JP4335514B2 - 自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物 - Google Patents

自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄に適し、所定のカートリッジ容器に収容して用いるための自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物に関し、環境安全性、低泡性、作業安全性に優れるとともに、水酸化アルカリ金属塩を含むアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性を有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等において、使用後の食器を効率よく洗浄するため、自動食器洗浄機が広く用いられている。また、食器に限らず、各種製造工場,加工工場等においても、器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するために自動洗浄機が用いられている。
【0003】
これらの自動洗浄機に用いられる液体洗浄剤には、強固な油脂汚れを落とすことを目的として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩が、通常、10〜50質量%(以下「%」と略す)程度配合されている。
【0004】
しかしながら、上記水酸化アルカリ金属塩を5%を超えて含む洗浄剤は、「医薬用外劇物」となり、安全性の点から専門的な知識や取り扱いに注意を要する。また、上記水酸化アルカリ金属塩は、ガラス製食器表面を浸食したり、アルミ製食器・調理器具を黒変させるおそれがあることや、万が一に飛散し皮膚に付着した際には強い刺激性を与えるといった問題を有している。そして、取り扱い時や保管時の安全性を配慮して、肉厚で頑丈なプラスチック容器に収容されているため、コスト高になるという問題も有している。
【0005】
そこで、最近では、上記水酸化アルカリ金属塩に代えて、よりマイルドなアルカリ剤の使用や、油脂汚れに対して高い洗浄性能を有する各種界面活性剤の配合が要求されるようになっている。
【0006】
例えば、リン酸塩、珪酸塩および重炭酸塩を含有し、重炭酸塩の量が全量に対して5〜20重量%であり、かつ1%水溶液のpHが12以上である食器洗浄機用粉末アルカリ洗浄剤が、特開昭49−130904号公報にある(特許文献1参照。)。
【0007】
また、ナトリウムジクロロイソシアヌレート二水和物、アルカリ金属珪酸塩、清浄剤ビルダーと水軟化剤、塩素化イソシアヌレート類と混合できる低起泡非イオン界面活性剤、添加剤からなる食器洗浄清浄剤組成物が、特開昭49−82712号公報にある(特許文献2参照。)。
【0008】
さらに、珪酸塩を含有するアルカリ性洗浄剤組成物において、珪酸塩としてグラニュール状メタ珪酸ソーダである実質的に無水物の成分に、水に溶解する際に水中で固結を防止するため、0.1〜50重量%の過炭酸アルカリ金属塩を存在せしめた粉末アルカリ性洗浄剤組成物が、特公昭58−42236号公報にある(特許文献3参照。)。
【0009】
そして、アルカリ金属トリポリ燐酸塩、炭酸塩、珪酸塩、ジクロルシアヌル酸ナトリウム、低起泡性非イオン界面活性剤を含有し、オルトホスフェートおよび有機キレートかビルダーを実質的に含有していない自動皿洗い用組成物が、特開昭55−108499号公報にある(特許文献4参照。)。
【0010】
また、水不溶性容器内に粉粒状洗浄剤組成物が収納され、水和性無機または有機化合物を50重量%以上含有し、水分が50重量%未満の水溶性固形シール剤により、開放口が封止されている連続自動洗浄機用カードリッジ洗剤が、特公平6−67375号公報にある(特許文献5参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開昭49−130904号公報
【特許文献2】
特開昭49−82712号公報
【特許文献3】
特公昭58−42236号公報
【特許文献4】
特開昭55−108499号公報
【特許文献5】
特公平6−67375号公報
【0012】
【発明を解決しようとする課題】
しかしながら、これらの洗浄剤組成物には、泡立ちが多くポンプを介したノズル噴射式の機械洗浄に適していない、洗浄剤組成物のアルカリ等によって容易に分解してしまう、等の問題がある。このため、作業安全性、環境安全性に優れ、水酸化アルカリ金属塩やリン酸塩を含まずとも、高い洗浄性能、低泡性、貯蔵安定性を兼ね備えた新しい組成の洗浄剤組成物の開発が強く望まれている。
【0013】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を含有しない組成でありながら、水酸化アルカリ金属塩,リン酸塩を含有するアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性と低泡性を備えた、所定のカートリッジ容器に収容して用いるための自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物の提供をその目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、容器本体と、この容器本体の首部に着脱自在にら着もしくは嵌合されるスリット付のキャップとを備えたカートリッジ容器に収容して用いるための自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物において、(A)非イオン界面活性剤として、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル(イ)と、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物およびグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物の少なくとも一方(ロ)とを組み合わせたもの(イ+ロ)0.1〜10質量%と、(A′)同じく非イオン界面活性剤として、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレングリコールエーテルの少なくとも一方0.1〜3質量%、(B)ケイ酸塩10〜60質量%、(C)アミノカルボン酸塩10〜60質量%を含有し、水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を含有しない自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第1の要旨とする。
【0015】
また、本発明は、そのなかでも、特に、(D)炭酸塩、硫酸塩および重炭酸塩の少なくとも一つからなる洗浄ビルダーを、洗浄剤組成物全体に対し5〜40質量%含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第2の要旨とする。
【0016】
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、(E)塩素系漂白剤を、洗浄剤組成物全体に対し0.5〜4質量%含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第の要旨とする。
【0017】
また、本発明は、それらのなかでも、特に、上記(B)成分のケイ酸塩が、オルソケイ酸ナトリウムおよびオルソケイ酸カリウムの少なくとも一方である自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第4の要旨とする。
【0018】
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、上記(C)成分のアミノカルボン酸塩が、エチレンジアミン四酢酸塩およびニトリロ三酢酸塩の少なくとも一方である自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第の要旨とする。
【0019】
なお、本発明において、「水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を含有しない」とは、これらの成分を全く含まないか、製造設備等の一部または全部を共有することにより1質量%(以下「%」と略す)未満のごく微量でしか含有しない、という趣旨である。例えば、リン酸塩であれば、P2 5 (五酸化リン)として1%未満である。
【0020】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
まず、本発明の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物(以下「本洗浄剤組成物」と略す)は、(A)、(A′)特定の非イオン界面活性剤、(B)ケイ酸塩、(C)アミノカルボン酸塩を必須成分として含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物である。
【0022】
上記(A)成分である非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル(イ)と、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物およびグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物の少なくとも一方(ロ)とを組み合わせたものが用いられる。
【0023】
上記(イ)のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、炭素数が6〜24の直鎖または分岐のアルコールにエチレンオキサイド(以下「エチレンオキサイド」を「EO」と略す)を1〜40モルとプロピレンオキサイド(以下「プロピレンオキサイド」を「PO」と略す)1〜50モルとを付加したポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテルがあげられ、なかでも、炭素数が6〜18の直鎖または分岐のアルコールにEOを1〜20モルとPO1〜20モルとを付加しEO/POの重量比が0.5〜5の範囲にあるもの、炭素数が6〜18の直鎖または分岐のアルコールにEO1〜15モルとPO1〜50モルとを付加しEO/POの重量比が0.05〜1の範囲にあるもの、炭素数が6〜18の直鎖または分岐のアルコールにEOを1〜20モルとPO1〜20モルとを付加しEO/POの重量比が0.5〜5の範囲にあるもの等があげられる。
【0024】
また、上記(ロ)の一つであるトリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物(ロ−1)としては、トリメチロールプロパンにEOを3〜45モルとPO15〜120モルとを付加したものがあげられる。そして、上記(ロ)のもう一つであるグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物(ロ−2)としては、グリセリンにEOを3〜45モルとPO15〜120モルとを付加したものがあげられる。
【0025】
なお、上記(イ)と(ロ)の配合比率は、適宜に設定することができるが、特に、(イ):(ロ)=9:1〜35:2の範囲となるよう設定することが好ましい。そして、上記(イ)と(ロ)を組み合わせてなる(A)成分である非イオン界面活性剤(イ+ロ)の配合量は、本洗浄剤組成物全体に対し、0.1〜10%の範囲内に設定することが必要である。
【0026】
すなわち、0.1%未満の配合量では、所望の洗浄性能に乏しく、また低泡性能も得られない。一方、10%を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果による洗浄性能が飽和となり、また、コスト面で不利となる。そして、特に、0.5〜5%の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【0027】
さらに、本洗浄剤組成物には、ポンプ水圧の高い、より高度な低泡性能が要求される自動洗浄機に適用させることを目的として、上記(A)成分の非イオン界面活性剤とともに、(A′)同じく非イオン界面活性剤として、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレグリコールエーテルの少なくとも一方を併用する。そして、ポリオキシエチレンアセチレグリコールエーテルにおけるポリオキシエチレンの付加モル数は、1〜4であることが好ましく、他成分とのバランスや消泡性能向上の点から、ポリオキシエチレン(1.3)アセチレグリコールエーテル〔( )内は、付加モル数〕が好ましく用いられる。
【0028】
上記(A′)成分の配合量は、本洗浄剤組成物全体に対し、0.1〜3%の範囲に設定することが必要である。すなわち、0.1%未満の配合量では、所望の消泡性能が乏しくなり、3%を超えると全体のバランスが悪くなり、汚れに対する浸透効果、他成分との相乗効果がそれ以上得られなくなるからである。
【0029】
これらの非イオン界面活性剤(A)、(A′)のうち、洗浄性能、抑泡性の点から、具体的には、下記のように組み合わせることが、特に好適である。
【0030】
(1)炭素数が6〜18の直鎖または分岐のアルコールにEOを1〜20モルとPO1〜20モルとを付加しEO/POの重量比が0.5〜5の範囲にあるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル(イ)と、トリメチロールプロパンにEOを3〜45モルとPO15〜120モルとを付加した多価アルコールのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物(ロ−1)と、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレングリコールエーテルの少なくとも一方(A′)とからなる組み合わせ。
【0031】
(2)炭素数が6〜18の直鎖または分岐のアルコールにEOを1〜20モルとPO1〜20モルとを付加しEO/POの重量比が0.5〜5の範囲にあるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル(イ)と、グリセリンにEOを3〜45モルとPO15〜120モルとを付加したグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物(ロ−2)と、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレングリコールエーテルの少なくとも一方(A′)とからなる組み合わせ。
【0032】
(3)炭素数が6〜18の直鎖または分岐のアルコールにEOを1〜20モルとPO1〜20モルとを付加しEO/POの重量比が0.5〜5の範囲にあるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル(イ)と、トリメチロールプロパンにEOを3〜45モルとPO15〜120モルとを付加した多価アルコールのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物(ロ−1)およびグリセリンにEOを3〜45モルとPO15〜120モルとを付加したグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物(ロ−2)と、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレングリコールエーテルの少なくとも一方(A′)とからなる組み合わせ。
【0033】
また、本洗浄剤組成物に用いられる(B)成分のケイ酸塩としては、下記の化学式(1)で示されるものがあげられ、なかでも、洗浄性能および汚れの分散性能の点から、下記のx:yが1:1〜3:1のものが好適である。
【0034】
【化1】
Figure 0004335514
【0035】
例えば、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、オルソケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸カリウム、二ケイ酸ナトリウム、二ケイ酸カリウム、層状ケイ酸ナトリウム、層状ケイ酸カリウム等があげられこれらは無水物或いは水和物として用いられる。これらのなかでも、特に、洗浄性能、他成分とのバランスから、オルソケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸カリウムが好ましい。
【0036】
上記(B)成分の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、10〜60%の範囲内に設定することが必要である。すなわち、10%未満の配合量では、所望の洗浄性能に乏しく、一方、60%を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果や良好な貯蔵安定性が得られないからである。なお、特に、15〜35%の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【0037】
さらに、本洗浄剤組成物に用いられる(C)成分のアミノカルボン酸塩としては、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酢酸、メチルグリシンジ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、エチレングリコールジエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、シクロヘキサン−1,2−ジアミン四酢酸、ジエンコル酸、および/または、これらのナトリウム塩,カリウム塩等の水溶性アルカリ金属塩、エタノールアミン塩、アンモニウム塩等があげられる。これらは、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0038】
そして、上記アミノカルボン酸塩のなかでも、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸カリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸カリウムが好ましく、特に、コスト的にはナトリウム塩が有利である。
【0039】
なお、これらのアミノカルボン酸塩の水溶性アルカリ金属塩は、市販品から選択することもできるが、例えばエチレンジアミン四酢酸ナトリウムであれば、エチレンジアミン四酢酸に水酸化ナトリウムを添加(中和)することにより、適宜調製することができる。よって、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムを加える場合には、任意の比で、エチレンジアミン四酢酸ナトリウムとエチレンジアミン四酢酸カリウムとの混合物を得ることができる。また、部分中和物とすることもできる。
【0040】
上記(C)成分の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、10〜60%の範囲内に設定することが必要である。すなわち、10%未満の配合量では、所望の洗浄性能に乏しく、一方、60%を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果、コスト面から不利なものとなるからである。なお、特に、30〜60%の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【0041】
また、本洗浄剤組成物には、上記(A)〜(C)の必須成分とともに、任意成分として、以下に述べる(D)特定の洗浄ビルダーや、(E)塩素系漂白剤を配合することができる。
【0042】
上記(D)成分である洗浄ビルダーとしては、炭酸塩,硫酸塩および重炭酸の少なくとも一つがあげられ、より詳しくは、炭酸ナトリウム,炭酸カリウム等の炭酸塩、硫酸ナトリウム,硫酸カリウム等の硫酸塩、重炭酸ナトリウム,重炭酸カリウム等の重炭酸塩があげられる。なかでも、他成分とのバランスによる貯蔵安定性やコスト面から、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムが好ましく用いられる。これらは、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0043】
上記(D)成分の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、5〜40%の範囲内に設定することが好ましい。すなわち、5%未満の配合量では、洗浄性能、貯蔵安定性が不充分となるおそれがあり、逆に、40%を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果や良好な洗浄性能、貯蔵安定性が得られにくい傾向がみられるからである。なお、特に、20〜40%の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【0044】
また、上記(E)成分の塩素系漂白剤としては、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシアヌル酸ナトリウム等のイソシアヌル酸塩があげられる。なかでも、有効塩素含有量が55〜60%のものが広く市販されており、コスト面からこれらを用いることが好ましい。
【0045】
このような(E)成分である塩素系漂白剤の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、0.5〜4%の範囲内に設定することが好ましい。すなわち、0.5%未満の配合量では、所望の漂白効果および除菌効果の性能が不充分となるおそれがあり、逆に、4%を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果や所望の漂白除菌効果が飽和となるばかりでなく、被洗浄物である食器の加工方法によっては、これらを傷めるおそれがあるからである。なお、特に、コスト面から1〜3%の範囲に設定することが好適である。
【0046】
さらに、本洗浄剤組成物には、他の任意成分として、高分子電解質重合体、水溶性溶剤、染料、香料、金属腐食抑制剤、殺菌剤、消臭剤、帯電防止剤等を用いることができる。
【0047】
これらのうち、高分子電解質重合体としては、マレイン酸、アクリル酸の少なくとも一方を単量体とする重合体または共重合体並びにその水溶性アルカリ塩が好ましく、マレイン酸重合体、アクリル酸重合体、マレイン酸とアクリル酸との共重合体およびこれらの水溶性アルカリ金属塩があげられる。水溶性アルカリ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、エタノールアミン塩があげられるが、なかでも、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。特に、好ましくは、ポリマレイン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸とマレイン酸との共重合体のナトリウム塩が用いられる。
【0048】
そして、マレイン酸重合体、アクリル酸重合体およびその水溶性アルカリ金属塩の平均分子量は、600〜15,000のものが好適に用いられ、特に好ましくは1,000〜15,000のものが用いられる。また、マレイン酸とアクリル酸の共重合体およびその水溶性アルカリ金属塩の平均分子量としては、1000〜100,000のものが好適に用いられ、特に好ましくは50,000〜80,000のものが用いられる。上記重合体および共重合体の水溶性アルカリ金属塩は、全てが中和された塩であっても、部分的に中和された塩であってもよい。
【0049】
なお、本洗浄剤組成物中には、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩と、トリポリリン酸ナトリウム,トリポリリン酸カリウム,ピロリン酸ナトリウム,ピロリン酸カリウム,ヘキサメタリン酸ナトリウム,ヘキサメタリン酸カリウム等のリン酸塩を含有しないものである。これが、本発明の大きな特徴である。
【0050】
このように、本洗浄剤組成物は、(A)、(A′)特定の非イオン界面活性剤、(B)ケイ酸塩、(C)アミノカルボン酸塩を必須の洗浄成分として含有し、必要に応じて、(D)特定の洗浄ビルダー、(E)塩素系漂白剤等の任意成分をさらに含有してなる組成物である。そして、上記本洗浄剤組成物は、どのようにして製造してもよく、例えば、上記成分を単に、ナウタミキサ(登録商標)、リボンミキサ(登録商標)等の粉体混合機で混合して製造することができる。また、上記成分の一部または全部を、公知の造粒方法によって粉粒状に造粒して製造してもよい。そして、このようにして製造された粉粒状洗浄剤組成物を用いることのできる各種の自動洗浄機に、洗浄剤として供給される。
【0051】
このようにして用いられる本洗浄剤組成物は、環境安全性、作業安全性に優れるとともに、水酸化アルカリ金属塩を含有するアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性を有し、しかも、すすぎ後の仕上がり性にも優れている。そして、本洗浄剤組成物に、炭酸塩,硫酸塩および重炭酸塩の少なくとも一つからなる洗浄ビルダーを組み合わせたり、さらにまた塩素系漂白剤を組み合わせたりすることにより、より一層優れた品質のものとすることができる。
【0052】
特に、従来の洗浄剤組成物が、水酸化アルカリ金属塩やリン酸塩を含有するものであったのに対して、ケイ酸塩をアルカリ剤として用いる洗浄剤組成物であることから、ガラス製食器やアルミニウム製食器・調理器具の表面はもとより、食器類の表面に金線、銀線や絵柄の施された被洗浄物に対しても悪影響を及ぼすことがなく、また、他成分とのバランスによって、すすぎ後の仕上がり性にも優れている。
【0053】
したがって、本洗浄剤組成物は、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄用途に適している。また、食器に限らず、各種製造工場,加工工場等における器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するための自動洗浄機用途としても使用可能である。このほか、食品工場・食品加工工場等のタイル、床等の硬表面の洗浄、飲料用のガラス瓶・ビール瓶等の容器洗浄、金属表面洗浄にも好ましく用いることができる。特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄機に用いるのに好適である。
【0054】
そして、本洗浄剤組成物は、医薬用外劇物の製品ではないため、従来のような肉厚のプラスチック容器等に替えて、肉薄のプラスチック容器や、パウチ等の袋体に収容することも可能であるが、特に、本発明では、カートリッジ容器に収容して用いる。このようにして用いると、取り扱い時の作業安全性に優れ、また運搬や保管時の作業性にも優れたものとなる。
【0055】
上記カートリッジ容器としては、例えば図1に示すようなものがあげられる。このカートリッジ容器30は、本体首部に、合成樹脂製のキャップ31が着脱自在にら着もしくは嵌合されているもので、上記キャップ31のキャップ面には、多数のスリット(メッシュ状、透孔等の形態を含む)31aが形成されている。そして、容器30内に、本洗浄剤組成物のような粉粒状洗浄剤組成物を収容した状態で、自動食器洗浄機等に付設される洗浄液供給装置の、容器保持部33に、図示のように、上記キャップ31を下向きにして装着されるようになっている。
【0056】
上記容器保持部33の内側には、ON−OFF用の電磁弁42を備えた噴射液供給配管35が延びており、図2に示すように、装着された容器30のキャップ31に対峙するよう配置された噴射ノズル35aに連結されている。34は洗浄液取り出し部、37は容器30を装着した状態に限り噴射が可能となる安全止水弁である。したがって、上記噴射ノズル35aから水が噴射されると、水がキャップ31のスリット31aを通過して容器30内の洗浄剤組成物を溶解し、洗浄液となって流下する。これにより、自動食器洗浄機等に、所定濃度の洗浄液を供給できるようになっている。なお、38は、容器30内の洗浄剤組成物が、粉粒状のまま落下した場合に受け止めるためのガイド板である。本洗浄剤組成物は、このような使用態様にも適しているのである。
【0057】
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
【0058】
【実施例1〜3、参考例1〜27、比較例1〜13】
後記の表1〜表11に示す組成(各表の数値の単位は%である)の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を調製し、その貯蔵安定性、低泡性、洗浄性、洗浄後仕上がり性、ガラスに対する影響、スケール生成抑制能の6項目について評価した。その結果を後記の表1〜表11に併せて示す。なお、各項目の試験方法、評価方法は、以下に示すとおりである。
【0059】
〔貯蔵安定性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を400gを、500ml容積のポリエチレン瓶に入れ、恒温槽(SLI−4S、須中理化工業社製)により40℃の雰囲気下に置き、その状態で1カ月保管した。そして、その外観を目視により観察し、下記の評価基準で評価した。
・評価基準
○ :1カ月後、変色・固結等は認められなかった。
× :1カ月後、変色・固結等(塩素系漂白剤配合品にあっては、著しい有効塩素の分解)が認められた。
【0060】
〔低泡性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物と充分にかき混ぜた鶏卵(全卵)30gを業務用の自動食器洗浄機(DW−DR61、三洋電機社製)に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、洗浄液の泡立ちを目視により後記の評価基準で評価した。
*運転条件
洗剤濃度 :0.10%
洗浄温度 :60℃
洗浄コース :標準洗浄サイクル(洗浄:43秒、すすぎ:15秒)
水道水の硬度:(CaCO3 として)80mg/L
・評価基準
◎ :運転時に泡が液面から50mm未満で、かつ運転終了後速やかに泡が消える。
○ :運転時に泡が液面から50mm未満で、かつ運転終了後1分経過以内に泡が消える。
△ :運転時に泡が液面から50mm以上であるが、運転終了後1分経過以内に泡が消える。
× :運転時の泡の高さにかかわらず、運転終了後1分経過後も泡が消えずに残っている。
××:運転直後に、ポンプに泡をかんで、運転困難となる。
【0061】
〔洗浄性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機(DW−DR61、三洋電機社製)に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、下記の被洗浄物である陶器皿を10枚1組として洗浄し、その洗浄性能を後記の評価基準で評価した。なお、汚れとして、標準汚れ類を用意し、それぞれの汚れに対し洗浄評価を行った(なお、汚れとして牛脂、上新粉、カレーを用意し、それぞれの汚れに対し洗浄評価を行った)。
*運転条件
洗剤濃度 :0.10%
洗浄温度 :60℃
すすぎ温度 :80℃
洗浄コース :標準洗浄サイクル(洗浄:43秒、すすぎ:15秒)
水道水の硬度:(CaCO3 として)80mg/L
牛脂汚れ :精製牛脂を用いた。
上新粉汚れ :上新粉25に対し水75を加え、途中かき混ぜながら20分間煮沸し、のり状となったものを用いた。
カレー汚れ :市販のレトルトカレー(商品名:ボンカレー:大塚食品社製)を用いた。
被洗浄物 :直径10cmの陶器皿に上記標準汚れを4g/枚となるように付着させ、常温で1時間乾燥させたものを用いた。
・評価基準
◎…90%以上の汚れ除去。
○…70%以上90%未満の汚れ除去。
△…50%以上70%未満の汚れ除去。
×…50%未満の汚れ除去。
【0062】
〔洗浄後仕上がり性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機(DW−DR61、三洋電機社製)に投入し、下記の条件で運転した。そして、後記に示す被洗浄物であるガラスコップを10個1組として洗浄し、洗浄後の仕上がり性能を後記の評価基準で評価した。
*運転条件
洗剤濃度 :0.10%
洗浄温度 :60℃
すすぎ温度 :80℃
洗浄コース :標準洗浄サイクル(洗浄:43秒、すすぎ15秒)
使用水の硬度:(CaCO3 として)80mg/L
被洗浄物 :200ml容積のガラスコップ(佐々木硝子社製)に牛乳を注いだ後、5分間放置した。ついで、牛乳を捨てた後、水ですすぐことなく30分間風乾した。
・評価基準
◎:ウォータースポットが全くみられない。
○:ウォータースポットが1〜2個みられる。
△:ウォータースポットが3〜5個みられる。
×:ウォータースポットが6個以上みられる。
【0063】
〔ガラスに対する影響〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物中に、市販の200ml容積のタンブラーグラス(HOYA社製)を下記の条件で浸漬した。そして、浸漬後のタンブラーグラスの状態を目視により観察し、下記の評価基準で評価した。
*浸漬条件
洗剤濃度:0.20%
浸漬温度:60℃
浸漬時間:2週間
・評価基準
◎:タンブラーグラス表面に変色や腐食が認められない。
○:タンブラーグラス表面がわずかに変色している。
△:タンブラーグラス表面の変色が大きい。
×:タンブラーグラス表面の腐食が大きい。
【0064】
〔スケール生成抑制能〕
・試験方法
人工硬水(総硬度: 150mg/L)を用いて、洗浄剤組成物を0.05%に希釈し、容量100mlの比色管に50mlを注ぎ、60℃で4時間保持した後、スケールの生成量を以下の基準で目視判定した。
・評価基準
◎:スケールの生成がなかった。
○:スケール生成がほとんどなかった。
△:スケールの生成があった。
×:スケール付着が著しかった。
【0065】
なお、後記の表1〜表11において、用いた成分とその有効純分(%)の詳細は、下記のとおりであり、表中の数値は、各成分の有姿のまま、示したものである。
【0066】
非イオン界面活性剤1;(A成分−イ)
ポリオキシエチレン(P=15)ポリオキシプロピレン(q=9)直鎖アルキル(C=14、15)エーテル
EO/PO重量比=1.26
試作品
【0067】
非イオン界面活性剤2;(A成分−イ)
ポリオキシエチレン(P=8)ポリオキシプロピレン(q=6)直鎖アルキル(C=12、13)エーテル
EO/PO重量比=1.01曇点=31℃
商品名:ペポールAS−054C(東邦化学工業社製)
【0068】
非イオン界面活性剤3;(A成分−ロ)
下記化学式(2)で表されるトリメチロールプロパンEO,PO付加物
平均分子量=4,500 EO/PO重量比=0.21
試作品
【0069】
【化2】
Figure 0004335514
【0070】
非イオン界面活性剤4;(A成分−ロ)
下記化学式(3)で表されるグリセリンEO,PO付加物
試作品
【0071】
【化3】
Figure 0004335514
【0072】
非イオン界面活性剤5;(A′成分)
2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール
商品名:サーフィノール104(日信化学工業社製)
【0073】
非イオン界面活性剤6;(A′成分)
ポリオキシエチレン(1.3)アセチレグリコールエーテル
商品名:サーフィノール420(日信化学工業社製)
【0074】
非イオン界面活性剤7;
ポリオキシエチレン(P=3)直鎖アルキル(C12,C13)エーテル
商品名:ノイゲンET−97(第一工業製薬社製)
【0075】
非イオン界面活性剤8;
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(プルロック型ブロックポリマー)
EO/PO重量比=0.67 平均分子量:3,300
商品名:エパン740(第一工業製薬社製)
【0076】
非イオン界面活性剤9;
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(リバースプルロニック型ブロックポリマー)
EO/PO重量比=0.67 平均分子量:2,800
商品名:プルロニックRPE1740(BASF社製)
【0077】
ケイ酸塩1;(B成分)
メタケイ酸ナトリウム5水塩
商品名:メタ珪5水(三宝化学社製)
【0078】
ケイ酸塩2;(B成分)
メタケイ酸ナトリウム9水塩
商品名:メタ珪9水(三宝化学社製)
【0079】
ケイ酸塩3;(B成分)
オルソケイ酸ナトリウム
商品名:オルソ65(東洋珪酸曹達社製)
【0080】
アミノカルボン酸塩1;(C成分)
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム
商品名:トリロンB(BASF社製)
【0081】
アミノカルボン酸塩2;(C成分)
ニトリロ三酢酸酸ナトリウム
商品名:トリロンA92R(BASF社製)
【0082】
洗浄ビルダー1;(D成分)
炭酸ナトリウム
商品名:ソーダ灰(東ソー社製)
【0083】
洗浄ビルダー2;(D成分)
無水硫酸ナトリウム
商品名:中性無水ボウ硝(四国化成社製)
【0084】
洗浄ビルダー3;(D成分)
重炭酸ナトリウム
商品名:重炭酸ナトリウム(旭硝子社製)
【0085】
塩素系漂白剤1;(E成分)
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム
(有効塩素濃度60%)
商品名:ハイライト60G(日産化学工業社製)
【0086】
塩素系漂白剤2;(E成分)
次亜塩素酸カルシウム(試薬)(和光純薬社製)
【0087】
水酸化アルカリ金属塩;
水酸化ナトリウム
商品名:パール苛性ソーダ(セントラル硝子社製)
【0088】
リン酸塩;
トリポリリン酸ナトリウム
商品名:トリポリリン酸ソーダ(下関三井化学社製)
【0089】
【表1】
Figure 0004335514
【0090】
【表2】
Figure 0004335514
【0091】
【表3】
Figure 0004335514
【0092】
【表4】
Figure 0004335514
【0093】
【表5】
Figure 0004335514
【0094】
【表6】
Figure 0004335514
【0095】
【表7】
Figure 0004335514
【0096】
【表8】
Figure 0004335514
【0097】
【表9】
Figure 0004335514
【0098】
【表10】
Figure 0004335514
【0099】
【表11】
Figure 0004335514
【0100】
上記の結果から、実施例品はいずれも、上記全ての評価項目において、優れた特性を示すことがわかる。
【0101】
【発明の効果】
以上のように、本発明の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物は、洗浄成分として、特定の非イオン界面活性剤、ケイ酸塩、アミノカルボン酸塩を含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物であり、環境安全性、作業安全性に優れるとともに、水酸化アルカリ金属塩を含有するアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性を有し、しかも、すすぎ後の仕上がり性にも優れたものとなっている。したがって、本発明の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物は、自動洗浄機用用途として、自動洗浄機の本洗浄やその予備洗浄(浸漬)での食器,調理器具等の洗浄用途において有効に供することができる。
【0102】
さらには、水酸化アルカリ金属塩やリン酸塩を含有せず、ケイ酸塩をアルカリ剤として用いる洗浄剤組成物であることから、ガラス製食器やアルミニウム製食器・調理器具の表面はもとより、食器類の表面に金線、銀線や絵柄の施された被洗浄物に対しても悪影響を及ぼすことがなく、また、他成分とのバランスによって、すすぎ後の仕上がり性にも優れたものとなっている。
【0103】
また、従来のような肉厚のプラスチック容器に収容する制限を受けないため、カートリッジ容器に収容して用いることで、その作業安全性や運搬および保管にも優れたものとなる。
【0104】
したがって、本発明の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物は、食器、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄用途や、食器に限らず、各種製造工場,加工工場等における器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するための自動洗浄機用途としても使用可能である。この外、食品工場・食品加工工場等のタイル、床等の硬表面の洗浄、飲料用のガラス瓶・ビール瓶等の容器洗浄、金属表面洗浄等に、広く用いることができる。特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄機に用いるのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用態様の説明図である。
【図2】図1の要部拡大説明図である。

Claims (5)

  1. 容器本体と、この容器本体の首部に着脱自在にら着もしくは嵌合されるスリット付のキャップとを備えたカートリッジ容器に収容して用いるための自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物において、(A)非イオン界面活性剤として、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル(イ)と、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物およびグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物の少なくとも一方(ロ)とを組み合わせたもの(イ+ロ)0.1〜10質量%と、(A′)同じく非イオン界面活性剤として、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレングリコールエーテルの少なくとも一方0.1〜3質量%、(B)ケイ酸塩10〜60質量%、(C)アミノカルボン酸塩10〜60質量%を含有し、水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を含有しないことを特徴とする自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。
  2. (D)炭酸塩、硫酸塩および重炭酸塩の少なくとも一つからなる洗浄ビルダーを、洗浄剤組成物全体に対し5〜40質量%含有する請求項1記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。
  3. (E)塩素系漂白剤を、洗浄剤組成物全体に対し0.5〜4質量%含有する請求項1または2記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。
  4. 上記(B)成分のケイ酸塩が、オルソケイ酸ナトリウムおよびオルソケイ酸カリウムの少なくとも一方である請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。
  5. 上記(C)成分のアミノカルボン酸塩が、エチレンジアミン四酢酸塩およびニトリロ三酢酸塩の少なくとも一方である請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。
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