JP4200895B2 - 歩行者検知装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、その目的は、車両の進行状態と関連付けた状態で歩行者を検知することができるようにした歩行者検知装置を提供することにある。
そして、制御手段に車両のステアリングの操舵方向を示す信号が入力されるように構成し、制御手段により、アンテナの指向性の設定方向をステアリングの操舵方向に対応させるようにしたので、道路が曲がっている場合などでステアリングの操舵方向の歩行者を検知したい場合などにその方向の歩行者を検知するようにアンテナの指向性を切替設定することができるようになる。
さらに、制御手段に車両のライトの点灯状態を示す信号が入力されるように構成し、制御手段により、アンテナの指向性の設定方向のステアリングの操舵方向に対応した切替制御をライトの点灯状態で行い、非点灯状態では車両の前方の広い範囲にアンテナの指向性を設定するようにしたので、特に夜間などのライトの点灯状態で走行する場合に、その進行方向に対応して歩行者の認識が困難となりなすい状況に対応して歩行者検知の機能を高めることができるようになる。
請求項2の発明によれば、上記発明において、アンテナを、複数のアンテナ素子から構成しその位相を制御することにより指向性の切替設定をすることができるアレイ型アンテナにより構成したので、アンテナの指向性の切替設定を電気的信号を用いて簡単且つ迅速に所望の方向に設定することができるようになり、歩行者検知の動作を的確なタイミングで実施することができるようになる。
図1は車両に搭載されるシステム構成の概略を示す機能ブロック構成である。この図1において、歩行者検知装置1は、アンテナ2の指向性を変更設定する制御を行うもので、制御手段としての信号処理回路3、アンテナ制御回路4、高周波受信回路5から構成されている。
上記したアンテナ2は、2個のアンテナ素子2a,2bからなるアレイアンテナを構成するものであり、各アンテナ素子2a,2bに対してアンテナ制御回路4から与える制御信号により、全体としてアンテナ2の指向性を設定することができるようになる。このようなアレイ型のアンテナ2は一般的なものであり、狭い範囲に絞った通信エリアを設定することで指向性を高めたものとすることができる。
アンテナ制御回路4は、図2に示すように、各アンテナ素子2a,2bに対応した位相制御回路6a,6bと信号選択・合成回路7とから構成されている。各位相制御回路6a,6bは、信号処理回路3から制御信号が与えられる。信号選択・合成回路7は2つの位相制御回路6a,6bを介して入力される受信信号に基づいて設定されている指向性に対応した方向から受信した信号を合成して高周波受信回路5aに出力する。
図4(a)〜(e)はアンテナ2により設定可能な指向性の設定方向を示すもので、前述したように、信号処理回路3側から車両Mの進行状況に応じて位相制御信号が与えられるとアンテナ制御回路4において位相制御を行い、これによって設定されるものである。同図(a)は、車両Mの前方の比較的広い範囲の領域A1を設定するものである。同図(b)は、車両Mの前方の比較的狭い範囲の領域A2に絞り込んだ状態を設定するものである。また、同図(c),(d)は、車両Mの前方の右側領域あるいは左側領域の比較的狭い範囲の領域A3,A4を設定するものである。そして、同図(e)は、車両Mの前方の左右方向に広がった範囲の領域A5を設定するものである。
また、現在地が交差点手前ではない場合、つまり、ステップS1で「NO」と判断する場合には、信号処理回路3は、ライトが点灯されているか否かをライトスイッチ11の信号により判断する(ステップS3)。これは、以下の制御において、ライトスイッチ11がライトの点灯を示していることが、周囲が暗い夜間や暗い道路を走行している状態を判断することで、暗い道路を走行する場合に特に有効な検知動作を行うものである。
そして、ステップS3で「NO」の場合、つまり、交差点手前でもなく且つライトも点灯されていない場合には、信号処理回路3は、1個のアンテナ素子2aもしくは2bを選択して、車両Mの前方の比較的広い範囲を対象とした領域A1を設定する。これにより、車両Mの走行状況に対応したアンテナ2の指向性の設定をすることができるようになり、状況に応じた的確な歩行者検知動作を行うことができるようになる。
アンテナ2は、2個のアンテナ素子2a,2bを備えたアレイ型のアンテナを用いる構成としたが、3個以上のアンテナ素子を有する構成のものを用いても良いし、アレイ型のアンテナ以外のアンテナを用いることもできる。この場合には、指向性の切替設定をするのに、例えば、指向性を有するアンテナを回転駆動することで方向を変えて設定する構成としても良い。さらには、複数のアンテナを必要な方向に向けた状態で配設し、歩行者検知を必要とするアンテナを有効化することでも同様の作用効果を得ることができるようになる。
歩行者が携帯する歩行者用発信器12は、上記したような高周波信号を発信する単純な構成のものや、各種の情報を付加した信号を発信するものなどを混在した状態でも使用可能として、歩行者検知の機能に加えて種々の有益な情報を得るようにすることもできる。
アンテナ2の指向性の切替設定を、交差点の手前の条件を優先してアンテナ2の指向性の領域A5を設定するようにしたが、これに限らず、優先する条件は他にも設定することができる。また、複合的な条件を設定することでより的確な領域を設定することができるようになる。
Claims (5)
- 車両に搭載され歩行者が携帯する発信器からの信号を受信して歩行者の存在を検知するようにした歩行者検知装置において、
前記発信器からの信号を受信可能に設けられ指向性を切替設定可能なアンテナと、
このアンテナの指向性を前記車両の進行状況に対応して切替設定する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記車両のステアリングの操舵方向を示す信号が入力されるように構成され、前記アンテナの指向性の設定方向をステアリングの操舵方向に対応させるように切り替えると共に、前記車両のライトの点灯状態を示す信号が入力されるように構成され、前記アンテナの指向性の設定方向の切替制御を前記ライトの点灯状態で行い、非点灯状態では前記車両の前方の広い範囲に前記アンテナの指向性を設定することを特徴とする歩行者検知装置。 - 請求項1に記載の歩行者検知装置において、
前記アンテナは、複数のアンテナ素子から構成され、位相を制御することにより指向性の切替設定をすることができるアレイ型アンテナであることを特徴とする歩行者検知装置。 - 請求項1または2に記載の歩行者検知装置において、
前記車両の現在位置情報および地図情報を得る現在位置認識装置を備え、
前記制御手段は、前記現在位置認識装置から得られる情報に基づいて進行方向に対応した歩行者の検知が必要な領域を判定して前記アンテナの指向性を切替設定することを特徴とする歩行者検知装置。 - 請求項3に記載の歩行者検知装置において、
前記制御手段は、前記歩行者の検知が必要な領域として前記車両の現在位置が交差点手前もしくは横断歩道手前である場合には前記アンテナの指向性を前方の左右方向に設定することを特徴とする歩行者検知装置。 - 請求項4に記載の歩行者検知装置において、
前記制御手段は、前記アンテナの指向性の左右方向への設定の制御を他の条件に優先させて実施するように構成されていることを特徴とする歩行者検知装置。
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