JP4364408B2 - 作業機の制限装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧源からの供給油を複数の油圧アクチュエータに供給して作業機を駆動するようにした作業機の制限装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の作業機として図4に図示する高所作業車Aを例に以下に説明する。高所作業車Aは、車両1上に旋回自在に旋回台2を配置し、当該旋回台2に起伏自在に伸縮ブーム3を設け、伸縮ブーム3の先端部に作業台4を設けている。そして旋回台2は車両1と旋回台2間に配置した旋回駆動装置により旋回駆動可能にしており、旋回駆動装置には旋回モータ5を備え当該旋回モータ5を駆動することにより旋回するようになっている。伸縮ブーム3と旋回台2間には起伏シリンダ6が配置され、旋回台2に対して伸縮ブーム3を起伏できるようにしてある。また、伸縮ブーム3は基ブーム7、中間ブーム8、先ブーム9を順次嵌挿させた多段ブームからなり、少なくとも基ブーム7と中間ブーム8間には伸縮シリンダ10が配置され基ブーム7に対して中間ブーム8が伸縮駆動されるようにしている。中間ブーム8に対して先ブーム9は、適宜の伸縮駆動装置(基ブーム7に対して中間ブーム8の伸縮動に連動して伸縮駆動する同時伸縮装置等があり図示しない)が配置してある。ここで旋回モータ5、起伏シリンダ6、伸縮シリンダ10は、特許請求の範囲の請求項1に記載の油圧アクチュエータに該当する。
【0003】
このような高所作業車Aは、作業台4上に備えた操作装置Bを操作することで前記各油圧アクチュエータを駆動できるようにしてある。操作装置Bは、図5に図示する如く、旋回操作レバー11を操作することにより旋回操作方向と旋回操作速度信号aを出力する旋回操作出力手段12と、起伏操作レバー13を操作することにより起伏操作方向と起伏操作速度信号bを出力する起伏操作出力手段14と、伸縮操作レバー15を操作することにより伸縮操作方向と伸縮操作速度信号cを出力する伸縮操作出力手段16からなっている。
【0004】
それぞれの操作方向信号と旋回操作速度信号a、起伏操作速度信号b、伸縮操作速度信号cは、それぞれ制御装置17,18,19に伝達される。制御装置17,18,19は、電磁比例制御弁で構成されて操作方向と操作量は前記操作方向信号と前記操作速度信号a,b,cによって決定される。そして油圧源20からの油が旋回モータ5、起伏シリンダ6、伸縮シリンダ10、に制御装置17,18,19を介して供給される。
【0005】
すなわち、高所作業車Aは、作業台4上に備えた操作装置B(旋回操作レバー11、起伏操作レバー13、伸縮操作レバー15)からの操作方向と操作速度信号に基づいて、制御装置17,18,19を介して旋回モータ5、起伏シリンダ6、伸縮シリンダ10を駆動するようにしてある。
【0006】
ところで、各操作レバー11,13,15を単独で操作して旋回モータ5、起伏シリンダ6、伸縮シリンダ10をそれぞれ単独で駆動させる場合は、各油圧アクチュエータの単独駆動に必要とする要求油量よりも前記油圧源20からの供給油量が多いため、操作レバーの操作量に基づいて各油圧アクチュエータの駆動速度が決定されるようにしてある。しかし、操作レバーを複数操作すると、前記複数操作に伴う各操作に要求される要求油量の合計要求油量と前記油圧源20から供給される供給油量の関係において、合計要求油量が供給油量を超えている時には、操作に係る油圧アクチュエータの負荷の少ない油圧アクチュエータのみ駆動して負荷の大きい油圧アクチュエータが駆動しないと言う問題があり、これに対処するために次のような制限装置Cを備えていた。
【0007】
すなわち図5に図示する如く、従来の作業機の制限装置Cは、供給油量算出手段21と、合計要求油量算出手段22と、油量制限判別手段23と、油量制限装置24,25,26を備えている。供給油量算出手段21、は以下のようにして油圧源20の供給油量を求めるものである。前記油圧源20は、高所作業車Aの走行用エンジン20aで駆動される油圧ポンプ20bから供給されるようになっており、その供給油量Qaは油圧ポンプ容量とエンジン回転数が判明すれば計算により算出することができる。油圧源20の油圧ポンプ20bが定容量油圧ポンプでエンジン回転も定回転させるものであれば、予め供給油量Qaは決定されるが、油圧ポンプ20bが可変容量油圧ポンプでエンジン回転も可変させるものであれば、油圧ポンプ吐出容量検出器とエンジン回転検出器を用い、両検出器からの検出値をもとに供給油量Qaを求めることができる。
【0008】
図5に図示される油圧源20は、走行用エンジン20aのエンジン回転は定回転させるもので、油圧ポンプ20bは可変容量油圧ポンプであるが予めレギュレータ20cを調整して吐出油量を決定している。したがって、供給油量算出手段21は、レギュレータ20cからの信号を受ければ供給油量Qaを算出できるようにしてある。
【0009】
合計要求油量算出手段22は、各操作レバーを操作した場合における操作装置Bが要求している合計要求油量Qbを求めるために、前記操作速度信号a,b,cの合計を合計要求油量Qbとして算出できるようにしている。油量制限判別手段23は、供給油量算出手段21で算出した供給油量Qaと合計要求油量算出手段22で算出した合計要求油量Qbを比較し、合計要求油量Qbが供給油量Qa以下の時には所定の油量制限信号が出力され(油量制限比率K=1に基づく信号を出力する。)、合計要求油量Qbが供給油量Qa以上の時には供給油量Qaと合計要求油量Qbの比率(油量制限比率K=Qa/Qb)に基づく油量制限信号を出力するようになっている。
【0010】
油量制限装置24,25,26は、前記操作速度信号a,b,cを制御装置17,18,19に伝達させる途中の経路にそれぞれ介装させ、油量制限判別手段23からの油量制限信号を受けた時に、油量制限比率(K=Qa/Qb)に基づいて操作速度信号a,b,cをa×Qa/Qb,b×Qa/Qb,c×Qa/Qbに変更して制御装置17,18,19に伝達させるようになっており、油量制限判別手段23からの油量制限比率信号が所定(K=1)の時には、前記操作信号a,b,cが直に制御装置17,18,19に伝達させるようになっている。
【0011】
このように制限装置Cを備えた従来の作業機の制限装置は、操作レバーを複数操作すると、前記複数操作に伴う合計要求油量Qbと前記油圧源20から供給される供給油量Qaの関係において、合計要求油量Qbが供給油量Qaを超えている時には、油量制限判別手段23から供給油量Qaと合計要求油量Qbの比率で油量制限が行われるので、合計要求油量Qbが供給油量Qaを超えている操作をしても供給油量Qaで操作できる範囲内での操作信号しか制御装置17,18,19に出力されず、もって油圧アクチュエータの負荷の少ない油圧アクチュエータのみ駆動して負荷の大きい油圧アクチュエータが駆動しないと言う問題は生じないようにすることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記制限装置Cを備えた従来の作業機の制限装置は、次のような課題を有していた。すなわち、油圧ポンプ20bや走行用エンジン20aの経年変化による劣化や効率の低下にともない、吐出容量不足になったり所定のエンジン回転を得られなくなったりして、供給油量Qaの不足が生じ、制限装置Cによる制御精度が悪化して作業機の動作に不具合が生じることがあった。
【0013】
すなわち、制限装置Cを備えているにもかかわらず、上記油圧ポンプ20bや走行用エンジン20aの経年変化による劣化や効率の低下にともない供給油量Qaの不足から、操作レバーを複数操作すると、前記複数操作に伴う各操作に要求される要求油量の合計要求油量Qbと前記油圧源20から供給される供給油量Qaの関係において、合計要求油量Qbが供給油量Qaを超えている時には、操作に係る油圧アクチュエータの負荷の少ない油圧アクチュエータの駆動は異常ないが、負荷の大きい油圧アクチュエータの駆動は少し遅くなるためその分その油圧アクチュエータに対応する操作レバーの操作量を増やすなど、正常時の複数操作における操作レバーの操作比率を変更するなどの処置が必要であった。
【0014】
特に、図5に図示し説明した実施例では複数操作を手動で行う場合について説明しているが、自動的に複数操作する場合(例えば、作業台4を水平あるいは垂直移動させる場合に、作業台4上に配置した水平あるいは垂直操作レバーを操作すると、当該操作レバーの信号でもって自動的に複数の油圧アクチュエータに信号を出力する場合、勿論この場合は供給油量に対する要求油量の前記関係を考慮して信号が出力されるようになっている)には自動的に各油圧アクチュエータに信号が出力されるようになっているにもかかわらず、制御精度が悪化し手動操作による併用操作時と違って対応処置ができずに結局は自動的に複数操作させる機能を備えていても有効に利用できないことになっていた。
【0015】
本願発明は、上記課題を解決した作業機の制限装置を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の作業機の制限装置は、油圧源からの供給油を複数の油圧アクチュエータに供給して作業機を駆動するようにした作業機の制限装置であって、複数の油圧アクチュエータを駆動制御するために各油圧アクチュエータに対応して配置した各制御装置と、各制御装置にそれぞれ操作信号を出力する操作装置と、各油圧アクチュエータ毎に供給される油量を制限する各油量制限装置と、操作装置の操作に基づき各油圧アクチュエータが要求する油量の合計を合計要求油量とし算出する合計要求油量算出手段と、油圧源の供給油量を算出する供給油量算出手段、および合計要求油量が供給油量以上の時は合計要求油量に対する供給油量の比率で前記油量制限装置により各油圧アクチュエータへの供給油量を制限するよう前記油量制限装置に油量制限信号を出力する油量制限判別手段により構成した作業機の制限装置において、各油圧アクチュエータに対応して配置され各油圧アクチュエータの作動位置を検出するアクチュエータ検出器と、当該検出器からの信号と前記操作信号を受けて前記操作信号に追従して油圧アクチュエータが追従して稼動されているかどうかを判別し追従して稼動されてないと判別した時に供給油量の補正指令信号を出力する追従遅れ判別手段と、前記補正指令信号を受けて油圧源からの供給油量または前記供給油量算出手段で算出された供給油量を補正する油量補正手段を備えると共に、前記追従遅れ判別手段に所定以上の追従遅れを判別すると規制信号を出力する機能を付加し、当該規制信号を受けて前記制御装置の稼動を規制する規制手段を備えたことを特徴とするものである。
【0017】
空白
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を、図1〜図4に基づいて説明する。なお、本発明の実施の形態に係る作業機の制限装置を説明するにあたり、従来の技術で説明した高所作業車Aに実施した場合を以下に説明する。したがって、従来の技術で説明した符号1〜26、符号20a,20b,20c、符号a,b,c、符号A,B,C,Qa,Qbは、従来の技術で説明したものと同じであるので、以下の説明においても同符号を用い詳細な説明を略する。
【0019】
図1において、Eは、アクチュエータ検出器であって、作業機が高所作業車Aである本実施形態では、以下に説明する旋回角検出器30、ブーム起伏角検出器31、ブーム長さ検出器32で構成している。30は、旋回台2の旋回位置を検出する旋回角検出器であって、前記旋回駆動装置の旋回角をポテンショメータ等で検出し、検出した旋回位置の信号を出力するようになっている。31は、伸縮ブーム3の起伏角を検出するブーム起伏角検出器であって、伸縮ブーム3の起伏角をポテンショメータ等で検出し、検出した伸縮ブーム3の起伏角度の信号を出力するようになっている。32は、伸縮ブーム3のブーム長さを検出するブーム長さ検出器であって、伸縮ブーム3のブーム長さをポテンショメータ等で検出し、検出した伸縮ブーム3のブーム長さの信号を出力するようになっている。
【0020】
Dは、本発明の実施の形態に係る作業機の制限装置に用いられる制限装置であって、従来の技術で説明した制限装置Cを備えているとともに次に説明する機能を付加している。
【0021】
33は、旋回操作に対応する追従遅れ判別手段であって、図2に図示するように、油圧アクチュエータ位置算出器33a,積分器33b,加算器33c,判別器33dを備えている。油圧アクチュエータ位置算出器33aは、旋回角検出器30からの旋回角の信号と、旋回操作出力手段12からの旋回操作速度信号cを受けて、旋回操作レバー11の操作開始時の旋回台2の旋回位置を算出して記憶した後、記憶した旋回位置の信号を出力する。なお、記憶した旋回位置信号は、旋回操作レバー11を中立に戻すとリセットされるようになっている。積分器33bは、油量制限装置24から制限装置17に伝達される実際の速度信号受け、当該速度信号を積分して旋回操作レバー11の操作に基づき旋回台2が旋回する旋回角を算出する。加算器33cは、油圧アクチュエータ位置算出器33aと積分器33bからの信号を受け、逐次積分器33bからの信号を加算して旋回操作レバー11の操作により旋回駆動した旋回角を加算して求めるとともに、この旋回角に油圧アクチュエータ位置算出器33aからの信号による当初の旋回操作開始時の旋回角を加算して、現在位置すべく旋回角を算出する。判別器33dは、旋回角検出器30からの信号を受けて現在の旋回角を求めるとともに、当該旋回角と加算器33cによる旋回角を比較し、加算器33cによる旋回角に対して旋回角検出器30からの信号による旋回角が、所定以内の追従遅れであると判別されればその追従遅れ量に応じて補正信号を油量補正手段36に出力する。ここで所定以内の追従遅れとは、旋回角検出器30からの信号を受けて求めた現在の旋回角と加算器33cによる旋回角を比較し、加算器33cによる旋回角に対し旋回角検出器30からの信号を受けて求めた現在の旋回角の差が小さく、所定以内の差であれば所定以内の追従遅れと判別し、それ以上の差であれば所定以上の追従遅れと判別する。
【0022】
油量補正手段36は、補正信号に基づいてレギュレータ20cに可変容量油圧ポンプ20bの吐出量を増加するように信号を出力する。また、前記判別器33dは、加算器33cによる旋回角に対して旋回角検出器30からの信号による旋回角が、所定以上の追従遅れであると判別されれば規制手段37に規制信号を出力する。規制手段37は、各油量制限装置24,25,26と各制御装置17,18,19間の信号伝達路に介挿され、前記判別器33dからの規制信号を受けると各信号伝達路を遮断し、各操作レバー11,13,15からの操作信号が各制御装置17,18,19に伝達されず、各制御装置17,18,19の稼動を規制し、高所作業車Aによる作業を不能にするようにしてある。
【0023】
34は、ブーム起伏操作に対応する追従遅れ判別手段であって、図示しないが前記追従遅れ判別手段33と同様に、油圧アクチュエータ位置算出器34a,積分器34b,加算器34c,判別器34dを備えている。油圧アクチュエータ位置算出器34aは、ブーム起伏角検出器31からの起伏角の信号と、起伏操作出力手段14からの起伏操作速度信号bを受けて、起伏操作レバー13の操作開始時の伸縮ブーム3のブーム起伏角位置を算出して記憶した後、記憶したブーム起伏角位置の信号を出力する。なお、記憶したブーム起伏角位置の信号は、起伏操作レバー13を中立位置に戻すとリセットされるようになっている。積分器34bは、油量制限装置25から制限装置18に伝達される実際の速度信号受け、当該速度信号を積分して起伏操作レバー13の操作に基づき伸縮ブーム3が起伏するブーム起伏角を算出する。加算器34cは、油圧アクチュエータ位置算出器34aと積分器34bからの信号を受け、逐次積分器34bからの信号を加算して起伏操作レバー13の操作により起伏駆動したブーム起伏角を加算して求めるとともに、この起伏角に油圧アクチュエータ位置算出器34aからの信号による当初の起伏操作開始時のブーム起伏角を加算して現在位置すべくブーム起伏角を算出する。判別器34dは、ブーム起伏角検出器31からの信号を受けて現在のブーム起伏角を求めるとともに、当該ブーム起伏角と加算器34cによるブーム起伏角を比較し、加算器34cによるブーム起伏角に対してブーム起伏角検出器31からの信号によるブーム起伏角が、所定以内の追従遅れであると判別されればその追従遅れ量に応じて補正信号を油量補正手段36に出力する。ここで所定以内の追従遅れとは、ブーム起伏角検出器31からの信号を受けて求めた現在のブーム起伏角と加算器34cによる旋回角を比較し、加算器34cによるブーム起伏角に対しブーム起伏角検出器31からの信号を受けて求めた現在のブーム起伏角の差が小さく、所定以内の差であれば所定以内の追従遅れと判別し、それ以上の差であれば所定以上の追従遅れと判別する。
【0024】
油量補正手段36は、補正信号に基づいてレギュレータ20cに可変容量油圧ポンプ20bの吐出量を増加するように信号を出力する。また、前記判別器34dは、加算器34cによるブーム起伏角に対してブーム起伏角検出器31からの信号によるブーム起伏角が、所定以上の追従遅れであると判別されれば前記規制手段37に規制信号を出力するようにしてある。
【0025】
35は、ブーム伸縮操作に対応する追従遅れ判別手段であって、図示しないが前記追従遅れ判別手段33,34と同様に、油圧アクチュエータ位置算出器35a,積分器35b,加算器35c,判別器35dを備えている。油圧アクチュエータ位置算出器35aは、ブーム長さ検出器32からのブーム長さの信号と、伸縮操作出力手段16からの伸縮操作速度信号cを受けて、伸縮操作レバー15の操作開始時の伸縮ブーム3のブーム長さ位置を算出して記憶した後、記憶したブーム長さ位置の信号を出力する。なお、記憶したブーム長さ位置の信号は、伸縮操作レバー15を中立位置に戻すとリセットされるようになっている。積分器35bは、油量制限装置26から制限装置19に伝達される実際の速度信号受け、当該速度信号を積分して伸縮操作レバー15の操作に基づき伸縮ブーム3が伸縮するブーム長さを算出する。加算器35cは、油圧アクチュエータ位置算出器35aと積分器35bからの信号を受け、逐次積分器35bからの信号を加算して伸縮操作レバー15の操作により伸縮駆動したブーム長さを加算して求めるとともに、このブーム長さに油圧アクチュエータ位置算出器35aからの信号による当初の伸縮操作開始時のブーム長さを加算して、現在位置すべくブーム長さを算出する。判別器35dは、ブーム長さ検出器32からの信号を受けて現在のブーム長さを求めるとともに、当該ブーム長さと加算器35cによるブーム長さを比較し、加算器35cによるブーム長さに対してブーム長さ検出器32からの信号によるブーム長さが、所定以内の追従遅れであると判別されればその追従遅れ量に応じて補正信号を油量補正手段36に出力する。ここで所定以内の追従遅れとは、ブーム長さ検出器32からの信号を受けて求めた現在のブーム長さと加算器35cによるブーム長さを比較し、加算器35cによるブーム長さに対しブーム長さ検出器32からの信号を受けて求めた現在のブーム長さの差が小さく、所定以内の差であれば所定以内の追従遅れと判別し、それ以上の差であれば所定以上の追従遅れと判別する。
【0026】
油量補正手段36は、補正信号に基づいてレギュレータ20cに可変容量油圧ポンプ20bの吐出量を増加するように信号を出力する。また、前記判別器35dは、加算器35cによるブーム長さに対してブーム長さ検出器32からの信号によるブーム長さが、所定以上の追従遅れであると判別されれれば前記規制手段37に規制信号を出力するようにしてある。
【0027】
ここで油量補正手段36は、各追従遅れ判別手段33,34,35から信号を受けるようになっており、複数の各追従遅れ判別手段33,34,35から信号を受けた時には、それぞれの信号を加算し信号量に比例してレギュレータ20cに可変容量油圧ポンプ20bの吐出量を増加するように信号を出力するようになっている。
【0028】
このように構成した本発明の実施の形態に係る作業機の制限装置は、次のように作用する。今伸縮操作レバー15により伸縮ブーム3を伸長させ、起伏操作レバー13により伸縮ブーム3を倒伏するように両操作レバー13,15を併用操作すると、前記制御装置Cにより油量制限装置26からはc×Qa/Qb,油量制限装置25からはb×Qa/Qbの操作信号が出力され、それぞれ制御装置19,18により伸縮シリンダ10,起伏シリンダ6を駆動して高所作業車Aを稼動させる。
【0029】
ここで可変油圧ポンプ20bの吐出油量が経年変化により吐出容量不足となり所定供給油量Qaが得られないようになっていたとする。すると、伸縮ブーム3の倒伏駆動については比較的負荷が小さいのでの起伏操作レバー13の操作に対して遅れがなく操作に追従して伸縮ブーム3は倒伏駆動できるが、伸縮ブーム3の伸長駆動については比較的負荷が大きいので伸縮操作レバー15の操作に対して遅れが生じ操作に追従して伸縮ブーム3は伸長駆動できなくなる。
【0030】
ところが本発明の作業機の制限装置Dは、このような現象にともなって次のように作用する。先ずブーム伸縮操作に対応する追従遅れ判別手段35について説明する。油圧アクチュエータ位置算出器35aは、ブーム長さ検出器32からのブーム長さの信号と、伸縮操作出力手段16からの伸縮操作速度信号cを受けて、伸縮操作レバー15の操作開始時の伸縮ブーム3のブーム長さ位置を算出し記憶した後、記憶したブーム長さ位置の信号を出力する。積分器35bは、油量制限装置26から制限装置19に伝達される実際の速度信号を受け、当該速度信号を積分して伸縮操作レバー15の操作に基づき伸縮ブーム3が伸縮するブーム長さを算出する。加算器35cは、油圧アクチュエータ位置算出器35aと積分器35bからの信号を受け、逐次積分器35bからの信号を加算して伸縮操作レバー15の操作により伸縮駆動したブーム長さを加算して求めるとともに、このブーム長さに油圧アクチュエータ位置算出器35aからの信号による当初の伸縮操作開始時のブーム長さを加算して、現在位置すべくブーム長さを算出する。判別器35dは、ブーム長さ検出器32からの信号を受けて現在のブーム長さを求めるとともに、当該ブーム長さと加算器35cで算出したブーム長さを比較する。
【0031】
この場合供給油量Qaが不足しているので、加算器35cによるブーム長さに対してブーム長さ検出器32からの信号によるブーム長さが短く伸縮操作レバー15の操作に追従していないことを判別する。そしてその追従遅れの量が所定以内であるかどうかを判別する。そして所定以内の追従遅れであると判別されると、油量補正手段36に可変容量油圧ポンプ20bの吐出油量を増すよう追従遅れ量に対応した信号を出力し、レギュレータ20cにより可変容量油圧ポンプ20bの吐出油量を増加させる。
【0032】
一方ブーム起伏操作に対応する追従遅れ判別手段34について説明する。油圧アクチュエータ位置算出器34aは、ブーム起伏角検出器31からのブーム起伏角の信号と、起伏操作出力手段14からの起伏操作速度信号bを受けて、起伏操作レバー13の操作開始時の伸縮ブーム3のブーム起伏角位置を算出して記憶した後、記憶したブーム起伏角位置の信号を出力する。積分器34bは、油量制限装置25から制限装置18に伝達される実際の速度信号受け、当該速度信号を積分して起伏操作レバー13の操作に基づき伸縮ブーム3が起伏するブーム起伏角を算出する。加算器34cは、油圧アクチュエータ位置算出器34aと積分器34bからの信号を受け、逐次積分器34bからの信号を加算して起伏操作レバー13の操作により起伏駆動したのブーム起伏角を加算して求めるとともに、この起伏角に油圧アクチュエータ位置算出器34aからの信号による当初の起伏操作開始時のブーム起伏角を加算して現在位置すべくブーム起伏角を算出する。判別器34dは、ブーム起伏角検出器31からの信号を受けて現在のブーム起伏角を求めるとともに、当該ブーム起伏角と加算器34cで算出したブーム起伏角を比較する。
【0033】
この場合伸縮ブーム3の倒伏駆動については負荷が小さく、供給油量Qaが不足することはないので、加算器34cによるブーム起伏角に対してブーム起伏角検出器31からの信号によるブーム起伏角の差がなく、起伏操作レバー13の操作に追従していることを判別する。したがって、判別器34dからは油量補正手段36に信号が出力されない。
【0034】
このように追従遅れ判別手段35により、供給油量Qaの不足している分だけ油量補正手段36に可変容量油圧ポンプ20bの吐出油量を増すよう信号を出力し、レギュレータ20cにより可変容量油圧ポンプ20bの吐出油量を増加させるものであるから、可変容量油圧ポンプ20bの吐出油量が経年変化により吐出容量不足となり所定供給油量Qaが得られないようになっていても、可変油圧ポンプ20bの吐出容量不足を補うように制御するものであるから、操作レバーに追従して高所作業車を稼動させることができる。
【0035】
次に、上記説明では、追従遅れ判別手段35の判別器35dは、加算器35cによるブーム長さに対してブーム長さ検出器32からの信号によるブーム長さが短く、伸縮操作レバー15の操作に追従していないことを判別し、その追従遅れの量が所定以内であると判別した時について説明したが、追従遅れが所定以上と判別したとする。この場合判別器35dは、規制手段37に信号を出力し、各操作レバー11,13,15から各制御装置17,18,19への信号伝達路を遮断させ、高所作業車の稼動を不能にする。すなわち、追従遅れ量が所定以上になる時は経年変化による劣化や効率の低下等に起因するものでなく、機器の故障に起因するところによるものであるとして高所作業車の稼動を不能にするものである。
【0036】
なお、上記実施形態では、可変容量油圧ポンプ20bの吐出油量を増加させて追従遅れを解消させるようにしたが、走行用エンジン20aの回転を上昇させて同様に追従遅れを解消させるようにしてもよい。
【0037】
次に、上記実施形態では、追従遅れに対して油圧源20からの供給油量を増加させるようにして対応させたが、逆に操作装置Bの合計要求油量が当初の供給油量より少なくなった供給油量に操作装置Bの合計要求油量を合わせるようにしてもよい。以下この場合の実施形態について図3に図示し説明する。
【0038】
図3に図示する実施形態は、図1に図示説明した油量補正手段36を備えておらず、以下に説明する油量補正手段38を備えている点でのみ、図1に図示し説明した実施形態と相違している。よってここでは油量補正手段38について説明しこの実施形態を説明する。
【0039】
油量補正手段38は、供給油量算出手段21と油量制限判別手段23間に介挿され、前記各追従遅れ判別手段33,34,35の各判別器33d,34d,35dから信号を受けると、供給油量算出手段21で算出した供給油量Qaを減じた供給油量Q1aを算出する。すなわち、油量補正手段38は、各追従遅れ判別手段33,34,35により判別された供給油量Qaの不足している合計の不足油量を供給油量Qaから減じた供給油量Q1aを算出するようになっている。
【0040】
よって、油量制限判別手段23では、合計要求油量Qbと供給油量Q1aを比較し、合計要求油量Qbが供給油量Q1a以下の時には所定の油量制限信号が出力され(油量制限比率K=1に基づく信号を出力する。)、合計要求油量Qbが供給油量Q1a以上の時には供給油量Q1aと合計要求油量Qbの比率(油量制限比率K=Q1a/Qb)に基づく油量制限信号を出力するようになる。
【0041】
このように、構成された本発明の実施の形態に係る作業機の制限装置の作用について、先の実施の形態で説明した場合と同じ操作で以下に説明する。今伸縮操作レバー15により伸縮ブーム3を伸長させ、起伏操作レバー13により伸縮ブーム3を倒伏するように両操作レバー13,15を併用操作すると、前記制御装置Cにより油量制限装置26からはc×Qa/Qb,油量制限装置25からはb×Qa/Qbの操作信号が出力され、それぞれ制御装置19,18により伸縮シリンダ10,起伏シリンダ6を駆動して高所作業車Aを稼動させる。
【0042】
ここで可変油圧ポンプ20bの吐出油量が経年変化により吐出容量不足となり所定供給油量Qaが得られないようになっていたとする。すると、伸縮ブーム3の倒伏駆動については比較的負荷が小さいのでの起伏操作レバー13の操作に対して遅れがなく操作に追従して伸縮ブーム3は倒伏駆動できるが、伸縮ブーム3の伸長駆動については比較的負荷が大きいので伸縮操作レバー15の操作に対して遅れが生じ操作に追従して伸縮ブーム3は伸長駆動できなくなる。
【0043】
ところが本発明の作業機の制限装置Dは、このような現象にともなって次のように作用する。先ずブーム伸縮操作に対応する追従遅れ判別手段35について説明する。油圧アクチュエータ位置算出器35aは、ブーム長さ検出器32からのブーム長さの信号と、伸縮操作出力手段16からの伸縮操作速度信号cを受けて、伸縮操作レバー15の操作開始時の伸縮ブーム3のブーム長さ位置を算出し記憶した後、記憶したブーム長さ位置の信号を出力する。積分器35bは、油量制限装置26から制限装置19に伝達される実際の速度信号受け、当該速度信号を積分して伸縮操作レバー15の操作に基づき伸縮ブーム3が伸縮するブーム長さを算出する。加算器35cは、油圧アクチュエータ位置算出器35aと積分器35bからの信号を受け、逐次積分器35bからの信号を加算して伸縮操作レバー15の操作により伸縮駆動したブーム長さを加算して求めるとともに、このブーム長さに油圧アクチュエータ位置算出器35aからの信号による当初の伸縮操作開始時のブーム長さを加算して、現在位置すべくブーム長さを算出する。判別器35dは、ブーム長さ検出器32からの信号を受けて現在のブーム長さを求めるとともに、当該ブーム長さと加算器35cで算出したブーム長さを比較する。
【0044】
この場合供給油量Qaが不足しているので、加算器35cによるブーム長さに対してブーム長さ検出器32からの信号によるブーム長さが短く伸縮操作レバー15の操作に追従していないことを判別する。そしてその追従遅れの量が所定以内であるかどうかを判別する。そして所定以内の追従遅れであると判別されると、追従遅れ量にともなって油量補正手段38に供給油量Qaを供給油量Q1aに補正する信号を送る。
【0045】
一方ブーム起伏操作に対応する追従遅れ判別手段34について説明する。油圧アクチュエータ位置算出器34aは、ブーム起伏角検出器31からのブーム起伏角の信号と、起伏操作出力手段14からの起伏操作速度信号bを受けて、起伏操作レバー13の操作開始時の伸縮ブーム3のブーム起伏角位置を算出して記憶した後、記憶したブーム起伏角位置の信号を出力する。積分器34bは、油量制限装置25から制限装置18に伝達される実際の速度信号受け、当該速度信号を積分して起伏操作レバー13の操作に基づき伸縮ブーム3が起伏するブーム起伏角を算出する。加算器34cは、油圧アクチュエータ位置算出器34aと積分器34bからの信号を受け、逐次積分器34bからの信号を加算して起伏操作レバー13の操作により起伏駆動したブーム起伏角を加算して求めるとともに、この起伏角に油圧アクチュエータ位置算出器34aからの信号による当初の起伏操作開始時のブーム起伏角を加算して現在位置すべくブーム起伏角を算出する。判別器34dは、ブーム起伏角検出器31からの信号を受けて現在のブーム起伏角を求めるとともに、当該ブーム起伏角と加算器34cで算出したブーム起伏角を比較する。
【0046】
この場合伸縮ブーム3の倒伏駆動については負荷が小さく、供給油量Qaが不足することはないので、加算器34cによるブーム起伏角に対してブーム起伏角検出器31からの信号によるブーム起伏角の差がなく、起伏操作レバー13の操作に追従していることを判別する。したがって、判別器34dからは油量補正手段38に信号が出力されない。
【0047】
油量制限判別手段23では、合計要求油量算出手段22で算出した合計要求油量Qbと油量補正手段38からの供給油量Q1aを比較し、合計要求油量Qbが供給油量Q1a以上であるから供給油量Q1aと合計要求油量Qbの比率(油量制限比率K=Q1a/Qb)に基づく油量制限信号を出力する。
【0048】
油量制限装置25,26は、油量制限判別手段23からの油量制限信号を受けた時に、油量制限比率(K=Q1a/Qb)に基づいて操作速度信号b,cをb×Q1a/Qb,c×Q1a/Qbに変更して制御装置18,19に伝達させる。
【0049】
このように制限装置Dを備えた本発明に係る作業機の制限装置は、操作レバーを複数操作して、前記複数操作に伴う合計要求油量Qbと前記油圧源20から供給される供給油量Qaの関係において、合計要求油量Qbが供給油量Qaを超えており、しかも可変容量油圧ポンプ20bの吐出油量が経年変化により吐出容量不足となり所定の供給油量Qaより少ない供給油量Q1aとなった場合でも、油量制限判別手段23から供給油量Q1aと合計要求油量Qbの比率で油量制限が行われるので、合計要求油量Qbが供給油量Q1aを超えている操作をしても供給油量Q1aで操作できる範囲内での操作信号しか制御装置18,19に出力されず、もって油圧アクチュエータの負荷の少ない油圧アクチュエータのみ駆動して負荷の大きい油圧アクチュエータが駆動しないと言う問題は生じないようにすることができる。
【0050】
また、上記説明では、追従遅れ判別手段35の判別器35dは、加算器35cによるブーム長さに対してブーム長さ検出器32からの信号によるブーム長さが短く、伸縮操作レバー15の操作に追従していないことを判別し、その追従遅れの量が所定以内であると判別した時について説明したが、追従遅れが所定以上と判別した場合については、図1に図示した場合と同じであるのでここでは詳細な説明は省略する。
【0051】
なお、上記実施形態では、伸縮と起伏の併用操作をしている時について説明したが、他の組み合わせによる複数操作の場合も同様に実施できること勿論であり、その場合について同様に作用することは説明しなくても理解できることであるので、他の組み合せについての詳細な説明は省略する。また、他の実施の形態として複数操作が自動的に行われる場合にも実施できること勿論である。
【0052】
例えば、高所作業車Aの作業台4を水平移動または垂直移動する時等においては、一本の操作レバーによる操作方向と操作量を指示するだけで伸縮操作と起伏操作を自動的に制御して水平移動または垂直移動できるようにしたものが既に知られている。この場合にも複数操作を行うものであるから上記した油量制限が行われ、この場合にも本発明は適用できるものであり、これ以外に自動的に操作信号が出力される場合であっても適用できること勿論である。
【0053】
また、上記実施形態では、規制手段37をそれぞれの油量制限装置24,25,26と制御装置17,18,19間の信号伝達経路に介挿させたが、各いずれかの追従遅れ判別手段33,34,35からの規制信号を受けた時に、油圧源20からの吐出圧油をアンロードさせるようにしてもよい。
【0054】
更に、上記実施の形態では、制限装置Dをブロック図で図示し各装置あるいは手段で説明したが、他の実施の形態としてこれらの各装置あるいは手段はCPUによるプログラム制御で実施するようにしてもよいこと勿論のことである。
【0055】
また、上記実施の形態では油量制限装置24,25,26を、操作装置Bから各制御装置17,18,19に出力する各操作速度信号a,b,cを制御することにより油量を制限するものとして説明したが、他の実施の形態として各制御装置17,18,19と各油圧アクチュエータ5,6,10間に油量制限装置24,25,26をそれぞれ配置し、各制御装置17,18,19から各油圧アクチュエータ5,6,10に供給される油量を制限するようにしてもよい。同様に規制手段37も上記間に配置するようにしてもよい。
【0056】
次に、上記実施の形態では、本発明の作業機の制限装置を高所作業車に適用する場合について説明したが、他の実施の形態として同様にクレーン車、穴掘建柱車、等の作業機にも実施できること勿論のことである。
【0057】
なお、本発明の実施形態で説明した高所作業車Aなどの作業機においては、油圧アクチュエータの作動位置を検出するアクチュエータ検出器は、他の安全装置を施すにあたって既に備えられているものである。そのような作業機にあっては、本発明を実施するにあたってアクチュエータ検出器を別に備えなくても既に備えているアクチュエータ検出器を利用し、従来の制限装置のソフトを変更するのみで実施できる。しかも、本発明は、油圧源からの供給油量不足を油圧源に供給油量計などの検出器を用いなくて対応できる。
【0058】
【発明の効果】
以上の如く構成し作用する本発明の作業機の制限装置は、油圧アクチュエータの複数の操作にともなって、複数の操作にともなう各油圧アクチュエータが要求する油量の合計要求油量に対する油圧源からの供給油量の比率で各油圧アクチュエータを制限制御して駆動させるに、油圧源の経年変化による劣化や効率の低下などにともない供給油量不足により、前記制限制御による制御精度が悪化するのを防止することができると共に、所定以上の追従遅れであれば、制御不能として自動的に作業機の稼動を停止させることを可能にする。よって、従来の場合に比較して操作性のよい安全な制限装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の作業機の制限装置を説明する説明図である。
【図2】 本発明の作業機の制限装置を説明する説明図で、追従遅れ判別手段の詳細説明図である。
【図3】 本発明の作業機の制限装置を説明する説明図で、他の実施形態について説明する説明図である。
【図4】 作業機の例として高所作業車を説明する説明図である。
【図5】 従来の作業機の制限装置を説明する説明図である。
【符号の説明】
5,6,10 油圧アクチュエータ
17,18,19 制御装置
20 油圧源
21 供給油量算出手段
22 合計要求油量算出手段
23 油量制限判別手段
24,25,26 油量制限装置
33,34,35 追従遅れ判別手段
36 油量補正手段
37 規制手段
38 油量補正手段
B 操作装置
D 制限装置
E アクチュエータ検出器
Qa 供給油量
Q1a 供給油量
Qb 合計要求油量
Claims (1)
- 油圧源からの供給油を複数の油圧アクチュエータに供給して作業機を駆動するようにした作業機の制限装置であって、複数の油圧アクチュエータを駆動制御するために各油圧アクチュエータに対応して配置した各制御装置と、各制御装置にそれぞれ操作信号を出力する操作装置と、各油圧アクチュエータ毎に供給される油量を制限する各油量制限装置と、操作装置の操作に基づき各油圧アクチュエータが要求する油量の合計を合計要求油量とし算出する合計要求油量算出手段と、油圧源の供給油量を算出する供給油量算出手段、および合計要求油量が供給油量以上の時は合計要求油量に対する供給油量の比率で前記油量制限装置により各油圧アクチュエータへの供給油量を制限するよう前記油量制限装置に油量制限信号を出力する油量制限判別手段により構成した作業機の制限装置において、
各油圧アクチュエータに対応して配置され各油圧アクチュエータの作動位置を検出するアクチュエータ検出器と、当該検出器からの信号と前記操作信号を受けて前記操作信号に追従して油圧アクチュエータが追従して稼動されているかどうかを判別し追従して稼動されてないと判別した時に供給油量の補正指令信号を出力する追従遅れ判別手段と、前記補正指令信号を受けて油圧源からの供給油量または前記供給油量算出手段で算出された供給油量を補正する油量補正手段を備えると共に、前記追従遅れ判別手段に所定以上の追従遅れを判別すると規制信号を出力する機能を付加し、当該規制信号を受けて前記制御装置の稼動を規制する規制手段を備えたことを特徴とする作業機の制限装置。
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