JP4269965B2 - 生ごみ処理機 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭、レストラン、食堂等の厨房から排出される生ごみを微生物分解処理方式により分解処理する生ごみ処理機に関するものである。
この種の生ごみ処理機は、処理槽内に、有機物を分解する微生物担体(おが屑などの木質細片等)を収納し、投入される生ごみ等の有機物を担体に培養される微生物により分解処理するものであるが、有機物を分解する微生物の活性化に適した環境を維持するために、温度や空気供給の制御とともに、微生物担体の湿度を適正な値に保つ必要がある。
具体的には、有機物を分解する微生物担体を収納して、投入される生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽と、発熱体と温度センサとで構成され前記処理槽内の湿度を検知する湿度センサと、前記処理槽内の湿度を調整する湿度調整手段とを備え、前記発熱体への通電前に前記温度センサから得られる初期温度と、発熱体を一定時間通電した後に温度センサから得られる温度上昇の絶対値とに基づき、初期温度に応じて変動する温度上昇の絶対値から湿度を判定して、前記湿度調整手段を制御するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−137808号公報
しかしながら前記従来の構成においては、発熱体の個体差、外気温度、処理槽内の微生物担体の温度等によって前記発熱体の温度上昇値が大きくばらついてしまうため、精度の高い湿度判定ができず、その結果、微生物担体の湿度が適正な値に常に保つことが出来ず、生ごみの分解が効率良く行なわれないという課題があった。また、上記のような状態であえて精度の高い湿度判定を行なおうとすると、様々な補正処理を行わなければならなくなるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、複雑な補正処理を行うことなく、精度の高い湿度判定ができ、それにより微生物を常に最適な状態に維持することができる生ごみ処理機を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ処理機は、有機物を分解する微生物担体を収納する処理槽と、発熱体と温度センサとで構成され前記処理槽内の湿度を検知する湿度センサと、機器の運転を制御する制御手段と、前記処理槽内の湿度を調整する湿度調整手段とを備え、前記発熱体への通電前に前記温度センサで検出された初期温度よりも高温側に通電終了温度を設定するとともに、前記初期温度と前記通電終了温度との間に再通電開始温度を設定し、前記発熱体への通電により前記温度センサが前記通電終了温度を検出したら前記発熱体への通電を停止し、その通電停止により前記温度センサが検出する温度が前記再通電開始温度まで低下したら再度前記発熱体に通電を行う通電・非通電を複数回繰り返し、1回目の通電時間に対する2回目の通電時間の比率から前記処理槽内の湿度を判定し、その判定結果に応じて前記湿度調整手段を制御することを特徴とするもので、例えば、前記発熱体への1回の通電により前記発熱体近辺の水分がほぼ全て蒸発するように前記発熱体の発熱量・通電終了温度を調整しておけば、2回目の通電に要する時間は処理槽内の湿度にかかわらず、同一機器・同一雰囲気中においては常にほぼ一定の値となる。
つまり、1回目の通電時間は前記処理槽内の湿度及び外乱(発熱体の個体差・外気温度等)によって変化するのに対し、2回目の通電時間は外乱によってのみ変化するので、処理槽内の湿度を通電時間の変化の大きさ、例えば、(1回目の通電時間)/(2回目の通電時間)で判定することで、外乱による判定結果のばらつきがほぼ吸収され、その結果、複雑な補正処理を行うことなく、精度の高い(外乱に左右されにくい)湿度判定ができ、微生物を常に最適な状態に維持することができる生ごみ処理機を提供することができる。
本発明の生ごみ処理機は、複雑な補正処理を行うことなく、精度の高い湿度判定を行って、常に微生物を最適な状態に維持できるように微生物担体の湿度調整を行うことができるものである。
の発明は、有機物を分解する微生物担体を収納する処理槽と、発熱体と温度センサとで構成され前記処理槽内の湿度を検知する湿度センサと、機器の運転を制御する制御手段と、前記処理槽内の湿度を調整する湿度調整手段を備え、前記発熱体への通電前に前記温度センサで検出された初期温度よりも高温側に通電終了温度を設定するとともに、前記初期温度と前記通電終了温度との間に再通電開始温度を設定し、前記発熱体への通電により前記温度センサが前記通電終了温度を検出したら前記発熱体への通電を停止し、その通電停止により前記温度センサが検出する温度が前記再通電開始温度まで低下したら再度前記発熱体に通電を行う通電・非通電を複数回繰り返し、1回の通電時間に対する2回目の通電時間の比率から前記処理槽内の湿度を判定し、その判定結果に応じて前記湿度調整手段を制御することを特徴とするもので、例えば前記発熱体への1回の通電により前記発熱体近辺の水分がほぼ全て蒸発するように前記発熱体の発熱量・通電終了温度を調整しておけば、2回目の通電に要する時間は処理槽内の湿度にかかわらず、同一機器・同一雰囲気中においては常にほぼ一定の値となる。
つまり、1回目の通電時間は前記処理槽内の湿度及び外乱(発熱体の個体差・外気温度等)によって変化するのに対し、2回目の通電時間は外乱によってのみ変化するので、処理槽内の湿度を通電時間の変化の大きさ、例えば、(1回目の通電時間)/(2回目の通電時間)で判定することで、外乱による判定結果のばらつきがほぼ吸収され、その結果、複雑な補正処理を行うことなく、精度の高い(外乱に左右されにくい)湿度判定ができ、微生物を常に最適な状態に維持することができる生ごみ処理機を提供することができる。
の発明は、温度センサで検出された初期温度に応じて、発熱体に通電する際の通電率を変えることを特徴とするもので、特に処理槽内の微生物担体温度が高い時に(通電終了温度>発熱体の最大発熱温度)となる場合や、外気温度が低いときに、(前記発熱体による温度上昇速度<処理槽からの放熱速度)となる場合等に温度センサで検出される温度が通電終了温度に達っしなくなり、湿度判定不能になるのを防止することができる。
の発明は、外気温度を測定する外気温センサを設け、前記外気温度の変化に応じて通電終了温度と再通電開始温度を変えることを特徴とするもので、前記発熱体への通電中の外気温の変化にも対応するため、より一層環境変化の影響を受けにくい湿度判断が行えるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下本発明の第1の実施の形態における生ごみ処理機について図1〜図7を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態における生ごみ処理機の概略を示す断面図である。
図において、生ごみ処理機本体1は、微生物担体1b(おが屑などの木質細片)を収納するとともに生ごみ等の有機物が投入される上面開口の処理槽1aと、前記処理槽1aの開口部を開閉自在に覆う蓋体2と、投入される生ごみなどの有機物とともに微生物担体1bを撹拌する撹拌手段3を備えている。その撹拌手段3は、前記処理槽1a内に正逆回転自在にしかも前記処理槽1aの前後壁を貫通し取り付けられた撹拌軸4と、撹拌軸4に立
設された3本の撹拌部である撹拌棒3a、3b、3cと、前記処理槽1aの背面に設けられ前記撹拌軸4を駆動する撹拌モータ16から構成されている。
前記撹拌棒3a、3b、3cは前記撹拌軸4を中心に等角度(120度毎)に立設されているとともに、長手方向で等間隔(撹拌棒3aは前記処理槽1aの背面側、撹拌棒3cは処理槽1aの前面側、撹拌棒3bは、撹拌棒3aと撹拌棒3cとの間の中央)に配置されている。
前記処理槽1aの下部は前記撹拌棒3a、3b、3cの先端の回転軌道に合わせて円弧状に形成されており、その円弧状の外壁には前記処理槽1a内の微生物担体1bを加熱するための槽ヒータ5及び、前記槽ヒータ5の温調を行うための槽ヒータ温度センサ6が設けられており、前記槽ヒータ5と前記槽ヒータ温度センサ6は槽ヒータ断熱材7によって覆われている。
又、生ごみ処理機本体1の上方には、処理槽1aの内部の上部と生ごみ処理機本体1の背面に設けた背面開口部1cと連通し外気を取り入れるための吸気通路8が設けられている。同じく処理槽1aの内部の上部と生ごみ処理機本体1の下部に設けられた下部開口部1dと連通する排気通路9が設けられ、前記排気通路9の下流側には換気ファンモータ10が設けられており、前記換気ファンモータ10を駆動することにより、前記吸気通路8から外気を処理槽1a内に取り入れ前記排気通路9を通して外部に排気するようにして前記処理槽1aの換気を行うよう構成されている。
又、処理槽1aの下部後方外壁の右側に湿度センサ11が取り付けられている。湿度センサ11は図2に拡大図示したように、U字型の発熱体である湿度測定用ヒータ12と、湿度測定用ヒータ12の下端半円部の中心に設けられた温度センサ13と、湿度測定用ヒータ12を覆い且つ温度センサ13に触れないように温度センサ13の設けられている位置に穴があけられているアルミ箔14と、温度センサ13を覆う断熱材15により構成されている。
尚、アルミ箔14は湿度測定用ヒータ12から発生する熱を効率よく前記処理槽1aに伝えるためのものであり、断熱材15は、温度センサ13への外気温度の影響を遮断するためのものである。又、各電気部品の制御とセンサ入力処理等を行う制御基盤17は処理槽1a後部の撹拌モータ16の右側に湿度センサ11を覆うように設けられている。更に、制御基盤17近傍に外気温度を検出する為の外気温センサ18が設けられている。
以上の構成による生ごみ処理機の動作、作用は以下の通りである。
本生ごみ処理機の使用にあたり、予め一定量の微生物担体1b(おが屑等の木質細片)を処理槽1aに投入しておく。そして、生ごみ等の有機物を処理する時には前記蓋体2を開けて処理槽1aに有機物を投入して蓋体2を閉じる。この時、制御手段である制御基盤17と電気的に接続された検出手段(図示せず)が蓋体2が閉じられたことを検出し、槽ヒータ5、換気ファンモータ10、撹拌手段3等の運転制御を開始する。撹拌手段3の撹拌モータ16は間欠的に駆動され、微生物担体1bと投入された生ごみ等の有機物とを混合するとともに、換気ファンモータ10の駆動により処理槽1a内に流入する外気により微生物に適度な酸素を与えて活性化させる。
槽ヒータ5は、槽ヒータ温度センサ6で検出される温度が40℃程度になるように制御基盤17により制御されており、前記処理槽1a内の微生物担体1bの温度が常に微生物の活性化に適する温度で維持されるようにしている。換気ファンモータ10は蓋体2が閉じられている間は常に回転しており、吸気通路8を通して処理槽1a内に新鮮な酸素を送
り続けるとともに、前記処理槽1a内の生ごみ等の有機物から発生した蒸気を排気通路9を通して生ごみ処理機本体1の外部に放出する。
次に、詳細な制御について、図3〜6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
電源投入後、まずステップ1で、検出手段で蓋体2の開閉判断を行い、開いていれば撹拌モータ16と換気ファンモータ10の運転を停止(オフ)し、槽ヒータ5の温調を行う。更に制御基盤17に搭載された運転タイマ(図示せず)と撹拌タイマ(図示せず)をクリアし、再度ステップ1で蓋体2の開閉判断を行う。ステップ1で蓋体2が閉じていれば運転タイマのカウントアップを行う。
次にステップ2で、運転タイマが2時間を越えているかどうかの判断を行い、2時間を超えていれば湿度測定のための処理を行う。2時間未満であれば通常時の処理として換気ファンモータ10を駆動し、次にステップ3で運転タイマが1時間57分を超えているかどうかの判断を行う。1時間57分を越えていれば槽ヒータ5をオフし、超えていなければ槽ヒータ5の温調を行う。次に撹拌タイマのカウントアップを行い、その撹拌タイマ値に応じてステップ4で撹拌モータ16の制御を行う。
すなわち、後述のステップ11で湿度判定値に応じて決定される撹拌周期「A」分毎に1分間正転・1分間停止・1分間逆転を行うように制御される。一連の制御が終了した時に撹拌タイマをクリアする。尚、ここで言う「正転」とは機体正面から見て反時計回りへの回転のことである。
次にステップ5で、外気温センサ18で検出された外気温と温度センサ13で検出されたそれぞれの温度を湿度測定に用いる際の初期値として記憶する。更に現在の温度センサ13による検出温度+5℃を湿度測定用ヒータ12の再通電開始温度として、温度センサ13による検出温度+15℃を湿度測定用ヒータ12の通電終了温度として記憶する。以上で通常時の処理が終了し、再びステップ1に戻る。
一方ステップ2で運転タイマが2時間を越えていた場合は下記の湿度測定処理を行う。まず槽ヒータ5及び撹拌モータ16及び換気ファンモータ10をオフする。次に現在の外気温と外気温センサ18の初期値との差(現在値−初期値)を後述する温度補正値として設定する。次にステップ6でヒータオフフラグ(湿度測定用ヒータ12がオフであることを示すフラグ)が立っているかどうかの判断を行う。
ヒータオフフラグが立っていなければステップ7、8で温度センサ13の温度に応じて湿度測定用ヒータ12のオン・オフ判定を行う。すなわち、(再通電開始温度+温度補正値)≦センサ温度≦(通電終了温度+温度補正値)である時にヒータオン時間計測タイマをカウントアップし、センサ温度が(通電終了温度+温度補正値)を超えたらヒータオフフラグをセットして湿度測定用ヒータ12をオフするとともにヒータオン回数カウンタを+1する。
このカウンタが2以上であれば(2回湿度測定用ヒータ12への通電を行ったら)湿度測定処理を終了して、「湿度判定処理」を行う。カウンタが1であればタイマー値のクリアを行い再度ステップ1に戻る。一方温度センサ13による検出温度が(通電終了温度+温度補正値)以下である時はステップ9で湿度測定用ヒータ12の通電処理を行う。ステップ9では温度センサ13の初期値によって前記湿度測定用ヒータ12への通電の際の通電率を変える処理を行っている。
すなわち温度センサ13が検出した初期温度が−10℃〜40℃の間であれば湿度測定
用ヒータ12に80%通電、それ以外であれば100%通電を行なう。更にステップ14で1分毎の温度センサ13の温度上昇値の判定を行い、1分間の温度上昇値が1℃未満であった場合、湿度測定用ヒータ12の通電終了温度を現在の温度センサ13の検出温度で更新する。
ステップ6でヒータオフフラグが立っていた場合は、ステップ12で湿度測定用ヒータ12のオンへの移行判断を行う。すなわち、温度センサ13の温度が(再通電開始温度+温度補正値)未満になったときにヒータオフフラグをクリアし、それ以外の時は湿度測定用ヒータ12をオフし続ける。その後、再びステップ1へ戻る。
湿度判定処理は次のように行う。まずステップ15で撹拌タイマが(「A」+2分)以上であるかどうか、すなわち直前の撹拌方向が逆転方向であったかどうかの判定を行う。直前の撹拌方向が正転であった場合は、(1回目のヒータオン時間/2回目のヒータオン時間)×1.05を今回の測定値として記憶し、直前の撹拌方向が逆転方向であった場合は、(1回目のヒータオン時間)/(2回目のヒータオン時間)を今回の測定値として記憶する。
次にステップ16で過去5回分の測定値のばらつきが0.1以内であるかどうかの判定を行い、0.1以内であれば過去5回分の測定値を平均化する。0.1以上であればステップ17で0.1以内のばらつきに収まる測定値の数が最も多い範囲を見つけて、その範囲内の測定値を平均化する。すなわち、今回の測定値以上で今回の測定値+0.1未満である測定値の個数と、前回の測定値以上で今回の測定値+0.1未満である測定値の個数と、2回前の測定値以上で、4回前の測定値+0.1未満である測定値の個数を比較して、最も個数の多い範囲の測定値のみの平均化処理を行う。
ステップ18で、これらによって求まる測定値の平均値に応じて湿度調整手段である撹拌手段3の撹拌周期「A」を設定する。測定値の平均値と湿度判定値及び撹拌周期「A」の設定テーブルを下記表1に示す。最後にステップ19で各タイマ等のクリアを行って再びステップ1に戻る。
Figure 0004269965
以上の構成による作用を以下に示す。
湿度測定用ヒータ12への1回目の通電により前記湿度測定用ヒータ12近辺の水分がほぼ全て蒸発するので、2回目の通電に要する時間は処理槽1内の湿度にかかわらず、同一機器・同一雰囲気中においては常にほぼ一定の値となる。つまり、1回目の通電時間は
前記処理槽1内の湿度及び外乱(発熱体の個体差・外気温度等)によって変化するのに対し、2回目の通電時間は外乱によってのみ変化するので、湿度判定を、(1回目の通電時間)/(2回目の通電時間)によって行うことで、外乱による判定結果のばらつきはほぼ吸収でき、その結果、複雑な補正処理を行うことなく、精度の高い(外乱に左右されにくい)湿度判定が行えるものである。
又、処理槽1内の湿度調整を撹拌手段3の制御により行っている(湿度の高いときは撹拌周期を短くすることで蒸発量を多くし、湿度が低いときは撹拌周期を長くすることで蒸発量を抑えている)が、その撹拌周期の変更を1回の湿度測定結果ではなく、5回の平均値、しかも測定結果のばらつきの少ない範囲での平均値で判定しているため、湿度判定時に前記湿度測定用ヒータ12前にたまたまごみの塊があった場合や、急激な環境変化等による特異な判定結果を平均化処理から外すことができ、更に高精度の湿度調整が行えるものである。
又、処理槽1内の担体温度が極端に高いときや極端に低いときには、前記湿度測定用ヒータ12の通電量を大きくするので、例えば担体温度が極端に高いときに(通電終了温度>湿度測定用ヒータ12の最大発熱温度)となったり、担体温度が極端に低いときに、(前記湿度測定用ヒータ12よる温度上昇速度<処理槽1からの放熱速度)となることで温度センサ13が検出する温度が通電終了温度に達せずに湿度測定できないという現象を回避することができ、厳しい環境下でも正しい湿度測定が可能となるものである。
又、湿度測定中に外気温度が変化した場合、その変化量に応じて通電終了温度と最通電開始温度を変更するので、昼夜の激しい気温の変化にも対応して正しい湿度測定が可能となるものである。
これらの補正を加えても温度センサ13の温度が通電終了温度に達しないケースを想定し、前記温度センサ13の温度上昇速度がある所定値未満となった時点で1回目の通電を終了するように制御されるので、万一のケースにも対応することができ、更に湿度判定の信頼性が向上するものである。
又、湿度測定開始10分前から湿度測定終了までの間、槽ヒータ5をオフするとともに、換気ファンモータ10を停止させるようにすれば、前記槽ヒータ5の発熱による湿度判定への影響がなくなるとともに、換気ファンモータ10の駆動により微生物担体1bの温度が変化しそれにより温度センサ13が影響を受けるということが無く、より高精度の湿度判定が行えるものである。
又、撹拌モータ16が正転側に回転している時は、逆転側に回転している時に比べて湿度測定用ヒータ12の前のごみが希薄になってしまうため、湿度測定値は実際よりも乾燥気味という結果になってしまう。しかし、その場合(湿度測定直前の撹拌方向が正転側であった場合)には、(湿度測定値×1.05)という補正を加えているので、撹拌方向による湿度測定値の差を吸収することができ、より高精度の湿度判定が行えるものである。
なお、上記実施の形態では、湿度測定用ヒータ12の通電中に、換気ファンモータ10の運転を停止するようにしたが、停止する代わりに、低速運転するようにしても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態における生ごみ処理機の制御について、図7、8に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
ステップ1で蓋体2の開閉判断を行い、前記蓋体2が閉じていた場合、ステップ20で撹拌タイマが(「A」+10分)以上経過しているかどうかの判断を行い、(「A」+10分)以上経過している場合は以降、上記第1の実施の形態におけるステップ6〜8を省略してステップ9、ステップ13、14の処理を行う。
ステップ14で、1分間の温度上昇値が1℃未満になった場合、湿度測定用ヒータ12への通電開始から、それまでの経過時間を今回の測定値として記憶し、撹拌タイマをクリアするとともに湿度測定用ヒータ12をオフして湿度判定処理ステップ16へ移行する。ステップ18での撹拌周期「A」の設定は、下記のような表2の設定テーブルを用いている。
Figure 0004269965
一方、ステップ20で撹拌タイマが(「A」+10分)未満であった場合、換気ファンモータ10を駆動し、槽ヒータ5の温調を行い撹拌タイマのカウントアップを行った後、ステップ4へ移行する。ステップ4の最後で撹拌タイマが(「A」+3分)以上であった場合、ステップ21で、湿度センサ11にもっとも近い撹拌棒3aが所定の停止位置、具体的には、上下方向で湿度センサ11と反対側の位置にあるかどうかの判定を行い、所定の停止位置でなかった場合は撹拌モータ16の逆転を継続し、所定の停止位置にきた時に撹拌モータ16を停止するようにする。
撹拌棒3aの位置判定は、例えば、撹拌軸4の先端部周面に図示しない突起を設け、撹拌棒3aが上向きになった時に、前記突起に接触してオンする撹拌棒位置検出センサ(図示せず)を配することで、容易に行うことができる。
上記構成による作用は以下の通りである。
湿度測定用ヒータ12の通電開始から温度センサ13の温度上昇速度がある所定値未満となるまでの時間を湿度判定値として使用することで、例えば処理槽1a内の担体温度が高い時または、処理槽1内が非常に高湿であった時等、前記温度センサ13の温度が通電終了温度に達するまでの時間が非常に長くなったり、通電終了温度に達しない等のこと態を回避しつつ、様々な環境変化に対応した湿度検知が行えるので、湿度判定の信頼性が向上するものである。
又、撹拌棒3a〜3cが逆転方向に回転してから(前記発熱体近辺のごみを撹拌により入れ替えてから)10分後という常に同一条件下で湿度測定を開始するので、湿度判定前には湿度測定用ヒータ12近辺の微生物担体1bの環境が常に一定となり、より高精度の
湿度判定が行えるものである。
又、湿度判定中は撹拌棒3a〜3cが常に所定の位置(湿度測定用ヒータ12と反対の位置)にあるため、前記撹拌棒3a〜3cの熱吸収による温度センサ13の温度上昇速度への影響がなくなり、より高精度の湿度判定が行えるものである。
以上のように、本発明にかかる生ごみ処理機は、複雑な補正処理を行うことなく高精度の(外乱の影響を受けにくい)湿度判定を行えるので、湿度判定を必要とする堆肥処理装置、調理装置、熱利用機器等の各種機器、装置にも適用できるものである。
本発明の実施の形態1における生ごみ処理機の概略断面図 (a)同生ごみ処理機の湿度センサの拡大平面図(b)同湿度センサの断面図 同生ごみ処理機の制御フローチャート(ステップ1、2、6、9、13、14) 同生ごみ処理機の制御フローチャート(ステップ3〜5、11) 同生ごみ処理機の制御フローチャート(ステップ10、12) 同生ごみ処理機の制御フローチャート(ステップ15〜19) 本発明の実施の形態2における生ごみ処理機の制御フローチャート(ステップ1〜14) 同生ごみ処理機の制御フローチャート(ステップ16〜19)
1 生ごみ処理機本体
1a 処理槽
1b 微生物担体
2 蓋体
3 撹拌手段
3a〜3c 撹拌棒(撹拌部)
4 撹拌軸
5 槽ヒータ
6 槽ヒータ温度センサ
10 換気ファンモータ
11 湿度センサ
12 湿度測定用ヒータ(発熱体)
13 温度センサ
16 撹拌モータ
17 制御基盤
18 外気温センサ

Claims (3)

  1. 有機物を分解する微生物担体を収納する処理槽と、発熱体と温度センサとで構成され前記処理槽内の湿度を検知する湿度センサと、機器の運転を制御する制御手段と、前記処理槽内の湿度を調整する湿度調整手段を備え、前記発熱体への通電前に前記温度センサで検出された初期温度よりも高温側に通電終了温度を設定するとともに、前記初期温度と前記通電終了温度との間に再通電開始温度を設定し、前記発熱体への通電により前記温度センサが前記通電終了温度を検出したら前記発熱体への通電を停止し、その通電停止により前記温度センサが検出する温度が前記再通電開始温度まで低下したら再度前記発熱体に通電を行う通電・非通電を複数回繰り返し、1回の通電時間に対する2回目の通電時間の比率から前記処理槽内の湿度を判定し、その判定結果に応じて前記湿度調整手段を制御することを特徴とする生ごみ処理機。
  2. 温度センサで検出された初期温度に応じて、発熱体に通電する際の通電率を変えることを特徴とする請求項記載の生ごみ処理機。
  3. 外気温度を測定する外気温センサを設け、前記外気温度の変化に応じて通電終了温度と再通電開始温度を変えることを特徴とする請求項または記載の生ごみ処理機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110108765A (zh) * 2019-05-28 2019-08-09 浙江科技学院 袋装垃圾干湿识别方法

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