JP4455122B2 - サブフレームのステー構造 - Google Patents
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Description
フック部にロープなどの係止具を掛け、係止具を車体に固定することで、自動車を船体につなぎ止める。
このフック部をバンパ取付け用ブラケットを介して車体に取り付けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
フック部の下端部に開口部を設け、この開口部にロープなどの係止具を掛け、この係止具を船体に固定することで、自動車を船体につなぎ止める。
車体の前部や後部にガード部を備えることで、例えば縁石に自動車が接近し過ぎた場合などに、ガード部が縁石などに接触して車体を縁石などから保護することが可能である。
この際に、例えば自動車を停止することで、縁石などに車体が接触することを防ぐ。すなわち、ガード部は、接地を感知する接地感知部(センサー)としての役割を果たす。
このため、フック部やガード部の機能を保ち、かつこれらの部材の部品点数を抑えることができる技術の実用化が望まれていた。
そこで、請求項1において、ステーを利用してフック部や、ガード部を設けることにした。フック部やガード部にかかる荷重をステーの両端部を介して車体やサブフレームに分散して、フック部やガード部の剛性を確保する。
また、例えば車体が縁石に接近し過ぎた場合に、ガード部が縁石などに接触してサブフレームが縁石などに接触することを防ぐことが可能になる。
加えて、ガード部が縁石などに接触した際に、接触音や接触振動を乗員が感知して、ガード部が縁石などに接触したことを認識する。すなわち、ガード部は、接地を感知する接地感知部(センサー)としての役割を果たす。
このように、フック部やガード部をステーに設けることで、フック部やガード部の機能を確保することができる。
このように、フック部やガード部を比較的簡素な構成にすることで、これらの部材の部品点数を抑えることができる。
さらに、強度の高いステーにフック部やガード部を設けることで、これらの部材を比較的簡素な構成にして、部品点数を抑えることができるという利点がある。
車両10は車体の前部を構成する車体前部構造(車体)20を備える。この車体前部構造20は、車体前後方向に延びた左右のフロントサイドフレーム21,21と、フロントサイドフレーム21,21の車幅方向外側で、かつ上方で車体前後に延びた左右のアッパフレーム22,22と、フロントサイドフレーム21,21とアッパフレーム22,22との間に掛け渡した左右のフロントダンパハウジング23,23と、左右のフロントサイドフレーム21,21の前部並びに左右のアッパフレーム22,22の前部に結合したフロントバルクヘッド24とを備える。
アッパクロスメンバ27の左右両端部から、左右の延長部28,28を斜め後方へ延ばし、延長部28,28の端部を左右のアッパフレーム22,22に連結する。
そして、左右のフロントサイドフレーム21,21のそれぞれの前部と、左右のフロアフレーム31,31とに、フロントサブフレーム(以下、「サブフレーム」という)41の前後左右の端部を、4個の防振用弾性ブッシュ42…(…は複数を示す。以下同じ。)を介して吊り下げる。
なお、エンジン43とトランスミッション44とは一体に連結することで、エンジン/トランスミッションユニット(車両用動力ユニット)45を構成する。
サブフレーム41の左右の前端部には、本発明に係る左右のサブフレームのステー構造(サブフレームのステー構造)80,81を備える。
同様に、右フロントダンパハウジング23には、右フロントサスペンション(サスペンション)46(図示せず)のフロントクッション47(図示せず)を備える。
サブフレーム41は、金属材料製品、例えばアルミニウム製品又はアルミニウム合金製品(以下、総称して「アルミニウム合金製品」と言う。)である。
このサブフレーム41は、平面視略井桁状を呈し、車体の前後方向に延びる左右の縦メンバ61,61と、これらの縦メンバ61,61の前端間に掛け渡すべく車体の左右方向に延びる前部横メンバ62と、左右の縦メンバ61,61の後端間に掛け渡すべく車体の左右方向に延びる後部横メンバ63と、左右の縦メンバ61,61の前端部に前部横メンバ62の左右端部を連結する左右の連結部材64,64とを備え、左右の縦メンバ61,61の後端部に後部横メンバ63の左右端部を連結したものである。
前部横メンバ62は、例えば筒状の押出し材(押出し成形品)からなる丸パイプのクロスメンバである。
左右の連結部材64,64に縦メンバ61,61および前部横メンバ62を差し込んで、それぞれの部材61,61,62を一体的に接合する。
左右の副縦メンバ71,71は、後部に上下方向に貫通した嵌合孔72,72を有する。嵌合孔72,72に、防振用弾性ブッシュ42,42をそれぞれ圧入する。
これにより、図1に示す左右のフロントサイドフレーム21,21のそれぞれの前部と、左右のフロアフレーム31,31とに、サブフレーム41を、4個の防振用弾性ブッシュ42…を介して吊り下げる。
なお、右ステー構造81は、左ステー構造80と左右対称な部材であり、右ステー構造81の構成部材に左ステー構造80の構成部材と同じ符号を付して説明を省略する。
基端部83の取付孔83a(図3参照)および防振用弾性ブッシュ42の貫通孔42aにボルト74を差し込む。
これにより、サブフレーム41の左側の連結部材64に、ステー82の基端部83を防振用弾性ブッシュ42を介して連結する。
基端部83の取付孔83a(図示せず)および防振用弾性ブッシュ42の貫通孔42aにボルト74を差し込む。
これにより、サブフレーム41の右側の連結部材64に、ステー82の基端部83を防振用弾性ブッシュ42を介して連結する。
防振用弾性ブッシュ42は、上・下の弾性ブッシュ87,88からなる。上弾性ブッシュ87は、外筒(図示せず)の内部に内筒92を配置し、外筒と内筒92との間に弾性体93を設けた防振構造の部材である。
下弾性ブッシュ88は、外筒(図示せず)の内部に内筒95を配置し、外筒と内筒95との間に弾性体96を設けた防振構造の部材である。
下弾性ブッシュ88の内筒95の下端部にステー82の基端部83を当接し、基端部83の取付孔83aからボルト74を差し込む。
取付孔83aから突出したボルト74を上・下の内筒92,95のそれぞれの貫通孔92a,95aに差し込む。
これにより、左フロントサイドフレーム21の前端部にサブフレーム41の左側の連結部材64を連結する。
なお、貫通孔92a,95aは、防振用弾性ブッシュ42の貫通孔42a(図2参照)を構成する。
なお、ステー82にロッド98を備えることで、ステー82の強度を十分に確保することが可能になる。
これにより、ロアクロスメンバ25の左端部25bにステー82の先端部84を取り付ける(図2も参照)。
ロアクロスメンバ25の左端部25bをステー82で支えることで、ロアクロスメンバ25の剛性を高める。
ガード部102は、その下端部をサブフレーム41の下方まで延ばすことで、縁石などの障害物にサブフレーム41が当たる前に、障害物に当たることにより、サブフレーム41をガードする部材である。
下弾性ブッシュ88の内筒95の下端部にステー82の基端部83を当接させた状態で、サブフレーム41の左側の連結部材64にボルト72を介して基端部83を連結する。
さらに、ステー82の先端部84をロアクロスメンバ25の左端部25aにボルト85…およびナット86点で取り付ける。これにより、ステー82を両端支持構造とする。
フック部101は、第1下り傾斜部105、第1水平部106および第1上り傾斜部107を備える。
第1上り傾斜部107は、第1水平部106の後端から後方に向けてステー82の略中央まで上り勾配で延びた部位である。
このフック空間108に、タイダウン用あるいは牽引用の係止具109(図6(b)参照)を通し、係止具109をフック部101にかける。
第2下り傾斜部111は、ステー82の略中央から後方に向けて下り勾配で、サブフレーム71の下端部41aより下方に延びた部位である。
第2上り傾斜部113は、第2水平部112の後端から後方に向けてステー82の後縁83aまで上り勾配で延びた部位である。
具体的には、ガード部102の第2水平部112を、サブフレーム41の下端部41aよりHだけ下方に配置する。
よって、フック部101の第1水平部106は、ガード部102の第2水平部112の前方で、かつ第2水平部112よりHだけ高い位置に位置する。
これにより、自動車が、万が一路面の縁石などに接近した場合でも、縁石にフック部101が接触する虞がなく、ガード部に縁石を接触させることが可能になる。
ステー82は、サブフレーム41(図4参照)側に取り付ける基端部83、ロアクロスメンバ25の左端部25a(図4参照)側に取り付ける先端部84、基端部83と先端部84とを連結する延長部89とからなる。
基端部83は、略中央に円形の凸部83cを形成し、凸部83cの中央に取付孔83aを形成したものである。
延長部89は、基端部83から中央89aまで幅Wが徐々に狭くなるように形成し、中央89aから先端部84まで略一定の幅で形成した部材である。
ステー82の縁に第1〜第4の折曲げ片115,116,117,118を形成することでステー82の強度を高める。
第3接合片123は、第1折曲げ片115に沿って延びる部位である。
さらに、第3接合片123を第1折曲げ片115に沿わせて、例えば溶接で接合する。
これにより、ロッド98をステー82に接合し、ステー82の裏面側にフック部101およびガード部102を備える。
この強度の高いステー82に、フック部101やガード部102を設けることで、ステー82の強度を確保する。
さらに、ロッド98をステー82に接合することで、ステー82をロッド98でより一層補強することが可能になる。
よって、フック部101およびガード部102の構成の簡素化を図り、フック部101およびガード部102を組み付ける際の組付け工数を減らすことができる。
図6(a),(b)は本発明に係るサブフレームのステー構造の作用を説明する図である。
(a)において、自動車が、万が一路面125の縁石126に接近した場合、縁石126の頂部127にガード部102が接触する。
縁石126の頂部127にガード部102が接触することで、縁石126の頂部127にサブフレーム41の下端部41aが接触することを防ぐことができる。
これにより、乗員は、ガード部102が縁石126の頂部127などに接触したことを認識して自動車を停止する。よって、ガード部102は、縁石126の頂部127などとの接触を感知する接触感知部(接地感知部)、すなわちセンサーとしての役割を果たす。
よって、縁石126の頂部127にガード部102が接触した際に、ガード部102にかかる接触力(荷重)を、ステー84の基端部83および先端部84を介してサブフレーム41やロアクロスメンバ25(車体)に分散してガード部102の剛性を確保することができる。
ここで、ステー82は、前述したように基端部83および先端部84(すなわち、両端部)を、それぞれサブフレーム41およびロアクロスメンバ25の左端部25a(本体)に連結した両端支持の部材であり、強度の高い部材である。
これにより、自動車を船体などの所定の場所につなぎ止めることができる。
また、前記実施の形態で説明したステー82の形状は、自動車の車体やサブフレーム41に合わせて任意に変更することが可能である。
加えて、前記実施の形態では、ガード部102をロッド98の第2下り傾斜部111、第2水平部112および第2上り傾斜部113で構成した例について説明したが、ガード部102の形状はこれに限定するものではなく、任意に決めることができる。
例えば、路面上に急勾配の傾斜面がある場合でも、この傾斜面にガード部12を接地(接触)させることで、サブフレーム41の下端部41aが傾斜面に接触することを防ぐことができる。
Claims (2)
- 車両用動力ユニットおよびサスペンションの少なくとも一方を支えるサブフレームを車体の下部に取り付け、
前記サブフレームは車体前後方向に延びる左右の縦メンバと、
前記左右の縦メンバの前端部間で左右方向に延びる前部横メンバと、
前記左右の縦メンバの後端部間で左右方向に延びる後部横メンバとを備え、
前記サブフレームの左右の前端部に相当する、前記左右の縦メンバの前端部に前記前部横メンバを連結する連結部材、前記前部横メンバの左右の端部または前記左右の縦メンバの前端部に補強用のステーの基端部を設け、
前記ステーを車体前方に向けて延ばし、このステーの先端部を前記車体のうち前記サブフレームの前方に位置する部材に連結したサブフレームのステー構造において、
前記ステーに、タイダウン用あるいは牽引用の係止具を掛けるフック部を設けるとともに、前記ステーに、前記サブフレームの下方まで延びたガード部を設けたことを特徴とするサブフレームのステー構造。 - 前記ステーに一本のロッドを取り付けることで、前記フック部および前記ガード部を構成したことを特徴とする請求項1記載のサブフレームのステー構造。
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