JP4136085B2 - 小片循環装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小片をケース内で循環させ、ケースに形成された窓を通して小片の内容を順番に見ることができる小片循環装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケース内に積み重ねて収容された扁平矩形状の小片、例えばカード、板ガム等を順番に取り出すことができる小片取出装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、小片を順番に取り出すことができる小片取出装置は、従来存在したが、ケース内で小片を循環させることができる小片循環装置は存在しなかった。
【0004】
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、小片をケース内で循環させ、ケースに形成された窓を通して小片の内容を順番に見ることができる、従来にない新規な構造の小片循環装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る小片循環装置は、上記目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)内部に循環装置本体を設けたケースを有すること。
(ロ)循環装置本体は、小片を収容する収容枠と、収容枠に摺動自在に設けられた摺動手段とからなること。
(ハ)収容枠は、小片を重ねた状態で収容する第1の収容部と第2の収容部を有し、第1の収容部と第2の収容部は、両端が開放されていること。
(ニ)第1の収容部の一方の開放端には、この第1の収容部に収容された複数の小片を、他方の開放端側に向かって付勢する第1の押圧片が設けられていること。
(ホ)第2の収容部の他方の開放端には、この第2の収容部に収容された複数の小片を、一方の開放端側に向かって付勢する第2の押圧片が設けられていること。
(ヘ)摺動手段は、第1の送り部材と第2の送り部材を有すること。
(ト)第1の送り部材は、第1の収容部に収容された複数の小片の他方の開放端にある一の小片と係合する第1の係合部を有し、この第1の係合部に係合された小片を第2の収容部の他方の開放端にある一の小片と第2の押圧片の間に送り込むように構成されていること。
(チ)第2の送り部材は、第2の収容部に収容された複数の小片の一方の開放端にある一の小片と係合する第2の係合部を有し、この第2の係合部に係合された小片を第1の収容部の一方の開放端にある一の小片と第1の押圧片の間に送り込むように構成されていること。
(リ)摺動手段は、第1の送り部材が第1の収容部の他方の開放端にある一の小片を第2の収容部の他方の開放端にある一の小片と第2の押圧片の間に送り込んだ時、第2の送り部材の第2の係合部が第2の収容部の一方の開放端にある一の小片と係合し、第2の送り部材が第2の収容部の一方の開放端にある一の小片を第1の収容部の一方の開放端にある一の小片と第1の押圧片の間に送り込んだ時、第1の送り部材の第1の係合部が第1の収容部の他方の開放端にある一の小片と係合するように構成されていること。
(ヌ)摺動手段には、これを操作する操作部材が設けられており、この操作部材はケースに形成された開口から突出していること。
(ル)ケースには、第1の収容部の他方の開放端又は第2の収容部の一方の開放端にある一の小片を見ることができる窓が形成されていること。
(ヲ)第1の係合部は、第1の収容部の他方の開放端にある一の小片を、第1の送り部材が第2の収容部側に操作されたときに、第1の収容部側から押圧しながら第2の収容部側に送り込む第1のストッパー板と、第2の収容部側に送り込まれる一の小片を、第1のストッパー板との間で挟持する第1の係合突起と、を有すること。
(ワ)第2の係合部は、第2の収容部の一方の開放端にある一の小片を、第2の送り部材が第1の収容部側に操作されたときに、第2の収容部側から押圧しながら第1の収容部側に送り込む第2のストッパー板と、第1の収容部側に送り込まれる一の小片を、第2のストッパー板との間で挟持する第2の係合突起と、を有すること。
【0006】
【発明の実施の形態】
本願請求項1記載の発明の第1の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る小片循環装置の一実施例を示す全体分解斜視図である。図2は、図1の使用状態を示す組立斜視図である。図3,4は、図1の使用状態を示す断面側面図である。図5は、図1の組立全体斜視図である。
【0007】
小片循環装置1は、内部に循環装置本体20を設けたケース2を有する。循環装置本体20は、小片4を収容する収容枠21と、収容枠21に摺動自在に設けられた摺動手段60とからなる。収容枠21は、小片4を重ねた状態で収容する第1の収容部30と第2の収容部31を有し、第1の収容部30と第2の収容部31は、両端30a,30b,31a,31bが開放されている。
【0008】
第1の収容部30の一方の開放端30bには、この第1の収容部30に収容された複数の小片4を、他方の開放端30a側に向かって付勢する第1の押圧片36が設けられている。第2の収容部31の他方の開放端31aには、この第2の収容部31に収容された複数の小片4を、一方の開放端31b側に向かって付勢する第2の押圧片46が設けられている。
【0009】
摺動手段60は、第1の送り部材61と第2の送り部材62を有する。第1の送り部材61は、第1の収容部30に収容された複数の小片4の他方の開放端30aにある一の小片4と係合する第1の係合部71を有し、この第1の係合部71に係合された小片4を第2の収容部31の他方の開放端31aにある一の小片4と第2の押圧片46の間に送り込むように構成されている。
【0010】
第2の送り部材62は、第2の収容部31に収容された複数の小片4の一方の開放端31bにある一の小片4と係合する第2の係合部79を有し、この第2の係合部79に係合された小片4を第1の収容部30の一方の開放端30bにある一の小片4と第1の押圧片36の間に送り込むように構成されている。
【0011】
摺動手段60は、第1の送り部材61が第1の収容部30の他方の開放端30aにある一の小片4を第2の収容部31の他方の開放端31aにある一の小片4と第2の押圧片46の間に送り込んだ時、第2の送り部材62の第2の係合部79が第2の収容部31の一方の開放端31bにある一の小片4と係合し、第2の送り部材62が第2の収容部31の一方の開放端31bにある一の小片4を第1の収容部30の一方の開放端30bにある一の小片4と第1の押圧片36の間に送り込んだ時、第1の送り部材61の第1の係合部71が第1の収容部30の他方の開放端30aにある一の小片4と係合するように構成されている。
【0012】
摺動手段60には、これを操作する操作部材64が設けられており、この操作部材64はケース2に形成された開口66から突出している。ケース2には、第1の収容部30の他方の開放端30a又は第2の収容部31の一方の開放端31bにある一の小片4を見ることができる窓9が形成されている。
【0013】
小片循環装置1は、上記構成を有するため、ケース2の窓9を通して、第1の収容部30の他方の開放端30a又は第2の収容部31の一方の開放端31bにある一の小片4を見ることができる。
【0014】
収容枠21の第1の収容部30には、複数の小片4が収容され、この複数の小片4全体が、一方の開放端30b側に設けられた第1の押圧片36によって、他方の開放端30a側に向かって付勢されている。収容枠21の第2の収容部31にも、複数の小片4が収容され、この複数の小片4全体が、他方の開放端31a側に設けられた第2の押圧片46によって、一方の開放端31b側に向かって付勢されている。
【0015】
摺動手段60の第1の送り部材61の第1の係合部71が、第1の収容部30に収容された複数の小片4の他方の開放端30aにある一の小片4と係合している状態で、操作部材64を操作して第1の送り部材61を第2の収容部31側に移動させると、この第1の係合部71に係合された小片4が第2の収容部31の他方の開放端31aにある一の小片4と第2の押圧片46の間に送り込まれる。
【0016】
摺動手段60の第1の送り部材61の第1の係合部71が、第2の収容部31の他方の開放端31a側に移動すると、第2の送り部材62の第2の係合部79が第2の収容部31の一方の開放端31bにある一の小片4と係合する。
【0017】
操作部材64を操作して第2の送り部材62を第1の収容部30側に移動させると、この第2の係合部79に係合された小片4が第1の収容部30の一方の開放端30bにある一の小片4と第1の押圧片36の間に送り込まれる。
【0018】
摺動手段60の第2の送り部材62の第2の係合部79が、第1の収容部30の一方の開放端30b側に移動すると、第1の送り部材61の第1の係合部71が第1の収容部30の他方の開放端30aにある一の小片4と係合する。
【0019】
このように、操作部材64を一方向に操作すると、その操作に関連して、第1の収容部30にある一の小片4を第2の収容部31に送り、操作部材64を他方向に操作すると、その操作に関連して、第2の収容部31にある一の小片4を第1の収容部31に送ることになる。小片4はケース2内を循環し、前記したように、窓9を介して順番に小片4を見ることができる。
【0020】
本願請求項1記載の発明の第2の実施の形態を図6乃至図13に基づいて説明する。図6は、 本願発明に係る小片循環装置の他の実施の形態を示す全体斜視図である。図7は、図6のケースを外した状態の分解斜視図である。図8は、図6のケースの斜視図である。図9は、図6の要部斜視図である。図10は、図9の組立斜視図である。図11は、上記他の実施例に係る小片循環装置の動きを説明する斜視図である。図12は、上記他の実施例に係る小片循環装置の動きを説明する断面側面図である。図13は、上記他の実施例に係る小片循環装置の動きを説明する断面側面図である。
【0021】
小片循環装置101は、内部に循環装置本体120を設けたケース102を有する。循環装置本体120は、小片4を収容する収容枠121と、収容枠121に摺動自在に設けられた摺動手段160とからなる。収容枠121は、小片4を重ねた状態で収容する第1の収容部130と第2の収容部131を有し、第1の収容部130と第2の収容部131は、両端130a,130b,131a,131bが開放されている。
【0022】
第1の収容部130の一方の開放端130bには、この第1の収容部130に収容された複数の小片4を、他方の開放端130a側に向かって付勢する第1の押圧片136が設けられている。第2の収容部131の他方の開放端131aには、この第2の収容部131に収容された複数の小片4を、一方の開放端131b側に向かって付勢する第2の押圧片146が設けられている。
【0023】
摺動手段160は、第1の送り部材161と第2の送り部材162を有する。第1の送り部材161は、第1の収容部130に収容された複数の小片4の他方の開放端130aにある一の小片4と係合する第1の係合部171を有し、この第1の係合部171に係合された小片4を第2の収容部131の他方の開放端131aにある一の小片4と第2の押圧片146の間に送り込むように構成されている。
【0024】
第2の送り部材162は、第2の収容部131に収容された複数の小片4の一方の開放端131bにある一の小片4と係合する第2の係合部179を有し、この第2の係合部179に係合された小片4を第1の収容部130の一方の開放端130bにある一の小片4と第1の押圧片136の間に送り込むように構成されている。
【0025】
摺動手段160は、第1の送り部材161が第1の収容部130の他方の開放端130aにある一の小片4を第2の収容部131の他方の開放端131aにある一の小片4と第2の押圧片146の間に送り込んだ時、第2の送り部材162の第2の係合部179が第2の収容部131の一方の開放端131bにある一の小片4と係合し、第2の送り部材162が第2の収容部131の一方の開放端131bにある一の小片4を第1の収容部130の一方の開放端130bにある一の小片4と第1の押圧片136の間に送り込んだ時、第1の送り部材161の第1の係合部171が第1の収容部130の他方の開放端130aにある一の小片4と係合するように構成されている。
【0026】
摺動手段160には、これを操作する操作部材164が設けられており、この操作部材164はケース102に形成された開口166から突出している。ケース102には、第1の収容部130の他方の開放端130a又は第2の収容部131の一方の開放端131bにある一の小片4を見ることができる窓109が形成されている。
【0027】
小片循環装置101は、上記構成を有するため、ケース102の窓109を通して、第1の収容部130の他方の開放端130a又は第2の収容部131の一方の開放端131bにある一の小片4を見ることができる。
【0028】
収容枠121の第1の収容部130には、複数の小片4が収容され、この複数の小片4全体が、一方の開放端130b側に設けられた第1の押圧片136によって、他方の開放端130a側に向かって付勢されている。収容枠121の第2の収容部131にも、複数の小片4が収容され、この複数の小片4全体が、他方の開放端131a側に設けられた第2の押圧片146によって、一方の開放端131b側に向かって付勢されている。
【0029】
摺動手段160の第1の送り部材161の第1の係合部171が、第1の収容部130に収容された複数の小片4の他方の開放端130aにある一の小片4と係合している状態で、操作部材164を操作して第1の送り部材161を第2の収容部131側に移動させると、この第1の係合部171に係合された小片4が第2の収容部131の他方の開放端131aにある一の小片4と第2の押圧片146の間に送り込まれる。
【0030】
摺動手段160の第1の送り部材161の第1の係合部171が、第2の収容部131の他方の開放端131a側に移動すると、第2の送り部材162の第2の係合部179が第2の収容部131の一方の開放端131bにある一の小片4と係合する。
【0031】
操作部材164を操作して第2の送り部材162を第1の収容部130側に移動させると、この第2の係合部179に係合された小片4が第1の収容部130の一方の開放端130bにある一の小片4と第1の押圧片136の間に送り込まれる。
【0032】
摺動手段160の第2の送り部材162の第2の係合部179が、第1の収容部130の一方の開放端130b側に移動すると、第1の送り部材161の第1の係合部171が第1の収容部130の他方の開放端130aにある一の小片4と係合する。
【0033】
このように、操作部材164を一方向に操作すると、その操作に関連して、第1の収容部130にある一の小片4を第2の収容部131に送り、操作部材164を他方向に操作すると、その操作に関連して、第2の収容部131にある一の小片4を第1の収容部131に送ることになる。小片4はケース102内を循環し、前記したように、窓109を介して順番に小片4を見ることができる。
【0034】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1乃至図5に基づいて説明する。符号1は、小片循環装置である。小片循環装置1は、内部に循環装置本体20を設けたケース2を有する。ケース2は、前カバー3と後カバー5とで構成され、前カバー3と後カバー5が接合され、ネジ等によって一体的に組み立てられる。
【0035】
循環装置本体20は、小片4を収容する収容枠21と、収容枠21に摺動自在に設けられた摺動手段60とからなっている。収容枠21は、合成樹脂によって一体成形され、右側壁22と、左側壁23と、右側壁22と左側壁23間であって、下端近傍に形成された下壁25と、上端近傍に形成された上壁26と、上端に形成された最上壁27と、下壁25と上壁26の略中間に設けられた中間壁29とで構成されている。
【0036】
上記右側壁22と、左側壁23と、上壁26と、中間壁29とで前後に開放端30a,30bが形成された第1の収容部30が形成される。上記右側壁22と、左側壁23と、下壁25と、中間壁29とで、前後に開放端31a,31bが形成された第2の収容部31が形成される。
【0037】
第1の収容部30及び第2の収容部31内には、前記小片4が前後方向に積み重ねられた状態で収容される。又、左側壁23には、第1の収容部30及び第2の収容部31内に小片4を差し込む差込開口23a、23bが形成されている。
【0038】
上壁26の上面には、三角状の係合突起35が一対突設されている。この一対の係合突起35,35の傾斜面35a,35aには、第1の押圧片36の両端に突設された支軸37,37が係合している。第1の押圧片36は、略L字状に形成され、スプリング受け面36aとこのスプリング受け面36aと略直角の押圧面36bを有している。スプリング受け面36aにはスプリング受け突起36cが形成され、この突起36cにスプリング39の一端が取り付けられている。スプリング39の他端は、収容枠21の最上壁27に圧接している。
【0039】
第1の押圧片36の押圧面36bは、第1の収容部30の後開放端30bに、前記スプリング39によって当接しており、先端にテーパ面36dが形成されている。従って、第1の押圧片36の押圧面36bが、第1の収容部30内に、前後方向に積み重ねられるようにして収容されている複数の小片4の内の後開放端30bに位置する小片4を前開放端30a側に向って付勢する。
【0040】
同様に、下壁25の下面にも、三角状の係合突起45が一対突設されている。この一対の係合突起45,45の傾斜面45a,45aには、第2の押圧片46の両端に突設された支軸47,47が係合している。第2の押圧片46は、略L字状に形成され、スプリング受け面46aとこのスプリング受け面46aと略直角の押圧面46bを有している。スプリング受け面46aには、スプリング受け突起46cが形成され、この突起46cにスプリング49の一端が取り付けられている。スプリング49の他端は、ケース2の底壁2aに圧接している。
【0041】
第2の押圧片46の押圧面46bは、第2の収容部31の前開放端31aに、前記スプリング49によって当接しており、先端にテーパ面46dが形成されている。従って、第2の押圧片46の押圧面46bが、第2の収容部31内に、前後方向に積み重ねられるようにして収容されている複数の小片4の内の前開放端31aに位置する小片4を後開放端31b側に向って付勢する。
【0042】
摺動手段60は、摺動板63と、第1の送り部材61と、第2の送り部材62とを有している。第2の送り部材62は、摺動板63の一側に固定されている。摺動板63の他側には係合凹部65が形成されている。
【0043】
第1の送り部材61は、ストッパー板68と、ストッパー板68の両側に形成された脚枠69,70とからなり、一方の脚枠69が前記摺動板63の係合凹部65に係合して、摺動板63に固定される。
【0044】
脚枠69,70の先端には、係止突起69a,70aが形成されている。このストッパー板68の内縁68aと、脚枠69,70と、係止突起69a,70aとによって、小片4を係合する第1の係合部71が形成される。
【0045】
脚枠69,70には、前カバー3の内面両側に形成されたガイド溝6,7に摺動自在にガイドされるガイドレール69b,70bが形成されている。
【0046】
第2の送り部材62は、ストッパー板75と、ストッパー板75の両側に重ねられるようにして固定された脚板76,77とからなり、一方の脚板77が摺動板63に固定されている。脚板76,77の先端内面には、係止突起76a,77aが形成されている。このストッパー板75の内縁75aと、係止突起76a,77aとによって小片4を係合する第2の係合部79が形成される。
【0047】
第2の送り部材62は、第2の係合部79が収容枠21の後開放端30b,31b側に位置するようにして、収容枠21に設けられている。又、第1の送り部材61は、第1の係合部71が収容枠21の前開放端30a,31a側に位置するようにして、収容枠21に設けられ、これの脚枠69が摺動板63の係合凹部65に係合して、摺動板63に固定される。そのため、摺動手段60は、摺動板63と、第1の送り部材61と第2の送り部材62で略コ字状に組み立てられ、収容枠21を挟み込むようにして収容枠21に摺動自在に取り付けられる。
【0048】
なお、右側壁22と左側壁23の上部には、脚枠69,70の上端縁69c,70cが係合する上係合突起22c,23cが形成されている。右側壁22と左側壁23の下部には、脚枠69,70の下端縁69d,70dが係合する下係合突起22d,23dが形成されている。従って、摺動手段60は、脚枠69,70の上端縁69c,70cが上係合突起22c,23cに係合するまで上方に移動でき、脚枠69,70の下端縁69d,70dが下係合突起22d,23dに係合するまで下方に移動することができる。
【0049】
前カバー3と後カバー5には、ネジを通すためのボス3a〜3c,5a〜5cが設けられている。即ち、前カバー3と後カバー5の上部には、ボス3a,5aが形成されている。前カバー3と後カバー5の下部両側には、ボス3b,3c,5b,5cが形成されている。
【0050】
収容枠21の最上壁27の上部には、ボス5aに係合する略U字状の係合凹部28aを備えた係合板28が形成されている。そのため、収容枠21は、係合凹部28aをボス5aに係合し、ボス5b,5cに右側壁22と左側壁23の下部内側を係合することによって、ケース2内に固定される。
【0051】
前カバー3には、収容枠21の第1の収容部30の前開放端30aと対向する位置に小片4を見ることができる、小片4より小さい窓9が形成されている。さらに、前カバー3には、前記第1の送り部材61の第1の係合部71に係合した小片4が第1の係合部71から外れるのを防止するため、小片4をガイドする一対の突条10,11が形成され、前記窓9の周囲に突条10,11と同じ高さの縁9a,9aが形成されている。
【0052】
前記摺動手段60の摺動板63には、操作部材64が突設されており、この操作部材64は、ケース2の一側に形成された開口66から突出している。また、前カバー3と後カバー5には、収容枠21の差込開口23a,23bと対向する位置に略コ字状の切り欠き3d,5dが形成されている。切り欠き3d,5dは、前カバー3と後カバー5が組み立てられると、接合して長穴12を形成する。この長穴12には、開閉蓋13が設けられている。
【0053】
開閉蓋13は、長穴12の上部に回動自在に軸受けされる支軸14,14を上端部に備え、長穴12の下縁に係脱自在に係止される係止片15が設けられている。係止片15は、スプリング16によって停止する方向に付勢されており、操作レバー17によって反付勢方向に移動させることにより係止が解除される。又、開閉蓋13の内面には、複数の小片4の側面をガイドする突起18が形成されている。
【0054】
小片循環装置1は、上記構成を有するため、次のように使用することができる。開閉蓋13の操作レバー17を操作して、係止片15の係止を解除し、開閉蓋13を開ける。収容枠21の差込開口23a,23bから複数の小片4を第1の収容部30と第2の収容部31内に収容する。なお、小片4の表示面の向きは、第1の収容部30及び第2の収容部31の前開放端30a,31a側である。
【0055】
開閉蓋13を閉じ、スプリング16によって付勢されている係止片15を長穴12の下縁に係止させる。開閉蓋13の内面に形成された突起18が複数の小片4の側面に当接して、横方向への動きをガイドする。
【0056】
摺動手段60が上方に位置している状態の時、図3(a),図4(a)に示すように、第1の送り手段61の第1の係合部71内に、第1の収容部30の最前端の小片4が係合しており、この小片4の内容を窓9を通して見ることができる。
【0057】
なお、第1の収容部30内の複数の小片4は、前記第1の押圧片36の押圧面36bによって前開放端30a側に付勢されている。又、第2の収容部31内の複数の小片4は、前記第2の押圧片46の押圧面46bによって後開放端31b側に付勢され、最後端に位置する小片4が第2の送り部材62のストッパー板75に圧接している(図4(a)参照)。
【0058】
この状態で、操作部材64を押し下げると、摺動手段60が下方に移動し、第1の送り部材61の第1の係合部71内に係合された小片4のみが第2の収容部31側に移動させられる。第1の収容部30内の、第1の係合部71に係合された小片4の次の小片4は、図3(b),図4(b)に示すように、第1の送り部材61のストッパー板68に圧接し、前方への移動が妨げられる。
【0059】
この移動させられた小片4は、図3(b),図4(b)に示すように、第2の押圧片46のテーパ46dの内側に当接し、第2の押圧片46の押圧面46bをスプリング49の弾性に抗して前方に移動させ、図3(c)に示すように、押圧面46bと第2の収容部31内の最前端に位置する小片4との間に押し込まれる。第2の押圧片46は前方に移動し、係る場合、図3(c)に示すように、支軸47,47が下壁25の下面に設けられた係合突起45,45の傾斜面45a,45aに沿って移動する。
【0060】
第2の収容部31内の最後端に位置する小片4が第2の送り部材62のストッパー板75に圧接しているので、複数の小片4は移動しない。しかし、操作手段60が下方に位置した時、図3(c)に示すように、ストッパー板75が第2の収容部31内の最後端に位置する小片4に圧接しなくなるため、図4(d)に示すように、第2の収容部31内の複数の小片4が第2の押圧片46の押圧面46bによって後開放端31b側に移動し、第2の送り部材62の脚板76,77に最後端の小片4が圧接すると共にこの小片4が第2の係合部79に係合する。
【0061】
第2の押圧片46は、図3(c)のように、支軸47,47が係合突起45,45の傾斜面45a,45aに乗り上がった状態から、スプリング49によって、図4(d)のように、元の状態に復帰する。
【0062】
この状態で、操作部材64を押し上げると、摺動手段60が上方に移動し、第2の送り部材62の第2の係合部79内に係合された小片4のみが第1の収容部30側に移動させられる。第2の収容部32の、第2の係合部79に係合された小片4の次の小片4は、第2の送り部材62のストッパー板75に圧接し、後方への移動が妨げられる。
【0063】
この移動させられた小片4は、図4(e)に示すように、第1の押圧片36のテーパ36dの内側に当接し、第1の押圧片36の押圧面36bをスプリング39の弾性に抗して後方に移動させ、図4(f)に示すように、押圧面36bと第1の収容部30内の最後端に位置する小片4との間に押し込まれる。第1の押圧片36は後方に移動し、係る場合、図4(f)に示すように、支軸37,37が上壁26の上面に設けられた係合突起35,35の傾斜面35a,35aに沿って移動する。
【0064】
第1の収容部30内の最前端に位置する小片4が第1の送り部材61のストッパー板68に圧接しているので、複数の小片4は移動しない。しかし、操作手段60が上方に移動した時、図4(f)に示すように、ストッパー板68が、第1の収容部30内の最前端に位置する小片4に圧接しなくなるため、図3(a)に示すように、第1の収容部30内の複数の小片4が第1の押圧片36の押圧面36bによって前開放端30a側に移動し、第1の送り部材61の第1の係合部69に最前端の小片4が係合する。
【0065】
第1の押圧片36は、図4(f)のように、支軸37,37が係合突起35,35の傾斜面35a,35aに乗り上がった状態から、スプリング39によって、図3(a)のように、元の状態に復帰する。
【0066】
このように、摺動手段60を下方に押し下げると、第1の収容部30の最前端にある小片4が第2の収容部31の最前端に移動し、摺動手段60を上方に押し上げると、第2の収容部31の最後端にある小片4が第1の収容部30の最後端に移動する。即ち、小片4は、摺動手段60の上下によって、第1の収容部30と第2の収容部31内を循環する。そのため、窓9から小片4を順番に見ることができる。
【0067】
次に、本発明の他の実施例を図6乃至図13に基づいて説明する。符号101は、小片循環装置である。小片循環装置101は、内部に循環装置本体120を設けたケース102を有する。ケース102は、前カバー103と後カバー105とで構成され、前カバー103と後カバー105が接合され、ネジ等によって一体的に組み立てられる。
【0068】
循環装置本体120は、小片4を収容する収容枠121と、収容枠121に摺動自在に設けられた摺動手段160とからなっている。収容枠121は、図7に示すように、右枠121aと左枠121bとからなり、一体的に組み立てられている(図10参照)。収容枠121は、右側壁122と、左側壁123と、右側壁122と左側壁123間であって、下端近傍に形成された下壁125と、上端近傍に形成された上壁126と、下壁125と上壁126の略中間に設けられた中間壁129とで構成されている。
【0069】
上記右側壁122と、左側壁123と、上壁126と、中間壁129とで前後に開放端130a,130bが形成された第1の収容部130が形成される。上記右側壁122と、左側壁123と、下壁125と、中間壁129とで、前後に開放端131a,131bが形成された第2の収容部131が形成される。
【0070】
第1の収容部130及び第2の収容部131内には、前記小片4が前後方向に積み重ねられた状態で収容される。又、右側壁122には、第1の収容部130及び第2の収容部131内に小片4を差し込む差込開口122a、122bが形成されている。
【0071】
上壁126の上面4ヶ所には、略L字状のガイド突起135・・・が設けられている。このガイド突起135・・・に第1の押圧片136が前後方向に摺動自在にガイドされている。第1の押圧片136は、略L字状に形成され、ガイド突起135・・・にガイドされ、上壁126上を摺動する摺動板136aとこの摺動板136aと略直角の押圧面136bを有している。摺動板136aには、係止突起136cが突設され、この係止突起136cにスプリング139の一端が取り付けられている。スプリング139の他端は、収容枠121の位置合わせ用ボス127に取り付けられている。
【0072】
第1の押圧片136の押圧面136bは、第1の収容部130の後開放端130bに、前記スプリング139によって当接しており、先端にテーパ面136dが形成されている。
【0073】
従って、第1の押圧片136の押圧面136bが、第1の収容部130内に、前後方向に積み重ねられるようにして収容されている複数の小片4の内の後開放端130bに位置する小片4を前開放端130a側に向って付勢する。
【0074】
同様に、下壁125の下面4ヶ所にも、図示しない略L字状のガイド突起が設けられている。このガイド突起に第2の押圧片146が前後方向に摺動自在にガイドされている。第2の押圧片146も、略L字状に形成され、ガイド突起にガイドされ、下壁125下を摺動する摺動板146aとこの摺動板146aと略直角の押圧面146bを有している。摺動板146aには、係止突起146cが突設され、この係止突起146cにスプリング149の一端が取り付けられている。スプリング149の他端は、収容枠121の位置合わせ用ボス147に取り付けられている。
【0075】
第2の押圧片146の押圧面146bは、第2の収容部131の前開放端131aに、前記スプリング149によって当接しており、先端にテーパ面146dが形成されている。
【0076】
従って、第2の押圧片146の押圧面146bが、第2の収容部131内に、前後方向に積み重ねられるようにして収容されている複数の小片4の内の前開放端131aに位置する小片4を後開放端131b側に向って付勢する。
【0077】
収容枠121の下部には、第2の押圧片146によって押圧される、第2の収容部131内の複数の小片4の内の後開放端131bに位置する小片4を係止する係止部材150が設けられている。係止部材150は、揺動片151と、揺動片151の基部に設けられ、右側壁122及び左側壁123に軸受けされる支軸152,152と、揺動片151の先部に設けられたストッパー片153と、ストッパー片153と略直角の被押圧片154とで形成されている。係止部材150は、位置合わせ用ボス147に巻装されたスプリング155によって上方に付勢され、ストッパー片153が第2の収容部131内の後開放端131bに位置する小片4を係止する。
【0078】
摺動手段160は、第1の摺動板163と、第1の送り部材161と、第2の摺動板165と、第2の送り部材162とを有している。第1の送り部材161は、第1の摺動板163の一側に固定されている。第2の送り部材162は、第2の摺動板165の一側に固定されている。
【0079】
第1の送り部材161は、ストッパー板168と、ストッパー板168の両側に形成された脚枠169,170とからなり、一方の脚枠170が前記第1の摺動板163の一側に固定される。脚枠169には、右側壁122の一側に係合して摺動するガイド板169bが設けられている。脚枠169,170の先端には、係止突起169a,170aが形成されている。
【0080】
このストッパー板168の内縁168aと、脚枠169,170と、係止突起169a,170aとによって、小片4を係合する第1の係合部171が形成される。第1の摺動板163の他側には、操作部材164を備えた補助部材164aと、この補助部材164aの上下端の位置に軸受板163a,163bとが設けられている。軸受板163a,163bには、軸受孔163c、163dが形成されている。
【0081】
第2の送り部材162は、脚板176,177と、脚板176,177の下部に形成された係合板175とからなり、一方の脚板177が第2の摺動板165の一側に固定される。脚板176には、右側壁122の他側に係合して摺動するガイド板176bが設けられている。脚板176,177の下端内面には、係止突起176a,177aが形成されている。脚板176,177の上端内面には、ガイド突条176c,177cが形成されている。
【0082】
このガイド突条176c,177cの下縁176d,177dと、係止突起176a,177aの上縁176e,177eと、脚板176,177によって小片4を係合する第2の係合部179が形成される。第2の摺動板165の他側には、前記第1の摺動板163の軸受板163aと重なり合う軸受板165aと、軸受板163bと重なり合う軸受板165bが設けられている。軸受板165a,165bには、軸受孔165c、165dが形成されている。
【0083】
第1の送り部材161は、第1の係合部171が収容枠121の前開放端130a,131a側に位置するようにして、収容枠121に設けられ、第1の摺動板163が収容枠121の左側壁123に当接し、ガイド板169bが右側壁122に当接する。同様に、第2の送り部材162は、第2の係合部179が収容枠121の後開放端130b,131b側に位置するようにして、収容枠121に設けられ、第2の摺動板165が収容枠121の左側壁123に当接し、ガイド板176bが右側壁122に当接する。
【0084】
この状態の時、第1の摺動板163の軸受板163a,163bと第2の摺動板165の軸受板165a,165bが重なり合い、収容枠121の左前壁123の上下に形成された略コ字状の軸受部材123a、123bの軸受孔123c、123dに差し込まれる支軸180を、軸受板163a,163bの軸受孔163c、163d及び軸受板165a,165bの軸受孔165c、165dに差し込むことにより、第1の送り部材161と第2の送り部材162が一体となって、支軸180に沿って上下に移動可能となる。そのため、摺動手段160は、第1の送り部材161と第2の送り部材162とで、収容枠121を挟み込むようにして収容枠121に摺動自在に取り付けられる。
【0085】
なお、右側壁122と左側壁123の上部には、脚枠169,170の上端縁169c,170cが係合する上係合突起122c,123cが形成されている。右側壁122と左側壁123の下部には、脚枠169,170の下端縁169d,170dが係合する下係合突起122d,123dが形成されている。従って、摺動手段160は、脚枠169,170の上端縁169c,170cが上係合突起122c,123cに係合するまで上方に移動でき、脚枠169,170の下端縁169d,170dが下係合突起122d,123dに係合するまで下方に移動することができる。
【0086】
収容枠121は、ケース102内に固定され、前カバー103には、収容枠121の第1の収容部130の前開放端130aと対向する位置に小片4を見ることができる、小片4より小さい窓109が形成されている。前記摺動手段160の操作部材164は、ケース102の一側に形成された開口166から突出している。
【0087】
また、前カバー103と後カバー105には、収容枠121の差込開口123a,123bと対向する位置に略コ字状の切り欠き103d,105dが形成されている。切り欠き103d,105dは、前カバー103と後カバー105が組み立てられると、接合して長穴112を形成する。この長穴112は、下部両端に軸受部116が形成され、上部にボス127に取り付けられたスプリング181によって係止方向に付勢される係止部117aを備えた操作レバー117が設けられている。
【0088】
この長穴112には、開閉蓋113が設けられている。開閉蓋113は、長穴112の軸受部116に回動自在に軸受けされる支軸114,114を下端部に備え、長穴112の上部に設けられた操作レバー117の係止部117aに係脱自在に係止される係止縁115が形成されている。操作レバー117によって反付勢方向に移動させることにより係止部117aの係止が解除される。又、開閉蓋113の内面には、複数の小片4の側面をガイドする突起118が形成されている。
【0089】
小片循環装置101は、上記構成を有するため、次のように使用することができる。操作レバー117を操作して、係止部117aの係止を解除し、開閉蓋113を開ける。収容枠121の差込開口122a,122bから複数の小片4を第1の収容部130と第2の収容部131内に収容する。なお、小片4の表示面の向きは、第1の収容部130及び第2の収容部131の前開放端130a,131a側である。
【0090】
開閉蓋113を閉じ、スプリング181によって付勢されている操作レバー117の係止部117aを開閉蓋113の係止縁115に係止させる。開閉蓋113の内面に形成された突起118が複数の小片4の側面に当接して、横方向への動きをガイドする。
【0091】
摺動手段160が上方に位置している状態の時、図11(a),図12(a)に示すように、第1の送り手段161の第1の係合部171内に、第1の収容部130の最前端の小片4が係合しており、この小片4の内容を窓109を通して見ることができる。
【0092】
なお、第1の収容部130内の複数の小片4は、前記第1の押圧片136の押圧面136bによって前開放端130a側に付勢されている。又、第2の収容部131内の複数の小片4は、前記第2の押圧片146の押圧面146bによって後開放端131b側に付勢され、最後端に位置する小片4が係止部材150のストッパー片153に圧接している(図12(a)参照)。
【0093】
この状態で、操作部材164を押し下げると、摺動手段160が下方に移動し、第1の送り部材161の第1の係合部171内に係合された小片4のみが第2の収容部131側に移動させられる。第1の収容部130内の、第1の係合部171に係合された小片4の次の小片4は、図11(b),図12(b)に示すように、第1の送り部材161のストッパー板168に圧接し、前方への移動が妨げられる。
【0094】
この移動させられた小片4は、図11(b),図12(b)に示すように、第2の押圧片146のテーパ146dの内側に当接し、第2の押圧片146の押圧面146bをスプリング149の弾性に抗して前方に移動させ、図12(c)に示すように、押圧面146bと第2の収容部131内の最前端に位置する小片4との間に押し込まれる。第2の押圧片146は、前方に移動する。
【0095】
第2の収容部131内の最後端に位置する小片4が係止部材150のストッパー片153に圧接しているので、複数の小片4は移動しない。しかし、操作手段160が下方に位置した時、図12(c)に示すように、第2の送り部材162の係合板175が係止部材150の被押圧片154を押圧して係止部材150を傾動させるので、ストッパー片153が第2の収容部31内の最後端に位置する小片4に圧接しなくなるため、図13(d)に示すように、第2の収容部131内の複数の小片4が第2の押圧片146の押圧面146bによって後開放端131b側に移動し、第2の送り部材162の脚板176,177に最後端の小片4が圧接すると共にこの小片4が第2の係合部179に係合する。
【0096】
第2の押圧片146は、図13(d)のように、スプリング149によって元の状態に復帰する。この状態で、操作部材164を押し上げると、摺動手段160が上方に移動し、第2の送り部材162の第2の係合部179内に係合された小片4のみが第1の収容部130側に移動させられる。第2の収容部132の、第2の係合部179に係合された小片4の次の小片4は、第2の送り部材162の係止突起176a,177aに圧接することによって、後方への移動が妨げられ、さらに係止部材150がスプリング155によって元の状態に復帰し、ストッパー片153が次の小片4を係止する。
【0097】
この移動させられた小片4は、図13(e)に示すように、第1の押圧片136のテーパ136dの内側に当接し、第1の押圧片136の押圧面136bをスプリング139の弾性に抗して後方に移動させ、図13(f)に示すように、押圧面136bと第1の収容部130内の最後端に位置する小片4との間に押し込まれる。第1の押圧片136は、後方に移動する。
【0098】
第1の収容部130内の最前端に位置する小片4が第1の送り部材161のストッパー板168に圧接しているので、複数の小片4は移動しない。しかし、操作手段160が上方に移動した時、図13(f)に示すように、ストッパー板168が、第1の収容部130内の最前端に位置する小片4に圧接しなくなるため、図14(a)に示すように、第1の収容部130内の複数の小片4が第1の押圧片136の押圧面136bによって前開放端130a側に移動し、第1の送り部材161の第1の係合部169に最前端の小片4が係合する。第1の押圧片136は、図13(a)のように、スプリング139によって元の状態に復帰する。
【0099】
このように、摺動手段160を下方に押し下げると、第1の収容部130の最前端にある小片4が第2の収容部131の最前端に移動し、摺動手段160を上方に押し上げると、第2の収容部131の最後端にある小片4が第1の収容部130の最後端に移動する。即ち、小片4は、摺動手段160の上下によって、第1の収容部130と第2の収容部131内を循環する。そのため、窓109から小片4を順番に見ることができる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本願請求項1に係る小片循環装置は、小片をケース内で循環させ、ケースに形成された窓を通して小片の内容を順番に見ることができる、従来にない新規な構造を提供することができるという効果がある。また、小片に写真、シール、紙等を張り付けて、簡易アルバム、シールケース、単語帳等にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る小片循環装置の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】上記一実施例に係る小片循環装置の分解斜視図である。
【図3】上記一実施例に係る小片循環装置の動きを説明する斜視図である。
【図4】上記一実施例に係る小片循環装置の動きを説明する断面側面図である。
【図5】上記一実施例に係る小片循環装置の動きを説明する断面側面図である。
【図6】本願発明に係る小片循環装置の他の実施例を示す全体斜視図である。
【図7】図6のケースを外した状態の分解斜視図である。
【図8】図6のケースの斜視図である。
【図9】図6の要部斜視図である。
【図10】図9の組立斜視図である。
【図11】上記他の実施例に係る小片循環装置の動きを説明する斜視図である。
【図12】上記他の実施例に係る小片循環装置の動きを説明する断面側面図である。
【図13】上記他の実施例に係る小片循環装置の動きを説明する断面側面図である。
【符号の説明】
1 小片循環装置
2 ケース
2a 底壁
3 前カバー
3a ボス
3b ボス
3c ボス
3d 切り欠き
4 小片
5 後カバー
5a ボス
5b ボス
5c ボス
5d 切り欠き
6 ガイド溝
7 ガイド溝
9 窓
9a 縁
10 突条
11 突条
12 長穴
13 開閉蓋
14 支軸
15 係止片
16 スプリング
17 操作レバー
18 突起
20 循環装置本体
21 収容枠
22 右側壁
22c 上係合突起
22d 下係合突起
23 左側壁
23a 差込開口
23b 差込開口
23c 上係合突起
23d 下係合突起
25 下壁
26 上壁
27 最上壁
28 係合板
28a 係合凹部
29 中間壁
30 第1の収容部
30a 前開放端(他方の開放端)
30b 後開放端(一方の開放端)
31 第2の収容部
31a 前開放端(他方の開放端)
31b 後開放端(一方の開放端)
35 係合突起
35a 傾斜面
36 第1の押圧片
36a スプリング受け面
36b 押圧面
36c スプリング受け突起
36d テーパ面
37 支軸
39 スプリング
45 係合突起
45a 傾斜面
46 第2の押圧片
46a スプリング受け面
46b 押圧面
46c スプリング受け突起
46d テーパ面
47 支軸
49 スプリング
60 摺動手段
61 第1の送り部材
62 第2の送り部材
63 摺動板
64 操作部材
65 係合凹部
66 開口
68 ストッパー板
68a 内縁
69 脚枠
69a 係止突起
69b ガイドレール
69c 上端縁
69d 下端縁
70 脚枠
70a 係止突起
70b ガイドレール
70c 上端縁
70d 下端縁
71 第1の係合部
75 ストッパー板
75a 内縁
76 脚板
76a 係止突起
77 脚枠
77a 係止突起
79 第2の係合部
101 小片循環装置
102 ケース
103 前カバー
103d 切り欠き
105 後カバー
105d 切り欠き
109 窓
112 長穴
113 開閉蓋
114 支軸
115 係止縁
117 操作レバー
118 突起
120 循環装置本体
121 収容枠
121a 右枠
121b 左枠
122 右側壁
122a 差込開口
122b 差込開口
122c 上係合突起
122d 下係合突起
123 左側壁
123a 軸受部材
123b 軸受部材
123c 上係合突起
123d 下係合突起
123e 軸受孔
123f 軸受孔
125 下壁
126 上壁
127 ボス
129 中間壁
130 第1の収容部
130a 前開放端(他方の開放端)
130b 後開放端(一方の開放端)
131 第2の収容部
131a 前開放端(他方の開放端)
131b 後開放端(一方の開放端)
135 ガイド突起
136 第1の押圧片
136a 摺動板
136b 押圧面
136c 係止突起
136d テーパ面
139 スプリング
146 第2の押圧片
146a 摺動板
146b 押圧面
146c 係止突起
146d テーパ面
147 ボス
149 スプリング
150 係止部材
151 揺動片
152 支軸
153 ストッパー片
154 被押圧片
155 スプリング
160 摺動手段
161 第1の送り部材
162 第2の送り部材
163 第1の摺動板
163a 軸受板
163b 軸受板
163c 軸受孔
163d 軸受孔
164 操作部材
164a 補助部材
165 第2の摺動板
165a 軸受板
165b 軸受板
165c 軸受孔
165d 軸受孔
166 開口
168 ストッパー板
168a 内縁
169 脚枠
169a 係止突起
169b ガイド板
169c 上端縁
169d 下端縁
170 脚枠
170a 係止突起
170c 上端縁
170d 下端縁
171 第1の係合部
175 係合板
176 脚板
176a 係止突起
176b ガイド板
176c ガイド突条
176d 下縁
176e 上縁
177 脚板
177a 係止突起
177c ガイド突条
177d 下縁
177e 上縁
179 第2の係合部
180 支軸

Claims (1)

  1. 下記の要件を備えたことを特徴とする小片循環装置。
    (イ)内部に循環装置本体を設けたケースを有すること。
    (ロ)循環装置本体は、小片を収容する収容枠と、収容枠に摺動自在に設けられた摺動手段とからなること。
    (ハ)収容枠は、小片を重ねた状態で収容する第1の収容部と第2の収容部を有し、第1の収容部と第2の収容部は、両端が開放されていること。
    (ニ)第1の収容部の一方の開放端には、この第1の収容部に収容された複数の小片を、他方の開放端側に向かって付勢する第1の押圧片が設けられていること。
    (ホ)第2の収容部の他方の開放端には、この第2の収容部に収容された複数の小片を、一方の開放端側に向かって付勢する第2の押圧片が設けられていること。
    (ヘ)摺動手段は、第1の送り部材と第2の送り部材を有すること。
    (ト)第1の送り部材は、第1の収容部に収容された複数の小片の他方の開放端にある一の小片と係合する第1の係合部を有し、この第1の係合部に係合された小片を第2の収容部の他方の開放端にある一の小片と第2の押圧片の間に送り込むように構成されていること。
    (チ)第2の送り部材は、第2の収容部に収容された複数の小片の一方の開放端にある一の小片と係合する第2の係合部を有し、この第2の係合部に係合された小片を第1の収容部の一方の開放端にある一の小片と第1の押圧片の間に送り込むように構成されていること。
    (リ)摺動手段は、第1の送り部材が第1の収容部の他方の開放端にある一の小片を第2の収容部の他方の開放端にある一の小片と第2の押圧片の間に送り込んだ時、第2の送り部材の第2の係合部が第2の収容部の一方の開放端にある一の小片と係合し、第2の送り部材が第2の収容部の一方の開放端にある一の小片を第1の収容部の一方の開放端にある一の小片と第1の押圧片の間に送り込んだ時、第1の送り部材の第1の係合部が第1の収容部の他方の開放端にある一の小片と係合するように構成されていること。
    (ヌ)摺動手段には、これを操作する操作部材が設けられており、この操作部材はケースに形成された開口から突出していること。
    (ル)ケースには、第1の収容部の他方の開放端又は第2の収容部の一方の開放端にある一の小片を見ることができる窓が形成されていること。
    (ヲ)第1の係合部は、第1の収容部の他方の開放端にある一の小片を、第1の送り部材が第2の収容部側に操作されたときに、第1の収容部側から押圧しながら第2の収容部側に送り込む第1のストッパー板と、第2の収容部側に送り込まれる一の小片を、第1のストッパー板との間で挟持する第1の係合突起と、を有すること。
    (ワ)第2の係合部は、第2の収容部の一方の開放端にある一の小片を、第2の送り部材が第1の収容部側に操作されたときに、第2の収容部側から押圧しながら第1の収容部側に送り込む第2のストッパー板と、第1の収容部側に送り込まれる一の小片を、第2のストッパー板との間で挟持する第2の係合突起と、を有すること。
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