JP4339210B2 - 消波構造物用ユニットの組立方法 - Google Patents
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Description
ところで、上記護岸を含む構造物において、表面層の空隙率を大きくし(例えば50〜60%)、その表面層の空隙率よりも内部側の空隙率を小さくした場合(例えば30〜50%)には、表面側の構造(空隙率が大)に基づき、波の砕波、波の内部への案内、砕波に伴う飛沫発生抑制等に関し、好ましい結果を得ることができ、内部側の構造(低い空隙率)に基づき、その内部に導かれる波エネルギに対して、高い消波効果(減衰効果)を得ることができる。
構成面の一つが開口するボックス内に、該ボックスの開口側において該開口を覆うように配置されて表面層を形成する複数の塊状表面部材と、前記ボックス内に、前記表面層よりも内方側において充填されて内部層を形成する中詰め材と、前記各塊状表面部材を前記内部層に当接するようにそれぞれ保持するアンカー部材とを備えている消波構造物用ユニットの組立方法であって、
先ず、前部及び上部が連続的に外部に開口されたボックスと、該ボックスの上部開口を施蓋するための壁体と、塊状表面部材にアンカー部材の一端部が連結され該アンカー部材の他端部に抵抗力増大手段が備えられたアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
次に、前記ボックス内で、前記アンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材を該ボックスの前部開口側において下側から複数段に亘って積み上げると共に該各塊状表面部材に連なるアンカー部材をそれぞれ略平行に配置する一方、前記アンカー付き塊状表面部材の各段の積み上げの度に、前記ボックスの開口から前記中詰め材を投入して前記各アンカー部材を該中詰め材により埋設し、
この後、前記アンカー付き塊状表面部材と前記中詰め材とが前記ボックスの上部にまで至ったことを条件として、前記壁体をもって該ボックスの上部開口を施蓋する構成としてある。
構成面の一つが開口するボックス内に、該ボックスの開口側において該開口を覆うように配置されて表面層を形成する複数の塊状表面部材と、前記ボックス内に、前記表面層よりも内方側において充填されて内部層を形成する中詰め材と、前記各塊状表面部材を前記内部層に当接するようにそれぞれ保持するアンカー部材とを備えている消波構造物用ユニットの組立方法であって、
先ず、前部及び上部が連続的に外部に開口されたボックスと、該ボックスの上部開口を施蓋するための壁体と、塊状表面部材にアンカー部材の一端部が連結されたアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
次に、前記ボックス内で、前記アンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材を該ボックスの前部開口側において下側から複数段に亘って積み上げると共に、該各塊状表面部材に連なる各アンカー部材の他端部を、該各塊状表面部材の積み上げの度に前記ボックスの内壁に連結する一方、該アンカー付き塊状表面部材の各段の積み上げの度に、前記ボックスの開口から前記中詰め材を投入して前記各アンカー部材を該中詰め材により埋設し、
この後、前記アンカー付き塊状表面部材と前記中詰め材とが前記ボックスの上部にまで至ったことを条件として、前記壁体をもって該ボックスの上部開口を施蓋する構成としてある。
上側及び下側が開口された枠体と、網状体と、塊状表面部材にアンカー部材の一端部が連結されているアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
先ず、前記枠体内に前記アンカー付き塊状表面部材を複数収納して、該各アンカー付き塊状表面部材のアンカー部材を塊状表面部材よりも上方に位置するようにしつつ、該複数のアンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材により前記枠体の下側開口を覆うようにし、
次に、前記中詰め材を前記枠体の上側開口を通じて該枠体内の上部に至るまで充填し、
次に、前記網状体を、前記枠体の上側開口を覆うように該枠体に載せ、
次に、アンカー付き塊状表面部材のアンカーの他端部を前記網状体に取付けることと、該網状体を該枠体に取付けることとを行う、
ことを特徴とする消波構造物用ユニットの組立方法とした構成としてある。
上側及び下側が開口されていると共に下側に内径が拡径された拡径部が設けられている枠体と、網状体と、塊状表面部材にアンカーの一端部が連結されているアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
先ず、前記枠体内に前記アンカー付き塊状表面部材を複数収納して、該各アンカー付き塊状表面部材のアンカー部材を塊状表面部材よりも上方に位置するようにしつつ、該各塊状表面部材を前記拡径部内に一杯に収納されるようにし、
次に、前記中詰め材を前記枠体の上側開口を通じて該枠体内の上部に至るまで充填し、
次に、前記網状体を、前記枠体の上側開口を覆うように該枠体に載せ、
次に、アンカー付き塊状表面部材のアンカーの他端部を前記網状体に取付けることと、該網状体を該枠体に取付けることとを行い、
次に、前記枠体を、該枠体内における前記アンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材がアンカー部材よりも上方に位置するように反転させ、
次に、前記枠体の下側の拡径部を除去する、
ことを特徴とする消波構造物用ユニットの組立方法とした構成としてある。
これにより、当該消波構造物用ユニットを用いれば、そのボックスとしての形状に基づき、積み上げたり、施工面に敷設したりして、容易に構造物を構築することができる一方、予め、高い消波性能を確保する観点から、空隙率が大きい表面層とその表面層よりも空隙率が小さくされた内部層とに形成されていることを利用することにより、高い消波性能を示す消波構造物を容易に構築できることになる。
しかも、各塊状表面部材、中詰め材がボックスの各壁に基づき外力から保護されることから、各塊状表面部材、中詰め材が流失することを高い確実性をもって防止できることになり、長期に亘って高い消波性能を維持できることになる。
また、アンカー部材が、その一端部をもって塊状表面部材に連結され、アンカー部材の他端部に抵抗力増大手段が備えられ、アンカー部材の一端部よりも他端側が内部層内に埋設されていることから、ボックス内に充填されて互いに噛み合った状態で係合することになる中詰め材と、アンカー部材(抵抗力増大手段)とを利用して、塊状表面部材を内部層に当接した状態で的確に保持できることになる。
さらに、アンカー部材を内部層に連結するに際して、アンカー部材の一端部よりも他端側(抵抗力増大手段)を中詰め材により埋設するだけで足りることになり、アンカー部材の他端部に対する連結作業を不要として作業性を向上させることができることになる。
これにより、当該消波構造物用ユニットを用いれば、そのボックスとしての形状に基づき、積み上げたり、施工面に敷設したりして、容易に構造物を構築することができる一方、予め、高い消波性能を確保する観点から、空隙率が大きい表面層とその表面層よりも空隙率が小さくされた内部層とに形成されていることを利用することにより、高い消波性能を示す消波構造物を容易に構築できることになる。
しかも、各塊状表面部材、中詰め材がボックスの各壁に基づき外力から保護されることから、各塊状表面部材、中詰め材が流失することを高い確実性をもって防止できることになり、長期に亘って高い消波性能を維持できることになる。
また、アンカー部材が、その一端部をもって塊状表面部材に連結され、アンカー部材の他端部が、前記ボックスの開口に対向する構成壁に連結されていることから、当該消波構造物用ユニット全体の重量がアンカー部材の移動抵抗となり、その極めて大きな移動抵抗に基づき、塊状表面部材の脱落を確実に防止できることになる。
これにより、当該消波構造物用ユニットにおいては、前記請求項2に係る消波構造物用ユニットを同様の作用効果を生じる他に、網状体の網目、その網目を区画する線材を利用して、アンカー部材の他端部の連結作業を容易にすることができることになる。
これにより、当該消波構造物用ユニットを用いれば、そのボックスとしての形状に基づき、積み上げたり、施工面に敷設したりして、容易に構造物を構築することができる一方、予め、高い消波性能を確保する観点から、空隙率が大きい表面層とその表面層よりも空隙率が小さくされた内部層とに形成されていることを利用することにより、高い消波性能を示す消波構造物を容易に構築できることになる。
しかも、各塊状表面部材、中詰め材がボックスの各壁に基づき外力から保護されることから、各塊状表面部材、中詰め材が流失することを高い確実性をもって防止できることになり、長期に亘って高い消波性能を維持できることになる。
また、各塊状表面部材が、ボックスの開口端面よりも突出されていることから、当該消波構造物用ユニットにより構築される消波構造物において、粗度を高めることができ、流水エネルギ、波エネルギの吸収、減衰効果を高めることができることになる。
しかも、ボックス内に充填できる中詰め材の量を増加させて(空隙率を小さくして)、消波効果を高めることができることになる。
図1〜図8は第1実施形態を示す。その図1において、符号1は、海で用いられる直立消波護岸を示す。この消波護岸1においては、その下部において土台としての基礎捨石2が形成され、その基礎捨石2の上面には、コンクリート方塊3が前面(図1中、左面)を揃えつつ積み上げられている。
また、各消波構造物用ユニット4のボックス5としての形状に基づき、容易に積み上げることができ、当該直立消波護岸1を簡単に構造物を構築できることになる。
しかも、各自然石16(塊状表面部材)、割栗石7(中詰め材)がボックス5の各壁部8〜11に基づき外力から保護されることから、各自然石16、割栗石7が流失することを高い確実性をもって防止できることになり、長期に亘って高い消波性能を維持できることになる。
先ず、前記ボックス5と、複数の前記アンカー付き塊状表面部材6と、前記割栗石7とを用意する。この場合、ボックス5は、上壁部9を構成するコンクリート壁30を除き(図4〜図6参照)、そのボックス5の内部空間を、表部開口12と上部開口29とを介して外部に対して開放しておく。
尚、背壁部11に対するアンカー部材17の一体化に関しては、接着剤に換えて、メタルヒットアンカー等の他の手段を用いてもよい。
しかも、当該消波構造物用ユニット4の組立過程においては、図10に示すように、アンカー付き塊状表面部材6をボックス5内に配置して、そのアンカー部材17を割栗石7により埋設するだけでよく、そのアンカー部材17の他端部をボックス背壁部11に取付ける作業を省くことができることになり、組立作業を簡略化できることになる。
この消波構造物用ユニット4の組立に関しては、前記第1実施形態の場合同様、上壁部9が存在しない状態で、アンカー付き塊状表面部材6と割栗石7とを順次、積み上げていくことになるが、このとき、それに合わせて(アンカー付き塊状表面部材6等の積み上げの度に)、コンクリートを充填することになる。
すなわち、この実施形態に係る消波構造物用ユニット4においては、枠体49(ボックス5)の一端側に自然石16が配置されて表面層20が形成されている一方、その各自然石16にはアンカー部材17がその一端部をもって連結され、その他端部は金網46側へと延ばされている。このアンカー部材17の他端部にはリング状部37が形成され、そのリング状部37が、連結手段としてのシャックル38を介して網目区画線材47に連結されており、この連結により、自然石16の移動(脱落)が防止されている。尚、図20において、表面層20と金網46との間に介在される内部層21については省略されている。
(1)塊状表面部材として、自然石16に限らず、擬石、人造石、ブロック、薄板状のもの等、種々のものを適宜用いること。
(2)海における護岸、擁壁等を対象とする場合に限らず、湖水、河川における護岸、擁壁等にも本発明を適用すること。
(3)ボックス5として、各壁部8〜11を構成するコンクリート壁を組み立てたものを用いること。
(4)ボックス5の非透水性壁の材料として、コンクリートに換えて、鉄、樹脂等を用いること。
(5)ボックス5の流水通過可能壁として、内外を連通させるために孔を形成したものを用い、その孔によっても、波の圧力を減衰させること。
(6)割栗石7が構成する内部層21の空隙率を、自然石16が構成する表面層20の空隙率よりも小さくすることに換えて、同じ空隙率であっても、内部層21の空隙の大きさを、表面層20の空隙の大きさよりも小さくすること。
(7)各実施形態に係る消波構造物用ユニット4を、護岸1、根固め構造物55、人工リーフ51に適宜、用いること。
4 消波構造物用ユニット
5 ボックス
6 アンカー付き塊状表面部材
7 割栗石(中詰め材)
11 背壁部
12 表部開口
16 自然石
17 アンカー部材
20 表面層
21 内部層
29 上部開口
35 格子目
36 格子目区画部材
46 金網(網状片)
50 支え壁(拡径部)
51 人工リーフ
52 人工リーフ用造成マウンド
55 根固め構造物
Claims (4)
- 構成面の一つが開口するボックス内に、該ボックスの開口側において該開口を覆うように配置されて表面層を形成する複数の塊状表面部材と、前記ボックス内に、前記表面層よりも内方側において充填されて内部層を形成する中詰め材と、前記各塊状表面部材を前記内部層に当接するようにそれぞれ保持するアンカー部材とを備えている消波構造物用ユニットの組立方法であって、
先ず、前部及び上部が連続的に外部に開口されたボックスと、該ボックスの上部開口を施蓋するための壁体と、塊状表面部材にアンカー部材の一端部が連結され該アンカー部材の他端部に抵抗力増大手段が備えられたアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
次に、前記ボックス内で、前記アンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材を該ボックスの前部開口側において下側から複数段に亘って積み上げると共に該各塊状表面部材に連なるアンカー部材をそれぞれ略平行に配置する一方、前記アンカー付き塊状表面部材の各段の積み上げの度に、前記ボックスの開口から前記中詰め材を投入して前記各アンカー部材を該中詰め材により埋設し、
この後、前記アンカー付き塊状表面部材と前記中詰め材とがボックスの上部にまで至ったことを条件として、前記壁体をもって前記ボックスの上部開口を施蓋する、
ことを特徴とする消波構造物用ユニットの組立方法。 - 構成面の一つが開口するボックス内に、該ボックスの開口側において該開口を覆うように配置されて表面層を形成する複数の塊状表面部材と、前記ボックス内に、前記表面層よりも内方側において充填されて内部層を形成する中詰め材と、前記各塊状表面部材を前記内部層に当接するようにそれぞれ保持するアンカー部材とを備えている消波構造物用ユニットの組立方法であって、
先ず、前部及び上部が連続的に外部に開口されたボックスと、該ボックスの上部開口を施蓋するための壁体と、塊状表面部材にアンカー部材の一端部が連結されたアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
次に、前記ボックス内で、前記アンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材を該ボックスの前部開口側において下側から複数段に亘って積み上げると共に、該各塊状表面部材に連なる各アンカー部材の他端部を、該各塊状表面部材の積み上げの度に前記ボックスの内壁に連結する一方、該アンカー付き塊状表面部材の各段の積み上げの度に、前記ボックスの開口から前記中詰め材を投入して前記各アンカー部材を該中詰め材により埋設し、
この後、前記アンカー付き塊状表面部材と前記中詰め材とが前記ボックスの上部にまで至ったことを条件として、前記壁体をもって該ボックスの上部開口を施蓋する、
ことを特徴とする消波構造物用ユニットの組立方法。 - 上側及び下側が開口された枠体と、網状体と、塊状表面部材にアンカー部材の一端部が連結されているアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
先ず、前記枠体内に前記アンカー付き塊状表面部材を複数収納して、該各アンカー付き塊状表面部材のアンカー部材を塊状表面部材よりも上方に位置するようにしつつ、該複数のアンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材により前記枠体の下側開口を覆うようにし、
次に、前記中詰め材を前記枠体の上側開口を通じて該枠体内の上部に至るまで充填し、
次に、前記網状体を、前記枠体の上側開口を覆うように該枠体に載せ、
次に、アンカー付き塊状表面部材のアンカーの他端部を前記網状体に取付けることと、該網状体を該枠体に取付けることとを行う、
ことを特徴とする消波構造物用ユニットの組立方法。 - 上側及び下側が開口されていると共に下側に内径が拡径された拡径部が設けられている枠体と、網状体と、塊状表面部材にアンカーの一端部が連結されているアンカー付き塊状表面部材と、中詰め材とを用意し、
先ず、前記枠体内に前記アンカー付き塊状表面部材を複数収納して、該各アンカー付き塊状表面部材のアンカー部材を塊状表面部材よりも上方に位置するようにしつつ、該各塊状表面部材を前記拡径部内に一杯に収納されるようにし、
次に、前記中詰め材を前記枠体の上側開口を通じて該枠体内の上部に至るまで充填し、
次に、前記網状体を、前記枠体の上側開口を覆うように該枠体に載せ、
次に、アンカー付き塊状表面部材のアンカーの他端部を前記網状体に取付けることと、該網状体を該枠体に取付けることとを行い、
次に、前記枠体を、該枠体内における前記アンカー付き塊状表面部材の塊状表面部材がアンカー部材よりも上方に位置するように反転させ、
次に、前記枠体の下側の拡径部を除去する、
ことを特徴とする消波構造物用ユニットの組立方法。
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