JP4209397B2 - コイル部品、コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法 - Google Patents

コイル部品、コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明はコイル部品コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法に関し、特にコアと導線と金属端子とを備え、導線は、コアに巻回され絶縁被覆され金属端子に継線されるコイル部品コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法に関する。
コイル部品としては、トロイダルコアに複数本の導線が巻回されてなるトロイダルコイルと、ケースと、複数の金属端子とを備える構成のコモンモードチョークコイル等が従来より知られている。
トロイダルコアに巻回されている導線は絶縁被覆されている。ケースは、略直方体形状をなしており、上面の略中央位置には、トロイダルコアを収容するための凹部が形成されたコイル本体収容部が設けられている。コイル本体収容部の凹部内には、トロイダルコイルが収容されている。
ケース上面であって、コイル本体収容部の凹部周辺には、複数の金属端子の一端がそれぞれ上面から突出して設けられており継線部をなし、各継線部には、トロイダルコアに巻回されている導線の一端、他端が、それぞれ1つの継線部に対して1つずつ継線されている。複数の金属端子の他端は、それぞれケースの底面近傍位置から突出するいわゆるユーザ端子をなす。このような構成のコイル部品としては、例えば、実開平5−20416号公報(特許文献1)に記載されているノイズフィルタが挙げられる。
実開平5−20416号公報
従来のコイル部品では、上述のように被覆導線は、導線の周囲が絶縁被覆されて構成されており、近年自動車の部品として用いられるコイル部品等の被覆導線には、耐熱性の高い丈夫な絶縁被覆が用いられている。そして、従来のコイル部品の製造工程において被覆導線を金属端子の継線部に継線する際には、被覆導線の絶縁被覆を剥がして導線露出部を設け、導線露出部を金属端子の継線部に継線する必要がある。被覆導線の絶縁被覆を剥がして導線露出部を設ける方法としては、例えば、被覆導線にレーザを照射することにより絶縁被覆を剥がす方法が考えられる。
上述の従来のコイル部品の製造工程においてレーザを照射しようとする場合には、トロイダルコイルをコイル本体収容部の凹部に収容した状態とし、被覆導線をケース上面において金属端子の継線部近傍の位置に配置させてからレーザを被覆導線に照射することが考えられる。予め被覆導線にレーザを照射させて導線露出部を設けた後でトロイダルコイルをコイル本体収容部の凹部に収容すると、導線露出部を金属端子に継線するための最適な位置に配置させることができないといった不都合が生ずる可能性があるからである。
このように被覆導線をケース上面において金属端子の継線部近傍の位置に配置させてからレーザを被覆導線に照射する場合には、ケース上面の上方から被覆導線に対してレーザを照射することが考えられる。この場合には、被覆導線の上側については、レーザを直接照射することができるので、被覆導線の絶縁被覆を剥がすことができるが、被覆導線の下側、即ちケース上面に対向する被覆導線の部分にはレーザを照射しにくく、導線露出部の生成が不確実となり、製品たるコイル部品の信頼性が低下することが考えられる。
そこで、本発明は、導線露出部の生成が確実に行われたコイル部品コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明はコアと、周囲が耐熱性材料により絶縁被覆され該コアに巻回された被覆導線とを有するコイル本体と、一の表面と該一の表面に対向する他の表面と該コイル本体を収容するためのコイル本体収容部とを有するケースと、一端部が該被覆導線に継線される継線部をなし他端部がユーザ端子をなし、該継線部は該一の表面の側に配置された金属端子とを備えるコイル部品を提供している。
該ケースには、該一の表面から該他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが該継線部近傍に形成され、該被覆導線は、該ケースの該一の表面の側において該貫通孔又は該切欠きを横切るように配置され、該被覆導線の該貫通孔又は該切欠きを横切る部分の少なくとも一部は、レーザによって該絶縁被覆が全周にわたり剥離された導線露出部をなし、該導線露出部が該継線部に継線され、該一の表面から該他の表面へ向かう方向において該導線露出部には貫通孔のみが対向している。
ケースには、一の表面から他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが継線部近傍に形成されているため、ケースの一の表面の側において貫通孔又は切欠きを横切るように配置された被覆導線に対して、貫通孔又は切欠きを通して一の表面側及び他の表面側からレーザ照射することができる。このため、導線露出部の生成が確実に行われたコイル部品とすることができる。
ここで、該継線部は、屈曲可能な第1の爪部と屈曲可能な第2の爪部とを有し、該第1の爪部は、屈曲されることにより該ケースの該一の表面に該被覆導線を押圧して、該被覆導線の移動を規制して仮固定する仮固定部をなし、該第2の爪部は、屈曲された状態とされて該導線露出部に当接し継線されていることが好ましい。
継線部は、屈曲可能な第1の爪部と屈曲可能な第2の爪部とを有し、第1の爪部は、屈曲されることによりケースの一の表面に被覆導線を押圧して、被覆導線の移動を規制して仮固定する仮固定部をなしているため、一の表面において被覆導線を安定して保持することができる。このため、レーザ照射による導線露出部の生成を確実に行うことができる。
また、本発明は、コアと、周囲が耐熱性材料により絶縁被覆され該コアに巻回された被覆導線とを有するコイル本体と、一の表面と該一の表面に対向する他の表面と該コイル本体を収容するためのコイル本体収容部とを有するケースと、一端部が該被覆導線に継線される継線部をなし他端部がユーザ端子をなし、該継線部は該一の表面の側に配置された金属端子とを備えるコモンモードチョークコイルを提供している。
該ケースには、該一の表面から該他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが該継線部近傍に形成され、該被覆導線は、該ケースの該一の表面の側において該貫通孔又は該切欠きを横切るように配置され、該被覆導線の該貫通孔又は該切欠きを横切る部分の少なくとも一部は、レーザによって該絶縁被覆が全周にわたり剥離された導線露出部をなし、該導線露出部が該継線部に継線され、該一の表面から該他の表面へ向かう方向において該導線露出部には貫通孔のみが対向している
ケースには、一の表面から他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが継線部近傍に形成されているため、ケースの一の表面の側において貫通孔又は切欠きを横切るように配置された被覆導線に対して、貫通孔又は切欠きを通して一の表面側及び他の表面側からレーザ照射することができる。このため、導線露出部の生成を確実に行われたコモンモードチョークコイルとすることができる。
また、本発明は、コアと周囲が耐熱性材料により絶縁被覆され該コアに巻回された被覆導線とを有するコイル本体を、一の表面と該一の表面に対向する他の表面と該コイル本体を収容するためのコイル本体収容部と一端部が該被覆導線に継線される継線部をなし他端部がユーザ端子をなし該継線部は該一の表面の側に配置された金属端子とを有し該一の表面から該他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが該継線部近傍に形成されたケースの該コイル本体収容部に収容する工程と、該被覆導線を該ケースの該一の表面の側において該貫通孔又は該切欠きを横切るように配置する工程と、該貫通孔又は該切欠きを横切る該被覆導線の部分に対して、該一の表面から該他の表面へ向かう方向にレーザ照射し該他の表面から該一の表面へ向かう方向に該貫通孔又は該切欠きを通してレーザ照射することにより、該貫通孔又は該切欠きを横切る該被覆導線の部分の少なくとも一部を全周にわたり該絶縁被覆が剥離された導線露出部とする工程と、該継線部を該導線露出部に対向させ該導線露出部に電気的に接続することにより継線する工程とを有するコイル部品の製造方法を提供している。
以上により、導線露出部の生成が確実に行われたコイル部品コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態によるコイル部品について図1乃至図6に基づき説明する。図1に示されるようにコイル部品1は、具体的にはコモンモードチョークコイルであり、コイル本体10と樹脂製のケース20と4つの金属端子30、30、30、30とを備えている。
コイル本体10は、環状のトロイダルコア11と、周囲が絶縁被覆された2本の被覆導線12、12とを備えている。被覆導線12は、例えばポリアミドイミドワイヤー等からなり、導線の全周が耐熱性の絶縁被覆により絶縁被覆されている。トロイダルコア11は、2本の被覆導線12、12が環状のトロイダルコア11の内周側と外周側とを交互に通るように被覆導線12、12によって巻回されている。2本の被覆導線12、12は、トロイダルコア11の周方向へ互い違いになっている。
ケース20は、略直方体形状をなしており寸法は9×6×7mm程度である。図1に示されるように、ケース20の上面20Aの略中央位置には、コイル本体10を収容するための略円柱形状の凹部20aが形成されたコイル本体収容部20Cが設けられており、凹部20a内にはコイル本体10が、凹部20aと略同軸的な位置関係で収容されている。コイル本体収容部20Cの一部であって凹部20aの直径方向且つ図1の左右方向の位置には、一対の係止部21、21が設けられている。係止部21は、図示せぬ蓋部材の図示せぬ一対の係合部とそれぞれ係合可能であり、係合することにより図1に示されるケース20の上面20Aが、図示せぬ蓋部材によって覆われるように構成されている。ケース20の上面20Aは一の表面に相当する。
ケース20には、図1、図2に示されるように、上面20Aから底面20Bへと貫通する4つの貫通孔20b、20b、20b、20bが形成されている。貫通孔20bは、それぞれ上面20Aと底面20Bとを結ぶ方向に軸が一致する略四角柱形状をなし、コイル本体収容部20Cの凹部20aの周囲であって略直方体形状のケース20の上面20Aの4つの角の近傍位置に形成されている。底面20Bは他の表面に相当する。
金属端子30はケース20に支持されている。より具体的には、ケース20を成形する際に、金属端子30の一部がケース20となる溶融した樹脂内に配置される。そして、ケース20と金属端子30とが一体成形されることにより金属端子30がケース20に固定されて支持されている。金属端子30の一端寄りの部分30A(図2等)は、ケース20の上面20Aと底面20Bの間の略中央の位置においてケース20内部から貫通孔20b内へ入り、貫通孔20b内であって略四角柱形状をした貫通孔20bの当該一の側面に沿ってケース20の上面20Aの方向へ延び、上面20Aよりも図2の上方へ延出している。
貫通孔20b内に位置している金属端子30の部分は板状をなしている。このように貫通孔20b内に金属端子30の一端寄りの部分30Aが配置されているが、当該金属端子30の一端寄りの部分30Aは板状をなしているため薄く、貫通孔20b内には、上面20Aから底面20Bへと貫通する空間が確保されている。
貫通孔20bの上面20Aへ開口する開口部においては、図1に示されるように、被覆導線12が貫通孔20bの開口部を横切るように配置されており、被覆導線12の貫通孔20bの開口部を横切る部分の一部は、絶縁被覆が全周にわたり剥離された導線露出部12Aをなしている。なお、被覆導線12は、実際には、図1に示されるように貫通孔20bの開口部上に一端及び他端が配置されており、貫通孔20bを途中まで横切った状態となっている。
金属端子30においてケース20の貫通孔20bに配置されている部分である一端寄りの部分30Aよりも先の一端部は、被覆導線12に継線される継線部31をなす。継線部31は、図1〜図3に示されるように、ケース20の上面20Aから上方へ突出している金属端子30の部分であり、屈曲可能な第1の爪部31Aと屈曲可能な第2の爪部31Bとを有している。第1の爪部31A及び第2の爪部31Bは、後述のようにコイル部品1の製造工程において、第1の爪部31Aを屈曲させることにより被覆導線12の一部をケース20の上面20Aに押圧して仮固定する工程を行う前の時点では、ケース20の上面20Aから上方へと指向して突出しているが、当該工程以降においてそれぞれ屈曲され、図1に示された状態とされる。
第1の爪部31Aは、図1に示されるようにケース20の上面20Aに平行であって、且つ略直方体形状のケース20の上面20Aをなす長方形の短辺に平行に指向するように屈曲されており、貫通孔20bの開口部を横切る被覆導線12の一部を押圧することにより被覆導線12をケース20の上面20Aに押圧して、被覆導線12の移動を規制して仮固定する。第1の爪部31Aは仮固定部をなす。
第2の爪部31Bは、第1の爪部31Aの屈曲されている方向と同一の方向に屈曲されている。第2の爪部31Bは、屈曲された状態とされることにより被覆導線12の導線露出部12Aに当接し、この状態で後述のコイル部品1の製造工程においてYAGレーザによるレーザ溶接等により継線される。
ケース20の貫通孔20b内に配置されている一端寄りの部分30Aよりも他端寄りの金属端子30の部分は、それぞれ当該一端寄りの部分30Aに対して略直角に折曲がり、貫通孔20bからケース20内部に入り、略直方体形状のケース20の略長方形状をなす上面20Aの短辺に相当するケース20の側面の方向、即ち、図1の左方向、右方向へそれぞれ延び、ケース20の側面からケース20外部へ、ケース20から離間する方向へ突出している。
このケース20外部に突出している部分は、図2に示されるように、更に途中で略垂直に折曲がり、ケース20の上面20Aから底面20Bへと向う方向に平行に延出する。そして、図2において底面20Bよりも下方の位置において更に略垂直に折曲がり、再びケース20から離間する方向へ延出し他端へと至る。金属端子30の他端は、ユーザがコイル部品1を図示せぬ基板等に載置してパターンに電気的に接続する際のユーザ電極をなす。
コイル部品の製造方法におけるコイル部品1の製造工程において、被覆導線12の導線露出部12Aを継線部31に継線する際には、先ず、図4に示されるように、金属部材3とケース20とを一体成形する。金属部材3は金属端子30となる部分30′を有しており、当該金属端子30となる部分30′の一部がケース20の内部に位置するようにして一体成形される。金属端子30となる部分以外の金属部材3の部分は、後述の導線露出部12Aと継線部31との継線を行った後に、二点鎖線Aで示される位置においてタイバーカットされ不要部分として廃棄される。金属部材3は略平面状をなしており、4つの突出部3A、3A、3A、3Aと、継線部31となる部分を先端にそれぞれ有しケース20の貫通孔20bに配置される4つの部分3B、3B、3B、3B(図5)とのみが、略平面状をした金属部材3から略垂直に突出している。
また、被覆導線12を巻回したトロイダルコア11からなるコイル本体10を、ケース20のコイル本体収容部20Cの凹部20aに収容させた状態とする。次に、2本の被覆導線12、12の一端部と他端部とを、それぞれ図4〜図6に示すように、金属部材3の4つの突出部3A、3A、3A、3Aにそれぞれ巻回して、被覆導線12を突出部3A、3A、3A、3Aに仮固定する。このことにより被覆導線12は、貫通孔20bの開口部を横切るように安定して配置される。次に、図4に示されるように、第1の爪部31Aを略垂直に屈曲させることにより被覆導線12の一部をケース20の上面20Aに押圧して、被覆導線12の移動を規制して仮固定する。
次に、貫通孔20bを通してケース20の上面20Aから底面20Bへ向う方向へ図5、図6におけるケース20の上方からYAGレーザを照射することにより、図5、図6において導線の上側に位置する絶縁被覆を導線から除去する。また、ケース20の下方から貫通孔20bを通してケース20の底面20Bから上面20Aへ向う方向へ、図5、図6におけるケース20の下方から貫通孔20bを通してYAGレーザを照射することにより、図5、図6において導線の下側に位置する絶縁被覆を導線から除去して導線露出部12A(図1)を設ける。
次に、図4に示される屈曲された第1の爪部31Aと同一の方向へ第2の爪部31Bを屈曲させることよって、第2の爪部31Bを導線露出部12Aに当接させる。そして、被覆導線12を二点鎖線Bで示される位置において切断する。そして、第2の爪部31Bと導線露出部12Aとの両方に同時にYAGレーザが照射可能な位置にYAGレーザを照射することにより、導線露出部12Aを金属端子30の継線部31に継線する。
ケース20に、上面20Aから底面20Bへと貫通する貫通孔20bが継線部31近傍に形成されているため、ケース20の上面20Aの側において貫通孔20bを横切るように配置された被覆導線12に対して、貫通孔20bを通して上面20A側及び底面20B側からレーザ照射することができる。このため、導線露出部12Aの生成を確実に行うことができる。また貫通孔20bの周囲の部分により被覆導線12を支持することができるので、レーザ照射の際に被覆導線12が動いてしまうことを防止でき、安定してレーザ照射を行うことができる。
また、継線部31は、屈曲可能な第1の爪部31Aと屈曲可能な第2の爪部31Bとを有し、第1の爪部31Aは、屈曲されることによりケース20の上面20Aに被覆導線12を押圧して、被覆導線12の移動を規制して仮固定するため、上面20Aにおいて被覆導線12を安定して保持することができる。このため、レーザ照射による導線露出部12Aの生成を確実に行うことができる。
また、YAGレーザにより継線するので、ユーザがコイル部品1をいわゆるリフローして基板等に半田付けする際に、高温になることで継線した部分が外れて断線してしまうことを防止することができる。
本発明によるコイル部品コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態では、ケース20に貫通孔20bが形成されていたが、貫通孔20bに代えて図7や図8に示されるような、ケース20′、20″の上面から底面へと貫通する切欠き20b′20b″が形成されていてもよい。
この場合であっても、図示せぬ被覆導線は、ケース20′、20″の上面の側において切欠き20b′20b″を横切るように配置され、図示せぬ被覆導線の切欠き20b′20b″を横切る部分の少なくとも一部は、絶縁被覆が全周にわたり剥離された導線露出部をなす。導線露出部は継線部に継線される。この構成により、被覆導線に対して、切欠き20b′20b″を通してケース20′、20″の上面から底面へ向う方向及び底面から上面へ向う方向へとレーザ照射することができ、絶縁被覆を剥離することができる。
また、ケースの上面と底面とが逆であり底面の側において導線露出部が継線部に継線される構成であってもよい。
また、ケース20は樹脂製であったが、これに限定されず、例えば磁性体(フェライト)粉入り樹脂や磁性体そのもの等により構成されていてもよい。
また、レーザとしてはYAGレーザを用いたが、これに限定されず、例えば、YVOレーザやCOレーザ、YAGレーザの波長の半分のSHG、即ち第二高調波を利用したレーザ、LD(半導体)レーザ、エキシマレーザ等を用いてもよい。
また、本実施の形態によるコイル部品1はコモンモードチョークコイルであったが、これに限定されない。また、被覆導線12はポリアミドイミドワイヤーから構成されたが、これに限定されない。例えば、ポリエステルワイヤー、ポリウレタンワイヤー等であってもよい。
また、金属端子30はケース20と一体成形されたが、これに限られず、例えば、ケースの貫通孔に金属端子の一端寄りの部分が圧入されることにより、金属端子がケースに支持されていてもよい。例えば、底面に開口する貫通孔の開口部から金属端子の一端寄りの部分を挿入してゆき、ケースの底面側から上面側の方向へ圧入する。この場合であっても、金属端子は貫通孔内において貫通孔を塞がないように、貫通孔内にケースを貫通する空間が確保されているようにする必要がある。
本発明のコイル部品コモンモードチョークコイル、及びコイル部品の製造方法は、高温下で使用されるコイル部品の分野等において特に有用である。
本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを示す平面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを示す正面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを示す右側面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを製造する工程において、金属部材とケースとが一体成形され被覆導線が金属部材の突出部に巻回された状態を示す平面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを製造する工程において、金属部材とケースとが一体成形され被覆導線が金属部材の突出部に巻回された状態を示す正面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを製造する工程において、金属部材とケースとが一体成形され被覆導線が金属部材の突出部に巻回された状態を示す右側面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルのケースの変形例の輪郭形状を示す概略平面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルのケースの変形例の輪郭形状を示す概略平面図。
符号の説明
1 コイル部品
10 コイル本体
11 トロイダルコア
12 被覆導線
12A 導線露出部
20、20′、20″ ケース
20A 上面
20B 底面
20C コイル本体収容部
20a 凹部
20b 貫通孔
20b′、20b″ 切欠き
30 金属端子
31 継線部
31A 第1の爪部
31B 第2の爪部

Claims (4)

  1. コアと、周囲が耐熱性材料により絶縁被覆され該コアに巻回された被覆導線とを有するコイル本体と、
    一の表面と該一の表面に対向する他の表面と該コイル本体を収容するためのコイル本体収容部とを有するケースと、
    一端部が該被覆導線に継線される継線部をなし他端部がユーザ端子をなし、該継線部は該一の表面の側に配置された金属端子とを備え、
    該ケースには、該一の表面から該他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが該継線部近傍に形成され、該被覆導線は、該ケースの該一の表面の側において該貫通孔又は該切欠きを横切るように配置され、該被覆導線の該貫通孔又は該切欠きを横切る部分の少なくとも一部は、レーザによって該絶縁被覆が全周にわたり剥離された導線露出部をなし、該導線露出部が該継線部に継線され、
    該一の表面から該他の表面へ向かう方向において該導線露出部には貫通孔のみが対向していることを特徴とするコイル部品。
  2. 該継線部は、屈曲可能な第1の爪部と屈曲可能な第2の爪部とを有し、
    該第1の爪部は、屈曲されることにより該ケースの該一の表面に該被覆導線を押圧して、該被覆導線の移動を規制して仮固定する仮固定部をなし、
    該第2の爪部は、屈曲された状態とされて該導線露出部に当接し継線されていることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  3. コアと、周囲が耐熱性材料により絶縁被覆され該コアに巻回された被覆導線とを有するコイル本体と、
    一の表面と該一の表面に対向する他の表面と該コイル本体を収容するためのコイル本体収容部とを有するケースと、
    一端部が該被覆導線に継線される継線部をなし他端部がユーザ端子をなし、該継線部は該一の表面の側に配置された金属端子とを備え、
    該ケースには、該一の表面から該他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが該継線部近傍に形成され、該被覆導線は、該ケースの該一の表面の側において該貫通孔又は該切欠きを横切るように配置され、該被覆導線の該貫通孔又は該切欠きを横切る部分の少なくとも一部は、レーザによって該絶縁被覆が全周にわたり剥離された導線露出部をなし、該導線露出部が該継線部に継線され、
    該一の表面から該他の表面へ向かう方向において該導線露出部には貫通孔のみが対向していることを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  4. コアと周囲が耐熱性材料により絶縁被覆され該コアに巻回された被覆導線とを有するコイル本体を、一の表面と該一の表面に対向する他の表面と該コイル本体を収容するためのコイル本体収容部と一端部が該被覆導線に継線される継線部をなし他端部がユーザ端子をなし該継線部は該一の表面の側に配置された金属端子とを有し該一の表面から該他の表面へと貫通する貫通孔又は切欠きが該継線部近傍に形成されたケースの該コイル本体収容部に収容する工程と、
    該被覆導線を該ケースの該一の表面の側において該貫通孔又は該切欠きを横切るように配置する工程と、
    該貫通孔又は該切欠きを横切る該被覆導線の部分に対して、該一の表面から該他の表面へ向かう方向にレーザ照射し該他の表面から該一の表面へ向かう方向に該貫通孔又は該切欠きを通してレーザ照射することにより、該貫通孔又は該切欠きを横切る該被覆導線の部分の少なくとも一部を全周にわたり該絶縁被覆が剥離された導線露出部とする工程と、
    該継線部を該導線露出部に対向させ該導線露出部に電気的に接続することにより継線する工程とを有することを特徴とするコイル部品の製造方法。
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