以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用したネットワークシステムの構成例を表している。
図1のネットワークシステム1は、例えば、テレビジョン番組等のコンテンツデータ(Content Data)の制作に用いられる番組制作支援システムである。コンテンツデータの制作の工程は、基本的に、企画・構成、取材、および編集・制作に分類される。企画(構成)は、映像プログラムの制作全体を統括する工程であり、制作する映像プログラムの企画および構想を行って、映像プログラムのシナリオ(筋書き)を作成する工程である。取材は、例えば、制作指示やシナリオに従って、制作現場で実際に取材を行う工程であり、映像プログラムを構成する各場面の映像を撮影するとともに、撮影状況を取材する工程である。編集(制作)は、制作指示やシナリオ等に基づいて、取材により得られた画像データや音声データを編集したり、取材により得られた画像データや音声データ、または、編集によりまとめられた画像データや音声データに、取材で得ていない他の情報(CG/SI(Computer Graphics/SuperImpose)、ナレーション、または資料映像・音楽等)を付加したりして、コンテンツとしての完成データ(すなわち、コンテンツデータ)であるカンパケを作成する。
なお、これらの各工程は、基本的に互いに異なる作業者により作業が進められる。また、各工程は、複数の作業者によって進められる。従って、以下においては、必要に応じて、各工程の作業を行う作業者全体をグループと称して説明する。例えば、企画(構成)の工程を行う作業者全体を企画グループと称し、取材を行う作業者全体を取材グループと称し、編集(制作)作業を行う作業者全体を編集グループと称する。
図1のネットワークシステム1は、このような各工程における作業を支援する番組制作支援システムであり、企画グループ10の企画構成用端末装置11、取材グループ30の撮像装置31およびフィールドPC32、および編集グループ40の編集用端末装置41等が端末装置として設けられている。これらの端末装置は、ネットワーク21に接続されており、ネットワーク21を介して互いにアクセスすることができる。
取材グループ30の撮像装置31は、例えばカムコーダ(登録商標)等のような、ビデオカメラであり、放送用のニュース番組の取材や、スポーツ等の試合の模様、映画などの映像コンテンツの撮影(音声の取得も含む)に使用される装置である。撮像装置31は、被写体を撮像して得られた画像データや音声データ等を、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク等の記録媒体に記録したり、ネットワーク21を介して他の装置(編集用端末装置41等)に送信したりする。また、撮像装置31は、フィールドPC32と連携して処理することも可能であり、例えば、撮像に関する情報(例えば、日付の設定や、気象条件等の情報)を、フィールドPC32より取得し、得られた画像データや音声データのめたデータとして、それらとともに記録媒体に記録したり、送信したりする。また、逆に、撮像装置31からフィールドPC32に情報を提供することも可能である。
フィールドPC32は、ノート型パーソナルコンピュータやPDA等の携帯可能な情報処理装置および周辺装置などで構成され、画像データや音声データの他に、それらのメタデータなども撮像装置31と共有する。例えば、フィールドPC32は、ユーザである取材グループ30の担当者の入力に基づいて、取材・撮影状況に関する情報等のように、例えば後段の編集処理時に有用となる情報等を生成し、撮像装置31において得られた画像データや音声データにメタデータとして関連付ける。
企画用端末装置11、および編集用端末装置41は、それぞれ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置および周辺装置などで構成され、各工程において、作業者が処理を行うのに利用される。
また、このネットワークシステム1には、ネットワーク21に接続され、例えば企画用端末装置11、撮像装置31、フィールドPC32、および編集用端末装置41等を端末装置とする素材データサーバ51、カンパケサーバ52、およびメタデータサーバ53が設けられている。
素材データサーバ51は、素材データデータベース61を有しており、例えば取材グループ30の撮像装置31により得られた素材データ(画像データや音声データ)を、この素材データデータベース61に蓄積し、各端末装置に、その素材データを提供する。
カンパケサーバ52は、カンパケデータベース62を有しており、例えば編集グループ40の編集用端末装置41において作成された、コンテンツ(番組)としての完成データであるカンパケを、このカンパケデータベース62に蓄積し、各端末装置に、そのカンパケを提供する。
メタデータサーバ53は、編集記述データベース63、構成表データベース64、およびメタデータデータベース65を有しており、例えば編集グループ40の編集用端末装置41において作成された編集記述(素材データの編集内容の記述)を、この編集記述データデータベース63に蓄積し、各端末装置にその編集記述を提供したり、企画グループ10の企画用端末装置11において作成された構成表(コンテンツデータの制作に関する計画表等を含むシナリオデータ)を、この構成表データデータベース64に蓄積し、各端末装置にその構成表を提供したり、取材グループ30の撮像装置31やフィールドPC32において生成された素材データのメタデータを、このメタデータデータベース65に蓄積し、各端末装置に、そのメタデータを提供したりする。
また、メタデータサーバ53は、後述するように、各データの参照関係を、UMID(Unique Material IDentifier)を用いて管理する参照関係テーブル66を有しており、後述するように、各端末装置より供給される、データを識別するための識別情報であるUMIDを用いた参照関係の情報をこの参照関係テーブル66として管理するとともに、各端末装置より要求されたデータのUMIDの情報を、この参照関係テーブル66を用いて提供する。
UMIDは、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)による標準規格の識別子であり、AV(Audio Visual)素材等をグローバルユニークに同定するための識別子である。すなわち、UMIDを用いることにより、素材データを、その管理場所(ディレクトリ)に関わらず識別することができるので、素材データが管理されているディレクトリとUMIDとの対応関係を管理すれば、目的の素材データを、そのディレクトリに関わらず指定することができる。
すなわち、図1のネットワークシステム1は、素材データサーバ51、カンパケサーバ52、およびメタデータサーバ53をサーバとし、企画用端末装置11、撮像装置31、フィールドPC32、および編集用端末装置41をクライアントとするサーバクライアントシステムである。
構成表(シナリオ)は、番組の制作における設計図のようなものであり、制作された番組(コンテンツデータ)のメタデータである。各工程の作業は、基本的にこの構成表に基づいて行われる。この構成表は、企画(構成)の工程において、企画グループ10により企画用端末装置11を用いて作成され、ネットワーク21を介してメタデータサーバ53にアップロードされ、構成表データベース64に登録され蓄積される。
素材データは、取材グループ30の撮像装置31において得られた画像データや音声データ等よりなり、取材の工程において作成され、ネットワーク21を介して素材データサーバ51にアップロードされ、素材データデータベース61に登録され蓄積される。なお、この素材データには、例えば、素材データにおけるタイムコード等の画像データや音声データに直接付加される情報も含まれる。
メタデータは、素材データに関連付けられる、その素材データに関する情報であり、例えば、取材・撮影の日付、場所、または状況に関する情報等のように、例えば後段の編集処理時に有用となる情報により構成される。このメタデータは、例えば、取材グループ30の撮像装置31やフィールドPC32において生成され、例えば、UMIDを用いて素材データと関連付けられる。そして、そのメタデータは、ネットワーク21を介してメタデータサーバ53にアップロードされ、メタデータデータベース65に登録され蓄積される。
編集記述は、素材データが編集された際に生成される、その編集内容を含む情報の記述であり、例えば、XML(eXtensible Markup Language)等の所定の言語により記述される情報である。すなわち、この編集記述は、例えば、編集の工程において、編集グループ40の編集用端末装置41により、素材データの編集(非破壊編集)が行われると、その編集結果として生成される。すなわち、編集用端末装置41は、通常、素材データの編集を行う場合、編集対象の素材データを直接処理せずに(編集対象の素材データはそのままにして)、編集結果のデータとしてエディットリストを作成し、その編集内容を記述した編集記述を生成して、エディットリストに含める。例えば、編集用端末装置41は、複数の素材データを結合して1つのデータとする編集を行う場合、その編集対象の素材データはそのままにして、それらの素材データをどのように結合するかを示す編集記述をエディットリストの情報として作成する。このように作成された編集記述(エディットリスト)は、ネットワーク21を介してメタデータサーバ53にアップロードされ、編集記述データベース63に登録され蓄積される。
カンパケは、番組としての完成データ(すなわち、コンテンツデータ)であり、例えば、編集工程において、編集グループ40の編集用端末装置41により作成される。カンパケは、例えば、編集用端末装置41において、上述した編集記述に基づいて、その編集記述に対応する素材データを用いて作成される。すなわち、カンパケは、素材データと同様に、画像データや音声データ等により構成されるコンテンツデータである。このカンパケは、ネットワーク21を介してカンパケデータサーバ52にアップロードされ、カンパケデータベース62に登録され蓄積される。
これらのデータは、各サーバにより、各端末装置の要求に基づいて、ネットワーク21を介して各端末装置に提供される。また、これらのデータの一部には、後述するように、関連する他のデータのUMIDの情報が含まれており、各端末装置が、その、他のデータのUMIDが記述されたデータを用いて他のデータを参照することができるようになされている。
また、後述するように、あるデータを、そのデータのUMIDを含む情報と関連付ける情報、すなわち、自己のUMIDが他のデータに含まれるデータから、その自己のUMIDを含む他のデータを参照するための情報(逆引きするための情報)は、参照関係テーブル66としてメタデータサーバ53に管理される。このデータ間の対応関係を示すテーブル情報は、各端末装置において、そのようなデータが作成された際に作成され、ネットワーク21を介してメタデータサーバ53にアップロードされ、参照関係テーブル66として管理される。
このように、番組の制作において作成される各データは、必要に応じて互いに関連付けられており、各端末装置において、1つのデータから他のデータを参照することができるようになされている。従って、各端末装置は、データ間の関連付けを容易にし、各端末装置のユーザは、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができる。すなわち、図1のネットワークシステム1は、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
なお、図1において、各端末装置を1台ずつ示してあるが、それらは何台で構成されていてもよい。各工程のグループが複数存在することもあり、そのような場合、それぞれのグループまたは作業者に1台ずつ端末装置が割り当てられる。例えば、取材工程において、複数の取材グループ30が存在することは通常であり、使用される撮像装置31も複数台である場合が多い。他の端末装置についても同様であり、複数存在してもよい。
また、上述した番組の制作における作業の工程は、上述した企画(構成)、取材、および編集(制作)以外の分け方で表すようにしてももちろんよい。また、端末装置の割り当ても、例えば、企画と編集で端末装置を共有するなど、上述した以外の割り当て方であってもよい。
図2は、図1の企画用端末装置11の詳細な構成例を示す図である。
図2において、企画用端末装置11のCPU(Central Processing Unit)71は、ROM(Read Only Memory)72に記憶されているプログラム、または、記憶部83よりまたはRAM(Random Access Memory)73にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM73には、CPU71が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。
CPU71、ROM72、およびRAM73は、バス74を介して相互に接続されている。このバス74にはまた、入出力インタフェース80も接続されている。
入出力インタフェース80は、キーボードやマウスから構成される入力部81が接続され、入力部81に入力された信号をCPU71に出力する。また、入出力インタフェース80には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部82も接続されている。
さらに、入出力インタフェース80には、ハードディスクなどから構成される記憶部83が接続されている。記憶部83には、構成表作成編集プログラム91およびデータ取得供給プログラム92が記憶されている。これらのプログラムは、RAM73にロードされ、CPU71により実行される。CPU71は、これらのプログラムを実行することにより、後述するような、構成表の作成や編集に関する処理や他の装置に対するデータの取得や供給に関する処理を実行する。
また、入出力インタフェース80には、ネットワーク21に接続され、他のサーバや端末装置と通信を行う通信部84が接続されており、さらに、必要に応じて、ドライブ85も接続される。ドライブ85は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどの記録媒体からなるリムーバブルメディア86よりデータを読み出したり、リムーバブルメディア86にデータを書き込んだりするときに用いられる。
図3は、図1の撮像装置31の詳細な構成例を示す図である。
撮像装置31は、被写体の撮像や音声の収録に関する処理を行う撮像部101、撮像部101において得られた画像データや音声データ等に各種の信号処理を施す信号処理部102、信号処理部102において信号処理された画像データや音声データを記録媒体等に記録する記録部103、並びに、撮像部101、信号処理部102、および記録部103を制御する制御部104により構成される。
制御部104のCPU111は、ROM112に記憶されているプログラム、または記憶部123よりRAM113にロードされたプログラムに従って、撮像装置31の各部を制御する各種の処理を実行する。RAM113には、CPU111が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。
CPU111、ROM112、およびRAM113は、バス114を介して相互に接続されており、互いにデータやプログラム等の情報を、適宜、供給したり取得したりする。このバス114にはまた、撮像部101、信号処理部102、および記憶部103も接続されており、CPU111は、このバス104を介して、これらの各部の動作を制御する。バス114には、さらに、入出力インタフェース120も接続されている。
入出力インタフェース120は、キーボードやマウスから構成される入力部121が接続され、入力部121に入力された信号をCPU111に出力する。また、入出力インタフェース120には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部122も接続されている。
さらに、入出力インタフェース120には、ハードディスクなどから構成される記憶部123が接続されている。記憶部123には、撮像記録制御プログラム131、メタデータ生成プログラム132、およびデータ取得供給プログラム133が記憶されている。これらのプログラムは、RAM113にロードされ、CPU111により実行される。CPU111は、後述するように、撮像記録制御プログラム131を実行することにより、撮像部101、信号処理部102、および記録部103の動作を制御し、撮像記録処理を行わせる制御処理を行ったり、メタデータ生成プログラム132を実行することにより、撮像記録処理により得られた画像データや音声データのメタデータを生成する処理を行ったり、データ取得供給プログラム133を実行することにより、他の装置に対する各種のデータの取得や供給に関する処理を実行したりする。
また、入出力インタフェース120には、ネットワーク21に接続され、他のサーバや端末装置と通信を行う通信部124が接続されており、さらに、必要に応じて、ドライブ125も接続される。ドライブ125は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどの記録媒体からなるリムーバブルメディア126よりデータを読み出したり、リムーバブルメディア126にデータを書き込んだりするときに用いられる。
図4は、図1のフィールドPC32の詳細な構成例を示す図である。
フィールドPC32には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、CPU151、ROM152、およびRAM153が設けられており、これらはバス154を介して相互に接続されている。すなわち、CPU151はCPU71に対応し、ROM152はROM72に対応し、RAM153は、RAM73に対応し、バス154はバス74に対応している。
また、フィールドPC32のバス154には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、入出力インタフェース160も接続されており、その入出力インタフェース160には、入力部161、出力部162、記憶部163、通信部164、およびドライブ165が接続されている。すなわち、入出力インタフェース160は入出力インタフェース80に対応し、入力部161は入力部81に対応し、出力部162は、出力部82に対応し、記憶部163は記憶部83に対応し、通信部164は通信部84に対応し、ドライブ165はドライブ85に対応している。また、ドライブ165がデータやプログラムの書き込みや読み出しを行うリムーバブルメディア166は、リムーバブルメディア86に対応している。
すなわち、フィールドPC32の各部の構成は、基本的に企画用端末装置11の場合と同様であり、それぞれ同様の処理を行う。
ただし、記憶部163には、構成表紐付けプログラム171、粗編集プログラム172、およびデータ取得供給プログラム173が記憶されている。これらのプログラムは、RAM153にロードされ、CPU151により実行される。CPU151は、後述するように、構成表紐付けプログラム171を実行することにより、構成表に素材データを関連付ける処理を行ったり、粗編集プログラム172を実行することにより、素材データに対する粗編集処理を行ったり、データ取得供給プログラム173を実行することにより、他の装置に対する各種のデータの取得や供給に関する処理を実行したりする。
図5は、図1の編集用端末装置41の詳細な構成例を示す図である。
編集用端末装置41には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、CPU201、ROM202、およびRAM203が設けられており、これらはバス204を介して相互に接続されている。すなわち、CPU201はCPU71に対応し、ROM202はROM72に対応し、RAM203は、RAM73に対応し、バス204はバス74に対応している。
また、編集用端末装置41のバス204には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、入出力インタフェース210も接続されており、その入出力インタフェース210には、入力部211、出力部212、記憶部213、通信部214、およびドライブ215が接続されている。すなわち、入出力インタフェース210は入出力インタフェース80に対応し、入力部211は入力部81に対応し、出力部212は出力部82に対応し、記憶部213は記憶部83に対応し、通信部214は通信部84に対応し、ドライブ215はドライブ85に対応している。また、ドライブ215がデータやプログラムの書き込みや読み出しを行うリムーバブルメディア216は、リムーバブルメディア86に対応している。
すなわち、編集用端末装置41の各部の構成は、基本的に企画用端末装置11の場合と同様であり、それぞれ同様の処理を行う。
ただし、記憶部213には、エディットリスト生成プログラム221、効果編集プログラム222、カンパケ生成プログラム223、データ取得供給プログラム224、素材参照プログラム225、および構成表参照プログラム226が記憶されている。これらのプログラムは、RAM203にロードされ、CPU201により実行される。CPU201は、後述するように、エディットリスト生成プログラム221を実行することにより、素材データを編集した編集結果であるエディットリストを生成する処理を行ったり、効果編集プログラム222を実行することにより、編集結果であるエディットリストに対して、さらに効果を施す処理を行ったり、カンパケ生成プログラム223を実行することにより、カンパケを生成する処理を行ったり、データ取得供給プログラム224を実行することにより、他の装置に対する各種のデータの取得や供給に関する処理を実行したりする。
また、CPU201は、素材参照プログラム225や構成表参照プログラム226を実行することにより、例えば、カンパケから、そのカンパケに対応する素材データや構成表を参照する処理を実行させることができる。
図6は、図1の素材データサーバ51の詳細な構成例を示す図である。
素材データサーバ51には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、CPU251、ROM252、およびRAM253が設けられており、これらはバス254を介して相互に接続されている。すなわち、CPU251はCPU71に対応し、ROM252はROM72に対応し、RAM253は、RAM73に対応し、バス254はバス74に対応している。
また、素材データサーバ51のバス254には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、入出力インタフェース260も接続されており、その入出力インタフェース260には、入力部261、出力部262、記憶部263、通信部264、およびドライブ265が接続されている。すなわち、入出力インタフェース260は入出力インタフェース80に対応し、入力部261は入力部81に対応し、出力部262は出力部82に対応し、記憶部263は記憶部83に対応し、通信部264は通信部84に対応し、ドライブ265はドライブ85に対応している。また、ドライブ265がデータやプログラムの書き込みや読み出しを行うリムーバブルメディア266は、リムーバブルメディア86に対応している。
すなわち、素材データサーバ51の各部の構成は、基本的に企画用端末装置11の場合と同様であり、それぞれ同様の処理を行う。
ただし、記憶部263には、素材データ取得供給プログラム271が記憶されている。また、記憶部263は、素材データデータベース61を有している。素材データ取得供給プログラム271は、RAM253にロードされ、CPU251により実行される。CPU251は、後述するように、素材データ取得供給プログラム271を実行することにより、端末装置より供給された素材データを素材データデータベース61に登録したり、素材データデータベース61に登録されている素材データを端末装置に供給したりする処理を実行する。
図7は、図1のカンパケサーバ52の詳細な構成例を示す図である。
カンパケサーバ52には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、CPU301、ROM302、およびRAM303が設けられており、これらはバス304を介して相互に接続されている。すなわち、CPU301はCPU71に対応し、ROM302はROM72に対応し、RAM303はRAM73に対応し、バス304はバス74に対応している。
また、カンパケサーバ52のバス304には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、入出力インタフェース310も接続されており、その入出力インタフェース310には、入力部311、出力部312、記憶部313、通信部314、およびドライブ315が接続されている。すなわち、入出力インタフェース310は入出力インタフェース80に対応し、入力部311は入力部81に対応し、出力部312は出力部82に対応し、記憶部313は記憶部83に対応し、通信部314は通信部84に対応し、ドライブ315はドライブ85に対応している。また、ドライブ315がデータやプログラムの書き込みや読み出しを行うリムーバブルメディア316は、リムーバブルメディア86に対応している。
すなわち、カンパケサーバ52の各部の構成は、基本的に企画用端末装置11の場合と同様であり、それぞれ同様の処理を行う。
ただし、記憶部313には、カンパケ取得供給プログラム321が記憶されている。また、記憶部313は、カンパケデータベース62を有している。カンパケ取得供給プログラム321は、RAM303にロードされ、CPU301により実行される。CPU301は、後述するように、カンパケ取得供給プログラム321を実行することにより、端末装置より供給されたカンパケをカンパケデータベース62に登録したり、カンパケデータベース62に登録されているカンパケデータを端末装置に供給したりする処理を実行する。
図8は、図1のメタデータサーバ53の詳細な構成例を示す図である。
メタデータサーバ53には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、CPU351、ROM352、およびRAM353が設けられており、これらはバス354を介して相互に接続されている。すなわち、CPU351はCPU71に対応し、ROM352はROM72に対応し、RAM353はRAM73に対応し、バス354はバス74に対応している。
また、メタデータサーバ53のバス354には、図2の企画用端末装置11の場合と同様に、入出力インタフェース360も接続されており、その入出力インタフェース360には、入力部361、出力部362、記憶部363、通信部364、およびドライブ365が接続されている。すなわち、入出力インタフェース360は入出力インタフェース80に対応し、入力部311は入力部81に対応し、出力部312は出力部82に対応し、記憶部313は記憶部83に対応し、通信部314は通信部84に対応し、ドライブ315はドライブ85に対応している。また、ドライブ315がデータやプログラムの書き込みや読み出しを行うリムーバブルメディア316は、リムーバブルメディア86に対応している。
すなわち、メタデータサーバ53の各部の構成は、基本的に企画用端末装置11の場合と同様であり、それぞれ同様の処理を行う。
ただし、記憶部363には、データ取得供給プログラム371、参照関係テーブル管理プログラム372、および参照関係テーブル66が記憶されている。また、記憶部363は、編集記述データベース63、構成表データベース64、およびメタデータデータベース65を有している。データ取得供給プログラム371や参照関係テーブル管理プログラム372は、RAM353にロードされ、CPU351により実行される。CPU351は、後述するように、データ取得供給プログラム371を実行することにより、端末装置より供給されたデータを取得したり、供給したりする処理を行う。また、CPU351は、参照関係テーブル管理プログラム372を実行することにより、参照関係テーブル66の情報を管理し、参照関係テーブル66を更新したり、端末装置に要求されたUMIDを参照関係テーブル66に基づいて検索し、それを要求元に供給したりする処理を実行する。
次に、図9のフローチャートを参照して、番組制作の全体の業務(工程)の流れ等について説明する。図9においては、最も左の欄には番組制作の業務フローが示され、その右隣の欄には各業務を実行するグループ名が示され、その右隣の欄には、各業務において生成されるデータのUMID(自己UMID)に関する処理内容が示され、最も右の欄には、各業務において生成されるデータが参照する(関連付けられる)データのUMID(参照UMID)に関する処理内容が示されている。
番組制作の最初の工程として、企画グループ10の企画用端末装置11は、ステップS1において、ユーザ入力等に基づいて、番組制作の計画表となる構成表を作成する。その際、企画用端末装置11は、構成表のUMIDを自己UMIDとして生成し、そのUMIDを構成表に記述する。ステップS2において、取材グループ30の撮像装置31は、取材を行い、素材データ(画像データや音声データ)を生成する。このとき、撮像装置31(またはフィールドPC32)は、素材データのUMIDを自己UMIDとして生成し、そのUMIDを素材データに付加する。
素材データが生成されると、フィールドPC32は、ステップS3において、構成表と、撮像装置31において得られた素材データとを結びつける(関連付ける)。このとき、フィールドPC32(または撮像装置31)は、素材データのUMIDを構成表に記述する。
構成表と素材データが結びつけられると、ステップS4において、フィールドPC41は、撮像質31において得られたデータに対して粗編集処理を行い、例えば、IN点や、OUT点の決定等が行なわれる。このときの編集結果は構成表に記述される。以上のようにして、素材データが準備されると、編集グループ40の編集用端末装置41は、ステップS5において、素材データに対して構成表に基づいて編集処理を行い、構成表からエディットリストを生成する。このとき、編集用端末装置41は、生成したエディットリストのUMIDを生成し、エディットリストの編集記述に記述するとともに、生成したエディットリストに構成表のUMIDも記述する。
次に、編集用端末装置41は、ステップS6において、エディットリストに対して、例えば、スーパーの挿入や、効果音またはBGMの追加等のような、効果を付加する編集処理を行い、効果を付加したエディットリストを生成する。このとき、編集用端末装置41は、生成した、効果を付加したエディットリストのUMIDを生成し、さらに、その効果を付加したエディットリストに、元のエディットリストのUMIDを記述する。効果を付加したエディットリストを生成した編集用端末装置41は、ステップS7において、効果を付加したエディットリストからカンパケを生成する。このとき、編集用端末装置41は、生成したカンパケのUMIDを生成し、その生成したカンパケに付加する。
以上のようにして、各端末装置が業務を行い、各データを生成する。その際、各端末装置は、必要に応じて、各データのUMIDを生成し、それを他のデータに付加したり、他のデータのUMIDを生成したデータに付加したりして、各データを関連付ける情報を生成する。このようにすることにより、ネットワークシステム1は、各データの生成後、各端末装置が容易に1つのデータから目的のデータを参照することができるようになる。
次に、各装置における処理の流れの詳細を説明する。
最初に、企画グループ10における構成表の作成について説明する。企画グループ10の作業者(企画者)は、番組制作の最初の工程において、企画用端末装置11を用いて構成表を作成する。作業者が企画用端末装置11を操作して、構成表の作成作業を開始すると、企画用端末装置11のCPU71は、構成表作成編集プログラム91を実行し、構成表新規作成処理を開始する。
図10のフローチャートを参照して、構成表新規作成処理の例を説明する。
構成表新規作成処理を開始すると構成表作成編集プログラム91を実行するCPU71は、ステップS21において、出力部82のモニタに所定の画像データを供給する。出力部82のモニタは、その画像データを取得すると、その画像データに対応する初期状態の構成表を表示する。
ステップS21の処理が完了すると、CPU71は、ステップS22に処理を進め、入力部81を制御し、ユーザ入力の受付を開始し、ステップS23において、入力部81より情報が入力されたか否かを判定する。ユーザが、入力部81を操作し、情報が入力されたと判定した場合、CPU71は、ステップS24に処理を進め、入力された情報を例えばRAM73等に供給して保持させ、出力部82を制御して、モニタが表示している構成表に、その情報を反映させる。すなわち、CPU71は、入力部81を介して取得した情報を、RAM72に供給して保持させるとともに、その情報を反映した構成表の画像データを生成し、それを出力部82のモニタに供給する。モニタは、その入力された情報が反映された構成表を表示する。
ステップS24の処理が終了すると、CPU71は、ステップS25に処理を進める。また、ステップS23において、入力部81より情報が入力されていないと判定した場合、CPU71は、ステップS24の処理を省略し、ステップS25に処理を進める。
ステップS25において、CPU71は、入力部81を制御し、ユーザにより保存を指示されたか否かを判定し、指示されたと判定した場合、ステップS26に処理を進め、UMIDを生成し、そのUMIDを構成表のUMIDとして、RAM73に保持している情報に付加する。そして、CPU71は、ステップS27に処理を進め、RAM73に保持している情報を構成表としてファイル化し、例えば記憶部83等にそのファイルを保存し、ステップS28において終了処理を行った後、構成表新規作成処理を終了する。
また、ステップS25において、保存を指示されていないと判定した場合、CPU71は、ステップS29に処理を進め、構成表新規作成処理を終了するか否かを判定する。例えば、ユーザより入力部81を介して何も指示されておらず、構成表新規作成処理を終了しないと判定した場合、CPU71は、処理をステップS23に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS29において、例えばユーザに途中終了の指示を入力される等して、構成表新規作成処理を終了すると判定した場合、CPU71は、ステップS28において終了処理を行った後、構成表新規作成処理を終了する。
すなわち、CPU71は、初期状態の構成表をモニタに表示させ、ユーザ入力の受付を開始した後、ステップS23乃至ステップS25、並びに、ステップS29の処理を繰り返しながら、ユーザによる構成表の作成が完了するまで待機する。そして、ユーザが、構成表の作成処理を完了し、構成表の更新を保存するように指示した場合、CPU71は、ステップS26乃至ステップS28の処理を行い、作成した構成表を保存して構成表新規作成処理を終了する。また、ユーザが構成表の作成処理を中途終了するように指示した場合、CPU71は、ステップS28において終了処理を行い、構成表新規作成処理を終了する。
図11および図12は、以上のような構成表作成処理により作成された構成表の例を示す図である。図11において、構成表381は、制作する番組のシナリオや各種の指示等の、番組の制作に必要な情報により構成される。それらの情報は、「プログラム」、「エピソード」、「シーン」、および「カット」等の各レベルのセグメント単位で、階層構造により構成されている。階層構造は、複数の要素が複数のレベルに分類され、下位レベルの要素が、1つ上位のレベルの要素に関連付けられた、複数の下位概念を1つの上位概念でまとめていく(グループ化する)ような構成のことであり、通常、下位レベルに進むに従って、要素の数は増加する。なお、「プログラム」、「エピソード」、「シーン」、および「カット」等は、この階層構造において「レベル」を示すものであり、セグメントは、この階層構造において「要素」を示す(レベルを示すものではない)。例えば、「カット」のレベル(階層)には、複数のセグメント(例えば、カット番号1,2,3,・・・等)が含まれる場合がある。
なお、「テイク」も「カット」の下の階層に位置するように構成されるが、「テイク」は、後述するように、構成表(シナリオ)の概念において、その要素に含まれるものではないので、セグメントとしては「カット」のレベルに含まれる。
例えば、「プログラム」は番組全体のことを示すレベルであり、番組全体に共通する大きなテーマを表している。すなわち、通常、「プログラム」のレベルのセグメントは1個で形成される。「エピソード」は「プログラム」の1つ下位のレベルであり、「エピソード」の各セグメントは番組全体をいくつかに小分けした小さなテーマを表している。「シーン」は「エピソード」の1つ下位のレベルであり、「場面」を示すレベルである。通常、「シーン」はロケーション(取材場所)や取材時刻がほぼ同じである画像データにより構成される部分を示している。「カット」は画像データや音声データにおいて、編集や、撮像の中止などにより画面の切り替えが発生していない部分を示すレベルである。また、「テイク」は、構成表の「カット」に基づいて、実際に撮像して得られた画像データを示すレベルであり、撮像を開始してから終了するまでの画像データである。
すなわち、番組においては、各セグメントが階層的に構成されている。つまり、1つ以上の「カット」のセグメントにより「シーン」のセグメントが構成され、1つ以上の「シーン」のセグメントにより「エピソード」のセグメントが構成され、1つ以上の「エピソード」のセグメントにより「プログラム」のセグメントが構成される。なお、1つ以上の「テイク」の中から、「カット」として採用されたものを「OKテイク」と称する。従って、「テイク」のセグメントは、階層的には「カット」の下位レベルに属するが、構成表におけるセグメントとしては、「カット」に含まれる。
「プログラム」のセグメントには、例えば、プログラムのタイトル(番組タイトル)やその番組を識別するためのIDが割り当てられている。また、この構成表381のUMID(図11の場合、「PPPPPPPP」)も含まれる。また、「エピソード」以下の各セグメントには、各セグメントにおける制作に関する指示や特記事項等を記述するメモ等により構成される。
なお、UMIDは、実際には、32バイト(または64バイト)の情報であるが、ここでは説明を簡略化するために、8文字の文字列で示している。以下についても同様である。
このような構成表381に対して、後述するように、取材により、テイクデータ、すなわち、ビデオファイル383と、そのメタデータであるテイクメタデータ382が生成される。テイクメタデータ382には、図12に示されるように、日付、時刻、位置情報、装置設定情報、または特記事項等が記述される一般メタデータが含まれている。さらにテイクメタデータ382には、ビデオファイルのUMIDと、ビデオファイルの低解像度の画像データであるローレゾデータを含むローレゾファイルの情報が含まれており、一般メタデータがこれらのファイルに関連付けされている。ビデオファイル383は、後述するように、取材により得られる画像データや音声データ等よりなる素材データであり、自己のUMIDが付加される。
なお、上述した構成表作成処理の段階においては、これらの内、構成表381のみが作成されるため、テイクメタデータ382やビデオファイル383は、存在せず、構成表381と関連付けされていない。
以上のように構成表作成処理を実行することにより、CPU71は、ユーザの指示に基づいて構成表を新規に作成することができるだけでなく、構成表に、構成表の自己UMIDを付加することができる。これにより、ネットワークシステム1は、データ間の関連付けを容易にし、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができるようにして、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
以上のように企画用端末装置11において構成表が作成されると、企画用端末装置11のユーザは、次に、企画用端末装置11を操作して、作成した構成表をメタデータサーバ53にアップロードし、構成表データベース64に登録する。
図13のフローチャートを参照して、構成表の登録に関する処理を説明する。
ユーザの指示に基づいて、企画用端末装置11のデータ取得供給プログラム92を実行するCPU71は、ステップS41において、通信部84を制御し、作成した構成表を、ネットワーク21を介してメタデータサーバ53に供給する。
データ取得供給プログラム371を実行するメタデータサーバ53のCPU351は、通信部364を制御し、ステップS51において、その供給された構成表を取得すると、ステップS52において、その取得した構成表を記憶部363の構成表データベース64に供給する。構成表データベース64は、ステップS61においてその構成表を取得すると、ステップS62において、その構成表を登録する。
なお、以上のように登録された構成表を取得する場合、企画用端末装置11のCPU71は、データ取得供給プログラム92を実行し、ステップS42において、通信部84を制御して、メタデータサーバ53に対して構成表を要求する。この要求はUMIDを用いて行われる。データ取得供給プログラム371を実行するメタデータサーバ53のCPU351は、通信部364を制御し、ステップS53において、その要求を取得すると、ステップS54において、その要求された構成表を構成表データベース64に要求する。構成表データベース64は、ステップS63においてその要求を取得すると、ステップS64において、その要求された構成表をUMIDを用いて検索し、CPU351に供給する。データ取得供給プログラムを実行するCPU351は、ステップS55において、その構成表を取得すると、ステップS56において、通信部364を制御し、取得した構成表を、ネットワーク21を介して、要求元である企画用端末装置11に供給する。データ取得供給プログラム92を実行する企画用端末装置11のCPU71は、ステップS43において、通信部84を制御し、メタデータサーバ53より供給された構成表を取得する。
このようにして、構成表データベース64に登録された構成表は、必要に応じて企画用端末装置11より要求して取得することができる。なお、他の端末装置についても同様であり、メタデータサーバ53と上述したように通信を行うことにより、適宜、構成表データベース64に登録されている構成表を取得することができる。
次に、素材データ(テイクデータ)の生成について説明する。
取材グループ30の作業者は、撮像装置31を用いて取材(被写体の撮像や音声の収録)を行う。撮像装置31は、作業者に操作されて撮像(音声の収録)を指示されると、撮像処理を開始する(図9のステップS2)。
図14のフローチャートを参照して撮像処理を説明する。
撮像処理を指示された撮像装置31のCPU111は、撮像記録制御プログラム131を実行し、ステップS81において、撮像部101を制御する。撮像部101は、CPU111の制御に基づいて、被写体を撮像し、テイクデータを生成する。撮像部101は、生成したテイクデータを信号処理部102に供給する。
ステップS82において、撮像記録制御プログラム131を実行するCPU111は、信号処理部102を制御し、生成したテイクデータに信号処理を施す。信号処理部102は、CPU111の制御に基づいて、テイクデータに信号処理を施し、それを記録部103に供給する。
CPU111は、ステップS83において、撮像記録制御プログラム131に基づいて、テイクデータのUMIDを生成し、それを記録部103に供給する。そして、ステップS84において、記録部103は、CPU111に制御されて、テイクデータにUMIDを付加し、それを記録媒体等に記録する。
CPU111は、さらに、メタデータ生成プログラム132を実行し、ステップS85において、生成したテイクデータに対応するメタデータ(テイクメタデータ)を生成し、RAM113等に保持させる。このとき、CPU111は、このテイクメタデータに対応するテイクデータのUMIDを、そのテイクメタデータに付加する。そして、CPU111は、メタデータ生成プログラム132に基づいて、入力部121を制御し、作業者の入力を受け付け、ステップS86において、作業者により入力されるテイクデータに関する特記事項等の情報であるテイクメモが入力されたか否かを判定する。テイクメモが入力されたと判定した場合、CPU111hあ、ステップS87において、入力されたテイクメモをRAM113等に保持させているテイクメタデータに追加し、ステップS88に処理を進める。
なお、ステップS86において、テイクメモが入力されなかったと判定した場合、CPU111は、ステップS87の処理を省略し、ステップS88に処理を進める。
ステップS88において、メタデータ生成プログラム132を実行するCPU111は、RAM113等に保持しているテイクメタデータを、バス114を介して記録部103に供給し、記録部103を制御して、それを記録媒体等に記録させる。
撮像記録制御プログラム131に基づいて、CPU111は、ステップS89に処理を進め、撮像を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS81に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS89において撮像を終了すると判定した場合、CPU111は、ステップS90において終了処理を行い、撮像処理を終了する。
以上のように撮像処理を行うことにより、図15に示されるように、UMIDが付加されたテイクデータ383、および、テイクデータのUMIDが付加されたテイクメタデータ382が生成される。図15においては、UMID「AAAAAAAA」乃至「FFFFFFFF」で識別される6個のテイクデータ383と、各テイクデータにそれぞれ対応する6個のテイクメタデータ382が生成されている。
以上のように、撮像装置31が、自己UMIDが付加された素材データ(テイクデータ)を生成することにより、後述するように、このテイクデータ383を構成表381や他のデータに関連付けることができる。これにより、ネットワークシステム1は、データ間の関連付けを容易にし、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができるようにして、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
このように生成された素材データは、撮像装置31等により、構成表の場合と同様に、素材データサーバ51に供給され、素材データベース61に登録される。その際の処理は、基本的に、図13のフローチャートを参照して説明した構成表の場合と同様である。具体的には、例えば、撮像装置31のCPU111がデータ取得供給プログラム133を実行し、通信部124を制御して、記録部103において記録媒体に記録されている素材データを、ネットワーク21を介して素材データサーバ51に供給する。素材データ取得供給プログラム271を実行する素材データサーバ51のCPU251は、通信部264を制御して、その素材データを取得すると、それを素材データベース61に供給する。素材データデータベース61は、供給された素材データを登録する。
このように素材データデータベース61に登録された素材データは、上述した構成表の場合と同様に、各端末装置より、必要に応じて取得することができる。例えば、撮像装置31のCPU111は、素材データデータベース61に登録されている素材データを取得する場合、データ取得供給プログラム133を実行し、通信部124を制御して、素材データサーバ51に対して、素材データを要求する。このとき、CPU111は、目的の素材データのUMIDを供給することにより素材データを要求する。素材データ取得供給プログラム271を実行する素材データサーバ51のCPU251は、この要求を受け取ると、その要求に基づいて、素材データデータベース61にアクセスし、その素材データのUMIDを供給して素材データを要求する。素材データデータベース61は、供給されたUMIDに対応する素材データを検索し、存在する場合は、その素材データを、素材データ取得供給プログラム271を介して、要求元である撮像装置31に供給する。データ取得供給プログラム133を実行する撮像装置31のCPU111は、通信部124を制御して、その素材データを取得する。
このようにして、必要に応じて各端末装置は、素材データデータベース61に登録された素材データを取得することができる。
また、メタデータについても同様であり、撮像装置31等により、メタデータサーバ53に供給され、メタデータデータベース65に登録される。そして、、必要に応じて各端末装置は、メタデータデータベース65に登録されたメタデータを取得することができる。なお、これらの処理は、図13のフローチャートを参照して説明した構成表の場合と同様であるので、その説明を省略する。
次に、テイクデータと構成表を関連付ける(紐付けする)処理について説明する。
取材グループ30の作業者は、図13のフローチャートを参照して説明したように、取得した構成表に基づいて取材を行い、それにより素材データ(テイクデータ)を生成すると、例えば、フィールドPC32を用いて、構成表にその素材データを紐付けする処理を行う(図9のステップS3)。テイクデータの紐付けを指示されたフィールドPC32は、テイクデータ紐付け処理を実行し、作業者に指定された構成表とテイクデータの紐付けを行う。
図16のフローチャートを参照して、テイクデータ紐付け処理を説明する。
作業者にテイクデータの紐付けを指示されると、フィールドPC32のCPU151は、構成表紐付けプログラム171を実行し、ステップS111において、入力部161を制御し、作業者により、紐付けを行う構成表のカットが指定されたか否かを判定する。ユーザは、入力部161を操作し、図17に示される構成表381の「カット」の欄より、紐付けを行うカットを選択して指定する。カットを指定されたと判定した場合、CPU151は、ステップS112に処理を進め、構成表の、指定されたカットを処理対象に設定する。
そして、次に、構成表紐付けプログラム171を実行するCPU151は、ステップS113に処理を進め、入力部161を制御して、紐付けを行うテイクデータが指定されたか否かを判定する。テイクデータを指定されたと判定した場合、CPU151は、ステップS114に処理を進め、構成表の指定されたカットに属するテイクに関する欄(UMIDの欄)に、テイクデータのUMIDを記述し、テイクデータを構成表のカットに関連付ける。図17の例においては、構成表381の「テイク」の「UMID」の欄にテイクデータのUMID「AAAAAAAA」乃至「FFFFFFFF」がそれぞれ記述され、図中の矢印に示されるように関連付けが行われる。テイクデータを関連付けると、CPU151は、処理をステップS115に進める。なお、ステップS113において、テイクデータが指定されていないと判定した場合、CPU151は、ステップS114の処理を省略し、ステップS115に処理を進める。
ステップS115において、CPU151は、実行する構成表紐付けプログラム171に基づいて、入力部161を制御し、作業者により、テイクデータを採用するか否かを指定する(OKテイクであるかNGテイクであるかを識別するための設定である)OK/NG設定が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合、ステップS116に処理を進め、その入力に基づいて、紐付けを行ったカットに属するテイクに関する欄に設けられたOK/NG設定欄に、入力された設定を記述する。図17の例の場合、構成表381のカット番号「1」に関連付けられた2つのテイクデータ(テイク番号「1」のテイクデータと、テイク番号「2」のテイクデータ)の内、テイク番号「1」として関連付けられたテイクデータが、「OK」に設定されており、テイク番号「2」として関連付けられたテイクデータが「NG」に設定されている。OK/NGの設定が完了したCPU151は、処理をステップS117に進める。なお、ステップS115において、OK/NG設定が入力されていないと判定した場合、CPU151は、ステップS116の処理を省略し、ステップS117に処理を進める。
ステップS117に処理を進めたCPU151は、実行する構成表紐付けプログラム171に基づいて、入力部161を制御し、作業者により、紐付けされたテイクデータに関するメモが入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合、ステップS118に処理を進め、その入力に基づいて、構成表の、指定された階層のメモを更新する。メモの更新を終了したCPU151は、処理をステップS119に進める。また、ステップS117において、メモが入力されていないと判定した場合、CPU151は、ステップS118の処理を省略し、ステップS119に処理を進める。
ステップS119において、CPU151は、テイクデータ紐付け処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS111に戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS119において、テイクデータ紐付け処理を終了すると判定した場合、CPU151は、ステップS120に処理を進め、図18に示される参照関係テーブル391のような、構成表のUMIDを参照先とする参照関係テーブルを作成し、ステップS121において、終了処理を行った後、テイクデータ紐付け処理を終了する。
図18に示される参照関係テーブル391の場合、参照先UMIDとして構成表のUMID「PPPPPPPP」が記述されており、参照元UMIDとして素材データのUMID「AAAAAAAA」乃至「FFFFFFFF」が記述されている。この参照関係テーブルは、参照元UMIDに基づいて参照先UMIDを特定する(あるいは逆に参照先UMIDに基づいて参照先UMIDを特定する)ためのテーブルであり、UMID同士の関係を示すテーブルである。
以上のように、テイクデータ紐付け処理を行うことにより、フィールドPC32は、構成表381にテイクデータ383のUMIDを記述して関連付けることができる。また、フィールドPC32は、このUMIDの参照関係の逆方向に参照を行う(すなわち、例えばテイクデータ383から構成表381を検索する)ために用いられる参照関係テーブルを生成することもできる。これにより、ネットワークシステム1は、データ間の関連付けを容易にし、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができるようにして、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
以上のように参照関係テーブルを生成したフィールドPC32は、作業者の指示に基づく等して、生成した参照関係テーブルをメタデータサーバ53にアップロードする。
図19のフローチャートを参照して、参照関係テーブルをアップロードする処理の流れを説明する。
フィールドPC32のCPU151は、データ取得供給プログラム173を実行し、ステップS141において、通信部164を制御し、参照関係テーブルを、ネットワーク21を介してメタデータサーバ53に供給する。
データ取得供給プログラム371を実行するメタデータサーバ53のCPU351は、ステップS151において、その参照関係テーブルを取得すると、ステップS152において、その参照関係テーブルを参照関係テーブル管理プログラム372に供給する。具体的には、データ取得供給プログラム371を実行するCPU351は、取得した参照関係テーブルをRAM353等に保持し、処理を参照関係テーブル管理プログラム372に移す。CPU351は、参照関係テーブル管理プログラム372を実行し、ステップS161において、その参照関係テーブルを取得すると、それを記憶部363に供給し、その参照関係テーブルに基づいて、記憶部363に記憶されている参照関係テーブル66を更新する。
以上のようにして、フィールドPC32は、生成した参照関係テーブルをメタデータサーバ53にアップロードし、メタデータサーバ53はそれを用いて、保持している参照関係テーブル66を更新する。このようにすることにより、後述するように、各端末装置がUMIDの参照関係を把握することができ、他のデータのUMIDが付加されていないデータを用いて、他のデータを参照することができるようになる。
以上のように紐付けを行った素材データに対して、フィールドPC32は、簡単な編集処理(粗編集)を行うことができる(図9のステップS4)。例えば、取材グループ30の作業者は、上述したように、構成表において、OKテイクを指定することができるだけでなく、OKテイクとして採用した素材データの内、テイクとして採用する部分を、構成表において指定することもできる。
素材データの中から採用する部分の指定は、所謂、IN点とOUT点を指定することにより行う。すなわち、作業者は、素材データの採用する部分を、その最初のフレーム画像のタイムコードをIN点として指定し、最後のフレーム画像のタイムコードをOUT点として指定することにより、指定する。換言すると、作業者が指定したIN点とOUT点との間のデータ(タイムコード上で、IN点より後であり、かつOUT点より前のデータ)が採用するデータとして設定される。構成表にはこのIN点とOUT点のタイムコードが記述される。
図20のフローチャートを参照して、フィールドPC32による粗編集処理を説明する。
作業者により粗編集処理の開始を指示されると、フィールドPC32のCPU151は、粗編集プログラム172を実行し、ステップS181において、入力部161を制御して、作業者によりIN点が指定されたか否かを判定する。ユーザが入力部161を操作して、IN点を指定したと判定すると、CPU151は、実行する粗編集プログラム172に基づいて、ステップS182に処理を進め、構成表にIN点を記述する。図21の例の場合、構成表381は、カットに属するテイクの欄に含まれる「テイクデータ」の欄に、「[In]」というタグに続けてIN点のタイムコードが記述される。
ステップS182の処理が終了すると、CPU151は、ステップS183に処理を進める。ステップS181において、IN点が指定されていないと判定した場合には、CPU151は、ステップS182の処理を省略し、ステップS183に処理を進める。
ステップS183において、粗編集プログラム172を実行するCPU151は、入力部161を制御して、作業者によりOUT点が指定されたか否かを判定する。ユーザが入力部161を操作して、OUT点を指定したと判定すると、CPU151は、実行する粗編集プログラム172に基づいて、ステップS184に処理を進め、構成表にOUT点を記述する。図21の例の場合、構成表381は、カットに属するテイクの欄に含まれる「テイクデータ」の欄に、「[Out]」というタグに続けてOUT点のタイムコードが記述される。
ステップS184の処理を終了すると、CPU151hあ、ステップS185に処理を進める。また、ステップS183において、OUT点が指定されていないと判定した場合、CPU151は、ステップS184の処理を省略してステップS185に処理を進める。
ステップS185において、CPU151は、粗編集処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS181に戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS185において、例えば、作業者により終了を指示される等して、粗編集処理を終了すると判定した場合、CPU151は、ステップS186において終了処理を実行し、粗編集処理を終了する。
次に、エディットリストの作成について説明する。
構成表に基づいて素材データやメタデータが生成され、それらが構成表と紐付けされると、編集グループ40の作業者は、次に、構成表に基づいて、素材データの編集作業を行い、編集結果であるエディットリストを生成する(図9のステップS5)。
編集グループ40の編集用端末装置41は、編集処理の前に作業者に操作されて、上述したように、構成表、素材データ、およびメタデータ等の編集処理に必要なデータを予め取得する。そして、作業者がエディットリストの作成を指示すると、編集用端末装置41のCPU201は、エディットリスト生成プログラム221を実行し、エディットリスト作成処理を開始する。
図22のフローチャートを参照して、エディットリスト作成処理を説明する。
最初に、ステップS201において、エディットリスト生成プログラム221を実行する編集用端末装置41のCPU201は、生成するエディットリスト用のUMIDを生成し、ステップS202において、構成表に基づいて編集記述を作成し、ステップS203において、その編集記述に、構成表のUMIDを記述する。そして、CPU201は、エディットリスト生成プログラム221に従い、ステップS204において、エディットリストとして構成されるその他のデータを生成し、ステップS205において、それらのデータと編集記述をエディットリストとして記憶部213等に記録する。
また、CPU201は、ステップS206において、実行するエディットリスト生成プログラム221に基づいて、そのエディットリストのUMIDを参照先とする参照関係テーブルを作成する。
図23は、図22のステップS206の処理において生成される参照関係テーブルの例を示す図である。
図23において、参照関係テーブル393は、参照先UMIDをエディットリストのUMID「MMMMMMMM」とし、参照元UMIDを、素材データのUMID「AAAAAAAA」乃至「FFFFFFFF」、並びに、構成表のUMID「PPPPPPPP」とするテーブル情報である。この参照関係テーブル393を用いることにより、作業者は、素材データや構成表より、エディットリストを参照することができる。
以上のような参照関係テーブルを作成したCPU201は、エディットリスト作成処理を終了する。
図24に、以上のエディットリスト作成処理により、作成された編集記述の記述例を示す。図24において、記述例394は、XML(eXtensible Markup Language)により記述された、編集結果を示す記述である。なお、各行の左端には説明のために行番号を付してある。記述例394の1行目乃至7行目は、編集記述のヘッダ部であり、ここには、編集処理全体に関する設定等の情報が記述されている。例えば、3行目には、「umid="MMMMMMMM"」と記述されており、このエディットリストのUMIDが「MMMMMMMM」であることが示されている。また、7行目には、例えば、「<SourcePlanningMeta umidRef="PPPPPPPP"/>」と記述されており、このエディットリストに対応する構成表のUMID「PPPPPPPP」が記述されている。
記述例394の8行目乃至41行目は、編集内容を示すボディ部である。ここには、構成表のカット層に記述されている通りの編集内容がXMLにより記述される。図24においては、構成表に基づいて記述されているため、各カットの採用テイクとして採用された素材データ(クリップ)毎の情報として記述されている。また、これらの素材データの情報には、その素材データのUMIDの情報が含まれる。例えば、10行目乃至14行目に示される「Clip1」の情報において、第11行目には、この素材データのUMIDが「umid:EEEEEEEE」のように記述されている。
CPU201は、このように記述された編集記述に基づいて、図23に示されるような、参照関係テーブルを生成する。
編集用端末装置41は、以上のように生成したエディットリストをメタデータサーバ53に供給し、編集記述データベース63に登録させる。また、編集用端末装置41は、生成した参照関係テーブルを用いて、参照関係テーブル66を更新させる。編集用端末装置41およびメタデータサーバ53は、これらの処理を、図13のフローチャートを参照して説明した構成表の場合と同様に行うので、その説明を省略する。メタデータサーバ53は、これらのデータを各端末装置に対して提供する。このようにして、他のデータのUMIDが付加されていないデータを用いて、他のデータを参照することができるようになる。
以上のように、エディットリストの作成処理を行うことにより、編集用端末装置41は、構成表や素材データに基づいてエディットリストを生成し、それを構成表やエディットリストに関連付けることができる。また、編集用端末装置41は、このUMIDの参照関係の逆方向に参照を行う(すなわち、例えば素材データからエディットリストを検索する)ために用いられる参照関係テーブルを生成することもできる。これにより、ネットワークシステム1は、データ間の関連付けを容易にし、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができるようにして、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
編集グループ40の作業者は、このように生成したエディットリストに対してさらに効果を付加する等の編集処理を行う場合がある(図9のステップS6)。その場合、編集グループ40の編集用端末装置41は、編集処理の前に作業者に操作されて、上述したように、編集処理を行うエディットリスト等を予め取得する。そして、作業者がエディットリストの編集を指示すると、編集用端末装置41のCPU201は、効果編集プログラム222を実行し、効果編集処理を開始する。
図25のフローチャートを参照して、効果編集処理を説明する。
効果編集プログラム222を実行し、効果編集処理を開始したCPU201は、最初に、ステップS221において、予め取得したエディットリストの元の編集記述の編集内容を読み込み、新たな編集記述を作成し、ステップS222において、新たな編集記述のUMIDを作成し、ステップS223において、それを新たな編集記述に追加する。
ステップS224において、効果編集プログラム222を実行するCPU201は、入力部211を制御し、効果編集情報が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合、ステップS225に処理を進め、入力された効果を新たな編集記述の編集内容に反映させ、処理をステップS226に進める。ステップS224において、効果編集情報が入力されていないと判定した場合、CPU201は、ステップS225の処理を省略し、ステップS226に処理を進める。
ステップS226において、CPU201は、効果編集プログラム222に基づいて処理を行い、作成した新たな編集記述を保存するか否かを判定する。新たな編集記述を保存すると判定した場合、CPU201は、ステップS227に処理を進め、作成した新たな編集記述を記録し、ステップS228において、新たな編集記述を参照先とする、図26に示されるような参照関係テーブルを作成する。図26において、参照関係テーブル395は、参照元UMIDを、元の編集記述のUMID、並びに、元の編集記述において編集された素材データのUMID群とし、参照先UMIDを新たに作成した編集記述のUMIDとするテーブルである。この参照関係テーブル395は、図19のフローチャートを参照して説明したように、メタデータサーバ53にアップロードされ、参照関係テーブル66の更新に利用される。
図25に戻り、ステップS226において、作成した新たな編集記述を保存しないと判定した場合、CPU201は、ステップS227およびステップS228の処理を省略し、ステップS229に処理を進める。
ステップS229において、CPU201は、新規に効果編集を行うか否かを判定し、新規に効果編集を行うと判定した場合、ステップS221に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS229において、新規に効果編集を行わないと判定した場合、CPU201は、ステップS230に処理を進め、効果編集処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS224に戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS230において効果編集処理を終了すると判定した場合、CPU201は、ステップS231に処理を進め、終了処理を行った後、効果編集処理を終了する。
図27は、以上のようにして生成された、新たな編集記述の記述例を示す図である。図27において、記述例396は、XMLにより記述された、エディットリストに対して行われた編集処理の編集結果を示す記述である。なお、各行の左端には説明のために行番号を付してある。構成は、図24を参照して説明した記述例394の場合と基本的に同様である。記述例397の場合、例えば3行目に、このエディットリストのUMIDである「LLLLLLLL」が「umid="LLLLLLLL"」と記述されている。しかしながら、記述例397の場合、記述例394の場合と異なり、7行目には、構成表の情報ではなく、元のエディットリストのUMIDに関する情報が「<SourceEditlist umidRef="MMMMMMMM"/>」と記述されており、効果を付加する前のエディットリストのUMIDが記述されている。
そして8行目以降には、編集対象であるデータの情報と、それらのデータに対して付加した効果に関する情報が記述されている。
例えば、8行目に「<transition id="wipe" dur="00:00:06:00" type="Wipe" subtype="leftToRight"/>」と記述されており、表示画面の左から右に向かって新たな画像がワイプしていき、6秒間かけて画像が切り替わるような効果を用いた素材データの結合が行われていることが示されている。すなわち、図28に示されるように、表示画面401に、元の素材データの画像である下地画像403が表示されているところに、次の素材データ(次のカットのテイクデータ)の画像である上書き画像402が表示画面401の左側から出現し、徐々に右方向にその画像範囲を広げていき、最終的に下書き画像403が消去され、上書き画像402が表示画面401全体に表示される。このような画像の切り替え効果(ワイプ)が、素材データの結合部分に用いられることが、上述の8行目に示されている。
例えば、記述例396の13行目乃至17行目に記述されている「Clip1」と、19行目乃至23行目に記述されている「Clip2」との結合部分においては、図29に示されるようにワイプ処理が行われる。
図29において、下地画像403は、図27の記述例396における「Clip1」の画像であり、上書き画像402は、図27の記述例396における「Clip2」の画像である。図27の記述例396の16行目には、「clipEnd="smpte-30=00:01:43:20"」と記述されており、「Clip1」の素材データ(UMIDが「EEEEEEEE」の素材データ)は、タイムコード「00:01:43:20」のフレーム画像で表示が終了する。また、図27の記述例396の22行目には、「clipBegin="smpte-30=00:00:12:10"」と記述されており、「Clip2」の素材データ(UMIDが「AAAAAAAA」の素材データ)は、タイムコード「00:00:12:10」のフレーム画像より表示が開始される。
上述したように、ワイプの時間は、6秒間であるので、上書き画像402である「Clip2」の素材データ(UMIDが「AAAAAAAA」の素材データ)のタイムコード「00:00:12:10」のフレーム画像が、下書き画像403である「Clip1」の素材データ(UMIDが「EEEEEEEE」の素材データ)のタイムコード「00:01:43:20」のフレーム画像の6秒前に表示されるように、「Clip1」の素材データと「Clip2」の素材データとが結合される。すなわち、この変種記述全体のタイムコード(編集結果におけるタイムコード)における「00:01:27:20」の位置からワイプが開始され(記述例396の記述により、「Clip1」の素材データの開始10秒は表示されないため)、タイムコード「00:01:33:20」の位置でワイプが終了される(表示画像が、Clip2」の素材データの画像に完全に切り替わる)。
以上のようにして、効果が付加されたエディットリストが生成される。なお、このときにエディットリストに付加される効果は、例えば、ピクチャインピクチャ、フラッシュ、フェードイン、フェードアウト、パン、ズーム、または、テロップの挿入等の画像効果や、BGM(Back Ground Music)やナレーション等の挿入等の音声効果のように、どのような効果であってももちろんよい。
このような効果が付加されたエディットリストは、上述した構成表やエディットリストの場合と同様に、編集用端末装置41からネットワーク21を介してメタデータサーバ53にアップロードされ、編集記述データベース63に登録される。また、編集記述データベース63に登録された編集記述は、上述した構成表やエディットリストの場合と同様に、各端末装置により、必要に応じて取得され、利用される。
このようにエディットリストからエディットリストを生成する場合も、その新たに生成されたエディットリストの編集記述には、そのエディットリストのUMIDが付加される。また、その新たに生成されたエディットリストには、元のエディットリストのUMIDや、そのエディットリストに対応する素材データのUMIDが付加される。さらに、元のエディットリストや素材データから、この新たに生成されたエディットリストを参照するための情報(UMIDを逆引きするための情報)が、参照関係テーブル66としてメタデータサーバ53に管理される。
従って、各端末装置は、このエディットリストの編集記述に記述された、エディットリストに対応する各種のデータのUMIDを用いて、このエディットリストに対応する各種のデータを容易に取得することができる。また、参照関係テーブル66を利用することにより、各端末装置は、エディットリストに対応する各種のデータのUMIDを用いて、エディットリストを容易に検索し、取得することができる。
すなわち、ネットワークシステム1は、データ間の関連付けを容易にし、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができるようにして、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
なお、以上のように、エディットリストから新たなエディットリストを作成する処理は、何度でも繰り返すことができる。また、作業者は、1つのエディットリストから複数のエディットリストを作成することも、当然、可能である。
以上のようにして、素材データに対して編集処理が行われ、素材データよりエディットリストが生成され、編集作業が終了すると、編集グループ40の作業者は、編集用端末装置41を操作し、最後の編集結果に対応する編集記述を用いて、コンテンツデータとしての完成データであるカンパケを生成する(図9のステップS7)。カンパケの生成を指示されると、編集用端末装置41は、最初に、カンパケを生成する編集記述や素材データを取得し、カンパケ生成プログラム223を実行し、カンパケ生成処理を開始する。
カンパケ生成処理を、図30のフローチャートを参照して説明する。
図30において、カンパケ生成処理を開始したCPU201は、ステップS251において、編集記述を読み込み、ステップS252において編集記述の編集内容に基づいて、素材データからカンパケを作成し、ステップS253において、生成したカンパケのUMIDを作成してそれをカンパケに付加し、ステップS254において、そのUMIDを付加したカンパケを記憶部213に供給し記憶させる。
そして、カンパケ生成プログラム223を実行するCPU201は、ステップS255において、生成したカンパケを参照先とする、図31に示されるような参照関係テーブル411を作成する。図31において、参照関係テーブル411の場合、参照先UMIDとしてカンパケのUMID「ZZZZZZZZ」が記述されており、参照元UMIDとして編集記述のUMID「LLLLLLLL」が記述されている。
図30に戻り、ステップS256の処理を完了したCPU201は、カンパケ生成処理を終了する。
図32は、カンパケ生成処理により生成されたカンパケのデータの構成例を示す模式図である。図32に示されるように、カンパケのデータは、標準AV多重フォーマットにより構成される。この標準AV多重フォーマットの場合、データは、ヘッダ(File Header)421、ボディ(File Body)、およびフッタ(File Footer)が順次配置されて構成される。
ここで、図32では、ボディに配置されるビデオデータとオーディオデータとして、D10と呼ばれるMPEG(Moving Picture Experts Group) IMX方式で符号化されたビデオデータと、AES(Audio Engineering Society)3形式の非圧縮のオーディオデータを、それぞれ採用した場合の標準AV多重フォーマットを示している。
なお、ボディには、その他、DV(Digital Video)等の各種のフォーマットのビデオデータとオーディオデータを配置することが可能である。
ヘッダ421には、その先頭から、ヘッダパーティションパック(Header Partition Pack)、ヘッダメタデータ(Header Metadata)422、インデックステーブル(Index Table)が順次配置される。ヘッダパーティションパックには、ヘッダ421を特定するためのデータや、ボディに配置されるデータの形式、ファイルフォーマットを表す情報などが配置される。ヘッダメタデータには、上述したカンパケのUMID423(自己UMID)の他に、例えば、ファイルの作成日や、ボディに配置されたデータに関する情報などのファイル単位のメタデータが配置される。インデックステーブルには、ボディに配置される、後述するエディットユニットの位置を表すテーブルが配置される。
なお、インデックステーブルは、オプションであり、ヘッダ421に含めても、含めなくても良い。また、ヘッダ421には、インデックステーブルの他、種々のオプションのデータを配置することができる。
フッタは、フッタパーティションパック(Footer Partition Pack)で構成され、フッタパーティションパックには、フッタを特定するためのデータなどが配置される。
ボディは、1以上のエディットユニット(Edit Unit)で構成される。エディットユニットは、1フレームの単位であり、そこには、1フレーム分のAVデータその他が配置される。
即ち、エディットユニットは、その先頭から、システムアイテム(Sytem Item)、ピクチャアイテム(Picture Item)、サウンドアイテム(Sound Item)、オグジュアリアイテム(Auxiliary Item)が配置されて構成される。
システムアイテムには、その後段のピクチャアイテムに配置されるビデオデータのフレームについてのメタデータ(フレーム単位のメタデータ)が配置される。ここで、フレーム単位のメタデータとしては、例えば、タイムコードなどがある。
ピクチャアイテムには、1フレーム分のビデオデータが配置される。図32では、上述したD10形式のビデオデータが配置される。
ここで、ピクチャアイテムには、1フレームのビデオデータがKLV(Key,Length,Value)構造にKLVコーディングされて配置される。
KLV構造とは、その先頭から、キー(Key)、レングス(Length)、バリュー(Value)が順次配置された構造であり、キーには、バリューに配置されるデータがどのようなデータであるかを表す、SMPTE 298Mの規格に準拠した16バイトのラベルが配置される。レングスには、バリューに配置されるデータのデータ長が配置される。バリューには、実データ、即ち、ここでは、1フレームのビデオデータが配置される。
また、ピクチャアイテムは、そのデータ長が、KAG(KLV Alignment Grid)を基準とする固定長となっている。そして、ピクチャアイテムを固定長とするのに、スタッフィング(stuffing)のためのデータとしてのフィラー(Filler)が、やはりKLV構造とされて、ピクチャアイテムのビデオデータの後に配置される。
なお、ピクチャアイテムのデータ長であるKAGを基準とする固定長は、例えば、光ディスクのセクタ長の整数倍(例えば、512バイトや2Kバイトなど)とされている。この場合、光ディスクとピクチャアイテムとの、いわば親和性が高くなり、光ディスクに対するピクチャアイテムの読み書き処理の高速化を図ることができる。
また、上述のシステムアイテム、並びに後述するサウンドアイテムおよびオグジュアリアイテムにおいても、ピクチャアイテムと同様に、KLV構造が採用されているとともに、そのデータ長がKAGを基準とする固定長になっている。
サウンドアイテムには、ピクチャアイテムに配置されたビデオデータのフレームにおける1フレーム分のオーディオデータが、上述のピクチャアイテムにおける場合と同様にKLV構造で配置される。
また、サウンドアイテムには、複数としての、例えば8チャネルのオーディオデータが多重化されて配置される。
即ち、サウンドアイテムにおいて、KLV構造のバリューには、その先頭から、エレメントヘッダEH(Element Header)、オーディオサンプルカウントASC(Audio Sample Count)、ストリームバリッドフラグSVF(Stream Valid Flags)、多重化された8チャネルのオーディオデータが順次配置される。
ここで、サウンドアイテムにおいて、8チャネルのオーディオデータは、1フレームにおける8チャネルそれぞれのオーディオデータの第1サンプル、第2サンプル、・・・といった順番に、オーディオデータのサンプルが配置されることにより多重化されている。図32の最下部に示したオーディオデータにおいて、括弧付きで示してある数字は、オーディオデータのサンプルが何サンプル目かを表している。
また、エレメントヘッダEHには、そのエレメントヘッダを特定するためのデータなどが配置される。オーディオサンプルカウントASCには、サウンドアイテムに配置されているオーディオデータのサンプル数が配置される。ストリームバリッドフラグSVFは、8ビット(1バイト)のフラグで、各ビットは、そのビットに対応するチャネルのオーディオデータが有効か、無効かを表す。即ち、ストリームバリッドフラグSVFの各ビットは、そのビットに対応するチャネルのオーディオデータが有効である場合に、例えば1とされ、無効である場合に、例えば0とされる。
オグジュアリアイテムには、必要なユーザデータが配置される。従って、オグジュアリアイテムは、ユーザが任意のデータを配置することができるエリアである。
以上のように、標準AV多重フォーマットでは、フレーム単位のメタデータが配置されるシステムアイテム、ビデオデータが配置されるピクチャアイテム、オーディオデータが配置されるサウンドアイテム、ユーザデータが配置されるオグジュアリアイテムが、1フレーム単位で多重化されており、さらに、サウンドアイテムでは、8チャネルのオーディオデータが、1サンプル単位で多重化されている。
なお、このカンパケ生成処理により新規作成されたカンパケおよび参照関係テーブル411、並びに、更新された編集記述は、上述した構成表等の場合と同じように、それぞれ、各データが対応するサーバにアップロードされ、各データ対応するデータベースに登録されたり、テーブルの更新に利用されたりする。それらの処理については、上述した構成表等の場合と同様であるので、その説明を省略する。なお、カンパケは、カンパケサーバ52にアップロードされ、カンパケデータベース62に登録される。
このようにエディットリストからカンパケを生成する場合、そのカンパケには、そのカンパケのUMIDが付加される。また、編集記述から、カンパケを参照するための情報が、参照関係テーブル66としてメタデータサーバ53に管理される。このカンパケのUMIDとエディットリスト(編集記述)のUMIDは、1対1の関係にあるため、この場合、メタデータサーバ53は、後述するように、参照先のUMID(カンパケのUMID)から、参照元のUMID(エディットリストのUMID)を検索することも可能である。
従って、各端末装置は、メタデータサーバ54に管理されている参照関係テーブル66を利用することにより、このエディットリストのUMIDに基づいて、このエディットリストに対応するカンパケのUMIDを容易に取得することができる。また、各端末装置は、逆に、カンパケのUMIDを用いて、そのカンパケに対応するエディットリストのUMIDを容易に取得することもできる。換言すると、メタデータサーバ53は、参照関係テーブル66を利用することにより、エディットリストのUMIDから、エディットリストに対応するカンパケのUMIDを容易に検索して提供することができるし、逆に、カンパケのUMIDから、カンパケに対応するエディットリストのUMIDを容易に検索して提供することもできる。すなわち、ネットワークシステム1は、データ間の関連付けを容易にし、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができるようにして、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
以上においては、編集用端末装置41は、図33に示されるように、効果を付加する作業と、カンパケを生成する作業を分けて行うように説明した。すなわち、編集用端末装置41は、まず、図25の効果編集処理を実行して、素材データ(素材データA乃至D)とエディットリスト432を用いて、エディットリストに効果を付加する作業431を行い、次に、図30のカンパケ生成処理を実行して、その作業431において生成されたエディットリストを用いて、カンパケを生成する作業433を行い、カンパケ434を生成するように説明した。
しかしながら、それ以外にも、編集用端末装置41は、例えば、図34に示されるように、素材データ(素材データA乃至D)に対して、直接本編集を行い、エディットリストに効果を付加しながら、それらの素材データを用いてカンパケを生成するように、処理441を行うようにしてももちろんよい。すなわち、編集用端末装置41は、図25の効果編集処理と図30のカンパケ生成処理を1つの処理として実行し、カンパケ443を生成するようにしてもよい。
以上のように各装置が処理を行うことにより、各データの参照関係は図35に示されるような関係になる。
図35において、構成表451には、自己のUMID(PPPPPPPP)の他に、素材データ452のUMID(AAAAAAAA乃至FFFFFFFF)が付加されており、各端末装置が、構成表451を用いて、構成表451に対応する素材データ452を容易に取得することができるようになされている。素材データ452には、それぞれ、自己のUMID(AAAAAAAA乃至FFFFFFFF)が付加されている。また、構成表451に基づいて作成されたエディットリスト453には、自己のUMID(MMMMMMMM)の他に、構成表451のUMID(PPPPPPPP)および素材データのUMID(AAAAAAAA乃至FFFFFFFF)が付加されており、各端末装置が、エディットリスト453を用いて、エディットリスト453に対応する構成表451および素材データ452を容易に取得することができるようになされている。
エディットリストに効果を付加した効果付エディットリスト454には、自己のUMID(LLLLLLLL)の他に、素材データ452のUMID(AAAAAAAA乃至FFFFFFFF)および元のエディットリスト453のUMID(MMMMMMMMM)が付加されており、各端末装置が、効果付エディットリスト454を用いて、効果付エディットリスト454に対応する素材データ452およびエディットリスト453を容易に取得することができるようになされている。
また、メタデータサーバ53は、各端末装置より供給された参照関係テーブルを用いて、図36に示されるような参照関係テーブル66を作成し、管理している。メタデータサーバ53は、この参照関係テーブル66を利用して、各端末装置により供給されるUMIDに対応するUMIDを検索し、要求元の端末装置に供給する。
従って、各端末装置は、このメタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66を利用して、図35の素材データ452のUMIDから、その素材データ452に対応する構成表451のUMID、エディットリスト453のUMID、および効果付エディットリスト453のUMIDを取得することができる。同様に、各端末装置は、メタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66を利用して、構成表451のUMIDから、その構成表451に対応するエディットリスト453のUMIDを取得することも、エディットリスト453のUMIDから、そのエディットリスト453に対応する効果付エディットリスト454のUMIDを取得することもできる。
さらに、各端末装置は、メタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66を利用して、効果付エディットリスト454のUMIDから、その効果付エディットリスト454に対応するカンパケ455のUMID(ZZZZZZZZ)を取得することもできる。なお、この効果付エディットリスト454UMIDと、そのエディットリスト454に対応するカンパケ455のUMIDとの関係は、1対1であるので、各端末装置は、メタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66を利用して、カンパケ455のUMIDから、そのカンパケ455に対応する効果付エディットリスト454のUMIDを取得することもできる。
以上のように、各端末装置が、メタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66を利用して、UMIDを取得する処理の流れを図37のフローチャートを参照して説明する。
図37においては、端末装置の例としてフィールドPC32がUMIDを取得する場合について説明する。
作業者の指示等により参照元UMIDを指定され、その参照元UMIDに対応する参照先UMIDの要求を指示されたフィールドPC32のCPU151は、データ取得供給プログラム163を実行し、ステップS271において、通信部164を制御して、参照元UMIDを、ネットワーク21を介してメタデータサーバ53に供給する。
データ取得供給プログラム371を実行するメタデータサーバ53のCPU351は、ステップS281において、その参照元UMIDを取得すると、ステップS282において、その取得した参照元UMIDを、参照関係テーブル管理プログラム372を実行するCPU351に供給する。参照関係テーブル管理プログラム372を実行するCPU351は、ステップS291において、その参照元UMIDを取得する。具体的に説明すると、CPU351は、データ取得供給プログラム371の処理を実行し、参照元UMIDを取得すると、それをRAM353に供給し、保持させる。そして、CPU351は、次に、参照関係テーブル管理プログラム372の処理を実行し、RAM353に保持されている参照元UMIDを取得する。
参照元UMIDを取得すると、参照関係テーブル管理プログラム372を実行するCPU351は、処理をステップS292に進め、記憶部363に記憶されている参照関係テーブル66を参照し、ステップS293において、その参照関係テーブル66において、参照元UMIDを検索し、参照元UMIDに対応する参照先UMIDを抽出し、取得する。
参照先UMIDを取得した、参照関係テーブル管理プログラム372を実行するCPU351は、ステップS294において、その参照先UMIDを、データ取得供給プログラム371を実行するCPU351に供給する。データ取得供給プログラム371を実行するCPU351は、その参照先UMIDを、ステップS283において取得する。具体的に説明すると、ステップS294において、CPU351は、参照関係テーブル管理プログラム372を実行し、参照先UMIDをRAM353に供給し、保持させる。そして、CPU351は、データ取得供給プログラム371を実行し、ステップS283において、RAM353に保持されている参照先UMIDを取得する。
参照先UMIDを取得した、データ取得供給プログラム371を実行するCPU351は、ステップS284において、通信部364を制御し、それを、要求元であるフィールドPC32に供給する。データ取得供給プログラム173を実行するフィールドPC32のCPU151は、通信部164を制御し、ステップS272において、その参照先UMIDを取得する。
以上のようにして、フィールドPC32は、参照元UMIDをメタデータサーバ53に供給して、参照先UMIDを取得する。なお、企画用端末装置11等の他の端末装置も、上述したフィールドPC32の場合と同様の処理を行うことにより、メタデータサーバ53より、適宜、参照先UMIDを取得する。
また、上述したように、効果を付加したエディットリスト(カンパケを生成するエディットリスト)のUMIDと、カンパケのUMIDは、参照関係テーブル66において、1対1で関連付けられている。従って、各端末装置は、このカンパケのUMIDから効果を付加したエディットリストのUMIDを取得する場合、参照先UMIDであるカンパケのUMIDをメタデータサーバ53に供給し、メタデータサーバ53の参照関係テーブル66を利用して、参照元UMIDであるエディットリストのUMIDを取得する。
その場合の各装置の処理手順は、図37のフローチャートを参照して説明した、参照元UMIDより参照先UMIDを求める処理の、参照元UMIDを参照先UMIDに置き換え、参照先UMIDを参照元UMIDに置き換えた場合と同様であるので、その説明を省略する。
上述したように、番組(コンテンツデータ)の制作等においては、最初の工程において構成表が作成され、その構成表に基づいてデータの生成や編集などの作業が行われる。従って、構成表により、番組の制作時に生成される各データを管理し、互いを関連付けるようにすることも考えられるが、その場合、実際の作業の効率を考慮すると、各データの利便性が低下する恐れがある。
具体的に説明すると、構成表は、上述したように階層的に構成されており、図38に示されるように、シーン階層より上の階層(構成表上部階層)は、メモや計画等の記述のみで構成され、直接データと結びつかないので、全工程において同様に扱われる。しかしながら、図38に示されるように、テイクデータ(素材データ)が結び付けられるカット階層においては、工程の進行により素材データの利用方法が変化する。例えば、企画や収録(取材)の工程では、主な作業として、時間分割によるカット計画を行うので、作業者は、構成表に記述されているUMIDで素材データを指定して参照する、UMID(素材参照)によるカット・テイク指定を行うが、編集や閲覧の工程では、主な作業として、時間分割によるカット指定を行うので、構成表を用いず、エディットリスト(編集記述)によるカット・テイク指定を行う。
すなわち、構成表は、あくまでも初期の計画表であり、大まかなカットの流れしか指定しないので、例えば、カンパケ等のように、上述したような効果を付加した状態を考慮していない。従って、番組の制作における後の方の工程で細かいカット割りが行われると、作業者は、構成表を参照するよりも、その編集情報を含むエディットリスト(編集記述)を利用したほうが、より正確に素材データを参照することができる。
素材データを参照する具体的な例を図39に示す。なお、図39においては、説明の簡略化のために、UMIDは4文字の文字列で表しているが、このUMIDは、例えば図35に示される8文字の文字列で表したUMIDと同様の情報であり、実際には、32バイト(または64バイト)の情報である。
図39に示されるように、番組を制作する際に生成されたカンパケ471、エディットリスト472、構成表473、および素材データ474が存在し、それらは、上述したようにUMIDにより互いに関連付けられているとする。このようなデータに対して、編集用端末装置41の作業者が、カンパケ471を視聴し、そのカンパケ471のフレームを指定することにより、そのフレーム対応する素材データのフレームを参照する場合について説明する。
このとき作業者が「カットC」のフレーム「X」を指定すると、編集用端末装置41は、そのフレーム「X」のタイムコードを求め、そのタイムコードに基づいて、エディットリスト472を参照し、カンパケ471のフレーム「X」に対応するフレーム「Y」を検索し、特定する。そして、編集用端末装置41は、そのエディットリスト472のフレーム「Y」が存在する素材データ474のUMID「CCCC」と、フレーム「Y」の、その素材データにおけるタイムコードを特定する。UMIDを特定した編集用端末装置41は、そのUMIDを用いて素材データ474の中から、目的の素材データを参照し、特定したタイムコードに対応する素材データ(UMID=CCCC)のフレーム「Z」を特定し、その画像を表示する。
このようにエディットリスト472を利用することにより、編集用端末装置41は、より容易、かつ、より正確に、カンパケ471において指定されたフレーム画像に対応する素材データ474のフレーム画像を、作業者に提供することができる。
また、作業者が、カンパケ471においてフレームを指定し、そのフレームに対応する構成表を参照する場合、上述したように、カンパケのフレーム「X」に対応するエディットリスト472のフレーム「Y」を特定すると、編集用端末装置41は、構成表473を参照し、そのタイムコードに基づいて、フレーム「Y」に対応する構成表のフレーム「W」が、「シーン2」の「カット1」に含まれるフレームであることを特定する。そして、編集用端末装置41は、その特定した構成表473の「シーン2」の「カット1」の情報を作業者に提示する。
このようにエディットリスト472を利用することにより、編集用端末装置41は、より容易、かつ、より正確に、カンパケ471において指定されたフレームに対応する構成表473の情報を、作業者に提供することができる。
次に、図40のフローチャートを参照して、上述した、編集用端末装置41によるカンパケから素材データを参照する処理について説明する。
例えば、編集用端末装置41の作業者が、入力部211を操作し、上述した処理を行うことができる素材データ参照モード等でカンパケを表示するように指示すると、CPU201は、素材参照プログラム225を実行し、図40のフローチャートのような素材データ参照処理を開始する。なお、説明を簡略化するために、端末装置41は、処理の対象となるカンパケを、カンパケサーバ52のカンパケデータベース62より予め取得しているものとする。
素材データ参照処理を開始したCPU201は、最初に、出力部212を制御し、ステップS311において、カンパケサーバ52より予め取得したカンパケをモニタに表示する。そして、CPU201は、入力部211を制御し、作業者からの入力の受付を開始する。
ステップS312において、CPU201は、入力部211を制御し、作業者により、参照するフレームを指定されたか否かを判定し、指定されたと判定した場合、処理をステップS313に進め、通信部214を制御し、フレームを指定されたカンパケのUMIDをメタデータサーバ53に供給し、エディットリストのUMIDを要求する。この場合、供給するカンパケのUMIDが参照先UMIDであり、要求するエディットリストのUMIDが参照元UMIDである。メタデータサーバ53は、図37のフローチャートを参照して説明したように、参照関係テーブル66を用いて、参照先UMIDとしてのカンパケのUMIDに対応する、参照元UMIDとしてのエディットリストのUMIDを検索し、それを編集用端末装置41に供給する。
素材参照プログラム225を実行する編集用端末装置41のCPU201は、ステップS314において、通信部214を制御し、要求したエディットリストのUMIDを取得したか否かを判定する。エディットリストのUMIDを取得したと判定した場合、CPU201は、処理をステップS315に進め、通信部214を制御し、今度は、そのエディットリストのUMIDをメタデータサーバ53に供給して、エディットリストを要求する。メタデータサーバ53は、図13のフローチャートを参照して説明した構成表の場合と同じように、編集記述データベース63より、UMIDを用いて要求されたエディットリストを検索し、それを編集用端末装置41に供給する。
素材参照プログラム225を実行する編集用端末装置41のCPU201は、ステップS316において、通信部214を制御し、要求したエディットリストを取得したか否かを判定する。エディットリストを取得したと判定した場合、CPU201は、処理をステップS317に進め、取得したエディットリストを参照し、指定されたフレームのタイムコードに基づいて、指定されたフレームに対応する素材データのUMIDと、その素材データにおけるタイムコードを特定する。
素材データのUMIDと、その素材データにおけるタイムコードを特定すると、CPU201は、ステップS318において、通信部214を制御し、その素材データのUMIDを素材データサーバ51に供給して、素材データを要求する。素材データサーバ51は、図13のフローチャートを参照して説明した、構成表を提供するメタデータサーバ53の場合と同様に処理を行い、素材データデータベース61より、UMIDを用いて要求された素材データを検索し、それを編集用端末装置41に供給する。
素材参照プログラム225を実行する編集用端末装置41のCPU201は、ステップS319において、通信部214を制御し、要求した素材データを取得したか否かを判定する。素材データのUMIDを取得したと判定した場合、CPU201は、処理をステップS320に進め、出力部212を制御し、取得した素材データの、特定したタイムコードのフレームを表示する。これにより作業者は、指定したカンパケのフレームに対応する素材データのフレーム画像を参照することができる。ステップS320の処理を終了すると、CPU201は、ステップS322に処理を進める。
なお、ステップS312において、作業者が素材データを参照するカンパケのフレームを指定していないと判定した場合、CPU201は、処理をステップS322に進める。また、ステップS314において、エディットリストのUMIDを取得していないと判定した場合、CPU201は、処理をステップS321に進め、エラー処理を行い、エラーメッセージを表示する等した後、ステップS322に処理を進める。ステップS316において、エディットリストを取得していないと判定した場合、または、ステップS319において、素材データを取得していないと判定した場合も同様に、CPU201は、処理をステップS321に進め、エラー処理を行った後、ステップS322に処理を進める。
ステップS322において、CPU201は、素材データ参照処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS312に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS322において、例えば作業者により指示される等して、素材データ参照処理を終了すると判定した場合、CPU201は、ステップS323に処理を進め、終了処理を行った後、素材データ参照処理を終了する。
以上のようにして、編集用端末装置41が素材データ参照処理を実行することにより、作業者は、容易に、カンパケで指定したフレームに対応する素材データのフレームの画像を参照することができる。すなわち、作業者は、参照先のデータが参照元のデータと直接関連しないデータであっても、他のデータを介して間接的に関連付けられていれば、その参照先のデータを容易に参照することができる。
なお、以上においては、ステップS313においてエディットリストのUMIDを要求し、ステップS315においてエディットリストを要求するように、2段階の処理により、カンパケのUMIDからエディットリストを取得するように説明したが、これに限らず、例えば、カンパケのUMIDから直接エディットリストを要求し、取得するようにしてもよい。その場合メタデータサーバ51のCPU351は、上述した場合と同様に、参照関係テーブルを用いて、カンパケのUMIDからエディットリストのUMIDを特定し、そのエディットリストのUMIDを用いて、編集記述データベース63からエディットリストを検索し、検索されたエディットリストを編集用端末装置41に供給する。
また、以上においては、作業者がカンパケに基づいて素材データを参照する場合について説明したが、これに限らず、例えば、エディットリストより素材データを参照することもできるし、カンパケからエディットリストを参照することもできる。そのような場合、編集用端末装置41のCPU201は、図40のフローチャートに示される処理の一部の処理を実行することにより、作業者に目的のデータを提供する。また、処理の順番や方向を変えて処理を行うことにより、編集用端末装置41のCPU201は、逆に、素材データからカンパケやエディットリストを参照させることも可能である。
さらに、上述したように、作業者がカンパケに基づいて構成表を参照することも可能である。その場合の処理の流れについて、図41のフローチャートを参照して説明する。
例えば、編集用端末装置41の作業者が、入力部211を操作し、上述した処理を行うことができる構成表参照モード等でカンパケを表示するように指示すると、CPU201は、構成表参照プログラム226を実行し、図41のフローチャートのような構成表参照処理を開始する。なお、説明を簡略化するために、端末装置41は、処理の対象となるカンパケを、カンパケサーバ52のカンパケデータベース62より予め取得しているものとする。
構成表参照処理を開始したCPU201は、最初に、出力部212を制御し、ステップS341において、カンパケサーバ52より予め取得したカンパケをモニタに表示する。そして、CPU201は、入力部211を制御し、作業者からの入力の受付を開始する。
ステップS342において、CPU201は、入力部211を制御し、作業者により、構成表の参照を指示されたか否かを判定し、指示されたと判定した場合、処理をステップS343に進め、通信部214を制御し、フレームを指定されたカンパケのUMIDをメタデータサーバ53に供給し、エディットリストのUMIDを要求する。この場合、供給するカンパケのUMIDが参照先UMIDであり、要求するエディットリストのUMIDが参照元UMIDである。メタデータサーバ53は、図37のフローチャートを参照して説明したように、参照関係テーブル66を用いて、参照先UMIDとしてのカンパケのUMIDに対応する、参照元UMIDとしてのエディットリストのUMIDを検索し、それを編集用端末装置41に供給する。
構成表参照プログラム226を実行する編集用端末装置41のCPU201は、ステップS344において、通信部214を制御し、要求したエディットリストのUMIDを取得したか否かを判定する。エディットリストのUMIDを取得したと判定した場合、CPU201は、処理をステップS345に進め、通信部214を制御し、今度は、そのエディットリストのUMIDをメタデータサーバ53に供給して、エディットリストを要求する。メタデータサーバ53は、図13のフローチャートを参照して説明した構成表の場合と同じように、編集記述データベース63より、UMIDを用いて要求されたエディットリストを検索し、それを編集用端末装置41に供給する。
構成表参照プログラム226を実行する編集用端末装置41のCPU201は、ステップS346において、通信部214を制御し、要求したエディットリストを取得したか否かを判定する。エディットリストを取得したと判定した場合、CPU201は、処理をステップS347に進め、取得したエディットリストの編集記述に他のエディットリストのUMIDが記述されているか否かを判定する。他のエディットリストのUMIDが記述されていると判定した場合、その取得したエディットリストは、そのUMIDが記述されている他のエディットリストを編集して生成されたエディットリストであるので、構成表と直接関連付けられていない。従って、その場合、CPU201は、その他のエディットリストを取得するために、処理をステップS345に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
以上のように、ステップS345乃至ステップS347の処理を繰り返し、最初のエディットリスト、すなわち、構成表に関連付けされているエディットリストを取得する。構成表に関連付けされているエディットリストには、他のエディットリストのUMIDが記述されておらず、構成表のUMIDが記述されているので、CPU201は、ステップS347において、他のエディットリストが記述されていないと判定し、処理をステップS348に進め、通信部214を制御し、編集記述に記述されている構成表のUMIDをメタデータサーバ53に供給し、構成表を要求する。メタデータサーバ53は、図13のフローチャートを参照して説明したように、構成表データベース64より、UMIDを用いて要求された構成表を検索し、それを編集用端末装置41に供給する。
構成表参照プログラム226を実行する編集用端末装置41のCPU201は、ステップS349において、通信部214を制御し、要求した構成表を取得したか否かを判定する。構成表を取得したと判定した場合、CPU201は、処理をステップS350に進め、取得した構成表の、ユーザに指定されたフレームに対応する部分(または構成表全体)を表示する。これにより作業者は、指定したカンパケのフレームに対応する構成表を参照することができる。ステップS350の処理を終了すると、CPU201は、ステップS352に処理を進める。
なお、ステップS342において、作業者が構成表を参照するカンパケのフレームを指定していないと判定した場合、CPU201は、処理をステップS352に進める。また、ステップS344においてエディットリストのUMIDを取得していないと判定した場合、ステップS346においてエディットリストを取得していないと判定した場合、または、ステップS349において構成表を取得していないと判定した場合、CPU201は、処理をステップS351に進め、エラー処理を行い、エラーメッセージを表示する等した後、ステップS352に処理を進める。
ステップS352において、CPU201は、構成表参照処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS342に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS352において、例えば作業者により指示される等して、構成表参照処理を終了すると判定した場合、CPU201は、ステップS353に処理を進め、終了処理を行った後、構成表参照処理を終了する。
以上のようにして、編集用端末装置41が構成表参照処理を実行することにより、作業者は、容易に、カンパケで指定したフレームに対応する構成表を参照することができる。すなわち、作業者は、参照先のデータが参照元のデータと直接関連しないデータであっても、他のデータを介して間接的に関連付けられていれば、その参照先のデータを容易に参照することができる。
なお、この場合も同様に、CPU201が、カンパケのUMIDから直接エディットリストを要求し、取得するようにしてもよい。また、エディットリストより構成表を参照することもできるし、カンパケからエディットリストを参照することもできる。そのような場合、編集用端末装置41のCPU201は、図41のフローチャートに示される処理の一部の処理を実行することにより、作業者に目的のデータを提供する。また、処理の順番や方向を変えて処理を行うことにより、編集用端末装置41のCPU201は、逆に、構成表からカンパケやエディットリストを参照させることも可能である。
さらに、上述した素材データ参照処理や構成表参照処理は、編集用端末装置41だけでなく、他の端末装置も、同様の処理を行うことにより、上述した処理を実現することができる。
以上のように、ネットワークシステム1の各装置は、データ間の関連付けを容易にし、一方のデータから他方のデータを容易に検索することができるようにして、例えば、データの編集処理や確認処理を容易に行うことができるようにする等、データの利便性を向上させることができる。
なお、図1のネットワークシステム1においては、素材データやカンパケは、それぞれ、素材データサーバ51やカンパケサーバ52等のサーバにおいて管理するように説明したが、これに限らず、例えば、図42に示されるように、作業者が、それらのデータを光ディスク等の記録媒体に記録し、その記録媒体を装置間で移動させるようにしてもよい。
図42のネットワークシステム501においては、撮像装置531は、取材により得られた素材データを光ディスク551に記録する。フィールドPC32等がその素材データに対して処理を行った後、作業者は、その素材データが記録された光ディスク551を編集グループ40の編集用端末装置541のドライブ215等に装着し、素材データを編集用端末装置541に提供する。
すなわち、データは、UMIDを用いて関連付けされているので、データのアドレスに関わらず、各データはその関連付けが維持される。従って、図1のネットワークシステム1や図42のネットワークシステム501のように、上述した関連付け方法は、様々なデータの管理方法に対応させることができる。すなわち、上述した以外にも、例えば、素材データやカンパケがサーバを介さずに、ネットワーク21を介して端末装置間で授受されるようにしてももちろんよいし、メタデータサーバ53の機能である、編集記述データベース63、構成表データベース64、メタデータデータベース65、および参照関係テーブル66が、互いに異なるサーバにおいて管理されるようにしてもよいし、それらの一部または全部が所定の端末装置において管理されるようにしてもよい。
なお、以上において説明した各装置の構成の一部が別体として構成されるようにしてもよいし、異なる処理部として説明した構成が一体化して形成されるようにしてももちろんよい。また、構成表において各セグメントの名称や構成は、上述した以外であってもよく、「プログラム」、「エピソード」、「シーン」、および「カット」等の階層構造の区分も、どのようなものであってもよい。
以上においては、カンパケと、そのカンパケを生成する効果付エディットリストとの間では互いのUMIDが付加されていないように説明した。すなわち、例えば、図35に示されるように、効果付エディットリスト454には、カンパケ455のUMIDは付加されておらず、また、カンパケ455にも効果付エディットリスト454のUMIDは付加されておらず、カンパケ455から効果付エディットリスト454を取得する場合や、効果付エディットリスト454からカンパケ455を取得する場合、各端末装置は、図36に示されるような、メタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66を利用して取得するように説明した。
しかしながら、これ以外にも、例えば、図35において、カンパケ455に効果付エディットリスト454のUMIDを付加するようにしてももちろんよい。その場合、編集用端末装置41のCPU201は、ステップS253において、生成したカンパケのUMIDを作成してそれをカンパケに付加するとともに、効果付エディットリストのUMIDもカンパケに付加する。なお、この効果付エディットリストのUMIDも、カンパケのUMIDの場合と同様に、図32のヘッダメタデータ422に付加される。このとき、自己UMIDであるカンパケのUMIDはカンパケを示すマテリアルパッケージのUMIDであり、効果付エディットリストのUMIDはファイルパッケージのUMIDであるようにしてもよい。
従って、この場合、カンパケから効果付エディットリストを取得するときは、各端末装置は、カンパケに付加された効果付エディットリストのUMIDを用いて効果付エディットリストを取得し、効果付エディットリストからカンパケを取得するときは、上述した場合と同様に、メタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66を利用する。このようにすることにより、カンパケから効果付エディットリストを取得する場合に、各端末装置は、上述したような、メタデータサーバ53が管理する参照関係テーブル66の逆引き(参照先側のUMIDから参照元側のUMIDを検索すること)を行わずに、効果付エディットリストを取得することができる。
なお、このとき、カンパケのヘッダメタデータ内に、特定ユーザのみが識別できる「ダークメタデータ」として効果付エディットリストを付加するようにすることも可能である。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図2乃至図8に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア86、リムーバブルメディア126、リムーバブルメディア166、リムーバブルメディア216、リムーバブルメディア266、リムーバブルメディア316、またはリムーバブルメディア366により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM72、ROM112、ROM152、ROM202、ROM252、ROM302、またはROM352や、記憶部83、記憶部123、記憶部163、記憶部213、記憶部313、または記憶部363に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
1 ネットワークシステム 11 企画用端末装置 31 撮像装置, 32 フィールドPC, 41 編集用端末装置, 51 素材データサーバ, 52 カンパケサーバ, 53 メタデータサーバ, 61 素材データデータベース, 62 カンパケデータベース, 63 編集記述データベース, 64 構成表データベース, 65 メタデータデータベース, 66 参照関係テーブル, 91 構成表作成編集プログラム, 92 データ取得供給プログラム, 131 撮像記録制御プログラム, 132 メタデータ生成プログラム, 133 データ取得供給プログラム, 171 構成表紐付けプログラム, 172 粗編集プログラム, 173 データ取得供給プログラム, 221 エディットリスト生成プログラム, 222 効果編集プログラム, 223 カンパケ生成プログラム, 224 データ取得供給プログラム, 225 素材参照プログラム, 226 構成表参照プログラム, 271 素材データ取得供給プログラム, 321 カンパケ取得供給プログラム, 371 データ取得供給プログラム, 372 参照関係テーブル管理プログラム, 381 構成表, 382 メタデータ, 383 素材データ, 391および393 参照関係テーブル, 394 記述例, 395 参照関係テーブル, 396 記述例, 411 参照関係テーブル, 423 カンパケのUMID, 501 ネットワークシステム, 531 撮像装置, 541 編集用端末装置