるアップカウンタ(121)を更に含み、モニタ時間の長さ(Tc)が、新しいパルスごとに前記アップカウンタ(121)の値に応じて決められるようにしたことを特徴とする、請求項2記載の装置。
- 新しい各ゼロ化パルスをアップカウンタ(121)が受信する際に、このアップカウンタ(121)の値に応じて決まる値にリセットされるダウンカウンタ(124)を更に含むことを特徴とする、請求項3記載の装置。
- アップカウンタ(121)およびダウンカウンタ(124)が、クロックタイマ(122)からの共通信号によって制御され、かつダウンカウンタ(124)がセットされる値は、アップカウンタ(121)の値よりも大きくなるように選択されていることを特徴とする、請求項4記載の装置。
- ゼロ化パルスごとにアップカウンタ(121)がリセットされる前に、veダウンカウンタ(124)をリセットするようにしたことを特徴とする、請求項4記載の装置。
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