JP4136037B2 - 振動型アクチュエータおよび振動型アクチュエータの組立て方法 - Google Patents

振動型アクチュエータおよび振動型アクチュエータの組立て方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振動型アクチュエータに係り、特に、ランジュバン型振動子を用いた振動型アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電界や磁界が作用したことに応じて、機械的歪を生じる電気−機械エネルギー変換素子としての歪発生素子を弾性体に取り付けて振動体となし、該歪発生素子により該弾性体を振動せしめ、該弾性体の振動を連続的もしくは断続的な機械運動に変換して出力する振動型アクチュエータは、現在では種々の分野で使用されており、特に、歪発生素子として圧電素子および電歪素子を利用する圧電/電歪アクチュエータが最も広く使用されている。
【0003】
また、該圧電素子を利用する振動型アクチュエータのうちで振動波モータと称されるアクチュエータは連続回転式の回転駆動源を構成できるため、従来の回転式電磁駆動モータに代わる駆動源としてカメラ等の光学機器に搭載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
振動型アクチュエータは種々のタイプのものが提案されており、現在製品化されている振動波モータは大別すると、
1)平板またはリング状の弾性体に進行性振動波を励振し、これにやはり円板状またはリング状のロータを加圧接触させる扁平なタイプと、
2)ランジュバン型振動体にロータを加圧接触させる棒状のタイプ(いわゆるペンシルタイプ)がある。
【0005】
これらの振動型アクチュエータとして、図9は従来のリング状の振動波モータで、ケース24に対して支持された圧電素子25と共にリング状の振動体を構成する弾性体20に対して、出力軸22と一体に回転するロータ21が皿ばね23により加圧接触している。
【0006】
ここに代表される振動波モータの大きな課題の1つに、コストが高いということがある。これは進行波タイプの振動波モータでは、
1)2つの異なる振動モードの共振周波数を合わせる(なるべく近づける)ために、円環形状の弾性体の形状精度を厳しく管理している(数μmから数十μm)ため、どうしても機械加工に頼らざるを得ず、鍛造、粉末焼結、プレスなどの量産加工がなかなか使えないこと、
2)圧電素子のコストが高い(特に大径のリングタイプの振動体では材料を捨てる部分が多いこと、電極付け、分極などの後工程が多いこと)、
3)圧電素子の接着工程がある(接着の良否によりモータ性能が大きく左右されるので、接着面の洗浄、面精度、接着条件などには細心の注意を払っている)
などが挙げられる。
【0007】
これに代わって、図8に示すように、コスト的に有利な棒状の振動波モータが提案されている。
【0008】
この振動波モータは、外径と同軸の穴部を中央部に有する第1の弾性体1と第2の弾性体2との間に、複数のPZT3と給電用電極板を挟み、それらの穴を貫通させたシャフト5の雄ネジ部を弾性体1の内ネジ部1eに螺合させ、シャフト5の頭部との間でPZT3等を介装した弾性体1,2を締め付けることにより、ランジュバン型振動体を形成している。
【0009】
一方、シャフト5の周囲には、ギア11と係合すると共にバネケース9とスラスト方向で当接するロータ8、加圧バネ14が内装されるバネケース9、ボールベアリング10に回転可能に軸支されたギア11、ボールベアリング10が装着されたモータ取り付け用フランジ12が配置され、モータ取り付け用フランジ12はナット部材13により固定されている。ロータ8は加圧バネ14のバネ力がバネケース9を介して伝達され、弾性体1の駆動面に加圧接触する。また、回転力はギア11に伝達され外部に出力される。
【0010】
PZT3に駆動信号である交番信号、例えば周波電圧が印加されると、第1の弾性体1の駆動面に曲げ振動の合成で駆動波が形成され、この駆動波によりロータ8が摩擦駆動される。
【0011】
この図8に示す棒状の振動波モータは小径化が可能(圧電素子を積層化できるので、モータを小径化しても入力電力を投入できる)であり、ランジュバンタイプなので圧電素子の接着レスなど構造的にローコスト化に向いており、実際、図9のタイプの振動波モータに比べかなりのコストダウンが実現できた。
【0012】
しかし、まだ同程度の出力で比較すると小型の電磁式のモータに比べコストは数倍高く、振動波モータならでは特徴(例えば静かさ、ダイレクト駆動が可能、保持力があるなど)が十分生かせる限られた分野でしか採用されないのが実情である。
【0013】
そこで、さらにローコスト化を実現する為に、図7に示す構造のモータを本発明者らが提案している。図7に示す振動波モータの構造において、図8の構造と異なる点は、振動子とシャフトの構造及び形状である。すなわち、図7の振動波モータにおいては、第1の弾性体1及び第2の弾性体2には、これらの部材の中心部を貫通する穴が設けられており、シャフト5に設けられたフランジ部5aとナット6とにより、第1,第2の弾性体1,2及び圧電素子3とを所定の加圧力で挟持する構造になっている。
【0014】
こうすることで、図8の第1の弾性体に設けられていたネジ部を廃止できること、シャフトの形状がヘッダ加工等量産性のある加工をしやすい形状にできること(シャフトの最大径と最小径の差が小さくなった為)等により図8の構造よりもかなりローコスト化が実現できた。
【0015】
これらの部材1〜4は、組立て性を考慮し、シャフトに対して容易に係合できる様にガタ嵌合とし、外径を治具等でそろえる様にすることで、これら1〜4の部材の同軸度を出している。
【0016】
しかしながら、第1の弾性体の穴と、シャフト5の軸部5bとがガタを有していると、振動子が振動した時にシャフトと第1の弾性体との間で、わずかに相対的なずれが生じる為、シャフトのフランジ5aと第1の弾性体の接触面1bとの摩擦損失が生じ、モータ性能が低下するという問題があった。
【0017】
本出願に係る発明は、ローコスト化した棒状タイプの振動波モータ等の振動型アクチュエータの特性をさらに改善することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本願発明である振動型アクチュエータは、中心部にそれぞれ締結用のシャフト部材が貫通する孔部を有する弾性体と電気−機械エネルギー変換素子を配置し、前記シャフト部材に設けたフランジ部と、前記シャフト部材に螺合され、前記フランジ部と対向する位置に設けられた締結部材により、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子をその両側から挟持して一体化した振動体を有する振動型アクチュエータにおいて、前記締結部材締結動作による加圧力を用いて前記弾性体のうち前記フランジ部と当接するシャフト受け面の一部に塑性変形、または、塑性流動を生じさせて前記弾性体の孔部と前記シャフト部材の間に入り込ませることにより、前記弾性体及び前記シャフト部材を結合している。
【0021】
ここで、弾性体のシャフト受け面フランジ部からの押圧力を受け塑性変形又は塑性流動する突起部を設けることができる。この場合には、前記締結動作により、前記突起部を押しつぶすことにより、前記シャフト受け面の一部に塑性変形、または、塑性流動を生じさせることができる。
【0022】
また、前記シャフト部材における前記フランジ部と前記孔部を貫通する貫通部との境界部分を第1の曲率半径を有する曲面とし、前記弾性体の前記シャフト受け面の端部と前記孔部の面との稜部を、前記シャフト部材の前記曲面よりも小さな面取り部、または前記第1の曲率半径よりも小さい第2の曲率半径をもつ角部とすることができる。この場合には、前記締結動作により、前記稜部を押しつぶすことにより、前記シャフト受け面の一部に塑性変形、または、塑性流動を生じさせることができる。
【0024】
本願発明である振動型アクチュエータの組立て方法は、中心部にそれぞれ締結用のシャフト部材が貫通する孔部を有する弾性体と電気−機械エネルギー変換素子を配置し、前記シャフト部材に設けたフランジ部と、前記シャフト部材に螺合され、前記フランジ部と対向する位置に設けられた締結部材により、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子をその両側から挟持して一体化した振動体を有する振動型アクチュエータの組立て方法において、前記弾性体と電気−機械エネルギー変換素子のそれぞれの孔部に前記シャフト部材を貫通させ、前記シャフト部材に対する前記締結部材の締め付け力を用いて、前記弾性体のうち前記フランジ部と当接するシャフト受け面の一部に塑性変形、または、塑性流動を生じさせて前記弾性体の孔部と前記シャフト部材の間に入り込ませることにより、前記弾性体及び前記シャフト部材を結合させている。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1、図2は本発明の第1の実施の形態を示す。
【0026】
図1は本発明の第1の実施の形態を示す振動型アクチュエータとしての棒状振動波モータの断面図を示し、図2は、第1の弾性体1のシャフトとの当接面1bに、シャフトを締め付けた時に塑性変形する様に設けた突起部分の拡大図を示す。
【0027】
それぞれの中央部に外径と同軸のとれた穴を有する第1の弾性体1と第2の弾性体2との間に積層PZT3および給電用フレキ4を挟み、それらの穴を貫通させたシャフト5のフランジ部5aとナット6とで前記1〜4の部材を締め付けることによりランジュバン型振動体を形成している。また、第1の弾性体1の図中上部には摩擦リング7(SUS420J2焼き入れ品)が接着剤により接合されている。
【0028】
一方、アルミ製のロータ8にはアルマイト処理が施され、コイルバネ14をガイドするシリンダー部8aと、その下側にバネを受けるフランジ部8bが一体的に設けられている。このコイルバネ14は、該ロータ8のフランジ部8bと、ギア11とで挟み込んで圧縮され、ギア11に対しロータ8を振動体の摩擦リング7に押しつけている。
【0029】
ギア11は、シャフト5に設けられた位置決め用段差5eにより位置決めされたモータ取付用フランジ12と、これを固定するためのナット13により、スラスト方向には位置決めされ、また、前記モータ取付用フランジ12の円筒部外径と、ギア11の内径とがタガなく係合し、該ギア11は回転自在に支持されている。
【0030】
上記構成の振動波モータの駆動は、不図示の電源から位相のずれた2相の交番信号を積層PZT3に印加すると、シャフト5の長手方向に対する2方向の曲げ振動が前記振動体に励振され、該振動体は縄跳び運動をする。このとき摩擦リングの摺動面には楕円振動が起こり、これによりロータ8、ギア11は一体となって回転する。なお、ロータ8には半径方向に2本の不図示の溝が設けられており、この溝とギア11に設けられた不図示の2本の突起がガタなく嵌合しているので、ロータ8の回転力がロスなくギア11に伝達されるよう構成されている。
【0031】
図2は図1のA部における第1の弾性体1のシャフトとの係合部の形状の拡大断面図を示す。図2の(a)はシャフト5を締め付ける前の形状を示す。
【0032】
シャフト5のフランジ部5aに対する弾性体1の当接面1bには、シャフトのスラスト方向に突出した突起部1cが内周面側に設けられている。
【0033】
シャフト5の軸部5bの径は、第1の弾性体1の中心穴1aの径より0〜0.04mm(単位は以降mmで表す)程度マイナス公差に設定されており、組立て時には、容易に前記シャフトを第1の弾性体1に挿入することができる。なお本実施の形態においては、シャフト5の軸部5bの外径φD
【0034】
【外1】
Figure 0004136037
【0035】
第1の弾性体1の穴部1aの内径φD
【0036】
【外2】
Figure 0004136037
【0037】
に設定した。
【0038】
また、シャフト5のフランジ部5aと軸部5bとの境界部5cは、約0.2の曲率半径Rがついている。
【0039】
振動体の組立て時に、第1の弾性体1、積層PZT3、フレキ4、第2の弾性体2の中心貫穴にシャフト5を挿入し、ナット6により前記部材1〜4を締め付けると、シャフト5は弾性体1に対し図2(a)のB方向に押し付けられ、シャフトフランジ5aが第1の弾性体1の当接面1bに設けられた突起部1cを押しつぶし、その余肉が塑性流動し、該塑性流動部分1c’が図2(b)の斜線で示す様に、該シャフトと該第1の弾性体とのすき間を埋めるため、シャフト5のフランジ部5aの近傍における軸部5bと第1の弾性体1の当接面1b付近がガタなく一体的に結合される。このため、該振動体に曲げ振動を励振した場合でも、該シャフト5のフランジ部5aと軸部5bと該弾性体1の当接面1b、突起部1cとは相対的にすべり摩擦を起こすことなく一体的に振動するため、振動体の振動損失(内部損失)を最小限に抑えることができ、良好な振動特性及びモータ性能を得ることができる。
【0040】
なお、図2の(a)に示す突起部1cは内周側の斜面を緩斜面、外周側の斜面を急斜面としているが、図2(c)に示すように、突起部1cの形状を、内周面を垂直面とし、外周面を斜面とする形状であってもよい。
【0041】
(第2の実施の形態)
図3(a)〜(c)は本発明における第の実施の形態を示す。
【0042】
図3(a)は、第1の弾性体1の貫穴の内周面1aと当接面1bとの境界部に面取りを施した面取り部1dを設けたもので、この面取り量は、前記シャフト5のR部5cのR(半径)よりも小さくしている。これは、面取り部1dの面取り量がR部5cの半径Rより大きい場合、図3(c)の様に、シャフト5フランジ部5aが当接面1bに突き当っても、面取り部1dがシャフト5のフランジ部5a,軸部5b,R部5cに当たらないため、弾性体1の材料の一部を塑性流動させて、軸部5bと弾性体1の貫穴の内周面1aとのガタを埋めることができない為である。
【0043】
図3(a)の様に、シャフト5の非締め付け状態において、面取り部1dがシャフト5のR部5cに当接し、当接面1b,面取り部1dはシャフト5とは非接触の面取り部1dを設定し、シャフト5を挿入して、締め付け力を与えると、シャフト5は弾性体1に対し矢印B方向に移動し、シャフト5のフランジ部5aと弾性体1の当接面1bは密着する為に、面取り部1dは、シャフト5のR部5cにより押しつぶされ、斜線部1eの余肉は斜線部1fに流動して、シャフト5と弾性体1とは、弾性体1の貫穴内に入り込んだ部分1fで一体的に結合されることとなる。
【0044】
(第3の実施の形態)
図4は第3の実施の形態を示す。
【0045】
本実施の形態では、第2の実施の形態において設けた面取り部1dをさらに小さくし、ほぼ面取り量を0にした例(面取り部1g)である。この場合、シャフト5のフランジ部5aおよびR部5cにより押しつぶされる量が多くなるので、シャフト5と弾性体1との設定公差によるガタが多い場合に有効である。
【0046】
(第4の実施の形態)
図5は本発明の第4の実施の形態を示す。
【0047】
本実施の形態では、第1の弾性体1の角部1gに塑性変形(又は塑性流動)しやすい別部材15を設けている。前記した第1〜第3の実施の形態では、振動特性が良く、また、シャフト締め付け力により一部が塑性流動しやすい材料として真ちゅうやアルミ材を使用したが、本実施の形態では、弾性体1の材料として、ステンレスや鉄など硬い材料を使用し、塑性変形させたい部分に適当な別部材(別材質)15を設け、前記した第1〜第3の実施の形態と同じ効果をもたせたものである。
【0048】
この別部材15の材質としては、真ちゅう、アルミはもちろん、亜鉛、鉛などの金属又はある程度ヤング率が高く、振動減衰の少ない高分子化合物などでもよい。
【0049】
参考の実施の形態)
図6は本発明における第5の実施の形態を示す。
【0050】
上記した各実施の形態では、締結動作に伴う加圧力により突起部を塑性変形させるという間接的な係合方式を採用しているが、本実施の形態では、第1の弾性体1とシャフト5とを圧入又は焼ばめ、又は冷しばめ等のように、締結動作に伴う加圧力を直接的に受けて前記シャフト部材とガタなく一体的に係合し、これらの2部品を一体的に構成するようにしている。
【0051】
尚、図では示さないが、シャフト5の軸部5bにローレットを施し圧入をしやすい構造にしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
発明によれば、振動型アクチュエータにおける振動体のローコスト化を図った構造においても、振動励振時にシャフト部材と弾性体との間に生ずる摩擦損失(振動体の内部損失)を激的に削減することが可能となり、効率の良い振動型アクチュエータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1〜第5の実施の形態棒状振動波モータの断面図。
【図2】(a)、(b)は図1の振動波モータにおける振動体の組立状態を示すA部の部分拡大断面図、(c)は突起部の変形例を示す部分断面図。
【図3】(a)〜(c)は本発明を適用した棒状振動波モータの第2の実施の形態における図1のA部の部分拡大図。
【図4】本発明における第3の実施の形態を示す図1のA部の部分拡大図。
【図5】本発明における第4の実施の形態を示す図1のA部の部分拡大図。
【図6】本発明における参考の実施の形態を示すA部拡大図。
【図7】従来の棒状ランジュバン型振動波モータの断面図。
【図8】従来の他の棒状ランジュバン型振動波モータの断面図。
【図9】従来の円環型振動波モータの断面図。
【符号の説明】
1…第1の弾性体
2…第2の弾性体
3…積層PZT
4…フレキ(フレキシブルプリント配線板)
5…シャフト
6…ナット
7…摩擦リング
8…ロータ
9…バネケース
10…ボールベアリング
11…ギア
12…振動波モータフランジ
13…ナット
14…バネ
15…塑性変形させる為の部材
20…振動体
21…ロータ
22…シャフト
23…加圧バネ
24…振動波モータカバー

Claims (4)

  1. 中心部にそれぞれ締結用のシャフト部材が貫通する孔部を有する弾性体と電気−機械エネルギー変換素子を配置し、前記シャフト部材に設けたフランジ部と、前記シャフト部材に螺合され、前記フランジ部と対向する位置に設けられた締結部材により、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子をその両側から挟持して一体化した振動体を有する振動型アクチュエータにおいて、
    前記締結部材の締結動作による加圧力を用いて、前記弾性体のうち前記フランジ部と当接するシャフト受け面の一部に設けられた突起部を押しつぶすことで、前記弾性体に塑性変形生じさせて前記弾性体の一部を前記弾性体の孔部と前記シャフト部材の間に入り込ませて、前記弾性体の孔部と前記シャフト部材のうち前記孔部に挿入された部分との間のすき間を埋めることによって、前記弾性体及び前記シャフト部材をガタなく結合したことを特徴とする振動型アクチュエータ。
  2. 中心部にそれぞれ締結用のシャフト部材が貫通する孔部を有する弾性体と電気−機械エネルギー変換素子を配置し、前記シャフト部材に設けたフランジ部と、前記シャフト部材に螺合され、前記フランジ部と対向する位置に設けられた締結部材により、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子をその両側から挟持して一体化した振動体を有する振動型アクチュエータにおいて、
    前記シャフト部材における前記フランジ部と前記孔部を貫通する貫通部との境界部分を、第1の曲率半径を有する曲面とし、前記弾性体の前記シャフト受け面の端部と前記孔部の面との稜部を、前記シャフト部材における前記曲面よりも小さな面取り部、あるいは、前記第1の曲率半径よりも小さい曲率半径をもつ角部とし、
    前記締結部材による締結動作により、前記稜部を押しつぶすことで、前記シャフト受け面の一部に塑性変形を生じさせて前記弾性体の一部を前記弾性体の孔部と前記シャフト部材の間に入り込ませて、前記弾性体の孔部と前記シャフト部材のうち前記孔部に挿入された部分との間のすき間を埋めることによって、前記弾性体及び前記シャフト部材をガタなく結合したことを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
  3. 中心部にそれぞれ締結用のシャフト部材が貫通する孔部を有する弾性体と電気−機械エネルギー変換素子を配置し、前記シャフト部材に設けたフランジ部と、前記シャフト部材に螺合され、前記フランジ部と対向する位置に設けられた締結部材により、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子をその両側から挟持して一体化した振動体を有する振動型アクチュエータの組立て方法において、
    前記締結部材の締結動作による加圧力を用いて、前記弾性体のうち前記フランジ部と当接するシャフト受け面の一部に設けられた突起部を押しつぶすことで、前記弾性体に塑性変形を生じさせて前記弾性体の一部を前記弾性体の孔部と前記シャフト部材の間に入り込ませて、前記弾性体の孔部と前記シャフト部材のうち前記孔部に挿入された部分との間のすき間を埋めることによって、前記弾性体及び前記シャフト部材をガタなく結合させることを特徴とする振動型アクチュエータの組立て方法。
  4. 中心部にそれぞれ締結用のシャフト部材が貫通する孔部を有する弾性体と電気−機械エネルギー変換素子を配置し、前記シャフト部材に設けたフランジ部と、前記シャフト部材に螺合され、前記フランジ部と対向する位置に設けられた締結部材により、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子をその両側から挟持して一体化した振動体を有する振動型アクチュエータの組立て方法において、
    前記シャフト部材における前記フランジ部と前記孔部を貫通する貫通部との境界部分を、第1の曲率半径を有する曲面とし、前記弾性体の前記シャフト受け面の端部と前記孔部の面との稜部を、前記シャフト部材における前記曲面よりも小さな面取り部、あるいは、前記第1の曲率半径よりも小さい曲率半径をもつ角部とし、
    前記締結部材による締結動作により、前記稜部を押しつぶすことで、前記シャフト受け面の一部に塑性変形を生じさせて前記弾性体の一部を前記弾性体の孔部と前記シャフト部材の間に入り込ませて、前記弾性体の孔部と前記シャフト部材のうち前記孔部に挿入された部分との間のすき間を埋めることによって、前記弾性体及び前記シャフト部材をガタなく結合させることを特徴とする請求項3に記載の振動型アクチュエータの組立て方法。
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