JP4185014B2 - 映像符号化方法、映像符号化装置、映像符号化プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに、映像復号方法、映像復号装置、映像復号プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、視点位置や視線方向を変更することを可能とする映像技術などに好適となる映像符号化及び映像復号に関する技術である。
一般的に映像符号化では時間方向の相関を使って高い符号化効率を実現するため、フレーム間予測符号化を用いている。フレームの符号化モードには、フレーム間の相関を使わずに符号化するIフレームと、過去に符号化した1フレームから予測するPフレームと、過去に符号化した2フレームから予測することができるBフレーム(1フレームから予測することもある)がある。
Pフレームでは、IフレームまたはPフレームから予測し、Bフレームでは、IフレームまたはPフレームまたはBフレームから予測することができる。特に映像符号化方式H.263では、参照画像メモリに複数フレーム分の復号画像を蓄積しておき、そのメモリから参照画像を選択して予測することができる。また、Pフレームは入力動画像における時間が過去のフレームから予測するが、Bフレームでは過去のフレームだけではなく未来のフレームから予測することができる。
図7(a)に動画像の予測関係の例を示す。
Bフレームで2フレームから予測する場合(両方向予測)には、2フレームからの画像情報を補間して、1フレーム分の画像情報を作成して予測画像を作成する。第1フレームから第7フレームの符号化モードをIBBPBBPの順序で符号化する場合には、図7(a)に示す予測関係があるため、実際に符号化する場合には、図7(b)に示すように“1→4→2→3→7→5→6”という順序でフレームを符号化する。
ここで、インタレース動画像は1フレーム内に2フィールド持つ構成となるが、同様にフィールド毎に予測関係を設定することができる。一般的にフレームとフィールドを総称してピクチャと呼ぶ。また、Bフレームの両方向予測では、過去の2フレームまたは未来の2フレームから予測することも可能である。例えば映像符号化方式H.264では、参照画像メモリに複数フレーム分の復号画像を蓄積しておき、そのメモリから参照画像を2フレーム分選択して予測することができる。ここで選択したフレームの表示時刻は符号化対象フレームの未来であっても過去であってもよい。
また、Iピクチャを先頭にしたピクチャの集合をGOPに設定することにより、GOP単位の符号化データの時間についてのランダムアクセス機能を容易に実現できる。
GOPは、特定のピクチャの符号化データの前に、GOP先頭であることを示す情報を含めることによって、そのピクチャが、そのピクチャ以降の複数ピクチャで構成されるGOPの先頭であることを指定することが可能である。MPEG−2では、特有なビットパターンを持つ符号を挿入することによりGOPの先頭であることを指定する。
GOPの先頭であることを示す符号間で1GOPの符号化データを構成することができる。なお、符号化データ中にGOPの先頭であることを示す情報を符号化するのではなく、符号化データ外でGOP構成情報を指定することも可能である。
そして、この特有の符号の後には、一般的にGOPの先頭フレームの時刻情報も含んでおり、時間についてのランダムアクセスを実現する際に利用される。また、各ピクチャにも時刻情報をつけることも可能である。この時刻情報は例えばH.263ではTR(Temporal Reference)と呼ぶ。TRは単位時間を基本とした、フレームの出力順序を表す情報である。例えば単位時間を1/30秒に設定すれば、フレームごとに値が1つずつ増加することはフレームレートが30フレーム/秒であることと等価である。通常TRは固定長符号化される。
更に、複数のカメラ映像の符号化について、これらの映像をまとめて一つの映像情報として符号化する手法が提案されている。例えば、下記に示す非特許文献1では、複数のカメラ入力映像のうち、同じ時間帯のピクチャをまとめて一つのタイルとして符号化する手法を提案している。このタイル内にあるピクチャ間でフレーム間予測符号化を適用して比較的効率のよい符号化を実現する。タイルの例を図8に示す。この図に示すように、複数カメラ入力映像のピクチャ間でフレーム間予測符号化を適用して、各ピクチャを符号化する。
このように、複数のカメラ入力映像を予め持っていれば、入力映像を切り替えることによって視点位置と視線方向を変更することが可能である。これらにより撮影した位置での映像が得られるが、更に、撮影されていない視点位置や視線方向の映像を生成する技術が提案されている。例えば、下記に示す非特許文献2では、複数のカメラ入力画像から光線空間を生成して、その光線空間から画像情報を取り出すことにより、撮影されていない視点位置または視線方向の映像を生成する手法が提案されている。
このような映像を生成する技術では、一般的に、複数のカメラ入力画像で同じ被写体が撮影されている場合に、それらの撮影されている画像情報を使って、その被写体について撮影されていない視点位置や視線方向の画像情報を生成する。複数のカメラ入力画像にまたがって撮影されている被写体について、すなわち、複数のカメラ入力画像の一部分を使って画像情報を生成している。
Heung-Yeung Shun, Sing Bing Kang, Shing-Chow Chan, "Survey of Image-Based Representations and Compression Techniques," IEEE Trans., Circuits Syst., Video Technol., vol.13, no.11, pp.1020-1037, 2003 藤井,木本,谷本:"光線群表現における3次元空間情報の圧縮", 3次元画像コンファレンス'96, pp.1-6 (1996.7)
複数の映像から所望の視点位置かつ視線方向の映像を生成する技術では、与えられた複数の映像のうちの、生成に必要な部分の画像情報から映像を生成する。このとき、カメラ入力映像が符号化されている場合には、視点位置や視線方向が変わると、対応したカメラ入力映像の符号化データを復号して画像を生成する。
しかるに、従来提案されているタイルの方式では、ランダムアクセスはタイル単位であったため、複数のタイルをまたがるような視点位置や視線方向の映像を生成する場合には、該当するタイル内の映像を全て復号する必要があった。
このように、従来技術に従っていると、複数のカメラ入力画像で同じ被写体が撮影されている場合にあって、それらの撮影されている画像情報を使って、その被写体について撮影されていない視点位置や視線方向の画像情報を生成する場合に、画像の復号量が大きくなることで処理量が増大するという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、視点位置や視線方向を変更することを可能とする映像技術などに好適となる新たな映像符号化・復号技術の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本発明の映像符号化方法は、複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化する処理を行うために、他の視点映像の同時刻の画像のみを参照画像とする場合に、他のGOPに含まれる画像を参照画像にして、現GOP内の現画像を符号化するGOP間予測符号化ステップと、使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を符号化する参照GOP符号化ステップとを実行することを特徴とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の映像符号化方法は、複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化する処理を行うために、使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を符号化する参照GOP符号化ステップと、参照GOP内における参照画像を指定する情報を符号化する参照画像符号化ステップと、参照画像符号化ステップで符号化された情報により指定される参照画像を使い、現GOP内の現画像を符号化するGOP間予測符号化ステップとを実行することを特徴とする。
この構成を採るときに、GOP内の他の画像を参照画像にしない場合に、GOP内の他の画像を参照画像にしないことを示す情報を、該GOPについて符号化する参照画像有無符号化ステップを実行することがあり、このときには、GOP間予測符号化ステップは、GOP内の他の画像を参照画像にしない場合には、参照GOPの画像のみを参照画像として現画像を符号化する。
以上のように構成される本発明の映像符号化方法はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどのような適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
一方、この目的を達成するために、本発明の映像復号方法は、複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化することで生成された符号化データを復号する処理を行うために、他の視点映像の同時刻の画像のみを参照画像とする場合に、使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を復号する参照GOP復号ステップと、参照GOP復号ステップで復号された情報で指定されるGOPに含まれる同時刻の画像を参照画像にして、現GOP内の現画像を復号するGOP間予測復号ステップとを実行することを特徴とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の映像復号方法は、複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化することで生成された符号化データを復号する処理を行うために、使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を復号する参照GOP復号ステップと、参照GOP内における参照画像を指定する情報を復号する参照画像復号ステップと、参照画像復号ステップで復号された情報により指定される参照画像を使い、現GOP内の現画像を復号するGOP間予測復号ステップとを実行することを特徴とする。
この構成を採るときに、GOP内の他の画像を参照画像にしないことを示す情報を、該GOPについて復号する参照画像有無復号ステップを実行することがあり、このときには、GOP間予測復号ステップは、GOP内の他の画像を参照画像にしない場合には、参照GOPの画像のみを参照画像として現画像を復号する。
以上のように構成される本発明の映像復号方法はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどのような適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
このように構成される本発明によれば、GOP間予測符号化ステップと参照GOP符号化ステップとそれに対応する復号ステップとを実行するという構成を採るので、例えば、複数のカメラ映像を入力して符号化するときに、カメラ入力映像ごとにGOPを構成しておけば、カメラ入力映像間の予測関係をGOP間の予測関係として表現することができる。
これにより、視点位置や視線方向のランダムアクセスはカメラ入力映像単位で可能となる。すなわち、必要なカメラ入力映像の符号化データのみを復号することが可能である。
そして、カメラ入力映像ごとに、他のGOPを参照しているGOPと、参照していないGOPとに分類して符号化しておけば、他のGOPを参照していないGOPは、そのGOPの符号化データのみで復号可能であり、また、他のGOPを参照しているGOPは、その参照GOPを既に復号している場合には、その復号画像を参照画像にして、所望のGOPの符号化データを復号できる。
このとき、必ずしも、参照GOP内の画像を指定する必要はない。参照GOPのうち、先頭画像のみを参照画像として蓄積している場合には、参照GOPを指定するだけで、その先頭画像を参照画像として選択することが可能である。あるいは、参照GOPのうち、同時刻または最も最近の画像のみを参照画像として蓄積している場合には、参照GOPを指定するだけで、その画像を参照画像として選択することが可能である。
更に、同じカメラ入力映像中で、ある時間間隔でGOPを構成している場合には、参照GOPを同じカメラ入力のものにしてもよい。
参照GOPの指定方法としては、各GOPに特有なパターンの符号を割り当てておき、その符号によって指定してもよい。また、予め隣接するカメラ間で予測することを決めている場合には、現GOPがどのGOPと隣接するのかを指定することによって、参照GOPを指定してもよい。
さらに、本発明によれば、GOP間予測符号化ステップと参照GOP符号化ステップとを実行するという構成を採るときにあって、さらに、参照画像符号化ステップを実行するという構成を採るので、参照GOP内の画像を指定することができる。よって、画面を分割したブロック毎に参照画像を指定することができ、符号化効率を向上することができる。
また、本発明によれば、参照画像有無復号ステップを実行するという構成を採るので、GOP内の過去に復号した画像情報を参照画像とするかどうかを指定することができる。これにより、過去に復号した画像情報を参照画像にしない場合には、そのGOPの復号画像は全て参照画像として蓄積しておく必要がなく、蓄積メモリ量を削減することができる。また、過去に復号した画像情報を参照画像としない場合で、他の全GOPを参照GOPに設定する場合には、GOP単位に参照GOPを指定する必要はない。
以上のように構成される本発明に関して、GOP間の参照関係の情報は、画像情報を蓄積する際には、画像情報の符号化データとは別に蓄積しておいてもよい。また、通信する場合には、画像の符号化データを通信する前に、参照関係の情報を通信するようにしておいてもよい。これによって、復号側では、映像を復号する前に、GOPの参照関係を知ることができ、例えばランダムアクセスする際に高速に所望のGOPを探索することができる。
また、符号化側では、参照画像は復号画像でもよいし原画像でもよい。また、画像の符号化はロスレス符号化でもよい。
また、画像情報は空間階層符号化されていてもよい。この場合、カメラ入力画像を空間解像度変換しておき、各レイヤでフレーム間予測符号化を適用する(例えば、文献(Yiannis Andreopoulos, Mihaela Van der Schaar, Adrian Munteanu, Joeri Barbarien, Peter Schelkens and Jan Cornelis, "COMPLETE-TO-OVERCOMPLETE DISCRETE WAVELET TRANSFORMS FOR SCALABLE VIDEO CODING WITH MCTF," VCIP2003, vol.5150, pp.719-731, 2003.)) 。空間階層符号化されている場合には、レイヤ毎にGOPを構成してもよい。
また、GOP内の画像に対してMCTF(例えば文献(Shih-Ta Hsiang and John W.Woods, "Embedded video coding using invertible motion compensated 3-D subband / wavelet filter bank, "Signal Processing: Image Communication, vol.16, pp.705-724, 2001.)) を使ったフレーム間予測符号化を適用してもよい。
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
〔1〕第1の実施形態例
第1の実施形態例として、3つのカメラ入力映像(画像A,画像B,画像C)があり、画像Aは画像Aの画像情報のみで符号化し、画像Bは画像Aと画像Bの画像情報を使って符号化し、画像Cは画像Aと画像Bと画像Cの画像情報を使って符号化するものとする。
以下、画像Cについて、2カメラ入力映像から1つの映像(GOP)を選択して符号化する例を示す。
図1に、GOP構成を示す。ここで、図中に示す枠はGOPを示しており、各GOPの右肩に記載した数字はGOP番号を示している。
各GOPの先頭では、同じカメラ入力映像の過去に符号化した画像の画像情報については参照画像として選択しないものとする。よって画像AのGOPの先頭画像はIピクチャで符号化され、画像Bと画像CのGOPの先頭画像は、他のカメラ入力映像の画像情報を参照したPピクチャで符号化される。時刻情報は単位時間を設定したTRで表される。また、画像Bのフレームレートは画像Aと画像Cの半分であるとする。
〔1−1〕本発明の画像符号化装置の構成
図2に、第1の実施形態例に従う本発明の画像符号化装置の構成を図示する。
この図に示すように、本発明の画像符号化装置は、カメラ入力映像Aについては、画像情報を取り込む画像A入力部101と、画像情報を符号化する画像A符号化部102と、画像Aの符号化データを復号する画像A復号部103と、2フレームの参照画像を蓄積する画像A参照画像メモリ104と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を符号化する画像A参照画像符号化部105と、画像AのGOP番号を符号化する画像A現GOP符号化部106と、画像Aの参照GOPの番号を符号化する画像A参照GOP符号化部107とを備える。
また、カメラ入力映像Bについては、画像情報を取り込む画像B入力部108と、画像情報を符号化する画像B符号化部109と、画像Bの符号化データを復号する画像B復号部110と、2フレームの参照画像を蓄積する画像B参照画像メモリ111と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を符号化する画像B参照画像符号化部112と、画像BのGOP番号を符号化する画像B現GOP符号化部113と、画像Bの参照GOPの番号を符号化する画像B参照GOP符号化部114とを備える。
また、カメラ入力映像Cについては、画像情報を取り込む画像C入力部115と、画像情報を符号化する画像C符号化部116と、画像Cの符号化データを復号する画像C復号部117と、2フレームの参照画像を蓄積する画像C参照画像メモリ118と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を符号化する画像C参照画像符号化部119と、画像CのGOP番号を符号化する画像C現GOP符号化部120と、画像Cの参照GOPの番号を符号化する画像C参照GOP符号化部121とを備える。
画像A現GOP符号化部106と画像B現GOP符号化部113と画像C現GOP符号化部120では、現GOP番号を符号化するものであり、0以外の値で4ビット固定長で符号化する。また、画像A参照GOP符号化部107と画像B参照GOP符号化部114と画像C参照GOP符号化部121では、参照GOP番号を符号化する。この参照GOP番号は、参照するGOPのGOP番号で示される。
画像A符号化部102では、Iピクチャで符号化する場合には、現画像をDCTして量子化し、その値をエントロピー符号化するものとする。このときマクロブロック毎にDCTする。画像A符号化部102と画像B符号化部109と画像C符号化部116では、Pピクチャで符号化する場合には、現画像と参照画像との間で動き探索を行って動き補償を行い、予測残差をDCTして量子化し、その値をエントロピー符号化するものとする。このときマクロブロック毎に参照画像を選択して動き補償を行う。
画像A参照画像符号化部105と画像B参照画像符号化部112と画像C参照画像符号化部119では、参照画像を指定する情報を符号化するが、参照GOP番号と参照画像を指定する番号とを符号化対象とする。現GOPと参照GOPとが同じ場合には、参照GOP番号を0として符号化する。
画像A参照画像メモリ104と画像B参照画像メモリ111と画像C参照画像メモリ118では、新たに復号画像を蓄積する際に全てのメモリに画像が蓄積されている場合には、最も過去に蓄積した画像を廃棄して復号画像を蓄積するものとする。また、GOPの先頭では、同一カメラ入力映像の以前のGOPの復号画像は消去するものとする。
また、各画像についてGOP番号の小さい順から符号化していくものとする。
このような前提で、図2に示す本発明の画像符号化装置は、入力画像を次のように符号化する。なお、以下では、図1に示す時刻T1,T3,T5,T6,T7における符号化手順について説明し、時刻T2,T4,T8における符号化手順については説明を省略してある。
(1)時刻T1における符号化手順
まず、時刻T1において、画像Aと画像Bと画像Cとを符号化する手順を示す。ここで、時刻T1においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に符号化することになる。
画像A入力部101は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像A現GOP符号化部106は、GOP番号として値1を符号化する。画像A参照GOP符号化部107は、他のGOPを参照しないため参照GOPとして値0を符号化する。
そして、画像A符号化部102は、マクロブロック毎にIピクチャとして符号化し、画像A復号部103は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ104に蓄積する。
画像B入力部108は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像B現GOP符号化部113は、GOP番号として値2を符号化する。画像B参照GOP符号化部114は、画像AのGOP番号1の画像を参照するため参照GOPとして値1を符号化する。
そして、画像B符号化部109は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1の復号画像を選択する。画像B参照画像符号化部112は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像B復号部110は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ111に蓄積する。
画像C入力部115は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部120は、GOP番号として値3を符号化する。画像C参照GOP符号化部121は、画像AのGOP番号1または画像BのGOP番号2の画像を参照するため(マクロブロックで変わる)、参照GOPとして値1と値2を符号化する。
そして、画像C符号化部116は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1またはGOP2のうちのいずれかの復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部119は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。画像C復号部117は、符号化データを復号して復号画像を画像C参照画像メモリ118に蓄積する。
以上により時刻T1の画像情報は全て符号化される。
(2)時刻T3における符号化手順
次に、時刻T3において、画像Aと画像Bと画像Cとを符号化する手順を示す。ここで、時刻T3においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に符号化することになる。
画像A入力部101は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像A現GOP符号化部106と画像A参照GOP符号化部107とは動作しない。
そして、画像A符号化部102は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1の復号画像を選択する。画像A参照画像符号化部105は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像A復号部103は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ104に蓄積する。
画像B入力部108は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像B現GOP符号化部113は、GOP番号として値4を符号化する。画像B参照GOP符号化部114は、画像AのGOP番号1の画像を参照するため参照GOPとして値1を符号化する。
そして、画像B符号化部109は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1の復号画像を選択する。画像B参照画像符号化部112は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像B復号部110は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ111に蓄積する。
画像C入力部115は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部120は、GOP番号として値5を符号化する。画像C参照GOP符号化部121は、画像AのGOP番号1または画像BのGOP番号4の画像を参照するため参照GOPとして値1と値4を符号化する。
そして、画像C符号化部116は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1またはGOP4のうちのいずれかの復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部119は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。画像C復号部117は、符号化データを復号して復号画像を画像C参照画像メモリ118に蓄積する。
以上により時刻T3の画像情報は全て符号化される。
(3)時刻T5における符号化手順
次に、時刻T5において、画像Aと画像Bと画像Cとを符号化する手順を示す。ここで、時刻T5においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像B→画像A→画像C”の順に符号化することになる。
画像B入力部108は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像B現GOP符号化部113と画像B参照GOP符号化部114とは動作しない。
そして、画像B符号化部109は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1とGOP4のいずれかの復号画像を選択する。画像B参照画像符号化部112は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像B復号部110は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ111に蓄積する。
画像A入力部101は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像A現GOP符号化部106は、GOP番号として値6を符号化する。画像A参照GOP符号化部107は、他のGOPを参照しないため参照GOPとして値0を符号化する。
そして、画像A符号化部102は、マクロブロック毎にIピクチャとして符号化し、画像A復号部103は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ104に蓄積する。
画像C入力部115は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部120は、GOP番号として値7を符号化する。画像C参照GOP符号化部121は、画像AのGOP番号6または画像BのGOP番号4の画像を参照するため、参照GOPとして値4と値6を符号化する。
そして、画像C符号化部116は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP4またはGOP6のうちのいずれかの復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部119は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。画像C復号部117は、符号化データを復号して復号画像を画像C参照画像メモリ118に蓄積する。
以上により時刻T5の画像情報は全て符号化される。
(4)時刻T6における符号化手順
次に、時刻T6において、画像Aと画像Cとを符号化する手順を示す。ここで、時刻T6においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像C”の順に符号化することになる。
画像A入力部101は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像A現GOP符号化部106と画像A参照GOP符号化部107とは動作しない。
そして、画像A符号化部102は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP6の復号画像を選択する。画像A参照画像符号化部105は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像A復号部103は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ104に蓄積する。
画像C入力部115は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像C現GOP符号化部120と画像C参照GOP符号化部121とは動作しない。
そして、画像C符号化部116は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP4またはGOP6またはGOP7のうちのいずれかの復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部119は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。画像C復号部117は、符号化データを復号して復号画像を画像C参照画像メモリ118に蓄積する。
以上により時刻T6の画像情報は全て符号化される。
(5)時刻T7における符号化手順
次に、時刻T7において、画像Aと画像Bと画像Cとを符号化する手順を示す。ここで、時刻T7においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に符号化することになる。
画像A入力部101は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像A現GOP符号化部106と画像A参照GOP符号化部107とは動作しない。
そして、画像A符号化部102は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP6の復号画像を選択する。画像A参照画像符号化部105は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像A復号部103は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ104に蓄積する。
画像B入力部108は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像B現GOP符号化部113は、GOP番号として値8を符号化する。画像B参照GOP符号化部114は、GOP6を参照するため、参照GOPとして値6を符号化する。
そして、画像B符号化部109は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP6の復号画像を選択する。画像B参照画像符号化部112は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像B復号部110は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ111に蓄積する。
画像C入力部115は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部120は、GOP番号として値9を符号化する。画像C参照GOP符号化部121は、GOP6またはGOP8を参照するため、参照GOPとして値6と値8を符号化する。
そして、画像C符号化部116は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP6またはGOP8のうちのいずれかの復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部119は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。画像C復号部117は、符号化データを復号して復号画像を画像C参照画像メモリ118に蓄積する。
以上により時刻T7の画像情報は全て符号化される。
〔1−2〕本発明の復号装置の構成
図3に、第1の実施形態例に従う本発明の復号装置の構成を図示する。
この図に示すように、本発明の復号装置は、カメラ入力映像Aについては、画像AのGOP番号を復号する画像A現GOP復号部201と、画像Aの参照GOPの番号を復号する画像A参照GOP復号部202と、画像Aの符号化データを復号する画像A復号部203と、2フレームの参照画像を蓄積する画像A参照画像メモリ204と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を復号する画像A参照画像復号部205とを備える。
また、カメラ入力映像Bについては、画像BのGOP番号を復号する画像B現GOP復号部206と、画像Bの参照GOPの番号を復号する画像B参照GOP復号部207と、画像Bの符号化データを復号する画像B復号部208と、2フレームの参照画像を蓄積する画像B参照画像メモリ209と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を復号する画像B参照画像復号部210とを備える。
また、カメラ入力映像Cについては、画像CのGOP番号を復号する画像C現GOP復号部211と、画像Cの参照GOPの番号を復号する画像C参照GOP復号部212と、画像Cの符号化データを復号する画像C復号部213と、2フレームの参照画像を蓄積する画像C参照画像メモリ214と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を復号する画像C参照画像復号部215とを備える。
これに加えて、本発明の復号装置は、所望のGOPの情報を符号化データ中から探索するGOP探索部216を備える。
画像A現GOP復号部201と画像B現GOP復号部206と画像C現GOP復号部211では、現GOP番号を復号するものであり、4ビット固定長を復号する。
画像A復号部203では、Iピクチャとして復号する場合には、符号化データをエントロピー復号して、逆量子化し、逆DCTする。画像A復号部203と画像B復号部208と画像C復号部213では、Pピクチャで符号化する場合には、動き補償を行って予測画像を作成した後、予測残差符号化データをエントロピー復号して逆量子化し、逆DCTを適用して予測残差を求める。そして、予測残差を予測画像に加算する。このとき、マクロブロック毎に参照画像を選択して動き補償を行う。
画像A参照画像メモリ204と画像B参照画像メモリ209と画像C参照画像メモリ214では、新たに復号画像を蓄積する際に全てのメモリに画像が蓄積されている場合には、最も過去に蓄積した画像を廃棄して復号画像を蓄積するものとする。また、GOPの先頭では、同一カメラ入力映像の以前のGOPの復号画像は消去するものとする。
また、各画像についてGOP番号の小さい順から復号していくものとする。
このような前提で、図3に示す本発明の復号装置は、符号化データを次のように復号する。
(1)時刻T1における復号手順
まずは時刻順序に復号する手順を示す。その一例として、時刻T1において、画像Aと画像Bと画像Cとを復号する手順を示す。ここで、時刻T1においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に復号することになる。
画像Aの符号化データについて、画像A現GOP復号部201は、GOP番号として値1を復号する。画像A参照GOP復号部202は、参照GOPとして値0を復号する。
そして、画像A復号部203は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ204に蓄積する。
画像Bの符号化データについて、画像B現GOP復号部206は、GOP番号として値2を復号する。画像B参照GOP復号部207は、参照GOPとして値1を復号する。
そして、マクロブロック毎に、画像B参照画像復号部210は、参照GOP番号と参照画像番号とを復号する。画像B復号部208は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ209に蓄積する。
画像Cの符号化データについて、画像C現GOP復号部211は、GOP番号として値3を復号する。画像C参照GOP復号部212は、参照GOPとして値1と値2を復号する。
そして、マクロブロック毎に、画像C参照画像復号部215は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを復号する。画像C復号部213は、符号化データを復号して復号画像を画像C参照画像メモリ214に蓄積する。
以上により時刻T1の画像情報は全て復号される。
以上の手順を繰り返し実行することにより、全カメラ入力映像の全画像情報を復号することができる。
(2)ランダムアクセスする場合の復号手順
次に、所望のGOPへランダムアクセスする場合の復号手順を示す。
(2−1)時刻T3以降の画像Aと画像BのGOPへのランダムアクセス
まず、時刻T3以降の画像Aと画像BのGOPへランダムアクセスする場合の手順を示す。
GOP探索部216は、画像Aと画像BについてGOPを探索し、時刻T3で画像BのGOPの先頭情報を得る。
画像Bの符号化データについて、画像B現GOP復号部206は、GOP番号として値4を復号する。画像B参照GOP復号部207は、参照GOPとして値1を復号する。GOP番号1のGOPは復号していないので、この画像BのGOP符号化データを復号できない。このため、GOP探索部216は、画像Aと画像Bについて次のGOPを探索する。
この探索により、GOP探索部216は、時刻T5で画像AのGOPの先頭情報を得る。
画像Aの符号化データについて、画像A現GOP復号部201は、GOP番号として値6を復号する。画像A参照GOP復号部202は、参照GOP番号として値0を復号する。ここで、参照GOP番号の値が0であることから、このGOP符号化データは他のGOPを参照せずに復号できることが分かる。そこで、GOP番号6の復号を開始する。画像A復号部203は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ204に蓄積する。
GOP探索部216は、画像Bについて次のGOPを探索する。なお、時刻T5以後ではGOP番号6のGOP符号化データは復号可能なので、画像A復号部203は、次のGOPまで符号化データの復号を続ける。
この探索により、GOP探索部216は、時刻T7で画像BのGOPの先頭情報を得る。
画像Bの符号化データについて、画像B現GOP復号部206は、GOP番号として値8を復号する。画像B参照GOP復号部207は、参照GOP番号として値6を復号する。ここで、参照GOP番号の値が6であることから、このGOP符号化データは復号できることが分かる。そこで、GOP番号8の復号を開始する。画像B参照画像復号部210は、参照GOP番号と参照画像番号とを復号する。画像B復号部208は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ209に蓄積する。
以上により時刻T7において、画像Aと画像Bのカメラ入力映像のランダムアクセスが実現できる。
(2−2)時刻T3以降の画像Aと画像CのGOPへのランダムアクセス
次に、時刻T3以降の画像Aと画像CのGOPへランダムアクセスする場合の手順を示す。
GOP探索部216は、画像Aと画像CについてGOPを探索し、時刻T3で画像CのGOPの先頭情報を得る。
画像Cの符号化データについて、画像C現GOP復号部211は、GOP番号として値5を復号する。画像C参照GOP復号部212は、参照GOPとして値1と値4を復号する。ここで、同時刻にある他のGOPでGOP番号1と4のGOPの有無を確認して、ある場合には、その先頭情報を復号する。
すなわち、画像Bの符号化データについて、画像B現GOP復号部206は、GOP番号として値4を復号する。画像B参照GOP復号部207は、参照GOP番号として値1を復号する。GOP番号1のGOPは復号していないので、この画像BのGOP符号化データを復号できない。同様に、GOP番号1とGOP番号4を参照する画像CのGOP符号化データを復号できない。このため、GOP探索部216は、画像Aと画像Cについて次のGOPを探索する。
この探索により、GOP探索部216は、時刻T5で画像Aと画像CのGOPの先頭情報を得る。
画像Aの符号化データについて、画像A現GOP復号部201は、GOP番号として値6を復号する。画像A参照GOP復号部202は、参照GOP番号として値0を復号する。ここで、参照GOP番号の値が0であることから、このGOP符号化データは他のGOPを参照せずに復号できることが分かる。そこで、GOP番号6の復号を開始する。画像A復号部203は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ204に蓄積する。
画像Cの符号化データについて、画像C現GOP復号部211は、GOP番号として値7を復号する。画像C参照GOP復号部212は、参照GOP番号として値4と値6を復号する。GOP番号4のGOPは復号していないので、このGOP符号化データを復号できない。このため、GOP探索部216は、画像Aと画像Cについて次のGOPを探索する。なお、時刻T5以後では、GOP番号6のGOP符号化データは復号可能なので、画像A復号部203は、次のGOPまで符号化データの復号を続ける。
この探索により、GOP探索部216は、時刻T7で画像CのGOPの先頭情報を得る。
画像Cの符号化データについて、画像C現GOP復号部211は、GOP番号として値9を復号する。画像C参照GOP復号部212は、参照GOP番号として値6と値8を復号する。ここで、参照GOP番号の値が6と8であることから、同時刻にある他のGOPでGOP番号8のGOPの有無を確認して、ある場合にはその先頭情報を復号する。
すなわち、画像Bの符号化データについて、画像B現GOP復号部206は、GOP番号として値8を復号する。画像B参照GOP復号部207は、参照GOP番号として値6を復号する。ここで、参照GOP番号の値が6であることから、このGOP符号化データは復号できることが分かる。
そこで、GOP番号8の復号を開始する。画像B参照画像復号部210は、参照GOP番号と参照画像番号とを復号する。画像B復号部208は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ209に蓄積する。以上によりGOP番号8の画像情報が得られることが分かる。
そこで、GOP番号9の復号を開始する。画像C参照画像復号部215は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを復号する。画像C復号部213は、符号化データを復号して復号画像を画像C参照画像メモリ214に蓄積する。
以後のGOPでは画像Aと画像Cの復号画像を得るために、画像BのGOP番号8の画像情報が必要なため、GOP番号8のGOPの符号化データも復号する。
以上により時刻T7において、画像Aと画像Cのカメラ入力映像のランダムアクセスが実現できる。
以上に説明したことから分かるように、本実施形態例の方法によれば、所望のカメラ入力映像の画像情報を復号することができる。また、所望のカメラ入力映像の画像情報を得るために、全カメラ入力映像の画像情報を復号する必要はなく、処理量を削減することができる。
本実施形態例では、同一GOP内の画像を参照するGOPについて、参照GOP番号に指定しないようにしているが、これを指定するようにしてもよい。例えば、時刻T1において画像Aについて、本実施形態例では、画像A参照GOP符号化部107は参照GOPとして値0を符号化したが、ここで、参照GOPとして値1を符号化するようにしてもよい。これにより同一GOP内の画像情報を参照画像として選択することができる。
〔2〕第2の実施形態例
第2の実施形態例として、3つのカメラ入力映像(画像A,画像B,画像C)があり、画像Aは画像Aの画像情報のみで符号化し、画像Bは画像Bの画像情報のみで符号化し、画像Cは画像Aと画像Bの画像情報を使って符号化するものとする。
以下、画像Cについて、2カメラ入力映像から1つの映像(GOP)を選択して符号化する例を示す。
図4に、GOP構成を示す。ここで、図中に示す枠はGOPを示しており、各GOPの右肩に記載した数字はGOP番号を示している。
各GOPの先頭では、同じカメラ入力映像の過去に符号化した画像の画像情報については参照画像に選択しないものとする。よって画像Aと画像BのGOPの先頭画像はIピクチャで符号化され、画像CのGOPの先頭画像は、他のカメラ入力映像の画像情報を参照したBピクチャで符号化される。時刻情報は単位時間を設定したTRで表される。
〔2−1〕本発明の画像符号化装置の構成
図5に、第2の実施形態例に従う本発明の画像符号化装置を図示する。
この図に示すように、本発明の画像符号化装置は、カメラ入力映像Aについては、画像情報を取り込む画像A入力部301と、画像情報を符号化する画像A符号化部302と、画像Aの符号化データを復号する画像A復号部303と、2フレームの参照画像を蓄積する画像A参照画像メモリ304と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を符号化する画像A参照画像符号化部305と、画像AのGOP番号を符号化する画像A現GOP符号化部306と、画像Aの参照GOPの番号を符号化する画像A参照GOP符号化部307とを備える。
また、カメラ入力映像Bについては、画像情報を取り込む画像B入力部308と、画像情報を符号化する画像B符号化部309と、画像Bの符号化データを復号する画像B復号部310と、2フレームの参照画像を蓄積する画像B参照画像メモリ311と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を符号化する画像B参照画像符号化部312と、画像BのGOP番号を符号化する画像B現GOP符号化部313と、画像Bの参照GOPの番号を符号化する画像B参照GOP符号化部314とを備える。
また、カメラ入力映像Cについては、画像情報を取り込む画像C入力部315と、画像情報を符号化する画像C符号化部316と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を符号化する画像C参照画像符号化部317と、画像CのGOP番号を符号化する画像C現GOP符号化部318と、画像Cの参照GOPの番号を符号化する画像C参照GOP符号化部319と、画像CのGOPが同一GOP内の画像情報を参照画像にするかどうかを指定する情報を符号化する画像C参照画像有無符号化部320とを備える。
このように、本実施形態例に従う場合には、画像C復号部/画像C参照画像メモリに相当する手段を備える必要がないという特徴がある。
画像A現GOP符号化部306と画像B現GOP符号化部313と画像C現GOP符号化部318では、現GOP番号を符号化するものであり、0以外の値で4ビット固定長で符号化する。また、画像A参照GOP符号化部307と画像B参照GOP符号化部314と画像C参照GOP符号化部319では、参照GOP番号を符号化する。この参照GOP番号は、参照するGOPのGOP番号で示される。
画像A符号化部302と画像B符号化部309では、Iピクチャで符号化する場合には、現画像をDCTして量子化し、その値をエントロピー符号化するものとする。このときマクロブロック毎にDCTする。画像A符号化部302と画像B符号化部309では、Pピクチャで符号化する場合には、現画像と参照画像との間で動き探索を行って動き補償を行い、予測残差をDCTして量子化し、その値をエントロピー符号化するものとする。このときマクロブロック毎に参照画像を選択して動き補償を行う。また、画像C符号化部316では、Bピクチャで符号化することになるが、この場合にも、現画像と参照画像との間で動き探索を行って動き補償を行い、予測残差をDCTして量子化し、その値をエントロピー符号化するものとする。このときマクロブロック毎に参照画像を選択して動き補償を行う。
画像A参照画像符号化部305と画像B参照画像符号化部312と画像C参照画像符号化部317では、参照画像を指定する情報を符号化するが、参照GOP番号と参照画像を指定する番号とを符号化対象とする。画像Aと画像Bについて、現GOPと参照GOPとが同じ場合には、参照GOP番号を0として符号化する。
画像A参照画像メモリ304と画像B参照画像メモリ311では、新たに復号画像を蓄積する際に全てのメモリに画像が蓄積されている場合には、最も過去に蓄積した画像を廃棄して復号画像を蓄積するものとする。また、GOPの先頭では、同一カメラ入力映像の以前のGOPの復号画像は消去するものとする。
また、各画像についてGOP番号の小さい順から符号化していくものとする。
このような前提で、図5に示す本発明の画像符号化装置は、入力画像を次のように符号化する。なお、以下では、図4に示す時刻T1,T3,T5,T6,T7における符号化手順について説明し、時刻T2,T4,T8における符号化手順については説明を省略してある。
(1)時刻T1における符号化手順
まず、時刻T1において、画像Aと画像Bと画像Cとを符号化する手順を示す。ここで、時刻T1においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に符号化することになる。
画像A入力部301は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像A現GOP符号化部306は、GOP番号として値1を符号化する。画像A参照GOP符号化部307は、他のGOPを参照しないため参照GOPとして値0を符号化する。
そして、画像A符号化部302は、マクロブロック毎にIピクチャとして符号化し、画像A復号部303は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ304に蓄積する。
画像B入力部308は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像B現GOP符号化部313は、GOP番号として値2を符号化する。画像B参照GOP符号化部314は、他のGOPを参照しないため参照GOPとして値0を符号化する。
そして、画像B符号化部309は、マクロブロック毎にIピクチャとして符号化し、画像B復号部310は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ311に蓄積する。
画像C入力部315は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部318は、GOP番号として値3を符号化する。画像C参照GOP符号化部319は、画像AのGOP番号1または画像BのGOP番号2の画像を参照するため、参照GOPとして値1と値2を符号化する。画像C参照画像有無符号化部320は、このGOPが同一GOP内の画像情報を参照画像にしないことを指定する情報を符号化する。
そして、画像C符号化部316は、マクロブロック毎にBピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1かGOP2のいずれか一方又は双方の復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部317は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。
以上により時刻T1の画像情報は全て符号化される。
(2)時刻T3における符号化手順
次に、時刻T3において、画像Aと画像Bと画像Cを符号化する手順を示す。ここで、時刻T3においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に符号化することになる。
画像A入力部301は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像A現GOP符号化部306と画像A参照GOP符号化部307は動作しない。
そして、画像A符号化部302は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1の復号画像を選択する。画像A参照画像符号化部305は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像A復号部303は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ304に蓄積する。
画像B入力部308は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像B現GOP符号化部313は、GOP番号として値4を符号化する。画像B参照GOP符号化部314は、他のGOPを参照しないため参照GOPとして値0を符号化する。
そして、画像B符号化部309は、マクロブロック毎にIピクチャとして符号化し、画像B復号部310は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ311に蓄積する。
画像C入力部315は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部318は、GOP番号として値5を符号化する。画像C参照GOP符号化部319は、画像AのGOP番号1または画像BのGOP番号4の画像を参照するため参照GOPとして値1と値4を符号化する。画像C参照画像有無符号化部320は、このGOPが同一GOP内の画像情報を参照画像にしないことを指定する情報を符号化する。
そして、画像C符号化部316は、マクロブロック毎にBピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP1かGOP4のいずれか一方又は双方の復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部317は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。
以上により時刻T3の画像情報は全て符号化される。
(3)時刻T5における符号化手順
次に、時刻T5において、画像Aと画像Bと画像Cを符号化する手順を示す。ここで、時刻T5においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像B→画像A→画像C”の順に符号化することになる。
画像B入力部308は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像B現GOP符号化部313と画像B参照GOP符号化部314は動作しない。
そして、画像B符号化部309は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP4の復号画像を選択する。画像B参照画像符号化部312は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像B復号部310は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ311に蓄積する。
画像A入力部301は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像A現GOP符号化部306は、GOP番号として値6を符号化する。画像A参照GOP符号化部307は、他のGOPを参照しないため参照GOPとして値0を符号化する。
そして、画像A符号化部302は、マクロブロック毎にIピクチャとして符号化し、画像A復号部303は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ304に蓄積する。
画像C入力部315は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部318は、GOP番号として値7を符号化する。画像C参照GOP符号化部319は、画像AのGOP番号6または画像BのGOP番号4の画像を参照するため参照GOPとして値4と値6を符号化する。画像C参照画像有無符号化部320は、このGOPが同一GOP内の画像情報を参照画像にしないことを指定する情報を符号化する。
そして、画像C符号化部316は、マクロブロック毎にBピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP4かGOP6のいずれか一方又は双方の復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部317は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。
以上により時刻T5の画像情報は全て符号化される。
(4)時刻T6における符号化手順
次に、時刻T6において、画像Aと画像Bと画像Cを符号化する手順を示す。ここで、時刻T6においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像B→画像A→画像C”の順に符号化することになる。
画像B入力部308は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像B現GOP符号化部313と画像B参照GOP符号化部314は動作しない。
そして、画像B符号化部309は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP4の復号画像を選択する。画像B参照画像符号化部312は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像B復号部310は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ311に蓄積する。
画像A入力部301は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像A現GOP符号化部306と画像A参照GOP符号化部307は動作しない。
そして、画像A符号化部302は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP6の復号画像を選択する。画像A参照画像符号化部305は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像A復号部303は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ304に蓄積する。
画像C入力部315は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像C現GOP符号化部318と画像C参照GOP符号化部319と画像C参照画像有無符号化部320は動作しない。
そして、画像C符号化部316は、マクロブロック毎にBピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP4かGOP6のいずれか一方又は双方の復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部317は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。
以上により時刻T6の画像情報は全て符号化される。
(5)時刻T7における符号化手順
次に、時刻T7において、画像Aと画像Bと画像Cを符号化する手順を示す。ここで、時刻T7においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に符号化することになる。
画像A入力部301は、画像Aの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。GOPの先頭ではないので、画像A現GOP符号化部306と画像A参照GOP符号化部307は動作しない。
そして、画像A符号化部302は、マクロブロック毎にPピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP6の復号画像を選択する。画像A参照画像符号化部305は、参照GOP番号と参照画像番号とを符号化する。画像A復号部303は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ304に蓄積する。
画像B入力部308は、画像Bの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像B現GOP符号化部313は、GOP番号として値8を符号化する。画像B参照GOP符号化部314は、他のGOPを参照しないため参照GOPとして値0を符号化する。
そして、画像B符号化部309は、マクロブロック毎にIピクチャとして符号化し、画像B復号部310は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ311に蓄積する。
画像C入力部315は、画像Cの入力画像を取り込み、マクロブロックに分割する。画像C現GOP符号化部318は、GOP番号として値9を符号化する。画像C参照GOP符号化部319は、GOP6とGOP8を参照するため、参照GOP番号として値6と値8を符号化する。画像C参照画像有無符号化部320は、このGOPが同一GOP内の画像情報を参照画像にしないことを指定する情報を符号化する。
そして、画像C符号化部316は、マクロブロック毎にBピクチャとして符号化する。このとき、参照画像としてはGOP6かGOP8のいずれか一方又は双方の復号画像を選択する。画像C参照画像符号化部317は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを符号化する。
以上により時刻T7の画像情報は全て符号化される。
〔2−2〕本発明の復号装置の構成
図6に、第2の実施形態例に従う本発明の復号装置の構成を図示する。
この図に示すように、本発明の復号装置は、カメラ入力映像Aについては、画像AのGOP番号を復号する画像A現GOP復号部401と、画像Aの参照GOPの番号を復号する画像A参照GOP復号部402と、画像Aの符号化データを復号する画像A復号部403と、2フレームの参照画像を蓄積する画像A参照画像メモリ404と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を復号する画像A参照画像復号部405とを備える。
また、カメラ入力映像Bについては、画像BのGOP番号を復号する画像B現GOP復号部406と、画像Bの参照GOPの番号を復号する画像B参照GOP復号部407と、画像Bの符号化データを復号する画像B復号部408と、2フレームの参照画像を蓄積する画像B参照画像メモリ409と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を復号する画像B参照画像復号部410とを備える。
また、カメラ入力映像Cについては、画像CのGOP番号を復号する画像C現GOP復号部411と、画像Cの参照GOPの番号を復号する画像C参照GOP復号部412と、画像Cの符号化データを復号する画像C復号部413と、マクロブロック毎に参照画像を指定する情報を復号する画像C参照画像復号部414と、画像CのGOPが同一GOP内の画像情報を参照画像にするかどうかを指定する情報を復号する画像C参照画像有無復号部415とを備える。
これに加えて、本発明の復号装置は、所望のGOPの情報を符号化データ中から探索するGOP探索部416を備える。
画像A現GOP復号部401と画像B現GOP復号部406と画像C現GOP復号部411では、現GOP番号を復号するものであり、4ビット固定長を復号する。
画像A復号部403と画像B復号部408では、Iピクチャとして復号する場合には、符号化データをエントロピー復号して、逆量子化し、逆DCTする。画像A復号部403と画像B復号部408では、Pピクチャとして復号化する場合には、動き補償を行って予測画像を作成した後、予測残差符号化データをエントロピー復号して逆量子化し逆DCTを適用して予測残差を求める。そして、予測残差を予測画像に加算する。このときマクロブロック毎に参照画像を選択して動き補償を行う。また、画像C復号部413では、Bピクチャとして復号することになるが、この場合にも、動き補償を行って予測画像を作成した後、予測残差符号化データをエントロピー復号して逆量子化し逆DCTを適用して予測残差を求める。そして、予測残差を予測画像に加算する。このときマクロブロック毎に参照画像を選択して動き補償を行う。
画像A参照画像メモリ404と画像B参照画像メモリ409では、新たに復号画像を蓄積する際に全てのメモリに画像が蓄積されている場合には、最も過去に蓄積した画像を廃棄して復号画像を蓄積するものとする。また、GOPの先頭では、同一カメラ入力映像の以前のGOPの復号画像は消去するものとする。
また、各画像についてGOP番号の小さい順から復号していくものとする。
このような前提で、図6に示す本発明の画像復号装置は、符号化データを次のように復号する。
(1)時刻T1における復号手順
まずは時刻順序に復号する手順を示す。その一例として、時刻T1において、画像Aと画像Bと画像Cとを復号する手順を示す。ここで、時刻T1においては、GOP番号の小さい順に従って、“画像A→画像B→画像C”の順に復号することになる。
画像Aの符号化データについて、画像A現GOP復号部401は、GOP番号として値1を復号する。画像A参照GOP復号部402は、参照GOPとして値0を復号する。
そして、画像A復号部403は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ404に蓄積する。
画像Bの符号化データについて、画像B現GOP復号部406は、GOP番号として値2を復号する。画像B参照GOP復号部407は、参照GOPとして値0を復号する。
そして、画像B復号部408は、符号化データを復号して復号画像を画像B参照画像メモリ409に蓄積する。
画像Cの符号化データについて、画像C現GOP復号部411は、GOP番号として値3を復号する。画像C参照GOP復号部412は、参照GOPとして値1と値2を復号する。
そして、マクロブロック毎に、画像C参照画像復号部414は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを復号する。画像C復号部413は、符号化データを復号する。
以上により時刻T1の画像情報は全て復号される。
以上の手順を繰り返し実行することにより、全カメラ入力映像の全画像情報を復号することができる。
(2)ランダムアクセスする場合の復号手順
次に、所望のGOPへランダムアクセスする場合の復号手順を示す。時刻T3以降の画像Aと画像CのGOPへランダムアクセスする場合の手順を示す。
GOP探索部416は、画像Aと画像CについてGOPを探索し、時刻T3で画像CのGOPの先頭情報を得る。
画像Cの符号化データについて、画像C現GOP復号部411は、GOP番号として値5を復号する。画像C参照GOP復号部412は、参照GOP番号として値1と値4を復号する。ここで、同時刻にある他のGOPでGOP番号1と4のGOPの有無を確認して、ある場合には、その先頭情報を復号する。
すなわち、画像Bの符号化データについて、画像B現GOP復号部406は、GOP番号として値4を復号する。画像B参照GOP復号部407は、参照GOPとして値0を復号する。他のGOPを使用しないので、この画像BのGOP符号化データを復号できる。しかしGOP番号1も参照する画像CのGOP符号化データを復号できない。このため、GOP探索部416は、画像Aと画像Cについて次のGOPを探索する。なお、時刻T3以後でGOP番号4のGOP符号化データは復号可能なので、画像B復号部408は、次のGOPまで符号化データの復号を続ける。
この探索により、GOP探索部416は、時刻T5で画像Aと画像CのGOPの先頭情報を得る。
画像Aの符号化データについて、画像A現GOP復号部401は、GOP番号として値6を復号する。画像A参照GOP復号部402は、参照GOPとして値0を復号する。ここで、参照GOP番号の値が0であることから、このGOP符号化データは他のGOPを参照せずに復号できることが分かる。そこで、GOP番号6の復号を開始する。画像A復号部403は、符号化データを復号して復号画像を画像A参照画像メモリ404に蓄積する。
画像Cの符号化データについて、画像C現GOP復号部411は、GOP番号として値7を復号する。画像C参照GOP復号部412は、参照GOP番号として値4と値6を復号する。GOP番号4と6のGOPは復号しているので、このGOP符号化データを復号できる。画像C参照画像復号部414は、参照画像として使用した画像のGOP番号と画像番号とを復号する。画像C復号部413は、符号化データを復号する。
以上により時刻T5において、画像Aと画像Cのカメラ入力映像のランダムアクセスが実現できる。
以上に説明したことから分かるように、本実施形態例の方法によれば、所望のカメラ入力映像の画像情報を復号することができる。また、所望のカメラ入力映像の画像情報を得るために、全カメラ入力映像の画像情報を復号する必要はなく、処理量を削減することができる。
そして、本実施形態例の方法によれば、画像C用の参照画像メモリを備えなくてもよく、全体として使用するメモリ量を削減することができる。
第1の実施形態例におけるGOPの構成を示す図である。 第1の実施形態例における画像符号化装置の構成を示す図である。 第1の実施形態例における画像復号装置の構成を示す図である。 第2の実施形態例におけるGOPの構成を示す図である。 第2の実施形態例における画像符号化装置の構成を示す図である。 第2の実施形態例における画像復号装置の構成を示す図である。 動画像の符号化における予測関係の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
101 画像A入力部
102 画像A符号化部
103 画像A復号部
104 画像A参照画像メモリ
105 画像A参照画像符号化部
106 画像A現GOP符号化部
107 画像A参照GOP符号化部
108 画像B入力部
109 画像B符号化部
110 画像B復号部
111 画像B参照画像メモリ
112 画像B参照画像符号化部
113 画像B現GOP符号化部
114 画像B参照GOP符号化部
115 画像C入力部
116 画像C符号化部
117 画像C復号部
118 画像C参照画像メモリ
119 画像C参照画像符号化部
120 画像C現GOP符号化部
121 画像C参照GOP符号化部

Claims (16)

  1. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化する映像符号化方法であって、
    他の視点映像の同時刻の画像のみを参照画像とする場合に、他のGOPに含まれる画像を参照画像にして、現GOP内の現画像を符号化するGOP間予測符号化ステップと、
    使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を符号化する参照GOP符号化ステップとを実行することを、
    特徴とする映像符号化方法。
  2. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化する映像符号化方法であって、
    使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を符号化する参照GOP符号化ステップと、
    参照GOP内における参照画像を指定する情報を符号化する参照画像符号化ステップと、
    前記参照画像符号化ステップで符号化された情報により指定される参照画像を使い、現GOP内の現画像を符号化するGOP間予測符号化ステップとを実行することを、
    特徴とする映像符号化方法。
  3. 請求項2に記載の映像符号化方法において、
    GOP内の他の画像を参照画像にしない場合に、GOP内の他の画像を参照画像にしないことを示す情報を、該GOPについて符号化する参照画像有無符号化ステップを実行し、
    前記GOP間予測符号化ステップは、GOP内の他の画像を参照画像にしない場合には、参照GOPの画像のみを参照画像として現画像を符号化することを、
    特徴とする映像符号化方法。
  4. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化することで生成された符号化データを復号する映像復号方法であって、
    他の視点映像の同時刻の画像のみを参照画像とする場合に、使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を復号する参照GOP復号ステップと、
    前記参照GOP復号ステップで復号された情報で指定されるGOPに含まれる同時刻の画像を参照画像にして、現GOP内の現画像を復号するGOP間予測復号ステップとを実行することを、
    特徴とする映像復号方法。
  5. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化することで生成された符号化データを復号する映像復号方法であって、
    使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を復号する参照GOP復号ステップと、
    参照GOP内における参照画像を指定する情報を復号する参照画像復号ステップと、
    前記参照画像復号ステップで復号された情報により指定される参照画像を使い、現GOP内の現画像を復号するGOP間予測復号ステップとを実行することを、
    特徴とする映像復号方法。
  6. 請求項5に記載の映像復号方法において、
    OP内の他の画像を参照画像にしないことを示す情報を、該GOPについて復号する参照画像有無復号ステップを実行し、
    前記GOP間予測復号ステップは、GOP内の他の画像を参照画像にしない場合には、参照GOPの画像のみを参照画像として現画像を復号することを、
    特徴とする映像復号方法。
  7. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化する映像符号化装置であって、
    他の視点映像の同時刻の画像のみを参照画像とする場合に、他のGOPに含まれる画像を参照画像にして、現GOP内の現画像を符号化するGOP間予測符号化部と、
    使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を符号化する参照GOP符号化部とを備えることを、
    特徴とする映像符号化装置。
  8. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化する映像符号化装置であって、
    使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を符号化する参照GOP符号化部と、
    参照GOP内における参照画像を指定する情報を符号化する参照画像符号化部と、
    前記参照画像符号化部で符号化された情報により指定される参照画像を使い、現GOP内の現画像を符号化するGOP間予測符号化部とを備えることを、
    特徴とする映像符号化装置。
  9. 請求項8に記載の映像符号化装置において、
    GOP内の他の画像を参照画像にしない場合に、GOP内の他の画像を参照画像にしないことを示す情報を、該GOPについて符号化する参照画像有無符号化部を備え、
    前記GOP間予測符号化部は、GOP内の他の画像を参照画像にしない場合には、参照GOPの画像のみを参照画像として現画像を符号化することを、
    特徴とする映像符号化装置。
  10. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化することで生成された符号化データを復号する映像復号装置であって、
    他の視点映像の同時刻の画像のみを参照画像とする場合に、使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を復号する参照GOP復号部と、
    前記参照GOP復号部で復号された情報で指定されるGOPに含まれる同時刻の画像を参照画像にして、現GOP内の現画像を復号するGOP間予測復号部とを備えることを、
    特徴とする映像復号装置。
  11. 複数の視点映像を複数のGOPで構成して、それらの視点映像の画像を1つの映像として符号化することで生成された符号化データを復号する映像復号装置であって、
    使用する参照画像を含むGOP(参照GOP)を固有の番号により指定する情報を復号する参照GOP復号部と、
    参照GOP内における参照画像を指定する情報を復号する参照画像復号部と、
    前記参照画像復号部で復号された情報により指定される参照画像を使い、現GOP内の現画像を復号するGOP間予測復号部とを備えることを、
    特徴とする映像復号装置。
  12. 請求項11に記載の映像復号装置において、
    OP内の他の画像を参照画像にしないことを示す情報を、該GOPについて復号する参照画像有無復号部を備え、
    前記GOP間予測復号部は、GOP内の他の画像を参照画像にしない場合には、参照GOPの画像のみを参照画像として現画像を復号することを、
    特徴とする映像復号装置。
  13. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の映像符号化方法をコンピュータに実行させるための映像符号化プログラム。
  14. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の映像符号化方法をコンピュータに実行させるための映像符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 請求項4ないし6のいずれか1項に記載の映像復号方法をコンピュータに実行させるための映像復号プログラム。
  16. 請求項4ないし6のいずれか1項に記載の映像復号方法をコンピュータに実行させるための映像復号プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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