JP4349765B2 - 穀物貯留設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の柱部材とそれら柱部材同士を連結する梁部材とによって、パネル組付用の矩形状の枠部分が区画形成され、その枠部分の内部に、中空の矩形形状に形成されたパネルが組付けられて、乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間の側壁部が構成されている穀物貯留設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記構成の穀物貯留設備として、例えば、特開2000−168886号公報に示される構成のものがあった。
すなわち、柱部材とそれら柱部材同士を連結する梁部材とによって矩形状の枠部分が区画形成されて、その枠部分の内部に矩形形状に形成されたパネルが組付けられのであるが、パネルが組み付けられた状態では、パネルは左右両側並びに上下両側の縁部夫々が、前記枠部分の内周部に設けられた保持部によって、厚み方向両側部が挟持保持される構成となっており、パネルは、柱部材と梁部材との連結箇所に近接する4隅の角部において、柱部材及び梁部材夫々に対してネジ式締結手段にて固定連結される構成となっていた。尚、パネルは軽量化のために中空状に形成されている。
【0003】
説明を加えると、柱部材と梁部材とが四角柱状に形成され、記枠部分の内周部の各面に、断面が略コ字形のパネル保持用の受け部を形成するように一対のL字形部材を溶接固定して前記保持部を構成するとともに、前記柱部材と梁部材との連結箇所に近接する4隅の角部において、パネルを保持している前記保持部を貫通する状態でボルト・ナットによるネジ式締結手段にて締め付け固定する構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成においては、組み付けが行い難い不利があった。
すなわち、上記構成によれば、前記枠部分にパネルを組み付ける場合には、その枠部分の一辺、例えば、上方側に位置する梁部材が存在する部分を、開放状態として、その開放された箇所から、パネルの左右方向両側部が、枠部分の内周部のうち左右両側部に位置する前記保持部にて挟持されるように嵌め込み装着させた状態で、下方側に向けてパネルをスライドさせて差し込み挿入するとともに、パネルが枠部分内に差し込み装着された後に、上方側に位置する梁部材を柱部材に連結してパネルの全周を挟持保持する状態にさせ、パネルの四隅の角部をボルト・ナットによるネジ式締結手段にて柱部材及び梁部材に連結させるようにする手順で、パネルを組み付けることになる。
このように、パネルを、内周部における左右両側の保持部に沿わせて差し込み装着する構成とした場合には、パネルを取付け対象となる枠部分よりも上方側の高い位置に持ち上げ、パネルの左右方向両側部を、枠部分の左右両側部に位置する略コ字形の保持部に対して位置合わせしながら嵌め込んだ後にスライドさせて差し込むという煩わしい作業が必要であり、組付け作業が行い難いものとなる不利があった。
【0005】
このような不利を回避する手段として、本出願の発明者は、図25及び図26に示すように、前記パネルPが、その上下縁部を非連結状態とし、その左右縁部を前記柱部材5に対してボルト・ナットにて連結する形態で、前記枠部分に組付けられ、前記パネルPの上下縁部と、それに隣接する隣接物としての梁部材(図示せず)又はパネルPとの間を、それらが前記貯留空間の内外方向で相対移動することを許容する状態でシールする金属製の帯状シートSにてシールする構成を提案した(特願2001−010075号参照)。
前記帯状シートSは、金属製の帯板状で、且つ、幅方向の両端側に貼着部tを備えかつ両貼着部tの間にそれらが相対移動することを許容するための折り返し状の融通部yを備える状態に構成されている。そして、このように構成された帯状シートSは、前記パネルPの上下縁部とそれに隣接する前記隣接物とに亘り、前記パネルPの上下縁部の長手方向に沿って貼着されることになる。
すなわち、柱部材5と梁部材とによって区画形成された枠部分にパネルを組み付ける場合、パネルPの上下縁部は非連結状態としながら、パネルPの左右縁部を柱部材5にボルト・ナットにて連結することによって組付けられることになる。そして、パネルPの上下縁部と、それに隣接する隣接物としての梁部材又は他のパネルPとの間は、帯状シートSによって、それらが貯留空間の内外方向で相対移動することを許容する状態でシールされることになる。
【0006】
説明を加えると、パネルPは、その左右縁部が柱部材5に連結され、上下縁部は非連結状態とするので、このパネルPを組み付ける場合には、例えば、柱部材5と梁部材とが互いに連結されて既に矩形状の枠部分が形成されている状態から、この枠部分に対して横外側方からパネルを装着させて締結作業を行うことが可能であり、組み付け作業が行い易いものとなる。
しかも、パネルPの上下縁部とそれに隣接する隣接物としての梁部材又はパネルPとの間は、貯留空間の内外方向で相対移動することを許容する状態でシールされるので、例えば、貯留される穀物の荷重によって当該パネルPの下側縁部が貯留空間の内外方向に撓み変形することが許容される利点を備えている。
【0007】
しかしながら、上記の提案構成においては、金属製の帯状シートSが高価である不利があり、しかも、パネルPを枠部分に組み付けた後の後作業にて帯状シートSを別途組みけることは、組み付け作業が煩雑となる不利があり、さらには、貼着した帯状シートSは剥がれる虞があるため、メンテナンス作業として、帯状シートSの剥がれの存否をチェックして、必要に応じて補修する作業を要するものであり、未だ改善の余地があった。
【0008】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、パネルの組み付け作業を容易に行え、しかも、パネルの上下縁部とそれに隣接する隣接物との間とのシールを安価で、組み付けが面倒でなく、さらに、メンテナンスの簡略を図れるようにし、もって、全体として、組付け作業性、低廉化、及び、メンテナンスの簡略を図ることが可能となる穀物貯留設備を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の穀物貯留設備は、複数の柱部材とそれら柱部材同士を連結する梁部材とによって、パネル組付用の矩形状の枠部分が区画形成され、その枠部分の内部に、矩形形状に形成されたパネルが組付けられて、乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間の側壁部が構成されているものであって、
前記パネルが、前記枠部分に対して横方向から挿入してその左右縁部を前記柱部材に締結手段にて連結し、且つ、その上下縁部を非連結状態とする形態で、前記枠部分に組付けられ、
前記パネルの上下端面に、横断面形状が中空状で弾性ゴム製の長尺状のシール体がパネル縁部の長手方向に沿って設けられて、前記枠部材に前記パネルを組み付けた状態において、前記パネルのシール体が前記隣接物としての梁部材又はパネルにおける上下端面に弾性変形状態で接触するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、柱部材と梁部材とによって区画形成された枠部分にパネルを組み付ける場合、パネルを枠部分に対して横方向から挿入して、パネルの上下縁部は非連結状態としながら、パネルの左右縁部を柱部材に締結手段にて連結することによって、パネルが組付けられることになる。そして、パネルの上下縁部と、それに隣接する隣接物としての梁部材又は他のパネルとの間は、パネルの上下端面に設けられて、隣接物としての梁部材又はパネルにおける上下端面に弾性変形状態で接触するシール体によって、それらが貯留空間の内外方向で相対移動することを許容する状態でシールされることになる。
【0010】
このように、枠部分に対して横方向からパネルを挿入して、その左右縁部を柱部材に締結する手順にて、パネルを組み付けることができるものであるから、従来構成のように高い位置から差し込み挿入するといった煩わしい作業が不要であり、低い位置にてパネルをそのまま枠部分に組み付けることができ、組み付け作業が行い易いものとなる。
【0011】
しかも、パネルの上下縁部とそれに隣接する隣接物としての梁部材又はパネルとの間は、パネルの上下端面に設けたシール体が、梁部材又はパネルにおける上下端面に弾性変形状態で接触することによりシールされる構成であるから、パネルが貯留空間の内外方向で相対移動することを許容する状態でシールされるので、例えば、貯留される穀物の荷重によって当該パネルの下側縁部が貯留空間の内外方向に少し撓み変形することが許容されることになり、また、パネルの組み付け作業と同時に、シール体を組み付けることができるので、シール体の組み付けに特別な工程を要することがないのである。
さらに、シール体は横断面形状が中空状で弾性ゴム製であり、中空状であるが故に、大きな弾性変形量を備えて、隣接物との間の隙間の大小に拘わらず的確に弾性変形状態で接触することができ、しかも、シール体は、弾性ゴム製であるから、従来の金属製のものに比べて安価であり、加えて、シール体は、パネルと隣接物との間に弾性変形状態で位置するから、つまり、パネルとそれに隣接する隣接物との間に挟み込まれる状態で位置するから、従来の貼着したシール体のように剥がれ易いことはない。
【0012】
従って、パネルの組み付け作業を容易に行え、しかも、パネルの上下縁部とそれに隣接する隣接物との間とのシールを安価で、組み付けが面倒でなく、さらには、メンテナンスの簡略化を図れる構成で行えるようにし、もって、全体として、組付け作業性、低廉化、及び、メンテナンスの簡略を図ることが可能となる穀物貯留設備を提供できるに至った。
【0013】
請求項2の穀物貯留設備は、請求項1の特徴に加えて、前記枠部分が、複数枚の前記パネルを上下方向に並べて取り付けるように区画形成されて、その枠部分の内部に、前記パネルが、上下方向に並ぶ状態で組付けられ、
複数のパネルのうちの最上位のパネルの上端面及び下端面の夫々に、前記梁部材に接触する前記シール体及びそれよりも下方のパネルに接触する前記シール体が設けられ、最上位のパネルよりも下方のパネルの下端面に、それよりも下方の隣接物に接触する前記シール体が設けられている点を特徴とする。
【0014】
前記枠部分に複数枚のパネルが上下方向に並べて取り付けられるので、梁部材同士の間隔を狭くして梁部材の個数を多くさせることなく、1個のパネルの外形形状を小形のもので済ませることができ、パネルを小型軽量化させることが可能で、それだけパネルの組み付け作業がさらに行い易いものなる。
しかも、複数のパネルのうちの最上位のパネルの上端面及び下端面の夫々に、前記梁部材に接触する前記シール体及びそれよりも下方のパネルに接触する前記シール体を設け、最上位のパネルよりも下方のパネルの下端面に、それよりも下方の隣接物に接触する前記シール体を設けるようにしているから、つまり、最上位のパネルの上端面には梁部材との間のシールのためにシール体を設ける構成とするものの、各パネルの下端面に設けたシール体にて、そのパネルの下方に隣接するパネルとの間の行わせる構成とするから、シール体に穀物やその穀物中に存在する異物等がシール体に付着し難く、適正なシール状態に維持し易いものとなる。説明を加えると、各パネルの上端面に設けたシール体にて、そのパネルの上方に隣接するパネルとの間のシールを行わせる構成を採用することが考えられるが、この構成の場合には、シール体の上部に穀物が載置する状態で付着体積し易いものであり、適正なシール状態を維持し難いものとなる。
したがって、パネルの組み付け易さを一層向上し、且つ、適正なシール状態を維持し易いものとなった。
【0015】
請求項3の穀物貯留設備は、請求項2の特徴に加えて、隣接する前記柱部材の間に、複数の前記枠部分が、上下方向に並ぶ状態で、且つ、各枠部分において上下に並べて取り付け可能なパネル数を、上方側のものの方が下方側のものよりも多くなる状態で形成されて、それら枠部分の内部に、前記パネルが、上下方向に並ぶ状態で組付けられている点を特徴とする。
【0016】
すなわち、上方側の枠部分は下方側の枠部分よりも取り付け可能なパネル数が多いので、下方側の枠分では梁部材の上下間隔を狭くし、上方側の枠分では梁部材の間隔を広くすることができる。
従って、穀物が貯留されることにより大きな荷重が掛かる貯留空間の下方側では、梁部材の上下間隔を狭くして荷重を確実に支持できるようにしながら、前記荷重が少ない貯留空間の上方側では梁部材の上下間隔を広くして、梁部材の個数を少なくすることにより構成の簡素化を図ることが可能となるのであり、もって、十分な強度を備えさせながらも構成の簡素化を図ることができる。
【0017】
請求項4の穀物貯留設備は、請求項3の特徴に加えて、前記複数の枠部分のうちで少なくとも最上位の枠部分において上下に並べて取り付けるパネルのうちで最上位のパネルの上端面に備えさせる前記シール体が、そのパネルの下端面又はそのパネルよりも下方側に位置するパネルに備えさせる前記シール体よりも、弾性変形量を大きくする状態に形成されている点を特徴とする。
【0018】
すなわち、複数の枠部分のうちで最上位の枠部分は、上下に並べて組み付けるパネルの数が多いため、その最上位の枠部分において上下に並べて取り付けるパネルのうちで最上位のパネルの上端面と、それの上方に隣接する梁部材との間に形成される隙間は、誤差の集積により大きく変動する可能性があるが、最上位のパネルの上端面に備えさせるシール体の弾性変形量を、そのパネルの下端面又はそのパネルよりも下方側に位置するパネルに備えさせるシール体よりも大きくしてあるから、誤差の集積により隙間が大きく変動しても、大きな弾性変形量を備えるシール体にて適正な状態にシールすることができるのである。
【0019】
請求項5の穀物貯留設備は、請求項1〜4の特徴に加えて、前記貯留空間が、平面視にて矩形状となるように構成され、
その貯留空間の角部を非貯留状態にするために仕切る板状仕切り体が、隣接する壁部に亘る状態で、かつ、壁部の高さ方向全体に位置する状態で設けられている点を特徴とする。
【0020】
すなわち、平面視にて矩形状の貯留空間における角部においては、夫々の壁部を構成するパネルと柱部材とが連結されており、この連結箇所においては、穀物が入り込んだり堆積し易い凹凸部が発生するおそれがあるが、このような貯留空間の角部を、板状仕切り体によって仕切ることで非貯留状態にするようにしているのであり、穀物の詰まりや堆積等が生じにくい状態で穀物を貯留させることが可能となる。
また、パネルの上下端面にパネル縁部の長手方向に沿って設けられるシール体の端部を、板状仕切り体にて覆うことができるものであり、シール体の端部と柱部材との間に隙間が存在することがあっても、その隙間の存在部分には穀物が非貯留状態となるから、穀物がその隙間に入り込むことが抑制できる。
【0021】
請求項6の穀物貯留設備は、請求項1〜5のいずれか1項の特徴に加えて、 前記パネルの上下端面部に、横断面形状が奥広がり状の嵌合溝が形成され、その嵌合溝に、前記シール体が嵌め込まれている点を特徴とする。
すなわち、横断面形状が奥広がり状の嵌合溝に嵌め込まれたシール体は、嵌合溝が係止する作用により、嵌合溝に外れ難い状態で適正に保持されるのであり、したがって、パネルを組み付けるときに、シール体にパネルから外すような荷重が作用しても、シール体を適正に保持できるのである。
【0022】
請求項7の穀物貯留設備は、請求項1〜6のいずれか1項の特徴に加えて、前記パネルが中空状に形成されている点を特徴とする。
すなわち、パネルが中空状に形成されて、計量化が図られているから、パネルの組付作業性の向上を一層図ることができるのである。
また、請求項6と組み合わせた場合には、その内部空間を前記嵌合溝を形成する空間に利用して、嵌合溝の形成を行い易いものとすることができるのであり、組付面及び実施製作面において有利となるのである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る穀物貯留設備の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、穀物処理設備は、納入者が穀物の荷受け処理を行う荷受け部A、穀物を貯留するとともに乾燥処理する貯留部D、穀物の籾摺調整を行う籾摺調整部E及び出荷処理を行う出荷部F等を備えて構成されている。
荷受け部Aは、穀物を受け入れる荷受けホッパー21、荷受けホッパー21からの穀物を横送りする荷受けコンベア22、穀物を揚送する第1揚送コンベア23、穀物を一旦貯留する流量調整タンク24、穀物から藁屑等の異物を除去するための粗選機25、精選処理時には粗選機25から排出される穀物を精選別する精選機26、荷受け処理時には粗選機25から排出される穀物を計量し、精選処理時には精選機26から排出される穀物を計量する荷受け用計量機27、粗選機25から排出される枝梗付き籾等から枝梗等を除去する脱芒機28、精選機26から排出される脱ぷ米を貯留する脱ぷ米タンク29等を備えている。
籾摺調整部Eには、調整タンク61、籾摺調整装置62、石抜機63等が備えられ、出荷部Fには、計量タンク64、出庫用計量機65、自動給袋機66等が備えられている。
【0024】
前記貯留部Dは、図2にも示すように、側部周囲を囲う側壁部と床部とにより穀物貯留用の貯留空間Diを形成する貯留ビン1を水平方向に複数並べて構成されている。
前記貯留部Dの上方側には、図3にも示すように、荷受け用計量機27から排出され第2揚送コンベア2によって揚送され、さらに、横送りコンベア3によって横送りされた穀物を貯留ビン1の並び方向に沿って搬送するとともに搬送する穀物を貯留部Dに上部側から供給するように構成され、且つ、搬送する穀物を供給する穀物供給位置を穀物搬送方向に沿って位置変更調整自在に構成された穀物供給手段としての移動ベルトコンベア4が設けられている。従って、この移動ベルトコンベア4によって貯留ビン1の並び方向に沿って搬送された穀物は、その先端部に備えられた分配器4aによって左右に分配させた状態で貯留ビン1 の貯留空間内に供給されることになる。そして、貯留ビン1に貯留されて乾燥処理された穀物は、下端部の排出口69(図4及び図5参照)から後述のように送風によって排出されて横送りコンベア70及び各搬送コンベアにより、籾摺調整部Eに供給され、更に、出荷部Fを通して出荷されるようになっている。尚、貯留部Dの上方側部分は屋根Gで覆われる構成となっている。
【0025】
次に各貯留ビン1の構成について説明する。
図2〜図5に示すように、5個の貯留ビン1が前後方向に並列されて1組の乾燥貯留部が構成され、その乾燥貯留部が2組並べて設けられている。そして、図20及び図21に示すように、各組の貯留ビン1夫々の通気可能な多孔状の床部31(図18及び図19参照)に対して下方側から空気を通風して貯留ビン1の上部から排出するようにする送風機32が設けられ、また、送風機32による通流空気を、各貯留ビン1全ての床部31に導入する状態と、複数の貯留ビン1のうちの選択された領域の下方側に導入する状態とに切り換え自在に構成されている。さらに、貯留ビン1夫々の上部に対して排気作用する排風機33を設けている。
【0026】
詳述すると、図18及び図19にも示すように、貯留ビン1の床部31と下方側の底部37との間を隔壁38により上下二つに仕切り、隔壁38と底部37との間を、隔壁39により貯留ビン1の並設方向と直交する方向に仕切ってある。隔壁38の下方に隔壁39によって仕切られる一方の空間は、送風機32からの空気を床部31の下方側から貯留空間に導入するための導風路42を形成している。導風路42を形成する空間と、貯留ビン1内において床部31と隔壁38とによって仕切られる空間との間には、送風機32からの送風をその貯留ビン1内に供給する連通状態と、送風を遮断する状態とに切り換えるための通風制御用ダンパ46を設けてある。又、隔壁38の下方に隔壁39によって仕切られる一方の空間には、穀粒排出用の横送りコンベア70を配置してある。
【0027】
そして、貯留ビン1における穀物貯留空間の床部31は、金属板を打ち抜いて多数の通気孔31aを形成するとともに、打ち抜きの際に舌片31bが形成され、下方側から供給される空気を上方側に通過させるとともに、排出口69側に向きを変更して送風するように構成している。尚、前記各排出口69の下方側には、その排出経路を開閉操作自在な排出用シャッター36(図1参照)が備えられている。
【0028】
図4及び図5に示すように、前記各貯留ビン1の内部の貯留空間には、穀物を上下方向に移動しながら攪拌する攪拌手段10を設けてある。この攪拌手段10は、上下方向に沿う軸芯周りで回転しながら前記貯留空間に貯留される穀物を攪拌処理するスクリュー式の攪拌装置としての攪拌スクリュー11が平面視にて略直交する2方向夫々に移動操作自在に設けられて構成されている。
詳述すると、図22及び図23に示すように、支持枠12にて上下方向に沿う軸芯周りで回転自在に一対の攪拌スクリュー11が支持されるとともに、この支持枠12が貯留ビン1の並設方向(以下、Y方向という)並びにそれと略直交する方向(以下、X方向という)夫々に沿って移動操作自在に構成されている。つまり、支持枠12にX方向に沿って適宜間隔をあけて一対の攪拌スクリュー11が上下方向に沿う軸芯周りで回転自在に支持されるとともに、各攪拌スクリュー11を各別に回転駆動する回転用電動モータM1が夫々設けられている。又、前記支持枠12の上部側ガイド部12aが、X方向に沿って設けられる長尺状の支持レール14にガイドローラ15にて移動操作自在に支持されるとともに、第1移動用電動モータM2の動力が減速機構16を介して駆動輪17を駆動することで支持レール14上をX方向に沿って移動するように構成されている。
一方、支持レール14は、長手方向両端側に備えられたガイドローラ18がY方向に沿って設けられる長尺状の固定ガイドレール19に転動案内される構成となっており、第2移動用電動モータM3の動力が減速機構20を介してガイドローラ18を駆動することにより、支持レール14、支持枠12、及び、各攪拌スクリュー11の夫々が一体的にY方向に沿って移動するように構成されている。
従って、回転用電動モータM1を駆動させて各攪拌スクリュー11夫々を回転させながら、第1移動用電動モータM2及び第2移動用電動モータM3を正逆方向に駆動させて、貯留空間Diの略全域にわたって貯留されている穀物を上下方向に攪拌移動させることができるように構成してある。
【0029】
尚、前記固定ガイドレール19に沿うように、図示しない点検用の入り口から作業者が入り込んで歩行移動することが可能なようにメンテナンス用の通路tuが形成されるとともに、前記支持枠12には前記上部側ガイド部12aから下方側にむけてハシゴ12bが形成され、その下部には点検用架台12cが連設されている。従って、作業者は、前記通路tuからハシゴ12bを利用して点検用架台12cまで移動し、この点検用架台12cにて前記回転用電動モータM1等の点検作業を行えることになる。
【0030】
そして、上記構成の各貯留ビン1は、夫々、図4、図5に示すように、貯留空間を、移動ベルトコンベア4による穀物搬送方向、すなわち、前記Y方向に沿って並ぶ2つの貯留領域Q1,Q2に分けて使用できるように、2つの貯留領域Q1,Q2の夫々に対応させて排出口69を備えさせるように構成され、2つの貯留領域Q1,Q2の夫々に対応させて攪拌手段10が設けられ、各攪拌手段10における移動体としての支持レール14が、貯留部の上方側に位置して前記Y方向に沿って往復移動操作自在に設けられ、移動ベルトコンベア4による穀物搬送方向と交差する方向、すなわち、前記X方向に並ぶ状態で一対の攪拌スクリュー11(スクリュー式の攪拌装置)が備えられる構成となっている。しかも、前記2つの貯留領域Q1,Q2の床部31に対して各別に前記通風制御用ダンパ46が備えられるとともに、送風機32からの送風を選択的に供給させることができるように通風経路が構成されている。
【0031】
図20及び図21に示すように、各送風機32、排出用シャッター36、ダンパ46、各電動モータ等の作動を制御する制御装置53と、作動内容を指令する操作盤54とが備えられている。そして、制御装置53は、切換スイッチ54aにて通風モードが指令されると、図21に示すように、全ての排出用シャッター36を閉じ状態とし、選択スイッチ54bにて選択された貯留ビン1に対して通風制御用ダンパ46を開状態とするとともに、送風機32、各電動モータを作動させて、通風乾燥が行われる。そして、排出モードが指令されると、図20に示すように、選択スイッチ54cにて選択された貯留ビン1の排出用シャッター36及び通風制御用ダンパ46のみ開状態として、他の全ての排出用シャッター36及び通風制御用ダンパ46を閉じ状態とする。このようにして、送風機32の通流空気を選択された貯留ビン1の床部31の下方側から導入して、その空気によって穀物を排出口側に流動させることにより、貯留ビン1内の穀物を全て排出することができる。
しかも、その排出モードにおいては、切換指令スイッチ54dにより、選択された一つの貯留ビン1における一対の排出口69から夫々同時に排出させる両側排出状態と、一対の排出口69のうちのいずれか一方の排出口69からのみ排出させる片側排出状態のうちのいずれかを選択することができるように構成されている。図20では、第1番目の貯留ビン1が片側排出状態であることを示している。
このようにして、送風機32による通流空気を、2つの貯留領域Q1,Q2に供給して均等に穀物を排出させる状態と、1つの貯留領域のみに集中して供給することで排出作動を能率よく行わせる状態とを選択することができ、使用状況に応じて使い分けができる。
【0032】
しかも、貯留ビン1の内部における床面の上部近くの空間を、2つの貯留領域Q1,Q2に対応させて仕切る仕切り体100(図4及び図5参照)が設けられており、前記片側排出状態において、他方側の排出口に向けて誤って搬送されるなどの不利を回避して、極力無駄の無い状態で搬送させることができるようにしている。
【0033】
次に、上記貯留ビン1の各穀物の貯留空間Diを形成するための構成について説明する。上記貯留ビン1は、図5、図6に示すように、複数の柱部材5とそれら柱部材5同士を連結する梁部材6とによって、パネル組付用の矩形状の枠部分が区画形成され、その枠部分の内部に中空の矩形形状に形成されたパネルPが組付けられて、乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間の側壁部が構成されている。すなわち、柱部材5、梁部材6及びパネルPが設置箇所において組付けられて、それらによって平面視で略四角形状の周壁部が形成されるとともに、周壁部にて囲まれる領域に乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する穀物の貯留空間Diが形成される。尚、各貯留空間Diの下方側に、前記乾燥用の送風を行う導風路42等を配置させるための床枠部UKが形成される。
【0034】
前記枠部分にパネルPを組み付けた状態では、パネルPに対しては、上下方向並びに横方向での荷重がほとんどかからず、貯留穀物によるパネル厚さ方向での圧力だけがかかるようにして、後述のように中空状態にして軽量化したパネルPでも、要求される強度を充分に確保できるようにしてある。尚、隣接して配置された複数の貯留空間Di同士で、柱部材5、梁部材6及びパネルPが共用されている。
【0035】
次に、図7〜図13に基づいて、パネルPについて説明する。
このパネルPは、パネル厚さ方向に間隔を隔てて位置して平坦面状の一対のパネル表面部を形成するように矩形中空状に構成されている。つまり、横断面形状が略コの字形になるように屈曲成形した一対の板状部成形材7同士を、平坦状のパネル形成面7aが外方側に位置する状態で張り合わせて、中空状になるように構成されている。
説明を加えると、板状部成形材7の外周部を横断面形状が略コの字形になるように屈曲成形して屈曲部7bと鍔部7cとで形成される内部空間に、上下方向に4個、左右方向に3個の断面形状が略L形の補強材8を、適宜間隔をあけて配置して溶接接続してあり、板状部成形材7に補強材8を溶接した状態では、補強材8の外方側の面が板状部成形材7の鍔部7cの外方側の面と略同一面を形成するとともに、補強材8が板状部成形材7の両側の鍔部7c間の略全長にわたる状態となるようにしてある。
そして、一対の板状部成形材7を、夫々の鍔部7c同士、補強材8同士夫々を当付けた状態で対向させて、一対の板状部成形材7夫々の屈曲部7b同士を溶接接続して1枚の矩形中空状のパネルPを構成してある。
【0036】
そして、パネルPは、左右両側縁部において、パネルPの外周部から外方側に向けて突出するように固定状態でフランジ部としての取付け用板材71が設けられる構成としている。つまり、図17にも示すように、断面が略T字形となるように取付け用板材71と取付け用の台座72と溶接固定され、台座72が矩形中空状のパネルの左右両側の端面部に溶接固定され、取付け用板材71がパネルPの外周部から左右横外方側に向けて突出するように固定状態で設けられる構成となっている。この取付け用板材71は複数のボルト挿通孔73が形成されている。
尚、前記パネルPは、その中空部内部に補強材8を縦方向並びに横方向に略等間隔で並設してあり、そのことによって、パネル幅方向の全体において同じ強度になるように補強するように構成してある。上記補強材8の個数は必要とする強度に応じて適宜変更してもよい。
【0037】
パネルPの上下端面に、横断面形状が中空状で弾性ゴム製の長尺のシール体Bがパネル縁部の長手方向に沿って設けられて、前記枠部分にパネルPを組み付けた状態において、前記パネルPのシール体Bが隣接物としての梁部材6又はパネルPにおける上下端面に接触するように構成されている。
説明を加えると、枠部分に組み付けられる複数のパネルPのうちの最上位のパネルPの上端面及び下端面の夫々に、梁部材6に接触するシール体B及びそれよりも下方のパネルに接触するシール体Bが設けられ、最上位のパネルPよりも下方のパネルPの下端面に、それよりも下方の隣接物に接触するシール体Bが設けられている。
前記複数の枠部分のうちで少なくとも最上位の枠部分において上下に並べて取り付けるパネルP のうちで最上位のパネルの上端面に備えさせるシール体B(図面中B1と記載)が、そのパネルPの下端面又はそのパネルPよりも下方側に位置するパネルPに備えさせるシール体Bよりも、横断面形状が大きな径となるように形成されて、弾性変形量を大きくする状態に構成されている。
【0038】
前記シール体Bは、パネルPの上下端面部に形成された横断面形状が奥広がり状の嵌合溝Uに嵌め込まれている。嵌合溝Uは、その溝形成用の長尺体9をパネルPの端面の内部に溶接等により付設することにより形成されている。
具体的には、パネルPの上下端面に左右一対の嵌合溝Uが形成され、左右一対のシール体Bが嵌め込まれている。シール体Bの断面形状は、図8及び図10に示す円形状や、図11に示すかまぼこ状である。
【0039】
図5、図6、図14〜図17を参照しながら、柱部材5、梁部材6、及び、パネルPの組み付け構造について説明を加える。尚、貯留空間Diの床面の下方側には、上記したような導風路42や横送りコンベア70等の設置用の空間を確保する床枠部UKを形成しながら、各柱部材5や梁部材6及びパネルPを順次組み付けていくことになる。このような組み付け作業は、設備の外周側に位置させた状態で高い位置での締結作業を行えるようにするために作業用の足場が組まれることになる。
各柱部材5は、夫々、横断面形状が角型中空状となる角筒材、具体的には、引き抜き加工による市販の角形鋼管が予め工場にて適宜長さに切断して加工された角筒材にて構成され、床枠部UKの上部側から上端部まで上下方向に沿って連なる一体形状として構成されている。又、各梁部材6は、各柱部材5を横方向に連結するように各パネルPの横方向の幅にほぼ対応する長さに形成され、上下方向中間部及び上方箇所の夫々に位置する梁部材6は、長手方向中間部分が、柱部材5と同様な断面形状が角型中空状となる角筒材からなる角筒部6aにて構成され、長手方向両端側箇所は、断面形状がH形の鋼材からなるH形部6bにて構成され、それらが予め溶接にて連結されて構成されている。尚、床面を支持する部材を兼ねる下側の梁部材6は、全域にわたりH形の鋼材にて構成されている。
【0040】
図14〜図17に明示するように、柱部材5の外周面における梁部材6との連結箇所には、横側方に向けて突出する状態で縦向きの連結板75が溶接固定され、梁部材6のH形部6bと連結板75とをボルト連結することで、柱部材5と梁部材6とが連結される構成としている。又、矩形状の枠部分の内周面における左右両側部を構成する柱部材5の外周面には、枠部分の内方側に向けて突出する状態で枠部分の上下方向ほぼ全域にわたり、フランジ部としての縦向きの取付板77が溶接固定されている。この取付板77には、パネル締結用の複数のボルト挿通孔78が形成されている。
そして、前記パネルPが、その上下縁部を非連結状態とし、その左右縁部を柱部材5に締結手段にて連結する形態で、枠部分に対して横方向から挿入して組付けられ、前記枠部分が、複数枚のパネルPを上下方向に並べて取り付けるように区画形成されて、その枠部分の内部に、パネルPが、上下方向に並ぶ状態で組付けられる構成であり、複数のパネルPとしては全て同仕様のものが用いられる。そして、隣接する柱部材5同士の間には上下方向に並べて2つの枠部分が形成されて、各枠部分において上下に並べて取り付け可能なパネル数を、上方側のものの方が下方側のものよりも多くなる状態で形成されて、それら枠部分の内部に、パネルPが、上下方向に並ぶ態で組付けられている。
すなわち、床面の支持部材を兼ねる最下段の梁部材6と中間部の梁部材6との間には、3枚のパネルPが上下に並べて取り付けられ、中間部の梁部材6と上部側の梁部材6との間には4枚のパネルPが上下に並べて取り付けられている。
尚、図5においては、平面視で矩形状の貯留空間を形成する側壁部における周囲4面のうちの1面(パネル、中間の柱部材等)を切り欠いた状態を示している。
【0041】
パネルPの取付け構造について説明すると、図14及び図17に明示するように、パネルPの左右両側部における取付け用板材71を、柱部材5に取付けられている取付板77とを重なるように当て付けた状態で、夫々に形成された複数のボルト挿通孔73、78にわたって貫通装着されるネジ式締結具としてのボルト・ナット79にて締め付けることで、柱部材5に対してパネルPを連結固定する構成としている。
【0042】
そして、パネルPを組み付けた状態においては、パネルPの上下端面とそれに隣接する隣接物としての梁部材6又は他のパネルPとの間に、前記シール体Bが弾性変形状態で接触して、シールするようになっている。
このように組み付けた状態において、貯留空間に穀物が貯留されることにより、その貯留される穀物による荷重が掛かり、パネルPが貯留空間の内外方向に撓むことがあっても他のパネルPや梁部材6との間での相対移動を許容するようにしながら、それらの間に隙間が発生して穀物が入り込んだりすることを有効に回避できるようにしている。
【0043】
そして、図15及び図24に示すように、平面視で略四角形状に形成される周壁部の四隅の角部の夫々において、その貯留空間の角部を非貯留状態にするために覆う板状仕切り体97が、隣接する壁部に亘る状態で、かつ、壁部の高さ方向全体に位置する状態で設けられている。従って、パネルPと柱部材5との連結箇所が貯留空間と遮断されており穀物が存在しない領域となる。このような周壁部の四隅の角部は、その領域にも穀物を貯留できるようにすると、攪拌スクリュー11による未攪拌域になってしまうので、上記したように仕切り板97を設けて貯留空間と遮断することで攪拌されない領域に穀物が貯留されるのを未然に防止できることになる。
尚、本実施形態では、図16に明示するように、周壁部の中間部の柱部材5の設置部の夫々において、その貯留空間の柱部材存在箇所を非貯留状態にするために覆う板状仕切り体99が設けられている。
【0044】
前記攪拌スクリュー11による未攪拌域としては、平面視にて周壁部の四隅の角部に対応する個所だけでなく、図24に示すように、側面視における下端側の角部においても攪拌されない領域が生じるので、上記縦方向の仕切り板97と同様に、斜め姿勢の横方向の仕切り板98を設けて、貯留空間Diに穀粒が堆積することなく下方に落下案内される構成としている。この仕切り板98には、送風機32による通流空気を通流させる通気孔98aが形成されている。
尚、図5及び図15に明示するように、組み立て作業が終了した後に、点検用のハシゴHaが設けられる。これは、この設備が使用された後に、例えば、床面の清掃等のメンテナンスや点検作業等を行うために作業者が昇降するためのものである。
【0045】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
【0046】
(1)上記の実施形態においては、パネルPの上下端面に左右一対のシール体Bを設ける場合を例示したが、一つの端面に一つのシール体Bを備えさせる形態で実施してもよい。
(2)上記の実施形態においては、嵌合溝Uの形成用の長尺体9をパネルPの端面部に付設する形態を例示したが、図12に示すように、パネルPの端面を形成する形成部材101を屈曲形成して、嵌合溝Uを形成するようにしてもよい。
【0047】
(3)上記実施形態では、平面視にて四角形状の周壁部の角部に、貯留空間の角部を非貯留状態にするために仕切る板状仕切り体97が設けられる構成としたが、このような仕切り板を設けない構成としてもよい。
【0048】
(4)上記実施形態では、前記パネルの左右縁部を前記柱部材に連結するための締結手段として、前記パネルの左右縁部に設けたフランジ部と前記柱部材に設けたフランジ部とに亘り貫通装着されるネジ式締結具を用いて締結するように構成したが、このような構成に限らず、例えば、リベットで締結したり、あるいは、溶接で締結するなど各種の連結構成にて実施してもよい。
【0049】
(5)上記実施形態においては、隣接配置された複数の貯留空間Diを備えて、それら隣接する貯留空間Di同士で、柱と梁とパネルとを共用するようにしたが、このような形態に限るものではなく、種々の形態で構成することができる。例えば、単一の貯留空間を備えるようにしたり、あるいは、複数の貯留空間を隣接させない状態で備えるようにしてもよく、これらの場合には、上記柱部材等は共用されない。
【0050】
(6)上記実施形態においては、隣接する前記柱部材の間に、複数の前記枠部分が、上下方向に並ぶ状態で、且つ、各枠部分において上下に並べて取り付け可能なパネル数を、上方側のものの方が下方側のものよりも多くなる状態で形成されて、それら枠部分の内部に、前記パネルが、上下方向に並ぶ状態で組付けられる構成としたが、各枠部分に同じ枚数のパネルを組み付けるようにしてもよく、あるいは、各枠部分に1枚づつパネルを組み付けるようにしてもよい。
【0051】
(6)上記の実施形態においては、前記パネルとして同仕様のものを用いるようにしたが、例えば、前記補強材の枚数が異なるものや、上下方向の幅の互いに異なるもの等、異なる仕様のパネルを使用する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀物処理設備の概略構成図
【図2】穀物乾燥貯留設備の斜視図
【図3】穀物乾燥貯留設備を示す図
【図4】貯留部の平面図
【図5】貯留ビンの斜視図
【図6】貯留部の正面図
【図7】パネルの正面図
【図8】パネルの縦断面図
【図9】パネルの正面図
【図10】パネルの縦断面図
【図11】パネルの縦断面図
【図12】別実施形態のパネルの縦断面図
【図13】パネルの縦断面図
【図14】連結構造を示す分解斜視図
【図15】貯留ビンの横断平面図
【図16】連結構造を示す横断平面図
【図17】連結構造を示す横断平面図
【図18】通風構成を示す斜視図
【図19】床部の断面図
【図20】排出モードにおける送風状態を示す図
【図21】通風モードにおける送風状態を示す図
【図22】攪拌装置の平面図
【図23】攪拌装置の正面図
【図24】貯留空間の角部の仕切構成を示す斜視図
【図25】従来例のシール状態を示す側面図
【図26】従来例のシール状態を示す縦断面図
【符号の説明】
5 柱部材
6 梁部材
71,77 フランジ部
79 締結手段
B シール体
Di 貯留空間
P パネル
U 嵌合溝

Claims (7)

  1. 複数の柱部材とそれら柱部材同士を連結する梁部材とによって、パネル組付用の矩形状の枠部分が区画形成され、その枠部分の内部に、矩形形状に形成されたパネルが組付けられて、乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間の側壁部が構成されている穀物貯留設備であって、
    前記パネルが、前記枠部分に対して横方向から挿入してその左右縁部を前記柱部材に締結手段にて連結し、且つ、その上下縁部を非連結状態とする形態で、前記枠部分に組付けられ、
    前記パネルの上下端面に、横断面形状が中空状で弾性ゴム製の長尺状のシール体がパネル縁部の長手方向に沿って設けられて、前記枠部分に前記パネルを組み付けた状態において、前記パネルのシール体が隣接物としての梁部材又はパネルにおける上下端面に弾性変形状態で接触するように構成されている穀物貯留設備。
  2. 前記枠部分が、複数枚の前記パネルを上下方向に並べて取り付けるように区画形成されて、その枠部分の内部に、前記パネルが、上下方向に並ぶ状態で組付けられ、
    複数のパネルのうちの最上位のパネルの上端面及び下端面の夫々に、前記梁部材に接触する前記シール体及びそれよりも下方のパネルに接触する前記シール体が設けられ、最上位のパネルよりも下方のパネルの下端面に、それよりも下方の隣接物に接触する前記シール体が設けられている請求項1記載の穀物貯留設備。
  3. 隣接する前記柱部材の間に、複数の前記枠部分が、上下方向に並ぶ状態で、且つ、各枠部分において上下に並べて取り付け可能なパネル数を、上方側のものの方が下方側のものよりも多くなる状態で形成されて、それら枠部分の内部に、前記パネルが、上下方向に並ぶ状態で組付けられている請求項2記載の穀物貯留設備。
  4. 前記複数の枠部分のうちで少なくとも最上位の枠部分において上下に並べて取り付けるパネルのうちで最上位のパネルの上端面に備えさせる前記シール体が、そのパネルの下端面又はそのパネルよりも下方側に位置するパネルに備えさせる前記シール体よりも、弾性変形量を大きくする状態に形成されている請求項3に記載の穀物貯留設備。
  5. 前記貯留空間が、平面視にて矩形状となるように構成され、その貯留空間の角部を非貯留状態にするために仕切る板状仕切り体が、隣接する壁部に亘る状態で、かつ、壁部の高さ方向全体に位置する状態で設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の穀物貯留設備。
  6. 前記パネルの上下端面部に、横断面形状が奥広がり状の嵌合溝が形成され、その嵌合溝に、前記シール体が嵌め込まれている請求項1〜5のいずれか1項に記載の穀物貯留設備。
  7. 前記パネルが中空状に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の穀物貯留設備。
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