JP4201687B2 - 紐とじ型綴じ具 - Google Patents
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Description
このように、従来のとじ紐付きファイルにおいては、つづり紐を縛る必要性があり、また、ゆるんだ状態で被綴じ物を綴じることしかできない。
この発明の請求項2にかかる紐とじ型綴じ具においては、基体は、長手方向を有する重合部と、前記重合部の両端に形成された一対の紐固定部とを備え、保持体は、長手方向を有する重合部と、重合部の両端に形成された一対の紐固定部と、保持体の重合部と紐固定部との間に形成されたヒンジ部とを備え、保持体の重合部は、基体の重合部に固定され、保持体の紐固定部は、ヒンジ部を中心として揺動し基体の紐固定部と重ね合わされ且つ離れるように形成された、請求項1に記載の紐とじ型綴じ具である。
この発明の請求項3にかかる紐とじ型綴じ具は、基体と保持体とは、連結体をもって連結され、連結体は、基体と保持体とを重ね合わされるとき、わん曲するように柔軟性に富んだ合成樹脂をもって成形された、請求項1または2に記載の紐とじ型綴じ具である。
この発明の請求項4にかかる紐とじ型綴じ具においては、前記紐挿通孔は、被綴じ物に穿設された孔の間隔に対応した間隔をおいて、基体の紐固定部の被綴じ物側表面より他方表面に穿設された、請求項1ないし3のいずれかに記載の紐とじ型綴じ具である。
この発明の請求項5にかかる紐とじ型綴じ具は、前記紐固定部の咬止部は、錐状凸部が、凹凸が交互に並ぶように連続して形成され、前記錐状凸部は、一方の紐固定部より対向する他方の紐固定部に向けて、その先端がつづり紐を咬止するように突き出て、一方の紐固定部とそれと対向する他方の紐固定部との間においてつづり紐を挟持するように形成された、請求項3または4に記載の紐とじ型綴じ具である。
この発明の請求項6にかかる紐とじ型綴じ具は、基体の紐固定部と保持体の紐固定部とは、重ねて合わされ弾性係止されて固定されるように形成された、請求項1ないし5のいずれかに記載の紐とじ型綴じ具である。
この発明の請求項7にかかる紐とじ型綴じ具は、つづり紐の第1固定部は、被綴じ物が綴じられるファイルの表紙の紐固定片に固定され、且つつづり紐の第2固定部は、被綴じ物が綴じられるファイルの表紙の前記紐固定片と対向する他の紐固定片に固定された、請求項1ないし6のいずれかに記載の紐とじ型綴じ具である。
そして、規定の間隔をあけて穿設された被綴じ物の綴じ孔に挿通されたつづり紐の両端を紐固定部により挟持して固定することができ、紐挿通孔より出たつづり紐を引っ張りながら堅く被綴じ物を綴じることができる。
また、基体の紐固定部と保持体の紐固定部とが対向する面において形成された咬止部によって、つづり紐を咬止することができ、基体の紐固定部と保持体の紐固定部により、つづり紐を適宜な力で引っ張った状態で被綴じ物をしっかりと綴じることができ、またその堅く綴じられた状態を維持することができる。
請求項4の発明によれば、紐挿通孔が被綴じ物に穿設された孔の間隔に対応した間隔をおいて形成されているので、被綴じ物の孔に挿通され引き出されたつづり紐は真っ直ぐ伸ばして紐挿通孔に挿通することができ、被綴じ物を綴じるときに綴じ易く、被綴じ物の孔に余計な力がかからず該孔の周囲を傷つけることなく、被綴じ物を堅く綴じることができる。
請求項5の発明によれば、基体の紐固定部と保持体の紐固定部とが対向する面において形成された咬止部によって、つづり紐に咬止部の錐状凸部の先端を喰い込ませて咬止することができ、基体の紐固定部と保持体の紐固定部により、つづり紐を適宜な力で引っ張った状態で被綴じ物をしっかりと綴じることができ、またその堅く綴じられた状態を維持することができる。
請求項6の発明によれば、基体の紐固定部と保持体の紐固定部は重ねて合わされ弾性係止されるので、つづり紐を挟んだ状態で紐固定部それぞれを重ねて合わせて容易に固定することができ、且つ弾性係止された紐固定部を比較的容易にそれぞれ離してつづり紐を解除することができる。
請求項7の発明によれば、つづり紐の一方の第1固定部がファイルの表紙に固定されるとともに、つづり紐の第2固定部がファイルの表紙に固定されるので、被綴じ物をファイル表紙に本紐とじ型綴じ具により綴じることができる。
このファイル1は、図1,28及び図29に示すように、表紙2と、被覆用表紙3とを含む。表紙2および被覆用表紙3は、たとえば厚紙や合成樹脂などで形成されたシート材などを用いて形成される。
この被覆用表紙3の平面部3aには、表紙2の一方の平面部2aが挿入される。このとき、鍔状部3bが表紙2の折り畳み部2cと同じ向きで対向するように配置される。
したがって、表紙2に対して被覆用表紙3を、表紙2及び被覆用表紙3の幅方向にスライドさせることにより、鍔状部3bと折り畳み部2cとの間の間隔を調整することができ、用箋等の被綴じ物Aが積層されて綴じられたときの厚さ(綴じ厚さという)に対応することができる。
表紙2の平面部2a及び被覆用表紙3の鍔状部3bには、被綴じ物Aの綴じ孔A1と綴じ孔A2との間隔に対応した綴じ孔が、つづり紐5を通すことができる大きさにそれぞれ2個ずつ穿設されている。すなわち、折り畳み部2cには、綴じ孔4a及び綴じ孔4aが、鍔状部3bには綴じ孔4b及び孔4cが穿設されている。この実施の形態では、綴じ孔4aと綴じ孔4aとの間及び綴じ孔4bと孔4cとの間の長さは、被綴じ物Aの綴じ孔A1と綴じ孔A2との間の長さと略同一に形成され、つづり紐5を後述するように引っ張ったとき、被綴じ物Aの綴じ孔A1,A2にその孔縁が開く方向に力がかからないように形成される。
また、鍔状部3bには、紐とじ型綴じ具10を固定する孔4c,孔4d,孔4e及び孔4fが穿設されている(図28図示)。孔4cは、つづり紐5を通す綴じ孔と紐とじ型綴じ具10を固定する孔とを兼ねる。
つづり紐5は、折り畳み部2cと鍔状部3bとの間に被綴じ物Aが挟持されるように、折り畳み部2cの平面部2a側にその一部たるつづり紐5の中央付近の第1固定部が固定される。そして、折り畳み部2cの綴じ孔4a,4aより嵌挿されたつづり紐5は、その自由端たる両先端部分5aと先端部分5bが、被綴じ物Aの綴じ孔A1,A2に嵌挿され、且つ、鍔状部3bの綴じ孔4b及び孔4cに嵌挿されて、被覆用表紙3の平面部3a側に引き出される。
基体12と保持体14とは、連結体16をもって連結され、該基体12と保持体14と連結体16とは、ポリプロピレンなどの比較的柔軟性に富んだ合成樹脂をもって一体成形されてなる。
重合部20は、一方の紐固定部22と他方の紐固定部22との間の間隔を規定し且つ一対の紐固定部22と紐固定部22を接続する機能を備えた間隔規定接続手段としての間隔規定接続部を構成している。
前記紐固定部22,22は、それぞれに、紐固定部22の被綴じ物A側(被覆用表紙3の鍔状部3b側)より反対側主面に向けて挿通する紐挿通孔24,24が穿設されている。
紐挿通孔24は、被綴じ物Aに穿設された綴じ孔A1と綴じ孔A2との間隔に対応した間隔をおいて、穿設されている。
紐固定部22は、その保持体14と対向する面、すなわち、つづり紐5を挟持する面が平面状に形成され、縁部28が上方(対向する保持体14側)に向けて突設されている。
重合部20の第1縁部30および第2縁部32は、この実施の形態においては、重合部20の基部38の両縁より上方に向けて突設され、その上端近傍において、第2係止部34および第3係止部36が突設されている。
第2係止部34は第1縁部30に第3係止部36は第2縁部32にそれぞれ形成され、第2係止部34および第3係止部36によって保持体14は基体12に弾性係止するように形成されている。
基部38の第2縁部32側には、縁部32aと縁部32bとの間において、連結体16が連結されている。
重合部20の連結体16とは反対側の第1縁部30外側には、つづり紐5の先端部分5a,5bを固定するための紐引掛部42が形成されている。
紐引掛部42は、重合部20の長手方向に長く延びる第1縁部30の外側より突き出た湾曲状の凸条であり、つづり紐5の先端部分5a,5bの近傍を嵌め込むように構成されている。
重合部50と紐固定部52との間には、その幅方向に薄肉部が形成された、ヒンジ部54が形成されている。紐固定部52は、ヒンジ部54を中心として揺動し、紐固定部22と重ね合わされ且つ離れる。
この咬止部58は、基体12の紐固定部22に紐固定部52を重ね合わせたとき、紐挿通孔24より引き出され、基体12の外方(紐固定部22の長手方向における外方)に向けて引き出されたつづり紐5を押圧し、且つつづり紐5に食い込むように構成されている。
紐固定部22に重ね合わされ、第1係止部56と第1係止部26とが係止されている状態から、第1係止部56を第1係止部26から引き離すときの脱係補助部60につづり紐5を嵌めてつづり紐5の先端部分5a,5bを保持体14の長手方向中心線にほぼ沿って上方(紐固定部22とは反対側)に引くことにより、第1係止部56を第1係止部26より脱係させて、第1係止部56を第1係止部26から引き離すことができる。
重合部50の長手方向中央の外側、すなわち連結体16と連結されている側とは反対側端縁に、第4係止部66が形成されている。
この第4係止部66は、前記基体12の重合部20の長手方向中央に穿設された第4係止部40と弾性係止される。
重合部50の長手両端縁には、その長手方向に凸条68a及び凸条68bが突設され、該凸条68a及び凸条68bは、基体12の基部38の重合部分38aと接合される。
さらに、第1係合部86に続いて基体12の連結体16側端縁には、前記第1ヒンジ部80と平行に断面U字状の薄肉部からなる第2ヒンジ部90が形成されている。
第1ヒンジ部80と第2ヒンジ部90とは、基体12の長手方向中心線と平行に、且つ保持体14の長手方向中心線と平行に形成されている。
また、基体12の重合部20の第1縁部30及び第2縁部32と保持体14の重合部50の長手両端とは、第1ヒンジ部80及び第2ヒンジ部90とほぼ平行でほぼ直線状に形成されている。
このとき、図27に示すように、第1ヒンジ部80及び第2ヒンジ部90が閉塞されると、第1係合部86の第2ヒンジ部90側の縁が重合部20の基部38(重合部部分38a)表面に重ね合わされる。そして、第4係止部40に第4係止部66が係止されて、基体12の重合部20に保持体14の重合部50が固定される。
突出部46aは、基部38の裏面との間にファイル1の被覆用表紙3(鍔状部3b)の厚みに相当する間隔を形成するための長さを備え、被覆用表紙3(鍔状部3b)を基部38と押圧部46bとの間に挟持してファイル1が固定されている。
ファイル1に紐とじ型綴じ具10を固定するときは、まず、ファイル1の被覆用表紙3に穿設された孔4c,4d(図28図示)に固定部46を嵌挿し、紐とじ型綴じ具10を被覆用表紙3(鍔状部3b)の長手方向(図6下方)に摺動させて基部38と固定部46の押圧部46bとの間に挟持させて、紐とじ型綴じ具10をファイル1に固定する(図6及び7参照)。
このとき、凸部46c,46cは、それぞれ被覆用表紙3に穿設された孔4e及び4fに嵌入され、紐とじ型綴じ具10がファイル1に堅く固定される。
すなわち、第1表面114側より第1紐貫通孔116に貫挿されたつづり紐5は、第1紐貫挿孔116から第2表面120に至り、第2切込み124と第1切込み122とに貫挿するとともに、第1切込み122及び第2切込み124内において巻き重ねて、対の紐貫挿孔118に至り、該紐貫挿孔118に貫挿されたつづり紐5は、再び第1表面114に至り、先端5bが突き出される。
図37は、この発明の一実施の形態である紐綴じ型綴じ具をファイルに用いた状態における、斜視図解図である。図38は、図37図示の紐綴じ型綴じ具の利用方法を示す斜視図解図である。図39は、紐綴じ型綴じ具の斜視図解図である。図40は、紐綴じ型綴じ具の脱係した状態を示す斜視図解図である。
このファイル1は、前記紐とじ型綴じ具10の説明において説明したファイル1と同様な構成を備え、図37及び図62に示すように、表紙2と、被覆用表紙3とを含む。表紙2および被覆用表紙3は、たとえば厚紙や合成樹脂などで形成されたシート材などを用いて形成される。
この被覆用表紙3の平面部3aには、表紙2の一方の平面部2aが挿入される。このとき、鍔状部3bが表紙2の折り畳み部2cと同じ向きで対向するように配置される。
したがって、表紙2に対して被覆用表紙3を、表紙2及び被覆用表紙3の幅方向にスライドさせることにより、鍔状部3bと折り畳み部2cとの間の間隔を調整することができ、用箋等の被綴じ物Aが積層されて綴じられたときの厚さ(綴じ厚さという)に対応することができる。
表紙2の平面部2a及び被覆用表紙3の鍔状部3bには、被綴じ物Aの綴じ孔A1と綴じ孔A2との間隔に対応した綴じ孔が、つづり紐5を通すことができる大きさにそれぞれ2個ずつ穿設されている。すなわち、折り畳み部2cには、綴じ孔4a,4aが、鍔状部3bには綴じ孔4b,4bが穿設されている。
綴じ孔4b,4bは、紐とじ型綴じ具310をファイル1に固定する孔を兼ねる。
つづり紐5は、折り畳み部2cと鍔状部3bとの間に被綴じ物Aが挟持されるように、折り畳み部2cの平面部2a側にその一部たるつづり紐5の中央付近の第1固定部が固定される。そして、折り畳み部2cの綴じ孔4a,4aより嵌挿されたつづり紐5は、その自由端たる両先端部分5aと先端部分5b付近の第2固定部が、被綴じ物Aの綴じ孔A1,A2に嵌挿され、且つ、鍔状部3bの綴じ孔4b,4bに嵌挿されて、被覆用表紙3の平面部3a側に引き出される。
基体312と保持体314とは、連結体316をもって連結され、該基体312と保持体14と連結体316とは、ポリプロピレンなどの比較的柔軟性に富んだ合成樹脂をもって一体成形されてなる。
重合部320は、一方の紐固定部322と他方の紐固定部322との間の間隔を規定し且つ一対の紐固定部322と紐固定部322を接続する機能を備えた間隔規定接続手段としての間隔規定接続部を構成している。
前記紐固定部322,322は、それぞれに、紐固定部322の被綴じ物A側(被覆用表紙3の鍔状部3b側)より反対側主面に向けて挿通する紐挿通孔324,324が穿設されている。
紐挿通孔324は、被綴じ物Aに穿設された綴じ孔A1と綴じ孔A2との間隔に対応した間隔をおいて、穿設されている。
紐固定部322は、その保持体314と対向する面、すなわち、つづり紐5を挟持する面が平面状に形成され、左右周縁において上方(対向する保持体314側)に向けて突設た縁部328と縁部328との間では、縁部328より低く凹んだ平面状で、後記する紐挿通孔324より引き出されたつづり紐5を基体12の長手方向外側に向けて伸ばすことができる。
重合部320の第1縁部330および第2縁部332は、この実施の形態においては、重合部320の基部338の両縁より上方に向けて突設され、その上端近傍において、第2係止部334および第3係止部336が突設されている。
第2係止部334は第1縁部330に第3係止部336は第2縁部332にそれぞれ形成され、第2係止部334および第3係止部336によって保持体314は基体312に弾性係止するように形成されている。
基部338の第2縁部332側には、縁部332aと縁部332bとの間において、連結体316が連結されている。
重合部320の連結体316とは反対側の第1縁部330外側には、つづり紐5の先端部分5a,5bを固定するための紐引掛部342が形成されている。
紐引掛部342は、重合部320の長手方向に長く延びる第1縁部330の外側より突き出た湾曲状の凸条であり、つづり紐5の先端部分5a,5bの近傍を嵌め込むように構成されている。
重合部350と紐固定部352との間には、その幅方向に薄肉部が形成された、ヒンジ部354が形成されている。紐固定部352は、ヒンジ部354を中心として揺動し、紐固定部322と重ね合わされ且つ離れる。
ヒンジ部354の長手方向外側には、基体312の紐固定部部分338b表面に向けて支持部355が突設され、紐固定部352を紐固定部322に重ね合わせるとき、その先端が紐固定部部分338bに接し、紐固定部352を紐固定部322に係止し易くなるように、また、紐固定部352を紐固定部322から離すときに支点となって紐固定部352が紐固定部322から脱係し易くなるように構成されている。
第1係止部356は、紐固定部352の基部353より上方(重ね合わされたとき、紐固定部322に対向する側)に向いた長手凸条で、それぞれの外側は前記第1係止部326の外側(左右周縁側)に対応して略くの字型の外側面を備えている。
保持体314の紐固定部352は、基体312の紐固定部322と重ね合わされたとき、紐固定部352の平面状の紐固定部322との対向面と紐固定部322の平面状の紐固定部352との対向面との間につづり紐5を挟み、第1係止部356が基体312の第1係止部326に係止されると、紐固定部352と紐固定部322とによりつづり紐5が堅く保持される。
この咬止部358は、基体312の紐固定部322に紐固定部352を重ね合わせたとき、紐挿通孔234より引き出され、基体312の外方(紐固定部322の長手方向における外方)に向けて引き出されたつづり紐5を押圧し、且つつづり紐5に食い込むように構成されている。
紐固定部322に重ね合わされ、第1係止部356と第1係止部326とが係止されている状態から、第1係止部356を第1係止部326から引き離すときの脱係補助部360につづり紐5を嵌めてつづり紐5の先端部分5a,5bを保持体314の長手方向中心線にほぼ沿って上方(紐固定部322とは反対側)に引くことにより、第1係止部356を第1係止部326より脱係させて、第1係止部356を第1係止部326から引き離すことができる。
重合部350の長手方向中央の外側、すなわち連結体316と連結されている側とは反対側端縁に、第4係止部366が形成されている。
この第4係止部366は、前記基体312の重合部320の長手方向中央に穿設された第4係止部340と弾性係止される。
重合部350の長手両端縁には、その長手方向に凸条368a及び凸条368bが突設され、該凸条368a及び凸条368bは、基体312の基部338の重合部分338aと接合される。
さらに、第1係合部386に続いて基体312の連結体316側端縁には、前記第1ヒンジ部380と平行に断面U字状の薄肉部からなる第2ヒンジ部390が形成されている。
第1ヒンジ部380と第2ヒンジ部390とは、基体312の長手方向中心線と平行に、且つ保持体314の長手方向中心線と平行に形成されている。
また、基体312の重合部320の第1縁部330及び第2縁部332と保持体314の重合部350の長手両端とは、第1ヒンジ部380及び第2ヒンジ部390とほぼ平行でほぼ直線状に形成されている。
このとき、図61に示すように、第1ヒンジ部380及び第2ヒンジ部390が閉塞されると、第1係合部386の第2ヒンジ部390側の縁が重合部320の基部338(重合部部分338a)表面に重ね合わされる。そして、第4係止部340に第4係止部366が係止されて、基体312の重合部320に保持体314の重合部350が固定される。
突出部346aは、基部338の裏面との間にファイル1の被覆用表紙3(鍔状部3b)の厚みに相当する間隔を形成するための長さを備え、被覆用表紙3(鍔状部3b)を基部338と押圧部346bとの間に挟持してファイル1が固定されている。
ファイル1に紐とじ型綴じ具310を固定するときは、紐とじ型綴じ具310を脱係補助具360とは反対側に反らせて一方の固定部346と他方の固定部346との間隔を変えて、ファイル1の被覆用表紙3(鍔状部3b)に穿設された綴じ孔4b,4bに固定部346,346を嵌挿し、基部338と固定部346の押圧部346bとの間に挟持させて、紐とじ型綴じ具310をファイル1に固定する(図37及び38参照)。
例えば、つづり紐5の第1固定部を固定するファイル1の第2紐固定片をつづり紐の長さ調整具110として形成してもよい。
図66は、この発明の一実施の形態であるつづり紐の長さ調整具を備えたファイル用表紙を示す図であり、図67は、図66図示つづり紐の長さ調整具を備えたファイル用表紙の正面図解図である。
このファイル用表紙510は、開き表紙部材512と綴じ表紙部材514とからなり、前記綴じ表紙部材514に形成された差し込み片516が開き表紙部材512の第1袋状部518内に摺動自在に差し込まれ、綴じ表紙部材514に形成された差し込み片516の開き表紙部材512の第1袋状部518内に差し込まれた長さ分、表紙の背幅を変化させることのできるものである。
すなわち、第1表面414側より第1紐貫通孔416に貫挿されたつづり紐5は、第1紐貫挿孔416から第2表面420に至り、第2切込み424に貫挿されて第1表面414に至り、第1切込み422に貫挿するとともに、第1切込み422及び第2切込み424間において巻き重ねて、対の第2紐貫挿孔418に至り、該第2紐貫挿孔418に貫挿されたつづり紐5は、再び第1表面414から、先端5bが突き出される。
また、開き表紙部材512の差し込み用開口部524の近傍には、綴じ表紙部材514につづり紐5の第1固定部たるその中央付近を固定する第1紐固定片526が突き出し形成されている。
そして、綴じ表紙部材514は、前記差し込み片516の基部564の近傍に、つづり紐5の先端部分5a,5bの付近を固定する第2紐固定片566が形成されている。
第1裏面材520の上縁には第1連結片530がおよび下縁には第2連結片532が連設され、該第1連結片530および第2連結片532が第1裏面材520との境界である第2折り曲げ部534および第3折り曲げ部536において第1裏面材520の対向面(第1袋状部518の内側面)側に折り曲げられ、第1表面材522の対向する表面に接合されホットメルト型接着剤等の接着剤によって接着されて、第1裏面材520と第1表面材522とが第1袋状部518を形成するように連結されている。而して、開き表紙部材512の第1袋状部518の内側面は略方形であり、綴じ表紙部材514の差し込み片516は、第1袋状部518と略平行に差し込まれるように形成されているが、第1袋状部518の上縁内側すなわち第2折り曲げ部534および第1袋状部518の下縁内側すなわち第3折り曲げ部536と平行に差し込みまたは抜かれることになる。
第1紐固定片526は、つづり紐5を固定する紐とじ型綴じ具310のまち部538と該まち部538に延設された綴じ具固定部540とを備える。そして、綴じ具固定部540は、まち部538との境界部を構成する第5折り曲げ部542bを介してまち部538に延設された第1綴じ具固定片540aと、前記第1綴じ具固定片540aに第6折り曲げ部544を介して延設された第2綴じ具固定片540bとからなり、第2綴じ具固定片540bを第1綴じ具固定片540aとの境界である第6折り曲げ部544において第1綴じ具固定片540a側に折り曲げ、重層してホットメルト型接着剤等の接着剤によって接着して形成されている。
綴じ具固定部540には、紐とじ型綴じ具310を固定するための貫通孔546が穿設されている。貫通孔546は、第1綴じ具固定片540aと第2綴じ具固定片540bとの境界である第6折り曲げ部544の両側において、第1折り曲げ部528と等距離をおいて穿設された第1貫通孔546aと第2貫通孔546bとを第1綴じ具固定片540aと第2綴じ具固定片540bとを重ね合わせたとき合致させて、対の貫通孔546を形成するように構成されている。貫通孔546,546は、紐とじ型綴じ具310をファイル用表紙510に固定する孔を兼ねる。
第2裏面材560の上縁の第12折り曲げ部572を介して第2裏面材560に連設された第3連結片576と、第2裏面材560の下縁の第13折り曲げ部574を介して、第2裏面材560に連設された第4連結片578とが、第12折り曲げ部572および第13折り曲げ部574において第2裏面材560側に折り曲げられ、第2表面材562の対向する表面(第2袋状部570側の内面)に接合され、ホットメルト型接着剤等の接着剤によって接着されて、第2袋状部570が形成されている。
第2紐固定片566は、第2裏面材560の第11折り曲げ部568と対向する端縁の第14折り曲げ部580を介して、延設された第1折り畳み固定片582aと、第15折り曲げ部584を介して第1折り畳み固定片582aに延設された第2折り畳み固定片582bとを第15折り曲げ部584において折曲し、第1折り畳み固定片582aと第2折り畳み固定片582bとを重ね合わせ、ホットメルト型接着剤等の接着剤により接着してなる。
第3貫通孔594c及び第4貫通孔594dは、第15折り曲げ部584を跨いで、直線状スリット部422a及び直線状スリット部424aを形成するための直線状孔部595aが第15折り曲げ部584より等距離をおいて穿設され、且つ紐固定孔部422b及び紐固定孔部424bを形成するための円状孔部595b及び円状孔部595cが直線状孔部595a,595aの両端に穿設されている。第15折り曲げ部584と等距離をおいて穿設された円状孔部595bと円状孔部595cとを、第1折り畳み固定片582aと第2折り畳み固定片582bを重ね合わされたとき合致させて第1切込み422及び第2切込み424を形成するように構成されている(図77参照)。
まず、製紙(抄造)と同時に、適宜な形状に厚紙を裁断する。
次に、トムソン加工により、図73に示すように、開き表紙部材512の展開した形状に厚紙を裁断するとともに、第1貫通孔546aおよび第2貫通孔546bとひも通し孔554aおよびひも通し孔554bとの抜き加工を施す。
このとき、第1裏面材520と第1表面材522との非対向面(第1袋状部518の外側面)から反対側の対向面側(第1袋状部518の内側面)に向けてトムソン刃によって対向面(第1袋状部518の内側面)側に凹むように溝を付けて、リブ552aおよび552bを形成する。
第2折り曲げ部534と第3折り曲げ部536とにおいて内側に折り曲げられた第1連結片530および第2連結片532の表面に接着剤を塗布し、次に、第1折り曲げ部528を対向面を内側とした谷折りとして、第1裏面材520と第1表面材522とを重ね合わせ、第1表面材522の対向面(袋状部518の内側面)と第1連結片530および第2連結片532とを接着する。
このとき、第7折り曲げ部550において、内側に折り曲げられた抜け止め片548は、袋状部518の内部に折り曲げられた状態で入り込むように第1裏面材520と第1表面材522とを重ね合わせる必要がある。
まず、製紙(抄造)と同時に、適宜な形状に厚紙を裁断する。
次に、トムソン加工により、図77に示すように、綴じ表紙部材514を展開した状態における形状に厚紙を裁断するとともに、第2紐固定片566の第1貫通孔594aならびに第2貫通孔594bおよび第3貫通孔594cならびに第4貫通孔594dとひも通し孔596aおよびひも通し孔596bとの抜き加工を施す。
第11折り曲げ部568、第12折り曲げ部572、第13折り曲げ部574、第14折り曲げ部580、第15折り曲げ部584および第16折り曲げ部586および第17折り曲げ部590を折り曲げられるように、第2裏面材560と第2表面材562との非対向面(第2袋状部570の外側面)側から反対側の対向面(第2袋状部570の内側面)側に向けてトムソン刃によって対向面に向けて凹むように、トムソン加工により溝加工を施す。また、折り目線588を形成するための溝加工も、トムソン加工により同様に施す。
そして、抜け止め片592は、第17折り曲げ部590において谷折りとする。すなわち、抜け止め片592は、第2折り畳み固定片582bとは反対側に向けて折り曲げられる(図81参照)。
2 表紙
2a,2b 平面部
2c 折り畳み部
3 被覆用表紙
3a 平面部
3b 鍔状部
4a 折り畳み部の綴じ孔
4b 鍔状部の綴じ孔
4c,4d,4e,4f 被覆用表紙の孔
5 つづり紐
5a,5b つづり紐の先端部分
10,310 紐とじ型綴じ具
12,312 基体
14,314 保持体
16,316 連結体
20,320 重合部
22,322 紐固定部
24,324 紐挿通孔
26,326 第1係止部
28,328 縁部(紐固定部)
30,330 第1縁部(重合部)
32,332 第2縁部(重合部)
32a,32b,332a,332b 縁部(重合部)
34,334 第2係止部
36,336 第3係止部
38,338 基部
38a,338a 重合部部分
38b,338b 紐固定部部分
40,340 第4係止部
42,342 紐引掛部
46,346 固定部
46a,346a 突出部
46b,346b 押圧部
46c 凸部
50,350 重合部
52,352 紐固定部
54,354 ヒンジ部
56,356 第1係止部
58,358 咬止部
58a,358a 錐状凸部
60,360 脱係補助部
62,64,362,364 第2係止部
66,366 第4係止部
68a,68b,368a,368b 凸条
80,380 第1ヒンジ部
82,84,382,384 斜面部
86,386 第1係合部
88,388 凹部
90,390 第2ヒンジ部
110 つづり紐の長さ調整具
112 調整具本体
114 第1表面
116 第1紐貫挿孔
118 第2紐貫挿孔
120 第2表面
122 第1切込み
124 第2切込み
126 第3切込み
128 第1端縁
130 第2端縁
353 基部(紐固定部352の)
355 支持部
414 第1表面
416 第1紐貫挿孔
418 第2紐貫挿孔
420 第2表面
422 第1切込み
424 第2切込み
422a,424a 直線状スリット部
422b,424b 紐固定孔部
510 ファイル用表紙
512 開き表紙部材
514 綴じ表紙部材
516 差し込み片
518 第1袋状部
520 第1裏面材
522 第1表面材
524 差し込み用開口部
526 第1紐固定片
528 第1折り曲げ部
530 第1連結片
532 第2連結片
534 第2折り曲げ部
536 第3折り曲げ部
538 まち部
540 綴じ具固定部
540a 第1綴じ具固定片
540b 第2綴じ具固定片
542a 第4折り曲げ部
542b 第5折り曲げ部
544 第6折り曲げ部
546 貫通孔
546a 第1貫通孔
546b 第2貫通孔
548 抜け止め片
550 第7折り曲げ部
552a,552b リブ
554a,554b ひも通し孔
560 第2裏面材
562 第2表面材
566 第2紐固定片
568 第11折り曲げ部
570 第2袋状部
572 第12折り曲げ部
574 第13折り曲げ部
576 第3連結片
578 第4連結片
580 第14折り曲げ部
582a 第1折り畳み固定片
582b 第2折り畳み固定片
584 第15折り曲げ部
586 第16折り曲げ部
588 折り目線
590 第17折り曲げ部
592 抜け止め片
594a 第1貫通孔
594b 第2貫通孔
594c 第3貫通孔
594d 第4貫通孔
596a,596b ひも通し孔
A 被綴じ物
A1,A2 綴じ孔
A3 綴じ代部
Claims (7)
- ファイルの表紙および/または被綴じ物に、その一部たる中央の近傍の第1固定部が固定されたつづり紐を、被綴じ物の主面上において、前記第1固定部とは少なくとも被綴じ物のとじ厚さ以上の間隔をあけて固定する綴じ具であって、
被綴じ物の主面上に固定される基体と、
前記基体に保持されてつづり紐を基体に固定する保持体とを備え、
前記基体は、
長手方向を有する間隔規定接続部と、
前記間隔規定接続部の両端に形成された紐固定部と、
前記間隔規定接続部または紐固定部に形成された紐挿通孔とを備え、
前記紐挿通孔は、前記第1固定部より被綴じ物の反対側に出たつづり紐を被綴じ物側の主面より他方主面に向けて挿通するように形成され、前記紐固定部は、前記紐挿通孔より出たつづり紐の両先端の近傍の第2固定部を紐固定部の長手方向における外方に引くことにより基体を被綴じ物側に向けて押止させるように形成され、且つ、前記紐挿通孔より出たつづり紐の一部たる両先端の近傍の第2固定部を固定するように形成され、
前記保持体は、
長手方向を有する重合部と、
前記重合部の両端に形成され、前記基体の紐固定部に固定されてつづり紐を被綴じ物に固定する紐固定部とを備え、
前記基体の紐固定部及び前記保持体の紐固定部の少なくともいずれかに、前記基体の紐固定部と前記保持体の紐固定部とが対向する面において、紐挿通孔より紐固定部の長手方向における外方に位置して、つづり紐を咬止する咬止部が形成され、
保持体の重合部と基体とが重ね合わされ且つ保持体の紐固定部と基体の紐固定部とが重ね合わされたとき、保持体の紐固定部は、基体の紐固定部に対向する保持体の紐固定部の面と、保持体の紐固定部に対向する基体の紐固定部の面との間に、紐挿通孔より引き出されて基体の長手方向における外側に向けて伸ばされたつづり紐を挟み、保持体の第1係止部が基体の第1係止部に係止されると、基体の紐固定部と保持体の紐固定部とによりつづり紐が堅く保持されるように形成された、
紐とじ型綴じ具。 - 基体は、長手方向を有する重合部と、前記重合部の両端に形成された一対の紐固定部とを備え、
保持体は、長手方向を有する重合部と、重合部の両端に形成された一対の紐固定部と、保持体の重合部と紐固定部との間に形成されたヒンジ部とを備え、
保持体の重合部は、基体の重合部に固定され、
保持体の紐固定部は、ヒンジ部を中心として揺動し基体の紐固定部と重ね合わされ且つ離れるように形成された、請求項1に記載の紐とじ型綴じ具。 - 基体と保持体とは、連結体をもって連結され、
連結体は、基体と保持体とを重ね合わされるとき、わん曲するように柔軟性に富んだ合成樹脂をもって成形された、請求項1または2に記載の紐とじ型綴じ具。 - 前記紐挿通孔は、被綴じ物に穿設された孔の間隔に対応した間隔をおいて、基体の紐固定部の被綴じ物側表面より他方表面に穿設された、請求項1ないし3のいずれかに記載の紐とじ型綴じ具。
- 前記紐固定部の咬止部は、錐状凸部が、凹凸が交互に並ぶように連続して形成され、
前記錐状凸部は、一方の紐固定部より対向する他方の紐固定部に向けて、その先端がつづり紐を咬止するように突き出て、一方の紐固定部とそれと対向する他方の紐固定部との間においてつづり紐を挟持するように形成された、請求項3または4に記載の紐とじ型綴じ具。 - 基体の紐固定部と保持体の紐固定部とは、重ねて合わされ弾性係止されて固定されるように形成された、請求項1ないし5のいずれかに記載の紐とじ型綴じ具。
- つづり紐の第1固定部は、被綴じ物が綴じられるファイルの表紙の紐固定片に固定され、且つ、
つづり紐の第2固定部は、被綴じ物が綴じられるファイルの表紙の前記紐固定片と対向する他の紐固定片に固定された、請求項1ないし6のいずれかに記載の紐とじ型綴じ具。
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